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JP2019128101A - 燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 - Google Patents

燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 Download PDF

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JP2019128101A JP2018010369A JP2018010369A JP2019128101A JP 2019128101 A JP2019128101 A JP 2019128101A JP 2018010369 A JP2018010369 A JP 2018010369A JP 2018010369 A JP2018010369 A JP 2018010369A JP 2019128101 A JP2019128101 A JP 2019128101A
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Ryosuke Umagoe
亮輔 馬越
秋山 隆
Takashi Akiyama
隆 秋山
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Abstract

【課題】構成の簡易化を図りながらも、バーナ本体の取付けなどを適切に図ることが可能な燃焼装置を提供する。【解決手段】バーナホルダ部6と、ガス供給用マニホールドGとを備えている、燃焼装置Cであって、バーナホルダ部6の前側起立壁部6bは、燃料ガス供給用孔部62よりも上方において上下高さ方向に起立する起立板部64と、この起立板部64に設けられた開口部65の縁部から起立板部64の後方側に延びるように屈曲した形態で起立板部64に一体的に繋がった切り起こし部66aと、を備えており、バーナ本体1の前部の位置決め固定を図るためのバーナ係止保持部66は、切り起こし部66aにより構成され、ガス供給用マニホールドGは、起立板部64の前面側に位置して開口部65を塞いでいる。【選択図】 図3

Description

本発明は、給湯装置などの構成要素として用いるのに好適な燃焼装置、およびこれを備えた給湯装置に関する。
燃焼装置の具体例として、複数のバーナ本体(燃焼管)を、バーナホルダ部上に並べて保持させた状態でバーナケース内に収容したものがある。各バーナ本体には、ガス供給用マニホールドから燃料ガスを供給するとともに、前記バーナケース内にはファンから燃焼用空気を供給させるようにしている(たとえば、特許文献1,2)。
このような燃焼装置においては、各バーナ本体をバーナケース内の所定箇所に正確に位置決め固定する必要がある。そのための手段として、特許文献1,2においては、バーナケースの前壁部の内面を覆う遮熱板の下端部を略水平状に屈曲し、かつこの屈曲部をバーナ係止保持部として形成している。このバーナ係止保持部にバーナ本体の前部を係止させることにより、バーナ本体の前部の位置決め固定が図られている。
しかしながら、前記した従来技術によれば、バーナ係止保持部が形成された遮熱板を、バーナホルダ部とは別に設ける必要がある。したがって、その分だけ部品点数が増加し、製造コストが高価となる。
一方、従来においては、前記とは異なる手段として、特許文献3に記載の手段もある。同文献に記載の手段においては、バーナホルダ部(同文献では、バーナケースと称されている)の前部に設けられている前側起立壁部の上端が、略水平状に屈曲されており、かつこの屈曲部がバーナ係止保持部として形成されている。このような構成によれば、特許文献1,2とは異なり、バーナ本体の前部の位置決め手段として、バーナホルダ部とは別の部材を用いる必要を無くすことが可能である。
しかしながら、前記した特許文献3に記載の手段においては、バーナホルダ部の前側起立壁部の最上部が屈曲されてバーナ係止保持部とされているため、たとえば点火プラグをバーナホルダ部の前側起立壁部に設けるといったことは困難となる。特許文献3において、点火プラグを取付けるには、バーナホルダ部を収容するバーナケースに取付ける必要があるが、このような手段を採用すると、点火プラグとバーナ本体との位置合わせ精度が悪化する虞がある。また、バーナケースの前壁部に開口部を形成し、かつこの開口部からバーナホルダ部をバーナケース内に出し入れ可能な構成とする場合において、バーナケース内にバーナホルダ部を収容させた際に、バーナホルダ部の前側起立壁部の上部とバーナケースの前壁部とをネジ部材を用いて適切に締結するといったことが困難となる。これでは、バーナケース内の燃焼ガスが外部に漏出する虞を生じてしまう。
特開2016−151394号公報 特開2017−44422号公報 特許第3950867号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、構成の簡易化を図りながらも、バーナ本体の取付けなどを適切に図ることが可能な燃焼装置、およびこれを備
えた給湯装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される燃焼装置は、少なくとも1つのバーナ本体と、このバーナ本体を配置させるための底板部、この底板部の前部から上向きに起立し、かつ前記バーナ本体への燃料ガス供給用孔部が設けられている前側起立壁部、およびこの前側起立壁部に設けられ、かつ前記バーナ本体の前部の位置決め固定を図るためのバーナ係止保持部を有するバーナホルダ部と、前記バーナ本体に燃料ガスを供給するためのガス供給用マニホールドと、を備えている、燃焼装置であって、前記前側起立壁部は、前記燃料ガス供給用孔部よりも上方において上下高さ方向に起立する起立板部と、この起立板部に設けられた開口部の縁部から前記起立板部の後方側に延びるように屈曲した形態で前記起立板部に一体的に繋がった切り起こし部と、を備えており、前記バーナ係止保持部は、前記切り起こし部により構成されており、前記ガス供給用マニホールドは、前記起立板部の前面側に位置して前記開口部を塞いでいることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、バーナ本体の前部の位置決め固定を図るためのバーナ係止保持部は、バーナホルダ部の前側起立壁部の起立板部に設けられた切り起こし部を利用して形成されているため、特許文献1,2とは異なり、バーナ係止保持部を形成するための手段として、バーナホルダ部とは別の部材を用いる必要を無くすことが可能である。したがって、部品点数を少なくし、燃焼装置の製造コストを低減することができる。
第2に、バーナ係止保持部は、特許文献3とは異なり、バーナホルダ部の前側起立壁部の上端部を折り曲げた構成ではなく、前側起立壁部の起立板部の上端部よりも低い位置に設けた構成とすることができる。つまり、起立板部の少なくとも一部は、バーナ係止保持部(切り起こし部)よりも上方に起立した構成とすることが可能である。このため、後述するように、起立板部には、たとえば点火プラグを設けるといったことが可能となる。また、バーナホルダ部をバーナケース内に収容する場合に、バーナホルダ部の起立板部の上部をバーナケースの前壁部に対向させてビス止めするといったことも可能となり、それらの間に燃焼ガス漏れを生じさせる隙間が生じないようにすることも可能となる。
第3に、起立板部には、切り起こし部を設けるための開口部が設けられているが、この開口部は、ガス供給用マニホールドによって塞がれている。このため、前記開口部を介して外部に燃焼ガスが不当に漏出しないようにすることができる。ガス供給用マニホールドは、燃焼装置に元々具備されるものであるため、前記開口部を塞ぐことが合理的に図られる。
本発明において、好ましくは、前記起立板部には、前記バーナ本体の駆動燃焼用の点火または駆動燃焼の状態検出を行なうための少なくとも1つの補助部品が設けられている。
このような構成によれば、補助部品とバーナ本体との位置合わせ精度を高めることが可能である。
本発明において、好ましくは、前記ガス供給用マニホールドと前記起立板部との相互間には、シール用パッキンが介装されており、かつこのシール用パッキンは、前記開口部に対面する箇所が開口した形態とされている。
このような構成によれば、ガス供給用マニホールドと起立板部との相互間の気密シールを良好なものとし、燃焼ガスが起立板部の開口部を通過して外部に漏出することをより確実に防止することが可能となる。また、シール用パッキンは、起立板部の開口部に対面す
る箇所が開口した形態とされているため、燃焼ガスや輻射熱がシール用パッキンに作用して、シール用パッキンが大きな熱的ダメージを受けないようにすることが可能である。
本発明において、好ましくは、前記開口部および前記切り起こし部として、前記起立板部の左右横幅方向に断続的に並んだ複数の開口部および複数の切り起こし部が設けられている。
このような構成によれば、開口部および切り起こし部を、起立板部の左右横幅方向に延びるように1つずつのみ設けた場合と比較すると、起立板部の強度、さらには切り起こし部の強度を高くすることが可能である。これは、バーナ本体の位置決め固定状態を安定させる上で好ましい。
本発明において、好ましくは、前記バーナホルダ部および前記バーナ本体を収容し、かつ燃焼室を内部に形成するバーナケースを、さらに備えており、このバーナケースの前壁部には、前記バーナホルダ部および前記バーナ本体を前記バーナケース内に出し入れ可能とする前側開口部が設けられており、前記バーナホルダ部が前記バーナケース内に収容された状態においては、前記起立板部を前記バーナケースの前壁部に対向接触させてこの前壁部に締結可能とされている。
このような構成によれば、バーナケース内にバーナホルダ部およびバーナ本体を適切に収容した構成とすることができる。
本発明において、好ましくは、前記バーナケースを囲むユニットケースと、前記バーナケース内、および前記ユニットケース内のうちの前記バーナケースの外側領域としての空間部のそれぞれに空気供給が可能なファンと、をさらに備え、かつ前記空間部は、前記バーナケース内よりも高圧となるように構成されており、前記ガス供給用マニホールドには、前記空間部の空気の一部を前記起立板部の前記開口部を介して前記バーナケース内に流入可能とする空気流通孔が設けられている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、バーナケースがユニットケースに囲まれ、かつバーナケース内よりも、バーナケースの外部の空間部の方が高圧であるため、この圧力差により、バーナケース内の燃焼ガスが外部に流出することを適切に防止することができる。
第2に、前記空間部の空気の一部を、起立板部の開口部を介してバーナケース内に流入させることが可能であるが、この空気は、起立板部およびその上方に位置する部材を冷却し、これらの部材が熱的ダメージを受けることを防止するのに利用することができる。
本発明の第2の側面により提供される給湯装置は、本発明の第1の側面により提供される燃焼装置と、この燃焼装置の前記バーナ本体によって発生された燃焼ガスから熱回収を行なうことにより湯水加熱を行なう熱交換器と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される燃焼装置について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る給湯装置の一例を示す外観斜視図である。 図1に示す給湯装置の分解斜視図である。 図1に示す給湯装置の側面断面図である。 図3の分解側面断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 図1に示す給湯装置に組み込まれている燃焼装置の主要構成要素の要部分解斜視図である。 図6に示す燃焼装置のバーナホルダ部の要部分解背面斜視図である。 図7に示すバーナホルダ部とバーナ本体とを示す要部概略平面図である。 図1に示す給湯装置の1次熱交換器を構成する伝熱管とフィンとを示す要部分解斜視図である。 図3のX−X断面図である。 本発明の他の例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す給湯装置WHは、図2および図3に示すように、複数のバーナ本体1を備えて構成された燃焼装置C、湯水加熱用の1次熱交換器HE1、2次熱交換器HE2、およびユニットケース5を備えている。
燃焼装置Cは、より具体的には、複数のバーナ本体1を保持するためのバーナホルダ部6、各バーナ本体1に燃料ガスを供給するためのガス供給用マニホールドG、バーナホルダ部6を内部に収容するためのバーナケース2、ファン4、およびその駆動モータMを備えている。
理解の容易のため、この給湯装置WHの全体の概略の構成を簡単に説明する。
図3において、各バーナ本体1には、ガス供給用マニホールドGから燃料ガスが供給されるとともに、ファン4から燃焼用空気が供給され、各バーナ本体1は駆動燃焼する。この駆動燃焼によって発生した燃焼ガスは、上向きに進行して1次熱交換器HE1および2次熱交換器HE2に順次作用する。このことにより、1次熱交換器HE1および2次熱交換器HE2によって、前記燃焼ガスから顕熱および潜熱が回収されて湯水加熱が行なわれ、この湯水が所望の給湯先に送出される。
ユニットケース5は、バーナケース2および1次熱交換器HE1を囲んでおり、ユニットケース5内のうち、バーナケース2および1次熱交換器HE1の外部領域は、それらの内側の圧力P1よりも高い圧力P2の空間部59となっている。これは、バーナケース2内および1次熱交換器HE1内の燃焼ガスが、それらの外部に漏出し難くなる効果、ひいてはユニットケース5の外部にも漏出し難くなる効果を生じさせる。圧力P1,P2の圧力差は、ファン4からバーナケース2内および空間部59の双方に空気が供給されること、およびファン4から空間部59への空気供給よりもファン4からバーナケース2内への空気供給の方が、空気流通に際しての圧力損失が大きいことにより生じている。
次に、給湯装置WHの各部の具体的な構成を説明する。
複数のバーナ本体1は、いわゆるガス燃焼管であり、図6および図7に示すように、全体が偏平な形態を有し、前端部にはガス導入口10が設けられ、かつ上面部が炎孔面11とされている。ガス導入口10から各バーナ本体1内に導入された燃料ガスを、炎孔面11において燃焼させることが可能である。
図7において、バーナホルダ部6は、単一の金属板にプレス加工を施すことにより構成されており、底板部6a、前側起立壁部6b、およびこの前側起立壁部6bに設けられたバーナ係止保持部66を備えている。底板部6aは、複数のバーナ本体1を載せるための
部分であるが、複数の通気孔60を有しており、整流板としての役割を果たす。図3に示すように、ファン4から吐出された空気の一部は、各通気孔60を上向きに通過してバーナ本体1の設置箇所に供給される。
図5〜図7によく表われているように、バーナホルダ部6の前側起立壁部6bは、底板部6aの前部に起立して設けられており、複数の燃料ガス供給用孔部62が設けられた下部壁部61、およびこの下部壁部61の上部に水平板部63を介して一体的に繋がり、かつ上下高さ方向に起立した起立板部64を備えている。各燃料ガス供給用孔部62は、ガス供給用マニホールドGから各バーナ本体1への燃料ガス供給を可能とするための孔部である。
起立板部64には、複数の開口部65と、これら複数の開口部65のそれぞれの上縁部から起立板部64の後方側(バーナ本体1の配置側)に延びるように屈曲した複数の切り起こし部66aが設けられている。切り起こし部66aは、起立板部64に切り起こし加工を施して形成された部位である。複数の開口部65は、前記切り起こし加工に伴って形成された開口部である。複数の開口部65および切り起こし部66aは、起立板部64の左右横幅方向に断続的に並んだ状態に設けられている。各切り起こし部66aには、各バーナ本体1の細幅状の前端部を係入させるための複数の凹溝66bが適当な間隔で設けられている(図8も参照)。このように、本実施形態では、バーナ係止保持部66は、切り起こし部66aにより構成されている。
図3、図4および図7において、バーナホルダ部6の底板部6aの後部上には、背板部6Aが起立した姿勢で設けられる。この背板部6Aの上部には、複数のバーナ本体1の後端部を係入させるための複数の凹溝が設けられた後側のバーナ係止保持部69が屈曲形成されている。このことにより、複数のバーナ本体1は、その前端部および後端部がバーナ係止保持部66,69を利用して位置決め固定された状態で、バーナホルダ部6に横並び状態で適切に保持される。
図3〜図6において、ガス供給用マニホールドGは、複数のノズル30が設けられている略プレート状のガス噴出ヘッド3、およびこれに接続されたガス供給配管部32を有する。ガス供給配管部32は、圧力制御弁や複数の開閉弁などを有している。不図示のガス管などからガス供給配管部32に供給された燃料ガスは、ガス噴出ヘッド3の複数のノズル30のそれぞれから噴出可能である。複数のノズル30は、燃料ガス供給用孔部62を介してバーナ本体1のガス導入口10に対向するように設定される。
ガス噴出ヘッド3は、起立板部64の前面にシール用パッキン39を介して対向する前板部31を有している。この前板部31は、起立板部64にビス97a(図6を参照)を介して締結される。この取付けに際し、前板部31は、起立板部64の複数の開口部65を閉塞している。シール用パッキン39は、複数の開口部65に対応する複数の開口部39aを有しており、バーナ本体1の上方の燃焼室29からシール用パッキン39に高温の燃焼ガスや輻射熱ができる限り作用しないようにされている。
ガス噴出ヘッド3の前板部31は、前記したように、開口部65を塞いでいるが、この前板部31のうち、開口部65に対向する箇所には、空間部59とバーナケース2内とを連通させる複数の空気流通孔31aが設けられている。既述したように、空間部59の圧力P2は、バーナケース2内の圧力P1よりも高圧であるため、空間部59の空気の一部は、複数の空気流通孔31aを介してバーナケース2内に流入可能である。このようにしてバーナケース2内に流入した空気は、その後に起立板部64の内面、およびバーナケース2の前壁部2aの内面に沿って上向きに流れることにより、これらの部分を空冷し、大きな熱的ダメージを受けないように保護する作用が得られる。
図4によく表われているように、バーナケース2およびユニットケース5の前壁部2a,50aには、バーナホルダ部6をバーナケース2およびユニットケース5の外部から内部に出し入れ可能とする第1および第2の前側開口部21,52が設けられている。バーナホルダ部6は、これら第1および第2の前側開口部21,52を介してバーナケース2内に配されている。バーナホルダ部6の起立板部64は、ビス97bを介してバーナケース2の前壁部2aに締結されている(図3を参照)。第1の前側開口部21は、バーナホルダ部6の前側起立壁部6bによって塞がれている。一方、第2の前側開口部52は、前蓋5Aおよびパッキン48を用いて塞がれている。前蓋5Aは、ビス97cを介してユニットケース5の前壁部50aに取付けられる。
バーナホルダ部6の起立板部64には、点火プラグ95および炎検出用のフレームロッド96(本発明でいう補助部品の具体例に相当)が取付けられている。バーナホルダ部6に、これら点火プラグ95およびフレームロッド96を取付ければ、これらとバーナ本体1との位置合わせ精度を高めることが可能である。
ファン4および駆動モータMは、ユニットケース5の下部に取付けられた底蓋5Bの上面側に組み付けられており、ユニットケース5内に収容されている。底蓋5Bは、ファン4の吸気口に連通する給気口57を有している。ファン4は、羽根車の周囲に送風を行なうものであるが、ファン4の上側には、仕切りプレート45を利用した送風用の開口部44が設けられており、ファン4から吐出される空気は、この開口部44を上向きに通過するようになっている。この空気は、バーナ本体1のガス導入口10に進行する燃焼用の1次空気として、また通気孔60を通過してバーナ本体1の設置領域に進行していく2次空気として利用される他、ユニットケース5内のうち、前記した空間部59にも進行していくように構成されている。ファン4から空間部59への空気流通経路においては、大きな空気流路抵抗は生じず、空間部59の圧力P2を高めに設定することが可能であるが、バーナケース2内においては、通気孔60およびバーナ本体1による空気流路抵抗が大きいため、既述したように、バーナケース2内および1次熱交換器HE1内の圧力P1は、圧力P2よりも低くなる。
1次熱交換器HE1は、バーナケース2の上部に設けられており、バーナ本体1の駆動燃焼により発生した燃焼ガスは、この1次熱交換器HE1に作用するように構成されている。この1次熱交換器HE1は、図9に示すように、蛇行状の伝熱管7と、この伝熱管7に接合された側面視略L字状の形態をもつプレート状の複数のフィン8とを組み合わせたものである(図9は、フィン8を一部省略して示している)。複数のフィン8のそれぞれは、割線PLにおいて2つのプレート8a,8bに分割されており、伝熱管7の直状管体部70をその両側から挟み付けるようにして直状管体部70に取付けられ、かつ直状管体部70の長手方向に適当な間隔で並べられる。
各フィン8の外周縁には、屈曲片81a,81bが設けられており、図10に示すように、複数のフィン8の屈曲片81aどうしは隙間を生じないように互いに接触した状態に設定されている。このため、複数のフィン8どうしの隙間に進入してきた燃焼ガスは、屈曲片81aに衝突するように構成されている。図示説明は省略するが、他方の屈曲片81bも同様である。このことにより、図3の矢印Na,Nbで示すように、1次熱交換器HE1に到達した燃焼ガスは、屈曲片81a,81bに衝突することによってフィン8の上方にそのまま通過することはなくなり、これら屈曲片81a,81bが設けられていない領域の対面に位置する排気口56に導かれる。
排気口56に導かれた燃焼ガスは、2次熱交換器HE2内に送り込まれる。2次熱交換器HE2は、ケース90内に伝熱管91が収容された構成であり、ユニットケース5の上
部前面側に取付けられている。ユニットケース5の排気口56を通過した燃焼ガスは、ケース90内に進行し、伝熱管91によって潜熱回収がされた後に、排気口92から外部に排気される。伝熱管91には、水道管などから湯水供給がなされ、この伝熱管91を通過して加熱された湯水は、その後に1次熱交換器HE1の伝熱管7に送り込まれてさらに加熱されるようになっている。
ユニットケース5は、バーナケース2および1次熱交換器HE1の全体を囲み込む下部開口状のケースであり、図2に示すように、ケース前部5aとケース後部5bとを備え、これらを互いに組み付けることにより構成されている。これらの組み付け手段としては、たとえばケース前部5aとケース後部5bのそれぞれの下部を除く外周縁部に、互いに対向するフランジ部53a,53bを設けておき、かつこれらをカシメるといった手段を採用することができる。
次に、前記した給湯装置WHの作用について説明する。
まず、バーナ本体1の前部の位置決め固定を図るためのバーナ係止保持部66は、バーナホルダ部6の起立板部64に設けられた切り起こし部66aを利用して形成されている。このため、バーナ係止保持部66を形成するための専用部材を別途用いる必要がなく、部品点数を少なくし、製造コストを低減することが可能である。
バーナ係止保持部66は、前側起立壁部6bの最上端に設けられた構成とはされておらず、バーナ係止保持部66よりも上側には、起立板部64の一部が起立した構成とされている。このような構成を採用しているが故に、起立板部64には、点火プラグ95およびフレームロッド96を取付け、これらとバーナ本体1との位置決め精度を高めることが可能となる利点が得られる。また、起立板部64は、バーナホルダ部6をバーナケース2に取付けるための部位、および第1の前側開口部21を適切に塞ぎ、この部分からの燃焼ガス漏れを防ぐための部位としても利用されており、合理的である。
一方、起立板部64には、切り起こし部66aを設けるための開口部65が設けられているが、この開口部65は、ガス噴出ヘッド3の前板部31によって塞がれている。したがって、開口部65を塞ぐための専用部材を別途用いる必要もなく、製造コストの低減をより促進することが可能である。また、開口部65は、1つの大きな開口部としては形成されておらず、複数に分割され、小サイズ化が図られた状態で設けられているため、開口部65を設けることに起因して、起立板部64の強度が大きく低下し、バーナ本体1の支持が不安定になるといったことも適切に防止することが可能である。
さらに、本実施形態では、ガス噴出ヘッド3の前板部31に設けた空気流通孔31aを介して空間部59からバーナケース2内に流入した空気は、既述したように、起立板部64およびバーナケース2の前壁部2aの内面側に沿って流れ、これらの部分を冷却し、保護する作用を発揮する。したがって、それら起立板部64や前壁部2aの内面が、熱的ダメージを受けないように保護するための部材を別途設ける必要をなくすことも可能である。
図11は、本発明の他の実施形態を示している。同図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、その重複説明は省略する。
図11に示す給湯装置WHaにおいては、前記実施形態のユニットケース5に相当する部材は設けられておらず、バーナケース2の上部には、1次熱交換器HE1を載設するためのフランジ部28が連設されている。1次熱交換器HE1は、たとえば上下が開口した
矩形筒状の缶体内に伝熱管を収容させた従来既知のものが採用される。バーナケース2の下部には、ファン4が取付けられる下壁部27が設けられている。また、前記実施形態では、ガス噴出ヘッド3に空気流通孔31aが設けられていたが、本実施形態では、この空気流通孔31aは設けられていない。
本実施形態においては、バーナケース2を囲むユニットケース5がなく、バーナケース2の周囲に、バーナケース2内よりも圧力が高い空間部59が設けられていない点で前記実施形態とは相違するものの、バーナホルダ部6の起立板部64に設けられた切り起こし部66aを利用して、バーナ係止保持部66が構成されている。また、切り起こし部66aに対応する開口部65は、ガス噴出ヘッド3によって塞がれている。したがって、前記実施形態と同様な効果が得られる。なお、ファン4から通気孔60を通過してバーナケース2内に供給された空気の一部を、バーナ本体1の相互間を通過させて起立板部64およびバーナケース2の前壁部2aの内面に沿わせて流れさせることも可能である。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、バーナケース2を囲むユニットケース5は、省略した構成とすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る燃焼装置、および給湯装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述した実施形態では、複数の切り起こし部66aおよび開口部65が、横並び状態で設けられているが、本発明はこれに限定されない。たとえば切り起こし部66aおよび開口部65のそれぞれの数を1つのみとすることもできる。また、切り起こし部66aは、開口部65の上縁部に設けられている構成に代えて、開口部65の下縁部に設けられている構成とすることもできる。
バーナホルダ部の底板部と前側起立壁部とは、単一部材によって一体形成することが好ましいものの、これらを互いに別部材で形成した上で、これらを接合するといった手段を採用することも可能である。
ガス供給用マニホールドは、バーナ本体への燃料ガス供給機能を有し、かつ切り起こし部に対応して設けられた開口部を塞ぐように取付けられていればよく、その具体的な構成は限定されない。
本発明に係る燃焼装置は、給湯装置用のものに限定されず、たとえば暖房用、あるいは焼却炉用など、その具体的な用途は限定されない。
本発明に係る給湯装置は、潜熱回収用の2次熱交換器を具備しない構成とすることもできる。本発明でいう給湯装置は、一般給湯用の給湯装置のみに限定されず、たとえば暖房用や、融雪用などの給湯装置として構成することも可能である。
WH 給湯装置
C 燃焼装置
G ガス供給用マニホールド
HE1 1次熱交換器(熱交換器)
M 駆動モータ(ファンの)
1 バーナ本体
2 バーナケース
21 第1の前側開口部(前側開口部)
29 燃焼室
3 ガス噴出ヘッド
31a 空気流通孔
39 シール用パッキン
4 ファン
5 ユニットケース
59 空間部
6 バーナホルダ部
6a 底板部(バーナホルダ部の)
6b 前側起立壁部(バーナホルダ部の)
62 燃料ガス供給用孔部
64 起立板部
65 開口部
66 バーナ係止保持部
66a 切り起こし部
95 点火プラグ(補助部品)
96 フレームロッド(補助部品)

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのバーナ本体と、
    このバーナ本体を配置させるための底板部、この底板部の前部から上向きに起立し、かつ前記バーナ本体への燃料ガス供給用孔部が設けられている前側起立壁部、およびこの前側起立壁部に設けられ、かつ前記バーナ本体の前部の位置決め固定を図るためのバーナ係止保持部を有するバーナホルダ部と、
    前記バーナ本体に燃料ガスを供給するためのガス供給用マニホールドと、
    を備えている、燃焼装置であって、
    前記前側起立壁部は、前記燃料ガス供給用孔部よりも上方において上下高さ方向に起立する起立板部と、この起立板部に設けられた開口部の縁部から前記起立板部の後方側に延びるように屈曲した形態で前記起立板部に一体的に繋がった切り起こし部と、を備えており、
    前記バーナ係止保持部は、前記切り起こし部により構成されており、
    前記ガス供給用マニホールドは、前記起立板部の前面側に位置して前記開口部を塞いでいることを特徴とする、燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置であって、
    前記起立板部には、前記バーナ本体の駆動燃焼用の点火または駆動燃焼の状態検出を行なうための少なくとも1つの補助部品が設けられている、燃焼装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃焼装置であって、
    前記ガス供給用マニホールドと前記起立板部との相互間には、シール用パッキンが介装されており、かつこのシール用パッキンは、前記開口部に対面する箇所が開口した形態とされている、燃焼装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の燃焼装置であって、
    前記開口部および前記切り起こし部として、前記起立板部の左右横幅方向に断続的に並んだ複数の開口部および複数の切り起こし部が設けられている、燃焼装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の燃焼装置であって、
    前記バーナホルダ部および前記バーナ本体を収容し、かつ燃焼室を内部に形成するバーナケースを、さらに備えており、
    このバーナケースの前壁部には、前記バーナホルダ部および前記バーナ本体を前記バーナケース内に出し入れ可能とする前側開口部が設けられており、
    前記バーナホルダ部が前記バーナケース内に収容された状態においては、前記起立板部を前記バーナケースの前壁部に対向接触させてこの前壁部に締結可能とされている、燃焼装置。
  6. 請求項5に記載の燃焼装置であって、
    前記バーナケースを囲むユニットケースと、
    前記バーナケース内、および前記ユニットケース内のうちの前記バーナケースの外側領域としての空間部のそれぞれに空気供給が可能なファンと、
    をさらに備え、かつ前記空間部は、前記バーナケース内よりも高圧となるように構成されており、
    前記ガス供給用マニホールドには、前記空間部の空気の一部を前記起立板部の前記開口部を介して前記バーナケース内に流入可能とする空気流通孔が設けられている、燃焼装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の燃焼装置と、
    この燃焼装置の前記バーナ本体によって発生された燃焼ガスから熱回収を行なうことにより湯水加熱を行なう熱交換器と、
    を備えていることを特徴とする、給湯装置。
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