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JP2019122098A - 電動車両の充電制御装置 - Google Patents

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JP2019122098A JP2017254091A JP2017254091A JP2019122098A JP 2019122098 A JP2019122098 A JP 2019122098A JP 2017254091 A JP2017254091 A JP 2017254091A JP 2017254091 A JP2017254091 A JP 2017254091A JP 2019122098 A JP2019122098 A JP 2019122098A
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龍彦 梅谷
勇 栗本
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勇 栗本
瞬 望月
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瞬 望月
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Abstract

【課題】充電中のバッテリに過電圧が印加されるのを抑制してバッテリを保護することができる車両の充電制御装置を提供する。
【解決手段】電動車両1に搭載されて充電可能なバッテリ2と、前記バッテリ2の電力により運転するヒータ71と、前記バッテリ2への充電制御および前記ヒータ71の運転制御を行う制御装置20と、を備え、前記制御装置20は、外部電源による前記バッテリ2への充電中に前記ヒータ71が停止された際に、前記外部電源から前記バッテリ2への充電電流を切断して充電を停止させる充電停止モードを実行可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部電源から充電可能なバッテリと、空調装置とを備えた電動車両において、充電しながら空調装置を利用することができる車両の充電制御装置に関する。
電気自動車、プラグインハイブリット自動車等の電動車両に搭載されるバッテリ(二次電池)は、例えば、家庭用電源による普通充電または専用の電源を用いた急速充電により電力が供給されて充電される。
バッテリを充電している間、空調を作動させる機能を有する電動車両も知られている。このような機能により、利用者は充電が完了するまでの間、車室内で快適に待機することが可能である。
特開2010−183679号公報 特開2009−177886号公報
ここで、バッテリに充電しながら空調装置を作動させると、空調装置の電力は充電電流から供給される。このため、充電中に空調装置、特に電力使用量の大きなヒータの作動を停止させると、空調装置のヒータで使用されていた電流がバッテリに印加され、瞬間的に使用上限電圧を超えた過電圧がバッテリに印加されてしまう虞があり、過電圧によってバッテリの劣化や故障が生じてしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑み、充電中のバッテリに過電圧が印加されるのを抑制してバッテリを保護することができる車両の充電制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、電動車両に搭載されて充電可能なバッテリと、前記バッテリの電力により運転するヒータと、前記バッテリへの充電制御および前記ヒータの運転制御を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、外部電源による前記バッテリへの充電中に前記ヒータが停止された際に、前記外部電源から前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止させる充電停止モードを実行可能なことを特徴とする電動車両の充電制御装置にある。
かかる態様では、外部電源からバッテリへの充電中にヒータを停止した際に、バッテリへの充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行することで、バッテリに使用上限電圧を超える過電圧が印加されるのを抑制して、バッテリの過電圧による劣化や故障を抑制することができる。また、過電圧を検出してからバッテリの充電を停止する場合に比べて、過電圧が発生する前にバッテリへの充電を停止することができるため、バッテリへの充電停止の反応速度を速くして、バッテリに過電圧が印加されるのをより確実に抑制することができる。
ここで、前記制御装置は、前記充電停止モードにおいて、前記バッテリに設けられたコンタクタによって前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止させることが好ましい。これによれば、コンタクタによって外部電源からバッテリへの充電電流を切断することで、バッテリへの充電を短時間で確実に停止することができ、バッテリに過電圧が印加されるのをより抑制することができる。
また、前記制御装置は、前記充電停止モードにおいて、前記外部電源と前記電動車両との間に設けられたリレーによって前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止することが好ましい。これによれば、リレーによって外部電源からバッテリへの充電電流を切断することで、バッテリへの充電を短時間で確実に停止することができ、バッテリに過電圧が印加されるのをより抑制することができる。
また、前記バッテリの充電状態を測定する充電状態測定手段を具備し、前記制御装置は、前記充電状態測定手段が測定した前記バッテリの残容量が所定閾値より大きい場合に前記充電停止モードを実行することが好ましい。これによれば、バッテリに過電圧が印加され易い場合に確実に充電停止モードを実行し、過電圧が印加され難い場合に充電停止モードを行わないことができ、バッテリに過電圧が印加されるのを抑制することができると共に充電の無駄な停止を抑制して、充電時間を短縮することができる。
また、前記バッテリのセル電圧を測定するセル電圧測定手段を具備し、前記制御装置は、前記セル電圧測定手段が測定した前記バッテリのセル電圧が所定閾値より大きい場合に前記充電停止モードを実行することが好ましい。これによれば、バッテリに過電圧が印加され易い場合に確実に充電停止モードを実行し、過電圧が印加され難い場合に充電停止モードを行わないことができ、バッテリに過電圧が印加されるのを抑制することができると共に充電の無駄な停止を抑制して、充電時間を短縮することができる。
また、前記バッテリの劣化状態を測定する劣化状態測定手段を具備し、前記制御装置は、前記劣化状態測定手段が測定した前記バッテリの劣化状態が進んでいる場合に前記充電停止モードを実行することが好ましい。これによれば、バッテリに過電圧が印加され易い場合に確実に充電停止モードを実行し、過電圧が印加され難い場合に充電停止モードを行わないことができ、バッテリに過電圧が印加されるのを抑制することができると共に充電の無駄な停止を抑制して、充電時間を短縮することができる。
また、前記バッテリの温度を測定する温度測定手段を具備し、前記制御装置は、前記温度測定手段が測定した前記バッテリの温度が所定閾値以下の場合に前記充電停止モードを実行することが好ましい。これによれば、バッテリに過電圧が印加され易い場合に確実に充電停止モードを実行し、過電圧が印加され難い場合に充電停止モードを行わないことができ、バッテリに過電圧が印加されるのを抑制することができると共に充電の無駄な停止を抑制して、充電時間を短縮することができる。
本発明によれば、バッテリの使用上限電圧を超える過電圧が印加されるのを抑制し、バッテリの劣化や故障を抑制した電動車両の充電制御装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る電動車両の充電制御装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係るバッテリの電気的構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1に係る充電制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る充電制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る二次元マップである。 本発明の実施形態2に係る電動車両の充電制御装置の概略構成を示す図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る電動車両の充電制御装置の概略構成を示す図であり、図2は、制御装置の機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電動車両1は、電気自動車(EV)またはプラグインハイブリッド自動車(PHEV)であり、二次電池であって充電可能なバッテリ2とこのバッテリ2からの電力供給により作動する電動機である走行用モータ3とを備えている。走行用モータ3は、駆動機構4を介して駆動輪(本実施形態では、前輪)5に連結されている。
バッテリ2は、外部電源による充電が可能となっている。具体的には、バッテリ2は、外部電源として家庭用電源等からの電力による普通充電または外部電源として専用の電源を用いた急速充電により充電される。このようなバッテリ2の充電は、制御装置8によって制御される。
電動車両1のユーザは、バッテリ2の充電を行う際、外部電源とバッテリ2とを接続して充電する。電動車両1には、外部電源に繋がる給電コネクタが接続される充電口(インレット)6が設けられており、充電口6とバッテリ2との間には、車載充電器(OBC:On Board Charger)9が設けられている。
また、電動車両1には、バッテリ2を電源として動作する空調装置7が搭載されている。空調装置7は、車両用に一般的に用いられるものであり、暖房に用いるヒータ71を有する。空調装置7のヒータ71としては、例えば、電気温水ヒータ、ニクロム線や炭素繊維などの発熱体、ハロゲンランプ等が挙げられる。本実施形態では、ヒータ71として電気温水ヒータが設けられている。空調装置7は、制御装置8によって制御されるものであり、制御装置8は、ユーザの操作によって空調装置7の運転または停止を制御する。
このような電動車両1には、充電制御装置10が搭載されている。本実施形態では充電制御装置10は、バッテリ2と空調装置7と制御装置8とを含んでいる。
制御装置8は、電動車両1の総合的な制御を行う装置である。制御装置8は、例えばマイクロプロセッサやROM、RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成され、電動車両1に設けられた車載ネットワーク網の通信ラインに接続されている。
制御装置8は、電動車両1の制御として、空調装置7の運転制御を行う空調制御部81とバッテリ2の充電制御を行う充電制御部82とを備えている。
空調制御部81は、空調装置7の運転または停止させる制御や、風量、風向、温度などの制御を行う。例えば、電動車両1の車室内には、空調装置7を運転または停止させるためのボタンが設けられている。空調制御部81は、ユーザがボタンを操作したことを検出し、ボタンの状態に応じて、空調装置7を運転または停止させる。また、車室内には空調装置7の風量、風向、温度などを設定するための各種ボタンが設けられており、空調制御部81は、ユーザによるこれらのボタンの操作に応じて、空調装置7の風量、風向、温度等を設定する。すなわち、空調装置7のヒータ71は、ユーザによる空調装置7の操作によって運転または停止される。また、空調制御部81は、車室内の温度を検出する温度センサなどの温度検出手段を有するものであってもよい。例えば、温度検出手段が検出した車室内の実際の温度が、ユーザの設定した温度に達したら、空調制御部81はヒータ71を停止し、ユーザの設定した温度を下回ったら空調制御部81は、ヒータ71を動作させる。
充電制御部82は、車載充電器9を制御して外部電源から供給された電力によるバッテリ2の充電を制御する。また、外部電源からバッテリ2への外部充電が行われている最中に、空調装置7のヒータ71が停止されたことを空調制御部81が検出したら、充電制御部82は外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行する。すなわち、充電制御部82は、空調装置7のヒータ71が停止されたら直ちに外部電源によるバッテリ2への充電が停止する充電停止モードが実行可能となっている。本実施形態では、充電制御部82は、詳しくは後述するが、バッテリ2に設けられて外部電源が接続されたコンタクタをオフにすることで外部電源からの充電電流がバッテリ2に流れないように切断して、充電を停止させる充電停止モードを実現する。
このように充電制御部82は、外部電源によってバッテリ2を充電中に、空調装置7のヒータ71が停止されたら直ちに外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行することで、バッテリ2に使用上限電圧を超えた過電圧が印加されるのを抑制することができる。ちなみに、外部電源によってバッテリ2を充電中に、空調装置7のヒータ71を使用する場合には、ヒータ71には外部電源から電力が供給される。このため空調装置7のヒータ71が停止すると、ヒータ71で使用していた電力が瞬間的にバッテリ2側に供給され、バッテリ2に使用上限電圧を超える過電圧が印加される虞があり、過電圧が印加されることで、バッテリ2の劣化や故障が生じてしまう。本実施形態では、バッテリ2に過電圧が印加されるのを抑制することで、バッテリ2の劣化や故障を低減することができる。
ここで、本実施形態のバッテリの構成の一例について図3を参照して説明する。なお、図3は、バッテリの電気的構成を示す回路図である。
図3に示すように、本実施形態のバッテリ2には、外部電源と接続される急速充電ライン21および普通充電ライン22と、電池管理ユニット(BMU:Battery Management Unit)23と、がそれぞれ接続されている。なお、本実施形態では、電池管理ユニット23とバッテリ2とを別体としたが、電池管理ユニット23はバッテリ2に含まれていてもよい。
このようなバッテリ2は、所謂、電池パック(バッテリパック)であり、複数の電池モジュール24とセル監視ユニット(CMU:Cell Monitoring Unit)25と漏電センサ26と電流センサ27とコンタクタ(開閉器)28とを具備する。
電池モジュール24は、複数の電池セル241を具備する。すなわち、電池モジュール24は、複数の電池セル241が直並列に接続されたものであり、各電池セル241は、例えば、リチウムイオン二次電池からなる。
セル監視ユニット25は、電池モジュール24を構成する電池セル241の電圧や温度などのセル情報を検出するものであり、電池モジュール24毎に設けられている。なお、セル監視ユニット25は、本実施形態では、電池セル241のセル電圧(電池モジュール24の最大電圧)を測定するセル電圧測定手段と、バッテリ2の温度である電池セル241の温度を測定する温度測定手段として機能する。
セル監視ユニット25が取得したセル情報は、電池管理ユニット23へと渡される。電池管理ユニット23は、セル監視ユニット25から渡されたセル情報、漏電センサ26および電流センサ27からの情報に基づいて、バッテリ2の充電状態(SOC:State Of Charge)や、バッテリ2の劣化状態(SOH:State Of Health)等を測定し、バッテリ2の全体の保護や監視を行う。すなわち、電池管理ユニット23は、バッテリ2の充電状態を測定する充電状態測定手段と、バッテリ2の劣化状態を測定する劣化状態測定手段と、して機能する。
コンタクタ28は、外部電源に接続される急速充電ライン21および普通充電ライン22と電池モジュール24とを結ぶ各ラインの途中に設けられた開閉器である。本実施形態では、コンタクタ28として、補記バッテリの励磁電源によって作動する電磁開閉器を用いた。なお、補記バッテリは、特に図示していないが、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池などの二次電池、キャパシタなどである。
このようなバッテリ2に対して、空調装置7のヒータ71が停止した場合に充電制御部82が充電停止モードを行う場合には、充電制御部82はコンタクタ28をオフ、すなわち、コンタクタ28を切るように制御する。これにより、外部電源が接続された急速充電ライン21および普通充電ライン22とバッテリ2の電池モジュール24とを接続するラインが切断されて、外部電源からバッテリ2への電力供給が停止され、バッテリ2の充電が停止される。
このように充電制御部82は、空調装置7のヒータ71が停止した場合に、コンタクタ28をオフにして外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行することで、空調装置7のヒータ71が停止してからバッテリ2への充電の停止までの時間を短縮することができ、空調装置7のヒータ71の停止に対してバッテリ2の充電の停止を速い反応速度で実施することができる。したがって、バッテリ2に使用上限電圧を越える過電圧が印加されるのを抑制して、バッテリ2の過電圧による劣化や故障などを抑制することができる。
ちなみに、電池管理ユニット23によってバッテリ2の過電圧を検出し、電池モジュール24が充電されないように制御することもできるが、電池管理ユニット23が過電圧を検出した後に充電の停止が行われるため、反応速度が遅く、過電圧が印加されてしまう虞がある。本実施形態では、過電圧を検出する前に、すなわち、過電圧が印加される前に、過電圧が印加される原因となる空調装置7の消費電流の大きなヒータ71の停止を検出したら直ぐに外部電源からのバッテリ2への充電を停止するため、反応速度が速く、過電圧が印加されるのを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、空調装置7の消費電流の大きな暖房に用いるヒータ71が停止された際に、充電制御部82が充電停止モードを実行するようにしたが、特にこれに限定されない。例えば、空調装置7の冷房は、ヒータ71を用いた暖房に比べて消費電流が小さいため、冷房が停止されてもバッテリ2に瞬間的に過電圧が印加され難いが、空調装置7の冷房が停止された際においても充電制御部82が充電停止モードを実行するようにしてもよい。
また、空調装置7のヒータ71は、車室内の空気を暖める対流式暖房に用いる熱源に限定されず、例えば、輻射式暖房に用いる熱源や、シートヒータなどの伝導式暖房に用いる熱源であってもよい。
また、本実施形態では、充電停止モードにおいて補記バッテリの励磁電源によって作動する電磁開閉器であるコンタクタ28をオフにすることで外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止させるようにしたため、充電電流を速い反応速度で確実に切断して充電を停止することができる。したがって、空調装置7のヒータ71が停止されることで、瞬間的にバッテリ2の使用上最大電圧を超えた電圧となる過電圧が印加されるのを抑制することができる。
ここで、このような電動車両の充電制御装置10の制御方法について図4を参照して説明する。なお、図4は、充電の制御を説明するフローチャートである。
まず、ステップS1で、外部電源からの電流によってバッテリ2が充電される外部充電が開始されるか判定し、外部充電が開始されると(ステップS1;Yes)、ステップS2で、空調装置7のヒータ71がオンになったか判定する。なお、外部充電が開始されていなければ(ステップS1;No)、外部充電が開始されるまでステップS1を繰り返し行う。
ステップS2で空調装置7のヒータ71がオンになったと判定したら(ステップS2;Yes)、ステップS3で空調装置7のヒータ71が停止(オフ)されたか判定する。ステップS2で空調装置7のヒータ71が運転(オン)されていない場合には(ステップS2;No)、空調装置7のヒータ71が運転されるまでステップS2を繰り返し行う。
ステップS3で空調装置7のヒータ71が停止されたと判定したら(ステップS3;Yes)、ステップS4で、充電制御部82は、コンタクタ28をオフにする充電停止モードを実行し、外部充電を停止する。なお、ステップS3で空調装置7のヒータ71が停止されていなければ(ステップS3;No)、空調装置7のヒータ71が停止されるまでステップS3を繰り返し行う。
次に、ステップS5で、バッテリ2の充電状態(SOC)を確認する。バッテリの充電状態は、例えば、低い電流値をバッテリ2に与えて確認することができる。そして、ステップS5で確認したバッテリ2の充電状態に基づいて、ステップS6で外部電源によるバッテリ2への充電、いわゆる外部充電をバッテリ2が満充電になるまで行う。
このように本実施形態の充電制御装置10では、外部電源からバッテリ2に外部充電を行っている際に、空調装置7のヒータ71が停止したら直ちに外部電源からの充電電流を切断して外部充電を停止する充電停止モードを実行することで、空調装置7のヒータ71に流れていた電流がバッテリ2に瞬間的に流れて、バッテリ2の使用上限電圧を超えた過電圧が印加されるのを抑制して、バッテリ2の劣化による寿命の低下や故障を抑制することができる。
なお、本実施形態では、空調装置7のヒータ71が停止されたら外部充電を停止する充電停止モードを実行するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、バッテリ2に外部充電を行っている際に空調装置7のヒータ71が停止されたら、バッテリ2の状態から過電圧が印加されるか否かを判定し、過電圧が印加さると判定した場合に外部充電を停止する充電停止モードを実行し、過電圧が印加されないと判定した場合には外部充電を停止しない、すなわち、充電停止モードを実行しないようにしてもよい。
ここで、このような電動車両の充電制御装置の制御方法について図5を参照して説明する。なお、図5は、充電の制御を説明するフローチャートである。
図5に示すように、まず、ステップS11で、外部電源からの電流によってバッテリ2が充電される外部充電が開始されるか判定し、外部充電が開始されると(ステップS11;Yes)、ステップS12で、空調装置7のヒータ71がオンになったか判定する。なお、外部充電が開始されていなければ(ステップS11;No)、外部充電が開始されるまでステップS11を繰り返し行う。
ステップS12で空調装置7のヒータ71がオンになったと判定したら(ステップS12;Yes)、ステップS13で空調装置7のヒータ71が停止(オフ)されたか判定する。ステップS12で空調装置7のヒータ71が運転(オン)されていない場合には(ステップS12;No)、空調装置7のヒータ71が運転されるまでステップS2を繰り返し行う。
ステップS13で空調装置7のヒータ71が停止(オフ)されたと判定したら(ステップS13;Yes)、ステップS14で、充電制御部82は、バッテリ2の状態から外部充電を停止する充電停止モードを実行するか判定する。なお、ステップS13で空調装置7のヒータ71が停止されていなければ(ステップS13;No)、空調装置7のヒータ71が停止されるまでステップS13を繰り返し行う。
ここで、バッテリ2の状態とは、バッテリの残容量を示す充電状態(SOC)、電池セルのセル電圧(電池モジュール最大電圧)、バッテリ2の劣化状態(SOH)、バッテリ2の温度であって電池セルの温度(℃)、および、電池セルの電圧セル電圧(最大電圧)(V)から選択される少なくとも1つが挙げられる。
バッテリ2の充電状態(SOC)は、バッテリ2の満充電容量に対する残容量の割合を百分率で表した値であり、SOC={残容量(Ah)/満充電容量(Ah)}×100の式で求めることができる。
例えば、バッテリ2の残容量が高くSOCが100%に近い場合、空調装置7のヒータ71が停止した場合に、瞬間的にバッテリ2の使用上限電圧を超えた過電圧が印加され易い。したがって、充電制御部82は、SOCが所定閾値より大きい場合に充電停止モードを行い、SOCが所定閾値以下の場合に充電停止モードを行わないように制御すればよい。ちなみに、バッテリ2のSOCは、電池管理ユニット23によって演算によって算出することができるが、低温時などにおいてバッテリ2の実際の残容量と電池管理ユニット23によって算出した残容量とに誤差が生じる虞がある。したがって、バッテリ2のSOCに加えて、電池セル241のセル電圧(電池モジュール24の最大値)を測定し、充電制御部82は、セル電圧に基づいて充電停止モードを実行するか否かを判定すればよい。すなわち、充電制御部82は、セル電圧が所定閾値より大きい場合に充電停止モードを実行し、セル電圧が所定閾値以下の場合に充電停止モードを実行しないようにすればよい。
そして、充電制御部82は、バッテリ2のSOCとセル電圧との少なくとも一方がそれぞれに設定した所定閾値よりも大きくなった場合に充電停止モードを行い、所定閾値以下の場合に充電停止モードを行わないようにすればよい。これにより、バッテリ2の実際のSOCと算出したSOCとに誤差が生じても、バッテリ2に過電圧が印加されるのを抑制することができ、ロバスト性の高い制御を実施することができる。つまり、例えばバッテリ2の算出したSOCが実際のSOCよりも低い場合、過電圧が印加され難いことから充電停止モードを行わないと判定してしまうと、実際のSOCは高いことからヒータ71の停止によってバッテリ2に過電圧が印加されてしまう虞があるからである。
バッテリの劣化状態(SOH)は、バッテリの初期の満充電容量に対する劣化時の満充電容量の割合を百分率で表した値であり、SOH={劣化時の満充電容量(Ah)/初期の満充電容量(Ah)}×100の式で求めることができる。
例えば、バッテリ2のSOHが低い場合、ヒータ71が停止された際に、瞬間的にバッテリの使用上限電圧を超えた過電圧が印加され易い。したがって、充電制御部82は、バッテリ2の劣化状態が進んだ場合、すなわち、バッテリ2の百分率で表されるSOHが所定閾値以下となった場合に外部充電を停止する充電停止モードを実行し、バッテリ2の劣化状態が進んでいない場合、すなわち、バッテリ2の百分率で表されるSOHが所定閾値よりも大きい場合に充電停止モードを実行しないようにすればよい。ちなみに、バッテリ2の劣化状態が進んだ(SOHが低い)場合、劣化状態が進んでいない(SOHが高い)場合に比べてSOCやセル電圧が低くても過電圧が印加され易い。したがって、充電制御部82は、バッテリ2のSOCとセル電圧とSOHとに基づいて充電停止モードを実行するか判定するのが好ましい。
また、バッテリ2の温度、すなわち、電池セル241のセル温度が低すぎると、空調装置7のヒータ71が停止された際に、瞬間的にバッテリ2の使用上限電圧を超えた過電圧が印加され易い。したがって、充電制御部82は、バッテリ2の温度が所定閾値以下の場合に外部充電を停止する充電停止モードを実行し、バッテリ2の温度が所定閾値よりも高い場合に充電停止モードを実行しないようにすればよい。なお、バッテリ2の温度が低いと、SOCやセル電圧が低くても過電圧が印加され易い。また、バッテリ2の温度が低いと、SOHが高くても過電圧が印加され易い。したがって、充電制御部82は、バッテリ2のSOCとセル電圧とSOHと温度とに基づいて充電停止モードを実行するか判定するのが好ましい。
このような充電制御部82によるバッテリ2の状態に基づく充電停止モードを実行するか否かの判定は、例えば、図6(a)に示すように、SOCとセル電圧とSOHと充電停止モードを実行する作動判定および充電停止モードを実行しない非作動判定とを関連付けたテーブルを設け、充電制御部82は、図6(a)の示すテーブルに基づいて作動判定を行うようにすればよい。すなわち、図6(a)に示すテーブルの作動判定エリアでは、充電制御部82は外部充電中にヒータ71が停止されたらバッテリ2への充電を停止する充電停止モードを行うように判定し、図6に示すテーブルの非作動判定エリアでは、充電制御部82は外部充電中にヒータ71が停止されても充電停止モードを行わないように判定する。
また、図6(a)に示すテーブルのAエリアにおいては、図6(b)に示すバッテリ2の温度である電池セル241の温度と充電停止モードを実行する作動判定および充電停止モードを実行しない非作動判定とを関連付けたテーブルを設け、図6(b)に示すテーブルに基づいて作動判定を行うようにすればよい。すなわち、図6(b)に示すテーブルにおいて、バッテリ2の温度が15℃以下の作動エリアでは、充電制御部82は、充電停止モードを行うように判定し、15℃よりも大きい非作動エリアでは、充電停止モードを行わないように判定する。
そして、ステップS14で、充電制御部82は、バッテリ2の状態から外部充電を停止する充電停止モードを実行すると作動判定をしたら(ステップS14;Yes)、ステップS15で、充電制御部82は、コンタクタ28をオフにする充電停止モードを実行し、外部充電を停止する。
その後、ステップS16で、バッテリ2の充電状態(SOC)を確認し、ステップS17で外部電源によるバッテリ2への充電、いわゆる外部充電をバッテリ2が満充電になるまで行う。
また、ステップS14で、充電制御部82は、バッテリ2の状態から外部充電を停止する充電停止モードを実行しないと非作動判定をしたら(ステップS14;No)、ステップS17で、外部電源によるバッテリ2への充電、いわゆる外部充電をバッテリ2が満充電になるまで行う。
このように本実施形態の充電制御装置10では、外部電源からバッテリ2に外部充電を行っている際に、空調装置7のヒータ71が停止したら直ちに外部電源からの充電電流を切断して外部充電を停止する充電停止モードを実行することで、空調装置7のヒータ71に流れていた電流がバッテリ2に瞬間的に流れて、バッテリ2の使用上限電圧を超えた過電圧が印加されるのを抑制して、バッテリ2の劣化による寿命の低下や故障を抑制することができる。
また、充電制御装置10は、バッテリ2の充電状態、セル電圧、劣化状態、および、温度から選択される少なくとも1つの状態に基づいて、外部電源からバッテリ2への電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行するか否かを判定するため、過電圧が印加されるのを確実に抑制することができると共に、過電圧が印加されない状態でバッテリ2への充電の無駄な停止を抑制して、充電時間を短縮することができる。
なお、図5に示す制御方法では、空調装置7のヒータ71が停止した後、バッテリ2の状態から外部充電を停止する充電停止モードを実行するか判定するようにしたが、特にこれに限定されず、ヒータ71が停止する前から常にバッテリ2の状態を把握して外部充電を停止する充電停止モードを実行するか判定しておけば、ヒータ71が停止したら判定する時間をかけずに直ちに充電停止モードを実行することができ、さらに反応速度を速めて、バッテリ2に過電圧が印加されるのを確実に抑制することができる。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2に係る電動車両の制御装置を説明する概略図である。
図7に示すように、電動車両1を充電する電源装置100は、外部電源の電源コンセント101と電力ケーブル102とCCID(Charging Circuit Interrupt Device)103とを具備する。
電源コンセント101からは外部電源、例えば、家庭用電源や商用電源等から電力が供給される。
電力ケーブル102は、一端側に電源コンセント101に接続されるプラグ102aが設けられ、他端側に充電口(インレット)6に接続される給電コネクタ102bが設けられている。そして、充電口6とバッテリ2との間には、車載充電器(OBC:On Board Charger)9が設けられている。
CCID103は、電力ケーブル102の途中に設けられて外部電源から電力ケーブルを介して電動車両1に供給される電流を遮断可能なリレーを具備する。
CCID103は、車載充電器9からの指令によって外部電源から電力ケーブル102を介して電動車両1に供給される電力を遮断する。
電動車両1は、バッテリ2と走行用モータ3と駆動機構4と駆動輪5と充電口(インレット)6と空調装置7と制御装置8と車載充電器9とを具備する。
また、空調装置7は、暖房に用いるヒータ71を具備する。そして、電動車両1には、バッテリ2と空調装置7と制御装置8とを含む充電制御装置10が設けられている。
制御装置8は、特に図示していないが上述した実施形態1と同様に、空調制御部81と充電制御部82とを具備する。
そして、制御装置8の充電制御部82は、電源装置100によって外部電源からバッテリ2への外部充電が行われている最中に、空調装置7のヒータ71が停止されたことを空調制御部81が検出したら、充電制御部82は、外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行する。すなわち、充電制御部82は、空調装置7のヒータ71の停止に伴い、直ちに外部電源によるバッテリ2への充電が停止するように制御する。本実施形態では、充電制御部82は、車載充電器9を制御して、車載充電器9から電源装置100のCCID103に外部電源からの電力の供給を遮断する指令を送信させることで、CCID103で充電電流を切断して充電を停止させる充電停止モードを実現する。
このように充電制御部82は、外部電源である電源装置100からバッテリ2に充電中に、空調装置7のヒータ71が停止したら直ちにCCID103によって充電電流を遮断して、充電が停止する充電停止モードを実行することにより、バッテリ2に使用上限電圧を超える過電圧が印加されるのを抑制して、バッテリ2の故障や劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、CCID103に含まれるリレーによって外部電源からバッテリ2への充電電流を切断することで、バッテリ2への充電を短時間で確実に停止することができ、バッテリ2に過電圧が印加されるのをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、外部電源からバッテリ2に充電中に、空調装置7のヒータ71が停止したら直ちにバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを実行するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、上述した実施形態1と同様に、バッテリ2の状態に基づいて過電圧が印加されるか否かを判定し、判定結果に基づいて充電を停止する充電停止モードを実行すればよい。なお、バッテリ2の状態は、上述した実施形態1と同様に、バッテリ2の充電状態(SOC)、セル電圧、劣化状態(SOH)、および、温度から選択される少なくとも1つの状態が上げられる。
また、本実施形態の充電制御装置10による制御方法は、上述した実施形態1と同様なため、重複する説明は省略する。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1および2では、充電制御部82は、空調装置7のヒータ71が停止された際に外部電源からバッテリ2への充電電流を切断して充電を停止する充電停止モードを行うようにしたが、特にこれに限定されず、充電制御部82は、空調装置7の冷房が停止された場合にも、充電停止モードを実行するようにしてもよい。すなわち、充電停止モードの実行は、ヒータ71の停止に限定されず、空調装置7の停止によって行うようにしてもよい。
1…電動車両、2…バッテリ、24…電池モジュール、241…電池セル、3…走行用モータ、4…駆動機構、5…駆動輪、6…充電口、7…空調装置、8…制御装置、9…車載充電器、10…充電制御装置、21…急速充電ライン、22…普通充電ライン、23…電池管理ユニット、24…電池モジュール、25…セル監視ユニット、26…漏電センサ、27…電流センサ、28…コンタクタ、71…ヒータ、81…空調制御部、82…充電制御部、100…電源装置、101…電源コンセント、102…電力ケーブル、102a…プラグ、102b…給電コネクタ、103…CCID

Claims (7)

  1. 電動車両に搭載されて充電可能なバッテリと、
    前記バッテリの電力により運転するヒータと、
    前記バッテリへの充電制御および前記ヒータの運転制御を行う制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、外部電源による前記バッテリへの充電中に前記ヒータが停止された際に、前記外部電源から前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止させる充電停止モードを実行可能なことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記充電停止モードにおいて、前記バッテリに設けられたコンタクタによって前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止させることを特徴とする請求項1記載の電動車両の充電制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記充電停止モードにおいて、前記外部電源と前記電動車両との間に設けられたリレーによって前記バッテリへの充電電流を切断して充電を停止することを特徴とする請求項1記載の電動車両の充電制御装置。
  4. 前記バッテリの充電状態を測定する充電状態測定手段を具備し、
    前記制御装置は、前記充電状態測定手段が測定した前記バッテリの残容量が所定閾値より大きい場合に前記充電停止モードを実行することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置。
  5. 前記バッテリのセル電圧を測定するセル電圧測定手段を具備し、
    前記制御装置は、前記セル電圧測定手段が測定した前記バッテリのセル電圧が所定閾値より大きい場合に前記充電停止モードを実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置。
  6. 前記バッテリの劣化状態を測定する劣化状態測定手段を具備し、
    前記制御装置は、前記劣化状態測定手段が測定した前記バッテリの劣化状態が進んでいる場合に前記充電停止モードを実行することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置。
  7. 前記バッテリの温度を測定する温度測定手段を具備し、
    前記制御装置は、前記温度測定手段が測定した前記バッテリの温度が所定閾値以下の場合に前記充電停止モードを実行することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置。
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