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JP2019209628A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2019209628A JP2018108719A JP2018108719A JP2019209628A JP 2019209628 A JP2019209628 A JP 2019209628A JP 2018108719 A JP2018108719 A JP 2018108719A JP 2018108719 A JP2018108719 A JP 2018108719A JP 2019209628 A JP2019209628 A JP 2019209628A
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Abstract

【課題】データ転送のタイミングに起因する画像不良を防止すること。【解決手段】間隔ldで配置された複数の感光ドラム102と、複数の感光ドラム102にそれぞれ対応した複数の半導体レーザ207を有し、感光ドラム102上に潜像を形成する光走査装置104と、画像データに基づいて半導体レーザ207を点灯又は消灯させるための駆動信号を生成する露光制御部320と、を備えるタンデム方式の画像形成装置であって、駆動信号を生成するためのパラメータを露光制御部320に出力するCPU301を備え、CPU301がパラメータを露光制御部320に出力するときの転送速度は、間隔ld及び感光ドラムの回転速度vから算出される時間内に複数の半導体レーザ207に対応するパラメータの出力が完了するように設定される。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の内部で用いられる制御装置、例えば、全体制御を行うCPUと露光装置の発光制御を行うASICとの間の通信に関する。
複写機等の画像形成装置に用いられる画像記録方式として、電子写真方式が知られている。電子写真方式の画像形成装置では、原稿読取装置やコンピュータ等の外部装置から入力された画像データに基づいて明滅される光を露光装置から出射して、感光体上に潜像を形成し、これを色材(トナー)により現像する。画像形成装置に入力された画像データは、複数の種類の画像処理を経た後に、露光装置の光を明滅するPWM信号に変換される。図8は電子写真方式の画像形成装置に入力された画像データを、露光装置を明滅するPWM信号に変換する制御ブロックの一例であり、画像形成装置の全体動作を司る全体制御部1600と露光装置を制御する露光制御部1620とで構成される。全体制御部1600の通信部1605と露光制御部1620の通信部1625とはシリアル通信線を介して接続されている。画像補正部1630は、画像補正を行うためのパラメータを記憶するレジスタを備える。CPU1601は露光装置の特性に合わせた補正を行うためのパラメータを算出して、画像補正部1630に備わるレジスタに格納する。図9(a)はタンデム方式の画像形成装置の要部を示す断面図である。タンデム方式の画像形成装置では、感光ドラム1701が所定の間隔ldで配置されているため、基準タイミング信号に基づいて時間Td1、Td2、Td3だけタイミングをずらして(同期して)M、C、Kの潜像が形成される(図9(b))。
近年の画像形成装置では、連続プリント中に仕切り紙として本文とは異なる用紙を挿入することもできる。本文と仕切り紙のサイズが異なるような場合には、CPU1601から各レジスタのパラメータを変更する必要がある。このような場合、パラメータの変更は各ページの処理を行っていない紙間区間で行われる。画像補正部1630のレジスタについては、図9(d)に示したような画像形成装置本体の潜像形成タイミングと同期してパラメータ変更を行う。近年では高画質化の要求の高まりからレジスタの数はより増加し、同時に画像形成装置の生産性の向上から紙間区間がより短くなる傾向にある(例えば、特許文献1参照)。このような状況下で、変更が必要な全てのレジスタのデータを紙間区間内に送りきることができない場合がある。このような場合には、紙間区間よりも前にCPU1601からRAM1622に予めレジスタデータを格納しておく。そして、紙間区間になった時点でDMA1621によってRAM1622に格納されたレジスタデータを、レジスタに転送する。一般に、潜像形成区間は紙間区間に比べれば十分に長く、またDMAによるRAMからレジスタへのデータ転送は、シリアル通信の転送速度に比べると高速である。このため、上述した方式を採ることで、短い紙間区間であっても、より多くのレジスタデータをレジスタに反映させることが可能となる。なお、図8、図9の詳細な説明は後述する。
特開2017−219764号公報
短い紙間区間により多くのレジスタデータをシリアル通信で送信するには、転送速度を高速にすることも一つの方法である。しかし、一般に転送速度を高速化すると、ノイズ対策を施す必要が生じてしまう。つまり、コストを低く抑えるにはシリアル通信の転送速度はできるだけ低く設けることが望ましい。
しかし、転送速度を低く設けると、次のような課題が生じる。ここで、図10は、ページn−1と、ページn−1とは異なるサイズ(小さいサイズ)のページnの潜像を形成する様子を示している。このような場合、理想的には図10(b)に示すようにページnのためのレジスタデータを、ページn−1の基準タイミング信号と同期して予め送信する。しかし、図10(b)に示すように、各色の送信区間には重なり部分A、B、Cが発生する。シリアル通信ラインは1本しか設けていないので、実際には図10(d)に示すように、各色のレジスタデータの送信は逐次行われる。その結果、図10(c)、(d)に示すように、ページnのためのレジスタ設定が完了していない状態で潜像形成が始まってしまう。そうすると、設定が間に合っていないレジスタは前のページのレジスタデータのままであるため、所望の画像を得ることはできず不良画像が形成されてしまう。
これを回避するには、各色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信が、少なくともドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に終えるように転送速度を設ける必要がある。しかし、各色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信が、ドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に終えるように転送速度を設けたとしても、更に次のような課題が生じる。図11(a)は、連続プリント中のページnのサイズが先行するページn−1、後続のページn+1と異なっている(サイズが小さい)様子を示している。図11(b)に示すように、K色のページnのレジスタデータの送信区間と、ページn+1のY色とM色のレジスタデータの送信区間とに重なり区間A、B、Cが存在する。シリアル通信ラインは1本しか設けていないので、実際には図11(d)に示したように、各色のレジスタデータの送信は逐次行われることになる。ドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に転送を終えるように転送速度を設け、CPU1601が基準タイミング信号に同期してレジスタデータの送信を要求したとしても、実際には図11(d)中の網掛け部に示される区間だけ遅延して送信が開始される。このため、図中の区間D、E、Fに示されるように、ページn+1のレジスタデータの送信完了タイミングと潜像形成開始タイミングが前後してしまう。ページnのためのレジスタ設定が完了していない状態で潜像形成が始まってしまうと、設定が間に合っていないレジスタは前のページのレジスタデータのままであるため、所望の画像を得ることはできず不良画像が形成されてしまう。なお、図10、図11の詳細な説明は後述する。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、データ転送のタイミングに起因する画像不良を防止することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)所定の間隔で配置された複数の感光体と、前記複数の感光体にそれぞれ対応した複数の光源を有し、前記感光体上に潜像を形成する露光手段と、画像データに基づいて前記光源を点灯又は消灯させるための駆動信号を生成する生成手段と、を備えるタンデム方式の画像形成装置であって、前記駆動信号を生成するためのパラメータを前記生成手段に出力する出力手段を備え、前記出力手段が前記パラメータを前記生成手段に出力するときの転送速度は、前記所定の間隔及び前記感光体の回転速度から算出される時間内に前記複数の光源に対応する前記パラメータの出力が完了するように設定されることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、データ転送のタイミングに起因する画像不良を防止することができる。
実施例の画像形成装置の全体構成を示す図、光走査装置の要部を示す図 実施例の画像形成装置のブロック図 実施例のレジスタデータを示す図、RAMのアドレス空間を示す図 実施例の露光制御で用いるパラメータの一例を示す図 実施例の潜像形成タイミングの決め方を示す図 実施例のパラメータの送信タイミングの決め方を示す図 実施例のパラメータが送信される様子を示す図 従来例の画像形成装置のブロック図 従来例の感光体の配置を示す図、潜像形成タイミングを示す図 従来例のパラメータが送信される様子を示す図 従来例の連続プリント中のパラメータが送信される様子を示す図
[全体制御部と露光制御部]
図8は電子写真方式の画像形成装置に入力された画像データを、露光装置を明滅するPWM信号に変換する一般的な制御ブロックの一例であり、画像形成装置の全体動作を制御する全体制御部1600と露光装置を制御する露光制御部1620とで構成される。全体制御部1600は、CPU1601の他に、ROM1602、RAM1603、I/O1604、通信部1605、バス、及び画像編集部1610を備える。画像編集部1610は、A4サイズの画像データをA3サイズの印刷用紙に印刷したり、A3サイズの画像データをA4サイズの印刷用紙に印刷したりするための拡大・縮小処理を行う。また、画像編集部1610は、入力された画像データに対して濃度の調節といったユーザが指定した画像処理を施す。画像編集部1610の最終段には、画像データをバッファしておく、画像バッファ部1615を備えている。具体的には、画像編集部1610は、画像入力部1611、色変換部1612、前段画像処理部1613、中間調生成部1614、及び画像バッファ部1615を備えている。
露光制御部1620は、DMA(Direct Memory Access)1621、RAM1622、通信部1625、バス及び画像補正部1630を備える。画像補正部1630は、感光体上に形成する潜像の位置や倍率といった露光装置の特性に合わせた補正を行う。画像補正部1630は、後段画像処理部1631及びPWM生成部1632を備える。画像補正部1630は、露光装置の種類(例えばレーザやLED等)に応じた補正機能を中心に構成する。画像編集部1610は、製品共通に利用する機能を中心に構成して複数の製品で共通利用することで、画像形成装置の製造コストを低減することが可能となる。
画像編集部1610は、マイクロコンピュータやASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成され、画像処理を行うためのパラメータを記憶するレジスタを備える。CPU1601は、ユーザが指定した画像処理に基づいてパラメータを算出して画像編集部1610に備わるレジスタに格納する。同様に、画像補正部1630も、マイクロコンピュータやASICにより構成され、画像補正を行うためのパラメータを記憶するレジスタを備える。CPU1601は、露光装置の特性に合わせた補正を行うためのパラメータを算出して、画像補正部1630に備わるレジスタに格納する。CPU1601から画像補正部1630に備わるレジスタへのパラメータの格納は、バスではなくシリアル通信を介して行うことで、双方を繋ぐ結線の数を減らすことができ、製造コストのさらなる低減が可能となる。
図9はタンデム方式の画像形成装置の要部の断面図と画像データの送信について説明する図である。図9(a)は、タンデム方式の画像形成装置の画像形成部の要部を示す断面図である。タンデム方式の画像形成装置では、カラー画像を形成する際に、異なる位置に配置された感光ドラム1701Y、1701M、1701C、1701Kに形成された各色のトナー画像を、転写ベルト1709上でぴったりと重ね合わせる必要がある。なお、符号の添え字Y、M、C、Kはイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色を示し、以降、特定の色を説明する場合を除き省略する。タンデム方式のカラー画像形成装置では、各色において、露光装置(不図示)から照射されたレーザ光Lにより潜像が形成される区間(以下、潜像形成区間という)を、次のようにして設けている。図9(b)は、色に応じて潜像形成区間をずらすことを説明する図である。図9(b)で、(i)は各色の潜像形成区間を開始する際の基準となる基準タイミング信号の波形を示す図である。(ii)はイエローの潜像形成区間を示す図、(iii)はマゼンタの潜像形成区間を示す図、(iv)はシアンの潜像形成区間を示す図、(v)はブラックの潜像形成区間を示す図である。横軸はいずれも時間を示す。図9(b)の(i)の基準タイミング信号に基づいて、マゼンタ、シアン、ブラックについて時間Td1、Td2、Td3だけタイミングをずらして(同期して)感光ドラム1701上にレーザ光Lを照射することにより潜像を形成している。潜像の形成は、図9(b)の六角形の領域に該当する。なお、イエローについては、基準タイミング信号が出力されると潜像が形成される。
これらの時間は、各感光ドラム1701の所定の間隔をld、各感光ドラム1701表面の回転速度(プロセス速度)をvとしたときに算出されるドラム間移動時間Tdとすると、以下の式(1−1)〜(1−4)で表される。なお、ドラム間移動時間Tdとは、回転速度vで回転している感光ドラム1701が、感光ドラム1701間の距離ldの分、回転するために要する時間である。
Td=ld/v (1−1)
Td1=Td×1 (1−2)
Td2=Td×2 (1−3)
Td3=Td×3 (1−4)
複数の用紙に連続して印刷が行われる連続プリントの場合には、図9(c)に示すようになる。図9(c)の(i)〜(v)は図9(b)(i)〜(v)と同様の波形を示す。また、nはn枚目の用紙の印刷に対応することを示し、n−1はn−1枚目の用紙の印刷に対応することを示し、n+1はn+1枚目の用紙の印刷に対応することを示す。nは2以上の整数である。図9(c)のようにページn−1、ページn、ページn+1の潜像形成区間が色毎に所定のタイミングだけずれて形成され続ける。
ここで、図8のブロック図で示したシステムにおいては、画像編集部1610の最下流に画像データを蓄える画像バッファ部1615が配置されており、各種の画像処理を施された画像データを一旦画像バッファ部1615に蓄えることが可能である。このため、画像バッファ部1615よりも上流側で実施される処理は、潜像形成を開始するタイミングよりも先行して行うことで、図9(c)のような潜像形成区間のタイミングとは同期することなく(非同期に)処理を進めることができる。以下、潜像形成を開始するタイミングを、潜像形成開始タイミングという。これに対して、画像データを蓄えるバッファよりも下流側で実施される処理、すなわち画像補正部1630の処理では、図9(c)のような潜像形成区間のタイミングと同期して処理を進めることとなる。
近年の画像形成装置では、連続プリント中に仕切り紙として本文に用いられる用紙とは異なる用紙を挿入することもできる。本文に用いられる用紙と仕切り紙とのサイズが異なるような場合には、CPU1601から各レジスタのパラメータを変更する必要がある。また、近年の画像形成装置では連続プリント中に、濃度変化量やトナー消費量を算出するためのパッチ画像を例えば転写ベルト1709上に形成することも一般的である。このような場合にも、CPU1601から各レジスタのパラメータを変更する必要がある。このように、連続プリント中にレジスタのパラメータを変更する場合、各ページの処理を行っていない区間、すなわち、あるページの後端と次のページの先端との間(以下、紙間という)の区間(以下、紙間区間という)で行う必要がある。これは、ページの処理中にレジスタのパラメータを変更すると、その時点で別のページのパラメータに合わせた動作に切り替わってしまい、現在処理中のページに関して所望の結果が得られなくなるためである。
このことは、画像データを蓄えるバッファよりも下流側に実施される処理に用いられる画像補正部1630のレジスタについては、図9(d)に示す潜像形成区間と同期してパラメータの変更を行う必要があることを意味する。図9(d)の(i)〜(v)は図9(c)の(i)〜(v)の波形と同様の波形を示す。図9(d)では、連続プリント中のページnのサイズが、先行するページn−1、後続のページn+1とは異なっている(例えば、サイズが小さい)様子を、六角形の横軸方向の長さを異ならせることで示している。このようなケースでは、ページnの前及び後の紙間区間(ページnの潜像形成区間を示す六角形の領域の前後の直線で示される区間)において、画像補正部1630のレジスタのパラメータ変更を行うこととなる。
画像補正部1630のレジスタのパラメータ変更は、CPU1601からシリアル通信を行う通信部1605及び通信部1625を介して行う。パラメータ変更を行うレジスタの数に対して紙間区間が十分に長い場合、すなわち紙間区間内にパラメータ変更が必要な全てのレジスタのデータを、シリアル通信を介して送信することが可能である場合には、そのまま紙間区間でパラメータ変更を行えばよい。しかし、近年では、高画質化の要求の高まりからレジスタの数はより増加し、同時に画像形成装置の生産性の向上から紙間区間がより短くなる傾向にある。このような状況下で、変更が必要な全てのレジスタのデータの送信を紙間区間内に完了させるができない場合がある。このような場合には、次のような方式でデータを転送することができる。例えば、紙間区間よりも前にCPU1601から画像補正部1630のRAM1622に予めレジスタデータを格納しておく。そして、紙間区間になった時点でDMA1621によってRAM1622に格納されたレジスタデータを、レジスタに転送する。なお、レジスタデータの送信が完了するタイミングを、以下、送信完了タイミングという。一般に、潜像形成区間は紙間区間に比べれば十分に長く、またDMAによるRAMからレジスタへのデータ転送は、シリアル通信の転送速度に比べると高速である。このため、このような方式を採ることで、短い紙間区間であっても、より多くのレジスタデータをレジスタに反映させることが可能となる。
図10(a)では、ページn−1と、ページn−1とは異なるサイズ(小さいサイズ)のページnの潜像を形成する様子を示しており、(i)〜(v)は図9(b)等と同様の波形を示す。図10(a)では、(i)の基準タイミング信号に基づいて(ii)〜(v)に示す各色の潜像形成区間が決まる様子を示している。図10(b)の(i)〜(iv)は、CPU1601から画像補正部1630のRAM1622に各色のレジスタデータをシリアル通信により送信する各色の“理想の”区間を示している。ここではページnのためのレジスタデータを、ページn−1の基準タイミング信号と同期して予め送信する様子を示している。ここで、波形がハイレベルとなっている区間が、パラメータ変更が必要な全てのレジスタデータの送信区間1802を表している。ここでは1色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信時間が、ドラム間移動時間Tdよりも長く要するような転送速度を定めている。例えば、(i)のY色のレジスタデータの送信区間1802Yは、Td1よりも長い区間を要している(1802Y>Td)。しかし、この図をよくみると、(i)〜(iv)の送信区間には、それぞれ重なり部分A、B、Cが存在している。すなわち、同じページの異なる色間で、レジスタデータの送信区間が重複してしまっている。図8に示すように、シリアル通信ラインは1本しか設けていないので、このような“理想の”区間の通りにレジスタデータを送信することはできない。実際には、図10(d)の(i)〜(iv)に示したように、各色のレジスタデータの送信は逐次行われることになる。CPU1601は、ページn−1に対する基準タイミング信号に同期して次のページnのためのY色のレジスタデータの送信を要求する。CPU1601は、ページn−1に対する基準タイミング信号から、Td1、Td2、Td3の間隔でM、C、K色のレジスタデータの送信を要求したとしても、実際には図中の網掛け部に示される区間だけ遅延して送信が開始されることになる。なお、図10(c)は図10(a)と同じ波形を示す図である。
すると、例えば図10(c)(d)中の区間Dに示されるように、C色のページnのレジスタデータの送信完了タイミングがC色のページnの潜像形成開始タイミングよりも後に(遅く)なってしまう。すなわち、レジスタデータの送信が間に合わないという状況が生じる。図10(d)では、同じ現象が区間Eに示されるように、K色でも生じる。このように、ページnのためのレジスタ設定が完了していない状態で潜像形成が始まってしまうと、設定が間に合っていないレジスタは前のページのレジスタデータのままであるため、所望の画像を得ることはできず不良画像が形成されてしまう。
これを回避するには、各色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信が、少なくともドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に終えるように転送速度を設ける必要があることが望ましい。しかし、各色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信が、ドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に終えるように転送速度を設けたとしても、更に次のような課題が生じ得る。
図11(a)では、連続プリント中のページnのサイズが、先行するページn−1、後続のページn+1と異なっている(サイズが小さい)様子を示している。また、図11(a)では、ドラム間移動時間Tdよりも短い時間内に全てのレジスタデータの送信が完了するように転送速度を設けた場合を示す。図11は図10と同様の波形を示す図である。このようなケースでは、次のような制御となる。すなわち、ページnの潜像形成開始タイミングよりも前にページnのためのレジスタデータをCPU1601から画像補正部1630のRAM1622に送信しておく必要がある。また、ページn+1の潜像形成開始タイミングよりも前にページn+1のためのレジスタデータをCPU1601から画像補正部1630のRAM1622に送信しておく必要がある。このために、図11(b)の(i)〜(iv)に示すように、ページn−1の基準タイミング信号に同期して次のページnのためのY、M、C、Kの各色のレジスタデータの送信を行っている。ページnのための各色のレジスタデータの送信区間を1902Y[n]等として示す。同様に、ページnの基準タイミング信号に同期して次のページn+1のためのY、M、C、Kの各色のレジスタデータの送信を行っている。ページn+1のための各色のレジスタデータの送信区間を1902Y[n+1]等として示す。ここでは、1色の潜像形成に必要な全てのレジスタデータの送信区間1902が、ドラム間移動時間Td未満となるよう転送速度を定めている。例えば、図11(b)の(i)に示すように、Y色のページnのレジスタデータの送信区間1902Y[n]は、ドラム間移動時間Tdよりもわずかに短い(Td>1902Y)。
しかし、この図をよくみると、C色のページnのレジスタデータの送信区間1902C[n]と、ページn+1のY色のレジスタデータの送信区間1902Y[n+1]に重なり区間Aが存在していることがわかる。また、K色のページnのレジスタデータの送信区間1902K[n]と、ページn+1のY色とM色のレジスタデータの送信区間1902Y[n+1]、1902M[n+1]に重なり区間B、Cが存在している。ここで、重なり区間Aは、図11(b)の(iii)に示すページnのC色のレジスタデータと(i)に示すページn+1のY色のレジスタデータとの送信区間が重なる区間である。重なり区間Bは、(iv)に示すページnのK色のレジスタデータと(i)に示すページn+1のY色のレジスタデータとの送信区間が重なる区間である。重なり区間Cは、(iv)に示すページnのK色のレジスタデータと(ii)に示すページn+1のM色のレジスタデータとの送信区間が重なる区間である。すなわち、同じページの異なる色間でのレジスタデータの送信区間の重複は生じないが、異なるページの異なる色間で、レジスタデータの送信区間が重複してしまっている。シリアル通信ラインは1本しか設けていないので、実際にはこの通りにはレジスタデータの送信を行うことはできない。この場合、図11(d)の(i)〜(iv)に示したように、各色のレジスタデータの送信は逐次行われることになる。
以上のことから、CPU1601は、ページn−1の基準タイミング信号に同期して次のページnのためのY色のレジスタデータの送信を要求する。CPU1601は、更にページn−1の基準タイミング信号からTd1、Td2、Td3の間隔でM、C、K色のレジスタデータの送信を要求する。同様に、CPU1601は、ページnの基準タイミング信号に同期して、次のページn+1のためのY色のレジスタデータの送信を要求する。CPU1601は、更にページnの基準タイミング信号からTd1、Td2、Td3の間隔でM、C、K色のレジスタデータの送信を要求する。しかし、CPU1601がこれらの要求をしたとしても、実際には図11(d)中の網掛け部に示される区間だけ遅延して、各ページの各色のレジストデータの送信が開始されることになる。
そうすると、図11(c)、(d)中の区間D、E、Fに示されるように、ページn+1のレジスタデータの送信完了タイミングと潜像形成開始タイミングとが前後してしまう。すなわち、レジスタデータの送信が間に合わないという状況が生じる(図11(b)(c)では、ページn+1のM色、C色、K色)。具体的には、区間Dに示すように、M色のレジスタデータの送信完了タイミングよりも前にM色の潜像形成開始タイミングとなる。区間Eに示すように、C色のレジスタデータの送信完了タイミングよりも前にC色の潜像形成開始タイミングとなる。区間Fに示すようにK色のレジスタデータの送信完了タイミングよりも前にK色の潜像形成開始タイミングとなる。このように、ページn+1のためのレジスタ設定が完了していない状態で潜像形成が始まってしまうと、設定が間に合っていないレジスタは前のページのレジスタデータのままであるため、所望の画像を得ることはできず不良画像が形成されてしまう。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、レーザ光が走査される方向であって感光ドラムの回転軸方向を第2の方向である主走査方向、主走査方向に略直交する方向であって感光ドラムの回転方向を第1の方向である副走査方向とする。
[画像形成装置]
図1(a)は、複数色のトナーを有するカラー画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置100には、色毎の画像を形成する4つの画像形成部101Y、101M、101C、101Kが備えられている。ここで、Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表している。画像形成部101Y、101M、101C、101Kでは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて画像形成を行う。以降、必要な場合を除き、符号の添え字Y,M,C,Kを省略する。画像形成部101には感光体である感光ドラム102が備えられている。感光ドラム102の周囲には、帯電装置103、光走査装置104、現像装置105が設けられている。現像装置105は、光走査装置104によって露光されることによって感光ドラム102上に形成された静電潜像を所定の色のトナーを用いて現像する。また、感光ドラム102の周りには、クリーニング装置106も配置されている。
感光ドラム102の下方には無端ベルト状の転写体である中間転写ベルト107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と従動ローラ109、110とに張架され、画像形成中は図中の矢印B方向(時計回り方向)に回転する。また、中間転写ベルト107を介して、感光ドラム102に対向する位置には1次転写装置111がそれぞれ設けられている。中間転写ベルト107の回転方向において、感光ドラム102Yから中間転写ベルト107へのトナー像の転写位置が、感光ドラム102Mから中間転写ベルト107へのトナー像の転写位置よりも上流側に位置している。また、画像形成装置100は、中間転写ベルト107上(ベルト上)のトナー像を記録材である用紙Pに転写するための2次転写ローラ112、用紙P上の未定着のトナー像を定着するための定着装置113を備える。1次転写装置111、中間転写ベルト107、駆動ローラ108、従動ローラ109、110、2次転写ローラ112は、転写手段として機能する。
プリント動作中には、感光ドラム102及び中間転写ベルト107は、駆動機構(不図示)により図中の矢印の方向に回転駆動し、次に説明する画像形成のための一連の工程を経てプリント画像を形成する。感光ドラム102Yの表面は、まず帯電工程において帯電装置103Yから印加された電圧により所定の電位に均一に帯電される。そして、感光ドラム102Yの表面は、露光工程において光走査装置104Yから出射されるレーザ光によって露光される。通常、レーザ光は原稿画像のデータに応じて明滅しており、これによって感光ドラム102Yの表面に原稿画像のデータに応じた電位差が生じ、静電潜像が形成される。そして、感光ドラム102Yの表面には、次の現像工程おいて現像装置105Yに電圧が印加され、現像装置105Y内のトナーを所定の電位に保つことによって、静電潜像が現像され、イエローのトナー画像が形成される。マゼンタ、シアン、ブラックの各色についても、各感光ドラム102M、102C、102Kの表面に、以上と同様の工程を経てトナー画像が形成される。感光ドラム102上に形成された各色のトナー画像は、次の1次転写工程において、1次転写装置111に1次転写電圧を印加することによって各感光ドラム102の表面から中間転写ベルト107の表面に転写される。ここで各色のトナー画像が重ね合わされることとなる。
中間転写ベルト107の表面で重ね合わされたトナー画像は、次の2次転写工程において2次転写ローラ112に2次転写電圧を印加することによって、第1の給紙カセット120aから2次転写部に搬送されてきた用紙Pの表面へと転写される。なお、用紙Pは、給紙カセット120aから、駆動機構(不図示)により回転駆動する搬送ローラ121a、122a、123a、124により2次転写部へ搬送される。また、画像形成装置は、第2の給紙カセット120b、手差しトレイ120cも備えている。第2の給紙カセット120bから給紙された用紙Pは、駆動機構(不図示)により回転駆動する搬送ローラ121b、122b、123b、124により2次転写部へ搬送される。手差しトレイ120cから給紙された用紙Pは、駆動機構(不図示)により回転駆動する搬送ローラ121c、122c、124により2次転写部へ搬送される。第1の給紙カセット120a及び第2の給紙カセット120bは、複数のサイズの用紙Pを載置することが可能である。第1の給紙カセット120a及び第2の給紙カセット120bに載置される用紙Pのサイズは、サイズ検知装置(不図示)による検知結果が後述するCPU301に出力され、CPU301はこれらのカセットに載置された用紙Pのサイズを検知することができる。手差しトレイ120cも、複数のサイズの用紙Pを載置することが可能である。手差しトレイ120cには、手差しトレイ120cに載置された用紙のサイズを検知するサイズセンサ117が配置されている。CPU301は、手差しトレイ120cから2次転写部に搬送される用紙Pのサイズを、サイズセンサ117の検知結果に基づき特定することができる。なお、CPU301は、手差しトレイ120c上の用紙Pのサイズを、ユーザにより操作パネル(不図示)から入力された情報に基づき特定することも可能である。上述した仕切り紙(印刷物の間に差し込む記録媒体)は、第2の給紙カセット120b又は手差しトレイ120cから給紙される。
用紙Pに転写されずに中間転写ベルト107上に残ったトナーは、2次転写部よりも搬送方向の下流側に中間転写ベルト107に対向するように配置されたクリーナ114によって回収される。なお、2次転写ローラ112は、中間転写ベルト107の表面のトナーを用紙Pに転写するための2次転写電圧とは逆極性の電圧を印加することも可能である。これにより、2次転写ローラ112に付着したトナーを中間転写ベルト107の表面の方へ移動させて、クリーナ114によって回収することも可能となっている。また、転写が終了した各感光ドラム102の表面は、クリーニング装置106によってトナーを除去される。表面に残ったトナーが除去された感光ドラム102は、感光ドラム102の回転とともに再び帯電工程へ戻る。2次転写部でトナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト115により定着装置113へ搬送され、用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置113で用紙P上に加熱定着される。このようにしてフルカラー画像が形成された用紙Pは、最後に回転駆動する搬送ローラ141、142を経て、排出部140に排出される。
また、検出手段であるセンサ116は、中間転写ベルト107上に形成された画像を検出するためのセンサである。画像形成装置100では、画質の調整のために、連続プリント中の用紙Pに転写するためのトナー像と次の用紙Pに転写するためのトナー像との間に、様々なサイズ、様々なパターンのパッチと呼ばれる検出用トナー画像を形成する場合がある。以下、様々なサイズ、様々なパターンのパッチと呼ばれる検出用トナー画像を、パッチ画像という。センサ116は、中間転写ベルト107上に形成されたパッチ画像を検出し、検出した結果をCPU301に出力する。CPU301は、センサ116による検出結果に基づいて画像データの補正を実行する。連続プリント中に所定のトナー画像であるパッチ画像を形成する場合、用紙Pのサイズとパッチ画像のサイズとが異なるため、上述した仕切り紙を挿入する場合と同様の課題が生じる。
[光走査装置]
図1(b)は、露光手段である光ビームを出射する光走査装置104の内部構成を示す図である。光走査装置104は、光源である半導体レーザ201と、コリメータレンズ202と、シリンドリカルレンズ203と、回転多面鏡204とを備える。半導体レーザ201は、光ビームとしてのレーザ光を、例えば4つ発生する。コリメータレンズ202は、半導体レーザ201から出射されたレーザ光を平行光に整形する。シリンドリカルレンズ203は、コリメータレンズ202を通過したレーザ光を副走査方向へ集光する。また、光走査装置104は、回転多面鏡204によって偏向されたレーザ光(走査光)が入射する第1走査レンズ205と、第2走査レンズ206とを備える。回転多面鏡204は、プリント動作時には回転多面鏡204を駆動する駆動モータ(不図示)によって回転される。半導体レーザ201から出射したレーザ光は、回転多面鏡204の回転に伴って、その反射面で連続的に角度を変えて偏向される。そして、回転多面鏡204で偏向されたレーザ光は、第1走査レンズ205、第2走査レンズ206を経て感光ドラム102を走査方向である主走査方向に走査し、これによって感光ドラム102の表面は露光され、静電潜像が形成される。なお、主走査方向における静電潜像が形成される領域を、画像形成領域とする。
第1走査レンズ205と第2走査レンズ206の間の、レーザ光の走査範囲の端部(感光ドラム102上の画像形成領域の外側)には、ミラー208が配置されている。ミラー208は、第1走査レンズ205を介して入射されたレーザ光を反射し、レーザ光の光路を折り返している。ここで光路が折り返されたレーザ光は、レンズ209を介して、ビームディテクタ(BeamDetector)207(以下、BD207)によって検出される。BD207によって半導体レーザ201から出射されたレーザ光が検出されると、BD207は後述するCPU301に信号を出力する。CPU301は、BD207から入力された信号(以下、同期信号)を基準として、半導体レーザ201から画像形成領域に対して画像データに応じたレーザ光を出射することで、走査毎の主走査方向における静電潜像(画像)の形成開始位置を揃えている。このように、同期信号は、主走査方向の書き出しタイミングをとるための信号である。なお、画像形成部101は、ここで示したような回転多面鏡204を用いてレーザ光を偏向することによってレーザ光を走査させて感光ドラム102を露光する方式である必要は必ずしもない。他の方式、例えば、LEDをラインヘッド上に配列して構成したLEDアレイの光を直接感光ドラム102に照射して露光するような方式であってもよい。
[演算部と露光制御部]
図2は、光走査装置104の駆動制御を行う制御回路の構成を示すブロック図であり、演算部300と露光制御部320とから構成される。演算部300には、CPU301、CPU301の制御プログラムを格納しているROM302を備えている。また、演算部300には、RAM303、I/O304、通信部305、及び画像処理部310を備えている。RAM303は、作業領域を提供する。I/O304は、画像形成装置100に備わるセンサからの入力信号やモータ等のアクチュエータへの出力信号の入出力を行う。通信部305は、シリアル通信のインタフェースである。各部間の信号の送受信はバスを介して行われる。
画像処理部310は、画像入力部311、色変換部312、前段画像処理部313、中間調生成部314、画像バッファ部315を備えている。画像処理部310における左から右方向への矢印は、原稿読取装置やコンピュータ等の外部装置から入力された画像データの処理を示している。画像入力部311には、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の色情報で構成された原稿読取装置やコンピュータ等の外部装置からの画像データが入力される。画像入力部311は、RGBの画像データを色変換部312に出力する。色変換部312は、入力された画像データを画像形成装置100のトナーの色であるY(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Black)に変換し、変換後の画像データを前段画像処理部313に出力する。前段画像処理部313は、各種の画像処理を実行し、画像処理を施した画像データを中間調生成部314に出力する。中間調生成部314は、スクリーン処理や誤差拡散処理による中間調(ハーフトーン)データを生成し、生成した中間調データを画像バッファ部315に出力する。画像バッファ部315は、中間調データを記憶する。前段画像処理部313は、例えばA4サイズの画像データをA3サイズの印刷用紙に印刷するため、又はA3サイズの画像データをA4サイズの印刷用紙に印刷するための拡大・縮小処理を行う。また、前段画像処理部313は、ユーザの好みの濃度で印刷するための濃度調節等といった処理を行う。
生成手段である露光制御部320は、周辺機能部321、DMA322、RAM323、I/O324、通信部325、画像補正部330を備えている。各部間の信号の送受信はバスを介して行われる。I/O324は、光走査装置104に備わるBD207等からの入力信号やスキャナモータ等のアクチュエータへの出力信号の入出力を行う。画像補正部330は、後段画像処理部331、PWM生成部332を備えている。後段画像処理部331は、色ずれを補正するために、色毎の画像位置の補正、色毎の画像倍率の補正等といった処理を行う。画像処理部310と画像補正部330とは、CPU301が基準信号である基準タイミング信号を画像補正部330に出力するためのハード信号線345を介して結線されている。また、画像処理部310と画像補正部330とは、画像補正部330から画像処理部310の画像バッファ部315に垂直同期信号を出力するハード信号線342Y、342M、342C、342Kを介して結線されている。更に、画像処理部310と画像補正部330とは、画像補正部330から画像処理部310の画像バッファ部315に水平同期信号を出力するハード信号線343Y、343M、343C、343Kを介して結線されている。なお、ハード信号線342Y、342M、342C、342Kを介して送受信される垂直同期信号に符号342を用い、ハード信号線343Y、343M、343C、343Kを介して送受信される水平同期信号に符号323を用いる。いずれも、特定の色の信号を説明する場合には、符号の末尾に、例えば「Y」を記載することとする。
画像補正部330は、CPU301から基準タイミング信号が入力されると、色毎に垂直同期信号342を画像バッファ部315に出力する。更に、画像補正部330は、BD207から出力された信号の入力部であるBD信号入力部344からの信号に基づいて、水平同期信号343を画像バッファ部315に出力する。画像バッファ部315は、画像補正部330から垂直同期信号342を入力されたタイミング以降、記憶している画像データを水平同期信号343と同期して、画像補正部330の後段画像処理部331に出力する。画像バッファ部315から出力された画像データは、後段画像処理部331を経てPWM生成部332において半導体レーザ201の明滅パターン(点灯又は消灯のパターン)としての駆動信号であるPWM信号に変換される。このPWM信号は、光走査装置104に備わる半導体レーザ201を駆動するレーザ駆動部341に入力され、半導体レーザ201から画像データに応じた光ビームが感光ドラム102に照射される。これにより、感光ドラム102表面に潜像が形成される。
画像補正部330の後段画像処理部331やPWM生成部332の動作、垂直同期信号342、水平同期信号343の生成等に必要なパラメータは、出力手段であるCPU301からレジスタデータとして通信部305、325を介して送信される。なお、CPU301が、光走査装置104の特性に合わせた補正を行うためのパラメータを算出する。通信は、例えばUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)の規格に基づき調歩同期式で行う。通信部305、325は、送受信するデータに対してパラレル−シリアル変換、シリアル−パラレル変換を行う。
また、本実施例では、1つのレジスタデータは図3(a)のようなパケットデータ350として構成される。図3は、パケットデータ350を説明する図である。パケットデータ350は、例えば6バイトのデータから成り、先頭から、コマンド351、アドレス(H)352、アドレス(L)353、データ(H)354、データ(L)355、チェックサム356の順に構成される。各要素の容量は、コマンドが1バイト、アドレスが、上位、下位の計2バイト、データが上位、下位の計2バイト、チェックサムが1バイトとなっている。
コマンド351は、後に続くアドレス(H)352、アドレス(L)353に対してデータの書き込み(Write)を行うか、データの読み出し(Read)を行うかを指示するためのものである。表1にコマンドの値と指示内容を示す。
Figure 2019209628
表1は、1列目にコマンド種類を示すID、2列目にコマンドの種類を示す表である。コマンドの値と指示内容は、例えば表1のように、00であれば書き込み(Write)を、01であれば読み出し(Read)を行うよう、対応付けられている。表1のデータは、例えばROM302に予め格納されている。アドレス(H)352、アドレス(L)353は、計16ビットで構成され、露光制御部320内部のRAM323や、DMA322、I/O324、画像補正部330内の各レジスタのアクセス先を指定するためのものである。データ(H)354、データ(L)355は、コマンド351がWriteである際には、アドレス(H)352、アドレス(L)353で指定されたアクセス先に書き込むデータを指定するためのものである。そして、チェックサム356は、データの送信が正常に行われたか否かを判定するためのチェックサムである。なお、本実施例では1バイト(8ビット)のデータ送信に際して、スタートビット1ビット/パリティ1ビット/ストップビット1ビットを付加している。すなわち、1バイトのデータの送信時に3ビットのデータが加算され、データの容量は11ビット(=8+3)となる。しかし、UARTであればこれ以外にも例えばパリティビットは0ビットでも構わないし、ストップビットは2ビットでも構わない。また、シリアル通信手段としてUART以外の通信を用いてもよい。
通信部325に送信されたパケットデータ350は、周辺機能部321に出力される。周辺機能部321は、入力されたパケットデータ350をデコードして、コマンド351がWriteであれば指定されたアドレスに指定されたデータを書き込み、演算部300へWrite操作の完了としてのAck(1バイト)を送信する。周辺機能部321は、コマンド351がReadであれば指定されたアドレスからデータを読み出し、演算部300へ読み出し結果(2バイト)を送信する。演算部300では、Write操作に対するAckやRead操作の結果を受信した後に、次のレジスタデータの送信を行う。
また、本実施例では、図3(b)に示したように、RAM323(メモリ)のアドレス空間360内のDMA用領域361のそれぞれに色毎に予めレジスタアドレスとレジスタデータの組を記憶しておく。これにより、DMA322は、DMA用領域361の各アドレス領域を読み出して、読み出したレジスタアドレスに対して読み出したデータを書き込むことができるよう構成されている。なお、DMA用領域361は、具体的にはDMA用領域(Y)361Y、DMA用領域(M)361M、DMA用領域(C)361C、DMA用領域(K)361Kである。RAM323のアドレス空間360内には作業領域362も含まれる。例えば、DMA用領域361の各アドレス領域の先頭から連続して複数のレジスタアドレスとレジスタデータの組を記憶しておく。これにより、DMA322は、DMA用領域361の先頭から逐次これらの組を読み出して、複数のレジスタに対して逐次データを書き込むことができる。なお、DMA322は、後段画像処理部331が備えるタイマがタイムアップしたことをトリガとして、上述の一連の書き込み処理を開始する。なお、この処理については図5を用いて後述する。DMA322によるRAM323からの読み出しやレジスタへの書き込みは、バスを介して行われる。本実施例においてバスは、内部クロック(不図示)により20MHzで動作しており、DMA322によるRAM323からレジスタへのデータ転送はシリアル通信に比べると高速である。
CPU301から露光制御部320における所定のレジスタアドレスに所定のレジスタデータを書き込む場合には、次のようなパケットデータ350を送信する。すなわち、パケットデータ350のコマンド351に00、アドレス(H)352、アドレス(L)353にレジスタアドレス、データ(H)354、データ(L)355にレジスタデータを指定する。CPU301から露光制御部320におけるRAM323内のアドレス空間360におけるDMA用領域にレジスタアドレスとレジスタデータの組を書き込む場合には、次のようなパケットデータ350を送信する。まず、パケットデータ350のコマンド351に00、アドレス(H)352、アドレス(L)353にDMA用領域のアドレスを、データ(H)354、データ(L)355にレジスタアドレスを指定する。そして、次に、DMA用領域361における次のアドレスをパケットデータ350のアドレス(H)352、アドレス(L)353に、レジスタデータをデータ(H)354、データ(L)355に指定して送信を行う。すなわち、CPU301からRAM323にレジスタデータを書き込む場合には、レジスタアドレスの送信とレジスタデータの送信の2回の送信が発生する。レジスタアドレスとレジスタデータの組を複数書き込む場合には、書き込み先となるDMA用領域361のアドレスを順次インクリメントすればよい。
ところで、画像処理部310の一連の処理は、画像データが入力されると随時処理を進めて、画像バッファ部315に画像データが保存される。このため、これらの処理は、潜像形成開始タイミングよりも先行するように処理を行って画像データを画像バッファ部315に保存することで、タンデムに配置された感光ドラム102の配置とは無関係に(非同期に)処理を進めることができる。これに対して、画像バッファ部315よりも下流に位置する露光制御部320では、後段画像処理部331、PWM生成部332、レーザ駆動部341を経た画像データが光ビームとなって感光ドラム102を照射することになる。このため4色の潜像をぴったり重ねるために感光ドラム102の配置を意識して、すなわちY色に対して先述のドラム間移動時間Tdに基づき決定される時間Td1、Td2、Td3の時間差を設けてM、C、K色の処理を行うことになる。
なお、ここでいう画像バッファとは少なくとも1ページ分のY、M、C、Kの画像データを格納できるものを指している。しかし、画像データを構成する副走査方向のラインを単位とするデータを数ライン程度、一時的に保持するようなラインバッファを露光制御部320に含んでも構わない。また、本実施例の画像形成装置100における露光制御部320とは、本実施例で述べた画像処理ステップを行うものに制限されるものではなく、ドラム間移動時間Tdに基づいて各色に時間差を設けて行う処理であれば、異なる処理を行う構成であってもよい。
[パラメータとレジスタ]
図4は、本実施例における露光制御部320の後段画像処理部331やPWM生成部332の動作に必要なパラメータを記憶するレジスタの一例を示す図である。実際にはパラメータ(レジスタ)の数はここに示したよりずっと多く、本実施例では例えば125個ほど存在するが、図4では省略している。もちろん、露光制御部320に設けるレジスタは、必ずしもここに示したものと同じである必要はなく、これより更に多くの項目を設けてもよいし、少なくてもよい。ここに示されたようなパラメータが、レジスタデータとして演算部300のCPU301から露光制御部320へ、通信部305、325を介して送信される。これらのパラメータの送信は、潜像を形成する前に予め行われる。
図4に示すレジスタデータは、例えば、Y色用レジスタ等、色毎のデータを有する。各色のレジスタデータは、例えば、サイズ情報領域、補正情報領域、同期情報領域、PG領域を含む。サイズ情報領域は、印刷される画像データの主走査方向の長さ(主走査長さと記す)や副走査方向の長さ(副走査長さと記す)の情報を記憶する領域である。補正情報領域は、主走査方向の画像書き出し位置、副走査方向の画像書き出し位置、部分倍率(0〜31)等の情報を記憶する領域である。同期情報領域は、プロセス速度、画像転送開始時間等の同期に必要な情報を記憶する領域である。PG領域は、PGの有効無効といった情報や、パターン(1〜3)の情報を記憶する領域である。
[各色の潜像形成区間]
図5は、露光制御部320にて各色の潜像形成区間を形成する様子を示す図である。図5の(i)〜(v)は、図9(c)の(i)〜(v)と同様の波形を示している。ここでは、n−1、n、n+1の3つのページに連続して画像を形成する様子を示している。図5の(i)は、潜像の形成を開始する基準となる基準タイミング信号であり、1つのページに対して1つ生成される。基準タイミング信号は、CPU301によって生成されて、ハード信号線345を介して露光制御部320に出力される。図5の(ii)〜(v)は、それぞれY色、M色、C色、K色の潜像形成区間である。以降では、所定のページであるページn目を中心に、露光制御部320の後段画像処理部331による潜像形成区間の形成について説明する。
後段画像処理部331は、ページnの基準タイミング信号がハード信号線345を介して入力されると、(ii)に示すようにY色の潜像形成を開始する。具体的には、後段画像処理部331は、垂直同期信号342Y及び水平同期信号343Yを画像バッファ部315に出力する。後段画像処理部331は、ページnの基準タイミング信号が入力されると、ドラム間移動時間Tdの経過を計測するためのタイマを起動する(502M)。ドラム間移動時間Tdは、図4に示したM色用のレジスタの1つである「画像転送開始時間」に予め格納されている。後段画像処理部331は、タイマがタイムアップ(ドラム間移動時間Tdが経過)したら、(iii)に示すようにM色の潜像形成を開始する。具体的には、後段画像処理部331は、垂直同期信号342M及び水平同期信号343Mを画像バッファ部315に出力する。後段画像処理部331は、タイマがタイムアップしたら、ドラム間移動時間Tdの経過を計測するためのタイマを起動する(502C)。ここでのドラム間移動時間Tdは、図4に示したC色用のレジスタの1つである「画像転送開始時間」に予め格納されている。
後段画像処理部331は、同様の操作を繰り返してC色の潜像形成を開始して、垂直同期信号342C及び水平同期信号343Cを画像バッファ部315に出力する。後段画像処理部331は、タイマを起動する(502K)。後段画像処理部331は、K色の潜像形成の開始、具体的には垂直同期信号342K及び水平同期信号343Kを画像バッファ部315に出力する。後段画像処理部331は、複数チャンネル分のタイマを有しており、並行して複数のページのカウントを行うことが可能な構成となっている。
また、後段画像処理部331は、図4に示したレジスタにセットされた「副走査長さ」を「プロセス速度」で割ることにより、副走査方向における潜像形成に要する時間(以下、副走査方向の潜像形成時間という)tpを求める。後段画像処理部331は、各色の潜像形成の開始に際して、タイマにより潜像形成時間tpを計測し(503Y、503M、503C、503K)する。後段画像処理部331は、タイマがタイムアップする(潜像形成時間tpが経過する)までの間は、水平同期信号343を出力して画像バッファ部315から画像データの入力を受けて、潜像形成を行う。潜像形成時間tpを計測するタイマのタイムアップは潜像形成区間の完了を意味し、DMA322の起動トリガになっている。各色の潜像形成時間tpのタイマのタイムアップが発生すると、DMA322は、RAM323内のDMA用領域361の対応する色の領域からレジスタアドレスとレジスタデータの組を読み出す。DMA322は、読み出したレジスタアドレスに対して読み出したレジスタデータの書き込みを行う。
連続プリントを行う際には、CPU301は、(i)の基準タイミング信号を生成した際に、サイクル時間Tcycの経過を計測するためのタイマを起動して(504)、タイマがタイムアップしたら次のページn+1のための基準タイミング信号を生成する。ここで、サイクル時間Tcycは、製品スペックとして定めている生産性に基づいて得られる時間であり、例えば1分間(60秒)にNページの生産性で印刷を行う場合は、60/Npから算出される。本実施例では、例えば1分間に60枚(Np=60)の生産性としており、この場合のサイクル時間Tcycは1秒となる。
[レジスタデータの送信タイミング]
図6は、演算部300におけるCPU301が、露光制御部320に必要なレジスタデータを、通信部305を介して送信するタイミングを示す図である。図6の(a)、(b)は、図10の(a)、(b)と同様の波形を示す図である。本実施例では、CPU301は、露光制御部320の画像補正部330の動作を決定するレジスタのデータを変更する必要が生じたときに、レジスタデータを通信部305から送信する。ここで、画像補正部330の動作を決定するレジスタのデータとは、ページのサイズといったページの属性や、主走査方向、副走査方向の書き出し位置の補正量、倍率の補正量等の補正値といったデータである。なお、露光制御部320に必要なレジスタデータは、変更の要否に関わらず毎ページ送信する構成にしてもよい。
図6では、連続プリント中のページnのサイズが、ページnに先行して印刷が行われる先行ページであるページn−1と異なる(サイズが小さい)場面を示している。図6(a)の(i)はCPU301が出力する基準タイミング信号である。(ii)〜(v)は、露光制御部320にて生成する各色の潜像形成区間を示しており、それぞれ図5の(i)〜(v)に対応するものである。
本実施例において、CPU301は、ページn−1の基準タイミング信号を生成したタイミングに同期して、次のページnに必要なレジスタデータの送信を行う。まず、CPU301は、ページn−1の基準タイミング信号を出力すると、図6(b)の(i)に示すようにY色に必要なレジスタデータの送信を行うとともに、CPU301に内蔵されるタイマ(不図示)を起動してドラム間移動時間Tdの経過を計測する。CPU301は、(ii)に示すようにタイマがタイムアップ(ドラム間移動時間Tdが経過)したら(603M)、次にM色に必要なレジスタデータの送信を行うとともに、更にタイマを起動してドラム間移動時間Tdの経過を計測する。CPU301は、(iii)に示すようにタイマがタイムアップしたら(603C)、次にC色に必要なレジスタデータの送信を行うとともに、更にタイマを起動してドラム間移動時間Tdの経過を計測する。CPU301は、(iv)に示すようにタイマがタイムアップしたら(603K)、K色に必要なレジスタデータの送信を行う。レジスタデータの送信は、直接レジスタアドレスにデータを書き込むのではない。レジスタデータの送信は、上述したように、RAM323のDMA用領域361のうち対応する色の領域に対して、レジスタアドレスとレジスタデータの書き込みを行うよう、1つのレジスタに対して2回の送信が行われる。
レジスタデータの送信は、ページnの潜像形成開始タイミングよりも前に完了すればいつでも構わないが、本実施例では分かり易くするために先行するページn−1の基準タイミング信号に同期している。また、ページn−1よりももっと手前のページ(n−2、n−3…等)の時点でページnのレジスタデータを送信しても構わない。しかし、連続するページに対して立て続けにレジスタデータを転送する必要がある場合には、先行する分だけ露光制御部320のRAM323にレジスタデータを記憶しておく必要が生じる。このため、このような構成とする場合には、より容量の大きなRAMを用意する必要がある。
さて、上述したように本実施例では、1色あたりのレジスタの数は125個存在する。この数は、開発検討段階において実際に行う設定数を数えて算出している。正確な数でなくても見積もり値のようなおよその値でもよいが、その場合には実際の設定数を下回らないように安全率として1以上の係数を乗じることが望ましい。レジスタデータの送信に際しては、125個のレジスタに対するレジスタアドレスとレジスタデータをDMA用領域361に書き込むよう通信を行うので、1色あたりの送信回数をRとすると、送信回数R=250(=125×2)となる。また、本実施例では、各ドラムが90mm間隔で配置されており、感光ドラム102の表面速度すなわちプロセス速度は、240mm/sとして設けられている。このため、式(1−1)で示したドラム間移動時間Tdは375msとして算出される。
図3を用いて説明したように、本実施例では1つのレジスタデータの送信に7バイト(送信6バイト+ACK1バイト)を要する。また、本実施例におけるシリアル通信はUARTを用いて行っており、1バイト(8ビット)のデータ送信に際して、スタートビット1ビット/パリティ1ビット/ストップビット1ビットの計3ビット分の情報が加わり、合計11ビットとなる。そこで、本実施例では、375msの時間内に2色分の送信回数R×2=500回分、すなわち500×11ビットの送信を行えるようシリアル通信の転送速度を設けている。例えば、転送速度を184.8Kbpsとする。このように、Nを色の数とすると、本実施例では、ドラム間移動時間Td(=ld/v)の時間内に、送信回数Rと色の数Nとを乗じた回数(=R×N)で表される回数の送信を行えるような通信速度が設定される。なお、色の数が増えると転送速度が高くなるため、ノイズ対策の観点からNは2色(2つ)が望ましい(2≦N<3)。本実施例では転送速度は上述した速度に固定している。しかし、演算部300のCPU301が画像形成装置100の状況によって必要な転送速度を決定して、転送速度を切り替えるような構成にしてもよい。
例えば、画像形成装置100内の用紙収納庫に厚紙のような坪量の大きな用紙だけしかセットされていないような場合を考える。一般に、厚紙のような坪量の大きな用紙に対して印刷を行うときには、トナーを用紙に定着するために必要となる熱量が増える。このため、普通紙のときよりもプロセス速度を低下させて印刷を行い、単位時間あたりに用紙に供給する熱量を増加させることで、厚紙への印刷を行うことが一般的である。ここで、例えば厚紙に印刷するときには、プロセス速度を通常時の1/2にして印刷する場合、ドラム間移動時間Tdは通常時の2倍になる。このため、本実施例によれば、シリアル通信における転送速度は通常時の1/2に低下させてもよいことになる。このため、画像形成装置100にセットされている用紙が厚紙しかないような状況で転送速度をより低い速度に変更するような構成をとることも可能である。
この他にも例えば、次のような場面において、所定の転送速度を設けるような構成としてもよい。例えば、サービスメンテナンスのように高い生産性で印刷する必要がない場面、シリアル通信に伴うノイズ発生による出力画像への影響の有無を確認するために敢えて転送速度を下げたいような場面等である。これらの場面において、ユーザインタフェースを介して演算部300のCPU301に指示をする。これにより、所定の転送速度を設けるような構成にしてもよい。
[転送速度の設定]
図7は、本実施例に基づいて、ドラム間移動時間Td内にちょうど2色分のレジスタデータの送信が可能なように転送速度を設けたときの様子を示す図である。図7は、連続プリント中のページnのサイズが先行するページn−1、後続のページn+1と異なっている(サイズが小さい)様子を示している。図7(a)、(b)は、図6(a)、(b)と同様のグラフである。このようなケースではページnの前後においてレジスタデータの送信を行うことになる。
ここでは、図7(b)の(i)に示すように、ページn−1の基準タイミング信号に同期して次のページnのためのY色のレジスタデータの送信が要求される。更に図7(b)の(ii)に示すように、Y色のレジスタデータの送信が要求されたタイミングからドラム間移動時間Tdの間隔でM色のレジスタデータの送信が要求される。更に図7(b)の(iii)に示すように、M色のレジスタデータの送信が要求されたタイミングからドラム間移動時間Tdの間隔でC色のレジスタデータの送信が要求される。更に図7(b)の(iv)に示すように、C色のレジスタデータの送信が要求されたタイミングからドラム間移動時間Tdの間隔でK色のレジスタデータの送信が要求される。
同様に、ページnの基準タイミング信号に同期して、その次のページn+1のためのレジスタデータの転送が、ドラム間移動時間Tdを開けながら行われる(図7(b)(i)〜(iv))。この際、(iv)に示すページnのK色のレジスタデータの転送開始タイミングの直前に、(i)に示すページn+1のY色のレジスタデータの送信が始まっている。すなわち、同じページの異なる色間でのレジスタデータの送信区間の重複は生じないが、異なるページの異なる色間で、レジスタデータの送信区間が重複してしまっている。このため、ページnのK色のレジスタデータの送信は、図7(b)の(iv)中の網掛け部に示された区間だけ遅延して送信が開始されることになる。
しかし、本実施例によれば、ページn+1のY色のレジスタデータの送信時間(区間A)とページnのK色のレジスタデータの送信時間(区間B)とを足し合わせても、ドラム間移動時間Td内に収まる(A+B≦Td)。よって、更に次に送信する、ページn+1のM色のレジスタデータの送信開始タイミングについて遅延が生じることはない。具体的には、遅延が生じたK色のページnのレジスタデータの送信完了タイミング(tk1)はK色のページnの潜像形成開始タイミング(tk2)よりも時間的に前にある。また、M色のページn+1のレジスタデータの送信完了タイミング(tm1)は、遅延が生じていないため、M色のページn+1の潜像形成開始タイミング(tm2)よりも時間的に前にある。つまり、図11(b)のように遅延が積み重なるようなケースが生じず、必要なレジスタの設定が間に合わないという状況を、最低限の転送速度によって回避可能となる。
以上、実施例によれば、データ転送のタイミングに起因する画像不良を防止することができる。
102 感光ドラム
104 光走査装置
207 半導体レーザ
301 CPU
320 露光制御部

Claims (7)

  1. 所定の間隔で配置された複数の感光体と、
    前記複数の感光体にそれぞれ対応した複数の光源を有し、前記感光体上に潜像を形成する露光手段と、
    画像データに基づいて前記光源を点灯又は消灯させるための駆動信号を生成する生成手段と、
    を備えるタンデム方式の画像形成装置であって、
    前記駆動信号を生成するためのパラメータを前記生成手段に出力する出力手段を備え、
    前記出力手段が前記パラメータを前記生成手段に出力するときの転送速度は、前記所定の間隔及び前記感光体の回転速度から算出される時間内に前記複数の光源に対応する前記パラメータの出力が完了するように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出力手段から前記生成手段への前記パラメータの出力は、シリアル通信によって行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転送速度は、前記所定の間隔及び前記感光体の回転速度から算出される時間内に2つの前記光源に対応する前記パラメータの出力が完了するように設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力手段は、前記画像データを前記生成手段に出力するための基準となる基準信号を前記生成手段に出力し、前記基準信号に応じて前記パラメータを前記生成手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段は、連続して印刷を行う場合に、所定のページに先行して印刷が行われる先行ページのための前記基準信号を出力したことに応じて、前記所定のページを印刷するための前記パラメータを出力することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、前記画像形成装置に定められた生産性に基づいて前記基準信号を出力することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記生成手段は、前記パラメータを記憶するレジスタと、前記パラメータを一時的に記憶するメモリと、前記レジスタと前記メモリとを接続し前記転送速度よりも速い速度でデータの転送を行うバスと、を有し、
    前記出力手段は、前記先行ページのための前記基準信号を出力したことに応じて前記所定のページを印刷するための前記パラメータを前記メモリに記憶し、
    前記生成手段は、前記先行ページについての前記露光手段による潜像の形成が終了すると前記バスを介して前記メモリに記憶された前記所定のページを印刷するための前記パラメータを前記レジスタに転送することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
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