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JP2019129007A - 導電路及びワイヤハーネス - Google Patents

導電路及びワイヤハーネス Download PDF

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JP2019129007A
JP2019129007A JP2018008292A JP2018008292A JP2019129007A JP 2019129007 A JP2019129007 A JP 2019129007A JP 2018008292 A JP2018008292 A JP 2018008292A JP 2018008292 A JP2018008292 A JP 2018008292A JP 2019129007 A JP2019129007 A JP 2019129007A
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core wire
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Hirokazu Nakai
洋和 中井
真維 横田
Mai Yokota
真維 横田
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Abstract

【課題】大電流化に対応しつつも、柔軟性を向上できる導電路及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネスは、長尺状に形成された導電路10Aと、導電路10Aの両端部に接続された一対の端子部70とを有する。導電路10Aは、一対の端子部70の間に並列に配索された複数の分割電線30,40を有する。分割電線30は、芯線31とその芯線31を被覆する絶縁被覆32とを有する。分割電線40は、芯線41とその芯線41を被覆する絶縁被覆42とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、導電路及びワイヤハーネスに関する。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスは、高電圧のバッテリとインバータなどの電気機器間を電気的に接続する電線を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−58137号公報
ところで、上述したようにハイブリッド車や電気自動車等の車両で用いられる電気機器としては高電圧のインバータやバッテリ等があり、電線に例えば数百アンペアの大電流が流れる場合がある。電線に大電流が流れる場合には、発熱防止等のために、電線を太くする必要がある。しかしながら、電線を太くすると、電線が硬くなるため、曲げ難くなるという問題が生じる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、大電流化に対応しつつも、柔軟性を向上できる導電路及びワイヤハーネスを提供することにある。
上記課題を解決する導電路は、車両に配索され、両端部に一対の端子部が接続される導電路であって、前記一対の端子部の間に並列に配索される複数の分割電線を有し、前記複数の分割電線の各々は、第1芯線と前記第1芯線を被覆する第1絶縁被覆とを有する。
本発明の導電路及びワイヤハーネスによれば、大電流化に対応しつつも、柔軟性を向上させることができる。
一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図。 一実施形態の導電路を示す概略断面図。 一実施形態の導電路を示す概略平面図。 変形例の導電路を示す概略平面図。 変形例の導電路を示す概略平面図。 変形例の導電路を示す概略平面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図3を参照して説明する。なお、各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すワイヤハーネス1は、2個又は3個以上の電気機器(機器)2を電気的に接続する。本実施形態のワイヤハーネス1は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両の前部に設置されたインバータ3と、そのインバータ3よりも車両の後方に設置された高圧バッテリ4とを電気的に接続する。ワイヤハーネス1は、例えば、車両の床下等を通るように配索される。インバータ3は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ3は、高圧バッテリ4の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ4は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス1は、複数(図1では、2つ)の導電路10と、導電路10の両端部に取り付けられた一対のコネクタC1と、複数の導電路10を一括して包囲する保護管60と、複数(図1では、4つ)のクランプ65とを備えている。各導電路10は、車両の前後方向に延びるように長尺状に形成されている。各導電路10は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。また、各導電路10は、例えば、自身にシールド構造を有しないノンシールド電線である。本例の導電路10は、高圧バッテリ4のプラス端子に接続されるプラス側の導電路10Aと、高圧バッテリ4のマイナス端子に接続されるマイナス側の導電路10Bとの2本の高圧電線を有している。各導電路10A,10Bの一端部はコネクタC1を介してインバータ3と接続され、各導電路10A,10Bの他端部はコネクタC1を介して高圧バッテリ4と接続されている。保護管60は、例えば、飛翔物や水滴から導電路10を保護する。複数の導電路10を収容した保護管60は、クランプ65により車両の車体等に固定される。
次に、各導電路10A,10Bの構造について説明する。ここでは、プラス側の導電路10Aの構造について説明する。
図2及び図3に示すように、プラス側の導電路10Aは、1本の幹電線20と、幹電線20よりも電線径の小さい複数(ここでは、2本)の分割電線30,40と、幹電線20と2本の分割電線30,40とを接続する接続部50とを有している。
導電路10Aは、種類の異なる幹電線20と複数の分割電線30,40とを導電路10Aの延在方向に電気的に接続してなるものである。すなわち、導電路10Aは、幹電線20と、その幹電線20とは別に独立して形成された複数の分割電線30,40とが延在方向に電気的に接続してなるものである。導電路10Aの両端部は、インバータ3や高圧バッテリ4等の電気機器2との接続作業を容易に行うべく、屈曲性に優れていることが望ましい。一方で、導電路10Aの両端部を除く大部分は、垂れ下がり等を防ぐべく所定の形状で維持されることが好ましい。このため、本実施形態では、導電路10Aの両端部に比較的柔らかい(剛性が低く曲がりやすい)分割電線30,40が配索され、導電路10Aの両端部を除く部分に比較的硬い(剛性が高く撓み難い)幹電線20が配索されている。すなわち、本実施形態では、導電路10Aの延在方向の中間部が幹電線20で構成され、その幹電線20の両端部の各々に分割電線30,40が接続されている(図2及び図3では、一端部側の分割電線30,40のみを図示している)。
1本の幹電線20と2本の分割電線30,40とは、接続部50において互いに電気的に接続されており、同一極性の電線である。すなわち、分割電線30,40が配索される領域の導電路10Aでは、1本の幹電線20が、その幹電線20と同じ極性を持つ複数(ここでは、2本)の分割電線30,40に分割されている。また、接続部50では、複数の分割電線30,40が互いに電気的に接続され、複数の分割電線30,40が1つにまとめられている(集約されている)。さらに、図3に示すように、コネクタC1内において、複数本の分割電線30,40が互いに電気的に接続され、複数の分割電線30,40が1つにまとめられている(集約されている)。すなわち、複数の分割電線30,40は、一端部(以下、「基端部」ともいう。)がコネクタC1内で互いに電気的に接続され、他端部(以下、「先端部」ともいう。)が接続部50において互いに電気的に接続されている。換言すると、複数本の分割電線30,40は、接続部50とコネクタC1との間で並列に配索されている。例えば、複数本の分割電線30,40は、一対のコネクタC1に対して電気的に並列に接続されている。図2に示すように、これら複数本の分割電線30,40は、同じ方向に延びるように配索される。複数本の分割電線30,40は、例えば、同じ方向に曲げ加工されている。但し、分割電線30と分割電線40とは一体に形成されたものではなく、分割電線30と分割電線40との間には隙間が存在している。
幹電線20は、例えば、導電路10の配索経路に沿う形状を維持可能な剛性を有している。例えば、幹電線20は、車両に搭載された状態において、車両の振動等によって直線状又は曲げられた状態が解除されない程度の剛性を有している。この幹電線20は、導電路10Aの配索経路において配索が容易で、形状の保持が必要な部分に配索される。幹電線20は、例えば、車両の床下等を通るように配索される。
幹電線20は、芯線21と、芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22とを有している。芯線21としては、例えば、複数の金属素線を撚り合せてなる撚り線、内部が中実構造をなす柱状(例えば、円柱状)の1本の金属棒からなる単芯線や内部が中空構造をなす筒状導体(パイプ導体)などを用いることができる。本例の芯線21は、撚り線によって構成されている。芯線21の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金などの導電性に優れた金属を用いることができる。絶縁被覆22は、例えば、芯線21の外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。絶縁被覆22は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆22は、例えば、芯線21に対する押出成形(押出被覆)によって形成することができる。
各分割電線30,40は、幹電線20よりも電線径が小さく設定されており、幹電線20よりも柔軟性に優れている。このため、各分割電線30,40は、幹電線20よりも曲げ加工しやすくなっている。また、1本の幹電線20を曲げ加工する場合よりも、複数(ここでは、2本)の分割電線30,40をまとめて曲げ加工する方が曲げ加工しやすくなっている。分割電線30,40は、例えば、導電路10Aの配索経路においてスペースが狭く配索が困難なインバータ3や高圧バッテリ4の周辺に対応する部分(例えば、導電路10Aの両端部)に配索される。本例の分割電線30,40は、エンジン等に起因する振動の影響を受けやすく導電路10Aに揺動が発生する揺動区間に配索される。例えば、分割電線30,40は、コネクタC1からそのコネクタC1に最も近いクランプ65(図1参照)までの区間に配索される。
分割電線30は、芯線31と、芯線31の外周を被覆する絶縁被覆32とを有している。分割電線40は、芯線41と、芯線41の外周を被覆する絶縁被覆42とを有している。分割電線30と分割電線40とは別々に独立して形成されている。例えば、分割電線30の絶縁被覆32と分割電線40の絶縁被覆42とは別体に形成されている。
各芯線31,41としては、例えば、撚り線、単芯線や筒状導体などを用いることができる。本例の芯線31,41は、撚り線によって構成されている。各芯線31,41の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金などの導電性に優れた金属を用いることができる。芯線31,41の材料としては、幹電線20の芯線21と同種の金属を用いてもよいし、幹電線20の芯線21と異種の金属を用いてもよい。分割電線30,40の芯線31,41と幹電線20の芯線21とを異種の金属によって構成する場合には、例えば、芯線31,41を銅又は銅合金によって構成し、芯線21をアルミニウム又はアルミニウム合金によって構成することが好ましい。このような構成を採用することにより、分割電線30,40の電線径を小さくすることができるとともに、幹電線20の重量を軽量化することができる。
各芯線31,41の断面積(具体的には、各分割電線31,41の延在方向と直交する断面の面積)は、芯線21の断面積(具体的には、幹電線21の延在方向と直交する断面の面積)よりも小さく設定されている。例えば、各芯線31,41の断面積は、1本の芯線21の断面積の1/(分割電線30,40の総数)倍、つまり本例では1/2倍程度の大きさに設定されている。また、複数(ここでは、2本)の芯線31,41の断面積を全て合算した面積は、1本の芯線21の断面積と等しく、又は1本の芯線21の断面積よりも大きく設定されている。芯線21の断面積及び複数の芯線31,41の断面積を全て合算した面積は、例えば、導電路10Aに流れる電流量(例えば、定格電流)の大きさに応じて設定されている。例えば、導電路10Aに300〜400アンペアの電流が流れる場合には、芯線21の断面積を60〜100mm程度に設定することができ、各芯線31,41の断面積を30〜50mm程度に設定することができる。
なお、複数の分割電線30,40の芯線31,41の断面積は、互いに等しい断面積に設定されていてもよいし、互いに異なる断面積に設定されていてもよい。この場合には、例えば、複数の分割電線30,40のうち断面積の大きい分割電線を導電路10Aの曲げ部分の外側に配索し、断面積の小さい分割電線を導電路10Aの曲げ部分の内側に配索することが好ましい。
絶縁被覆32は、例えば、芯線31の外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。絶縁被覆42は、例えば、芯線41の外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。絶縁被覆32,42は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆32,42の材料としては、幹電線20の絶縁被覆22と同種の絶縁材料を用いてもよいし、絶縁被覆22と異種の絶縁材料を用いてもよい。例えば、絶縁被覆32,42の材料としては、絶縁被覆22を構成する絶縁材料よりも柔らかい絶縁材料であることが好ましい。このように絶縁被覆32,42の材料を選択することにより、幹電線20に比して分割電線30,40の柔軟性を向上させることができる。一方で、絶縁被覆22の材料としては、絶縁被覆32,42を構成する絶縁材料よりも硬い絶縁材料であることが好ましい。このように絶縁被覆22の材料を選択することにより、分割電線30,40に比して幹電線20の形状保持性を向上させることができる。
絶縁被覆32,42の径方向の肉厚は、絶縁被覆22の径方向の肉厚よりも薄く形成されている。これにより、幹電線20に比して分割電線30,40の柔軟性を向上させることができる。絶縁被覆32は、例えば、芯線31に対する押出被覆によって形成することができる。絶縁被覆42は、例えば、芯線41に対する押出被覆によって形成することができる。
複数の分割電線30,40の先端部は、接続部50において、互いに電気的に接続されるとともに、1本の幹電線20の一端部と電気的に接続されている。接続部50では、1本の芯線21の一端部と複数の芯線31,41の先端部とが電気的に接続されている。詳述すると、幹電線20の一端部では、幹電線20の端末から所定長さ範囲に亘って絶縁被覆22が剥がされ、芯線21が露出されている。また、各分割電線30,40の先端部では、各分割電線30,40の端末から所定長さ範囲に亘って絶縁被覆32,42が剥がされ、芯線31,41が露出されている。そして、接続部50では、絶縁被覆22から露出された1本の芯線21に対して、絶縁被覆32,42からそれぞれ露出された複数(ここでは、2本)の芯線31,41が接続されている。
本例の接続部50では、1本の芯線21に対して、2本の芯線31,41が個別に径方向(芯線31,41の軸方向と交差する方向)に重ね合わされて接合されている。詳述すると、絶縁被覆22から露出した芯線21の端部には、平板状に圧潰された圧潰部23が形成されている。圧潰部23は、例えば、芯線21の径方向に関して圧潰部23以外の部分とは径方向に段差が生じるように屈曲して形成されている。本例の圧潰部23は、芯線21の径方向(厚さ方向)において片側に寄せられるように形成されている。本例の圧潰部23は、その全体が芯線21の中心軸よりも片側に寄せられるように形成されている。圧潰部23における分割電線30,40との接合面24は、芯線21の軸線と平行な平坦面に形成されている。図3に示すように、圧潰部23の幅寸法(図3の上下方向の寸法)は、芯線21のうち圧潰されていない他の部分の径寸法よりも大きく形成されている。例えば、圧潰部23は、圧潰に伴って幅方向に広がっている。
図2及び図3に示すように、絶縁被覆32から露出した芯線31の端部には、ブロック部33が形成されている。ブロック部33は、例えば、芯線31の素線同士が溶着されてブロック化されて形成されている。ブロック部33は、例えば、扁平な略直方体形状に形成されている。ブロック部33の高さ寸法(図2の上下方向の寸法)は、芯線31の他の部分の径寸法よりも小さく形成されている。ブロック部33の幅寸法(図3の上下方向の寸法)は、芯線31の他の部分の径寸法よりも大きく形成されている。本例のブロック部33は、芯線31の径方向の中心に寄せられるように形成されている。例えば、ブロック部33は、その厚さ方向の中心が芯線31の中心軸に略一致するように形成されている。芯線31の端部には、ブロック部33が形成されることにより、ブロック部33の高さ方向の両側に段差が形成されている。なお、図3に示すように、絶縁被覆42から露出した芯線41の端部には、ブロック部33と同様のブロック部43が形成されている。
複数の芯線31,41の先端部(ブロック部33,43)は、芯線21の接合面24に個別に重ね合わされて接合されている。これにより、1本の芯線21と複数の芯線31,41とが電気的に接続される。芯線21と芯線31,41との接合方法としては、例えば、超音波溶着やレーザ溶着などを用いることができる。
図2及び図3に示すように、接続部50は、例えば、絶縁部材55により被覆されている。絶縁部材55は、例えば、幹電線20の絶縁被覆22と分割電線30,40の絶縁被覆32,42との間に架け渡されるように形成されている。絶縁部材55の一端部は絶縁被覆22の端末部の外周面を被覆しており、絶縁部材55の他端部は絶縁被覆32,42の端末部の外周面を被覆している。この絶縁部材55によって、接続部50、及び絶縁被覆22,32,42から露出した芯線21,31,41における電気的絶縁性が確保されている。また、絶縁部材55の径方向の肉厚は、例えば、絶縁被覆22の径方向の肉厚よりも薄く、且つ絶縁被覆32,42の径方向の肉厚よりも薄くなっている。絶縁部材55としては、例えば、収縮チューブ、ゴムチューブ、絶縁テープや合成樹脂製の硬質のプロテクタ又はこれらを組み合わせて用いることができる。収縮チューブとしては、例えば、熱収縮チューブを用いることができる。
図3に示すように、複数の分割電線30,40の基端部は、コネクタC1内において互いに電気的に接続されている。また、複数の分割電線30,40の基端部は、コネクタC1内において1つにまとめられるとともに、コネクタC1を介して電気機器2に接続されている。
各分割電線30,40の基端部は、コネクタC1内に設けられた端子部70と接続されている。本例の端子部70は、複数の端子金具71,72と、接続部材73と、端子74とを有している。複数の端子金具71,72、接続部材73及び端子74は、例えば、導電性に優れた金属によって構成されている。
分割電線30の基端部は、端子金具71と接続されている。分割電線40の基端部は、端子金具72と接続されている。各分割電線30,40の基端部では、分割電線30,40の端末から所定長さ範囲に亘って絶縁被覆32,42が剥がされ、芯線31,41が露出されている。絶縁被覆32,42から露出された芯線31,41の基端部に対して、端子金具71,72がそれぞれ接続されている。端子金具71は例えば圧着により芯線31に接続され、端子金具72は例えば圧着により芯線41に接続されている。これにより、端子金具71と芯線31とが電気的に接続され、端子金具72と芯線41とが電気的に接続されている。
複数(ここでは、2つ)の端子金具71,72は、1つの接続部材73と電気的に接続されている。複数の端子金具71,72の全てが共通の接続部材73に電気的に接続されている。このため、複数の端子金具71,72は、接続部材73を介して互いに電気的に接続されている。これにより、複数の分割電線30,40は、端子金具71,72及び接続部材73を介して互いに電気的に接続されている。
接続部材73は、端子74と電気的に接続されている。端子74は、電気機器2と電気的に接続される。これにより、複数の分割電線30,40は、複数の端子金具71,72、接続部材73及び端子74を介して電気機器2と電気的に接続される。換言すると、複数の分割電線30,40は、コネクタC1において1つに集約された上で、電気機器2と電気的に接続される。
なお、マイナス側の導電路10Bの構造は、以上説明したプラス側の導電路10Aの構造と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
図1に示した保護管60は、全体として長尺の筒状をなしている。保護管60は、幹電線20と複数の分割電線30,40とを有する複数の導電路10A,10Bを一括して包囲するように設けられている。保護管60としては、例えば、金属製や樹脂製のパイプ、樹脂等からなり可撓性を有するコルゲートチューブやゴム製の防水カバー又はこれらを組み合わせて用いることができる。例えば、分割電線30,40を包囲する保護管60としては、柔軟性に優れた保護管(例えば、コルゲートチューブやゴム製の防水カバーなど)を用いることが好ましい。
クランプ65は、保護管60の延在方向における任意の位置に設けられている。クランプ65は、例えば、保護管60のうち分割電線30,40を包囲する部分に対して設けられている。クランプ65は、例えば、保護管60のうち幹電線20を包囲する部分に対して設けられている。
以上説明した本実施形態によれば、以下の作用及び効果を奏することができる。
(1)1つの導電路10を複数の分割電線30,40に分割し、それら分割した複数の分割電線30,40を一対のコネクタC1に対して並列に接続するようにした。このため、1つの導電路10を1本の電線で構成する場合に比べて、分割電線30,40の各々の電線径を小さくすることができる。これにより、分割電線30,40の柔軟性及び屈曲性を向上させることができる。また、複数の分割電線30,40を並列に配索するようにしたため、1つの導電路10を1本の電線で構成する場合と同等の電流量を導電路10に容易に流すことができる。これにより、大電流化に対応しつつも、導電路10の柔軟性を向上させることができる。
(2)例えば、導電路10に300〜400アンペアの電流が流れる場合には、導電路10の導体断面積を60〜100mm程度に設定する必要があるため、導電路10が非常に太くなる。このように導電路10が太くなると、導電路10の柔軟性が著しく低下し、曲げ加工が困難となる。
これに対し、本実施形態では、1つの導電路10を、並列に配索した2本の分割電線30,40によって構成した。これにより、導電路10に300〜400アンペアの電流が流れる場合であっても、分割電線30,40の芯線31,41の各々の断面積を30〜50mm程度に設定することができる。このため、導電路10を1つの電線で構成した場合に比べて、各分割電線30,40の電線径を小さくすることができる。したがって、導電路10に流すことが可能な電流量を維持しつつも、分割電線30,40によって導電路10の柔軟性を向上させることができる。これにより、導電路10(分割電線30,40)に対する曲げ加工が容易になり、所望の配索経路(レイアウト)に合わせて導電路10(分割電線30,40)を二次元的又は三次元的に曲げ加工することができる。
(3)エンジン等に起因する振動の影響を受けやすく導電路10に揺動が発生する揺動区間に複数の分割電線30,40を配索するようにした。このため、揺動区間における導電路10に揺動が発生したとしても、柔軟性に優れた分割電線30,40がその揺動を吸収し、導電路10の断線等の破損を抑制することができる。また、揺動による衝撃を分割電線30,40の屈曲等によって逃がすことができるため、揺動区間に設けられたクランプ65にかかる負荷を軽減することができる。これにより、クランプ65の破損を抑制することができる。
(4)分割電線30,40の一端部(基端部)に端子部70(コネクタC1)を接続するようにした。すなわち、導電路10の端部に、柔軟性に優れた分割電線30,40を配索するようにした。これにより、導電路10と電気機器2との接続作業性を向上させることができる。また、導電路10を電気機器2に接続する際に、導電路10と電気機器2との間の寸法公差を分割電線30,40によって吸収することができる。
(5)導電路10を、1本の幹電線20と、その幹電線20に接続された複数の分割電線30,40とによって構成するようにした。この構成によれば、幹電線20の断面積を容易に大きく設定することができる。これにより、幹電線20自身で形状保持しやすくなるため、幹電線20を包囲する保護管60に形状保持性を持たせる必要がなくなる。このため、保護管60の選択自由度を向上させることができる。
(6)独立した異なる幹電線20と分割電線30,40とを接続するようにした。このため、幹電線20と分割電線30と分割電線40とを別々に製造することができ、幹電線20の断面積と、分割電線30の断面積と、分割電線40の断面積とを別々に設定することができる。
(7)コネクタC1内において複数の分割電線30,40を1つにまとめた上で電気機器2に接続するようにした。このため、1つの導電路10を1本の電線で構成する場合と同数の端子数によって電気機器2と接続することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の分割電線30,40の絶縁被覆32,42の径方向の肉厚を、幹電線20の絶縁被覆22の径方向の肉厚と同等、もしくは絶縁被覆22の径方向の肉厚よりも厚く形成してもよい。
・上記実施形態の絶縁部材55の径方向の肉厚を、幹電線20の絶縁被覆22の径方向の肉厚と同等、もしくは絶縁被覆22の径方向の肉厚よりも厚く形成してもよい。また、絶縁部材55の径方向の肉厚を、分割電線30,40の絶縁被覆32,42の径方向の肉厚と同等、もしくは絶縁被覆32,42の径方向の肉厚よりも厚く形成してもよい。
・上記実施形態において、幹電線20の両端部にそれぞれ接続した分割電線30,40の本数は特に限定されない。幹電線20の両端部にそれぞれ3本以上の分割電線を接続するようにしてもよい。また、幹電線20の一端部に接続される分割電線の本数と、幹電線20の他端部に接続される分割電線の本数とは、同じ本数であってもよいし、異なる本数であってもよい。
・上記実施形態では、幹電線20の両端部にそれぞれ複数の分割電線30,40を接続するようにしたが、これに限定されない。例えば、幹電線20の一端部のみに複数の分割電線30,40を接続するようにしてもよい。この場合には、例えば、幹電線20の他端部が端子部70に接続される。
・上記実施形態では、1つの導電路10を、1本の幹電線20と、その幹電線20に接続された複数の分割電線30,40とによって構成したが、導電路10の構成はこれに限定されない。
例えば図4に示すように、1本の幹電線20を省略し、1つの導電路10Aの全長を分割電線30,40のみによって構成するようにしてもよい。すなわち、一対のコネクタC1の間を分割電線30,40のみで配索するようにしてもよい。この場合には、分割電線30,40の一端部が一方のコネクタC1内に設けられた端子部70に接続され、分割電線30,40の他端部が他方のコネクタC1内に設けられた端子部70に接続される。
・上記実施形態では、圧潰部23を、芯線21の径方向の片側に寄せるように形成した。これに限らず、圧潰部23を、芯線21の径方向の中心に寄せるように形成してもよい。例えば、圧潰部23を、その厚さ方向の中心が芯線21の中心軸に略一致するように形成してもよい。この場合には、圧潰部23の厚さ方向の両側に段差が形成される。
・上記実施形態では、ブロック部33,43を、芯線31,41の径方向の中心に寄せるように形成した。これに限らず、ブロック部33,43を、芯線31,41の径方向の片側に寄せるように形成してもよい。
・上記実施形態では、幹電線20の芯線21と分割電線30,40の芯線31,41とを、幹電線20及び分割電線30,40の延在方向と交差する方向に重ね合わせて接合するようにしたが、これに限定されない。芯線21と芯線31,41との接合構造は任意に変更することができる。例えば、芯線21と芯線31,41とを、軸方向の端面同士を突き当てて接合するようにしてもよい。
・上記実施形態では、幹電線20の芯線21に圧潰部23を形成し、分割電線30,40の芯線31,41にブロック部33,43を形成したが、これに限定されない。例えば、圧潰部23及びブロック部33,43を形成することなく、芯線21と芯線31,41とを電気的に接続するようにしてもよい。
例えば図5に示すように、接続端子80を用いて芯線21と芯線31,41とを電気的に接続するようにしてもよい。接続端子80は、例えば、接続部81と、接続端子80を幹電線20の芯線21に固定する芯線固定部82と、接続端子80を幹電線20の絶縁被覆22に固定する被覆固定部83とを有している。接続端子80は、例えば、導電性に優れた金属板材をプレスなどによって加工することで形成されている。例えば、接続部81と芯線固定部82と被覆固定部83とは一体に形成されている。
接続部81は、平板状に形成されている。この平板状の接続部81に対して、複数の芯線31,41の先端部が個別に重ね合わされて接合されている。接続部81と芯線31,41との接合方法としては、例えば、超音波溶着やレーザ溶着などを用いることができる。また、接続部81と芯線31,41とを圧着により接続してもよい。芯線固定部82は、幹電線20の芯線21に圧着により接続されている。芯線固定部82は、例えば、一対の圧着片を内側に巻き込むようにして芯線21に圧着されている。被覆固定部83は、幹電線20の絶縁被覆22に圧着により接続されている。被覆固定部83は、一対の圧着片を内側に巻き込むようにして絶縁被覆22に圧着されている。このような接続端子80を介して芯線21と芯線31,41とを電気的に接続するようにしてもよい。
・上記実施形態では、端子部70を、複数の芯線31,41の基端部にそれぞれ接続される端子金具71,72と、接続部材73と、端子74とで構成するようにしたが、これに限定されない。
例えば図6に示すように、端子部70を、1つの端子75によって構成するようにしてもよい。端子75は、例えば、導電性に優れた金属によって構成されている。端子75は、例えば、絶縁被覆32から露出された芯線31の基端部と、絶縁被覆42から露出された芯線41の基端部とが束ねられた状態で、複数の芯線31,41の基端部に一括して圧着されている。これにより、芯線31,41が端子75と電気的に接続され、端子75を介して芯線31,41が互いに電気的に接続される。なお、端子75は、電気機器2と電気的に接続される。
・上記実施形態における芯線21,31,41の断面形状は特に限定されない。例えば、芯線21,31,41の断面形状は、円形状、半円状、多角形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、分割電線30,40の芯線31,41として撚り線に具体化したが、これに限定されない。例えば、芯線31,41として、複数の金属素線が編み込まれて構成された編組線を用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、複数の分割電線30,40を揺動区間に設けるようにしたが、導電路10に揺動が発生しない非揺動区間に複数の分割電線30,40を設けてもよい。
・上記実施形態では、保護管60の内部に挿通される導電路10が2つであったが、特に限定されるものではなく、車両の仕様に応じて導電路10の個数は変更することができる。例えば、保護管60の内部に挿通される導電路10の個数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
・上記実施形態では、導電路10によって接続される電気機器2としてインバータ3及び高圧バッテリ4を採用したが、これに限定されない。例えば、インバータ3と車輪駆動用のモータとを接続する導電路に採用してもよい。すなわち、車両に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであれば適用可能である。
・上記実施形態では特に言及していないが、保護管60の内部に電磁シールド部材を設ける構成を採用してもよい。電磁シールド部材は、例えば、複数の導電路10を一括して包囲するように設けられる。電磁シールド部材は、例えば、保護管60の内面と導電路10の外面との間に設けられる。電磁シールド部材としては、例えば、可撓性を有する編組線や金属箔を用いることができる。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
1…ワイヤハーネス、2…電気機器、10,10A,10B…導電路、20…幹電線、21…芯線(第2芯線)、22…絶縁被覆(第2絶縁被覆)、30,40…分割電線、31,41…芯線(第1芯線)、32,42…絶縁被覆(第1絶縁被覆)、50…接続部、60…保護管、65…クランプ、70…端子部。

Claims (9)

  1. 車両に配索され、両端部に一対の端子部が接続される導電路であって、
    前記一対の端子部の間に並列に配索される複数の分割電線を有し、
    前記複数の分割電線の各々は、第1芯線と前記第1芯線を被覆する第1絶縁被覆とを有する導電路。
  2. 前記各分割電線の一端部には前記端子部が接続されることを特徴とする請求項1に記載の導電路。
  3. 前記複数の分割電線と接続される1本の幹電線を有し、
    前記幹電線は、第2芯線と前記第2芯線を被覆する第2絶縁被覆とを有し、
    前記第2芯線の端部には、前記複数の第1芯線の端部が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の導電路。
  4. 前記第1絶縁被覆の径方向の肉厚は、前記第2絶縁被覆の径方向の肉厚よりも薄く形成されている請求項3に記載の導電路。
  5. 前記第1芯線は、前記第2芯線と異なる金属からなる請求項3又は4に記載の導電路。
  6. 前記複数の第1芯線の断面積を全て合算した面積は、前記第2芯線の断面積と等しく、又は前記第2芯線の断面積よりも大きく設定されている請求項3〜5のいずれか一項に記載の導電路。
  7. 前記各分割電線の一端部には一方の前記端子部が接続され、前記各分割電線の他端部には他方の前記端子部が接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の導電路。
  8. 前記複数の分割電線は、前記導電路が車両に搭載された際に、揺動区間に設けられる請求項1〜7のいずれか一項に記載の導電路。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の導電路と、
    前記導電路の両端部に接続された前記一対の端子部と、を有するワイヤハーネス。
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