JP2019131734A - 2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)酸化アルミニウム、及び
(D)白金錯体を、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンで希釈したヒドロシリル化触媒
を含有し、第1液と第2液とからなる2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
【選択図】なし
Description
(A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)酸化アルミニウム、及び
(D)白金錯体を、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンで希釈したヒドロシリル化触媒
を含有し、第1液が(A)、(C)及び(D)成分を含有し、(B)成分を含有せず、第2液が(A)、(B)及び(C)成分を含有し、(D)成分を含有しない、第1液と第2液とからなる2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物であって、上記第1液から(D)成分を除いたSP値と、(D)成分中の希釈に用いたアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンのSP値が1以上異なるものを用いることで、長期に保管しても2液混合時の最終到達弾性率の変化が小さく、硬化物が所用の熱的特性や高い信頼性試験耐性を有する2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
1.(A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)酸化アルミニウム、及び
(D)白金錯体を、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンで希釈したヒドロシリル化触媒
を含有し、第1液と第2液とからなる2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物であって、第1液が(A)、(C)及び(D)成分を含有し、(B)成分を含有せず、第2液が(A)、(B)及び(C)成分を含有し、(D)成分を含有せず、
上記第1液から(D)成分を除いたもののSP値と、(D)成分中の希釈に用いたアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンのSP値が1以上異なることを特徴とする2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
2.(C)成分が、平均粒径1μm以上の酸化アルミニウムであり、(C)成分の含有量が、(A)成分100質量部に対して100〜3,000質量部である1記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
3.(C)成分が、(A)成分中に予め加熱混合された混合物である、1又は2記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
4.(D)成分が、(A)及び(C)成分中に、40℃以下で混合された混合物である、1〜3のいずれかに記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
[(A)成分]
(A)成分は1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これは、2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物(以下、単にシリコーン組成物と記載する場合がある。)の主剤であり、ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に平均して少なくとも2個、好ましくはそれぞれの分子につき少なくとも2個(通常2〜50個)、より好ましくは2〜20個程度有するものである。
R1 mR2 nSiO(4-m-n)/2 (1)
(式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の一価炭化水素基を表し、R2は独立にアルケニル基を表し、mは、通常0.7〜2.2、好ましくは1.8〜2.1、より好ましくは1.95〜2.0の正数であり、nは、通常0.0001〜0.2、好ましくは0.0005〜0.1、より好ましくは0.01〜0.05の正数であり、但し、m+nは、通常0.8〜2.3、好ましくは1.9〜2.2、より好ましくは1.98〜2.05の正数である。)
で表され、ケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサンが挙げられる。
(B)成分は、(B)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、シリコーン組成物の硬化剤であり、1分子中に平均2個以上(通常2〜300個程度)、好ましくは3個以上(例えば3〜200個程度)のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を含有するものである。(B)成分の分子構造は特に限定されず、例えば、直鎖状、分岐状、環状、又は三次元網状構造の樹脂状物のいずれのものであってもよいが、下記平均組成式(2)で示されるものを用いることができる。
(式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素基を除く、非置換又は置換の一価炭化水素基である。pは0〜3.0、好ましくは0.7〜2.1、qは0.0001〜3.0、好ましくは0.001〜1.0で、かつp+qは0.5〜3.0、好ましくは0.8〜3.0を満足する正数である。)
(C)成分の酸化アルミニウムは、シリコーン組成物の熱伝導率を向上させるための成分である。酸化アルミニウムは絶縁材料であり、工業的に広範囲な粒径の品種が選択可能であり、資源的に入手が容易であり、比較的安価で入手可能であることから、放熱材料として広範に用いられる。
本発明の(D)ヒドロシリル化触媒は、白金錯体を、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンで希釈したものである。ヒドロシリル化触媒は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の組成物には、(E)酸化アルミニウム以外の熱伝導性充填材を充填してもよい。(E)成分は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、第1液、第2液、第1液及び第2液の両方のいずれに配合してもよい。(E)成分として、アルミニウム、銀、銅、ニッケル、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、及び金属ケイ素から選ばれる無機粉末が挙げられる。(E)成分の形状は特に限定されず、例えば、球状、平板状、不定形状が挙げられる。
本発明のシリコーン組成物には、熱硬化前の粘度を低下させるため、さらに(F)成分として加水分解性オルガノポリシロキサンを含有することができる。(F)成分は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、第1液、第2液、第1液及び第2液の両方のいずれに配合してもよい。(F)成分は、2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物を得るために、(C)成分をシリコーン組成物に高充填しても、シリコーン組成物の流動性を保ち、この組成物に良好な取り扱い性を付与する役割も兼ね備えている。(F)成分としては、下記一般式(3)で表されるオルガノポリシロキサン、特に、3官能の加水分解性オルガノポリシロキサンを含有することが好ましい。
で表されるオルガノポリシロキサン、特に25℃における粘度が0.005〜100mPa・sのオルガノポリシロキサンが好ましい。
a,bは上記の通りであるが、好ましくはa+bが10〜50であり、cは5〜100の整数であり、好ましくは10〜50である。gは1〜3の整数であり、好ましくは3である。なお、分子中にOR7基は1〜6個、特に3又は6個有することが好ましい。
さらに、第2液には、シリコーン組成物の最終到達弾性率を調節し、取扱作業性を向上させるために(G)硬化抑制剤を配合することが好ましい。硬化抑制剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(G)硬化抑制剤として具体的には、2−メチル−3−ブチン−2−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、2−フェニル−3−ブチン−2−オール等のアセチレン系化合物;3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等のエンイン化合物;1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−ジメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシクロテトラシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルビニルシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等の1分子中にビニル基を5質量%以上有するオルガノシロキサン化合物;ベンゾトリアゾール等のトリアゾール類、フォスフィン類、メルカプタン類、ヒドラジン類等を例示することができる。
本発明のシリコーン組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の任意の成分を配合することができる。
充填剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、第1液、第2液、第1液及び第2液の両方のいずれに配合してもよい。充填剤としては、例えば、ウォラストナイト、タルク、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン等のクレー;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、グラファイト、バライト、マラカイト等の炭酸銅;ザラカイト等の炭酸ニッケル;ウィザライト等の炭酸バリウム;ストロンチアナイト等の炭酸ストロンチウム;フォーステライト、シリマナイト、ムライト、パイロフィライト、カオリナイト、バーミキュライト等のケイ酸塩;ケイ藻土等の非補強性の充填剤;これらの充填剤の表面を有機ケイ素化合物で処理したもの等が挙げられる。充填剤を配合する場合、シリコーン組成物中の上記充填剤の含有量は、(A)成分100質量部に対して100質量部以下が好ましい。
本発明の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物は、上記(A)、(C)、(D)成分を含有し、かつ(B)成分を含まない第1液と、上記(A)、(B)、(C)成分を含有し、(D)成分を含有しない第2液とからなる2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物である。第1液中の(A)成分の含有量は、(A)成分全体の全量の20〜70質量%が好ましく、40〜60質量%の割合であることがより好ましい。また、第1液中の(C)成分の含有量は、(C)成分全量の30〜70質量%が好ましく、40〜60質量%がより好ましい。さらに、第1液には(D)成分の全量が配合される。一方、第2液は、上記(A)、(C)成分の残量と(B)成分の全量が配合される。
δ=ΣΔF/ΣΔv (i)
δmix=φ1δ1+φ2δ2+・・・φnδn (ii)
式中、ΔFは、下記表1におけるΔFを表し、Δvは、下記表1におけるモル容積Δvを表す。φは、容積分率又はモル分率を表し、φ1+φ2+・・・φn=1である。
ΣΔF=1159
ΣΔv=117
従って、下記式(iii)のようなジビニルフェニルメチルポリシロキサンのδVFPHI1は、以下のように求められる。
δVFPHI1=d*ΣΔF/ΣΔv=1*1159/117=9.9
ΣΔF=1493
ΣΔv=141
従って、下記式(iv)のようにジビニルフェニルメチルポリシロキサンのδVFPHI2は、以下のように求められる。
δVFPHI2=d*ΣΔF/ΣΔv=1*1493/141=10.6
[(A)のSP値×(A)の含有量+(C)のSP値×(C)の含有量+(E)のSP値×(E)の含有量+(F)のSP値×(F)の含有量+(G)のSP値×(G)の含有量]/[(A)の含有量+(C)の含有量+(E)の含有量+(F)の含有量+(G)の含有量]
シリコーン組成物を製造する場合は、第1液の場合は(A)、(C)、(D)成分と、場合によりその他成分を加えて、第2液の場合は(A)、(B)、(C)成分と、場合によりその他成分を加えて、トリミックス、ツウィンミックス、プラネタリミキサー(何れも井上製作所(株)製混合機の登録商標)、ウルトラミキサー(みずほ工業(株)製混合機の登録商標)、ハイビスディスパーミックス(特殊機化工業(株)製混合機の登録商標)等の混合機を用いて混合する。混合温度は特に限定されず、室温で5〜30分混合するとよい。第1液の場合は、混合後に必要であれば60〜170℃に加熱してもよい。(D)成分及び(G)成分は、40度以下に全体の温度を落として最後に添加することが好ましい。特に(D)成分に関しては、40度以下に全体の温度を落として最後に添加することが好ましい。第2液の場合は、混合後に必要であれば60〜170℃に加熱してもよい。上記方法で、(A)及び(C)成分を含む混合物を加熱することで、(C)成分が(A)成分中に予め加熱混合された混合物とすることができ、このような混合物とすることが好ましい。
硬化物の熱伝導率は1W/mK以上が好ましく、2W/mK以上がより好ましい。上限は特に限定されないが、10W/mK以下とすることができる。このように優れた熱伝導率を有するため、放熱用として好適である。
[合成例1:白金−ビニルシロキサン錯体トルエン溶液]
塩化白金酸H2PtCl6・6H2O(37.6質量%白金)8.0gを還流コンデンサー、温度計、撹拌装置を取り付けた100mLの反応フラスコに入れ、次いでエタノールを40.0g及びジビニルテトラメチルジシロキサンを16.0g加えた。70℃で50時間加熱反応させた後、反応混合物を室温にて撹拌しながら炭酸水素ナトリウム16gを徐々に加えて2時間中和した。反応混合物を吸引濾過し、濾液を減圧留去し、エタノール及び過剰のジビニルテトラメチルジシロキサンを実質的に取り除いた後、トルエンで希釈し、全量を600gとした(白金0.5質量%含有)。
合成例1で得られた白金−ビニルシロキサン錯体トルエン溶液に290gの粘度600mPa・sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンを加えて撹拌し、トルエンを60℃/20torrで減圧留去し、実質的にトルエンを取り除いたものを白金錯体−分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンとした(白金1.0質量%含有:得られたヒドロシリル化触媒及び分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンのSP値7.4)。
合成例1で得られた白金−ビニルシロキサン錯体トルエン溶液に290gの下記式で表される粘度700mPa・sポリシロキサンを加えて撹拌し、トルエンを60℃/20torrで減圧留去し、実質的にトルエンを取り除いたものを白金錯体−分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体とした。(白金1.0質量%含有:得られたヒドロシリル化触媒及び分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体のSP値9.9)
(A−1)粘度600mPa・sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(SP値:7.4)
(A−2)粘度5,000mPa・sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン(SP値:10.6)
C−1:アルミナ粉末(平均粒径10μm)(株)電気化学工業 DAW−10
C−2:アルミナ粉末(平均粒径70μm)(株)電気化学工業 DAW−70
D−1:合成例2:白金錯体−分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンのSP値:7.4)
D−2:白金錯体−分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体(分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体のSP値:9.7)
熱伝導性無機充填材の平均粒径は、日機装株式会社製の粒度分析計であるマイクロトラックMT3300EXにより測定した体積累積平均粒径である。
[実施例、比較例]
第1液の製造
(A)、(C)、(E)及び(F)を室温で配合して、プラネタリーミキサーを用いて5〜30分混合した後に、150℃に加熱し120分混合した。40℃以下に冷却した後、(D)及び(G)成分を添加した。
第2液の製造
(A)、(B)、(C)、(E)及び(F)成分を室温で配合し、プラネタリーミキサーを用いて5〜30分混合した後に、150℃に加熱し120分混合した。
実施例の第1液及び第2液の粘度は、B型回転粘度計等による測定法で25℃の粘度が100〜500Pa・sの範囲であった。
[熱伝導率]
第1液及び第2液を混合してシリコーン組成物を調製し、京都電子工業株式会社製のTPA−501を用いて、25℃において測定した。
高密度ポリエチレン製の容器に、上記第1液及び第2液を別々に、60℃で14日間保管して、長期保管加速試験用のサンプルとした。製造直後のもの、60℃で14日間保管したものをサンプルとして、下記シリコーン組成物の2液混合時の最終到達弾性率を評価した。
得られたシリコーン組成物の150℃でのG’(せん断貯蔵弾性率)の変化を測定することにより、最終到達弾性率を測定した測定機器/条件は下記である。
装置:HAAKE MARS40
測定治具:20mmパラレルプレート:1mmサンプル厚さ
測定モード:オシレーション:10%定量ひずみ、ω=1rad/sec
測定温度:25℃⇒125℃/10分+125℃⇒145℃/10分+145℃⇒150℃/10分 昇温プロファイル+150℃/60分 定温プロファイル
シリコーン組成物は150℃で反応させた場合に、0〜8分程度の間は103Pa程度の弾性率のプラトーな領域を示すが、硬化を開始すると急激に貯蔵弾性率が増加して104Pa以上の弾性率を示し、その後に弾性率は飽和する。経過時間−弾性率のプロットより、初期のプラトーな弾性率、弾性率の上昇領域、150℃での飽和弾性率が存在するが、150℃での飽和弾性率を最終到達弾性率とした。
60℃で14日間保管した第1液及び第2液を混合してシリコーン組成物を調製し、ガラス板上に0.2mL塗布して、1mmのスペーサーを挿入しガラス板で挟んで直径12mm/厚さ1mmの円盤状のサンプルを作製した。このサンプルを25℃・24時間放置してシリコーン組成物を硬化させた。
ガラスに挟まれ、硬化させたサンプルを円盤が垂直状態になるように配置して、冷熱試験条件:−40℃/30分⇔150℃/30分の条件でサイクル試験を行い、サイクル250回後の状態を観察した。
円盤状の硬化されたシリコーン組成物がもとのガラス板の位置からズレている場合は“ずれ有り”として、直径0.5mm以上の気泡やひび割れが発生している場合は、“割れ有り”とした。
垂直にシリコーン組成物を配置して、熱伝導経路が減少するような割れや、まったく熱伝導経路がなくなるようなずれが発生しない場合を“無し”とした。このような状況が好ましい。
Claims (4)
- (A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)酸化アルミニウム、及び
(D)白金錯体を、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンで希釈したヒドロシリル化触媒
を含有し、第1液と第2液とからなる2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物であって、第1液が(A)、(C)及び(D)成分を含有し、(B)成分を含有せず、第2液が(A)、(B)及び(C)成分を含有し、(D)成分を含有せず、
上記第1液から(D)成分を除いたもののSP値と、(D)成分中の希釈に用いたアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンのSP値が1以上異なることを特徴とする2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。 - (C)成分が、平均粒径1μm以上の酸化アルミニウムであり、(C)成分の含有量が、(A)成分100質量部に対して100〜3,000質量部である請求項1記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
- (C)成分が、(A)成分中に予め加熱混合された混合物である、請求項1又は2記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
- (D)成分が、(A)及び(C)成分中に、40℃以下で混合された混合物である、請求項1〜3のいずれか1項記載の2液付加反応硬化型放熱シリコーン組成物。
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