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JP2019109990A - 検査装置 - Google Patents

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JP2019109990A JP2017241050A JP2017241050A JP2019109990A JP 2019109990 A JP2019109990 A JP 2019109990A JP 2017241050 A JP2017241050 A JP 2017241050A JP 2017241050 A JP2017241050 A JP 2017241050A JP 2019109990 A JP2019109990 A JP 2019109990A
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英史 大石
Eiji Oishi
英史 大石
文隆 早川
Fumitaka Hayakawa
文隆 早川
木下 恭一
Kyoichi Kinoshita
恭一 木下
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Toyota Industries Corp
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Abstract

【課題】導電部材が損傷又は断線する可能性を低減することができる電解液の漏れを検出する検査装置を提供する。【解決手段】検査装置30は、蓄電モジュールに含まれる電解液の漏れを検出する検査装置であって、基板31と、基板31に設けられた導電部材32及び導電部材33と、導電部材32及び導電部材33に接触する固体電解質体39と、導電部材32と導電部材33との間に電圧を印加し、導電部材32と導電部材33との間の通電に基づいて電解液の漏れを検出する検出部と、を備える。固体電解質体39は、導電部材32及び導電部材33を覆う。【選択図】図5

Description

本発明は、検査装置に関する。
電気自動車等に搭載される蓄電装置を構成する蓄電モジュールの内部に充填されている電解液の漏れを検出する検査装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の電池構造では、バッテリパック(蓄電装置)の下面に電解液の漏れを検出するための装置(検査装置)が設けられている。この検査装置では、バッテリパックの下面に接するように絶縁トレイ(基板)が設けられ、絶縁トレイの表面に導電部材として一対のプリント配線が設けられる。プリント配線の抵抗値の変化に基づいて、電解液の漏れが検出される。
特開2007−273353
上記検査装置では、漏れた電解液が一対のプリント配線間に跨るように一対のプリント配線に付着することによって、一対のプリント配線間が通電し、プリント配線の抵抗値が変化する。このため、基板の表面に設けられたプリント配線を露出させる必要がある。その結果、例えば蓄電モジュールのケース等における凹凸部位にプリント配線が直接接触することによって、プリント配線が損傷又は断線してしまうおそれがある。プリント配線が損傷又は断線してしまうと、検査装置が電解液の漏れを検出できないおそれがある。
本発明の目的は、導電部材が損傷又は断線する可能性を低減することができる電解液の漏れを検出する検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するための検査装置は、蓄電モジュールに含まれる電解液の漏れを検出する検査装置であって、基板と、基板に設けられた第1導電部材及び第2導電部材と、第1導電部材及び第2導電部材に接触する固体電解質体と、第1導電部材と第2導電部材との間に電圧を印加し、第1導電部材と第2導電部材との間の通電に基づいて電解液の漏れを検出する検出部と、を備える。固体電解質体は、第1導電部材及び第2導電部材を覆う。
この検査装置では、第1導電部材及び第2導電部材に接触した固体電解質体が設けられ、固体電解質体は、第1導電部材及び第2導電部材を覆う。蓄電モジュールからの電解液の漏れが発生し、電解液が固体電解質体に吸収されると、固体電解質体はイオンの移動が可能な状態となる。第1導電部材と第2導電部材との間には電圧が印加されているので、第1導電部材と第2導電部材との間は通電する。これにより、検出部が第1導電部材と第2導電部材との間の通電に基づいて電解液の漏れを検出する。また、固体電解質体が第1導電部材及び第2導電部材を覆っているので、第1導電部材及び第2導電部材が蓄電モジュールに直接接触する可能性が低減される。その結果、導電部材が損傷又は断線する可能性を低減することが可能となる。
基板には、溝が設けられてもよく、溝には、第1導電部材、第2導電部材及び固体電解質体が収容されてもよい。この場合、第1導電部材及び第2導電部材が溝に収容された状態で、第1導電部材及び第2導電部材を覆う固体電解質体を形成することができるので、検査装置を容易に製造することが可能となる。
第1導電部材及び第2導電部材は、プリント配線であってもよい。例えば基板の表面にプリント配線が設けられる場合、プリント配線は金属箔によって構成されるので、基板を薄くすることが可能となる。
基板のうちの第1導電部材及び第2導電部材が設けられる配線面は、第1導電部材及び第2導電部材と対向する位置に微細凹凸形状を有してもよい。例えば、第1導電部材及び第2導電部材がプリント配線である場合、プリント配線が形成される際に、プリント配線を構成する金属箔が基板の配線面が有する微細凹凸形状の凹部に入り込むので、第1導電部材及び第2導電部材と基板との密着力を高めることが可能となる。
固体電解質体は、プロトン伝導性固体電解質で構成されてもよい。例えば、検査対象である蓄電モジュールに含まれる電解液がアルカリ溶液である場合、上記構成では、電解液のアルカリ成分が固体電解質体に吸収されることで、固体電解質体が伝導性を有する。これにより、第1導電部材と第2導電部材との間が通電するので、検査装置によって電解液の漏れを検出することが可能となる。
蓄電モジュールは、積層された複数のバイポーラ電極と、複数のバイポーラ電極を囲む樹脂部材と、を有してもよい。複数のバイポーラ電極のそれぞれは、第1面及び第1面とは反対の第2面を有する電極板と、第1面に設けられた正極と、第2面に設けられた負極とを有してもよく、電極板の縁部に樹脂部材が設けられてもよい。このような蓄電モジュールを検査する場合でも、上記構成の検査装置において、導電部材が損傷又は断線する可能性を低減することが可能となる。
本発明によれば、電解液の漏れを検出する検査装置の導電部材が損傷又は断線する可能性を低減することができる。
図1は、一実施形態に係る検査装置が適用される蓄電装置を示す図である。 図2は、図1に示される蓄電装置の蓄電モジュールを示す断面図である。 図3は、図2に示される蓄電モジュールの安全弁を示す断面図である。 図4は、一実施形態に係る検査装置の模式図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6は、検査装置が適用される別の蓄電装置を示す図である。 図7は、検査装置の別の適用例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。なお、説明の便宜のため、以降の図面には、直交座標系が示される。
図1は、一実施形態に係る検査装置が適用される蓄電装置を示す図である。蓄電装置1は、例えば、フォークリフト、ハイブリッド自動車、及び電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置1は、蓄電モジュール積層体2と、拘束部材3と、を備えている。
蓄電モジュール積層体2は、積層された複数(ここでは、3つ)の蓄電モジュール4から構成される積層体である。蓄電モジュール積層体2は、複数の蓄電モジュール4と、複数(ここでは、4つ)の導電板5と、正極端子6と、負極端子7と、絶縁フィルム8とを備えている。なお、蓄電モジュール積層体2は、単一の蓄電モジュール4を備えてもよい。
蓄電モジュール4は、後述する複数のバイポーラ電極15を有するバイポーラ電池である。蓄電モジュール4は、例えばニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム二次電池及びニッケル亜鉛二次電池等の二次電池である。なお、蓄電モジュール4は、リチウムイオン二次電池又は電気二重層キャパシタであってもよい。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
複数の蓄電モジュール4は、Z軸方向に沿って積層されている。Z軸方向において隣り合う蓄電モジュール4,4同士は、導電板5を介して電気的に接続されている。複数の導電板5は、Z軸方向において隣り合う2つの蓄電モジュール4,4の間と、Z軸方向において蓄電モジュール積層体2の両端に位置する蓄電モジュール4,4の外側とに、それぞれ配置されている。Z軸方向において隣り合う2つの蓄電モジュール4,4の間に配置された導電板5は、隣り合う2つの蓄電モジュール4,4同士を電気的に接続している。
Z軸方向において一端に位置する導電板5には、正極端子6が接続されている。Z軸方向において他端に位置する導電板5には、負極端子7が接続されている。正極端子6及び負極端子7は、導電板5の縁部からX軸方向に沿って、導電板5から離れる方向に向かって延びている。正極端子6及び負極端子7を介して、蓄電装置1の充放電が行われる。蓄電モジュール積層体2の両端には、電気絶縁性を有する絶縁フィルム8,8が配置されている。絶縁フィルム8によって、導電板5と後述するエンドプレート9との間が電気的に絶縁されている。
各導電板5の内部には、空気等の冷媒を流通させる複数の流路5aが設けられている。複数の流路5aのそれぞれは、Y軸方向に沿って互いに略平行に延びている。複数の流路5aに冷媒が流通することによって、導電板5は、各蓄電モジュール4で発生した熱を蓄電装置1の外部に放出している。
拘束部材3は、蓄電モジュール積層体2をZ軸方向に挟むことによって、蓄電モジュール積層体2を拘束する部材である。拘束部材3は、一対のエンドプレート9と、ボルト10と、ナット11とを備えている。エンドプレート9は、Z軸方向からみて蓄電モジュール4及び導電板5よりも大きい面積を有する略矩形状の金属板である。
各エンドプレート9の角部には、蓄電モジュール積層体2よりも外側となる位置に挿通孔9aが設けられている。ボルト10の軸部10aは、一方のエンドプレート9の挿通孔9aから他方のエンドプレート9の挿通孔9aに向かってZ軸方向に沿って延びており、それぞれの挿通孔9aを貫通している。一対のエンドプレート9,9のうちの一方の挿通孔9aからZ軸方向に沿って突出した軸部10aの端部には、ナット11が螺合されている。蓄電モジュール積層体2が一対のエンドプレート9,9によって挟持されることで、蓄電モジュール積層体2に対してZ軸方向に拘束荷重が付加されている。
図2は、図1に示される蓄電装置の蓄電モジュールを示す断面図である。蓄電モジュール4は、電極積層体12と、電極積層体12を封止する樹脂製の枠体13と、を備えている。
電極積層体12は、セパレータ14を介して複数のバイポーラ電極15がZ軸方向に沿って積層されることによって構成されている。電極積層体12の積層方向は、蓄電モジュール積層体2の積層方向と一致している。複数のバイポーラ電極15のそれぞれは、電極板16と、電極板16の一方の面16a(第1面)に設けられた正極17と、一方の面と反対の他方の面16b(第2面)に設けられた負極18と、を有している。正極17は、正極活物質が塗工されることで構成される正極活物質層である。負極18は、負極活物質が塗工されることで構成される負極活物質層である。Z軸方向に隣り合う一対のバイポーラ電極15,15において、一のバイポーラ電極15の正極17は、セパレータ14を挟んで他のバイポーラ電極15の負極18と対向している。
電極積層体12において、Z軸方向の一端には、正極終端電極19が配置されている。正極終端電極19は、電極板16と、電極板16の一方の面16aに設けられた正極17とを含んでおり、正極終端電極19の正極17は、Z軸方向の一端に配置されたバイポーラ電極15の負極18とセパレータ14を介して対向している。正極終端電極19の電極板16の他方の面16bには、蓄電モジュール4に隣り合う一方の導電板5が接触している。
電極積層体12において、Z軸方向の他端には、負極終端電極20が配置されている。負極終端電極20は、電極板16と、電極板16の他方の面16bに設けられた負極18とを含んでおり、負極終端電極20の負極18は、Z軸方向の他端に配置されたバイポーラ電極15の正極17とセパレータ14を介して対向している。負極終端電極20の電極板16の一方の面16aには、蓄電モジュール4に隣り合う他方の導電板5が接触している。
電極板16は、例えばニッケルからなる金属箔、又はニッケルメッキ鋼板から構成されており、Z軸方向からみて略矩形状をなしている。正極17を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極18を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。
セパレータ14は、シート状に形成されている。セパレータ14は、例えば、ポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルムで形成されている。セパレータ14は、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はメチルセルロース等からなる織布、あるいは、それらの材料からなる不織布等で形成されてもよい。セパレータ14は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されていてもよい。なお、セパレータ14は、シート状に限られず、袋状であってもよい。
枠体13は、Z軸方向に延びる電極積層体12の側面において、電極板16の縁部16cを保持する部材である。枠体13は、絶縁性の樹脂によって形成されている。枠体13を構成する樹脂材料としては、例えばポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等が挙げられる。枠体13は、Z軸方向からみて電極積層体12の周囲に設けられている。つまり、枠体13は、電極積層体12の側面を取り囲むように設けられている。枠体13は、各電極板16の縁部16cに設けられる複数の第1樹脂部21(樹脂部材)と、Z軸方向からみて第1樹脂部21の周囲に設けられる第2樹脂部22と、を備えている。
複数の第1樹脂部21は、例えば絶縁性の樹脂を用いた射出成形によって形成され、枠体13の内壁を構成している。各第1樹脂部21は、電極板16の縁部16cにおいて、一方の面16aから側面16dにわたって設けられている。各第1樹脂部21は、Z軸方向からみて電極板16の全ての辺にわたって連続的に設けられている。隣り合う第1樹脂部21,21同士は、電極板16の他方の面16bから外側に延在する面において、互いに当接している。その結果、隣り合う第1樹脂部21,21には、電極板16の縁部16cが埋没して保持されている。
第2樹脂部22は、例えば絶縁性の樹脂を用いた射出成形によって形成され、枠体13の外壁を構成している。第2樹脂部22は、Z軸方向に電極積層体12の全長にわたって延び、中空の筒状に形成されている。第2樹脂部22は、第1樹脂部21の外側面を覆っており、Z軸方向からみて第2樹脂部22の内側において第1樹脂部21に溶着されている。
Z軸方向において互いに隣り合う電極板16,16同士の間には、当該電極板16,16と第1樹脂部21とによって気密に仕切られた内部空間Vが形成されている。蓄電モジュール4には、複数の内部空間Vが形成されている。内部空間Vには、アルカリ溶液からなる不図示の電解液が注液(充填)されている。アルカリ溶液は、例えば、水素イオン濃度(pH)が12以上である強アルカリ性の性質を有する。アルカリ溶液としては、例えば水酸化カリウム水溶液及び水酸化リチウム水溶液等が挙げられる。
図3は、図2に示される蓄電モジュールの安全弁を示す断面図である。安全弁23は、複数の内部空間Vのそれぞれと、枠体13の外(大気)とを接続するように設けられている。具体的には、安全弁23は、X軸方向に沿って第1樹脂部21と第2樹脂部22とを貫通する。安全弁23は、内部空間Vの圧力が所定値以上となった場合に、内部空間Vに在るガスを蓄電モジュール4の外に放出する機能を有している。なお、図2では安全弁23の図示は省略されている。
上述の蓄電モジュール4を検査対象として、本実施形態に係る検査装置30が適用される。検査装置30は、蓄電モジュール4に含まれる電解液の漏れを検出するための装置である。検査装置30は、蓄電装置1の製造工程のうちの検査工程で用いられる。検査工程において、検査装置30は繰り返し使用される。検査装置30は、例えば、1つの蓄電装置1において複数箇所の検査に用いられ、さらに、他の複数の蓄電装置での検査にも用いられる。
検査工程において、図1及び図2に示されるように、検査装置30(基板31、図4参照)は、例えば、Z軸方向の一端に配置された第1樹脂部21と第2樹脂部22との溶着部分の近傍に配置される。Z軸方向の一端に配置された第1樹脂部21と第2樹脂部22との隙間から電解液の漏れが発生した場合、検査装置30によって電解液の漏れが検出される。検査装置30が適用される箇所は、電解液の漏れが懸念される箇所であれば、いずれの箇所であってもよい。なお、電解液が漏れる場合において、液状の電解液が漏れる前に、電解液の漏れの兆候としてアルカリ性を有する微量の気体の漏れが発生する。
例えば電解液の漏れが懸念される箇所の一例として、安全弁23と第2樹脂部22との間の隙間が挙げられる。図3に示されるように、安全弁23と第2樹脂部22との間の隙間から電解液の漏れが懸念されるのであれば、安全弁23と第2樹脂部22との接合部分の近傍に、検査装置30(基板31)が配置されてもよい。その他に、電解液の漏れが懸念される箇所として、電極板16と第1樹脂部21との隙間、及び、枠体13に亀裂が入ること又は枠体13が割れることによって生じる隙間が挙げられる。また、第1樹脂部21,21同士の接着面が剥離することによって生じる隙間からの電解液の漏れが懸念されるのであれば、隣り合う第1樹脂部21,21同士の当接部分に沿って、検査装置30(基板31)が配置されてもよい。
次に、図4及び図5を参照して、検査装置30の具体例について説明する。図4は、一実施形態に係る検査装置の模式図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。検査装置30は、基板31と、導電部材32(第1導電部材)と、導電部材33(第2導電部材)と、検出部34と、固体電解質体39と、を備えている。
基板31は、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39を保持する板状の基材である。基板31は、Z1軸方向からみて長方形状であり、X1軸方向に沿って延在している。基板31の表面31aには、X1軸方向に沿って延びる溝40が設けられている。
基板31は、可撓性を有する。基板31は、例えば硬質ゴムによって構成されている。基板31を構成する硬質ゴムとしては、SBR(styrene-butadiene rubber;スチレンブタジエンゴム)、及びシリコンゴムが挙げられる。基板31は、例えばJIS規格(K6253−3:2012)に基づいて計測されるデュロメータ硬さが60〜90である硬質ゴムによって構成されている。デュロメータ硬さが60よりも小さい場合、基板31に溝40を形成することが難しくなり、さらに、溝40が設計値どおりに形成されないおそれがある。なお、基板31は、弾性を有する樹脂によって構成されてもよく、可撓性を有しない基材であってもよい。基板31は、フレキシブルプリント回路基板(Flexible printed circuits)であってもよい。
溝40の底面(配線面)は、微細凹凸形状を有している。例えばレーザ加工によって基板31に溝40を形成することによって、底面に微細凹凸形状を有した溝40が形成される。なお、溝40が形成された基板31にオゾン処理が施されることによって、溝40の底面が微細凹凸形状を有してもよい。オゾン処理とは、基板31がオゾン溶液に浸され、オゾン溶液によって基板31の表面31a(溝40の底面)が浸食されることで、微細凹凸が形成される処理である。溝40には、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39が収容されている。溝40の底面は、導電部材32及び導電部材33と対向する位置に微細凹凸形状を有している。なお、溝40の底面は、導電部材32及び導電部材33と対向する位置を含む面全体に微細凹凸形状を有してもよい。溝40の深さは、導電部材32の高さ及び導電部材33の高さよりも大きい。
導電部材32は、プリント配線であり、例えば銅箔によって構成されている。導電部材32は、溝40の底面に設けられており、X1軸方向に沿って延びている。導電部材33は、プリント配線であり、例えば銅箔によって構成されている。導電部材32及び導電部材33は、例えば互いに同じ種類の金属箔によって構成されている。導電部材33は、溝40の底面に設けられており、X1軸方向に沿って延びている。基板31において、導電部材32と導電部材33とは所定間隔を空けて略平行に設けられている。X1軸方向における導電部材32の一端32a及び導電部材33の一端33aは、検出部34に電気的に接続されている。X1軸方向における導電部材32の他端32bと導電部材33の他端33bとの間は開放されており、電気的に接続されていない。導電部材32及び導電部材33の断面形状は、例えば略矩形状である。
固体電解質体39は、X1軸方向に沿って導電部材32及び導電部材33の全長と略等しい長さにわたって設けられる。図5に示されるように、固体電解質体39は、導電部材32及び導電部材33に接触している。つまり、導電部材32と導電部材33とは、固体電解質体39を介して接続されている。なお、固体電解質体39は、X1軸方向に沿って導電部材32及び導電部材33の全長ではなく一部の長さにわたって設けられてもよい。
固体電解質体39は、導電部材32及び導電部材33を覆っている。具体的には、固体電解質体39は、導電部材32の上面と両側面とを覆っており、導電部材33の上面と両側面とを覆っている。固体電解質体39は、検査装置30の外部に露出している。検査装置30の使用状態において、固体電解質体39と、検査対象である蓄電モジュール4とが対向するように、基板31は蓄電モジュール4に配置される。例えば、基板31の表面31aが蓄電モジュール4に接触するように、基板31が蓄電モジュール4に配置される。
固体電解質体39は、例えばプロトン伝導性固体電解質によって構成されている。固体電解質体39にアルカリ成分が含浸(吸収)することによって、固体電解質体39は、イオンの移動が可能な状態となる。つまり、電解液を構成するアルカリ溶液の主成分(例えば、水酸化ナトリウム)が固体電解質体39に十分安定的に定着することによって、固体電解質体39は伝導性を有することになる。固体電解質体39を構成する材料については後述する。
検出部34は、導電部材32と導電部材33と間の通電に基づいて電解液の漏れを検出する。検出部34は、電圧を印加する電源35と、電圧を計測する電圧計36と、電流を計測する電流計37と、制御部38と、を備えている。
電源35は、導電部材32と導電部材33との間に直流電圧を印加する。電源35の正極は、導電部材32の一端32aに、電流計37を介して電気的に接続される。電源35の負極は、導電部材33の一端33aに電気的に接続されている。これにより、導電部材32の一端32aと、導電部材33の一端33aとは、電源35及び電流計37を介して電気的に接続されている。
電圧計36の両端は、それぞれ電源35の正極及び負極に電気的に接続されている。電圧計36は、電源35の両端の電位差、あるいは、導電部材32と導電部材33との間に発生する電位差を計測する。電圧計36は、計測した電圧値を制御部38に出力する。電流計37の両端は、それぞれ電源35の正極と導電部材32の一端32aとに電気的に接続されている。電流計37は、計測した電流値を制御部38に出力する。
制御部38は、例えば、アナログ−ディジタル変換機能を有する入力インタフェース、CPU(Central Processing Unit)、及び記憶装置を備えるコンピュータである。制御部38は、電圧計36によって計測された電圧値と、電流計37によって計測された電流値とに基づいて、導電部材32と導電部材33との間の抵抗値を算出する。例えば、制御部38は電圧値を電流値で除算することで抵抗値を算出する。制御部38は、例えば抵抗値の変化に応じて電解液の漏れを検出する。具体的な検出方法は後述する。
次に固体電解質体39を構成する材料について説明する。固体電解質体39は、粒径が0.1μm〜5μmである粉末状の固体電解質と、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)から構成されるPTFEディスパージョンとを混練することによって形成される。
固体電解質体39を構成する固体電解質は、例えばプロトン伝導性を有する固体電解質(プロトン伝導性固体電解質)である。プロトン伝導性固体電解質は、例えば、ポリビニルアルコールとジルコン酸化合物とを構成成分とする複合化合物を含んでいる。ポリビニルアルコールとジルコン酸化合物とを構成成分とする複合化合物は、水を含む溶媒と、ポリビニルアルコールと、ジルコニウム塩又はオキシジルコニウム塩とが共存する溶液において、ジルコニウム塩又はオキシジルコニウム塩が加水分解された後に溶媒が除去され、溶媒が除去された中間体がアルカリ性の物質に接触することによって形成される。上述の複合化合物が含まれることによって、高いイオン伝導性を有するプロトン伝導性固体電解質が得られる。
PTFEディスパージョンは、PTFEからなる短繊維を水中に分散させた液状体である。固体電解質体39を形成する際には、PTFEディスパージョンと粉末状の固体電解質とが所定の割合で混合されるとともに練り合わされる。PTFEディスパージョンと固体電解質とが混練されることによって、PTFEからなる短繊維が物理的に3次元的に絡み合う。その結果、伸縮性及び結着性に富む粘土状のポッティング剤(混合物)が得られる。PTFEディスパージョンの濃度は、例えば数%(重量パーセント)である。PTFEディスパージョンの量が少ないと結着効果が弱くなるおそれがある。PTFEディスパージョンとしては、例えばダイキン工業株式会社製の「ポリフロン PTFE D−210C」が挙げられる。
PTFEディスパージョンには、固体電解質体39の電気抵抗を小さくするために導電助剤が含まれてもよい。導電助剤は、例えば、短繊維状の炭素繊維で構成されるカーボンナノファイバーである。PTFEディスパージョンには、カーボンナノファイバー以外の導電助剤が含まれてもよい。カーボンナノファイバー以外の導電助剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、及びケッチェンブラック等が挙げられる。なお、PTFEディスパージョンには、導電助剤として上述の材料のうちの2種以上の材料が含まれてもよい。
PTFEディスパージョンに代えてバインダが用いられてもよい。そのようなバインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)又はポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系ポリマーが挙げられる。その他に、バインダとして、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム、及び、ポリイミド、ポリアミドイミド、又はポリアミドイミドシリカハイブリッド等のイミド系ポリマーが挙げられる。さらに、アルコキシシリル基含有樹脂、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、及びポリイタコン酸等が挙げられる。
また、バインダとして、アクリル酸と、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、又はマレイン酸等の酸モノマーとの共重合物が用いられてもよい。例えば、バインダとして、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミドイミドシリカハイブリッド、ポリアクリル酸、及びカルボキシメチルセルロースのうちのいずれかの樹脂が用いられると、ポッティング剤の結着性が向上する。例えば、バインダとして、上述の樹脂のうちのポリアミドイミド樹脂あるいはポリアミドイミドシリカハイブリッドが用いられると、ポッティング剤の結着性がより向上する。上述した複数の材料のうちの1種のみの材料がバインダとして用いられてもよく、2種以上を組み合わせた材料がバインダとして用いられてもよい。
次に、検査装置30の製造方法を説明する。まず、基板31の表面31aに、例えばレーザ加工によって溝40が形成される。そして、溝40にプリント配線である導電部材32と導電部材33とが形成される。続いて、粉末状の固体電解質とPTFEディスパージョンとを混練することによって得られるポッティング剤が、導電部材32及び導電部材33における検査装置30の外部に露出する面を覆うように、溝40に埋め込まれる。溝40に埋め込まれたポッティング剤が乾燥され、水分が蒸発することによって、導電部材32及び導電部材33を覆う固体電解質体39が形成される。
次に、検査装置30における電解液の漏れ検出方法について説明する。まず、電解液の漏れが発生していない場合、固体電解質体39はイオンの移動が可能な状態とならない。さらに、導電部材32の他端32bと導電部材33の他端33bとの間は開放されているので、導電部材32と導電部材33との間が通電せずに、電源35から電流が流れない。このとき、制御部38によって算出される抵抗値は、無限大である。このため、制御部38は、例えば算出した抵抗値が無限大から変化しないので、電解液の漏れを検出しない。
一方、電解液の漏れが発生し、漏れた電解液が固体電解質体39に吸収されると、固体電解質体39はイオンの移動が可能な状態となる。このため、電源35と、導電部材32及び導電部材33と、固体電解質体39と、によって電気的な閉回路が形成される。その結果、電源35から閉回路に電流が流れることによって、制御部38によって算出される抵抗値は変化(低下)する。この場合、制御部38は、抵抗値が無限大から低下したことに応じて、電解液の漏れを検出する。つまり、検出部34は導電部材32と導電部材33との間の通電に基づいて電解液の漏れを検出する。なお、制御部38は、算出した抵抗値と閾値とを比較することによって、電解液の漏れを検出してもよい。検出部34は、電圧計36を備えていなくてもよい。この場合、制御部38は、電流計37によって計測された電流値の変化に応じて、又は電流値と閾値とを比較することによって、電解液の漏れを検出してもよい。
漏れた電解液が一の導電部材から他の導電部材に跨るように一対の導電部材に付着することで、電解液の漏れを検出する他の検査装置がある。この検査装置では、電解液が一対の導電部材に物理的に連続して付着する必要がある。これに対して、上述の検査装置30では、固体電解質体39がイオンの移動が可能な状態となる程度に、固体電解質体39に電解液が吸収されると、電解液の漏れが検出される。このため、漏れた電解液が液状である場合だけでなく、気体中に液体が分散した状態のミスト状であっても、固体電解質体39がイオンの移動が可能な状態となれば、電解液の漏れを検出することが可能となる。
導電部材32及び導電部材33は、固体電解質体39に覆われている。このため、蓄電モジュール4の凹凸部位等に、基板31のうちの導電部材32及び導電部材33が位置する部位が接触したとしても、凹凸部位等は固体電解質体39に接触する。これにより、導電部材32及び導電部材33が、蓄電モジュール4と直接接触する可能性が低減される。その結果、導電部材32及び導電部材33が断線又は損傷する可能性を低減することが可能となる。
溝40の深さは、導電部材32の高さ及び導電部材33の高さよりも大きいので、導電部材32及び導電部材33は基板31の表面31aから突出していない。つまり、導電部材32及び導電部材33は、溝40によって画定される領域に位置している。このため、導電部材32及び導電部材33が、検査対象である蓄電モジュール4と直接接触する可能性がより低減される。その結果、導電部材32及び導電部材33が断線又は損傷する可能性をより低減することが可能となる。
溝40の底面は、導電部材32及び導電部材33と対向する位置に微細凹凸形状を有している。このため、導電部材32及び導電部材33が溝40の底面に形成される際に、導電部材32及び導電部材33を構成する金属箔が、微細凹凸形状の凹部に入り込むので、導電部材32及び導電部材33と基板31との密着力が高まる。これにより、導電部材32及び導電部材33が基板31(溝40の底面)から剥離することが抑制されるので、導電部材32及び導電部材33が損傷する可能性が低減される。
溝40には、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39が収容されている。このため、導電部材32及び導電部材33を溝に収容した状態で、上述の粘土状のポッティング剤を導電部材32及び導電部材33を覆うように溝40に埋め込み、水分を乾燥させることで、固体電解質体39を溝40に形成することができる。その結果、検査装置30を容易に製造することが可能となる。また、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39を基板31に保持することが容易となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。
上記検査装置30では、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39は、ともに溝40に収容されるが、これに限られない。基板31に溝40が設けられなくてもよく、導電部材32、導電部材33及び固体電解質体39は、基板31の表面31aに設けられてもよい。この場合、基板31の表面31a(配線面)は、導電部材32及び導電部材33と対向する位置に微細凹凸形状を有してもよい。
導電部材32及び導電部材33は、プリント配線に限られない。導電部材32及び導電部材33は、金属によって構成される導電性のワイヤーであってもよい。導電部材32及び導電部材33の断面形状は、円形、楕円形、又は多角形であってもよい。
導電部材32と導電部材33とは、一方向にのみ延びているが、一方向に加え別の方向に延びてもよい。導電部材32と導電部材33とは、直線状に延びているが、曲線状に延びてもよい。
基板31に1組の導電部材32及び導電部材33が設けられることで、電解液の漏れが検出されているが、複数組の導電部材が設けられることで、電解液の漏れが検出されてもよい。この場合、複数組の導電部材は、互いに異なる方向に延びてもよい。
検査装置30の基板31は、一方向にのみ延在するが、これに限られない。基板31は、一方向に加え別の方向に延在してもよい。導電部材32及び導電部材33は、基板31の延在方向に沿って延びてもよい。一方向にのみ延在する基板31が曲げられて、蓄電モジュール4の外周に巻き付けるように配置されることで、検査装置30が蓄電モジュール4に適用されてもよい。
検査装置30の検査対象は、蓄電モジュール4に限られない。図6は、検査装置が適用される別の蓄電装置を示す図である。
図6に示されるように、蓄電装置1Aは、複数(ここでは、9個)の電池セル51A〜51Iを備えている。複数の電池セル51A〜51I(蓄電モジュール)は、Y2軸方向に沿って一列に並ぶように配置されている。電池セル51A〜51Iのそれぞれは、例えばニッケル水素二次電池である。なお、電池セル51A〜51Iのそれぞれは、ニッケルカドミウム二次電池又はニッケル亜鉛二次電池であってもよい。電池セル51A〜51Iのそれぞれは、リチウムイオン二次電池又は電気二重層キャパシタであってもよい。
電池セル51A〜51Iのそれぞれは、外装部材としてのケース52と、ケース52に収容されている電極組立体と、電極端子53と、安全弁54とを備えている。ケース52の内部には、水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液から構成される電解液が注液(充填)されている。ケース52は、電極組立体を収容する有底四角筒状の本体部52aと、本体部52aの開口を閉塞する蓋部52bと、を有している。蓋部52bの外周が、例えばレーザ溶接されることによって、本体部52a及び蓋部52bから構成されるケース52の内部空間が密閉される。
蓋部52bには、電極端子53及び安全弁54が設けられている。電極端子53は、ケース52に収容されている電極組立体と電気的に接続されている。安全弁54は、ケース52の内部空間の圧力が所定値まで上昇した場合に、内部空間の圧力を低下させる。基板31は、X2軸方向の一端に、本体部52aと蓋部52bとの溶接部分に対応する位置に配置されている。
蓄電装置1Aでは、本体部52aに蓋部52bがレーザ溶接によって溶着されており、レーザ溶接部分に欠陥(例えば、ピンホール)があると、各電池セル51A〜51Iから電解液が漏れるおそれがある。例えば、蓋部52bの周囲に沿ってレーザ溶接が行われる際の開始点と終了点とにおける溶接のオーバーラップ部分、又はレーザによる熱が集中する蓋部52bの角部において、溶接の欠陥が生じる可能性がある。また、電極端子53は、蓋部52bを貫通してケース52の内部まで延びており、電極端子53と蓋部52bとの隙間を埋めるようにOリング等のシール部材が設けられる。シール部材と電極端子53又は蓋部52bとの間に微細な隙間が生じてしまうと、電解液が漏れるおそれがある。このようなレーザ溶接部分の欠陥又はシール部材の周囲に生じる微細な隙間から電解液の漏れが発生しても、検査装置30によって電解液の漏れを検出することが可能となる。
電解液としてのアルカリ溶液は、酸性の電解液に比べてぬれ性が良い性質を有している。つまり、アルカリ溶液は、固体表面に対して付着しやすい性質を有している。また、アルカリ溶液に含まれる水酸基(ヒドロキシ基)とカリウム等の成分とは分離(イオン化)しやすい。このため、アルカリ溶液に含まれるカリウム等の成分が、電子の移動に伴って正極の電極端子53に向けて移動しやすく、電解液の漏れが発生しやすい。さらに、アルカリ溶液はぬれ性が良い性質を有しているので、電解液が微細な隙間に入り込みケース52から外部に漏れやすい。つまり、毛細管現象による電解液の漏れが生じやすい。これらの現象は、蓄電装置1においても同様である。このような性質を有するアルカリ溶液を備えるアルカリ電池において、電解液の漏れが発生しても、検査装置30によって電解液の漏れを検出することが可能となる。
図7は、検査装置の他の適用例を示す図である。基板31は、Y2軸方向に複数の安全弁54に沿って配置されている。この構成によれば、安全弁54と蓋部52bとの接合部分から漏れる電解液の検出を行うことができる。あるいは、ケース52の内部圧力の上昇に伴う安全弁54の作動を検出することができる。
固体電解質体39を構成する固体電解質は、プロトン伝導性固体電解質に限られない。リチウムイオン二次電池に含まれる電解液が吸収されることで、イオンの移動が可能な状態となる固体電解質体39を構成する固体電解質の材料としては、例えば、ペロブスカイト型結晶構造のLa0.51Li0.34TiO2.94、NASICON型結晶構造のLi1.3Al0.3Ti1.7(PO、及びガーネット型結晶構造のLiLaZr12等が挙げられる。これらの酸化物系の固体電解質は、室温において大気中で酸化(劣化)しにくい性質を有する。その他に、固体電解質の材料として、例えば、LiS−SiS系の硫化物、Li10GePS12、及びLiS−P等が挙げられる。これらの硫化物系の固体電解質は、室温において、例えば10−3S/cm程度の高い伝導率を有する。
検査装置30は、車両に搭載されている蓄電装置1,1Aに設けられてもよい。この場合、制御部38は、ECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)であってもよい。
蓄電モジュール4に含まれる正極17及び負極18は、互いに異なる材料によって構成されるので、蓄電モジュール4の充放電に伴う正極17及び負極18の伸縮の程度は互いに異なる。このため、積層方向に隣り合う第1樹脂部21,21同士の間に隙間が形成されるおそれがあり、その隙間を介して電解液が漏れるおそれがある。このように第1樹脂部21,21同士の間に生じる隙間を介して電解液の漏れが発生しても、上述の検査装置30によって、電解液の漏れを検出することが可能となる。
1,1A…蓄電装置、4…蓄電モジュール、30…検査装置、31…基板、32,33…導電部材、34…検出部、39…固体電解質体、40…溝。

Claims (6)

  1. 蓄電モジュールに含まれる電解液の漏れを検出する検査装置であって、
    基板と、
    前記基板に設けられた第1導電部材及び第2導電部材と、
    前記第1導電部材及び前記第2導電部材に接触する固体電解質体と、
    前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に電圧を印加し、前記第1導電部材と前記第2導電部材との間の通電に基づいて前記電解液の漏れを検出する検出部と、を備え、
    前記固体電解質体は、前記第1導電部材及び前記第2導電部材を覆う、
    検査装置。
  2. 前記基板には、溝が設けられ、
    前記溝には、前記第1導電部材、前記第2導電部材及び前記固体電解質体が収容される、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、プリント配線である、
    請求項1又は請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記基板のうちの前記第1導電部材及び前記第2導電部材が設けられる配線面は、前記第1導電部材及び前記第2導電部材と対向する位置に微細凹凸形状を有する、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記固体電解質体は、プロトン伝導性固体電解質から構成される、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記蓄電モジュールは、積層された複数のバイポーラ電極と、前記複数のバイポーラ電極を囲む樹脂部材と、を有し、
    前記複数のバイポーラ電極のそれぞれは、第1面及び前記第1面とは反対の第2面を有する電極板と、前記第1面に設けられた正極と、前記第2面に設けられた負極とを有し、
    前記電極板の縁部に前記樹脂部材が設けられる、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の検査装置。
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