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JP2019190538A - 車両 - Google Patents

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JP2019190538A
JP2019190538A JP2018082380A JP2018082380A JP2019190538A JP 2019190538 A JP2019190538 A JP 2019190538A JP 2018082380 A JP2018082380 A JP 2018082380A JP 2018082380 A JP2018082380 A JP 2018082380A JP 2019190538 A JP2019190538 A JP 2019190538A
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downhill control
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downhill
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JP2018082380A
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英司 福代
Eiji Fukushiro
英司 福代
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】降坂制御の継続にかかる運転者の負担を低減すると共に運転者の意図しない降坂制御の継続を抑制する。【解決手段】ブレーキペダルの踏み込み操作の継続時間(ブレーキONタイマTa)が第1所定値Tref1以上である開始条件が成立すると、降坂制御の実行を開始し、降坂制御の実行を開始した後、アクセルペダルが踏み込まれるか車速Vが所定車速Vref未満となる終了条件が成立すると、降坂制御の実行を終了する。また、降坂制御が開始された後、ブレーキペダルが踏み戻されたとき、それまでのブレーキペダルの踏み込み操作の継続時間(ブレーキONタイマTb)が第2所定値Tref2未満であるかブレーキペダルの踏み戻し速度(ブレーキ戻し速度ΔB)が所定速度Sref以上であるときには、降坂制御の実行を中止する。【選択図】図4

Description

本発明は、降坂路において制動力を発生させる降坂制御を実行可能な車両に関する。
従来、この種の車両としては、降坂路の走行時において、フットブレーキのオン操作が検出されると、ダウン変速制御(降坂制御)を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、フットブレーキのオン操作に応じた変速比(減速比)でダウン変速制御を行なうことにより、運転者の制動操作に応じた必要十分なエンジンブレーキを効かせることができるとしている。なお、ダウン変速制御は、フットブレーキの操作が検知されなくなる(ブレーキオフ操作される)と、終了する。
特開2009−14105号公報
ところで、降坂制御を実行可能な車両において、降坂制御の終了を、ブレーキオフ操作に代えて、アクセルオン操作や低車速の検出に基づいて行なうことを考えることができる。この場合、運転者がブレーキオン操作をし続けることなく、降坂制御を継続させることができ、運転者の負担を低減させることができる。しかしながら、例えば、運転者が先行車との車間距離を調整するために一時的にブレーキオン操作した場合や運転者が誤ってブレーキに触れた場合など、降坂制御の実行・継続を望まないと考えられるときにまで、降坂制御が継続されるおそれがある。この場合、運転者は降坂制御を終了させるためにアクセルペダルの踏み替えを強いられるため、運転者に不快感を感じさせてしまう。
本発明の車両は、降坂制御の継続にかかる運転者の負担を低減すると共に運転者の意図しない降坂制御の実行を抑制することを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
降坂路において制動力を発生させる降坂制御を実行可能な車両であって、
ブレーキオン操作の継続時間が第1所定時間以上である開始条件が成立すると、前記降坂制御の実行を開始し、前記降坂制御の実行を開始した後、アクセルオン操作がなされるか車速が所定車速未満となるかを含む終了条件が成立すると、前記降坂制御の実行を終了する降坂制御手段を備え、
前記降坂制御手段は、前記降坂制御が開始されてからのブレーキオン操作の継続時間が第2所定時間未満またはブレーキ戻し操作の操作速度が所定速度以上であるときには、前記降坂制御の実行を中止または前記降坂制御の実行を制限する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、ブレーキオン操作の継続時間が第1所定時間以上である開始条件が成立すると、降坂制御の実行を開始し、降坂制御の実行を開始した後、アクセルオン操作がなされるか車速が所定車速未満となるかを含む終了条件が成立すると、降坂制御の実行を終了する。そして、降坂制御が開始されてからのブレーキオン操作の継続時間が第2所定時間未満またはブレーキ戻し操作の操作速度が所定速度以上であるときには、降坂制御の実行を中止または降坂制御の実行を制限する。これにより、運転者がブレーキオン操作をし続けることなく、降坂制御を継続させることができるため、運転者の負担を低減させることができる。また、例えば、運転者が先行車との車間距離を調整するために一時的にブレーキオン操作した場合や運転者が誤ってブレーキに触れた場合など、降坂制御の実行を望まないと考えられる場合には、降坂制御の実行を中止したり制限したりすることができる。この結果、降坂制御の継続にかかる運転者の負担を低減すると共に運転者の意図しない降坂制御の実行を抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 要求制動力設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン回転数設定用マップの一例を示す説明図である。 HVECU70により実行される降坂制御実施判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 アクセル開度AccとブレーキペダルポジションBPとブレーキONタイマTa,Tbと降坂制御実施フラグFcの時間変化の様子を示す説明図である。 アクセル開度AccとブレーキペダルポジションBPとブレーキONタイマTa,Tbと降坂制御実施フラグFcの時間変化の様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例のハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、油圧ブレーキ装置90とを備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrや、スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度THなどを挙げることができる。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動制御信号や、燃料噴射弁への駆動制御信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの駆動制御信号などを挙げることができる。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が図示しない減速ギヤを介して駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU40に入力される信号としては、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流などを挙げることができる。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧VBや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流IB、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度TBなどを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流IBの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、蓄電割合SOCや電池温度TBに基づいてバッテリ50から充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutも演算している。
油圧ブレーキ装置90は、駆動輪39a,39bや従動輪39c,39dに取り付けられたブレーキパッド96a,96b,96c,96dと、ブレーキアクチュエータ94と、を備える。ブレーキアクチュエータ94は、ブレーキパッド96a,96b,96c,96dを駆動する図示しないブレーキホイールシリンダの油圧を調節して駆動輪39a,39bや従動輪39c,39dに制動力を付与するためのアクチュエータとして構成されている。このブレーキアクチュエータ94は、ブレーキ用電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という)92によって駆動制御されている。
ブレーキECU92は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。ブレーキECU92には、ブレーキアクチュエータ94を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ブレーキECU92からは、ブレーキアクチュエータ94への駆動制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ブレーキECU92は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPなどを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vなども挙げることもできる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU92と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行(HV走行)モードと電動走行(EV走行)モードとを含む複数の走行モードの何れかで走行する。ここで、HV走行モードは、エンジン22を運転しながら、エンジン22からの動力とモータMG1,MG2からの動力とを用いて走行するモードである。EV走行モードは、エンジン22を運転せずに、モータMG2からの動力によって走行するモードである。
HV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に要求される)要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて走行に要求される(駆動軸36に要求される)走行要求パワーPd*を計算する。続いて、走行要求パワーPd*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づく充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて車両に要求される要求パワーPe*を設定する。次に、要求パワーPe*がエンジン22から出力されるようにエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する。目標回転数Ne*および目標トルクTe*は、エンジン22の運転ポイント(回転数,トルク)のうち騒音や振動等を加味して燃費が最適となる最適動作ラインを予め定めておき、要求パワーPe*に対応する最適動作ライン上の運転ポイント(回転数,トルク)を求めて設定する。次に、エンジン22が目標回転数Ne*で回転すると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG1のトルク指令Tm1*とモータMG2のトルク指令Tm2*とを設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のトランジスタのスイッチング制御を行なう。
EV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるインバータ41,42の制御については上述した。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、運転者がブレーキペダル84を踏み込むと、ブレーキペダル84の踏み込み量に応じた制動力を車両に作用させる。すなわち、まず、ブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPに応じて車両に作用させる目標制動力Pb*を設定する。次に、バッテリ50の入力制限Winの範囲内で目標制動力Pb*を駆動軸36のトルクに換算した目標制動トルクTd*が出力されるようにモータMG2から駆動軸36に作用させるべき制動用のトルク指令Tm2*を設定する。続いて、目標制動トルクTd*からトルク指令Tm2*を減じて得られる不足分の制動トルクを油圧ブレーキ装置90から作用させるべき目標ブレーキ指令Br*として設定する。そして、トルク指令Tm2*を用いてモータECU40によりモータMG2を駆動制御すると共に目標ブレーキ指令Br*を用いてブレーキECU92によりブレーキアクチュエータ94を駆動制御する。
更に、実施例のハイブリッド自動車20では、降坂路を走行中に運転者がブレーキペダル84を踏み込むと、燃料噴射を停止した状態のエンジン22をモータMG1によりモータリングし、このエンジンフリクションによる制動トルクを駆動軸36に出力するよう制御する降坂制御も行なわれる。降坂制御は、具体的には、まず、車速Vと路面勾配θとに基づいて要求制動力Pb*を設定する。要求制動力Pb*の設定は、要求制動力設定用マップを用いて行なわれる。要求制動力設定用マップの一例を図2に示す。図示するように、要求制動力Pb*は、降坂路において車両の増速を抑制するために、路面勾配θが降り側に大きいほど(急なほど)大きくなる傾向で且つ車速Vが高いほど大きくなる傾向に設定される。なお、路面勾配θは、図示しない勾配センサにより検出されたものを用いてもよい。また、路面勾配θは、車両から出力した実駆動力や車重,走行抵抗,デファレンシャルギヤ比,タイヤ径等に基づいて設定される基準加速度と実加速度との偏差に基づいて推定してもよい。続いて、車速Vと路面勾配θとに基づいて目標エンジン回転数Ne*を設定する。目標エンジン回転数Ne*の設定は、エンジン回転数設定用マップを用いて行なわれる。エンジン回転数設定用マップの一例を図3に示す。図示するように、目標エンジン回転数Ne*は、路面勾配θが降り側に大きいほど(急なほど)大きくなる傾向で且つ車速Vが高いほど大きくなる傾向に設定される。そして、エンジン22が目標回転数Ne*で回転すると共にバッテリ50の入力制限Winの範囲内で要求制動力Tb*が駆動軸36に出力されるようにモータMG1のトルク指令Tm1*とモータMG2のトルク指令Tm2*とを設定する。
次に、こうして構成されたハイブリッド自動車20の動作、特に、降坂制御を実施するか否かの判定動作について説明する。図4は、HVECU70により実行される降坂制御実施判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
降坂制御実施判定ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accやブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vなどのデータを入力する(ステップS100)。データを入力すると、降坂制御実施フラグFcが値0であるか否かを判定する(ステップS100)。降坂制御実施フラグFcは、降坂制御を実施状態を示すフラグであり、値0は降坂制御を実施していないことを示し、値1は降坂制御を実施していることを示す。
降坂制御実施フラグFcが値0であると判定すると、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref以上であるか否かを判定する(ステップS120)。ここで、閾値Brefは、運転者がブレーキペダル85を踏み込んだか否かを判定するための閾値であり、例えば、10〜20%などのように定めることができる。なお、ブレーキペダル85の踏み込みの判定は、図示しないブレーキスイッチからの信号に基づいて行なうものとしてもよい。ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref以上でないと判定すると、ブレーキONタイマTaを値0にリセットして(ステップS130)、本ルーチンを終了する。一方、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref以上であると判定すると、ブレーキONタイマTaが値0であれば、ブレーキONタイマTaをスタートさせる(ステップS140,S150)。なお、ブレーキONタイマTaが値0でなければ、ブレーキONタイマTaをスタートさせているから、ステップS150をスキップする。
次に、ブレーキONタイマTaが第1所定値Tref1以上であるか否か(ステップS160)、降坂制御の実施が禁止される禁止領域内にあるか否か(ステップS170)、をそれぞれ判定する。なお、第1所定値Tref1は、ブレーキペダルポジションセンサ86からの信号に含まれるノイズの影響を考慮したものであり、例えば、2〜10msecに定められる。また、禁止領域は、例えば、路面勾配θが降り勾配として所定勾配(例えば、2〜5°)未満であり、且つ、車速Vがクリープトルク領域の上限速度またはその近傍の速度である所定車速Vref(例えば、時速10〜20kmなど)未満などの制動力の出力が不要な領域として定められたものである。ブレーキONタイマTaが第1所定値Tref1以上であり、禁止領域内にもないと判定すると、降坂制御実施フラグFcに値1を設定する(ステップS180)。これにより、降坂制御が開始されることになる。また、降坂制御を開始すると、ブレーキONタイマTaを値0にリセットすると共にブレーキONタイマTbをスタートさせて(ステップS190,S200)、本ルーチンを終了する。
降坂制御が開始されると、次に本ルーチンが実行されたときにステップS110で降坂制御実施フラグFcが値1であると判定され、アクセル開度Accが所定開度Aref未満であるか否か(ステップS210)、車速Vが所定車速Vref以上であるか(ステップS220)、をそれぞれ判定する。ここで、所定開度Arefは、運転者がアクセルペダル83の踏み込んだか否かを判定するための閾値であり、例えば、10〜20%などのように定めることができる。アクセル開度Accが所定開度Aref以上であると判定したり、車速Vが所定車速Vref未満であると判定すると、降坂制御実施フラグFcに値0を設定すると共にブレーキONタイマTbを値0にリセットして(ステップS230,S240)、本ルーチンを終了する。これにより、降坂制御が終了されることになる。
一方、アクセル開度Accが所定開度Aref未満であり、且つ、車速Vが所定車速Vref以上であると判定すると、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref未満であるか否かを判定する(ステップS250)。ここで、閾値Brefは、ブレーキペダル85が踏み戻された(オフ操作された)か否かを判定するための閾値であり、0%近傍の値に定められる。ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref以上であると判定すると、ブレーキペダル85が踏み込まれており、降坂制御を終了させることなく本ルーチンを終了する。一方、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref未満であると判定すると、ブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2以上であるか否かを判定する(ステップS260)。ブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2以上であると判定すると、今回入力したブレーキペダルポジションBPから前回入力したブレーキペダルポジションを減じてブレーキ戻し速度ΔBを計算し(ステップS270)、ブレーキ戻し速度ΔBが閾値Sref未満であるか否かを判定する(ステップS280)。ここで、第2所定値Tref2や閾値Srefは、例えば、運転者が先行車との車間距離を調整するために一時的にブレーキオン操作した場合や運転者が誤ってブレーキに触れた場合など、運転者が降坂制御の実施を望まない一時的なブレーキオン操作を判断するための閾値である。第2所定値Tref2は、第1所定値Tref1よりも大きな値、例えば、20〜100msecなどに定められる。
ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref以上(ブレーキオン)であると判定したり、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref未満(ブレーキオフ)であってもブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2以上で且つブレーキ戻し速度ΔBが所定速度Sref未満であると判定すると、降坂制御を維持したまま本ルーチンを終了する。一方、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref未満で且つブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2未満であると判定すると、降坂制御が開始されてから短時間のうちにブレーキペダル85がオフ操作されたと判断し、降坂制御実施フラグFcに値0を設定すると共にブレーキONタイマTbを値0に設定して(ステップS230,S240)、本ルーチンを終了する。これにより、降坂制御の実行が中止されることになる。また、ブレーキペダルポジションBPが閾値Bref未満(ブレーキオフ)で且つブレーキONタイマTbが第2所定値Terf2以上と判定したが、ステップS280によりブレーキ戻し速度ΔBが所定速度Sref以上であると判定すると、降坂制御の実行を中止させるために、降坂制御実施フラグFcに値0を設定すると共にブレーキONタイマTbを値0に設定して(ステップS230,S240)、本ルーチンを終了する。
図5および図6は、アクセル開度AccとブレーキペダルポジションBPとブレーキONタイマTa,Tbと降坂制御実施フラグFcの時間変化の様子を示す説明図である。図5に示すように、アクセルペダル83が踏み戻されると共にブレーキペダル85が踏み込まれると(時刻t1)、ブレーキONタイマTa(ブレーキ踏み込み操作の継続時間)がスタートし、ブレーキONタイマTaが第1所定値Tref1に達すると、降坂制御実施フラグFcが値1にセットされて降坂制御が開始される(時刻t2)。降坂制御が開始されると、ブレーキONタイマTb(降坂制御が開始されてからのブレーキ踏み込み操作の継続時間)がスタートする。降坂制御は、基本的には、アクセルペダル83が踏み込まれたり車速Vが所定車速Vref未満となるまで継続される。しかし、図5に示すように、ブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2に達する前に、ブレーキペダル85が踏み戻されると(時刻t3)、降坂制御実施フラグFcに値0をセットして降坂制御を中止する。また、図6に示すように、ブレーキONタイマTbが第2所定値Tref2に達した後にブレーキペダル85が踏み戻されても、その踏み戻しの速度(ブレーキ戻し速度ΔB)が所定速度Sref以上であれば、降坂制御実施フラグFcに値0をセットして降坂制御を中止する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、ブレーキペダル85の踏み込み操作の継続時間(ブレーキONタイマTa)が第1所定値Tref1以上である開始条件が成立すると、降坂制御の実行を開始し、降坂制御の実行を開始した後、アクセルペダル83が踏み込まれるか車速Vが所定車速Vref未満となる終了条件が成立すると、降坂制御の実行を終了する。また、降坂制御が開始された後、ブレーキペダル85が踏み戻されたとき、それまでのブレーキペダル85の踏み込み操作の継続時間(ブレーキONタイマTb)が第2所定値Tref2未満であるかブレーキペダル85の踏み戻しの速度(ブレーキ戻し速度ΔB)が所定速度Sref以上であるときには、降坂制御の実行を中止する。これにより、運転者がブレーキペダル85を踏み続けることなく、降坂制御を継続させることができるため、運転者の負担を低減させることができる。また、例えば、運転者が先行車との車間距離を調整するために一時的にブレーキオン操作した場合や運転者が誤ってブレーキに触れた場合など、降坂制御の実行を望まないと考えられる場合には、降坂制御の実行を中止することができる。この結果、降坂制御の継続にかかる運転者の負担を低減すると共に運転者の意図しない降坂制御の継続を抑制することができる。
実施例では、降坂制御が開始された後、ブレーキペダル85の踏み戻し操作が第2所定時間(第2所定値Tref)に達する前に行われたか、ブレーキペダル85の踏み戻し操作の操作速度(ブレーキ戻し速度ΔB)が所定速度Sref以上であるときには、降坂制御の実行を中止するものとした。しかし、ブレーキペダル85の踏み戻し操作が降坂制御が開始されてから第2所定時間に達する前に行われたか否かの判定と、ブレーキペダル85の踏み戻し操作の操作速度(ブレーキ戻し速度ΔB)が所定速度Sref以上であるか否かの判定のうちいずれか一方の判定を省略してもよい。また、降坂制御の実行を中止するものに限られず、駆動力制限により車両に作用する制動力を制限しつつ、降坂制御の実行を継続してもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22とモータMG1と駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成とした。しかし、図7の変形例のハイブリッド自動車120に示すように、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36に変速機130を介してモータMGを接続すると共にモータMGの回転軸にクラッチ129を介してエンジン22を接続する構成としてもよい。また、ハイブリッド自動車に限られず、走行用の動力限として、駆動輪に連結された駆動軸に変速機を介して接続されたエンジンのみを搭載する車両に適用するものとしてもよい。この場合、降坂制御として、例えば路面勾配θが降り側に大きいほど大きくなるよう変速比(減速比)を設定して変速機を制御するものとすればよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 油圧ブレーキ装置、92 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、94 ブレーキアクチュエータ、96a〜96d ブレーキパッド、129 クラッチ、130 変速機、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 降坂路において制動力を発生させる降坂制御を実行可能な車両であって、
    ブレーキオン操作の継続時間が第1所定時間以上である開始条件が成立すると、前記降坂制御の実行を開始し、前記降坂制御の実行を開始した後、アクセルオン操作がなされるか車速が所定車速未満となるかを含む終了条件が成立すると、前記降坂制御の実行を終了する降坂制御手段を備え、
    前記降坂制御手段は、前記降坂制御が開始されてからのブレーキオン操作の継続時間が第2所定時間未満またはブレーキ戻し操作の操作速度が所定速度以上であるときには、前記降坂制御の実行を中止または前記降坂制御の実行を制限する、
    車両。
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