[第1実施例]
本発明の第1実施例について、図1に示されるマルチコピー機10を例に挙げて説明する。
本第1実施例に係るマルチコピー機10は、たとえば不特定多数の者により使用されることを前提として、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置される。このマルチコピー機10は、コピー機能、プリンタ機能、イメージスキャナ機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を備える。これらの機能を備えるマルチコピー機10は、コピーサービス、プリントサービス、ファックスサービス、スキャンサービス、行政サービスなどの様々なサービスを提供することができる。
コピーサービスにおいては、不図示の原稿の画像を読み取って、この読み取られた画像を画像記録媒体としての不図示の用紙に形成(印刷)することができ、つまりは当該原稿の画像を用紙にコピーすることができる。ここで言う用紙としては、たとえば普通紙、光沢紙および写真用紙がある。また、このコピーサービスにおいては、免許証などのカードのおもて面とうら面とを1枚の用紙に並べてコピーするなど、多彩な機能が用意されている。
プリントサービスには、PDF(Portable Document Format)プリントサービス、写真プリントサービス、ネットワークプリントサービスおよびコンテンツプリントサービスが含まれる。
PDFプリントサービスにおいては、外部記憶媒体としての不図示のメディアに記憶されているPDFファイルに基づく画像を用紙に形成することができ、つまりは当該PDFファイルの印刷をすることができる。ここで言うメディアとしては、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカードなどの半導体メモリタイプのメディア、および、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのディスクタイプのメディアがある。そして、印刷先となる用紙としては、普通紙および光沢紙がある。このPDFプリントサービスにおいては、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器に記憶されているPDFファイルを無線LAN(Local Area Network)経由でマルチコピー機10へ転送して、印刷をすることも可能である。また、携帯機器が赤外線通信機能を備える場合には、この赤外線通信機能により携帯機器からマルチコピー機10へPDFファイルを転送して、印刷をすることも可能である。すなわち、PDFプリントサービスにおいては、携帯機器をPDFファイルの供給源(ソース)とすることも可能である。
写真プリントサービスにおいては、前述のメディアに記憶されている所定形式の画像ファイルに基づく写真画像を用紙に形成することができ、つまりは当該画像ファイルの印刷をすることができる。印刷先となる用紙としては、普通紙、光沢紙および写真用紙があるが、とりわけ写真用紙が多い。また、この写真プリントサービスにおいても、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器を画像ファイルの供給源とすることができる。
ネットワークプリントサービスにおいては、専用のウェブサイトに予め登録されたファイルの印刷をすることができる。ここで言う専用のウェブサイトに登録可能なファイルとしては、PDFファイル、所定形式の画像ファイル、および、所定の文書作成ソフトウェアや所定の表計算ソフトウェアなどの所定のアプリケーションソフトウェアにより作成されたファイルがある。そして、印刷先となる用紙としては、普通紙、光沢紙および写真用紙がある。
コンテンツプリントサービスにおいては、マルチコピー機10によりアクセス可能なコンテンツプロバイダが提供するブロマイドや楽譜などの種々のコンテンツの印刷をすることができる。このコンテンツの印刷先となる用紙としては、普通紙、光沢紙および写真用紙がある。
そして、ファックスサービスにおいては、原稿の画像を電子化して任意のファクシミリ装置へ送信するファックス送信をすることができる。その際、必要に応じて、ファックス送信の結果を表す送信結果表を普通紙に印刷することができる。
さらに、ファックスサービスにおいては、ファックス受信をすることもできる。この場合、ファックス送信をする送信側は、所定の中継センター宛に当該ファックス送信をする。ここで言う送信側は、マルチコピー機10であってもよいし、一般家庭や企業などに設置された任意のファクシミリ装置であってもよい。この送信側から中継センターへのファックス送信が完了すると、当該中継センターから送信側へ個別の文書番号が通知される。たとえば、送信側がマルチコピー機10であるときは、当該マルチコピー機10の後述するディスプレイ202に文書番号が表示される。また必要に応じて、この文書番号が記載された前述の送信結果表を文書番号通知レポートとして印刷することもできる。一方、送信側がファクシミリ装置であるときには、文書番号が記載された受付完了通知書が中継センターから当該ファクシミリ装置へ送られる。このようにして送信側へ通知された文書番号は、当該送信側からファックス受信をする受信側へ口頭などの適当な手段により伝えられる。受信側においては、マルチコピー機10のファックスサービスを利用する際に、この文書番号を当該マルチコピー機10に入力することで、ファックス受信をすることができる。このファックス受信により得られた情報は、普通紙に印刷される。
スキャンサービスにおいては、原稿の画像を電子化してPDFファイルまたは所定形式の画像ファイルとしてUSBメモリに記憶することができる。
行政サービスにおいては、住民票の写しや印鑑登録証明書などの所定の公的証明書を発行することができる。この行政サービスの提供を受ける際には、カード型記憶媒体としての不図示の住民基本台帳カードもしくは個人番号カードが必要になる。この行政サービスにより発行される公的証明書は、普通紙に印刷された状態で提供される。
このような様々なサービスの提供を実現するために、マルチコピー機10は、ユーザインターフェース装置としてのアプリケーションボックス20と、主装置としての複合機本体30と、を備える。なお、以下の説明では、図1に示される如くマルチコピー機10が使用可能に設置された状態を基準として、その上限方向を規定する。そして、図1における手前側をマルチコピー機10の前面側として、当該マルチコピー機10の前後方向を規定する。さらに、マルチコピー機10の前方側から見て、当該マルチコピー機10の左右方向を規定する。このマルチコピー機10を操作するユーザは、常套的に当該マルチコピー機10の前方側に立って操作を行う。
アプリケーションボックス20は、タッチパネル204付きのディスプレイ202、外部記憶媒体装着部206、紙片用プリンタ208、赤外線通信部210、近距離通信部212、貨幣処理部214および写真用プリンタ216を備える。
タッチパネル204付きのディスプレイ202は、アプリケーションボックス20の上部に配置される。ディスプレイ202は、矩形状の表示面を有する表示手段の一例であり、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)である。なお、ディスプレイ202は、液晶ディスプレイに限らず、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどであってもよい。また、ディスプレイ202は、後述する表示部218を構成する。
そして、ディスプレイ202の表示面に重なるように、矩形状のタッチパネル204が設けられる。このタッチパネル204は、ディスプレイ202の表示面にユーザ操作を受け付ける操作受付面を形成する操作受付手段の一例であり、たとえば静電容量方式のものである。なお、タッチパネル204は、静電容量方式に限らず、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式などの他の方式のものであってもよい。このタッチパネル204は、後述する操作部220を構成する。
外部記憶媒体装着部206は、前述のメディアが装着される記憶媒体装着手段の一例であり、詳しい図示は省略するが、メモリスロットおよびディスクドライブを含む。このうちのメモリスロットに、USBメモリやSDメモリカードなどの半導体メモリタイプのメディアが装着される。一方、ディスクドライブに、CDやDVDなどのディスクタイプのメディアが装着される。そして、外部記憶媒体装着部206は、装着されたメディアとの間で第1通信処理としてのデータの読込み処理または書込み処理を行う。
紙片用プリンタ208は、たとえばサーマル(感熱式)プリンタまたはドットインパクトプリンタであり、レシートを発行する。具体的には、紙片用プリンタ208は、不図示のロール紙上に適宜の文字列や画像などを印刷して、この印刷済の紙片をレシートとして排紙部208aから排出する。
赤外線通信部210は、不図示の赤外線発光素子および赤外線受光素子を含む赤外線通信回路を有しており、IrDA(Infrared Data Association)などの赤外線通信規格に則って、前述の携帯機器との間で赤外線通信処理を行う。
近距離通信部212は、非接触型IC(Integrated Circuit)カードである前述の住民基本台帳カードおよび個人番号カードを保持するとともに、これらのICカードとの間で第2通信処理としての近距離無線通信を行う、記憶媒体保持手段の一例である。このため、詳しい図示は省略するが、近距離通信部212は、通信対象であるICカードを保持(セット)するための少し窪んだ平面状の保持部を有する。この保持部の内部には、不図示の近距離通信用アンテナを含む近距離通信回路が設けられている。近距離通信部212は、この保持部に保持されたICカードとの間で、ISO/IEC18092(いわゆるNFC:Near Field Communication)などの近距離無線通信規格に則って、近距離無線通信処理を行い、詳しくは当該ICカードからデータを読み込むデータ読込み処理を行う。
貨幣処理部214は、マルチコピー機10の使用に必要な料金の支払を現金で受け付ける支払受付手段の一例であり、貨幣投入部214aおよび硬貨返却口214bを有する。貨幣投入部214aは、硬貨投入口、紙幣投入口および釣銭返却レバーを含み、たとえば近距離通信部212の下方に配置される。硬貨投入口は、不図示の硬貨の投入を受け付ける受付口であり、この硬貨投入口に投入された硬貨は、その種類(額面)ごとに分類されて、不図示の硬貨収容部に収容される。紙幣投入口は、不図示の紙幣の投入(挿入)を受け付ける受付口であり、この紙幣投入口に投入された紙幣は、その種類ごとに分類されて、不図示の紙幣収容部に収容される。これら硬貨収容部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣収容部に収容された紙幣の種類および枚数と、に基づいて、投入金額(支払金額)が算出される。そして、マルチコピー機10による何らかのサービスの提供が行われると、そのサービスの内容に応じた料金が投入金額から差し引かれ、この差引後の残高が算出される。この残高がある状態で、釣銭返却レバーが操作されると、当該残高に応じた釣銭が返却される。この釣銭に硬貨が含まれる場合、当該硬貨は、硬貨返却口214bから返却される。また、釣銭に紙幣が含まれる場合、当該紙幣は、紙幣投入口から返却される。なお、硬貨返却口214bは、たとえば貨幣投入部214aの下方に配置される。この硬貨返却口214bには、当該硬貨返却口214bにおける硬貨の有無を検出するための後述する硬貨センサ214cが設けられている。また、貨幣投入部214aに貨幣が投入された後、マルチコピー機10によるサービスの提供が何ら行われずに、釣銭返却レバーが操作された場合は、投入された貨幣がそのまま返却される。
写真用プリンタ216は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタであり、不図示の写真用紙に写真画像を印刷する。この写真用プリンタ216による印刷後の写真用紙、いわゆる写真は、排出部216aに排出される。なお、写真用紙としては、たとえばL判サイズおよび2L判サイズの2種類が用意されている。また、排出部216aには、当該排出部216aにおける写真の有無を検出するための後述する写真センサ216bが設けられている。
ここで、図2を参照して、アプリケーションボックス20の電気的な構成について説明すると、当該アプリケーションボックス20は、制御部222を備える。この制御部222は、アプリケーションボックス20の全体的な制御を司る、制御手段の一例である。このため、制御部222は、バス224を介して、前述の外部記憶媒体装着部206、紙片用プリンタ208、赤外線通信部210、近距離通信部212、貨幣処理部214および写真用プリンタ216が接続される。また前述したように、ディスプレイ202は、表示部218を構成し、タッチパネル204は、操作部220を構成するが、これらの表示部218および操作部220も同様に、バス224を介して、制御部222に接続される。さらに、制御部222には、バス224を介して、補助記憶部226、通信部228および音声処理部230も接続される。
制御部222は、制御実行手段としてのCPU(Central Processing Unit)222aを有する。併せて、制御部222は、CPU222aが直接的にアクセス可能な主記憶手段としての主記憶部222bを有する。この主記憶部222bは、たとえば不図示のROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含む。このうちのROMには、CPU222aの動作を制御するための制御プログラム(ファームウェア)が記憶されている。そして、RAMは、CPU222aが制御プログラムに基づく処理を実行する際の作業領域およびバッファ領域を構成する。
補助記憶部226は、不図示のハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含む補助記憶手段の一例である。この補助記憶部226には、CPU222aによる制御に従って、各種のデータが記憶される。
通信部228は、不図示のネットワークを介しての双方向の通信処理を担う通信手段の一例である。ここで言うネットワークは、たとえばインターネットであるが、これに限らず、VPN(Virtual Private Network)や専用線などであってもよい。また、このネットワークは、有線方式のみならず、無線方式を含む。さらに、通信部228は、不図示の公衆電話回線を介しての双方向の通信処理をも担う。加えて、通信部228は、前述の携帯機器との間での無線LANによる双方向の通信処理をも担う。この無線LANの規格としては、たとえばWi−Fi(登録商標)が採用される。併せて、通信部228は、複合機本体30との間での、厳密には当該複合機本体30側の後述する通信部318との間での、双方向の通信処理をも担う。
音声処理部230は、マルチコピー機10の取扱説明に係る音声ガイダンスや後述する警告のための音声メッセージなどをスピーカ232から出力させるための音声処理手段の一例である。この音声処理部230は、スピーカ232と協働して、音声出力手段を構成する。なお、図1には示されていないが、スピーカ232は、たとえばアプリケーションボックス20の筐体の側面に設けられる。
そして、表示部218に注目すると、この表示部218は、前述の如くディスプレイ202を有する。また、表示部218は、ディスプレイ202の他に、不図示の発光ダイオード(LED)などの適宜の発光素子を有する。
併せて、操作部220に注目すると、この操作部220は、前述の如くタッチパネル204を有する。また、操作部220は、タッチパネル204の他に、不図示の押しボタンスイッチなどの適宜のハードウェアスイッチを有する。
さらに、貨幣処理部214に注目すると、この貨幣処理部214は、前述の如く硬貨返却口212bにおける硬貨の有無を検出するための硬貨センサ214cを有する。この硬貨センサ212cとしては、たとえば重量センサ、または光センサが適宜に採用される。
加えて、写真用プリンタ216に注目すると、この写真用プリンタ216は、前述の如く排出部216aにおける写真の有無を検出するための写真センサ216bを有する。この写真センサ216bとしては、たとえば光センサがある。また、写真センサ216bとして、厳密には当該写真センサ216bの代わりに、適当なリミットスイッチが採用されてもよい。
図1に戻って、複合機本体30は、アプリケーションボックス20の近傍に設置され、たとえば当該アプリケーションボックス20の右横方に隣接して設けられる。この複合機本体30は、画像読取部302、画像形成部304、給紙部306および排紙トレイ308を備える。
画像読取部302は、不図示のガラスなどの透明材によって形成された原稿台を備えており、複合機本体30の上部に設けられる。また、原稿台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押さえカバー302aが開閉自在に取り付けられる。この画像読取部302は、原稿台にセット(載置)されや不図示の原稿の画像を読み取って当該画像に応じた2次元の画像データを出力する画像読取処理を担う、画像読取手段の一例である。このため、画像読取部302は、不図示の光源、複数のミラー、結像レンズ、ラインセンサなどを含む画像読取ユニットや、この画像読取ユニットを移動させる駆動機構などを備える。なお、画像読取部302は、不図示の自動原稿送り装置(Auto Document Feeder:ADF)を備えることがある。また、画像読取部302は、原稿台に原稿がセットされているかどうかを検出するための後述する原稿センサ302bを有する。
画像形成部304は、画像読取部302の下方に設けられる。この画像形成部304は、給紙部306から搬送される用紙に電子写真方式により画像を形成する画像形成処理を担う、画像形成手段の一例である。このため、画像形成部304は、不図示の感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備える。この画像形成部304によって画像が形成された後の用紙、言わば印刷物は、排紙トレイ308に排出される。なお、排紙トレイ308は、たとえば画像読取部302と画像形成部304との間に設けられる。この排紙トレイ308には、当該排紙トレイ308における印刷物の有無を検出するための後述する印刷物センサ310aが設けられている。また、画像形成部304は、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式によって、画像形成処理を行うものであってもよい。
ここで、図3を参照して、複合機本体30の電気的な構成について説明すると、この複合機本体30もまた、制御部312を備える。制御部312は、複合機本体30の全体的な制御を司る、当該複合機本体30側の制御手段である。このため、制御部312には、バス314を介して、前述の画像読取部302、画像形成部304および給紙部306が接続される。また前述したように、排紙トレイ308には、印刷物センサ310aが設けられているが、この印刷物センサ310aは、印刷物検知部310を構成する。そして、この印刷物検知部310もまた、バス314を介して、制御部312に接続される。さらに、制御部312には、バス314を介して、補助記憶部316および通信部318も接続される。
制御部312は、複合機本体30側の制御実行手段としてのCPU312aを有する。併せて、制御部312は、CPU312aが直接的にアクセス可能な、複合機本体30側の主記憶手段としての主記憶部312bを有する。この主記憶部312bは、たとえば不図示のROMおよびRAMを含む。このうちのROMには、CPU312aの動作を制御するための、複合機本体30用の制御プログラムが記憶される。そして、RAMは、CPU312aが当該制御プログラムに基づく処理を実行する際の作業領域およびバッファ領域を構成する。
補助記憶部316は、不図示のハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含む、複合機本体30側の補助記憶手段の一例である。この補助記憶部316には、CPU312aによる制御に従って、各種のデータが記憶される。
通信部318は、アプリケーションボックス20側の通信部228との間での双方向の通信処理を担う、複合機本体30側の通信手段の一例である。この複合機本体30側の通信部318とアプリケーションボックス20側の通信部228との間で行われる通信処理は、有線方式により行われてもよいし、無線方式により行われてもよい。
そして、画像読取部302に注目すると、この画像読取部302は、前述の如く原稿センサ302bを有する。この原稿センサ302bとしては、たとえば光センサが採用され、あるいは前述のラインセンサなどを含む画像読取ユニットが利用(兼用)される。また、この原稿センサ302bは、原稿台に原稿がセットされているかどうかを検出することに加えて、当該原稿台にセットされた原稿のサイズを検知することもできる。さらに、画像読取部302は、前述の原稿押さえカバー302aの開閉状態を検知する不図示の開閉センサを備えている場合があるが、原稿センサ302bの代わりに、この開閉センサが利用されてもよい。
加えて、印刷物検知部310に注目すると、この印刷物検知部310は、その構成要素として、前述の如く印刷物センサ310aを有する。この印刷物センサ310aとしては、たとえば光センサが採用される。これ以外に、印刷物センサ310aとして、厳密には当該印刷物センサ310aの代わりに、適当なリミットスイッチが採用されてもよい。
さて前述したように、本第1実施例に係るマルチコピー機10は、不特定多数の者により使用されることを前提として、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置される。このようなマルチコピー機10においては、当該マルチコピー機10により提供可能なサービスに応じて、様々な物品の置き忘れが生ずる虞がある。図4に、このマルチコピー機10により提供可能なサービスと、それぞれのサービスにおいて置き忘れられる虞のある物品と、の関係を纏めた一覧を示す。
この図4に示されるように、たとえばコピーサービスにおいては、原稿、印刷物、写真およびおつり(釣銭)が、置き忘れられる虞がある。なお、念のため説明すると、ここで言う原稿とは、画像読取部302による画像読取処理に供される原稿である。そして、印刷物とは、画像形成部304による画像形成処理が施された後の、つまり当該画像形成処理により画像が形成された後の、用紙である。写真とは、写真用プリンタ216による印刷後の写真用紙である。おつりとは、ユーザ(マルチコピー機10の使用者)に返却する必要のある金銭である。ただし、印刷物および写真については、いずれか一方のみが出力され、他方は出力されない場合がある(そのような場合が多い)。
PDFプリントサービスにおいては、メディア、印刷物およびおつりが、置き忘れられる虞がある。ここで言うメディアとは、外部記憶媒体装着部206に装着されるメディアであり、つまりPDFプリントサービスに供されるPDFファイルの供給源である。なお前述したように、PDFプリントサービスにおいては、メディアではなく、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器が、当該PDFプリントサービスに供されるPDFファイルの供給源となる場合がある。言い換えれば、PDFプリントサービスにおいては、メディアが用いられない場合がある。
写真プリントサービスにおいては、メディア、印刷物、写真およびおつりが、置き忘れられる虞がある。なお前述したように、この写真プリントサービスにおいても、メディアではなく、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器が、当該写真プリントサービスに供される画像ファイルの供給源となる場合がある。すなわち、メディアが用いられない場合がある。また、印刷物および写真については、いずれか一方のみが出力される場合がある。
ネットワークプリントサービスにおいては、印刷物、写真およびおつりが、置き忘れられる虞がある。なお、このネットワークプリントサービスにおいても、印刷物および写真については、いずれか一方のみが出力される場合がある。
コンテンツプリントサービスにおいても、ネットワークプリントサービスと同様、印刷物、写真およびおつりが、置き忘れられる虞がある。そして、印刷物および写真については、いずれか一方のみが出力される場合がある。
ファックスサービスにおいては、ファックス送信をする場合と、ファックス受信をする場合とで、置き忘れられる虞のある物品が異なる。たとえば、ファックス送信の場合には、原稿、印刷物およびおつりが、置き忘れられる虞がある。なお、印刷物としては、前述の文書番号通知レポートを含む送信結果表が出力される場合がある。一方、ファックス受信の場合には、印刷物およびおつりが、置き忘れられる虞がある。
スキャンサービスにおいては、原稿、メディアおよびおつりが、置き忘れられる虞がある。
行政サービスにおいては、前述の住民基本台帳カードもしくは個人番号カード、印刷物(公的証明書)およびおつりが、置き忘れられる虞がある。
このようにマルチコピー機10においては、置き忘れられる虞のある物品が複数ある。しかも、置き忘れが起こり得る箇所が点在しており、このことは、当該置き忘れを助長する。特に、前述の如く不特定多数の者により使用されることを前提として、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置されるマルチコピー機10においては、ユーザが当該マルチコピー機10の操作に不慣れである場合が多い。このこともまた、置き忘れを助長する。加えて、行政サービスの提供を受ける際に必要な住民基本台帳カードもしくは個人番号カードについては、その取り忘れを防止することが、強く求められる。
そこで、本第1実施例に係るマルチコピー機10では、これら複数の物品の取り忘れを防止するために、次のような工夫が凝らされている。
たとえば今、ディスプレイ202に操作画面としての不図示のホーム画面(「メニュー画面」または「ポータル画面」と称されることもある。)が表示されており、この状態で、コピーサービスの提供を受けるための操作が行われる、とする。すると、ホーム画面に代えて、別の操作画面としての図5に示されるようなコピーモード画面100が、ディスプレイ202に表示される。
このコピーモード画面100においては、たとえばその左側の領域に、コピーに関する諸条件を設定するための設定キー群102が配置される。この設定キー群102は、縦並びに配置された複数の設定キー104、104、…を含む。そして、コピーモード画面100の略中央の領域に、コピーの部数を設定するためのテンキー群106が配置される。また、このテンキー群106の上方に、当該テンキー群106により設定されたコピーの部数を表示するためのフィールド108が配置される。さらに、コピーモード画面100の右側の領域に、コピーを開始するためのスタートキー110が配置される。そして、このスタートキー110の上方に、「もどる」という文字列が記されたもどるキー112と、「終了」という文字列が記された終了キー114とが、横並びで配置される。なお、もどるキー112は、ディスプレイ202に改めてホーム画面を表示させるための、言わば当該ホーム画面にもどるための、操作キーである。そして、終了キー114は、コピーサービスの提供を受けるのを終了するための操作キーである。
加えて、コピーモード画面100の下側の領域に、置き忘れ情報120が表示される。この置き忘れ情報120は、コピーサービスにおいて置き忘れられる虞のある物品に対応する複数の、たとえば4つの、横並びに配置された表示器122、124、126および128を含む。これらの表示器122、124、126および128のうちの「原稿」という文字列が記された左端の表示器122は、原稿に対応する。そして、「印刷物」という文字列が記された左側から2番目の表示器124は、印刷物に対応する。さらに、「写真」という文字列が記された左側から3番目の表示器126は、写真に対応する。そして、「おつり」という文字列が記された右端の表示器128は、おつりに対応する。併せて、これら各表示器122、124、126および128の近傍に、たとえば当該各表示器122、124、126および128の並びの上方に、置き忘れについての注意を喚起するための適当な文字列130が表示される。ここでは、この文字列130として、たとえば「※お忘れ物にご注意ください。」という文字列が表示される。これら各表示器122、124、126および128と文字列130とを含む置き忘れ情報120は、ユーザによる視認性の向上のために、適当な修飾を施され、たとえば矩形状の太い枠線140によって囲まれる。
この図5に示されるコピーモード画面100が表示されている状態で、たとえば画像読取部302の原稿台に原稿がセットされると、このことが当該画像読取部302の原稿センサ302bによって検知される。併せて、原稿センサ302bは、前述の如く当該原稿のサイズを検知する。すると、コピーモード画面100の態様が、詳しくは置き忘れ情報120の表示態様が、図6に示されるような態様に変化する。
すなわち、原稿に対応する表示器122の態様が変化し、たとえば当該表示器122に赤色などの目立つ色彩が付される。併せて、この原稿に対応する表示器122に記される文字列に、当該原稿のサイズを表す文字列が追加される。なお、図6においては、「原稿:A4」という文字列が表示器122に記された例を示す。これは、画像読取部302の原稿台にA4版サイズの原稿がセットされていることを表す。
この図6に示されるコピーモード画面100が表示されている状態で、たとえばコピーサービスの提供を受けるのに必要な料金が貨幣処理部214の貨幣投入部214aに投入される、とする。この料金が投入されたことは、貨幣処理部214によって検知される。併せて、貨幣処理部214は、投入金額を算出する。さらに、たとえば4版サイズの普通紙へのコピーが行われるよう設定が成された上で、当該コピーが行われる、とする。これにより、原稿の画像が形成(印刷)されたA4版サイズの普通紙が印刷物として排紙トレイ308に排出される。この排紙トレイ308に印刷物が排出されたことは、印刷物センサ310a(印刷物検知部310)によって検知される。そして、このコピーが終了した時点で、貨幣処理部214における残高がゼロではない、つまりユーザに返却する必要のある金銭が存在する、とする。すると、コピーモード画面100の態様が、詳しくは置き忘れ情報120の表示態様が、図7に示されるような態様に変化する。
すなわち、印刷物に対応する表示器124の態様が変化し、たとえば原稿に対応する表示器122と同様に、当該印刷物に対応する表示器124に赤色などの目立つ色彩が付される。併せて、この印刷物に対応する表示器124に記されている文字列に、当該印刷物のサイズを表す文字列が追加される。つまりは、「印刷物:A4」という文字列が表示器124に付される。これと同様に、おつりに対応する表示器128についても、赤色などの目立つ色彩が付される。併せて、このおつりに対応する表示器124に記されている文字列に、おつりの金額を表す文字列が追加される。
ユーザは、このような置き忘れ情報120の表示態様から、A4サイズの原稿が画像読取部302の原稿台にセットされたままの状態にあること、A4サイズの印刷物が排紙トレイ308に残っていること、および、おつりがあることを、認識することができる。言い換えれば、ユーザは、原稿、印刷物およびおつりというコピーサービスの提供を受けたことに関係する複数の物品を、それぞれが存在する所定の箇所から回収する必要があることを、認識することができる。このことは、これら複数の物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
なお、図7に示されるコピーモード画面100が表示されている状態で、貨幣投入部212aの前述した釣銭返却レバーが操作された場合も、返却された釣銭が回収されるまでは、当該コピーモード画面100の態様は変わらない。
ここで説明した例では、写真は出力(印刷)されないので、当該写真に対応する表示器126の態様は変わらない。ただし、写真が出力された場合には、当該写真に対応する表示器126についても、他の表示器122、124および128と同様に、その態様が変化する。併せて、この写真に対応する表示器126に記される文字列として、当該写真のサイズを表す文字列が付加される。この写真が出力されたこと、つまり当該写真が写真用プリンタ216の排出部216aに排出されたことは、写真センサ216bによって検知される。そして、写真のサイズは、写真用紙の設定条件から判断される。
この図7に示されるコピーモード画面100が表示されている状態で、たとえば原稿が画像読取部302の原稿台から回収されると、当該原稿に対応する表示器122の態様が、元の態様に戻り、つまり当該原稿が原稿台にセットされていないときの態様に戻る。これと同様に、たとえば印刷物が排紙トレイ308から回収されると、当該印刷物に対応する表示器124の態様が、元の態様に戻る。そして、おつりが回収されると、当該おつりに対応する表示器128の態様が、元の態様に戻る。したがって、ユーザは、これらの表示器122、124および128の態様から、当該表示器122、124および128に対応する原稿、印刷物およびおつりというそれぞれの物品が正しく回収されたかどうかを、認識することができる。
また、前述の如く写真が出力されたことに応じて、当該写真に対応する表示器126の態様が変わった場合には、この写真が写真用プリンタ216の排出部216aから回収されると、当該表示器126の態様が、元の状態に戻る。したがって、ユーザは、この写真に対応する表示器126の態様から、当該写真という物品が正しく回収されたかどうかを、認識することができる。
なお、原稿が画像読取部302の原稿台から回収されたかどうかは、原稿センサ302bによる検知結果に基づいて判断される。また、印刷物が排紙トレイ308から回収されたかどうかは、印刷物センサ310aによる検知結果に基づいて判断される。そして、おつりについては、たとえば当該おつりに硬貨が含まれる場合には、このおつりとしての硬貨が回収されたかどうかは、硬貨センサ214cによる検知結果に基づいて判断される。一方、おつりに紙幣が含まれる場合には、つまりおつりとしての紙幣が前述の如く貨幣投入部214aの紙幣投入口から返却された場合には、このおつりとしての紙幣が回収されたかどうかは、当該紙幣投入口の状態(厳密には紙幣投入口に設けられた適宜のセンサによる検知結果)に基づいて判断される。さらに、写真が写真用プリンタ216の排出部216aから回収されたかどうかは、写真センサ216bによる検知結果に基づいて判断される。
ここでは、コピーサービスの提供を受ける場合について説明したが、コピーサービス以外のサービスの提供を受ける場合も同様である。
図示は省略するが、たとえばPDFプリントサービスの提供を受ける場合には、PDFプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このPDFプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物およびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。そして、それぞれの物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で、当該それぞれの物品に対応する表示器が表示される。特に、メディアが所定の箇所としての外部記憶媒体装着部206に装着されているときには、当該メディアに対応する表示器に、当該メディアの種類を表す文字列が記される。このPDFプリントモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
なお、外部記憶媒体装着部206は、これに何らかのメディアが装着されたときに、このメディアが装着されたことを検知するとともに、装着されたメディアの種類を検知するメディア検知回路を有する。このメディア検知回路による検知結果に基づいて、外部記憶媒体装着部206にメディアが装着されたかどうかの判断が成されるとともに、当該メディアが装着されたときには、その装着されたメディアの種類が判断される。
写真プリントサービスを受ける場合には、写真プリントモード画面がディスプレイ202に表示される。この写真プリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物、写真およびおつりに対応する4つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。そして、それぞれの物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で、当該それぞれの物品に対応する表示器が表示される。この写真プリントモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
ネットワークプリントサービスの提供を受ける場合には、ネットワークプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このネットワークプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。これらの表示器についても、それぞれに対応する物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で表示される。このネットワークプリントモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
コンテンツプリントサービスの提供を受ける場合には、コンテンツプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このコンテンツプリントモード画面においては、ネットワークプリントモード画面と同様、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。そして、それぞれの物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で、当該それぞれの物品に対応する表示器が表示される。このコンテンツプリントモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
ファックスサービスの提供を受ける場合には、とりわけ、ファックス送信をする場合には、ファックス送信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス送信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、印刷物およびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。そして、それぞれの物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で、当該それぞれの物品に対応する表示器が表示される。このファックス送信モード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
一方、ファックス受信をする場合には、ファックス受信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス受信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物およびおつりに対応する2つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。これらの表示器についても、それぞれに対応する物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で表示される。このファックス受信モード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
さらに、スキャンサービスの提供を受ける場合には、スキャンモード画面がディスプレイ202に表示される。このスキャンモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、メディアおよびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。そして、それぞれの物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で、当該それぞれの物品に対応する表示器が表示される。このスキャンモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
行政サービスの提供を受ける場合には、行政サービスモード画面がディスプレイ202に表示される。この行政サービスモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカード、印刷物およびおつりに対応する3つの表示器を含む置き忘れ情報が表示される。これらの表示器についても、それぞれに対応する物品が所定の箇所に存在するかどうかに応じた態様で表示される。特に、ICカードである住民基本台帳カードもしくは個人番号カードが所定の箇所としての近距離通信部212の保持部に保持されているときには、当該ICカードに対応する表示器に、当該ICカードの種類(つまり住民基本台帳カードもしくは個人番号カード)を表す文字列が記される。この行政サービスモード画面においても、コピーモード画面100におけるのと同様のもどるキーと終了キーとが設けられる。
なお、近距離通信部212は、その保持部に何らかのICカードが保持されたときに、当該ICカードとの間での前述の近距離無線通信処理を行うことが可能となる。したがって、この近距離無線通信処理が行われているかどうかに基づいて、近距離通信部212の保持部に何らかのICカードが保持されているかどうかの判断が成される。そして、近距離通信部212の保持部に何らかのICカードが保持された上で、このICカードとの間での近距離無線通信処理が行われることにより、当該ICカードの種類が判断される。
ここで、図8に、アプリケーションボックス20の主記憶部222bのRAM内の構成を概念的に表すメモリマップ400を示す。
このメモリマップ400に示されるように、RAMは、プログラム記憶領域410およびデータ記憶領域450を有する。このうちのプログラム記憶領域410には、前述の制御プログラムが記憶されている。具体的には、制御プログラムは、表示制御プログラム412、操作検出プログラム414、外部記憶媒体制御プログラム416、赤外線通信制御プログラム418、近距離通信制御プログラム420、通信制御プログラム422および貨幣処理制御プログラム424を含む。さらに、制御プログラムは、写真用プリンタ制御プログラム426、音声処理制御プログラム428、複合機制御プログラム430、置き忘れ検出プログラム432、置き忘れ管理プログラム434などを含む。
表示制御プログラム412は、ディスプレイ202の表示面に前述のホーム画面やコピーモード画面100などを含む各種の画面を表示させるのに必要な表示画面データを生成するためのプログラムである。操作検出プログラム414は、ユーザによるタッチパネル204への操作状態を検出するためのプログラムである。外部記憶媒体制御プログラム416は、外部記憶媒体装着部206を制御するためのプログラムである。赤外線通信制御プログラム418は、赤外線通信部210を制御するためのプログラムである。近距離通信制御プログラム420は、近距離通信部212を制御するためのプログラムである。通信制御プログラム422は、通信部228を制御するためのプログラムである。貨幣処理制御プログラム424は、貨幣処理部214を制御するためのプログラムである。
さらに、写真用プリンタ制御プログラム426は、写真用プリンタ216を制御するためのプログラムである。音声処理制御プログラム428は、音声処理部230を制御するためのプログラムである。複合機制御プログラム430は、複合機本体30を制御するためのプログラムである。この複合機本体30の制御は、当該複合機本体30側のCPU312aを介して行われる。
そして、置き忘れ検出プログラム432は、図4に示された置き忘れられる虞のある物品のそれぞれが所定の箇所に存在するかどうかを後述する如く検出するためのプログラムである。置き忘れ管理プログラム434は、CPU222aに後述する置き忘れ管理処理を実行させるためのプログラムである。
一方、データ記憶領域450には、各種のデータが記憶されている。この各種のデータとしては、表示画像生成データ452、操作データ454、内部送受信データ456、外部送受信データ458、複合機処理データ460などがある。さらに、当該各種のデータとしては、置き忘れ検出レジスタ462および一時記憶レジスタ464などの各種のレジスタがあり、厳密にはこれらのレジスタに記憶されるデータがある。
表示画像生成データ452は、前述の表示制御プログラム412に基づく表示画面データの生成に用いられるポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータである。操作データ454は、タッチパネル204に対する操作状態を表すデータであり、詳しくは当該タッチパネル204に対するユーザのタッチ位置(座標)を表す時系列のデータである。内部送受信データ456は、バス224を介して制御部222と当該制御部222以外の各構成要素との間で送受信されるデータである。外部送受信データ458は、通信部228を介して不図示の外部装置との間で送受信されるデータである。複合機処理データ460は、複合機本体30との間で送受信されるデータであり、つまり当該複合機本体30による処理に供されるデータおよび当該複合機本体30により処理された後のデータである。この複合機処理データ460は、外部送受信データ458の一部であるものとみなすことができるが、ここでは、当該外部送受信データ458とは別のデータとして取り扱われる。
さらに、置き忘れ検出レジスタ462は、置き忘れられる虞のある物品のそれぞれが所定の箇所に存在するかどうかの状態を前述の置き忘れ検出プログラム432に基づいて検出する際に用いられるレジスタである。この置き忘れ検出レジスタ462は、図9に示されるように、置き忘れられる虞のある物品に対応する複数の、たとえば6つの、記憶領域462a、462a、…を有する。すなわち、置き忘れ検出レジスタ462は、原稿、メディア、ICカード、印刷物、写真およびおつりという6つの物品に対応する6つの記憶領域462a、462a、…を有する。それぞれの記憶領域462aには、後述する如く適宜のデータが記憶される。
図8に戻って、一時記憶レジスタ464は、前述の置き忘れ管理プログラム434に基づいて後述する置き忘れ管理処理が実行される際に、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容が適宜のタイミングでコピーされるレジスタである。それゆえ、図示は省略するが、この一時記憶レジスタ464は、置き忘れ検出レジスタ462と同じ構成を持つ。
前述したように、本第1実施例に係るマルチコピー機10によれば、当該マルチコピー機10が提供可能な複数のサービスのそれぞれが提供される際に、置き忘れられる虞のある複数の物品に関する置き忘れ情報(120など)が、ディスプレイ202に表示される。このことは、これら複数の物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。このような言わば置き忘れ防止機能を実現するために、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の置き忘れ検出プログラム432に従って、複数の物品のそれぞれが所定の箇所に存在するかどうかを検出するための物品検出処理を実行する。
この物品検出処理においては、CPU222aは、複数の物品としての原稿、メディア、ICカード、印刷物、写真およびおつりのそれぞれが、所定の箇所に存在するかどうかを、常時的に検出する。ここでたとえば、或る物品が所定の箇所に存在しない場合、CPU222aは、前述の置き忘れ検出レジスタ462における当該物品に対応する記憶領域462aに、ゼロ(0)というデータを記憶する。一方、或る物品が所定の箇所に存在する場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462における当該物品に対応する記憶領域462aに、当該物品の属性を表す属性データを記憶する。
具体的にはたとえば、原稿については、CPU222aは、原稿センサ302bによる検知結果に基づいて、当該原稿が所定の箇所としての画像読取部302の原稿台にセットされているかどうかを、検出する。そして、原稿が原稿台にセットされている場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462における原稿に対応する記憶領域462aに、当該原稿の属性としての当該原稿のサイズを表す属性データを記憶する。なお前述したように、原稿のサイズは、原稿センサ302bによって検知される。また、原稿が原稿台にセットされていな場合には、前述の如く置き忘れ検出レジスタ462における原稿に対応する記憶領域462aに、ゼロという情報が記憶される。
メディアについては、CPU222aは、外部記憶媒体装着部206が有する前述のメディア検知回路による検知結果に基づいて、当該メディアが所定の箇所としての当該外部記憶媒体装着部206に装着されているかどうかを、検出する。そして、メディアが外部記憶媒体装着部206に装着されている場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462におけるメディアに対応する記憶領域462aに、当該メディアの属性としての当該メディアの種類を表す属性データを記憶する。なお前述したように、メディアの種類は、外部記憶媒体装着部206のメディア検知回路によって検知される。
住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカードについては、CPU222aは、近距離通信部212による近距離無線通信処理が行われているかどうかに基づいて、当該ICカードが所定の箇所としての当該近距離通信部212の保持部に保持されているかどうかを、検出する。そして、ICカードが近距離通信部212の保持部に保持されている場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462におけるICカードに対応する記憶領域462aに、当該ICカードの属性としての当該ICカードの種類を表す属性データを記憶する。なお前述したように、ICカードの種類は、近距離通信部212による近距離無線通信処理が行われることにより判断される。
印刷物については、CPU222aは、印刷物センサ310aによる検知結果に基づいて、当該印刷物が所定の箇所としての排紙トレイ308に存在するかどうかを、検出する。そして、印刷物が排紙トレイ308に存在する場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462における印刷物に対応する記憶領域462aに、当該印刷物の属性としての当該印刷物のサイズを表す属性データを記憶する。なお、印刷物のサイズは、当該印刷物となる用紙の設定条件に基づく。
写真については、CPU222aは、写真センサ216bによる検知結果に基づいて、当該写真が所定の箇所としての写真用プリンタ216の排出部216aに存在するかどうかを、検出する。そして、写真が写真用プリンタ216の排出部216aに存在する場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462における写真に対応する記憶領域462aに、当該写真の属性としての当該写真のサイズを表す属性データを記憶する。なお、写真のサイズは、当該写真となる写真用紙の設定条件に基づく、
おつりについては、CPU222aは、貨幣処理部214における前述の残高、硬貨センサ214cによる検知結果、および、貨幣投入部214aの紙幣投入口の状態に基づいて、当該おつりがあるかどうかを、検出する。そして、おつりがある場合には、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462における原稿に対応する記憶領域462aに、当該おつりの属性としての当該おつりの金額を表す属性データを記憶する。なお、おつりの金額は、貨幣処理部214による残高に基づく。
このような物品検出処理を実行するCPU222aは、本発明に係る検出手段の一例である。そして、CPU222aは、この物品検出処理を実行しつつ、さらに、前述の置き忘れ管理プログラム434に従って、置き忘れ管理処理を実行する。この置き忘れ管理処理の流れを、図10および図11に示す。
なお、CPU222aは、ディスプレイ202に前述のホーム画面が表示されている状態で、コピーサービスなどの何らかのサービスの提供を受けるための操作が行われたときに、置き忘れ管理処理を実行する。この置き忘れ管理処理は、コピーモード画面100などの各サービスに対応するモード画面のうちの置き忘れ情報(120など)の表示(内容)を管理するための処理である。各モード画面をディスプレイ202に表示するための処理は、この置き忘れ管理処理とは別に、前述の表示制御プログラム412に従って実行される。また、置き忘れ管理プログラム434には、図4に示される関係、つまりマルチコピー機10により提供可能なサービスと、それぞれのサービスにおいて置き忘れられる虞のある物品との関係を、表すデータ(テーブル)が、組み込まれている。すなわち、CPU222aは、マルチコピー機10により提供可能なサービスと、それぞれのサービスにおいて置き忘れられる虞のある物品との関係を認識した上で、置き忘れ管理処理を実行する。
この置き忘れ管理処理によれば、図10に示されるように、CPU222aは、まず、ステップS1において、一時記憶レジスタ464を初期化し、詳しくは当該一時記憶レジスタ464の(置き忘れ検出レジスタ462の各記憶領域462a、462a、…と同様の)各記憶領域にゼロというデータを記憶する。そして、CPU222aは、処理をステップS3へ進める。
ステップS3において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を参照し、つまり前述の物品検出処理による検出結果を参照する。そして、CPU222aは、処理をステップS5へ進めて、このステップS5において、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とを比較する。その上で、CPU222aは、処理をステップS7へ進める。
ステップS7において、CPU222aは、前述のステップS5における比較の結果、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違するかどうか、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態が変化しているかどうかを、判定する。ここでたとえば、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違する場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態が変化している場合(S7:YES)、CPU222aは、処理をステップS9へ進める。一方、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違していない場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態に変化がない場合は(S7:NO)、CPU222aは、処理を後述するステップS13へ進める。
ステップS9において、CPU222aは、前述のステップS3における置き忘れ検出レジスタ462の参照結果に基づいて、ディスプレイ202に表示されている(モード画面の)置き忘れ情報の表示を更新する。そして、CPU222aは、処理をステップS11へ進める。
ステップS11において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を一時記憶レジスタ464へコピーする。そして、CPU222aは、処理をステップS13へ進める。
ステップS13において、CPU222aは、置き忘れられる虞のあるそれぞれの物品を回収するタイミングが到来したかどうかを判定する。具体的には、CPU222aは、現在提供中のサービスに係るジョブが完了したかどうか、または、モード画面における終了キー(114など))が押下(タップ)されたかどうかを、判定する。ここでたとえば、それぞれの物品の回収タイミングが到来した場合、つまりジョブが完了したか、または、終了キーが押下された場合(S13:YES)、CPU222aは、処理をステップS15へ進める。一方、それぞれの物品の回収タイミングがまだ到来していない場合、つまりジョブがまだ完了しておらず、また、終了キーが押下されていない場合は(S13:NO)、CPU222aは、処理をステップS3へ戻す。
ステップS15において、CPU222aは、置き忘れられる虞のある物品を回収する期限までの時間をカウントするためのタイマをリセットした上でスタートさせる。ここで言うタイマは、CPU222aによって構成されるソフトウェアタイマである。そして、CPU222aは、処理をステップS17へ進める。
ステップS17において、CPU222aは、改めて置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を参照する。そして、CPU222aは、処理をステップS19へ進めて、このステップS19において、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とを比較する。その上で、CPU222aは、処理をステップS21へ進める。
ステップS21において、CPU222aは、前述のステップS19における比較の結果、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違するかどうか、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態が変化しているかどうかを、判定する。ここでたとえば、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違する場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態が変化している場合(S21:YES)、CPU222aは、処理をステップS23へ進める。一方、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違していない場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の状態に変化がない場合は(S21:NO)、CPU222aは、処理を後述するステップS29へ進める。
ステップS23において、CPU222aは、前述のステップS17で改めて参照した置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容に基づいて、ディスプレイ202に表示されている(モード画面の)置き忘れ情報の表示を更新する。そして、CPU222aは、処理をステップS25へ進める。
ステップS25において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を一時記憶レジスタ464へコピーする。そして、CPU222aは、処理をステップS27へ進める。
ステップS27において、CPU222aは、改めて前述のタイマをリセットした上でスタートさせる。そして、CPU222aは、処理をステップS29へ進める。
ステップS29において、CPU222aは、前述のステップS17における置き忘れ検出レジスタ462の参照結果に基づいて、置き忘れがあるかどうかを判定し、つまり置き忘れられる虞のある物品のうちまだ回収されていない物品があるかどうかを判定する。ここでたとえば、置き忘れがない場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の全てが回収済である場合(S29:NO)、CPU222aは、この一連の置き忘れ管理処理を終了する。一方、置き忘れがある場合、つまり未回収の物品がある場合は(S29:YES)、CPU222aは、処理をステップS31へ進める。
ステップS31において、CPU222aは、前述のタイマのカウント時間がタイムアップしたかどうかを、つまり置き忘れられる虞のある物品を回収する期限が到来したかどうかを、判定する。ここでたとえば、前述のタイマのカウント時間がタイムアップしていない場合、つまり置き忘れられる虞のある物品を回収する期限がまだ到来していない場合(S31:NO)、CPU222aは、処理をステップS17へ戻す。一方、前述のタイマのカウント時間がタイムアップした場合は、つまり置き忘れられる虞のある物品を回収する期限が到来した場合は(S31:YES)、CPU222aは、処理をステップS33へ進める。なお、ここで言うタイマのカウント時間がタイムアップするまでの時間としては、たとえば数十秒間〜1分間程度が適当である。
ステップS33において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容に基づいて、置き忘れがあることを表す警告を出力する。具体的にはたとえば、CPU222aは、適当な文字や絵図などを用いて、どのような物品が置き忘れられているのかを表す警告メッセージをディスプレイ202に表示する。またたとえば、CPU222aは、音声処理部230を制御して、警告のための音声メッセージをスピーカ232から出力させる。その上で、CPU222aは、一連の置き忘れ管理処理を終了する。なお、このステップS33で出力される警告は、たとえば置き忘れられた物品が回収されたり、あるいはタッチパネル204に対して所定の操作が成されたりするなどの、所定の条件が満足されたときに停止される。また、このステップS33で出力される警告は、一定の時間が経過した時点で、停止されてもよい。さらに、スピーカ232からの音声メッセージの出力については、任意にオン/オフ可能とされてもよい。
このように本第1実施例に係るマルチコピー機10によれば、当該マルチコピー機10が提供可能な複数のサービスのそれぞれが提供される際に、置き忘れられる虞のある複数の物品に関する置き忘れ情報(120など)が、ディスプレイ202に表示される。このことは、これら複数の物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。しかも、ディスプレイ202の表示面は、ユーザ操作を受け付ける操作受付面としても機能するので、このような操作受付面というユーザが常に注目する部分に置き忘れ情報が表示されることは、物品の置き忘れを防止するのにより一層大きく貢献する。
なお、図10および図11に示される流れに従って置き忘れ管理処理を実行するCPU222aは、とりわけステップS9およびステップS23において置き忘れ情報の表示を更新する当該CPU222aは、本発明に係る表示制御手段の一例である。また、ステップS33において出力される警告は、前述の所定の条件が満足されたときに停止されるのではなく、一定期間にわたって出力された後、停止されてもよい。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について説明する。
本第2実施例においては、前述の第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図12および図13に示されるようなコピーモード画面100aが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第2実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図12および図13に示されるようなコピーモード画面100aが、ディスプレイ202に表示される。また、本第2実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図12および図13に示されるコピーモード画面100aに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第2実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は省略する。
図12に示されるコピーモード画面100aは、図7に示されるコピーモード画面100に対応する。すなわち、本第2実施例においても、マルチコピー機10によるコピーサービスの提供を受ける場合には、ディスプレイ202に前述のホーム画面が表示されている状態で、当該コピーサービスの提供を受けるための操作が成される。ここでたとえば、画像読取部302の原稿台にA4版サイズの原稿がセットされるとともに、コピーサービスの提供を受けるのに必要な料金が貨幣処理部214の貨幣投入部214aに投入される、とする。そして、A4版サイズの普通紙へのコピーが行われるように設定された上で、当該コピーが行われる、とする。さらに、このコピーが終了した時点で、貨幣処理部214における前述の残高がゼロではない、とする。すると、図12に示されるようなコピーモード画面100aが、ディスプレイ202に表示される。
この図12に示されるコピーモード画面100aによれば、図7に示されるコピーモード画面100におけるのと同様の設定キー群102が、当該コピーモード画面100aの左側の領域に配置される。そして、この設定キー群102の下方の領域に、スタートキー110が配置される。また、コピーモード画面100aの右側上部の領域に、もどるキー112および終了キー114が配置される。そして、これらもどるキー112および終了キー114の下方の領域に、テンキー群106およびフィールド108が配置される。そして、コピーモード画面100の中央の領域に、置き忘れ情報120aが表示される。
この置き忘れ情報120aは、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図500を含む。そして、この模擬図500の周囲の適当な位置に、置き忘れられる虞のある複数の物品のうちまだ未回収の物品に対応するボックス形のインデックス502、504および506が表示される。
ここでたとえば、このコピーモード画面100における下部に表示されたインデックス504に注目する。このインデックス504は、適宜のアイコン504aと、このアイコン504aの下方に表示された文字列504bと、これらアイコン504aおよび文字列504bを一括的に囲む矩形状の枠線504cと、を含む。併せて、このインデックス504には、枠線504cの一辺から模擬図500に向かって延伸する矢印504dが付されている。他のインデックス502および506も同様に、それぞれ、アイコンと文字列と枠線とを含む。併せて、これら他のインデックス502および506には、それぞれ、矢印が付されている。なお、図12(および図13)においては、その見易さを考慮して、これら他のインデックス502および506の各要素への詳細な符号の記載を省略する。
各インデックス502、504および506のうちの「原稿:A4」という文字列を含むインデックス502は、原稿に対応する。この原稿に対応するインデックス502は、当該原稿の外観を模式的に表すアイコンを含む。併せて、このインデックス502は、アイコンおよび文字列を一括的に囲む矩形状の枠線を含む。そして、このインデックス502は、模擬図500における原稿についての所定の箇所である画像読取部302の原稿台に対応する部分の近傍に表示される。さらに、このインデックス502には、枠線から模擬図500に向かって延伸する矢印が付されている。この矢印は、模擬図500における画像読取部302の原稿台に対応する部分を指し示す。すなわち、この原稿に対応するインデックス502は、模擬図500における画像読取部302の原稿台に対応する部分と、つまり当該原稿の回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。このような態様のインデックス502は、画像読取部302の原稿台にA4版の原稿がセットされていることを表す。言い換えれば、画像読取部302の原稿台にA4版の原稿がセットされていることが、インデックス502によって図示される。
そして、「印刷物:A4」という文字列504bが記されたインデックス504は、印刷物に対応する。この印刷物に対応するインデックス504は、当該印刷物の外観を模式的に表すアイコン504aを含む。このアイコン504aおよび文字列504bは、前述の如く矩形状の枠線504cによって一括的に囲まれている。そして、このインデックス504は、模擬図500における印刷物についての所定の箇所である排紙トレイ308に対応する部分の近傍に表示される。併せて、このインデックス504には、前述の如く矢印504dが付されている。この矢印504dは、模擬図500における排紙トレイ308に対応する部分を指し示す。すなわち、この印刷物に対応するインデックス504は、模擬図500における排紙トレイ308に対応する部分と、つまり当該印刷物の回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。このような態様のインデックス504は、排紙トレイ308にA4版の印刷物が残っていることを表す。言い換えれば、排紙トレイ308にA4版の印刷物が残っていることが、インデックス504によって図示される。
さらに、「おつり:〇〇円」という文字列が記されたインデックス506は、おつりに対応する。このおつりに対応するインデックス506は、金銭を模式的に表すアイコンを含む。併せて、このインデックス502は、アイコンおよび文字列を一括的に囲む矩形状の枠線を含む。そして、このインデックス506は、模擬図500におけるおつりについての所定の箇所である貨幣処理部214(とりわけ硬貨返却口214b)に対応する部分の近傍に表示される。さらに、このインデックス506には、枠線から模擬図500に向かって延伸する矢印が付されている。この矢印は、模擬図500における貨幣処理部214に対応する部分を指し示す。すなわち、このおつりに対応するインデックス506は、模擬図500における貨幣処理部214に対応する部分と、つまり当該おつりの回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。このような態様のインデックス506は、おつりがあることを表す。言い換えれば、おつりがあることが、インデックス506によって図示される。なお、詳しい図示は省略するが、このおつりに対応するインデックス506に含まれる「おつり:〇〇円」という文字列のうちの「〇〇」という部分には、おつりの具体的な金額を表す数値が表示される。
加えて、コピーモード画面100における適宜の位置に、たとえば模擬図500の上方に、置き忘れについての注意を喚起するための適当な文字列510が表示される。ここでは、この文字列510として、たとえば第1実施例におけるのと同様の「※お忘れ物にご注意ください。」という文字列が表示される。
ユーザは、このようなインデックス502、504および506を含む置き忘れ情報120aの内容から、A4サイズの原稿が画像読取部302の原稿台にセットされたままの状態にあること、および、A4サイズの印刷物が排紙トレイ308に残っていること、さらに、おつりがあることを、直観的に認識することができる。このことは、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
そして、この図12に示されるコピーモード画面100aが表示されている状態で、たとえば原稿が画像読取部302の原稿台から回収されると、当該原稿に対応するインデックス502の表示が消える。この結果、コピーモード画面100は、図13に示されるような態様になる。また、この図13に示されるコピーモード画面100aが表示されている状態で、たとえば印刷物が排紙トレイ308から回収されると、図示は省略するが、当該印刷物に対応するインデックス504の表示が消える。これと同様に、おつりが回収されると、図示は省略するが、当該おつりに対応するインデックス506の表示が消える。このように置き忘れられる虞のある全ての物品が回収されると、置き忘れ情報120aのうちの模擬図500と注意喚起のための文字列510とのみが表示される状態となる。
なお、ここで説明した例では、写真は出力されないので、当該写真に対応するインデックスは表示されない。ただし、写真が出力された場合には、図示は省略するが、当該写真に対応するインデックスが表示される。この写真に対応するインデックスは、前述の各インデックス502、504および506と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、写真の外観を模式的に表す。そして、文字列は、写真のサイズを表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。この写真に対応するインデックスは、模擬図500における当該写真についての所定の箇所である写真用プリンタ216の排出部216aに対応する部分の近傍に表示される。併せて、この写真に対応するインデックスには、模擬図500における写真用プリンタ216の排出部216aに対応する部分を指し示す矢印が付される。すなわち、この写真に対応するインデックスは、模擬図500における写真用プリンタ216の排出部216aに対応する部分と、つまり当該写真の回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。そして、写真が写真用プリンタ216の排出部216aから回収されると、当該写真に対応するインデックスの表示が消える。
また前述したように、本第2実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図12および図13に示されるコピーモード画面100aに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。
図示は省略するが、たとえばPDFプリントサービスの提供を受ける場合には、PDFプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このPDFプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このPDFプリントモード画面における置き忘れ情報には、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、も含まれる。
特に、メディアに対応するインデックスは、前述の各インデックス502、504および506と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、メディアの外観を模式的に表す。そして、文字列は、メディアの種類を表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。このメディアに対応するインデックスは、模擬図における当該メディアについての所定の箇所である外部記憶媒体装着部206に対応する部分の近傍に表示される。併せて、このメディアに対応するインデックスには、模擬図における外部記憶媒体装着部206に対応する部分を指し示す矢印が付される。すなわち、このメディアに対応するインデックスは、模擬図における外部記憶媒体装着部206に対応する部分と、つまり当該メディアの回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。そして、メディアが外部記憶媒体装着部206から回収されると、当該メディアに対応するインデックスの表示が消える。
また、写真プリントサービスを受ける場合には、写真プリントモード画面がディスプレイ202に表示される。この写真プリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物、写真およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、この写真プリントモード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
ネットワークプリントサービスの提供を受ける場合には、ネットワークプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このネットワークプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このネットワークプリントモード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
コンテンツプリントサービスの提供を受ける場合には、コンテンツプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このコンテンツプリントモード画面においては、ネットワークプリントモード画面と同様、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このコンテンツプリントモード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
ファックスサービスの提供を受ける場合には、とりわけファックス送信をする場合には、ファックス送信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス送信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、印刷物およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このファクシミリ送信モード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
そして、ファックス受信をする場合には、ファックス受信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス受信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このファクシミリ受信モード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
さらに、スキャンサービスの提供を受ける場合には、スキャンモード画面がディスプレイ202に表示される。このスキャンモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、メディアおよびおつりのうち未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、このスキャンプリントモード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
行政サービスの提供を受ける場合には、行政サービスモード画面がディスプレイ202に表示される。この行政サービスモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての住民基本台帳カードもしくは個人番号カード、印刷物およびおつりのうちの未回収の物品に対応するインデックスを含む置き忘れ情報が表示される。そして、この行政サービスモード画面における置き忘れ情報にも、コピーモード画面100aにおけるのと同様の模擬図と、当該コピーモード画面100aにおけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
特に、住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカードに対応するインデックスは、前述の各インデックス502、504および506と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、ICカードの外観を模式的に表す。そして、文字列は、ICカードの種類を表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。このICカードに対応するインデックスは、模擬図における当該ICカードについての所定の箇所である近距離通信部212に対応する部分の近傍に表示される。併せて、このICカードに対応するインデックスには、模擬図における近距離通信部212に対応する部分を指し示す矢印が付される。すなわち、このICカードに対応するインデックスは、模擬図における近距離通信部212に対応する部分と、つまり当該ICカードの回収箇所と、関連付けられた状態で表示される。そして、ICカードが近距離通信部212から回収されると、当該ICカードに対応するインデックスの表示が消える。
このような置き忘れ情報(120aなど)を含む各モード画面(100aなど)を表示するために、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、第1実施例におけるのと同様の要領で、置き忘れ管理処理を実行する。特に、前述のステップS9(図10参照)およびステップS23(図11参照)においては、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462(図9参照)の記憶内容に基づいて、置き忘れ情報(120aなど)の表示を更新する。なお、これらの処理についての詳しい説明は省略する。
このように本第2実施例によれば、置き忘れられる虞のある複数の物品のうち未回収の物品がある場合に、この未回収の物品に対応するインデックス(502、504、506など)が表示され、つまり当該未回収の物品に関する情報が図示される。したがって、ユーザは、このインデックスを含む置き忘れ情報の内容から、未回収の物品の有無を直観的に認識することができるとともに、当該未回収の物品がある場合には、その回収箇所を直観的に認識することができる。このことは、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例について説明する。
本第3実施例においては、たとえば第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図14に示されるようなコピーモード画面100bが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第3実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図14に示されるようなコピーモード画面100aが、ディスプレイ202に表示される。また、本第3実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図14に示されるコピーモード画面100bに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第3実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は省略する。
図14に示されるコピーモード画面100bは、図7に示されるコピーモード画面100に対応し、換言すれば第2実施例における図12に示されるコピーモード画面100aに対応する。すなわち、この図14に示されるコピーモード画面100bは、画像読取部302の原稿台にA4版の原稿がセットされたままの状態にあり、併せて、排紙トレイ308に印刷物が残っており、さらに、おつりがあることを表す。
より具体的に説明すると、この図14に示されるコピーモード画面100aによれば、矩形状の置き忘れ注意画面600がポップアップ表示(またはオーバレイ表示)される。そして、この置き忘れ注意画面600内に、置き忘れ情報120bが表示される。なお、置き忘れ注意画面600がポップアップ表示されることにより、当該置き忘れ注意画面600の背面側(図14が記載された紙面のうら面側)に、たとえば第1実施例におけるのと同様の設定キー群102(各設定キー104、104、…)の一部、テンキー群106、フィールド108およびスタートキー110が隠れた状態になる。
この置き忘れ注意画面600内に表示される置き忘れ情報120bは、第2実施例における置き忘れ情報(120aなど)と同様、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図610を含む。そして、この模擬図610の周囲の適当な位置に、置き忘れられる虞のある複数の物品のうちの未回収の物品に対応するボックス形のインデックス612、614および616が表示される。これらのインデックス612、614および616は、第2実施例におけるインデックス(502、504および506など)と同様、それぞれ、アイコンと文字列と枠線とを含む。併せて、これらのインデックス612、614および616には、それぞれ、矢印が付されている。なお、図14においては、その見易さを考慮して、これらのインデックス612、614および616の各要素への詳細な符号の記載を省略する。
各インデックス612、614および616のうちの「原稿:A4」という文字列を含むインデックス612は、原稿に対応する。この原稿に対応するインデックス612は、当該原稿の外観を模式的に表すアイコンを含む。併せて、このインデックス612は、アイコンおよび文字列を一括的に囲む矩形状の枠線を含む。そして、このインデックス612は、模擬図610における原稿についての所定の箇所である画像読取部302の原稿台に対応する部分の近傍に表示される。さらに、このインデックス612には、模擬図610における画像読取部302の原稿台に対応する部分を指し示す矢印が付される。
そして、「印刷物:A4」という文字列が記されたインデックス614は、印刷物に対応する。この印刷物に対応するインデックス614は、当該印刷物の外観を模式的に表すアイコンを含む。併せて、このインデックス614は、アイコンおよび文字列を一括的に囲む枠線を含む。そして、このインデックス614は、模擬図610における印刷物についての所定の箇所である排紙トレイ308に対応する部分の近傍に表示される。さらに、このインデックス614には、模擬図610における排紙トレイ308に対応する部分を指し示す矢印が付される。
「おつり:〇〇円」という文字列が記されたインデックス616は、おつりに対応する。このおつりに対応するインデックス616は、金銭を模式的に表すアイコンを含む。併せて、このインデックス616は、アイコンおよび文字列を一括的に囲む枠線を含む。そして、このインデックス616は、模擬図610における当該おつりについての所定の箇所である貨幣処理部214(とりわけ硬貨返却口214b)に対応する部分の近傍に表示される。さらに、このインデックス616には、模擬図610における貨幣処理部214に対応する部分を指し示す矢印が付される。なお、詳しい図示は省略するが、このおつりに対応するインデックス616に含まれる「おつり:〇〇円」という文字列のうちの「〇〇」という部分には、おつりの具体的な金額を表す数値が表示される。
加えて、置き忘れ注意画面600内における適宜の位置に、たとえば当該置き忘れ注意画面600内における上部に、置き忘れについての注意を喚起するための適当な文字列620が表示される。ここでは、この文字列620として、たとえば第1実施例におけるのと同様の「※お忘れ物にご注意ください。」という文字列が表示される。
ユーザは、このような置き忘れ注意画面600内に表示された置き忘れ情報120bの内容から、A4サイズの原稿が画像読取部302の原稿台にセットされたままの状態にあること、および、A4サイズの印刷物が排紙トレイ308に残っていること、さらに、おつりがあることを、直観的に認識することができる。しかも、この置き忘れ情報120bは、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面600内に表示されるので、たとえば第2実施例における置き忘れ情報(120aなど)よりも大きめの態様で表示することができる。このように置き忘れ情報120bが大きめの態様で表示されることにより、ユーザによる視認性がより向上する。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
そして、この図14に示されるコピーモード画面100bが表示されている状態で、たとえば原稿が画像読取部302の原稿台から回収されると、図示は省略するが、当該原稿に対応するインデックス612の表示が消える。これと同様に、印刷物が排紙トレイ308から回収されると、当該印刷物に対応するインデックス614の表示が消える。さらに、おつりが回収されると、当該おつりに対応するインデックス616の表示が消える。そして、このように置き忘れられる虞のある全ての物品が回収されると、置き忘れ注意画面600のポップアップ表示が消える。この結果、置き忘れ注意画面600の背面側に隠れていた設定キー群102の一部やテンキー群106などが表示される。
なお、図示は省略するが、写真が出力された場合には、当該写真に対応するインデックスが加わる。この写真に対応するインデックスは、図14に示される各インデックス612、614および616と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、写真の外観を模式的に表す。そして、文字列は、写真のサイズを表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。この写真に対応するインデックスは、模擬図610における当該写真についての所定の箇所である写真用プリンタ216の排出部216aに対応する部分の近傍に表示される。併せて、この写真に対応するインデックスには、模擬図610における写真用プリンタ216の排出部216aに対応する部分を指し示す矢印が付される。そして、写真が写真用プリンタ216の排出部216aから回収されると、当該写真に対応するインデックスの表示が消える。
また、前述したように、本第3実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図14に示されるコピーモード画面100bに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。
図示は省略するが、たとえばPDFプリントサービスの提供を受ける場合には、PDFプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このPDFプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600(コピーモード画面100b)におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
特に、メディアに対応するインデックスは、図14に示される各インデックス612、614および616と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、メディアの外観を模式的に表す。そして、文字列は、メディアの種類を表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。このメディアに対応するインデックスは、模擬図における当該メディアについての所定の箇所である外部記憶媒体装着部206に対応する部分の近傍に表示される。併せて、このメディアに対応するインデックスには、模擬図における外部記憶媒体装着部206に対応する部分を指し示す矢印が付される。そして、メディアが外部記憶媒体装着部206から回収されると、当該メディアに対応するインデックスの表示が消える。
また、写真プリントサービスを受ける場合には、写真プリントモード画面がディスプレイ202に表示される。この写真プリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としてのメディア、印刷物、写真およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
ネットワークプリントサービスの提供を受ける場合には、ネットワークプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このネットワークプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
コンテンツプリントサービスの提供を受ける場合には、コンテンツプリントモード画面がディスプレイ202に表示される。このコンテンツプリントモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物、写真およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
ファックスサービスの提供を受ける場合には、とりわけ、ファックス送信をする場合には、ファックス送信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス送信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、印刷物およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
そして、ファックス受信をする場合には、ファックス受信モード画面がディスプレイ202に表示される。このファックス受信モード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての印刷物およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
さらに、スキャンサービスの提供を受ける場合には、スキャンモード画面がディスプレイ202に表示される。このスキャンモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての原稿、メディアおよびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
行政サービスの提供を受ける場合には、行政サービスモード画面がディスプレイ202に表示される。この行政サービスモード画面においては、置き忘れられる虞のある物品としての住民基本台帳カードもしくは個人番号カード、印刷物およびおつりのうち未回収の物品がある場合に、図14に示される置き忘れ注意画面600に倣った態様の置き忘れ注意画面がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、置き忘れ情報が表示される。この置き忘れ情報には、未回収の物品に対応するインデックスと、図14に示される置き忘れ注意画面600におけるのと同様の模擬図と、当該置き忘れ注意画面600におけるのと同様の注意喚起のための文字列と、が含まれる。
特に、住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカードに対応するインデックスは、図14に示される各インデックス612、614および616と同様、アイコンと文字列と枠線とを含む。このうちのアイコンは、ICカードの外観を模式的に表す。そして、文字列は、ICカードの種類を表す文字列を含む。さらに、枠線は、これらアイコンおよび文字列を一括的に囲む。このICカードに対応するインデックスは、模擬図における当該ICカードについての所定の箇所である近距離通信部212に対応する部分の近傍に表示される。併せて、このICカードに対応するアイコンには、模擬図における近距離通信部212に対応する部分を指し示す矢印が付される。そして、ICカードが近距離通信部212から回収されると、当該ICカードに対応するインデックスの表示が消える。
このような置き忘れ情報(120bなど)を含む置き忘れ注意画面(600など)を表示するために、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、置き忘れ管理処理を実行するが、本第3実施例における置き忘れ管理処理の流れは、第1実施例における置き忘れ管理処置の流れと少し異なる。本第3実施例における置き忘れ管理処理の流れを、図15および図16に示す。
本第3実施例における置き忘れ管理処理によれば、図15に示されるように、CPU222aは、まず、ステップS101において、一時記憶レジスタ464を初期化し、詳しくは当該一時記憶レジスタ464の(置き忘れ検出レジスタ462の各記憶領域462a、462a、…と同様の)各記憶領域にゼロというデータを記憶する。そして、CPU222aは、処理をステップS103へ進める。
ステップS103において、CPU222aは、置き忘れられる虞のあるそれぞれの物品を回収するタイミングが到来するのを待つ(S103:NO)。具体的には、CPU222aは、現在提供中のサービスに係るジョブが完了するか、または、モード画面における終了キー(114など)が押下されるのを、待つ。そして、それぞれの物品の回収タイミングが到来すると、つまりジョブが完了するか、または、終了キーが押下されると(S103:YES)、CPU222aは、処理をステップS105へ進める。
ステップS105において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を参照する。そして、CPU222aは、ステップS107において、ステップS105における置き忘れ検出レジスタ462の参照結果に基づいて、置き忘れがあるかどうかを判定し、つまり置き忘れられる虞のある物品のうちまだ未回収の物品があるかどうかを判定する。ここでたとえば、置き忘れがない場合、つまり置き忘れられる虞のある物品の全てが回収済である場合(S107:NO)、CPU222aは、処理を後述するステップS127へ進める。一方、置き忘れがある場合、つまり置き忘れられる虞のある物品のうち未回収の物品がある場合は(S107:YES)、CPU222aは、処理をステップS109へ進める。
ステップS109において、CPU222aは、今現在、置き忘れ注意画面(600など)が表示されているかどうかを判定する。ここでたとえば、置き忘れ注意画面が表示されていない場合は(S109:NO)、CPU222aは、処理をステップS111へ進める。一方、置き忘れ注意画面が表示中である場合は(S109:YES)、CPU222aは、処理を後述するステップS113へ進める。なお、本第3実施例における一連の置き忘れ管理処理において、このステップS109が最初に実行される場合に、CPU222aは、処理を当該ステップS109からステップS111へ進める。
ステップS111において、CPU222aは、置き忘れ注意画面をディスプレイ202にポップアップ表示し、つまり置き忘れ情報(120bなど)を表示する。そして、CPU222aは、処理を後述するステップS119へ進める。
一方、ステップS113において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とを比較する。その上で、CPU222aは、処理をステップS115へ進める。
ステップS115において、CPU222aは、前述のステップS113における比較の結果、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違するかどうか、つまり未回収の物品の状態が変化しているかどうかを、判定する。ここでたとえば、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違する場合、つまり未回収の物品の状態が変化している場合(S115:YES)、CPU222aは、処理をステップS117へ進める。一方、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違していない場合、つまり未回収の物品の状態に変化がない場合は(S115:NO)、CPU222aは、処理を後述するステップS123へ進める。
ステップS117において、CPU222aは、前述のステップS105における置き忘れ検出レジスタ462の参照結果に基づいて、ディスプレイ202に表示されている置き忘れ注意画面(600など)の表示を更新し、つまり置き忘れ情報の表示を更新する。そして、CPU222aは、処理をステップS119へ進める。
ステップS119において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容を一時記憶レジスタ464へコピーする。そして、CPU222aは、処理をステップS121へ進める。
ステップS121において、CPU222aは、未回収の物品を回収する期限までの時間をカウントするためのタイマをリセットした上でスタートさせる。ここで言うタイマは、CPU222aによって構成されるソフトウェアタイマである。そして、CPU222aは、処理をステップS123へ進める。
ステップS123において、CPU222aは、前述のタイマのカウント時間がタイムアップしたかどうかを、つまり未回収の物品を回収する期限が到来したかどうかを、判定する。ここでたとえば、前述のタイマのカウント時間がタイムアップしていない場合、つまり未回収の物品を回収する期限がまだ到来していない場合(S123:NO)、CPU222aは、処理をステップS105へ戻す。一方、前述のタイマのカウント時間がタイムアップした場合は、つまり未回収の物品を回収する期限が到来した場合は(S123:YES)、CPU222aは、処理をステップS125へ進める。なお、ここで言うタイマのカウント時間がタイムアップするまでの時間としては、たとえば数十秒間〜1分間程度が適当である。
ステップS125において、CPU222aは、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容に基づいて、置き忘れがあることを表す警告を出力する。具体的にはたとえば、CPU222aは、適当な文字や絵図などを用いて、どのような物品が置き忘れられているのかを表す警告メッセージをディスプレイ202に表示する。またたとえば、CPU222aは、音声処理部230を表示して、警告のための音声メッセージをスピーカ232から出力させる。その上で、CPU222aは、一連の置き忘れ管理処理を終了する。なお、このステップS125で出力される警告は、たとえば全ての未回収の物品が回収されたり、あるいはタッチパネル204に対して所定の操作が成されたりするなどの、所定の条件が満足されたときに停止される。また、このステップS125で出力される警告は、一定の時間が経過した時点で、停止されてもよい。
なお、前述のステップS107からステップS127へ処理が進められた場合、CPU222aは、当該ステップS107において、今現在、置き忘れ注意画面が表示されているかどうかを判定する。ここでたとえば、置き忘れ注意画面が表示されていない場合は(S127:NO)、CPU222aは、一連の置き忘れ管理処理を終了する。一方、置き忘れ注意画面が表示中である場合は(S127:YES)、CPU222aは、処理をステップS129へ進める。
ステップS129において、CPU222aは、置き忘れ注意画面の表示を終了する。その上で、CPU222aは、一連の置き忘れ管理処理を終了する。
このように本第3実施例によれば、置き忘れられる虞のある物品のうち未回収の物品がある場合に、置き忘れ注意画面(600など)がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面内に、未回収の物品に対応するインデックス(612、614、616など)を含む置き忘れ情報(120bなど)が表示され、つまり当該未回収の物品に関する情報が図示される。したがって、ユーザは、置き忘れ注意画面がポップアップ表示されることにより、未回収の物品があることを直観的に認識することができる。そして、この置き忘れ注意画面内に表示される置き忘れ情報の内容から、ユーザは、未回収の物品の回収箇所を直観的に認識することができる。しかも、置き忘れ情報は、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面600内に表示されるので、たとえば第2実施例における置き忘れ情報(120aなど)よりも大きめの態様で表示することができる。このように置き忘れ情報120bが大きめの態様で表示されることにより、ユーザによる視認性がより向上する。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
[第4実施例]
次に、本発明の第4実施例について説明する。
本第4実施例においては、たとえば第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図17および図18に示されるようなコピーモード画面100cが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第4実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図17および図18に示されるようなコピーモード画面100cが、ディスプレイ202に表示される。また、本第4実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図17および図18に示されるコピーモード画面100cに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第4実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は、省略する。
図17に示されるコピーモード画面100cは、図7に示されるコピーモード画面100に対応し、換言すれば第3実施例における図14に示されるコピーモード画面100bに対応する。すなわち、この図17に示されるコピーモード画面100cは、画像読取部302の原稿台にA4版の原稿がセットされたままの状態にあり、併せて、排紙トレイ308に印刷物が残っており、さらに、おつりがあることを表す。
より具体的に説明すると、この図17に示されるコピーモード画面100cによれば、図14に示されるコピーモード画面100bと同様、矩形状の置き忘れ注意画面700がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面700内に、置き忘れ情報120cが表示される。なお、置き忘れ注意画面700がポップアップ表示されることにより、当該置き忘れ注意画面700の背面側に、たとえば第1実施例におけるのと同様の設定キー群102の一部、テンキー群106、フィールド108およびスタートキー110が隠れた状態になる。
この置き忘れ注意画面700内に表示される置き忘れ情報120cは、図14における置き忘れ情報120bと同様、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図710を含む。そして、この模擬図710の周囲の適当な位置に、置き忘れられる虞のある複数の物品のうちの未回収の物品に対応するボックス形のインデックス712、714および716が表示される。
各インデックス712、714および716は、図14における各インデックス612、614、616と基本的に同様の態様である一方、原稿に対応するインデックス712のみが、他のインデックス714および716よりも大きく表示される。これは、未回収の物品のうちの原稿が、他の未回収の物品である印刷物およびおつりよりも早めに回収されるのが望ましいことを、表す。言い換えれば、未回収の物品を回収する順番として、原稿の優先度が最も高いことが、各インデックス712、714および716の大きさによって表される。
また、この図17における置き忘れ情報120cは、図14における置き忘れ情報120bと同様、注意喚起のための適当な文字列720を含む。
この図17に示されるコピーモード画面100cが表示されている状態において、優先度が最も高い物品としての原稿が回収されると、当該コピーモード画面100cが、図18に示されるような態様に変化する。すなわち、この図18に示されるように、回収された原稿に対応するインデックス712の表示が消える。そして、印刷物に対応するインデックス714が大きく表示される。これは、未回収の物品のうちの印刷物が、他の未回収の物品であるおつりよりも早めに回収されるのが望ましいことを、表す。
そして、この図18に示されるコピーモード画面100cが表示されている状態において、優先度が最も高い物品としての印刷物が回収されると、図示は省略するが、当該印刷物に対応するインデックス714の表示が消える。これに代わって、おつりに対応するインデックス716が大きく表示される。さらに、おつりが回収されると、当該おつりに対応するインデックス716の表示が消える。そして、このように全ての未回収の物品が回収されると、置き忘れ注意画面700のポップアップ表示が消える。この結果、置き忘れ注意画面700の背面側に隠れていた設定キー群102の一部やテンキー群106などが表示される。
ここで言う優先度は、図19に示される優先度テーブル750に基づく。この優先度テーブル750には、置き忘れられる虞のある全ての物品(置き忘れ候補)についての優先度が記憶されている。この図19に示される優先度テーブル750によれば、個人情報が記憶されている住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカードの優先度が最も高く、これ以外の各物品の優先度が適宜に定められている。なお、この優先度は、任意に設定(変更)することができる。このような優先度テーブル750は、たとえばアプリケーションボックス20の主記憶部222bのRAMに格納される。
ゆえにたとえば、改めて図17を参照すると、この図17に示されるコピーモード画面100c(置き忘れ注意画面700)においては、未回収の物品である原稿、印刷物およびおつりのうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い原稿に対応するインデックス712が、大きく表示される。またたとえば、図18を参照すると、この図18に示されるコピーモード画面100cにおいては、未回収の物品である印刷物およびおつりのうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い印刷物に対応するインデックス714が、大きく表示される。
なお、図示は省略するが、写真が出力された場合には、当該写真に対応するインデックスが加わる。この写真に対応するインデックスについても、当該写真の優先度が最も高いときに、大きく表示される。そして、写真が回収されると、当該写真に対応するインデックスの表示が消える。
また、前述したように、本第4実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合も、図17および図18に示されるコピーモード画面100cに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。これらのモード画面については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に理解し得るので、詳しい説明は省略する。
本第4実施例においても、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、換言すれば第3実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、第3実施例におけるのと同様の要領で、置き忘れ管理処理を実行する。特に、前述のステップS111(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するインデックス(712、714、716など)が大きく表示されるように、置き忘れ注意画面(700など)を表示する。また、前述のステップS117(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するインデックスが大きく表示されるように、置き忘れ注意画面の表示態様を更新する。なお、これらの処理についての詳しい説明は省略する。
このように本第4実施例によれば、未回収の物品のうち回収する順番の優先度が最も高い物品に対応するインデックスが、他の物品に対応するインデックスよりも大きく表示され、言わば目立つ態様で表示される。したがって、ユーザは、これらのインデックスを含む置き忘れ情報(120cなど)の内容から、未回収の物品のいずれを優先して回収するのが望ましいのかを直観的に認識することができる。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献し、とりわけ、当該各物品をユーザにとって望ましい順番で確実に回収させるのに大きく貢献する。
なお、本第4実施例において、前述の優先度が最も高い未回収の物品は、本発明に係る特定の物品の一例である。この優先度が最も高い未回収の物品に対応するインデックスについては、大きく表示される以外に、たとえば適当な色彩や模様が付されることによって、目立つ態様で表示されてもよく、つまり強調されてもよい。
またたとえば、図17に示されるコピーモード画面100cが表示されている状態においては、優先度が最も高い未回収の物品である原稿以外の未回収の物品が回収されてもよく、つまり当該原稿よりも優先度が低い印刷物またはおつりが回収されもよい。この場合、図示は省略するが、回収された物品に対応するインデックス714または716の表示が消える。その上で、残された未回収の物品のうち最も優先度が高い物品、つまり原稿、に対応するインデックス712が、引き続き大きく表示される。このことは、図18に示されるコピーモード画面100cを含む任意のモード画面が表示されている状態において、優先度が最も高い未回収の物品以外の物品が回収された場合も、同様である。
[第5実施例]
次に、本発明の第5実施例について説明する。
本第5実施例においては、たとえば第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図20および図21に示されるようなコピーモード画面100dが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第5実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図20および図21に示されるようなコピーモード画面100dが、ディスプレイ202に表示される。また、本第5実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図20および図21に示されるコピーモード画面100dに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第5実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は、省略する。
図20に示されるコピーモード画面100dは、図7に示されるコピーモード画面100に対応し、換言すれば第4実施例における図17に示されるコピーモード画面100cに対応する。すなわち、この図20に示されるコピーモード画面100dは、画像読取部302の原稿台にA4版の原稿がセットされたままの状態にあり、併せて、排紙トレイ308に印刷物が残っており、さらに、おつりがあることを表し、つまり3つの未回収の物品があることを表す。
より具体的に説明すると、この図20に示されるコピーモード画面100dによれば、タブ付の置き忘れ注意画面800がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面800内に、置き忘れ情報120dが表示され、厳密には原稿についての当該置き忘れ情報120dが表示される。なお、置き忘れ注意画面800がポップアップ表示されることにより、当該置き忘れ注意画面800の背面側に、たとえば第1実施例におけるのと同様の設定キー群102の一部、テンキー群106、フィールド108およびスタートキー110が隠れた状態になる。
この図20における置き忘れ注意画面800は、前述の3つの未回収の物品に対応する3つのタブ802、804および806を有する。これらのタブ802、804および806は、たとえば置き忘れ注意画面800の上部に設けられるが、これ以外の位置に設けられてもよい。そして、各タブ802、804および806には、それぞれに対応する未回収の物品の名称を表す文字列が記されており、つまり「原稿」、「印刷物」および「おつり」という文字列が記されている。
この図20における置き忘れ注意画面800においては、原稿に対応するタブ802が選択された状態にあり、換言すれば当該原稿についての置き忘れ情報120dが最も手前(図20が記載された紙面のおもて面側)に表示された状態にある。この置き忘れ情報120dは、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図810を含む。この模擬図810は、たとえば置き忘れ注意画面800の中央よりも少し下方寄りの位置に表示される。さらに、この模擬図810の周囲の適当な位置に、原稿に対応する吹き出し形のインデックス812が表示される。
この原稿に対応するインデックス812は、当該原稿の外観を模式的に表すアイコン812aと、このアイコン812aを囲む吹き出し線812bと、を含む。そして、このインデックス812は、模擬図810における原稿についての所定の箇所である画像読取部302の原稿台に対応する部分の近傍に表示される。その上で、吹き出し線812bは、模擬図810における画像読取部302の原稿台に対応する部分を指し示す。さらに、置き忘れ注意画面800内における適宜の位置に、たとえば当該置き忘れ注意画面800内における上部に、原稿が置き忘れられていることを表す適当な文字列820が表示される。たとえば、「原稿:A4が原稿台に残っています。」という文字列820が、上下2段にわたって大きめに表示される。
ユーザは、このような置き忘れ注意画面800の内容から、まずは、A4版の原稿が画像読取部302の原稿台にセットされたままの状態にあることを、直観的に認識することができる。しかも、この原稿についての置き忘れ情報120dが、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面900内に大きく表示されるので、当該置き忘れ情報120dに対するユーザによる視認性が向上する。このことは特に、原稿の置き忘れを確実に防止するのに大きく貢献する。また、ユーザは、原稿に対応するタブ802と同様のタブ804および806が、つまり「印刷物」および「おつり」という文字列が記された2つの当該タブ804および806が、表示されていることから、原稿以外にも印刷物およびおつりという未回収の物品があることを、認識することができる。
この図20に示されるコピーモード画面100dが表示されている状態において、たとえば原稿が回収されると、当該コピーモード画面100dが、図21に示されるような態様に変化する。すなわち、この図21に示されるように、回収された原稿に対応するタブ802の表示が消え、つまり当該原稿についての置き忘れ情報120dの表示が消える。そして、このコピーモード画面100dにおける置き忘れ注意画面800は、印刷物に対応するタブ804が選択された状態となり、つまり当該印刷物についての置き忘れ情報120eが最も手前に表示された状態となる。
この印刷物についての置き忘れ情報120eもまた、前述の原稿についての置き忘れ情報120dと同様、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図810を含む。そして、この模擬図810における印刷物についての所定の箇所である排紙トレイ308の近傍の位置に、当該印刷物に対応するインデックス814が表示される。このインデックス814は、原稿に対応するインデックス812と同様、印刷物の外観を模式的に表すアイコン814aと、このアイコン814aを囲む吹き出し線814bと、を含む。そして、吹き出し線814bは、模擬図810における排紙トレイ308に対応する部分を指し示す。さらに、この図21における置き忘れ注意画面800においても、当該置き忘れ注意画面800内の上部に、印刷物が置き忘れられていることを表す適当な文字列822が表示される。たとえば、「印刷物:A4が排紙トレイに残っています。」という文字列822が、上下2段にわたって大きめに表示される。
ユーザは、この図21における置き忘れ注意画面800の内容から、とりわけ、A4版の印刷物が排紙トレイ308に残されていることを、直観的に認識することができる。そして、この印刷物についての置き忘れ情報120eもまた、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面800内に大きく表示されるので、当該置き忘れ情報120eに対するユーザによる視認性が向上する。このことは特に、印刷物の置き忘れを確実に防止するのに大きく貢献する。併せて、ユーザは、印刷物に対応するタブ804と同様のタブ806が、つまり「おつり」という文字列が記された当該タブ806が、表示されていることから、印刷物以外にもおつりという未回収の物品があることを、認識することができる。
この図21に示されるコピーモード画面100dが表示されている状態において、たとえば印刷物が回収されると、図示は省略するが、当該印刷物に対応するタブ804の表示が消え、つまり当該印刷物についての置き忘れ情報120eの表示が消える。そして、置き忘れ注意画面800は、おつりに対応するタブ806が選択され、つまり当該おつりについての置き忘れ情報が表示される。このときの置き忘れ注意画面800については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に理解し得るので、詳しい説明は省略する。
さらに、おつりが回収されると、図示は省略するが、当該おつりに対応するタブ806の表示が消える。そして、このように全ての未回収の物品が回収されると、置き忘れ注意画面800のポップアップ表示が消える。この結果、置き忘れ注意画面800の背面側に隠れていた設定キー群102の一部やテンキー群106などが表示される。
ここで、各タブ802、804および806が選択される順番は、前述の優先度テーブル750(図19参照)に基づく。ゆえにたとえば、改めて図20を参照すると、この図20に示されるコピーモード画面100d(置き忘れ注意画面800)においては、未回収の物品のうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い原稿に対応するタブ802が選択され、つまり当該原稿についての置き忘れ情報120dが最も手前に表示される。またたとえば、図21を参照すると、この図21に示されるコピーモード画面100dにおいては、未回収の物品のうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い印刷物に対応するタブ804が選択され、つまり当該印刷物についての置き忘れ情報120eが最も手前に表示される。
なお図示は省略するが、写真が出力された場合には、当該写真に対応するタブが置き忘れ注意画面800に付される。そして、写真の優先度が最も高いときに、当該写真に対応するタブが選択され、つまり当該写真についての置き忘れ情報が最も手前に表示される。そして、写真が回収されると、当該写真に対応するタブの表示が消え、つまり当該写真についての置き忘れ情報の表示が消える。
また前述したように、本第5実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図20および図21に示されるコピーモード画面100dに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。これらのモード画面については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に想像し得るので、詳しい説明は省略する。
本第5実施例においても、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、換言すれば第4実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、第4実施例におけるのと同様の要領で、置き忘れ管理処理を実行する。特に、前述のステップS111(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するタブ(802、804、806など)が選択されるように、置き忘れ注意画面(800など)を表示する。また、前述のステップS117(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するタブが選択されるように、置き忘れ注意画面の表示を更新する。なお、これらの処理についての詳しい説明は省略する。
このように本第5実施例によれば、未回収の物品のうち回収する順番の優先度が最も高い物品に対応するタブが選択され、つまり当該優先度が最も高い未回収の物品についての置き忘れ情報(120d、120eなど)が最も手前に表示される。したがって、ユーザは、この置き忘れ情報の内容から、優先的に回収する必要のある物品を直観的かつ明確に認識することができる。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献し、とりわけ、当該各物品をユーザにとって望ましい順番で確実に回収させるのに大きく貢献する。
なお、本第5実施例における優先度が最も高い未回収の物品もまた、本発明に係る特定の物品の一例である。すなわち、この優先度が最も高い未回収の物品についての置き忘れ情報が最も手前に表示されることにより、当該置き忘れ情報が目立つ態様で表示される。
そしてたとえば、図20に示されるコピーモード画面100dが表示されている状態においては、優先度が最も高い未回収の物品である原稿以外の物品が回収されてもよく、つまり当該原稿よりも優先度が低い印刷物またはおつりが回収されもよい。この場合、図示は省略するが、回収された物品に対応するタブ804または806の表示が消える。その上で、残された未回収の物品のうちの最も優先度が高い物品、つまり原稿、に対応するタブ802が、引き続き選択された状態となる。このことは、図21に示されるコピーモード画面100dを含む任意のモード画面が表示されている状態において、優先度が最も高い未回収の物品以外の物品が回収された場合も、同様である。
さらにたとえば、図20に示されるコピーモード画面100dが表示されている状態において、印刷物に対応するタブ804が押下されると、当該タブ804が選択され、つまり印刷物についての置き忘れ情報120eが最も手前に表示される。このことは、図21に示されるコピーモード画面100dを含む任意のモード画面が表示されている状態において、任意のタブがタッチされた場合も、同様である。
[第6実施例]
次に、本発明の第6実施例について説明する。
本第6実施例においては、たとえば第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図22および図23に示されるようなコピーモード画面100fが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第6実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図22および図23に示されるようなコピーモード画面100fが、ディスプレイ202に表示される。また、本第6実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図22および図23に示されるコピーモード画面100fに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第6実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は、省略する。
図22に示されるコピーモード画面100fは、図7に示されるコピーモード画面100に対応し、換言すれば第5実施例における図20に示されるコピーモード画面100dに対応する。すなわち、この図22に示されるコピーモード画面100fは、原稿、印刷物およびおつりという3つの未回収の物品があることを表す。
より具体的に説明すると、この図22に示されるコピーモード画面100fによれば、前述の3つの未回収の物品に対応する3つのシート形の置き忘れ注意画面900、902および904がポップアップ表示される。これらの置き忘れ注意画面900、902および904は、上下方向および左右方向のそれぞれに適当にずれた状態で重なり合っている。そして、最も手前の置き忘れ注意画面900内に、置き忘れ情報120fが表示され、厳密には原稿についての置き忘れ情報120fが表示される。なお、これらの置き忘れ注意画面900、902および904がポップアップ表示されることにより、当該置き忘れ注意画面900、902および904の背面側に、たとえば第1実施例におけるのと同様の設定キー群102の一部、テンキー群106、フィールド108およびスタートキー110が隠れた状態になる。
最も手前の置き忘れ注意画面900は、原稿に対応する。そして、この原稿に対応する置き忘れ注意画面900内に、前述の如く当該原稿についての置き忘れ情報120fが表示される。この原稿についての置き忘れ情報120fは、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図910を含む。この模擬図910は、たとえば置き忘れ注意画面900の中央よりも少し下方寄りの位置に表示される。さらに、この模擬図810における原稿についての所定の箇所である画像読取部302の原稿台に対応する部分の近傍に、当該原稿に対応する吹き出し形のインデックス912が表示される。このインデックス912は、図20におけるインデックス812と同様の態様のものである。また、置き忘れ情報120fは、図20における文字列820と同様の注意喚起のための適当な文字列920を含む。
ユーザは、このような置き忘れ注意画面900の内容から、まずは、A4版の原稿が画像読取部302の原稿台にセットされたままの状態にあることを、直観的に認識することができる。しかも、この原稿についての置き忘れ情報120fが、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面900内に大きく表示されるので、当該置き忘れ情報120fに対するユーザによる視認性が向上する。このことは特に、原稿の置き忘れを確実に防止するのに大きく貢献する。また、ユーザは、置き忘れ注意画面900の背面側に当該置き忘れ注意画面900と同様のシート状のもの(つまり他の置き忘れ注意画面902および904)が表示されていることから、原稿以外にも何らかの未回収の物品があることを、想像することができる。
この図22に示されるコピーモード画面100fが表示されている状態において、たとえば原稿が回収されると、当該コピーモード画面100fが、図23に示されるような態様に変化する。すなわち、この図23に示されるように、回収された原稿に対応する置き忘れ注意画面900の表示が消える。これに代わって、印刷物に対応する置き忘れ注意画面902が、最も手前に表示される。この印刷物に対応する置き忘れ注意画面902内には、当該印刷物についての置き忘れ情報120gが表示される。
この印刷物についての置き忘れ情報120gもまた、前述の原稿についての置き忘れ情報120fと同様、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図910を含む。そして、この模擬図910における印刷物についての所定の箇所である排紙トレイ308の近傍の位置に、当該印刷物に対応するインデックス914が表示される。このインデックス914は、図21におけるインデックス814と同様の態様のものである。併せて、置き忘れ情報120gは、図21における文字列822と同様の注意喚起のための適当な文字列922を含む。
ユーザは、この置き忘れ注意画面902の内容から、A4版の印刷物が排紙トレイ308に残されていることを、直観的に認識することができる。この印刷物についての置き忘れ情報120gもまた、ポップアップ画面である置き忘れ注意画面800内に大きく表示されるので、当該置き忘れ情報120gに対するユーザによる視認性が向上する。このことは特に、印刷物の置き忘れを確実に防止するのに大きく貢献する。また、ユーザは、置き忘れ注意画面902の背面側に当該置き忘れ注意画面902と同様のシート状のもの(つまり他の置き忘れ注意画面904)が表示されていることから、印刷物以外の未回収の物品があることを、想像することができる。
この図22に示されるコピーモード画面100fが表示されている状態において、たとえば印刷物が回収されると、図示は省略するが、当該印刷物に対応する置き忘れ注意画面902の表示が消える。そして、おつりに対応する置き忘れ注意画面904の全体が表示される状態になる。このおつりに対応する置き忘れ注意画面904については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に理解し得るので、詳しい説明は省略する。
さらに、おつりが回収されると、図示は省略するが、当該おつりに対応する置き忘れ注意画面904の表示が消える。そして、このおつりに対応する置き忘れ注意画面904の表示が消えることによって、つまり全ての未回収の物品が回収されることによって、当該置き忘れ注意画面904の背面側に隠れていた設定キー群102の一部やテンキー群106などが表示される。
ここで、各置き忘れ注意画面900、902および904が最も手前に表示される順番は、前述の優先度テーブル750(図19参照)に基づく。ゆえにたとえば、改めて図22を参照すると、この図22に示されるコピーモード画面100fにおいては、未回収の物品のうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い原稿に対応する置き忘れ注意画面900が最も手前に表示され、つまり当該原稿についての置き忘れ情報120fが表示される。またたとえば、図23を参照すると、この図23に示されるコピーモード画面100fにおいては、未回収の物品のうち優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い印刷物に対応する置き忘れ注意画面902が最も手前に表示され、つまり当該印刷物に対応する置き忘れ情報120gが表示される。
なお、図示は省略するが、写真が出力された場合には、当該写真に対応する置き忘れ注意画面が加わる。そして、写真の優先度が最も高いときに、当該写真に対応する置き忘れ注意画面が最も手前に表示され、つまり当該写真についての置き忘れ情報が表示される。そして、写真が回収されると、当該写真に対応する置き忘れ注意画面の表示が消える。
また、前述したように、本第6実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図22および図23に示されるコピーモード画面100fに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。これらのモード画面については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に想像し得るので、詳しい説明は省略する。
本第6実施例においても、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、換言すれば第5実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、第5実施例におけるのと同様の要領で、置き忘れ管理処理を実行する。特に、前述のステップS111(図15参照)およびステップS117(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応する置き忘れ注意画面(900、902、904など)が最も手前に表示されるように、当該置き忘れ注意画面の表示態様を制御する。なお、これらの処理についての詳しい説明は省略する。
このように本第6実施例によれば、未回収の物品のうち回収する順番の優先度が最も高い物品に対応する置き忘れ注意画面が最も手前に表示され、つまり当該優先度が最も高い未回収の物品についての置き忘れ情報(120f、120gなど)が表示される。したがって、ユーザは、この置き忘れ情報の内容から、優先的に回収する必要のある物品を直観的かつ明確に認識することができる。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献し、とりわけ、当該各物品をユーザにとって望ましい順番で確実に回収させるのに大きく貢献する。
なお、本第6実施例における優先度が最も高い未回収の物品もまた、本発明に係る特定の物品の一例である。すなわち、この優先度が最も高い未回収の物品に対応する置き忘れ注意画面が最も手前に表示されることにより、当該置き忘れ注意画面内の置き忘れ情報が目立つ態様で表示される。
そしてたとえば、図22に示されるコピーモード画面100fが表示されている状態においては、優先度が最も高い未回収の物品である原稿以外の物品が回収されてもよく、つまり当該原稿よりも優先度が低い印刷物またはおつりが回収されもよい。この場合、図示は省略するが、回収された物品に対応する置き忘れ注意画面902または904の表示が消える。その上で、残された未回収の物品のうちの最も優先度が高い物品、つまり原稿、に対応する置き忘れ注意画面900が、引き続き最も手前に表示される。このことは、図23に示されるコピーモード画面100fを含む任意のモード画面が表示されている状態において、優先度が最も高い未回収の物品以外の物品が回収された場合も、同様である。
さらにたとえば、図22に示されるコピーモード画面100fが表示されている状態において、最も手前に表示されている置き忘れ注意画面902の任意の位置が押下されつつ横方へスライド(スワイプ)されると、当該置き忘れ注意画面902が最も背面側にある置き忘れ注意画面904のさらに背面側へ移動する。これに代わって、手前から2番目に表示されている置き忘れ注意画面902が最も手前に表示される。このことは、図23に示されるコピーモード画面100fを含む任意のモード画面が表示されている状態において、最も手前に表示されている置き忘れ注意画面の任意の位置が押下されつつ横方へスライドされた場合も、同様である。
[第7実施例]
次に、本発明の第7実施例について説明する。
本第7実施例においては、たとえば第1実施例における図5〜図7に示されるコピーモード画面100に代えて、図24および図25に示されるようなコピーモード画面100hが、ディスプレイ202に表示される。具体的には、本第7実施例においては、マルチコピー機10により提供可能なサービスのうちのコピーサービスが提供される場合に、図24および図25に示されるようなコピーモード画面100hが、ディスプレイ202に表示される。また、本第7実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合にも、図24および図25に示されるコピーモード画面100hに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。本第7実施例におけるこれ以外の部分は、第1実施例と同様であるので、当該第1実施例と同様の部分についての説明は、省略する。
図24に示されるコピーモード画面100fは、図7に示されるコピーモード画面100に対応し、換言すれば第4実施例における図17に示されるコピーモード画面100cに対応する。すなわち、この図24に示されるコピーモード画面100fは、原稿、印刷物およびおつりという3つの未回収の物品があることを表す。
より具体的に説明すると、この図24に示されるコピーモード画面100hによれば、図17に示されるコピーモード画面100cと同様、矩形状の置き忘れ注意画面950がポップアップ表示される。そして、この置き忘れ注意画面950内に、置き忘れ情報120hが表示される。なお、置き忘れ注意画面950がポップアップ表示されることにより、当該置き忘れ注意画面950の背面側に、たとえば第1実施例におけるのと同様の設定キー群102の一部、テンキー群106、フィールド108およびスタートキー110が隠れた状態になる。
この置き忘れ注意画面950内に表示される置き忘れ情報120hは、図17における置き忘れ情報120cと同様、マルチコピー機10の外観を模式的に表す模擬図960を含む。そして、この模擬図960の周囲の適当な位置に、前述の3つの未回収の物品に対応する3つのインデックス962、964および966が表示される。
各インデックス962、964および966は、図17における各インデックス712、714、716と同様の態様であり、つまり原稿に対応するインデックス962のみが、他のインデックス964および966よりも大きく表示される。また、この図24における置き忘れ情報120hは、図17における置き忘れ情報120cと同様、注意喚起のための適当な文字列970を含む。
この図24に示されるコピーモード画面100hが表示されている状態において、たとえばいずれの未回収の物品も回収されずに、一定の時間が経過すると、当該コピーモード画面100hは、図25に示されるような態様に変化する。すなわち、この図25に示されるように、原稿に対応するインデックス962に代わって、印刷物に対応するインデックス964が大きく表示される。
そして、この図25に示されるコピーモード画面100hが表示されている状態において、いずれの未回収の物品も回収されずに、一定の時間が経過すると、図示は省略するが、印刷物に対応するインデックス964に代わって、おつりに対応するインデックス966が大きく表示される。さらに、このおつりに対応するインデックス966が大きく表示されている状態において、いずれの未回収の物品も回収されずに、一定の時間が経過すると、当該おつりに対応するインデックス966に代わって、原稿に対応するインデックス962が改めて大きく表示される。すなわち、コピーモード画面100hの態様が、図24に示される態様に戻る。
要するに、原稿、印刷およびおつりという3つの未回収の物品があるときのコピーモード画面100hによれば、これら3つの未回収の物品に対応する3つのインデックス962、964および966のうちの1つのみが大きく表示される。そして、いずれの未回収の物品も回収されない間は、一定の時間が経過するごとに、各インデックス962、964および966のうち大きく表示されるものが順次変更される。このように各インデックス962、964および966の表示態様に変化が付けられることで、これら各インデックス962、964および966を含む置き忘れ情報120hに対するユーザによる視認性が向上する。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。ここで言う一定の時間、つまり大きく表示させるインデックスを変更する周期は、たとえば1秒間〜数秒間程度が適当である。
なお、各インデックス962、964および966が1つずつ大きく表示される順番は、前述の優先度テーブル750(図19参照)に基づく。ゆえにたとえば、図24に示される如く原稿に対応するインデックス962が大きく表示された次は、未回収の物品のうち当該原稿に続いて優先度テーブル750に基づく優先度が高い印刷物に対応するインデックス964が図25に示される如く大きく表示される。そして次に、未回収の物品のうち印刷物に続いて優先度テーブル750に基づく優先度が高いおつりに対応するインデックス966が前述の如く大きく表示された後、改めて図24に示される如く原稿に対応するインデックス962が大きく表示される。
このように3つのインデックス962、964および966が表示されている状態において、いずれかの未回収の物品が回収されると、図示は省略するが、回収された物品に対応するインデックス962、964または966の表示が消える。そして、残された2つの未回収の物品に対応する2つのインデックスが、前述の一定の時間が経過するごとに、1つずつ、つまり交互に、大きく表示される。さらに、これら2つの未回収の物品のいずれかが回収されると、図示は省略するが、回収された物品に対応するインデックスの表示が消える。そして、残された1つの未回収の物品に対応するインデックスが、大きく表示される。そして、この残された1つの未回収の物品が回収されると、つまり全ての未回収の物品が回収されると、図示は省略するが、回収されたインデックスの表示が消えて、さらに、置き忘れ注意画面950の表示が消える。この結果、置き忘れ注意画面950の背面側に隠れていた設定キー群102の一部やテンキー群106などが表示される。
なお、図示は省略するが、写真が出力された場合には、当該写真に対応するインデックスが加わる。この写真に対応するインデックスについても、前述の優先度テーブル750に基づく優先度の順番に従って、大きく表示される。そして、写真が回収されると、当該写真に対応するインデックスの表示が消える。
また、前述したように、本第7実施例においては、コピーサービス以外のサービスが提供される場合も、図24および図25に示されるコピーモード画面100hに倣った態様の適宜のモード画面が、ディスプレイ202に表示される。これらのモード画面については、その態様を含め、どのような構成のものであるのかを容易に理解し得るので、詳しい説明は省略する。
本第7実施例においても、アプリケーションボックス20側のCPU222aは、前述の第1実施例におけるのと同様の要領で、換言すれば第3実施例におけるのと同様の要領で、物品検出処理を実行する。併せて、CPU222aは、第3実施例におけるのと同様の要領で、置き忘れ管理処理を実行する。特に、前述のステップS111(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するインデックス(962、964、966など)が大きく表示されるように、置き忘れ注意画面(950など)を表示する。また、前述のステップS117(図15参照)において、CPU222aは、優先度テーブル750に基づく優先度が最も高い未回収の物品に対応するインデックスが大きく表示されるように、置き忘れ注意画面の表示態様を更新する。さらに、本第7実施例における置き忘れ管理処理によれば、CPU222aは、前述のステップS123(図16参照)へ処理を進める前に、図26に示されるステップS201〜ステップS209に従う各処理を実行する。
すなわち、前述のステップS115(図15参照)において、置き忘れ検出レジスタ462の記憶内容と一時記憶レジスタ464の記憶内容とが相違していない場合、つまり未回収の物品の状態に変化がない場合(S115:NO)、CPU222aは、処理をステップS201へ進める。また、前述のステップS121(図15参照)において、未回収の物品を回収する期限までの時間をカウントするためのタイマをリセットした上でスタートさせた後も、CPU222aは、処理をステップS201へ進める。
ステップS201において、CPU222aは、大きく表示するインデックスを変更するタイミングを計るための第2タイマをリセットした上でスタートさせる。この第2タイマもまた、前述のタイマと同様、CPU222aによって構成されるソフトウェアタイマである。そして、CPU222aは、処理をステップS203へ進める。
ステップS203において、CPU222aは、第2タイマのカウント時間がタイムアップしたかどうかを、つまり大きく表示するインデックスを変更するタイミングが到来したかどうかを、判定する。ここでたとえば、第2タイマのカウント時間がタイムアップしていない場合、つまり大きく表示するインデックスを変更するタイミングがまだ到来していない場合(S203:NO)、CPU222aは、処理をステップS123へ進める。一方、第2タイマのカウント時間がタイムアップした場合は、つまり大きく表示するインデックスを変更するタイミングが到来した場合は(S203:YES)、CPU222aは、処理をステップS205へ進める。なお、第2タイマのカウント時間がタイムアップするまでの時間は、前述の如く1秒間〜数秒間程度が適当である。
ステップS205において、CPU222aは、前述のステップS105における置き忘れ検出レジスタ462の参照結果に基づいて、複数の未回収の物品が残っているかどうかを判定する。ここでたとえば、複数の未回収の物品が残っていない場合、つまり1つの未回収の物品のみが残っている場合(S205:NO)、CPU222aは、処理をステップS123へ進める。一方、複数の未回収の物品が残っている場合は(S205:YES)、CPU222aは、処理をステップS207へ進める。
ステップS207において、CPU222aは、大きく表示するインデックスが変更されるように、置き忘れ注意画面の表示態様を更新する。いずれのインデックスを大きく表示するのかは、前述の如く優先度テーブル750に基づく。これにより、大きく表示されるインデックスが変更される。そして、CPU222aは、処理をステップS209へ進める。
ステップS209において、CPU222aは、改めて前述の第2タイマをリセットした上でスタートさせる。そして、CPU222aは、処理をステップS123へ進める。
このように本第7実施例によれば、複数の未回収の物品があるときに、これら複数の未回収の物品に対応する複数のインデックス(962、964および966など)のうちの1つのみが大きく表示される。そして、いずれの未回収の物品も回収されない間は、一定の時間が経過するごとに、各インデックスのうち大きく表示されるものが順次変更される。すなわち、各インデックスの表示態様に変化が付けられることで、これら各インデックスを含む置き忘れ情報(120hなど)に対するユーザの視認性が向上する。このこともまた、各物品の置き忘れを防止するのに大きく貢献する。
なお、本第7実施例において、大きく表示されるインデックスに対応する未回収の物品もまた、本発明に係る特定の物品の一例である。このインデックスが大きく表示されることに代えて、あるいは、これに加えて、当該インデックスに適当な色彩や文字などが付されることによって、当該インデックスが目立つ態様で表示されてもよい。そして、図26に示される流れに従って処理を実行するCPU222aは、とりわけステップS207において大きく表示するインデックスを変更する(換言すれば当該インデックスに対応する未回収の物品を変更する)CPU222aは、本発明に係る変更手段の一例である。
本第7実施例においては、前述の如く一定の時間が経過するごとに、つまり定期的に、各インデックスのうち大きく表示されるものが順次変更されたが、これに限らない。たとえば、不定期的に、つまり不規則(ランダム)な時間間隔で、各インデックスのうち大きく表示されるものが順次変更されてもよい。
また、本第7実施例においては、各インデックスのうち大きく表示されるものの順番が、前述の優先度テーブル750に基づく優先度順とされたが、これに限らない。すなわち、この順番は、優先度以外の順番でもよいし、不規則な順番でもよい。
さらに、本第7実施例の態様が、たとえば前述の第5実施例の態様に適用されてもよい。すなわち、第5実施例における図20および図21に示されるようなタブ付の置き忘れ注意画面(800など)において、複数の未回収の物品があるときは、いずれの未回収の物品も回収されない間は、定期的または不定期的に、選択されるタブが変更されてもよい。
これと同様に、本第7実施例の態様が、前述の第6実施例の態様に適用されてもよい。すなわち、第6実施例における図22および図23に示されるようなシート形の置き忘れ注意画面(900、902、904など)において、複数の未回収の物品があるときは、いずれの未回収の物品も回収されない間は、定期的または不定期的に、最も手前に表示される置き忘れ注意画面が変更されてもよい。
[その他の適用例]
以上の各実施例は、本発明の具体例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。これら各実施例以外の局面にも、本発明を適用することができる。
たとえば、図5に示されるコピーモード画面100をはじめとする各画面の構成は、ここで説明した構成に限定されない。ここで説明した構成に加えて、あるいは、これに代えて、アニメーションや動画などを用いて、未回収の物品があることを表してもよい。
またたとえば、住民基本台帳カードもしくは個人番号カードというICカードについては、これを使用する必要性がなくなった段階で、つまり近距離通信部212との近距離無線通信が終了した段階で、これを早急に回収するよう促すメッセージが、置き忘れ情報に盛り込まれてもよい。
さらに、各実施例においては、図4に示される関係に基づいて、マルチコピー機10により提供可能なそれぞれのサービスごとに、置き忘れられる虞のある物品が管理されたが、これに限らない。たとえば、マルチコピー機10により提供可能なサービスに拘らず、置き忘れられる虞のある全ての物品が一括的(一様)に管理されてもよい。
そして、各実施例においては、マルチコピー機10に本発明が適用される場合について説明したが、マルチコピー機10以外の情報処理装置、たとえばコピー機能のみを有するコピー機にも、本発明を適用することができる。