[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態である車両用灯具10について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図1は、背面側から見た車両用灯具10の斜視図である。
図1に示す車両用灯具10は、テールランプ及びターンランプとして機能する標識用ランプ(又は信号用ランプ)であり、車両(図示せず)の後端部の左側及び右側に搭載される。
図2(a)は車両用灯具10の正面図、図2(b)は車両用灯具10の背面図である。
図3(a)は図2(b)のA−A断面図、図3(b)は図2(b)のB−B断面図である。図4は、図3(a)の一部拡大図である。図5は、背面側から見た車両用灯具10の分解斜視図である。
図1〜図5に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、筒状ブラケット20、第1ランプユニット30、第2ランプユニット40等を備える。車両用灯具10は、図3に示すように、アウターレンズ50とハウジング52とによって構成される灯室54内に配置され、ハウジング52に固定される。
筒状ブラケット20は、正面側開口20aとその反対側の背面側開口20bとを含む円筒状ブラケット(円筒状支持体)である。筒状ブラケット20が本発明の筒状支持体に相当する。
筒状ブラケット20は、正面側開口20aから背面側開口20bに向かうに従って錐体状に狭くなるように構成される(図3参照)。
筒状ブラケット20には、背面側開口20bの一部を覆う壁部22(横断取付部)が設けられる。壁部22は、背面側開口20bの略中央付近を横断する形態で設けられる。
壁部22には、ハウジング固定用貫通穴22a、仮組み用貫通穴22bが形成される。ハウジング固定用貫通穴22aには、第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部であるハウジング固定用ネジ受部32dが挿入される。仮組み用貫通穴22bには、第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部である仮組み用ネジ受部32eが挿入される。ハウジング固定用貫通穴22aが本発明の第1貫通穴に相当する。
筒状ブラケット20の内周面には、当該筒状ブラケット20にエクステンション36を固定するために、エクステンション36に設けられた爪部36dが係合する係合部20c(例えば、凹部。図3(b)参照)が設けられる。係合部20cは、筒状ブラケット20の周方向に複数設けられる。
筒状ブラケット20の外周面には、当該筒状ブラケット20の軸線AX方向に延びるリブ24a、24bが設けられる。また、筒状ブラケット20の外周面には、アルミ蒸着が施される。このアルミ蒸着が施された外周面は、スリーブレンズ42を通して視認される。
筒状ブラケット20の背面側には、光源モジュール60(及び光源モジュール保持部46d)を配置するために、切欠部S1が設けられる。
筒状ブラケット20は、遮光性を有する。この遮光性を有する筒状ブラケット20によって第1ランプユニット30(ターンランプ用の光源)と第2ランプユニット40(テールランプ用の光源62)とを光学的に遮断することができる。その結果、各々のランプユニットが、ターンランプ用の光源からの光(橙色光)とテールランプ用の光源62からの光(赤色光)が混じり合った光を照射するのを防止することができる。すなわち、各々のランプユニット本来の機能が損なわれるのを防止することができる。
上記構成の筒状ブラケット20は、例えば、金型を用いて遮光性を有する合成樹脂を射出成形することにより成形される。
第1ランプユニット30は、例えば、ターンランプユニットである。第1ランプユニット30は、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置された状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される(図3参照)。第1ランプユニット30は、図2(a)に示すように、正面視で円形の発光領域A1を備える。ターンランプレンズ34が発光領域A1を構成する。
図5に示すように、第1ランプユニット30は、ターンリフレクタ32、ターンランプレンズ34、エクステンション36を含む。
ターンリフレクタ32は、背面側が閉塞し、正面側が開口したカップ状のリフレクタである。
ターンリフレクタ32は、正面側開口32aから背面側32bに向かうに従って錐体状に狭くなるように構成される(図3参照)。
ターンリフレクタ32の内側面には、アルミ蒸着を施すことで、反射面32cが形成される(図3参照)。反射面32cは、ターンランプ用の光源(図示せず)からの光を、正面側開口32aを覆った状態で配置されたターンランプレンズ34に向けて反射する。
ターンリフレクタ32の背面側32bには、ハウジング固定用ネジ受部32d(2個所)、仮組み用ネジ受部32e(1個所)が設けられる。また、ターンリフレクタ32の背面側32bには、ハウジング52に形成された光源装着穴52b(図8参照)に装着されるターンランプ用の光源が挿入される貫通穴32fが形成される。ターンランプ用の光源は、例えば、橙色光を発光する白熱電球等のバルブ光源である。
上記構成のターンリフレクタ32は、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置される(図3参照)。
具体的には、ターンリフレクタ32は、当該ターンリフレクタ32のハウジング固定用ネジ受部32d、仮組み用ネジ受部32eがそれぞれ、筒状ブラケット20のハウジング固定用貫通穴22a、仮組み用貫通穴22bに挿入された状態で、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置される。
その際、ターンリフレクタ32の外周面は筒状ブラケット20の内周面と略相似形状であるため、ターンリフレクタ32と筒状ブラケット20との間に不要な隙間ができるのが防止される。また、ターンリフレクタ32に設けられたリブ32gが筒状ブラケット20に当接する(図3(a)参照)ため、ターンリフレクタ32と筒状ブラケット20との間の隙間がより少なくなる。
上記構成のターンリフレクタ32は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の合成樹脂を射出成形することにより成形される。
ターンランプレンズ34は、外形が円形のレンズ部34aと、レンズ部34aを取り囲んだ状態で当該レンズ部34aを保持するレンズ枠部34bと、を含む。ターンランプレンズ34が本発明のレンズに相当する。
レンズ枠部34bには、ターンランプレンズ34をエクステンション36に固定するために、エクステンション36に設けられた爪部36cが係合する係合部34c(例えば、開口部)が設けられる。係合部34cは、レンズ枠部34bの周方向に複数設けられる。
上記構成のターンランプレンズ34は、レンズ枠部34bに設けられた複数の係合部34cにエクステンション36に設けられた複数の爪部36cを係合させることで、エクステンション36に固定される。エクステンション36は、ターンランプレンズ34の周縁部等が視認されないように、当該ターンランプレンズ34の周縁部等を覆う(図3参照)。
上記構成のターンランプレンズ34は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂を射出成形することにより成形される。なお、ターンランプレンズ34は省略してもよい。
エクステンション36は、正面側開口36aとその反対側の背面側開口36bとを含む円筒状に構成される。
エクステンション36には、ターンランプレンズ34に設けられた係合部34cに係合する爪部36cが設けられる。爪部36cは、エクステンション36の周方向に複数設けられる。
また、エクステンション36には、当該エクステンション36を筒状ブラケット20に固定するために、筒状ブラケット20の内周面に設けられた係合部20c(例えば、凹部。図3(b)参照)に係合する爪部36dが設けられる。爪部36dは、エクステンション36の周方向に複数設けられる。
上記構成のエクステンション36(及びこれに固定されたターンランプレンズ34)は、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置される(図3参照)。
具体的には、エクステンション36(及びこれに固定されたターンランプレンズ34)は、当該エクステンション36に設けられた複数の爪部36dを筒状ブラケット20の内周面に設けられた複数の係合部20cに係合させることで、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置される。これにより、ターンランプレンズ34は、ターンリフレクタ32の正面側開口32aを覆った状態で配置される。
上記構成のエクステンション36は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の合成樹脂を射出成形することにより成形される。
上記構成の第1ランプユニット30においては、ターンランプ用の光源からの光は、ターンリフレクタ32(反射面32c)で反射され、ターンランプレンズ34を透過して正面側に照射される。
第2ランプユニット40は、例えば、テールランプユニットである。第2ランプユニット40は、筒状ブラケット20の外周面に沿って配置された状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される(図3参照)。第2ランプユニット40は、図2(a)に示すように、正面視で円弧状の発光領域A2を備える。スリーブレンズ42の正面側開口端面42aが発光領域A2を構成する。
図5に示すように、第2ランプユニット40は、スリーブレンズ42、導光体44、サブブラケット46を含む。
スリーブレンズ42は、正面側開口端面42aとその反対側の背面側開口端面42bとを含み、背面側開口端面42bから入光した導光体44(出光面44d)からの光が正面側開口端面42aから出光する円筒状レンズ体である。背面側開口端面42bが本発明の入光面に相当し、正面側開口端面42aが本発明の出光面に相当し、スリーブレンズ42が本発明の筒状レンズ体に相当する。なお、スリーブレンズ42の正面側開口端面42aの直径R(図2(a)参照)は、例えば、φ130mm程度である。
スリーブレンズ42は、正面側開口端面42aから背面側開口端面42bに向かうに従って錐体状に狭くなるように構成される(図3参照)。
但し、スリーブレンズ42は、完全な円筒ではなく、正面側開口端面42aと背面側開口端面42bとの間、かつ、筒状ブラケット20の切欠部S1に対応する位置に形成された切欠部S2を含む。その結果、正面側開口端面42a及び背面側開口端面42bは、切欠部S2を含む円弧状の面となる。
背面側開口端面42bは、その一端部42b1と他端部42b2とが筒状ブラケット20の軸線AX方向に関し異なる位置に配置されることで湾曲した湾曲面である。具体的には、背面側開口端面42bの一端部42b1は背面側に配置され、他端部42b2は正面側に配置される。
スリーブレンズ42には、背面側開口端面42bの一部を覆う壁部42cが設けられる。
壁部42cには、ハウジング固定用貫通穴42c1、仮組み用貫通穴42c2が形成される。ハウジング固定用貫通穴42c1には、第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部であるハウジング固定用ネジ受部32dが挿入される。仮組み用貫通穴42c2には、第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部である仮組み用ネジ受部32eが挿入される。ハウジング固定用貫通穴42c1が本発明の第2貫通穴に相当する。
上記構成のスリーブレンズ42は、筒状ブラケット20の外周面に沿って配置される。
具体的には、スリーブレンズ42は、ターンリフレクタ32のハウジング固定用ネジ受部32d、仮組み用ネジ受部32eがそれぞれ、当該スリーブレンズ42のハウジング固定用貫通穴42c1、仮組み用貫通穴42c2に挿入され、かつ、スリーブレンズ42の内周面と筒状ブラケット20の外周面とが対向した状態で配置される。
その際、スリーブレンズ42の内周面は、筒状ブラケット20の外周面と略相似形状であるため、スリーブレンズ42と筒状ブラケット20との間に不要な隙間ができるのが防止される。また、スリーブレンズ42に設けられたリブ42fが筒状ブラケット20に当接する(図3(a)参照)ため、スリーブレンズ42と筒状ブラケット20との間の隙間がより少なくなる。
上記構成のスリーブレンズ42においては、導光体44(出光面44d)からの光は、背面側開口端面42bから入光し、正面側開口端面42aの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光して正面側に照射される。
上記構成のスリーブレンズ42は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂を射出成形することにより成形される。
導光体44は、基端部44aと、先端部44bと、基端部44aと先端部44bとの間に設けられた湾曲部44cと、を含む円弧状の導光体である。
導光体44(湾曲部44c)は、基端部44aと先端部44bとが筒状ブラケット20の軸線AX方向に関し異なる位置に配置されるようにキンクしている(図6参照)。具体的には、基端部44aは背面側に配置され、先端部44bは正面側に配置される。
導光体44の湾曲部44cの正面側には、湾曲部44c内を導光される光源モジュール60からの光が出光する出光面44dが設けられる。
導光体44の湾曲部44cの背面側には、湾曲部44c内を導光される光源モジュール60からの光を出光面44dの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光させるために、当該湾曲部44c内を導光される光源モジュール60からの光を拡散させる拡散面44eが設けられる。
導光体44は、基端部44aと先端部44bとの間、かつ、筒状ブラケット20の切欠部S1(及びスリーブレンズ42の切欠部S2)に対応する位置に形成された切欠部S3を含む。その結果、出光面44d及び拡散面44eは、切欠部S3を含む円弧状の面となる。
出光面44d及び拡散面44eは、スリーブレンズ42の背面側開口端面42bと同様、その基端部44a側と先端部44b側とが筒状ブラケット20の軸線AX方向に関し異なる位置に配置されることで湾曲した湾曲面である。
導光体44の湾曲部44cには、スリーブレンズ42に設けられた位置決めピン42eが挿入される貫通穴44fが形成される。
導光体44は、先端部44bに近いほど幅(出光面44dの幅)が狭く構成される。
上記構成の導光体44は、筒状ブラケット20の外周面に沿って配置される。
具体的には、導光体44は、当該導光体44に形成された貫通穴44fにスリーブレンズ42の位置決めピン42eが挿入され、かつ、導光体44の出光面44dとスリーブレンズ42の背面側開口端面42bとが対向(又は密着)した状態で、筒状ブラケット20の外周面に沿って配置される。
上記構成の導光体44においては、光源モジュール60(テールランプ用の光源62)からの光は、基端部44aから入光し、湾曲部44c内を導光され、拡散面44eで反射されることで、出光面44dの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光し、出光面44dが対向するスリーブレンズ42の背面側開口端面42bから入光する。
上記構成の導光体44は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂を射出成形することにより成形される。
サブブラケット46は、基端部46aと、先端部46bと、基端部46aと先端部46bとの間に設けられた湾曲部46cと、光源モジュール保持部46dと、を含む円弧状の部材である。
サブブラケット46(湾曲部46c)は、導光体44と同様、基端部46aと先端部46bとが筒状ブラケット20の軸線AX方向に関し異なる位置に配置されるようにキンクしている。具体的には、基端部46aは背面側に配置され、先端部46bは正面側に配置される。
サブブラケット46の湾曲部46cの正面側には、導光体44の拡散面44eが対向(又は密着)する面46g(図3参照)が設けられる。この導光体44の拡散面44eが対向(又は密着)する面46gには、導光体44の拡散面44eからの漏れ光を反射して再度導光体44に入光させるために、アルミ蒸着が施される。
サブブラケット46の基端部46aは光源モジュール保持部46dの背面側に連結され、先端部46bは光源モジュール保持部46dの正面側に連結される。
光源モジュール保持部46dは、光源モジュール取付面46d1を含む。光源モジュール取付面46d1は、筒状ブラケット20の軸線AXを含む平面に対して略平行の平面である。
サブブラケット46には、湾曲部46cの基端部46a側と湾曲部46cの略中央とを連結する壁部46eが設けられる。
壁部46eには、ハウジング固定用貫通穴46e1、仮組み用貫通穴46e2が形成される。ハウジング固定用貫通穴46e1には、第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部であるハウジング固定用ネジ受部32dが挿入される。ハウジング固定用貫通穴46e1が本発明の第2貫通穴に相当する。
図7に示すように、光源モジュール60は、テールランプ用の光源62と、テールランプ用の光源62が実装された基板64と、を含む。テールランプ用の光源62は、例えば、赤色光を発光するLED等の半導体発光素子である。テールランプ用の光源62が本発明の第2光源に相当する。基板64には、光源モジュール保持部46d(光源モジュール取付面46d1)に設けられたピン46d2が挿入(例えば、嵌合)される貫通穴64aが形成される。
図6に示すように、光源モジュール60は、光源モジュール保持部46d(光源モジュール取付面46d1)に設けられたピン46d2が基板64に形成された貫通穴64aに挿入(例えば、嵌合)された状態で、光源モジュール保持部46d(光源モジュール取付面46d1)に固定される。
上記構成のサブブラケット46は、ターンリフレクタ32のハウジング固定用ネジ受部32dが、当該サブブラケット46のハウジング固定用貫通穴46e1に挿入され(図4参照)、さらに、図6に示すように、光源モジュール60(及び光源モジュール保持部46d)が、筒状ブラケット20の切欠部S1、スリーブレンズ42の切欠部S2、及び、導光体44の切欠部S3が重なったスペースに配置され、かつ、テールランプ用の光源62と導光体44の基端部44aとが対向した状態で配置される。
そして、サブブラケット46の仮組み用貫通穴46e2に挿入された固定ネジ(図示せず)を、筒状ブラケット20の仮組み用貫通穴22b及びスリーブレンズ42の仮組み用貫通穴42c2に挿入された第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部である仮組み用ネジ受部32eに螺合させる。
これにより、サブブラケット46は、当該サブブラケット46とターンリフレクタ32との間に、第1ランプユニット30及び第2ランプユニット40(正確には、筒状ブラケット20、スリーブレンズ42及び導光体44)を挟持する(図3参照)。これにより、第1ランプユニット30が、筒状ブラケット20の内周面で取り囲まれた空間に配置された状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される。また、第2ランプユニット40が、筒状ブラケット20の外周面に沿って配置された状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される。なお、ターンリフレクタ32は、その外周面の少なくとも一部が筒状ブラケット20の内周面に当接(例えば、面接触)した状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される。また、スリーブレンズ42は、その内周面の少なくとも一部が筒状ブラケット20の外周面に当接(例えば、面接触)した状態で筒状ブラケット20に支持(固定)される。
その際、サブブラケット46に設けられたリブ46fがスリーブレンズ42に当接する(図3(a)参照)ため、サブブラケット46とスリーブレンズ42との間の隙間がより少なくなる。
上記構成のサブブラケット46は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の合成樹脂を射出成形することにより成形される。
上記構成の第2ランプユニット40においては、光源モジュール60(テールランプ用の光源62)からの光は、導光体44の基端部44aから入光し、導光体44の湾曲部44c内を導光され、導光体44の拡散面44eで反射されることで、導光体44の出光面44dの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光し、導光体44の出光面44dが対向するスリーブレンズ42の背面側開口端面42bから入光し、スリーブレンズ42の正面側開口端面42aの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光して正面側に照射される。
上記構成の車両用灯具10は、図4、図8に示すように、ハウジング52に形成された貫通穴52aに挿入された固定ネジNを、筒状ブラケット20のハウジング固定用貫通穴22a、スリーブレンズ42のハウジング固定用貫通穴42c1及びサブブラケット46のハウジング固定用貫通穴46e1に挿入された第1ランプユニット30(ターンリフレクタ32)の一部であるハウジング固定用ネジ受部32dに螺合させることで、ハウジング52に固定される。ハウジング52に形成された貫通穴52aが本発明の第3貫通穴に相当する。
その際、ハウジング52に設けられたリブ52c(2個所。図3(a)参照)がサブブラケット46に当接することで、車両用灯具10は、より安定した姿勢でハウジング52に固定される。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態である車両用灯具10Aについて添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図9は、車両用灯具10Aの斜視図である。
図9に示す車両用灯具10Aは、テールランプ、ターンランプ及びストップランプとして機能する標識用ランプ(又は信号用ランプ)であり、車両(図示せず)の後端部の左側及び右側に搭載される。左右両側に搭載される車両用灯具10Aは左右対称の構成であるため、以下、代表して、車両の後端部の左側に搭載される車両用灯具10Aについて説明する。図9には、車両の後端部の左側(車両後方に向かって左側)に搭載される車両用灯具10Aが示されている。
図10は、車両用灯具10Aの分解斜視図である。
図10に示すように、本実施形態の車両用灯具10Aは、中間組立体70(セミアセンブリ70とも呼ばれる)、ハウジング80、アウターレンズ90等を備える。
図11は、中間組立体70の分解斜視図である。
図11に示すように、中間組立体70は、第2ランプ組立体71、エクステンション72等を備える。
図12は第2ランプ組立体71の正面図、図13は第2ランプ組立体71の分解斜視図である。
図12、図13に示すように、第2ランプ組立体71は、第1ランプ組立体(第1ランプユニット30及び第2ランプユニット40を備えた車両用灯具10。以下、第1ランプ組立体10とも呼ぶ)、第3ランプユニット73等を備える。
第1ランプ組立体10(車両用灯具10)の構成等については、第1実施形態で説明したため、説明を省略する。
第3ランプユニット73は、例えば、ストップランプである。図12に示すように、第3ランプユニット73は、正面視で円弧状の発光領域A2の外側下半分に当該発光領域A2に沿って配置された発光領域A3を備える。インナーレンズ76のレンズ部76aが発光領域A3を構成する。
図14は、第3ランプユニット73の分解斜視図である。
図14に示すように、第3ランプユニット73は、ブラケット74、LED基板75、インナーレンズ76、制御基板77を含む。
ブラケット74は、LED基板75が取り付けられる前面74a、及び、制御基板77が取り付けられる上面74bを含む。前面74aには、連結ネジN1が挿入されるネジ穴74a1が形成されている。
上記構成のブラケット74は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の合成樹脂を射出成形することにより成形される。
LED基板75には、ストップランプ用の複数の光源75aが実装されている。ストップランプ用の光源75aは、例えば、赤色光を発光するLED等の半導体発光素子である。また、LED基板75には、連結ネジN1が挿入されるネジ穴75bが形成されている。
インナーレンズ76は、ストップランプ用の光源75aからの光が透過するレンズ部76aと、レンズ部76aの側部から後方に向かって延びた脚部76bと、を含む。
レンズ部76aには、インナーレンズ76をブラケット74に固定するために、ブラケット74に設けられた爪部74cが係合する係合部76a1(例えば、開口部)が設けられる。係合部76a1は、例えば、レンズ部76aの上下にそれぞれ設けられる。なお、図14中、レンズ部76aの上に設けられた係合部76a1のみが図示されている。
上記構成のインナーレンズ76は、レンズ部76aに設けられた係合部76a1にブラケット74に設けられた爪部74cを係合させることでブラケット74に固定される。なお、インナーレンズ76をブラケット74に固定する固定手段としては、爪部74c及び係合部76a1に代えて、ネジ、接着剤等の公知の固定手段を用いてもよい。
上記構成のインナーレンズ76は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂を射出成形することにより成形される。
図15は第2ランプ組立体71の背面図、図16は図15に示す第2ランプ組立体71のC−C断面図である。
上記構成の第3ランプユニット73は、図16に示すように、第3ランプユニット73のブラケット74に形成されたネジ穴74a1及びLED基板75に形成されたネジ穴75bに挿入された連結ネジN1を、第1ランプ組立体10のサブブラケット46に螺合させることで、LED基板75がブラケット74とサブブラケット46の間に挟持され、かつ、LED基板75に実装されたLED75aとインナーレンズ76のレンズ部76aとが対向した状態で第1ランプ組立体10(サブブラケット46)に固定される。
その際、図示しないが、第3ランプユニット73は、第1ランプ組立体10のサブブラケット46の一部と第3ランプユニット73のブラケット74の一部とが嵌合した状態で第1ランプ組立体10(サブブラケット46)に固定される。なお、第3ランプユニット73を第1ランプ組立体10(サブブラケット46)に固定する固定手段としては、連結ネジN1に代えて、接着剤等の公知の固定手段を用いてもよい。
以上のように、第1ランプユニット30と第2ランプユニット40とを含む第1ランプ組立体10と、第3ランプユニット73と、をブラケット(サブブラケット46、ブラケット74)を介して連結することで、第1ランプ組立体10と第3ランプユニット73とが強固に連結された(構造強度が高い)第2ランプ組立体71が構成される。第2ランプ組立体71が本発明のランプユニットに相当する。
このように、構造強度が高い第2ランプ組立体71を構成することができるため、上記従来技術と比べ、次の利点がある。
第1に、後述のように第2ランプ組立体71にエクステンション72(及びアウターレンズ90)を固定することが可能となる。第2に、上記構造強度が高い第2ランプ組立体71を構成するに際して、上記従来技術のようにハウジングを必要としない。第3に、後述のように中間組立体70(エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71)をハウジング80に、少数のネジ(例えば、図20、図21に示す固定ネジN4〜N6参照)で固定しても、上記従来技術と同等以上の構造強度を確保することができる。
上記構成の第2ランプ組立体71には、エクステンション72が固定される。以下、エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71のことを中間組立体70と呼ぶ。
図11には、エクステンション72が示されている。図17は、エクステンション72の分解斜視図である。
図17に示すように、エクステンション72は、エクステンション本体72a、インナーレンズ72bを含む。
エクステンション本体72aは、フレーム状に構成される。具体的には、エクステンション本体72aは、第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)が露出する領域B1、第3ランプユニット73(発光領域A3)が露出する領域B2、及び、インナーレンズ72b(表面72b1)が露出する領域B3を取り囲んだフレーム状に構成される。
エクステンション本体72aには、図示しないが、インナーレンズ72bをエクステンション本体72aに固定するため、インナーレンズ72bに設けられた係合部(例えば、開口部)に係合する爪部が設けられる。
上記構成のエクステンション本体72aは、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の合成樹脂を射出成形することにより成形される。
インナーレンズ72bは、レンズカット等の装飾が施された表面72b1と、その反対側の裏面と、を含む。
インナーレンズ72bには、図示しないが、エクステンション本体72aに設けられた爪部が係合する係合部(例えば、開口部)が設けられる。
上記構成のインナーレンズ72bは、図示しないが、インナーレンズ72bに設けられた係合部にエクステンション本体72aに設けられた爪部を係合させることで、図11に示すように、レンズカット等の装飾が施された表面72b1が領域B3から露出した状態でエクステンション本体72aに固定される。なお、インナーレンズ72bをエクステンション本体72aに固定する固定手段としては、爪部及び係合部に代えて、ネジ、接着剤等の公知の固定手段を用いてもよい。
これにより、図11に示すように、第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)が露出する開口72c及び第3ランプユニット73(発光領域A3)が露出する開口72dが形成される。
上記構成のインナーレンズ72bは、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂を射出成形することにより成形される。
図18は中間組立体70の背面図、図19(a)は図18に示す中間組立体70のD−D断面図、図19(b)は図18に示す中間組立体70のE−E断面図である。
上記構成のエクステンション72は、図10に示すように、第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)が開口72cから露出し、かつ、第3ランプユニット73(発光領域A3)が開口72dから露出した状態で第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に固定される。
具体的には、エクステンション72は、図19に示すように、第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に形成されたネジ穴25、26(図15参照)等に挿入されたネジN2、N3を、エクステンション72に螺合させることで、第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に固定される(図10参照)。なお、エクステンション72を第2ランプ組立体71に固定する固定手段(本発明の第1固定手段)としては、ネジN2、N3に代えて、爪部74c及び係合部76a1と同様の爪部及び係合部、接着剤等の公知の固定手段を用いてもよい。
これにより、図10に示すように、エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71、すなわち、中間組立体70が構成される。エクステンション72は、第2ランプ組立体71の発光領域A1、A2、A3以外の部分が視認されないように、当該第2ランプ組立体71の発光領域A1、A2、A3以外の部分を覆う。
図20はハウジング80の背面図、図21(a)は図20に示すハウジング80のF−F断面図、図21(b)は図20に示すハウジング80のG−G断面図、図21(c)は図20に示すハウジング80のH−H断面図である。
上記構成の中間組立体70は、図21に示すように、ハウジング80に形成された貫通穴に挿入された固定ネジN4〜N6を、中間組立体70に螺合させることで、ハウジング80に固定される。
具体的には、中間組立体70は、ハウジング80に形成された貫通穴に挿入された固定ネジN4〜N6を、中間組立体70(ターンリフレクタ32に設けられたネジ受部32d1〜32d2)等に螺合させることで、ハウジング80に固定される。なお、中間組立体70をハウジング80に固定する固定手段(本発明の第2固定手段、第4固定手段)としては、固定ネジN4〜N6に代えて、爪部74c及び係合部76a1と同様の爪部及び係合部、接着剤等の公知の固定手段を用いてもよい。
中間組立体70が固定されたハウジング80には、アウターレンズ90が溶着される。
図10には、アウターレンズ90が示されている。
図10に示すように、アウターレンズ90は、外形が円形の第1レンズ部90aと、第1レンズ部90aを取り囲むように設けられた第2レンズ部90bと、その裏面の外周部全周に設けられた脚部90c(図22参照)と、を含む。図22は、図9に示す車両用灯具10AのJ−J断面図である。脚部90cは、例えば、色が異なる同一樹脂材(図21中符号90c1、90c2で示す)を例えば二色成形することで構成される。
図22に示すように、アウターレンズ90は、脚部90cとハウジング80の正面側開口端部80aとが全周に渡って溶着(例えば、熱板溶着)されてハウジング80との間に灯室81を構成する。図22中の符号Lは、溶着部を表す。
これにより、図示しないが、アウターレンズ90の第1レンズ部90aと第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)とが対向し、かつ、アウターレンズ90の第2レンズ部90bと第3ランプユニット73(発光領域A3)とが対向した状態となる。
上記構成の車両用灯具10Aにおいては、ストップランプ用の光源75aを点灯すると、ストップランプ用の光源75aからの光は、インナーレンズ76のレンズ部76a、及び、アウターレンズ90(第2レンズ部90b)を透過して正面側に照射される。これにより、ストップランプが実現される。
また、ターンランプ用の光源(図示せず)を点灯すると、ターンランプ用の光源からの光は、ターンリフレクタ32(反射面32c)で反射され、ターンランプレンズ34、及び、アウターレンズ90(第1レンズ部90a)を透過して正面側に照射される。これにより、ターンランプが実現される。
また、テールランプ用の光源62を点灯すると、テールランプ用の光源62からの光は、導光体44の基端部44aから入光し、導光体44の湾曲部44c内を導光され、導光体44の拡散面44eで反射されることで、導光体44の出光面44dの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光し、導光体44の出光面44dが対向するスリーブレンズ42の背面側開口端面42bから入光し、スリーブレンズ42の正面側開口端面42aの全域(又は略全域)から均一(又は略均一)に出光し、さらにアウターレンズ90(第1レンズ部90a)を透過して正面側に照射される。これにより、テールランプが実現される。
次に、車両用灯具10Aの組立方法の一例について説明する。
図23は、車両用灯具10Aの組立方法の一例を表すフローチャート(工程図)である。
図23に示すように、車両用灯具10Aは、次の工程を経て組み立てられる。
(1)各ランプユニット(例えば、第1ランプユニット30、第2ランプユニット40、第3ランプユニット73)を組み立てる工程(ステップS1)。(2)各ランプユニットを組み合わせる工程(ステップS2)。(3)組み合わせたランプユニット(第2ランプ組立体71)にエクステンション72を固定する工程(ステップS3)。(4)エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71(中間組立体70)をハウジング80に固定する工程(ステップS4)。(5)中間組立体70が固定されたハウジング80にアウターレンズ90を溶着する工程(ステップS5)。
[各ランプユニットを組み立てる工程(ステップS1)]
この工程(ステップS1)では、図5に示す各部材を組み立てることで、第1ランプ組立体10(第1ランプユニット30及び第2ランプユニット40を備えた車両用灯具10)が構成される(図3、図13参照)。
また、図14に示す各部材を組み立てることで、第3ランプユニット73が構成される(図13参照)。
[各ランプユニットを組み合わせる工程(ステップS2)]
この工程(ステップS2)では、ステップS1で構成された第1ランプ組立体10に第3ランプユニット73を固定することで、第2ランプ組立体71が構成される(図11参照)。
具体的には、第3ランプユニット73は、図16に示すように、ブラケット74に形成されたネジ穴74a1及びLED基板75に形成されたネジ穴75bに挿入された連結ネジN1を、サブブラケット46に螺合させることで、LED基板75がブラケット74とサブブラケット46の間に挟持され、かつ、LED基板75に実装されたLED75aとインナーレンズ76のレンズ部76aとが対向した状態で第1ランプ組立体10(サブブラケット46)に固定される。
[組み合わせたランプユニット(第2ランプ組立体71)にエクステンション72を固定する工程(ステップS3)]
この工程(ステップS3)では、ステップS2で構成された第2ランプ組立体71にエクステンション72(図11参照)を固定することで、図10に示すように、エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71、すなわち、中間組立体70が構成される。
具体的には、エクステンション72は、図19に示すように、第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に形成されたネジ穴25、26(図15参照)等に挿入されたネジN2、N3を、エクステンション72に螺合させることで、図10に示すように、第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)が開口72cから露出し、かつ、第3ランプユニット73(発光領域A3)が開口72dから露出した状態で第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に固定される。
[エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71(中間組立体70)をハウジング80に固定する工程(ステップS4)]
この工程(ステップS4)では、ステップS3で構成された中間組立体70がハウジング80(図10参照)に固定される。
具体的には、中間組立体70は、図21に示すように、ハウジング80に形成された貫通穴に挿入された固定ネジN4〜N6を、中間組立体70(ターンリフレクタ32に設けられたネジ受部32d1〜32d2)等に螺合させることで、ハウジング80に固定される。
その際、中間組立体70は第2ランプ組立体71とエクステンション72とが固定されることで一つにユニット化されているため、当該一つにユニット化された中間組立体70をハウジング80に固定するだけで、複数の構成要素(例えば、第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72)を同時にハウジング80に取り付けることができる。
[中間組立体70が固定されたハウジング80にアウターレンズ90を溶着する工程(ステップS5)]
この工程(ステップS5)では、ステップS4で中間組立体70が固定されたハウジング80にアウターレンズ90(図10参照)が溶着される。
具体的には、図22に示すように、アウターレンズ90は、脚部90cとハウジング80の正面側開口端部80aとが全周に渡って溶着(例えば、熱板溶着)されてハウジング80との間に灯室81を構成する。
以上のようにして、車両用灯具10Aが組み立てられる。
次に、車両用灯具10Aの組立方法の他の一例について説明する。
図24は、車両用灯具10Aの組立方法の他の一例を表すフローチャート(工程図)である。
図24に示すように、車両用灯具10Aは、次の工程を経て組み立てられる。
(1)各ランプユニット(例えば、第1ランプユニット30、第2ランプユニット40、第3ランプユニット73)を組み立てる工程(ステップS1)。(2)各ランプユニットを組み合わせる工程(ステップS2)。(3)組み合わせたランプユニット(第2ランプ組立体71)にエクステンション72及びアウターレンズ90を固定する工程(ステップS3A)。(4)エクステンション72及びアウターレンズ90が固定された第2ランプ組立体71(中間組立体70A)をハウジング80に固定する工程(ステップS4A)。(5)中間組立体70Aが固定されたハウジング80にアウターレンズ90を溶着する工程(ステップS5)。
以下、図23に示す組立方法と相違するステップS3A、S4Aを中心に説明し、図23に示す組立方法と相違しないステップS1〜S2、S5についての説明は省略する。
[組み合わせたランプユニット(第2ランプ組立体71)にエクステンション72及びアウターレンズ90を固定する工程(ステップS3A)]
この工程(ステップS3)では、ステップS2で構成された第2ランプ組立体71にエクステンション72(図11参照)及びアウターレンズ90(図10参照)を固定することで、エクステンション72及びアウターレンズ90が固定された第2ランプ組立体71、すなわち、中間組立体70A(図示せず)が構成される。
具体的には、エクステンション72は、図19に示すように、第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に形成されたネジ穴25、26(図15参照)等に挿入されたネジN2、N3を、エクステンション72に螺合させることで、図10に示すように、第1ランプ組立体10(発光領域A1、A2)が開口72cから露出し、かつ、第3ランプユニット73(発光領域A3)が開口72dから露出した状態で第2ランプ組立体71(例えば、円筒ブラケット20)に固定される。
また、アウターレンズ90は、図示しないが、アウターレンズ90の第1レンズ部90aと発光領域A1、A2とが対向し、かつ、アウターレンズ90の第2レンズ部90bと発光領域A3とが対向した状態で第2ランプ組立体71及びエクステンション72のうち少なくとも一方に固定される。
なお、アウターレンズ90を第2ランプ組立体71及びエクステンション72のうち少なくとも一方に固定する固定手段(本発明の第3固定手段)としては、図示しないが、爪部74c及び係合部76a1と同様の爪部及び係合部、ネジ、接着剤等の公知の固定手段を用いることができる。
[エクステンション72及びアウターレンズ90が固定された第2ランプ組立体71(中間組立体70A)をハウジング80に固定する工程(ステップS4A)]
この工程(ステップS4A)では、ステップS3Aで構成された中間組立体70Aがハウジング80(図10参照)に固定される。
具体的には、中間組立体70Aは、図21に示すように、ハウジング80に形成された貫通穴に挿入された固定ネジN4〜N6を、中間組立体70A(ターンリフレクタ32に設けられたネジ受部32d1〜32d2)等に螺合させることで、ハウジング80に固定される。
その際、中間組立体70Aは第2ランプ組立体71とエクステンション72とアウターレンズ90とが固定されることで一つにユニット化されているため、当該一つにユニット化された中間組立体70Aをハウジング80に固定するだけで、複数の構成要素(例えば、第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72、アウターレンズ90)を同時にハウジング80に取り付けることができる。
以上のようにして、車両用灯具10Aが組み立てられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の構成要素(例えば、第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72)をハウジング80に効率的に取り付けることができる(作業効率が良い)、車両用灯具に用いられる中間組立体70を提供することができる。
これは、第2ランプ組立体71とエクステンション72とが固定されることでユニット化された一つの中間組立体70が構成されるため、当該一つの中間組立体70をハウジング80に固定するだけで、複数の構成要素(例えば、第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72)を同時にハウジング80に取り付けることができることによるものである。
また、本実施形態によれば、複数の構成要素(例えば、第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72、アウターレンズ90)をハウジング80に効率的に取り付けることができる(作業効率が良い)、車両用灯具に用いられる中間組立体70Aを提供することができる。
これは、第2ランプ組立体71とエクステンション72とアウターレンズ90とが固定されることでユニット化された一つの中間組立体70Aが構成されるため、当該一つの中間組立体70Aをハウジング80に固定するだけで、複数の構成要素(第2ランプ組立体71の構成要素、エクステンション72、アウターレンズ90)を同時にハウジング80に取り付けることができることによるものである。
また、本実施形態によれば、第1ランプユニット30と第2ランプユニット40とを含む第1ランプ組立体10と、第3ランプユニット73と、をブラケット(サブブラケット46、ブラケット74)を介して連結することで、第1ランプ組立体10と第3ランプユニット73とが強固に連結された(構造強度が高い)第2ランプ組立体71を構成することができる。
また、本実施形態によれば、構造強度が高い第2ランプ組立体71を構成することができるため、上記従来技術と比べ、次の利点がある。
第1に、第2ランプ組立体71にエクステンション72(及びアウターレンズ90)を固定することが可能となる。第2に、上記構造強度が高い第2ランプ組立体71を構成するに際して、上記従来技術のようにハウジングを必要としない。第3に、中間組立体70(エクステンション72が固定された第2ランプ組立体71)をハウジング80に、少数のネジ(例えば、図20、図21に示す固定ネジN4〜N6参照)で固定しても、上記従来技術と同等以上の構造強度を確保することができる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、エクステンション72が固定されるランプユニットとして、第2ランプ組立体71を用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、エクステンション72が固定されるランプユニットとして、1つのランプユニット(例えば、第3ランプユニット73)のみを用いてもよいし、少なくとも2つのランプユニットを組み合わせたランプ組立体(例えば、第1ランプ組立体10)のみを用いてもよい。
また、上記実施形態では、筒状ブラケット20として、円筒状ブラケットを用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、筒状ブラケット20として、楕円筒状ブラケットを用いてもよいし、多角形筒状ブラケットを用いてもよいし、その他筒状ブラケットを用いてもよい。
また、上記実施形態では、第1ランプユニット30がターンランプユニットで、第2ランプユニット40がテールランプユニットで、第3ランプユニット73がストップランプユニットである例について説明したが、これに限らない。例えば、第1ランプユニット30は、ターンランプユニット以外の、例えば、テールランプユニット、ストップランプユニット、ウインカーランプユニットであってもよい。また、第2ランプユニット40は、テールランプユニット以外の、例えば、ターンランプユニット、ストップランプユニット、ウインカーランプユニットであってもよい。また、第3ランプユニット73は、ストップランプユニット以外の、例えば、ターンランプユニット、テールランプユニット、ウインカーランプユニットであってもよい。
また、第1ランプユニット30、第2ランプユニット40、第3ランプユニット73は、それぞれ、ヘッドランプユニット、DRLランプユニット、ポジションランプユニット、ウインカーランプユニットのいずれかであってもよい。
また、上記実施形態では、第1ランプユニット30として、ターンリフレクタ32を備えたリフレクタ型のランプユニットを用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、第1ランプユニット30として、プロジェクタ型のランプユニットを用いてもよい
し、ダイレクトプロジェクション型(直射型ともいう)のランプユニットを用いてもよいし、その他のランプユニットを用いてもよい。
また、上記実施形態では、第2ランプユニット40として、スリーブレンズ42及び導光体44を備えたランプユニットを用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、第2ランプユニット40として、発光領域A2と同様の発光領域を備える他のランプユニットを用いてもよい。
また、上記実施形態では、第3ランプユニット73として、インナーレンズ76を備えたランプユニットを用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、第3ランプユニット73として、発光領域A3と同様の発光領域を備える他のランプユニットを用いてもよい。
また、上記実施形態では、ターンランプ用の光源として、バルブ光源を用いた例について説明したが、これに限らず、LED等の半導体発光素子を用いてもよい。
また、上記実施形態では、テールランプ用の光源62、ストップランプ用の光源75aとして、LED等の半導体発光素子を用いた例について説明したが、これに限らず、半導体発光素子以外の例えばバルブ光源を用いてもよい。
上記各実施形態で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記各実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。