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JP2019139148A - シャッタ装置およびそれを備える撮像装置 - Google Patents

シャッタ装置およびそれを備える撮像装置 Download PDF

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JP2019139148A
JP2019139148A JP2018024265A JP2018024265A JP2019139148A JP 2019139148 A JP2019139148 A JP 2019139148A JP 2018024265 A JP2018024265 A JP 2018024265A JP 2018024265 A JP2018024265 A JP 2018024265A JP 2019139148 A JP2019139148 A JP 2019139148A
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裕樹 庭前
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裕樹 庭前
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Abstract

【課題】、安定した往復露光を行うことが可能なシャッタ装置およびそれを備える撮像装置を提供すること。【解決手段】開口が形成されているシャッタ地板と、開口を閉鎖する閉鎖状態と開口を開放する開放状態との間を移動可能な遮光部材と、カム係合ピンを備え、遮光部材を移動させるように回動可能な駆動部材と、カム係合ピンが摺動可能であるとともに駆動部材を回動させる、第1のカム面および第2のカム面を備えるカム部材と、カム係合ピンが第1のカム面に当接するように付勢する第1の付勢部材と、カム係合ピンを第2のカム面に当接するように付勢する第2の付勢部材と、カム係合ピンが第2のカム面に沿って摺動している間、第1の付勢部材のカム係合ピンに対する付勢を制限するように、第1の付勢部材を係止する係止部材と、を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、シャッタ装置およびそれを備える撮像装置に関する。
従来、2枚のシャッタ羽根による往復動作によって開口部を開閉するシャッタ装置が知られている。特許文献1では、ステッピングモータが駆動リングを回転駆動することで、駆動リングのカム部が2枚のシャッタ羽根のカムフォロア部と係合し、2枚のシャッタ羽根が駆動されるシャッタ装置が開示されている。
特開平7−56211号公報
特許文献1のシャッタ装置において、2枚のシャッタ羽根による安定した往復動作を行うためには、2枚のシャッタ羽根の走行時にカムフォロア部をカム部に当接させる必要がある。例えば、往路の走行時に、カムフォロア部をカム部に当接するように付勢する付勢部材を設けた場合、復路の走行時にカムフォロア部とカム部との間に隙間が生じてしまい、復路の走行精度が不安定になってしまう。
本発明は、安定した往復露光を行うことが可能なシャッタ装置およびそれを備える撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのシャッタ装置は、開口が形成されているシャッタ地板と、前記開口を閉鎖する閉鎖状態と前記開口を開放する開放状態との間を移動可能な遮光部材と、カム係合ピンを備え、前記遮光部材を移動させるように回動可能な駆動部材と、前記カム係合ピンが摺動可能であるとともに前記駆動部材を回動させる、第1のカム面および第2のカム面を備えるカム部材と、前記カム係合ピンが前記第1のカム面に当接するように付勢する第1の付勢部材と、前記カム係合ピンを前記第2のカム面に当接するように付勢する第2の付勢部材と、前記カム係合ピンが前記第2のカム面に沿って摺動している間、前記第1の付勢部材の前記カム係合ピンに対する付勢を制限するように、前記第1の付勢部材を係止する係止部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、安定した往復露光を行うことが可能なシャッタ装置およびそれを備える撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るシャッタ装置を備える撮像装置のブロック図である。 フォーカルプレンシャッタの分解斜視図である。 カムギアを撮像素子側から見た正面図および背面図である。 カムギアの回転角度と羽根位置との関係図である。 モータの概略図である。 フォーカルプレンシャッタの各構成部品の動作タイミングを示す図である。 フォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影前の待機状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影時のカムギアが駆動バネをチャージしている状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影時の羽根走行完了状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影時の羽根走行完了後、駆動部材に対する付勢方向が切り替わる状態を示す図、および偶数回目の撮影時のカムギアが駆動バネをチャージしている状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影前の待機状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影時の羽根走行完了状態を示す図である。 フォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影時の羽根走行完了後、駆動部材に対する付勢方向が切り替わる状態を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るシャッタ装置を備える撮像装置400のブロック図である。撮像装置400が図1に示されるファインダ観察状態である場合、撮影レンズ401を通過した被写体光のうち一部の光束は、撮影光路内に位置するミラー部材481で反射されてファインダ装置482に導かれる。これにより、撮影者は、ファインダ装置482を介して被写体像を観察することができる。撮像装置400がファインダ観察状態から撮影状態またはライブビュー状態に移行すると、ミラー部材481が撮影光路から退避し、撮影レンズ401を通過した被写体光は撮像素子403に導かれる。
フォーカルプレンシャッタ(シャッタ装置)113は、撮像素子403に対して被写体側(物体側)に配置され、CPU409によりシャッタ駆動回路411を介して駆動を制御される。撮像素子403は、CMOSイメージセンサ等が使用され、撮影レンズ401により結像された被写体像を光電変換する。AFE(Analog Front End)404は、撮像素子403から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。DSP(Disital Signal Processer)405は、AFE404から出力されるデジタル画像信号に対して各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行う。記録媒体406は、DSP405により処理された画像データを記録する。表示部407は、撮影画像や各種メニュー画面などを表示する。TG408は、タイミングジェネレータであり、撮像素子403を駆動制御する。RAM410は、DSP405に接続され、画像データなどを一時的に記憶する。レンズ制御手段491は、撮影レンズ401の焦点距離、絞り径、射出瞳径および射出瞳と撮像素子403との距離等のレンズ情報をCPU409に出力するとともに、CPU409による制御に応じて絞りおよびレンズ等の光学素子を駆動する。CPU409は、AFE404、DSP405、TG408、シャッタ駆動回路411およびレンズ制御手段491を制御する。
撮影準備開始スイッチ(SW1)498および撮影開始スイッチ(SW2)499は、2段スイッチとして構成されており、第1ストロークで撮影準備開始スイッチ498がオンし、第2ストロークで撮影開始スイッチ499がオンする。
以下、フォーカルプレンシャッタ113の構成について説明する。図2は、フォーカルプレンシャッタ113の分解斜視図である。図2(a)は、撮像素子403側から見た図であり、図2(b)は被写体側から見た図である。
シャッタ地板1の撮像素子403側には、カバー板8が取り付けられている。シャッタ地板1にはアパチャ(開口)1aが形成され、カバー板8にはアパチャ8aが形成されている。シャッタ地板1とカバー板8との間には、中間板6が配置されている。
中間板6とカバー板8との間には、羽根2a、2b、2cおよび羽根アーム2d、2eから構成される第1の羽根ユニット2が配置されている。シャッタ地板1と中間板6との間には、羽根3a、3b、3cおよび羽根アーム3d、3eから構成される第2の羽根ユニット3が配置されている。本実施形態では、第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3により遮光部材が構成されている。
シャッタ地板1の撮像素子403側には、軸1d、1e、1h、1iが設けられている。第1の羽根ユニット2は、軸1d、1eに回転可能に取り付けられている。第2の羽根ユニット3は、軸1h、1iに回転可能に取り付けられている。
シャッタ地板1の被写体側には、軸1b、1c、1f、1gが設けられている。第1の駆動部材11、第2の駆動部材12、第1のカムギア(カム部材)15および第2のカムギア(カム部材)16はそれぞれ、軸1b、1f、1c、1gに回転可能に取り付けられている。
第1の駆動部材11は、軸1bに嵌合する穴11aと、第1のカムギア15のカム溝15qに摺動可能に嵌合するカム係合ピン11bと、第1の付勢バネ22によって付勢される被付勢部11dとを有する。カム係合ピン11bは、第1のカムギア15の回転にしたがって、カム溝15qに沿って摺動する。
第2の駆動部材12は、軸1fに嵌合する穴12aと、第2のカムギア16のカム溝16qに摺動可能に嵌合するカム係合ピン12bと、第2の付勢バネ23によって付勢される被付勢部12dとを有する。カム係合ピン12bは、第2のカムギア16の回転にしたがって、カム溝16qに沿って摺動する。
羽根2a、2b、2cは、連結軸7を介して、羽根アーム2d、2eに枢支されている。羽根アーム2d、2eはそれぞれ、軸1d、1eが嵌合する穴2f、2gを有する。また、羽根アーム2dは、第1の駆動部材11の駆動ピン11cが係合する穴2hを有する。第1の羽根ユニット2は、第1の駆動部材11の回転にしたがって、羽根2a、2b、2cが展開し、アパチャ1aを覆う閉鎖状態と、羽根2a、2b、2cが重畳し、アパチャ1aから退避する開放状態との間を移動可能である。
羽根3a、3b、3cは、連結軸7を介して、羽根アーム3d、3eに枢支されている。羽根アーム3d、3eはそれぞれ、軸1h、1iが嵌合する穴3f、3gを有する。また、羽根アーム3dは、第2の駆動部材12の駆動ピン12cが係合する穴3hを有する。第2の羽根ユニット3は、第2の駆動部材12の回転にしたがって、羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを覆う閉鎖状態と、羽根3a、3b、3cがアパチャ1aから退避する開放状態との間を移動可能である。
第1の駆動バネ9は、内径部が軸1cにガイドされている。第1の腕部9aは係止部1jaに係止され、第2の腕部9bは係止部1jbに係止されている。第1の駆動バネ9は、被写体側から見て、第1の腕部9aが右回転方向(時計回り方向)へ、第2の腕部9bが左回転方向(反時計回り方向)へ付勢力を発生させるようにチャージされている。
第2の駆動バネ10は、内径部が軸1gにガイドされている。第1の腕部10aは係止部1jaに係止され、第2の腕部10bは係止部1jbに係止されている。第2の駆動バネ10は、被写体側から見て、第1の腕部10aが右回転方向へ、第2の腕部10bが左回転方向へ付勢力を発生させるようにチャージされている。
図3(a)および図3(b)はそれぞれ、第1のカムギア15および第2のカムギア16を撮像素子403側から見た正面図および背面図である。
カム溝15qには、第1の空走駆動カム面15f、第1の露光駆動カム面15g、第2の空走駆動カム面15h、第3の空走駆動カム面15i、第2の露光駆動カム面15jおよび第4の空走駆動カム面15kが形成されている。第1の空走駆動カム面15fは、穴15aと同心円上に形成され、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を閉鎖状態で保持する。第1の露光駆動カム面15gは、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を開放状態になるように移動させる。第2の空走駆動カム面15hは、穴15aと同心円上に形成され、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を開放状態で保持する。第3の空走駆動カム面15iは、穴15aと同心円上に形成され、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を開放状態で保持する。第2の露光駆動カム面15jは、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を閉鎖状態になるように移動させる。第4の空走駆動カム面15kは、穴15aと同心円上に形成され、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を閉鎖状態で保持する。
第1のカムギア15の回転中心、第1の空走駆動カム面15fと第1の露光駆動カム面15gとの切り替わり部15fgおよび第2の露光駆動カム面15jと第4の空走駆動カム面15kとの切り替わり部15jkは、同一直線上とならないように形成されている。第1のカムギア15の回転中心、第1の露光駆動カム面15gと第2の空走駆動カム面15hとの切り替わり部15ghおよび第3の空走駆動カム面15iと第2の露光駆動カム面15jとの切り替わり部15ijは、同一直線上とならないように形成されている。したがって、第1のカムギア15の往回動の羽根駆動開始位相(図4の回転角度A、切り替わり部15fgの位置)と復回動の羽根駆動終了位相(図4の回転角度D、切り替わり部15jkの位置)は異なる。また、第1のカムギア15の復回動の羽根駆動開始位相(図4の回転角度C、切り替わり部15ijの位置)と往回動の羽根駆動終了位相(図4の回転角度B、切り替わり部15ghの位置)は異なる。ここで、図4の羽根位置は、第1のカムギア15の回転に対応する羽根2aの羽根位置である。
カム溝16qには、第1の空走駆動カム面16f、第1の露光駆動カム面16g、第2の空走駆動カム面16h、第3の空走駆動カム面16i、第2の露光駆動カム面16jおよび第4の空走駆動カム面16kが形成されている。第1の空走駆動カム面16fは、穴16aと同心円上に形成され、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を開放状態で保持する。第1の露光駆動カム面16gは、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を閉鎖状態になるように移動させる。第2の空走駆動カム面16hは、穴16aと同心円上に形成され、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を閉鎖状態で保持する。第3の空走駆動カム面16iは、穴16aと同心円上に形成され、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を閉鎖状態で保持する。第2の露光駆動カム面16jは、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を開放状態に移動させる。第4の空走駆動カム面16kは、穴16aと同心円上に形成され、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を開放状態で保持する。
第2のカムギア16の回転中心、第1の空走駆動カム面16fと第1の露光駆動カム面16gとの切り替わり部16fgおよび第2の露光駆動カム面16jと第4の空走駆動カム面16kとの切り替わり部16jkは、同一直線上とならないように形成されている。第2のカムギア16の回転中心、第1の露光駆動カム面16gと第2の空走駆動カム面16hとの切り替わり部16ghおよび第3の空走駆動カム面16iと第2の露光駆動カム面16jとの切り替わり部16ijは、同一直線上とならないように形成されている。したがって、第2のカムギア16の往回動の羽根駆動開始位相(図4の回転角度A、切り替わり部16fgの位置)と復回動の羽根駆動終了位相(図4の回転角度D、切り替わり部16jkの位置)は異なる。また、第2のカムギア16の復回動の羽根駆動開始位相(図4の回転角度C、切り替わり部16ijの位置)と往回動の羽根駆動終了位相(図4の回転角度B、切り替わり部15ghの位置)は異なる。ここで、図4の羽根位置は、第2のカムギア16の回転に対応する羽根3cの羽根位置である。
第1のガタ寄せバネ4は、羽根アーム2eを第1の羽根ユニット2が開放状態になるように付勢している。これにより、第1の駆動部材11は、カム係合ピン11bがカム溝15qの回転中心の反対側のカム面(第3の空走駆動カム面15i、第2の露光駆動カム面15jおよび第4の空走駆動カム面15k。以下、カム外側。)に当接する方向へ付勢される。
第2のガタ寄せバネ5は、羽根アーム3eを第2の羽根ユニット3が閉鎖状態になるように付勢している。これにより、第2の駆動部材12は、カム係合ピン12bがカム溝16qの回転中心の反対側のカム面(第3の空走駆動カム面16i、第2の露光駆動カム面16jおよび第4の空走駆動カム面16k。以下、カム外側。)に当接する方向へ付勢される。
第1の付勢バネ22は、内径部がシャッタ地板1の軸1kにガイドされている。第1の腕部22aは係止部1mに係止され、第2の腕部22は被付勢部11dに掛けられている。第1の付勢バネ22は、被写体側から見て右回転方向へ付勢力が発生するようにチャージされる。これにより、第1の駆動部材11は、カム係合ピン11bがカム溝15qの回転中心側のカム面(第1の空走駆動カム面15f、第1の露光駆動カム面15gおよび第2の空走駆動カム面15h。以下、カム内側。)に当接する方向へ付勢される。第1の付勢バネ22の付勢力は、第1のガタ寄せバネ4の付勢力より強い。
第2の付勢バネ23は、内径部がシャッタ地板1の軸1lにガイドされている。第1の腕部23aは係止部1nに係止され、第2の腕部23bは被付勢部12dに掛けられている。第2の付勢バネ23は、被写体側から見て右回転方向へ付勢力が発生するようにチャージされる。これにより、第2の駆動部材12は、カム係合ピン12bがカム溝16qの回転中心側のカム面(第1の空走駆動カム面16f、第1の露光駆動カム面16gおよび第2の空走駆動カム面16h。以下、カム内側。)に当接する方向へ付勢される。第2の付勢バネ23の付勢力は、第2のガタ寄せバネ5の付勢力より強い。
第1のロックレバー(係止部材)24は、穴24aを介して、シャッタ地板1の軸1oに回転可能に取り付けられている。第1のロックレバー24には後述するバネ26が掛けられ、第1のロックレバー24は被写体側から見て左回転方向へ付勢されている。バネ26による第1のロックレバー24に対する封勢力は、第1の付勢バネ22の付勢力より弱い。これにより、第1のロックレバー24の接触部24bは、第2の腕部22bに接触する。被押動部24cは、第1のカムギア15側に形成され、後述するロックレバー押動部15bおよびロックレバー解除部15cに押動される。
第2のロックレバー(係止部材)25は、穴25aを介して、シャッタ地板1の軸1pに回転可能に取り付けられている。第2のロックレバー25には後述するバネ27が掛けられ、第2のロックレバー25は被写体側から見て左回転方向へ付勢されている。バネ27による第2のロックレバー25に対する付勢力は、第2の付勢バネ23の付勢力より弱い。これにより、第2のロックレバー25の接触部25bは、第2の腕部23bに接触する。被押動部25cは、第2のカムギア16側に形成され、後述するロックレバー押動部16bおよびロックレバー解除部16cに押動される。
第1のモータ19aおよび第2のモータ19bは、同一の構成を有するモータであり、モータプレート20に取り付けられている。モータプレート20は、ホルダー部材17にビス14によってビス止めされている。第1のモータ19aの出力軸19a1および第2のモータ19bの出力軸19b1には、ピニオンギア21が取り付けられている。出力軸19a1は、ホルダー部材17の穴17cを貫通し、第1のカムギア15のギア部15rに係合することで、第1のモータ19aからのトルクを第1のカムギア15に伝達する。出力軸19b1は、ホルダー部材17の穴17cを貫通し、第2のカムギア16のギア部16rに係合することで、第2のモータ19bからのトルクを第2のカムギア16に伝達する。
図5は、第1のモータ19aの概略図である。出力軸19a1は、マグネット301を備え、制御回路312および駆動回路313によって回動可能に制御される。制御回路312および駆動回路313は、シャッタ駆動回路411内に設けられている。マグネット301は、円筒形状に形成され、外周面を周方向に分割して、異なる極に交互に多極着磁されている。本実施形態では、8分割すなわち8極に着磁されている。なお、8極に限らず、4極や12極に着磁してもよい。
第1のコイル303は、マグネット301の軸方向の第1端に配置されている。第1のヨーク305は、軟磁性材料で、マグネット301の外周面に隙間を持って対向して形成されている。また、第1のヨーク305は、円環状の本体部から軸方向へ延出され、周方向において所定の間隔で配置された複数の第1の磁極部305aを備えている。第1の磁極部305aは、第1のコイル303に通電されることで励磁される。第1のコイル303、第1のヨーク305、および複数の第1の磁極部305aに対向するマグネット301によって第1のステータユニットが構成されている。
第2のコイル304は、マグネット301の軸方向の第1のコイル303が取り付けられた軸方向の第1端と反対側の第2端に配置されている。第2のヨーク306は、軟磁性材料で、マグネット301の外周面に隙間を持って対向して形成されている。また、第2のヨーク306は、円環状の本体部から軸方向へ延出され、周方向において所定の間隔で配置された複数の第2の磁極部306aを備えている。第2の磁極部306aは、第2のコイル304に通電されることで励磁される。第2のコイル304、第2のヨーク306、および複数の第2の磁極部306aに対向するマグネット301によって第2のステータユニットが構成されている。
第1の磁極部305aと第2の磁極部306aに励磁される極(N極、S極)を切り換えることで、出力軸19a1に与えるトルクを変化させることができる。
第1磁気センサ307、第2磁気センサ308、第3磁気センサ309および第4磁気センサ310は、検出手段を構成している。各磁気センサは、マグネット301の磁束を検出するホール素子であり、モータカバー311に固定されている。
モータカバー311は、第1の磁極部305aと第2の磁極部306aとがマグネット301の着磁位相に対して電気角で略90度ずれて配置されるように第1のヨーク305と第2のヨーク306を固定保持している。
ここで、電気角とは、マグネット磁力の1周期を360°として表したものである。マグネットの極数をM、機械角をθ0とすると、電気角θは以下の式で表される。
θ=θ0×M/2
本実施形態では、マグネット301の着磁は8極であるから電気角90度は機械角で22.5度となる。
制御回路312は、駆動回路313を介して、所定の時間間隔にしたがってコイルの通電状態を切り換えて駆動するステップ駆動(オープンループ駆動)と進角値が異なる2種類のフィードバック駆動とを切り換えて第1のモータ19aを駆動することができる。
以下、往復露光を行う際の、奇数回目の撮影と偶数回目の撮影におけるフォーカルプレンシャッタ113の動作について説明する。図6は、フォーカルプレンシャッタ113の各構成部品の動作タイミングを示す図である。図7〜図13は、図6の各動作タイミングにおけるフォーカルプレンシャッタ113の状態を示す図である。図7〜図13において、第1のカムギア15および第2のカムギア16は、第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3の動作に関わる形状部のみが点線にて表されている。
[奇数回目の撮影]
[待機状態]
図7は、フォーカルプレンシャッタの113の奇数回目の撮影前の待機状態を示す図である。
図7(a)は、動作タイミングA1における第1のカムギア15および第1の羽根ユニット2を示している。羽根2a、2b、2cは、アパチャ1aを閉鎖している。第1のガタ寄せバネ4は、羽根アーム2eを第1の羽根ユニット2が開放状態になるように付勢している。これにより、第1の駆動部材11は、カム係合ピン11bが第2の露光駆動カム面15jに当接するように付勢されている。第2の腕部22bは、被付勢部11dを付勢している。これにより、第1の駆動部材11は、カム係合ピン11bが第1の空走駆動カム面15fに当接するように付勢されている。前述したように、第1の付勢バネ22の付勢力は第1のガタ寄せバネ4の付勢力より強いため、カム係合ピン11bは第1の空走駆動カム面15fに当接している。第1のロックレバー24はバネ26により左回転方向へ付勢され、接触部24bは第2の腕部22bに接触している。第1のカムギア15に配設されている切り欠き15eは第1の腕部9aに当接していないため、第1の駆動バネ9はチャージされておらず、自然状態である。
図7(b)は、動作タイミングA1から所定時間経過後の動作タイミングA2における第2のカムギア16および第2の羽根ユニット3を示している。羽根3a、3b、3cは、アパチャ1aを開放している。第2のガタ寄せバネ5は、羽根アーム3eを第2の羽根ユニット3が閉鎖状態になるように付勢している。これにより、第2の駆動部材12は、カム係合ピン12bが第2の露光駆動カム面16jに当接するように付勢されている。第2の腕部23bは、被付勢部12dを付勢している。これにより、第2の駆動部材12は、カム係合ピン12bが第1の空走駆動カム面16fに当接するように付勢されている。前述したように、第2の付勢バネ23の付勢力は第2のガタ寄せバネ5の付勢力より強いため、カム係合ピン12bは第1の空走駆動カム面16fに当接している。第2のロックレバー25はバネ27により左回転方向へ付勢され、接触部25bは第2の腕部23bに接触している。第2のカムギア16に配設されている切り欠き16eは第1の腕部10aに当接していないため、第2の駆動バネ10はチャージされておらず、自然状態である。
[チャージ状態]
動作タイミングA1で撮影準備開始スイッチ(SW1)498がオンすると、第1のモータ19aは低進角のフィードバック駆動モードにて右回転方向へ駆動され、第1のカムギア15は図7(a)の状態から左回転方向へ回転する。第1のモータ19aのピニオンギア21とギア部15rとが噛み合っているので、第1のモータ19aの回転方向と第1のカムギア15の回転方向は逆になる。
第1のカムギア15が図7(a)の状態から左回転方向へ回転すると、切り欠き15eは第1の駆動バネ9に当接する。第1のカムギア15は第1の駆動バネ9をチャージしながら回転するため、第1のモータ19aの負荷変動が大きくなる。しかしながら、第1のモータ19aは、低進角のフィードバック駆動モードにて駆動されているので脱調することはない。
制御回路312は、第1のモータ19aを介して、第1のカムギア15を、可動端部15dがホルダー部材17の当接面17eに当接する以上のステップ数だけ回転させた後、第1のモータ19aを通電保持させるように駆動回路313を制御する。可動端部15dは当接面17eに当接し、カムギア15の回転が停止する。
図8(a)は、フォーカルプレンシャッタ113の撮影時の第1のカムギア15が第1の駆動バネ9をチャージしている状態(動作タイミングB1の状態)を示している。第1の駆動バネ9がチャージされた状態となっているので、第1のカムギア15は第1の駆動バネ9により右回転方向へ付勢されている。カム係合ピン11bは、第1の付勢バネ22により第1の空走駆動カム面15fに当接している。第1の空走駆動カム面15fは、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を閉鎖状態で保持している。第1のロックレバー24はバネ26により左回転方向へ付勢され、接触部24bは第2の腕部22bに接触している。
動作タイミングA1から所定時間経過後の動作タイミングA2において、第2のモータ19bは低進角のフィードバック駆動モードにて右回転方向へ駆動され、第2のカムギア16は図7(b)の状態から左回転方向へ回転する。第2のモータ19bのピニオンギア21とギア部16rとが噛み合っているので、第2のモータ19bの回転方向と第2のカムギア16の回転方向は逆になる。
第2のカムギア16が図7(b)の状態から左回転方向へ回転すると、切り欠き16eは第2の駆動バネ10に当接する。第2のカムギア16は第1の駆動バネ9をチャージしながら回転するため、第2のモータ19bの負荷変動が大きくなる。しかしながら、第2のモータ19bは、低進角のフィードバック駆動モードにて駆動されているので脱調することはない。
制御回路312は、第2のモータ19bを介して、第2のカムギア16を、可動端部16dが当接面17eに当接させる以上のステップ数だけ回転させた後、第2のモータ19bを通電保持させるように駆動回路313を制御する。可動端部16dは当接面17eに当接し、第2のカムギア16の回転が停止する。
図8(b)は、フォーカルプレンシャッタ113の撮影時の第2のカムギア16が第2の駆動ばね10をチャージしている状態(動作タイミングB2の状態)を示している。第2の駆動バネ10がチャージされた状態となっているので、カムギア15は第2の駆動バネ10により右回転方向へ付勢されている。カム係合ピン12bは、第2の付勢バネ23により第1の空走駆動カム面16fに当接している。第2の空走駆動カム面16fは、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を開放状態で保持している。第2のロックレバー25はバネ27により左回転方向へ付勢され、接触部25bは第2の腕部23bに接触している。
なお、撮像装置400は、撮影準備開始スイッチ(SW1)498がオンすると、不図示の焦点検出手段が被写体までの距離を測定し、レンズ制御手段491が撮影レンズ401を駆動しピント合わせを行う等の撮影準備動作を行う。
[ステップ駆動・第1の空走駆動]
撮影開始スイッチ(SW2)499がオンされ、所定時間経過後の動作タイミングC1において、第1のモータ19aは、ステップ駆動モードにて左回転方向へ駆動される。第1のカムギア15は、第1の駆動バネ9による付勢力を受け、右回転方向への回転(助走駆動)を開始する。カム係合ピン11bは、第1の空走駆動カム面15fに沿った摺動を開始する。第1のロックレバー24はバネ26により左回転方向へ付勢され、接触部24bは第2の腕部22bに接触している。
動作タイミングC1から所定のシャッタ秒時後の動作タイミングC2で、第2のモータ19bは、ステップ駆動モードにて左回転方向へ駆動される。第2のカムギア16は、第2の駆動バネ10による付勢力を受け、右回転方向への回転(助走駆動)を開始する。カム係合ピン12bは、第1の空走駆動カム面16fに沿った摺動を開始する。第2のロックレバー25はバネ27により左回転方向へ付勢され、接触部25bは第2の腕部23bに接触している。
制御回路312は、助走駆動において、所定の駆動パルスの幅を徐々に小さくしていくことで、第1のモータ19aおよび第2のモータ19bの回転速度を徐々に速くする。
なお、撮像素子403は、撮影開始スイッチ(SW2)499がオンされ、所定時間後の動作タイミングEにおいて、リセット走査を行い、各行の蓄積を開始する。
[羽根駆動開始(ステップ駆動→高進角駆動)]
動作タイミングD1において、第1の駆動バネ9は自然状態になり、動作タイミングD2において、第2の駆動バネ10は自然状態になる。
制御回路312は、動作タイミングD1から所定ステップ後、高進角のフィードバック駆動モードにて第1のカムギア15を右回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。また、制御回路312は、動作タイミングD2から所定ステップ後、高進角のフィードバック駆動モードにて第2のカムギア16を右回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。
動作タイミングF1において、カム係合ピン11bに当接するカム面が第1の空走駆動カム面15fから第1の露光駆動カム面15gに移行する。図8(a)の状態に比べて、第1の付勢バネ22はチャージされ、付勢力が強くなっているが、第1のガタ寄せバネ4は自然長に近づき、付勢力が弱くなっている。第1の付勢バネ22は被付勢部11dを付勢し、カム係合ピン11bは第2の露光駆動カム面15gに当接するように付勢されている。第1のロックレバー24は、接触部24bが第2の腕部22bに接触した状態で、図8(a)の状態に比べて自然長に近づき、付勢力が弱まっているバネ26により左回転方向への回転を開始する。
動作タイミングF2において、カム係合ピン12bに当接するカム面が第1の空走駆動カム面16fから第1の露光駆動カム面16gに移行する。図8(b)の状態に比べて、第1の付勢バネ23はチャージされ、付勢力が強くなっているが、第2のガタ寄せバネ5は自然長に近づき、付勢力が弱くなっている。第2の付勢バネ22は被付勢部11dを付勢し、カム係合ピン11bは第2の露光駆動カム面15gに当接するように付勢されている。第1のロックレバー24は、接触部24bが第2の腕部22bに接触した状態で、図8(a)の状態に比べて自然長に近づき、付勢力が弱まっているバネ26により左回転方向へ回転する。第2のロックレバー25は、接触部25bが第2の腕部23bに接触した状態で、図8(b)の状態に比べて自然長に近づき、付勢力が弱まっているバネ27により左回転方向への回転を開始する。
動作タイミングF1の後、アパチャ1aを閉鎖している羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを開放し、動作タイミングF2の後、アパチャ1aを開放している羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを閉鎖していく。これにより、第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3により、所定のシャッタ秒時で撮像素子403に対する露光が行われる。本実施形態では、羽根走行中、第1の付勢バネ22によりカム係合ピン11bが第1の露光駆動カム面15gに当接し、第2の付勢バネ23によりカム係合ピン12bが第1の露光駆動カム面16gに当接している。そのため、安定した羽根走行を行うことができる。
[露光走行完了]
図9(a)は、羽根2a、2b、2cの走行が完了した状態(動作タイミングG1の状態)を示している。第1の羽根ユニット2は、開放状態である。第1の付勢バネ22はチャージされ、付勢力が強いが、第1のガタ寄せバネ4は自然長に近づき、付勢力が弱い。第1の付勢バネ22は被付勢部11dを付勢し、カム係合ピン11bは第2の空走駆動カム面15hに当接するように付勢される。しかしながら、カム係合ピン11bは、第1の羽根ユニット2の走行によって第3の空走駆動カム面15iに衝突して反作用の力を受けるため、第2の空走駆動カム面15hと第3の空走駆動カム面15iの間で摺動保持されている。第2の空走駆動カム面15hおよび第3の空走駆動カム面15iは穴15aと同心円上に形成されているため、バウンドによる再半開状態にならない。第1のロックレバー24はバネ26により付勢され、接触部24bが第2の腕部22bに接触している。
図10(b)は、羽根3a、3b、3cの走行が完了した状態(動作タイミングG2の状態)を示している。第2の羽根ユニット3は、閉鎖状態である。第2の付勢バネ23はチャージされ、付勢力が強いが、第2のガタ寄せバネ5は自然長に近づき、付勢力が弱い。第2の付勢バネ23は被付勢部12dを付勢し、カム係合ピン12bは第2の空走駆動カム面16hに当接するように付勢される。しかしながら、カム係合ピン12bは、第2の羽根ユニット3の走行によって第3の空走駆動カム面16iに衝突して反作用の力を受けるため、第2の空走駆動カム面16hと第3の空走駆動カム面16iの間で摺動保持されている。第2の空走駆動カム面16hおよび第3の空走駆動カム面16iは穴16aと同心円上に形成されているため、バウンドによる再半開状態にならない。第2のロックレバー25はバネ27により付勢され、接触部25bが第2の腕部23bに接触している。
露光完了から所定時間経過後の動作タイミングG3において、撮像装置400は、撮像素子403が第2の羽根ユニット3により遮光されているため、撮像素子403の静止画読み出し走査を開始する。
[駆動部材に対する付勢方向の切り替え]
制御回路312は、動作タイミングG1後、さらに第1のカムギア15を右回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。また、制御回路312は、動作タイミングG2後、さらに第2のカムギア16を右回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。
動作タイミングH1において、ロックレバー押動部15bは被押動部24cを押動する。第1のロックレバー24を介する第1のカムギア15による第1の付勢バネ22に対する押動力は、第1の付勢バネ22の付勢力より強い。そのため、第1のロックレバー24は、接触部24bにより第2の腕部22bをチャージしながら左回転方向へ回転し、シャッタ地板1のロックレバーストッパー軸1qに当接し、第1の付勢バネ22を係止する。これにより、図10(a)に示されるように、第1の駆動部材11は第1の付勢バネ22による付勢力を受けず、カム係合ピン11bは第1のガタ寄せバネ4によりカム溝15qのカム外側に当接するように付勢されている。
動作タイミングH2において、ロックレバー押動部16bは被押動部25cを押動する。第2のロックレバー25を介する第2のカムギア16による第2の付勢バネ23に対する押動力は、第2の付勢バネ23の付勢力より強い。そのため、第2のロックレバー25は、接触部25bにより第2の腕部23bをチャージしながら左回転方向へ回転し、シャッタ地板1のロックレバーストッパー軸1rに当接し、第2の付勢バネ23を係止する。これにより、図10(b)に示されるように、第2の駆動部材12は第2の付勢バネ23による付勢力を受けず、カム係合ピン12bは第2のガタ寄せバネ5によりカム溝16rのカム外側に当接するように付勢されている。
[偶数回目の撮影]
[撮影待機状態]
図11は、フォーカルプレンシャッタ113の偶数回目の撮影前の待機状態を示す図である。
図11(a)は、動作タイミングI1における第1のカムギア15および第1の羽根ユニット2を示している。羽根2a、2b、2cは、アパチャ1aを開放している。第1のガタ寄せバネ4は、第1の羽根ユニット2が開放状態になるように付勢している。カム係合ピン11bは、第3の空走駆動カム面15iに当接している。第1の付勢バネ22は、第1のロックレバー24によって係止され、第1の駆動部材11に対する付勢を制限されている(第1の駆動部材11を付勢していない)。切り欠き15eは第2の腕部9bに当接していないため、第1の駆動バネ9はチャージされておらず、自然状態である。
図11(b)は、動作タイミングI2における第2のカムギア16および第2の羽根ユニット3を示している。羽根3a、3b、3cは、アパチャ1aを閉鎖している。第2のガタ寄せバネ5は、第2の羽根ユニット3が閉鎖状態になるように付勢している。カム係合ピン12bは、第3の空走駆動カム面16iに当接している。第2の付勢バネ23は、第2のロックレバー25によって係止され、第2の駆動部材12に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。切り欠き16eは第2の腕部10bに当接していないため、第2の駆動バネ10はチャージされておらず、自然状態である。
[チャージ状態]
動作タイミングI1で撮影準備開始スイッチ(SW1)498がオンすると、第1のモータ19aは低進角のフィードバック駆動モードにて左回転方向へ駆動され、第1のカムギア15は図11(a)の状態から右回転方向へ回転する。第1のモータ19aのピニオンギア21とギア部15rとが噛み合っているので、第1のモータ19aの回転方向と第1のカムギア15の回転方向は逆になる。
第1のカムギア15が図11(a)の状態から右回転方向へ回転すると、切り欠き15eは第1の駆動バネ9に当接する。第1のカムギア15は第1の駆動バネ9をチャージしながら回転するため、第1のモータ19aの負荷変動が大きくなる。しかしながら、第1のモータ19aは、低進角のフィードバック駆動モードにて駆動されているので脱調することはない。
制御回路312は、第1のモータ19aを介して、第1のカムギア15を、可動端部15dが当接面17eに当接させる以上のステップ数だけ回転させた後、第1のモータ19aを通電保持させるように駆動回路313を制御する。可動端部15dは当接面17eに当接し、第1のカムギア15の回転が停止する。
動作タイミングJ1では、第1の駆動バネ9がチャージされた状態となっているので、第1のカムギア15は第1の駆動バネ9により左回転方向へ付勢されている。図10(a)に示されるように、カム係合ピン11bは、第1のガタ寄せバネ4により第3の空走駆動カム面15iに当接している。第3の空走駆動カム面15iは、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を開放状態で保持している。第1の付勢バネ22は、第1のロックレバー24によって係止され、第1の駆動部材11に対する付勢を制限されている(第1の駆動部材11を付勢していない)。
動作タイミングI1から所定時間経過後の動作タイミングI2において、第2のモータ19bは低進角のフィードバック駆動モードにて左回転方向へ駆動され、第2のカムギア16は図11(b)の状態から右回転方向へ回転する。第2のモータ19bのピニオンギア21とギア部16rとが噛み合っているので、第2のモータ19bの回転方向とカムギア16の回転方向は逆になる。
第2のカムギア16が図11(b)の状態から右回転方向へ回転すると、切り欠き16eは第2の駆動バネ10に当接する。第2のカムギア16は第2の駆動バネ10をチャージしながら右回転方向へ回転するので、第2のモータ19bの負荷変動が大きくなる。しかしながら、第2のモータ19bは、低進角のフィードバック駆動モードにて駆動されているので脱調することはない。
制御回路312は、第2のモータ19bを介して、第2のカムギア16を、可動端部16dが当接面17eに当接させる以上のステップ数だけ回転させた後、第2のモータ19bを通電保持させるように駆動回路313を制御する。可動端部16dは当接面17eに当接し、第2のカムギア16の回転が停止する。
動作タイミングJ2では、第2の駆動バネ10がチャージされた状態となっているので、第2のカムギア16は第2の駆動バネ10により左回転方向へ付勢されている。図10(b)に示されるように、カム係合ピン12bは、第2のガタ寄せバネ5の付勢力により第3の空走駆動カム面16iに当接している。第3の空走駆動カム面16iは、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を閉鎖状態で保持している。第2の付勢バネ23は、第2のロックレバー25によって係止され、第2の駆動部材12に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。
なお、撮像装置400は、撮影準備開始スイッチ(SW1)498がオンすると、不図示の焦点検出手段が被写体までの距離を測定し、レンズ制御手段491が撮影レンズ401を駆動しピント合わせを行う等の撮影準備動作を行う。
[ステップ駆動・第3の空走駆動]
撮影開始スイッチ(SW2)499がオンされ、所定時間経過後の動作タイミングK1において、第2のモータ19bは、ステップ駆動モードにて右回転方向へ駆動される。第2のカムギア16は、第2の駆動バネ10による付勢力を受け、左回転方向への回転(助走駆動)を開始する。カム係合ピン12bは、第3の空走駆動カム面16iに沿った摺動を開始する。第2の付勢バネ23は、第2のロックレバー25によって係止され、第2の駆動部材12に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。
動作タイミングK1から所定のシャッタ秒時後の動作タイミングK2で、第1のモータ19aはステップ駆動モードにて右回転方向へ駆動される。第1のカムギア15は、第1の駆動バネ9による付勢力を受け、左回転方向への回転(助走駆動)を開始する。カム係合ピン11bは、第1の空走駆動カム面15iに沿った摺動を開始する。第1の付勢バネ22は、第1のロックレバー24によって係止され、第1の駆動部材11に対する付勢を制限されている(第1の駆動部材11を付勢していない)。
制御回路312は、助走駆動において、所定の駆動パルスの幅を徐々に小さくしていくことで、第1のモータ19aおよび第2のモータ19bの回転速度を徐々に速くする。
なお、撮像素子403は、撮影開始スイッチ(SW2)499がオンされ、所定時間後の動作タイミングMにおいて、リセット走査を行い、各行の蓄積を開始する。
[羽根駆動開始(ステップ駆動→高進角駆動)]
動作タイミングL1において、第1の駆動バネ9は自然状態になり、動作タイミングD2において、第2の駆動バネ10は自然状態になる。
制御回路312は、動作タイミングL1から所定ステップ後、高進角のフィードバック駆動モードにて第2のカムギア16を左回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。また、制御回路312は、動作タイミングL2から所定ステップ後に高進角のフィードバック駆動モードにて第1のカムギア15を左回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。
動作タイミングN1において、カム係合ピン12bに当接するカム面が第3の空走駆動カム面16iから第2の露光駆動カム面16jに移行する。カム係合ピン12bは、第2のガタ寄せバネ5によって第2の露光駆動カム面16jに当接するように付勢されている。第2の付勢バネ23は、第2のロックレバー25によって係止され、第2の駆動部材12に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。
動作タイミングN2において、カム係合ピン11bに当接するカム面が第3の空走駆動カム面15iから第2の露光駆動カム面15jに移行する。カム係合ピン11bは、第1のガタ寄せバネ4によって第2の露光駆動カム面15jに当接するように付勢されている。第1の付勢バネ22は、第1のロックレバー24によって係止され、第1の駆動部材11に対する付勢を制限されている(第1の駆動部材11を付勢していない)。
動作タイミングN1の後、アパチャ1aを閉鎖している羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを開放し、動作タイミングN2の後、アパチャ1aを開放している羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを閉鎖していく。これにより、第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3により、所定のシャッタ秒時で撮像素子403に対する露光が行われる。本実施形態では、羽根走行中、第1のガタ寄せバネ4によりカム係合ピン11bが第2の露光駆動カム面15jに当接し、第2のガタ寄せバネ5によりカム係合ピン12bが第2の露光駆動カム面16jに当接している。そのため、安定した羽根走行を行うことができる。
[露光走行完了]
図12(b)は、羽根3a、3b、3cの走行が完了した状態(動作タイミングO1の状態)を示している。第2の羽根ユニット3は、開放状態である。第2の付勢バネ23は、第2のロックレバー25によって係止され、第2の駆動部材12に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。カム係合ピン12bは、第2のガタ寄せバネ5により第4の空走駆動カム面16kに当接するように付勢されている。しかしながら、カム係合ピン12bは、第2の羽根ユニット3の走行によって第1の空走駆動カム面16fに衝突して反作用の力を受けるため、第4の空走駆動カム面16kおよび第1の空走駆動カム面16fの間で摺動保持されている。第4の空走駆動カム面16kおよび第1の空走駆動カム面16fは穴16aと同心円上に形成されているため、バウンドによる再半開状態にならない。
図12(a)は、羽根2a、2b、2cの走行が完了した状態(動作タイミングO2の状態)を示している。第1の羽根ユニット2は、閉鎖状態である。第1の付勢バネ22は、第1のロックレバー24によって係止され、第1の駆動部材11に対する付勢を制限されている(第2の駆動部材12を付勢していない)。カム係合ピン11bは、第1のガタ寄せバネ4により第4の空走駆動カム面15kに当接するように付勢されている。しかしながら、カム係合ピン11bは、第1の羽根ユニット2の走行によって第1の空走駆動カム面15fに衝突して反作用の力を受けるため、第4の空走駆動カム面15kと第1の空走駆動カム面15fの間で摺動保持されている。第4の空走駆動カム面15kおよび第1の空走駆動カム面15fは穴15aと同心円上に形成されているため、バウンドによる再半開状態にならない。
露光完了から所定時間経過後の動作タイミングP1において、撮像装置400は、撮像素子403が第1の羽根ユニット2により遮光されているので、撮像素子403の静止画読み出し走査を開始する。
[駆動部材に対する付勢方向の切り替え]
制御回路312は、動作タイミングO1後、さらに第2のカムギア16を左回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。また、制御回路312は、動作タイミングO2後、さらに第1のカムギア15を左回転方向へ駆動するように、駆動回路313を制御する。
動作タイミングP1において、ロックレバー解除部16cは被押動部25cを押動し、第2のロックレバー25を右回転方向へ回転させる。これにより、第2のロックレバー25による第2の付勢バネ23の係止が解除され、図13(b)に示されるように、第2の腕部23bは被付勢部12dを付勢し、カム係合ピン12bはカム溝16qのカム内側に当接するように付勢される。
動作タイミングP2において、ロックレバー解除部15cは被押動部24cを押動し、第1のロックレバー24を右回転方向へ回転させる。これにより、第1のロックレバー24による第1の付勢バネ22の係止が解除され、図13(a)に示されるように、第2の腕部22bは被付勢部11dを付勢し、カム係合ピン11bはカム溝15qのカム内側に当接するように付勢される。
以上説明したように、本実施形態では、羽根走行中、カム係合ピンをカム面に当接させることができるため、安定した往復露光動作を行うことが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 シャッタ地板
1a 開口
2 第1の羽根ユニット(遮光部材)
3 第2の羽根ユニット(遮光部材)
4 第1のガタ寄せバネ(第2の付勢部材)
5 第2のガタ寄せバネ(第2の付勢部材)
11 第1の駆動部材(駆動部材)
12 第2の駆動部材(駆動部材)
15 第1のカムギア(カム部材)
15g 第1の露光駆動カム面
15j 第2の露光駆動カム面
16 第2のカムギア(カム部材)
16g 第1の露光駆動カム面
16j 第2の露光駆動カム面
22 第1の付勢バネ(第1の付勢部材)
23 第2の付勢バネ(第1の付勢部材)
24 第1のロックレバー(係止部材)
25 第2のロックレバー(係止部材)

Claims (4)

  1. 開口が形成されているシャッタ地板と、
    前記開口を閉鎖する閉鎖状態と前記開口を開放する開放状態との間を移動可能な遮光部材と、
    カム係合ピンを備え、前記遮光部材を移動させるように回動可能な駆動部材と、
    前記カム係合ピンが摺動可能であるとともに前記駆動部材を回動させる、第1のカム面および第2のカム面を備えるカム部材と、
    前記カム係合ピンが前記第1のカム面に当接するように付勢する第1の付勢部材と、
    前記カム係合ピンを前記第2のカム面に当接するように付勢する第2の付勢部材と、
    前記カム係合ピンが前記第2のカム面に沿って摺動している間、前記第1の付勢部材の前記カム係合ピンに対する付勢を制限するように、前記第1の付勢部材を係止する係止部材と、を有することを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記第1の付勢部材の付勢力は、前記第2の付勢部材の付勢力に比べて強いことを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記カム部材は、前記係止部材が前記第1の付勢部材を係止するように前記係止部材を押動する押動部と、前記係止部材による前記第1の付勢部材の係止を解除するように前記係止部材を押動する解除部と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のシャッタ装置と、
    前記開口を通過した光により撮像する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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