(本開示の基礎となった知見)
上記の従来の安否確認システムは、住居内の対象者について、健康上の異常に基づいて出力された緊急信号をバイタルサインセンサから受信する受信部と、緊急信号の受信に基づいて、平常時に設定される平常モードから、住居内の対象者の安否確認を促す緊急モードへ移行する緊急対応部とを備えている。緊急対応部は、錠部と通知部とを備えている。錠部は、平常モードで第1の識別符号(平常用暗証番号)に基づいて扉を解錠し、緊急モードで第1の識別符号とは異なる第2の識別符号(緊急用暗証番号)に基づいて扉を解錠する。通知部は、携帯電話回線網を介して、対象者の健康上の異常、対象者の携帯情報端末の所在地及び緊急用暗証番号を、住居外の所定の管理者の端末に電子メールで通知する。これにより、電子メールを受けた管理者及び当該管理者から依頼された救助者が、緊急モードに移行した錠部を解錠することが可能となる。
この従来の安否確認システムでは、緊急用暗証番号が管理者の端末のみに電子メールで通知されるため、高いセキュリティレベルを担保することができるが、管理者が電子メールを確認することが困難な状況にあった場合に、迅速に緊急対応を行うことができない。
また、緊急対応を効果的に実現するために、例えば、消防士、看護士及び救急救命士などの複数の管理者を安否確認システムに登録し、登録された複数の管理者の端末に緊急用暗証番号を通知した場合、複数の人物に緊急用暗証番号が知られることになり、セキュリティレベルが低下するおそれがある。
このように、従来技術では、迅速な救急対応と、高いセキュリティレベルの維持とを両立させることが困難であった。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、住居内にいる対象者の生体情報と、前記対象者がいる位置を示す位置情報とを取得し、取得した前記生体情報に基づいて、前記対象者の安否確認が必要であるか否かを判断し、前記対象者の安否確認が必要であると判断した場合、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する前記端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、前記複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する記憶部を参照し、取得した前記位置情報で示される前記対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する前記端末装置へ、前記対象者の前記位置を含むとともに前記対象者の安否確認を要請するための緊急信号を送信し、前記住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、前記少なくとも1の駆けつけ候補者が前記電気錠を解錠するための前記パスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を送信する。
この構成によれば、住居内にいる対象者の生体情報と、対象者がいる位置を示す位置情報とが取得される。取得された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かが判断される。対象者の安否確認が必要であると判断された場合、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する記憶部が参照され、取得された位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信される。住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号が送信される。
したがって、安否確認が必要な対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信されるので、少なくとも1の駆けつけ候補者は、安否確認が必要な対象者の位置に迅速に駆けつけることができ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行が依頼されるので、パスワードが発行される駆けつけ候補者の数を減らすことができ、迅速な救急対応と、高いセキュリティレベルの維持とを両立させることができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記対象者の位置へ駆けつけることが可能な少なくとも1の駆けつけ候補者の前記端末装置によって送信された、前記少なくとも1の駆けつけ候補者が前記対象者の位置へ駆けつけることが可能であることを示す少なくとも1の駆けつけ可能信号を受信し、さらに、受信した前記少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、前記少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を、前記住居に駆けつける駆けつけ者に決定し、さらに、決定した前記1の駆けつけ候補者の前記端末装置へ、前記駆けつけ者に決定したことを通知するための決定通知信号を送信し、前記パスワード発行依頼信号の送信は、前記1の駆けつけ候補者が前記電気錠を解錠するための前記パスワードの発行を依頼する前記パスワード発行依頼信号を前記鍵管理装置へ送信してもよい。
この構成によれば、対象者の位置へ駆けつけることが可能な少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置によって送信された、少なくとも1の駆けつけ候補者が対象者の位置へ駆けつけることが可能であることを示す少なくとも1の駆けつけ可能信号が受信される。受信された少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者が、住居に駆けつける駆けつけ者に決定される。決定された1の駆けつけ候補者の端末装置へ、駆けつけ者に決定したことを通知するための決定通知信号が送信される。パスワード発行依頼信号の送信において、1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号が鍵管理装置へ送信される。
したがって、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者が、住居に駆けつける駆けつけ者に決定され、決定された1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行が依頼されるので、パスワードが発行される駆けつけ候補者の数をさらに減らすことができ、セキュリティレベルをより高めることができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、決定した前記1の駆けつけ候補者の前記端末装置から、前記1の駆けつけ候補者が前記対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号を受信し、さらに、前記到着通知信号を受信した場合、決定した前記1の駆けつけ候補者の前記端末装置の前記連絡先情報を前記鍵管理装置へ送信してもよい。
この構成によれば、決定された1の駆けつけ候補者の端末装置から、1の駆けつけ候補者が対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号が受信される。到着通知信号が受信された場合、決定された1の駆けつけ候補者の端末装置の連絡先情報が鍵管理装置へ送信される。
したがって、1の駆けつけ候補者が対象者の位置に到着した後、1の駆けつけ候補者の端末装置に対してパスワードが送信されるので、セキュリティレベルをより高めることができる。
また、上記の情報処理方法において、前記駆けつけ可能信号は、前記駆けつけ候補者が前記対象者の位置に到着するまでの到着予定時間を含み、前記1の駆けつけ候補者の決定は、前記駆けつけ可能信号を送信した前記少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、前記到着予定時間が最も短い前記1の駆けつけ候補者を前記駆けつけ者に決定してもよい。
この構成によれば、駆けつけ可能信号は、駆けつけ候補者が対象者の位置に到着するまでの到着予定時間を含む。1の駆けつけ候補者の決定において、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、到着予定時間が最も短い1の駆けつけ候補者が駆けつけ者に決定される。
したがって、最も早く到着する1の駆けつけ候補者が対象者の位置に駆けつけるので、より迅速な救急対応を行うことができる。
また、上記の情報処理方法において、前記1の駆けつけ候補者の決定は、前記駆けつけ可能信号を送信した前記少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、前記駆けつけ候補者の位置と前記対象者の位置との間の距離が最も短い前記1の駆けつけ候補者を前記駆けつけ者に決定してもよい。
この構成によれば、1の駆けつけ候補者の決定において、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、駆けつけ候補者の位置と対象者の位置との間の距離が最も短い1の駆けつけ候補者が駆けつけ者に決定される。
したがって、対象者の位置から最も近くにいる1の駆けつけ候補者が対象者の位置に駆けつけるので、より迅速な救急対応を行うことができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記対象者が前記住居内にいるか否かを判断し、前記緊急信号の送信は、前記対象者が前記住居内にいないと判断した場合、前記緊急信号を送信しなくてもよい。
この構成によれば、対象者が住居内にいるか否かが判断される。緊急信号の送信において、対象者が住居内にいないと判断された場合、緊急信号が送信されない。
したがって、対象者が住居内にいない場合は、緊急信号が送信されないので、対象者が住居内にいる場合にのみ確実に安否確認を行うことができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記対象者が前記住居内にいるか否かを判断し、前記対象者の安否確認が必要であるか否かの判断は、前記対象者が前記住居内にいないと判断した場合、前記対象者の安否確認が必要であるか否かを判断しなくてもよい。
この構成によれば、対象者が住居内にいるか否かが判断される。対象者の安否確認が必要であるか否かの判断において、対象者が住居内にいないと判断された場合、対象者の安否確認が必要であるか否かが判断されない。
したがって、対象者が住居内にいない場合は、対象者の安否確認が必要であるか否かが判断されないので、対象者が住居内にいる場合にのみ確実に安否確認を行うことができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記住居内に設置されたカメラから、前記住居内を撮影した画像を取得し、前記生体情報の取得は、前記住居内に設置された、非接触で前記生体情報を測定する生体情報測定装置から前記生体情報を取得し、前記対象者が前記住居内にいるか否かの判断は、取得した前記画像に前記対象者が含まれておらず、かつ前記生体情報測定装置により前記生体情報が測定されない場合、前記対象者が前記住居内にいないと判断してもよい。
この構成によれば、住居内に設置されたカメラから、住居内を撮影した画像が取得される。生体情報の取得において、住居内に設置された、非接触で生体情報を測定する生体情報測定装置から生体情報が取得される。対象者が住居内にいるか否かの判断において、取得された画像に対象者が含まれておらず、かつ生体情報測定装置により生体情報が測定されない場合、対象者が住居内にいないと判断される。
したがって、カメラで撮影された画像に対象者が含まれておらず、かつ生体情報が測定されない場合、対象者が住居内にいないと判断されるので、対象者が住居内にいないことをより確実に判断することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理装置は、住居内にいる対象者の生体情報と、前記対象者がいる位置を示す位置情報とを取得する取得部と、取得された前記生体情報に基づいて、前記対象者の安否確認が必要であるか否かを判断する判断部と、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する前記端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、前記複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記対象者の安否確認が必要であると判断された場合、前記記憶部を参照し、取得された前記位置情報で示される前記対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する前記端末装置へ、前記対象者の前記位置を含むとともに前記対象者の安否確認を要請するための緊急信号を送信する第1送信部と、前記住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、前記少なくとも1の駆けつけ候補者が前記電気錠を解錠するための前記パスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を送信する第2送信部と、を備える。
この構成によれば、取得部によって、住居内にいる対象者の生体情報と、対象者がいる位置を示す位置情報とが取得される。判断部によって、取得された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かが判断される。対象者の安否確認が必要であると判断された場合、第1送信部によって、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する記憶部が参照され、取得された位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信される。第2送信部によって、住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号が送信される。
したがって、安否確認が必要な対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信されるので、少なくとも1の駆けつけ候補者は、安否確認が必要な対象者の位置に迅速に駆けつけることができ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行が依頼されるので、パスワードが発行される駆けつけ候補者の数を減らすことができ、迅速な救急対応と、高いセキュリティレベルの維持とを両立させることができる。
本開示の他の態様に係る情報処理システムは、生体情報測定装置と、情報処理装置と、端末装置と、鍵管理装置と、錠装置とを備える情報処理システムであって、前記生体情報測定装置は、住居内にいる対象者の生体情報を測定する生体情報測定部と、前記対象者がいる位置を示す位置情報を測定する位置測定部と、測定された前記生体情報と、測定された前記位置情報とを前記情報処理装置へ送信する送信部と、を備え、前記情報処理装置は、前記生体情報測定装置によって送信された前記生体情報及び前記位置情報を受信する受信部と、受信された前記生体情報に基づいて、前記対象者の安否確認が必要であるか否かを判断する判断部と、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する前記端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、前記複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記対象者の安否確認が必要であると判断された場合、前記記憶部を参照し、取得された前記位置情報で示される前記対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する前記端末装置へ、前記対象者の前記位置を含むとともに前記対象者の安否確認を要請するための緊急信号を送信する第1送信部と、前記住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、前記少なくとも1の駆けつけ候補者が前記電気錠を解錠するための前記パスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を送信する第2送信部と、を備え、前記端末装置は、前記情報処理装置によって送信された前記緊急信号を受信する第1受信部と、前記第1受信部によって受信された前記緊急信号に含まれる前記対象者の位置を提示する第1提示部と、前記鍵管理装置によって送信された前記パスワードを受信する第2受信部と、前記第2受信部によって受信された前記パスワードを提示する第2提示部と、を備え、前記鍵管理装置は、前記情報処理装置によって送信された前記パスワード発行依頼信号を受信する第1受信部と、前記電気錠を解錠するための前記パスワードを発行するパスワード発行部と、前記少なくとも1の駆けつけ候補者の前記端末装置へ、前記パスワード発行部によって発行された前記パスワードを送信する第1送信部と、前記錠装置によって送信された前記パスワードを受信する第2受信部と、前記第2受信部によって受信された前記パスワードが、前記パスワード発行部によって発行された前記パスワードと一致するか否かを判断する判断部と、前記判断部による判断結果を前記錠装置へ送信する第2送信部と、を備え、前記錠装置は、前記電気錠と、前記少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者による前記パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付部と、前記パスワード入力受付部によって受け付けられた前記パスワードを前記鍵管理装置へ送信する送信部と、前記鍵管理装置によって送信された前記判断結果を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記判断結果が、前記パスワード入力受付部によって受け付けられた前記パスワードが、前記パスワード発行部によって発行された前記パスワードと一致するという判断結果である場合、前記電気錠を解錠する解錠部と、を備える。
この構成によれば、生体情報測定装置の生体情報測定部によって、住居内にいる対象者の生体情報が測定される。生体情報測定装置の位置測定部によって、対象者がいる位置を示す位置情報が測定される。生体情報測定装置の送信部によって、測定された生体情報と、測定された位置情報とが情報処理装置へ送信される。情報処理装置の受信部によって、生体情報測定装置によって送信された生体情報及び位置情報が受信される。情報処理装置の判断部によって、受信された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かが判断される。情報処理装置の記憶部は、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する端末装置の連絡先を示す連絡先情報と、複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する。対象者の安否確認が必要であると判断された場合、情報処理装置の第1送信部によって、記憶部が参照され、取得された位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信される。情報処理装置の第2送信部によって、住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置へ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号が送信される。端末装置の第1受信部によって、情報処理装置によって送信された緊急信号が受信される。端末装置の第1提示部によって、第1受信部によって受信された緊急信号に含まれる対象者の位置が提示される。端末装置の第2受信部によって、鍵管理装置によって送信されたパスワードが受信される。端末装置の第2提示部によって、第2受信部によって受信されたパスワードが提示される。鍵管理装置の第1受信部によって、情報処理装置によって送信されたパスワード発行依頼信号が受信される。鍵管理装置のパスワード発行部によって、電気錠を解錠するためのパスワードが発行される。鍵管理装置の第1送信部によって、少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置へ、パスワード発行部によって発行されたパスワードが送信される。鍵管理装置の第2受信部によって、錠装置によって送信されたパスワードが受信される。鍵管理装置の判断部によって、第2受信部によって受信されたパスワードが、パスワード発行部によって発行されたパスワードと一致するか否かが判断される。鍵管理装置の第2送信部によって、判断部による判断結果が錠装置へ送信される。錠装置のパスワード入力受付部によって、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者によるパスワードの入力が受け付けられる。錠装置の送信部によって、パスワード入力受付部によって受け付けられたパスワードが鍵管理装置へ送信される。錠装置の受信部によって、鍵管理装置によって送信された判断結果が受信される。受信部によって受信された判断結果が、パスワード入力受付部によって受け付けられたパスワードが、パスワード発行部によって発行されたパスワードと一致するという判断結果である場合、錠装置の解錠部によって、電気錠が解錠される。
したがって、安否確認が必要な対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信されるので、少なくとも1の駆けつけ候補者は、安否確認が必要な対象者の位置に迅速に駆けつけることができ、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行が依頼されるので、パスワードが発行される駆けつけ候補者の数を減らすことができ、迅速な救急対応と、高いセキュリティレベルの維持とを両立させることができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システムは、生体情報測定装置1、サーバ2、端末装置3、鍵管理装置4及び電気錠装置5を備える。
生体情報測定装置1は、例えばスマートウォッチであり、住居内にいる対象者に装着される。生体情報測定装置1は、住居内にいる対象者の生体情報を測定する。
サーバ2は、情報処理装置の一例であり、住居内にいる対象者の安否確認を駆けつけ候補者に対して要請する。サーバ2は、生体情報測定装置1、端末装置3及び鍵管理装置4のそれぞれとネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク6は、例えばインターネットである。
端末装置3は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータであり、サーバ2から種々の情報を受信するとともに、サーバ2へ種々の情報を送信する。駆けつけ候補者は、端末装置3を利用している。
鍵管理装置4は、電気錠を解錠するためのパスワードを管理する。鍵管理装置4は、サーバ2、端末装置3及び電気錠装置5とネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されている。パスワードは、例えば、0〜9の数字の組み合わせで表される。
電気錠装置5は、安否確認対象者の住居の玄関の扉に設置されている。電気錠装置5は、パスワードの入力を受け付け、入力されたパスワードが予め登録されているパスワードと一致した場合に、電気錠を解錠する。
図2は、本開示の実施の形態1における生体情報測定装置の構成を示す図である。図2に示す生体情報測定装置1は、生体情報測定部11、位置情報測定部12、制御部13及び通信部14を備える。
生体情報測定部11は、例えば、種々のセンサであり、対象者の生体情報を測定する。生体情報測定部11は、所定の時間間隔で対象者の生体情報を測定する。生体情報は、例えば、対象者の血流、心拍数、脈拍数、脳波、血圧、脳波、生体ガス、呼吸及び体温の少なくとも1つである。
位置情報測定部12は、例えば、GPS(Grobal Positioning System)であり、生体情報測定装置1の位置情報、すなわち対象者のいる位置情報を測定する。なお、位置情報は、例えば、緯度及び経度で表される。
制御部13は、例えばCPU(中央演算処理装置)であり、生体情報測定装置1全体を制御する。
通信部14は、生体情報測定部11によって測定された生体情報と、位置情報測定部12によって測定された位置情報とをサーバ2へ送信する。通信部14は、所定の時間間隔(例えば、1秒間隔)で定期的に生体情報及び位置情報をサーバ2へ送信する。このとき、通信部14は、安否確認対象を識別するための識別情報を生体情報及び位置情報とともに送信する。
なお、本実施の形態1における情報処理システムは、接触型の生体情報測定装置1を備えているが、非接触型の生体情報測定装置1を備えてもよい。非接触型の生体情報測定装置1は、例えばドップラーセンサ等を用いて、非接触で住居内にいる対象者の脈波を計測し、対象者の心拍数及び心拍変動を検出する。
また、本実施の形態1において、通信部14は、位置情報測定部12によって測定された位置情報をサーバ2へ送信しているが、本開示は特にこれに限定されず、不図示の記憶部が住居の位置情報を予め記憶しており、通信部14は、記憶部から読み出した位置情報をサーバ2へ送信してもよい。この場合、位置情報は、対象者の住居の位置を表し、対象者によって予め生体情報測定装置1に入力される。これにより、位置情報測定部12が不要となり、生体情報測定装置1の構成を簡略化することができる。
図3は、本開示の実施の形態1におけるサーバの構成を示す図である。図3に示すサーバ2は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。
通信部21は、生体情報受信部211、緊急信号送信部212、駆けつけ可能信号受信部213、決定通知信号送信部214、パスワード発行依頼信号送信部215、到着通知信号受信部216及び連絡先情報送信部217を備える。記憶部22は、例えば、半導体メモリであり、登録者DB(データベース)221を備える。制御部23は、例えば、CPUであり、安否確認判断部231、緊急通報部232及び駆けつけ者決定部233を備える。
生体情報受信部211は、住居内にいる対象者の生体情報と、対象者がいる位置を示す位置情報とを取得する。生体情報受信部211は、生体情報測定装置1によって送信された生体情報及び位置情報を受信する。
安否確認判断部231は、生体情報受信部211によって取得された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かを判断する。生体情報が例えば心拍数である場合、安否確認判断部231は、心拍数が所定の閾値以下であるか否かを判断する。そして、心拍数が所定の閾値以下であると判断した場合、安否確認判断部231は、対象者の安否確認が必要であると判断し、心拍数が所定の閾値より高いと判断した場合、安否確認判断部231は、対象者の安否確認が必要ではないと判断する。
なお、生体情報に基づく安否確認の方法は、上記に限定されず、他の生体情報を用いて安否確認対象者の心臓が停止したか否かを判断することにより、安否確認が必要であるか否かを判断してもよい。
登録者DB221は、複数の駆けつけ候補者の各々が所有する端末装置3の連絡先を示す連絡先情報と、複数の駆けつけ候補者の各々がいる位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する。駆けつけ候補者は、例えば、看護士及び救急救命士などであり、予め自身の所有する端末装置3の連絡先情報を登録する。連絡先情報は、例えば電子メールのアドレスである。また、駆けつけ候補者の位置情報は、連絡先情報とともに登録される。駆けつけ候補者は、自身が通常いる場所の住所又は地域を位置情報として予め登録する。なお、位置情報は、日中及び夜間などの時間帯毎に駆けつけ候補者がいる場所を表してもよい。また、連絡先情報は、端末装置3を識別するための情報(例えば、IPアドレス)であってもよい。
さらに、駆けつけ候補者の端末装置3は、定期的に位置情報を測定し、測定した位置情報をサーバ2へ送信してもよい。サーバ2の通信部21は、端末装置3によって送信された位置情報を受信し、受信した位置情報を送信元の端末装置3の連絡先情報に対応付けて登録者DB221に記憶してもよい。この場合、駆けつけ候補者のリアルタイムの位置情報を連絡先情報と対応付けて記憶することができ、より正確に駆けつけ候補者のいる位置を特定することができる。
緊急通報部232は、安否確認判断部231によって対象者の安否確認が必要であると判断された場合、記憶部22の登録者DB221を参照し、取得した位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置3へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号を送信する。
ここで、緊急通報部232は、安否確認判断部231によって対象者の安否確認が必要であると判断された場合、記憶部22の登録者DB221を参照し、取得した位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定する。緊急通報部232は、安否確認対象者の位置から所定の距離内の位置にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定する。所定の距離は、例えば1kmである。すなわち、緊急通報部232は、安否確認対象者の位置を中心とする所定の半径の円内にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定する。緊急通報部232は、特定した少なくとも1の駆けつけ候補者のそれぞれに対応付けられている連絡先情報を登録者DB221から抽出し、抽出した連絡先情報に対応する端末装置3へ緊急信号を送信するように緊急信号送信部212に指示する。
なお、緊急通報部232は、安否確認対象者の位置から第1の距離内の位置にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を登録者DB221から抽出してもよい。そして、緊急通報部232は、安否確認対象者の位置から第1の距離内に駆けつけ候補者がいない場合、安否確認対象者の位置から第1の距離よりも長い第2の距離内の位置にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を登録者DB221から抽出してもよい。
緊急信号送信部212は、安否確認対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置3へ緊急信号を送信する。
駆けつけ可能信号受信部213は、安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能な少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置3によって送信された、少なくとも1の駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能であることを示す少なくとも1の駆けつけ可能信号を受信する。緊急信号を受信した端末装置3は、安否確認対象者の位置を駆けつけ候補者に提示し、安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能であるか否かの入力を受け付ける。安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能であることが入力された場合、端末装置3は、駆けつけ可能信号をサーバ2へ送信する。
駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号受信部213によって受信された少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を、安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定する。ここで、駆けつけ可能信号は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間を含む。駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、到着予定時間が最も短い1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定する。
なお、駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、駆けつけ候補者の位置と安否確認対象者の位置との間の距離が最も短い1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定してもよい。また、駆けつけ者決定部233は、地図情報を参照し、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置3から安否確認対象者の位置までのそれぞれの経路を算出し、算出した経路を徒歩で移動した場合に最も早く到着する1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定してもよい。
さらに、駆けつけ可能信号は、徒歩又は自動車などの駆けつけ候補者の移動手段を含んでもよい。この場合、駆けつけ者決定部233は、地図情報を参照し、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置3から安否確認対象者の位置までのそれぞれの経路を算出し、算出した経路を駆けつけ候補者の移動手段で移動した場合に最も早く到着する1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定してもよい。
決定通知信号送信部214は、駆けつけ者決定部233によって決定された1の駆けつけ候補者の端末装置3へ、駆けつけ者に決定したことを通知するための決定通知信号を送信する。
パスワード発行依頼信号送信部215は、安否確認対象者の住居に入る扉に設置された電気錠を解錠するためのパスワードを管理する鍵管理装置4へ、駆けつけ者決定部233によって決定された1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を送信する。
到着通知信号受信部216は、決定した1の駆けつけ候補者の端末装置3から、1の駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号を受信する。
連絡先情報送信部217は、到着通知信号受信部216によって到着通知信号が受信された場合、駆けつけ者決定部233によって決定された1の駆けつけ候補者の端末装置3の連絡先情報を鍵管理装置4へ送信する。
なお、本実施の形態1では、サーバ2は、少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置3によって送信された少なくとも1の駆けつけ可能信号を受信し、受信した少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定し、決定した1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を送信しているが、本開示は特にこれに限定されない。サーバ2は、少なくとも1の駆けつけ可能信号を受信しないとともに、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定しなくてもよい。そして、パスワード発行依頼信号送信部215は、安否確認対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を鍵管理装置4へ送信してもよい。
また、到着通知信号受信部216は、緊急信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、最初に安否確認対象者の位置に到着した1の駆けつけ候補者の端末装置3から、1の駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号を受信してもよい。そして、連絡先情報送信部217は、到着通知信号受信部216によって到着通知信号が受信された場合、1の駆けつけ候補者の端末装置3の連絡先情報を鍵管理装置4へ送信してもよい。
図4は、本開示の実施の形態1における端末装置の構成を示す図である。図4に示す端末装置3は、通信部31、制御部32、入力受付部33及び表示部34を備える。
通信部31は、緊急信号受信部311、駆けつけ可能信号送信部312、決定通知信号受信部313、到着通知信号送信部314及びパスワード受信部315を備える。制御部32は、例えばCPUであり、表示制御部321を備える。
入力受付部33は、例えば、タッチパネル、キーボード又はマウスなどであり、駆けつけ候補者による情報の入力を受け付ける。表示部34は、例えば液晶表示装置であり、駆けつけ候補者に提示する種々の情報を表示する。
緊急信号受信部311は、サーバ2によって送信された緊急信号を受信する。
表示制御部321は、緊急信号受信部311によって受信された緊急信号に含まれる対象者の位置を提示する。表示制御部321は、緊急信号受信部311によって緊急信号が受信された場合、安否確認対象者の位置を駆けつけ候補者に提示するとともに、安否確認対象者の位置に駆けつけることが可能であるか否かを駆けつけ候補者に確認するための駆けつけ確認画面を表示部34に表示する。駆けつけ確認画面は、例えば、安否確認対象者の位置と、安否確認対象者の位置に駆けつけることが可能であるか否かを入力するためのボタンと、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間を入力するための入力欄とを含む。
入力受付部33は、安否確認対象者の位置に駆けつけることが可能であるか否かの駆けつけ候補者による入力を受け付ける。また、入力受付部33は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間の駆けつけ候補者による入力を受け付ける。駆けつけ候補者は、表示部34に表示される駆けつけ確認画面において、安否確認対象者の位置に駆けつけることが可能であるか否かを入力するとともに、安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間を入力する。
駆けつけ可能信号送信部312は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能であることを示す駆けつけ可能信号をサーバ2へ送信する。
決定通知信号受信部313は、駆けつけ者に決定されたことを通知するための決定通知信号をサーバ2から受信する。また、決定通知信号受信部313は、駆けつけ者に決定されなかったことを通知するための未決定通知信号をサーバ2から受信する。
表示制御部321は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定されたことを駆けつけ候補者に通知する。表示制御部321は、決定通知信号受信部313によって決定通知信号が受信された場合、駆けつけ候補者が安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定されたことを駆けつけ候補者に通知するための決定通知画面を表示部34に表示する。
また、表示制御部321は、決定通知信号受信部313によって未決定通知信号が受信された場合、駆けつけ候補者が安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定されなかったことを駆けつけ候補者に通知するための未決定通知画面を表示部34に表示する。
また、表示制御部321は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定したことを駆けつけ候補者に通知するための決定通知画面を表示した後、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを入力するための到着完了入力画面を表示する。到着完了入力画面は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを入力するためのボタンを含む。
入力受付部33は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことの駆けつけ候補者による入力を受け付ける。駆けつけ候補者は、安否確認対象者の位置に到着した場合、到着完了入力画面において、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを入力するためのボタンを押下する。
到着通知信号送信部314は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号をサーバ2へ送信する。到着通知信号送信部314は、入力受付部33によって、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことが入力されると、到着通知信号をサーバ2へ送信する。
パスワード受信部315は、鍵管理装置4によって送信されたパスワードを受信する。
表示制御部321は、パスワード受信部315によって受信されたパスワードを提示する。表示制御部321は、パスワード受信部315によって受信されたパスワードを表示部34に表示する。
図5は、本開示の実施の形態1における鍵管理装置の構成を示す図である。図5に示す鍵管理装置4は、通信部41及び制御部42を備える。
通信部41は、パスワード発行依頼信号受信部411、連絡先情報受信部412、パスワード送信部413、パスワード受信部414及び判断結果送信部415を備える。制御部42は、例えばCPUであり、パスワード発行部421及びパスワード判断部422を備える。
パスワード発行依頼信号受信部411は、サーバ2によって送信されたパスワード発行依頼信号を受信する。
パスワード発行部421は、電気錠装置5の電気錠を解錠するためのパスワードを発行する。なお、パスワード発行部421が発行するパスワードは、1度限り有効であるワンタイムパスワードである。また、パスワード発行部421は、対象者が電気錠の解錠に通常用いるパスワードとは異なるパスワードを発行する。また、パスワード発行部421は、所定のアルゴリズムに基づいてパスワードを生成する。
連絡先情報受信部412は、サーバ2によって送信された1の駆けつけ候補者の端末装置3の連絡先情報を受信する。
パスワード送信部413は、連絡先情報受信部412によって受信された連絡先情報に基づいて、1の駆けつけ候補者の端末装置3へ、パスワード発行部421によって発行されたパスワードを送信する。
パスワード受信部414は、電気錠装置5によって送信されたパスワードを受信する。電気錠装置5によって送信されたパスワードは、1の駆けつけ候補者によって入力されたパスワードである。
パスワード判断部422は、パスワード受信部414によって受信された1の駆けつけ候補者によって入力されたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致するか否かを判断する。
判断結果送信部415は、パスワード判断部422による判断結果を電気錠装置5へ送信する。判断結果送信部415は、パスワード判断部422によって、入力されたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致すると判断された場合、電気錠を解錠するための解錠信号を判断結果として電気錠装置5へ送信する。また、判断結果送信部415は、パスワード判断部422によって、入力されたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致しないと判断された場合、入力されたパスワードが間違っていることを駆けつけ候補者に通知するためのパスワード不一致信号を判断結果として電気錠装置5へ送信する。
図6は、本開示の実施の形態1における電気錠装置の構成を示す図である。図6に示す電気錠装置5は、通信部51、制御部52、パスワード入力受付部53及び電気錠54を備える。
通信部51は、パスワード送信部511及び判断結果受信部512を備える。制御部52は、例えばCPUであり、錠制御部521を備える。
パスワード入力受付部53は、例えばテンキーを含む操作ボタンであり、住居に住んでいる対象者によるパスワードの入力を受け付けるとともに、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者によるパスワードの入力を受け付ける。1の駆けつけ候補者は、端末装置3に表示されたパスワードをパスワード入力受付部53に入力する。なお、居住者が使用するパスワードと、1の駆けつけ候補者が使用するパスワードとは異なる。
電気錠54は、安否確認対象者の住居の玄関の扉に設けられ、錠制御部521からの制御信号に基づいて施錠又は解錠される。
パスワード送信部511は、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードを鍵管理装置4へ送信する。
判断結果受信部512は、鍵管理装置4によって送信された判断結果を受信する。判断結果受信部512は、電気錠を解錠するための解錠信号と、入力されたパスワードが間違っていることを1の駆けつけ候補者に通知するためのパスワード不一致信号とのいずれかを判断結果として鍵管理装置4から受信する。
錠制御部521は、判断結果受信部512によって受信された判断結果が、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致するという判断結果である場合、電気錠54を解錠する。すなわち、錠制御部521は、判断結果受信部512によって解錠信号が受信された場合、電気錠54を解錠する。
また、錠制御部521は、判断結果受信部512によって受信された判断結果が、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致しないという判断結果である場合、入力されたパスワードが間違っていることを1の駆けつけ候補者に通知する。すなわち、錠制御部521は、判断結果受信部512によってパスワード不一致信号が受信された場合、電気錠54を解錠せずに、入力されたパスワードが間違っていることを1の駆けつけ候補者に通知する。パスワードが間違っていることは、不図示の表示部を用いて通知してもよいし、不図示のスピーカを用いて通知してもよい。
なお、鍵管理装置4は、居住者によって予め入力されたパスワードを記憶部(不図示)に記憶してもよい。そして、鍵管理装置4は、パスワード送信部511によって送信されたパスワードと、記憶部に予め記憶している居住者によって予め入力されたパスワードとが一致するか否かを判断し、判断結果を電気錠装置5へ送信してもよい。錠制御部521は、判断結果受信部512によって受信された判断結果が、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、鍵管理装置4に予め登録されているパスワードと一致するという判断結果である場合、電気錠54を解錠してもよい。
また、電気錠装置5は、居住者によって予め入力されたパスワードを記憶部(不図示)に記憶してもよい。この場合、錠制御部521は、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、記憶部に予め登録されたパスワードと一致するか否かを判断してもよい。そして、錠制御部521は、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、記憶部に予め登録されたパスワードと一致すると判断した場合、電気錠54を解錠してもよい。また、パスワード送信部511は、パスワード入力受付部53によって受け付けられたパスワードが、記憶部に予め登録されたパスワードと一致しないと錠制御部521によって判断された場合、受け付けられたパスワードを鍵管理装置4へ送信してもよい。
また、電気錠54は、扉が閉じられると自動的に施錠してもよい。また、電気錠54は、居住者によるパスワードの入力が受け付けられることにより、施錠してもよい。
続いて、本実施の形態1における情報処理システムの動作について説明する。
図7は、本開示の実施の形態1における生体情報測定装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、生体情報測定装置1の生体情報測定部11は、安否確認対象者の生体情報を測定する。
次に、ステップS2において、位置情報測定部12は、生体情報測定装置1の現在位置を示す位置情報を測定する。
次に、ステップS3において、通信部14は、生体情報測定部11によって測定された生体情報と、位置情報測定部12によって測定された位置情報とをサーバ2へ送信する。そして、ステップS1に処理が戻る。
図8は、本開示の実施の形態1におけるサーバの動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS11において、サーバ2の生体情報受信部211は、生体情報測定装置1によって送信された生体情報及び位置情報を取得する。
次に、ステップS12において、安否確認判断部231は、生体情報受信部211によって取得された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かを判断する。ここで、対象者の安否確認が必要ではないと判断された場合(ステップS12でNO)、ステップS11に処理が戻る。
一方、対象者の安否確認が必要であると判断された場合(ステップS12でYES)、ステップS13において、緊急通報部232は、記憶部22の登録者DB221を参照し、生体情報受信部211によって取得された位置情報で示される安否確認対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定する。緊急通報部232は、緊急通報部232によって特定された少なくとも1の駆けつけ候補者のそれぞれに対応付けられている連絡先情報を登録者DB221から抽出する。
次に、ステップS14において、緊急信号送信部212は、緊急通報部232によって抽出された連絡先情報に対応する端末装置3へ緊急信号を送信する。
次に、ステップS15において、駆けつけ可能信号受信部213は、安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能な駆けつけ候補者の端末装置3によって送信された、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置へ駆けつけることが可能であることを示す駆けつけ可能信号を受信する。
次に、ステップS16において、駆けつけ者決定部233は、緊急信号を送信してから所定時間が経過したか否かを判断する。駆けつけ者決定部233は、緊急信号を送信してからの経過時間を計測している。なお、所定時間は、例えば30秒であり、迅速な対応が必要であるため、例えば1分以内などのより短い時間が好ましい。ここで、所定時間が経過していないと判断された場合(ステップS16でNO)、ステップS15に処理が戻る。駆けつけ可能信号受信部213は、緊急信号を送信してから所定時間が経過するまで、少なくとも1の駆けつけ候補者の端末装置3によって送信された駆けつけ可能信号を受信する。
一方、所定時間が経過したと判断された場合(ステップS16でYES)、ステップS17において、駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号受信部213によって受信された少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を、安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定する。駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、到着予定時間が最も短い1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定する。
次に、ステップS18において、決定通知信号送信部214は、駆けつけ者決定部233によって駆けつけ者に決定された1の駆けつけ候補者の端末装置3へ、駆けつけ者に決定されたことを通知するための決定通知信号を送信する。
次に、ステップS19において、決定通知信号送信部214は、駆けつけ可能信号を送信した少なくとも1の駆けつけ候補者のうち、駆けつけ者に決定されなかった残りの駆けつけ候補者の端末装置3へ、駆けつけ者に決定されなかったことを通知するための未決定通知信号を送信する。
次に、ステップS20において、パスワード発行依頼信号送信部215は、駆けつけ者決定部233によって決定された1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行を依頼するパスワード発行依頼信号を鍵管理装置4へ送信する。
次に、ステップS21において、到着通知信号受信部216は、決定した1の駆けつけ候補者の端末装置3から、1の駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号を受信する。到着通知信号受信部216は、到着通知信号を受信するまで待機する。
なお、駆けつけ者決定部233は、決定通知信号を送信してからの経過時間を計測し、決定通知信号を送信してから所定時間が経過したか否かを判断してもよい。そして、所定時間が経過するまでに到着通知信号が受信されなかった場合、駆けつけ者決定部233は、決定通知信号を送信した駆けつけ候補者以外の残りの駆けつけ候補者のうち、1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定してもよい。
次に、ステップS22において、連絡先情報送信部217は、駆けつけ者決定部233によって決定された1の駆けつけ候補者に対応付けられている連絡先情報を鍵管理装置4へ送信する。そして、ステップS11に処理が戻る。
なお、本実施の形態1では、駆けつけ者決定部233は、駆けつけ可能信号受信部213によって受信された少なくとも1の駆けつけ可能信号に基づいて、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの1の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定しているが、本開示は特にこれに限定されず、少なくとも1の駆けつけ候補者のうちの複数の駆けつけ候補者を駆けつけ者に決定してもよい。例えば、複数の駆けつけ候補者からの駆けつけ可能信号が受信された場合、駆けつけ者決定部233は、複数の駆けつけ候補者のうち、到着予定時間が最も短い駆けつけ候補者と到着予定時間が2番目に短い駆けつけ候補者とを駆けつけ者に決定してもよい。これにより、1の駆けつけ候補者が何らかの理由により対象者の住居に行くことができなくなった場合であっても、他の駆けつけ候補者が対象者の住居に行くことができ、不測の事態にも対処することができる。
また、本実施の形態1では、パスワード発行依頼信号送信部215は、到着通知信号を受信する前に、パスワード発行依頼信号を鍵管理装置4へ送信しているが、本開示は特にこれに限定されず、到着通知信号を受信した場合に、パスワード発行依頼信号を鍵管理装置4へ送信してもよい。また、本実施の形態1では、パスワード発行依頼信号と連絡先情報とが個別に送信されるが、本開示は特にこれに限定されず、パスワード発行依頼信号送信部215は、連絡先情報を含めたパスワード発行依頼信号を送信してもよい。
また、本実施の形態1では、対象者の安否確認が必要であると判断された場合、緊急通報部232は、記憶部22の登録者DB221を参照し、生体情報受信部211によって取得された位置情報で示される安否確認対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定しているが、本開示は特にこれに限定されず、対象者の安否確認が必要であると判断された場合、通信部21は、管理者が利用する端末装置へ、安否確認対象者の氏名及び電話番号を含む安否確認対象者に関する情報を送信してもよい。管理者が利用する端末装置は、安否確認対象者に関する情報を受信し、受信した安否確認対象者に関する情報を管理者に提示する。
そして、管理者は、安否確認対象者に電話を掛け、駆けつけ候補者による駆けつけを希望するか否かを安否確認対象者に確認する。駆けつけ候補者による駆けつけを希望する旨の回答があった場合、又は、安否確認対象者が電話に出ない場合、管理者は、対象者の安否確認が必要であることを通知するための安否確認要求指示を端末装置に入力する。管理者が利用する端末装置は、管理者による安否確認要求指示の入力を受け付ける。安否確認要求指示が入力された場合、端末装置は、安否確認要求指示信号をサーバ2へ送信する。そして、サーバ2は、端末装置によって送信された安否確認要求指示信号を受信する。安否確認要求指示信号が受信された場合、緊急通報部232は、記憶部22の登録者DB221を参照し、生体情報受信部211によって取得された位置情報で示される安否確認対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者を特定する。
なお、駆けつけ候補者による駆けつけを希望しない旨の回答があった場合、管理者は、対象者の安否確認が不要であることを通知するための安否確認不要指示を端末装置に入力する。管理者が利用する端末装置は、管理者による安否確認不要指示の入力を受け付ける。安否確認不要指示が入力された場合、端末装置は、安否確認不要指示信号をサーバ2へ送信する。そして、サーバ2は、端末装置によって送信された安否確認不要指示信号を受信する。安否確認不要指示信号が受信された場合、緊急通報部232による少なくとも1の駆けつけ候補者の特定は行われない。
図9は、本開示の実施の形態1における端末装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS31において、端末装置3の緊急信号受信部311は、サーバ2によって送信された緊急信号を受信する。
次に、ステップS32において、表示制御部321は、安否確認対象者の位置を駆けつけ候補者に提示するとともに、安否確認対象者の位置に駆けつけ可能であるか否かと、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間との駆けつけ候補者による入力を受け付けるための駆けつけ確認画面を表示部34に表示する。
次に、ステップS33において、入力受付部33は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつけ可能であるか否かと、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着するまでの到着予定時間との駆けつけ候補者による入力を受け付ける。
次に、ステップS34において、制御部32は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつけ可能であるか否かを判断する。すなわち、制御部32は、表示部34に表示される駆けつけ確認画面において、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつけ可能であると入力されたか否かを判断する。
ここで、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつけ可能ではないと判断された場合、すなわち、安否確認対象者の位置に駆けつけることが不可能であると駆けつけ候補者により入力された場合(ステップS34でNO)、処理が終了する。
一方、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつけ可能であると判断された場合、すなわち、安否確認対象者の位置に駆けつけることが可能であると駆けつけ候補者により入力された場合(ステップS34でYES)、ステップS35において、駆けつけ可能信号送信部312は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置へ駆けつけ可能であることを示す駆けつけ可能信号をサーバ2へ送信する。
次に、ステップS36において、決定通知信号受信部313は、駆けつけ者に決定されたことを通知するための決定通知信号又は駆けつけ者に決定されなかったことを通知するための未決定通知信号をサーバ2から受信する。すなわち、駆けつけ候補者が、駆けつけ者に決定された場合は決定通知信号が受信され、駆けつけ者に決定されなかった場合は未決定通知信号が受信される。
次に、ステップS37において、制御部32は、決定通知信号受信部313によって決定通知信号が受信されたか否かを判断する。
ここで、決定通知信号が受信されていないと判断された場合、すなわち、未決定通知信号が受信されたと判断された場合(ステップS37でNO)、ステップS38において、表示制御部321は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の住居に駆けつける駆けつけ者に決定されず、他の駆けつけ候補者が駆けつけ者に決定されたことを駆けつけ候補者に通知するための未決定通知画面を表示部34に表示する。
一方、決定通知信号が受信されたと判断された場合(ステップS37でYES)、ステップS39において、表示制御部321は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に駆けつける駆けつけ者に決定されたことを駆けつけ候補者に通知するための決定通知画面を表示部34に表示する。
そして、駆けつけ者に決定されたことを確認した駆けつけ候補者は、安否確認対象者の位置に向かって移動する。表示制御部321は、決定通知画面を表示した後、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを入力するための到着完了入力画面を表示する。入力受付部33は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことの駆けつけ候補者による入力を受け付ける。
次に、ステップS40において、到着通知信号送信部314は、駆けつけ候補者が安否確認対象者の位置に到着したことを通知するための到着通知信号をサーバ2へ送信する。
次に、ステップS41において、パスワード受信部315は、鍵管理装置4によって送信されたパスワードを受信する。パスワードは、安否確認対象者の住居の扉の電気錠を解錠するための暗証番号である。
次に、ステップS42において、表示制御部321は、パスワード受信部315によって受信されたパスワードを表示部34に表示する。表示部34に表示されたパスワードを見た駆けつけ候補者は、パスワードを電気錠装置5に入力する。
なお、本実施の形態1において、サーバ2は、決定通知信号のみを端末装置3へ送信し、未決定通知信号を端末装置3へ送信しなくてもよい。この例では、表示制御部321は、駆けつけ可能信号を送信してからの経過時間を計測してもよい。そして、ステップS37において決定通知信号が受信されていないと判断された場合、表示制御部321は、駆けつけ可能信号を送信してから所定時間が経過したか否かを判断してもよい。ここで、所定時間が経過していないと判断された場合、ステップS36に処理が戻る。一方、所定時間が経過したと判断された場合、表示制御部321は、未決定通知画面を表示部34に表示する。
図10は、本開示の実施の形態1における鍵管理装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS51において、鍵管理装置4のパスワード発行依頼信号受信部411は、サーバ2によって送信されたパスワード発行依頼信号を受信する。
次に、ステップS52において、パスワード発行部421は、安否確認対象者の住居に設置された電気錠装置5の電気錠を解錠するためのパスワードを発行する。
次に、ステップS53において、連絡先情報受信部412は、サーバ2によって送信された、駆けつけ者に決定された駆けつけ候補者の端末装置3の連絡先情報を受信する。
次に、ステップS54において、パスワード送信部413は、連絡先情報受信部412によって受信された連絡先情報に対応する駆けつけ候補者の端末装置3へ、パスワード発行部421によって発行されたパスワードを送信する。
次に、ステップS55において、パスワード受信部414は、駆けつけ候補者によって入力されたパスワードを電気錠装置5から受信する。
次に、ステップS56において、パスワード判断部422は、パスワード受信部414によって受信された駆けつけ候補者によって入力されたパスワードが、パスワード発行部421によって発行されたパスワードと一致するか否かを判断する。
ここで、入力されたパスワードが、発行されたパスワードと一致すると判断された場合(ステップS56でYES)、ステップS57において、判断結果送信部415は、電気錠を解錠するための解錠信号を電気錠装置5へ送信する。
一方、入力されたパスワードが、発行されたパスワードと一致しないと判断された場合(ステップS56でNO)、ステップS58において、判断結果送信部415は、入力されたパスワードが間違っていることを駆けつけ候補者に通知するためのパスワード不一致信号を電気錠装置5へ送信する。そして、処理がステップS55に戻る。
なお、ステップS58において、パスワード不一致信号が電気錠装置5へ送信された後、パスワード判断部422は、入力されたパスワードが、発行されたパスワードと一致しないと判断された回数が、所定回数に達したか否かを判断してもよい。なお、不図示の記憶部は、発行されたパスワードと、発行されたパスワードに対して一致しないと判断された回数とを対応付けて記憶してもよい。所定回数は、例えば3回である。入力されたパスワードが、発行されたパスワードと一致しないと判断された回数が、所定回数に達したと判断された場合、処理が終了してもよい。また、入力されたパスワードが、発行されたパスワードと一致しないと判断された回数が、所定回数に達していないと判断された場合、処理がステップS55に戻ってもよい。これにより、パスワードの入力に所定回数失敗した場合、処理が終了することになる。
また、発行されたパスワードに有効期限を設定してもよい。例えば、パスワードを発行してからの経過時間又は発行されたパスワードを送信してからの経過時間を計測し、経過時間が所定の時間を超えるまでに、入力されたパスワードが発行されたパスワードと一致すると判断されない場合、発行されたパスワードを破棄してもよい。所定の時間は、例えば、1分である。これにより、パスワードに対するセキュリティを高めることができる。
また、本実施の形態1では、パスワード送信部413は、パスワード発行部421によって発行されたパスワードを端末装置3へ送信しているが、本開示は特にこれに限定されず、パスワード送信部413は、パスワード発行部421によって発行されたパスワードをサーバ2へ送信してもよい。この場合、駆けつけ者に決定された駆けつけ候補者の端末装置3の連絡先情報を受信する連絡先情報受信部412は不要となる。サーバ2は、鍵管理装置4によって送信されたパスワードを受信する。そして、到着通知信号が受信された場合、サーバ2は、連絡先情報に対応する駆けつけ候補者の端末装置3へ、パスワードを送信する。これにより、サーバ2が連絡先情報を鍵管理装置4へ送信しないので、連絡先情報に対するセキュリティを高めることができる。
図11は、本開示の実施の形態1における電気錠装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS71において、電気錠装置5のパスワード入力受付部53は、駆けつけ候補者によるパスワードの入力を受け付ける。
次に、ステップS72において、パスワード送信部511は、駆けつけ候補者によって入力されたパスワードを鍵管理装置4へ送信する。
次に、ステップS73において、判断結果受信部512は、判断結果受信部512は、解錠信号又はパスワード不一致信号を鍵管理装置4から受信する。
次に、ステップS74において、錠制御部521は、判断結果受信部512によって解錠信号が受信されたか否かを判断する。ここで、解錠信号が受信されたと判断された場合(ステップS74でYES)、錠制御部521は、電気錠54を解錠する。
一方、解錠信号が受信されていないと判断された場合、すなわちパスワード不一致信号が受信された場合(ステップS74でNO)、ステップS76において、錠制御部521は、入力されたパスワードが間違っていることを駆けつけ候補者に通知する。そして、処理がステップS71に戻る。なお、錠制御部521は、入力されたパスワードが間違っていることを通知する画像を不図示の表示部に表示してもよいし、入力されたパスワードが間違っていることを通知する音声を不図示のスピーカから出力してもよい。
なお、ステップS76において、入力されたパスワードが間違っていることが駆けつけ候補者に通知された後、錠制御部521は、パスワード不一致信号が受信された回数が所定回数に達したか否かを判断してもよい。なお、不図示の記憶部は、発行されたパスワードと、パスワード不一致信号が受信された回数を記憶してもよい。所定回数は、例えば3回である。そして、パスワード不一致信号が受信された回数が所定回数に達したと判断された場合、処理が終了してもよい。また、パスワード不一致信号が受信された回数が所定回数に達していないと判断された場合、処理がステップS71に戻ってもよい。これにより、パスワードの入力に所定回数失敗した場合、処理が終了することになる。
このように、安否確認が必要な対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置3へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号が送信されるので、少なくとも1の駆けつけ候補者は、安否確認が必要な対象者の位置に迅速に駆けつけることができる。また、少なくとも1の駆けつけ候補者が電気錠を解錠するためのパスワードの発行が依頼されるので、パスワードが発行される駆けつけ候補者の数を減らすことができる。その結果、迅速な救急対応と、高いセキュリティレベルの維持とを両立させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、安否確認対象者が在宅しているか否かについては特に考慮することなく安否確認処理が行われるが、実施の形態2では、安否確認対象者が在宅している場合に安否確認処理が行われる。
図12は、本開示の実施の形態2に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図12に示す情報処理システムは、生体情報測定装置1、サーバ2A、端末装置3、鍵管理装置4、電気錠装置5及びカメラ7を備える。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
サーバ2Aは、生体情報測定装置1、端末装置3、鍵管理装置4及びカメラ7のそれぞれとネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されている。
カメラ7は、安否確認対象者の住居内に設置され、住居内を撮影する。なお、本実施の形態2における情報処理システムは、1つのカメラ7を備えるのではなく、複数のカメラ7を備えてもよい。
図13は、本開示の実施の形態2におけるカメラの構成を示す図である。図13に示すカメラ7は、撮影部71、制御部72及び通信部73を備える。
撮影部71は、住居内を撮影する。撮影部71は、所定の時間間隔(例えば、1秒間隔)で撮影する。カメラ7は、例えば、部屋の天井又は壁に設置される。制御部72は、例えばCPUであり、カメラ7全体を制御する。
通信部73は、撮影部71によって撮影された撮影画像をサーバ2Aへ送信する。なお、本実施の形態2では、通信部73は、所定の時間間隔で撮影された静止画像をサーバ2Aへ所定の時間間隔(例えば、1秒間隔)で送信するが、本開示は特にこれに限定されず、動画像をサーバ2Aへ送信してもよい。
図14は、本開示の実施の形態2におけるサーバの構成を示す図である。図14に示すサーバ2Aは、通信部21A、記憶部22及び制御部23Aを備える。
通信部21Aは、生体情報受信部211、緊急信号送信部212、駆けつけ可能信号受信部213、決定通知信号送信部214、パスワード発行依頼信号送信部215、到着通知信号受信部216、連絡先情報送信部217及び画像受信部218を備える。制御部23Aは、例えば、CPUであり、安否確認判断部231、緊急通報部232A、駆けつけ者決定部233及び在宅判断部234を備える。
画像受信部218は、カメラ7から、住居内を撮影した画像を取得する。
在宅判断部234は、安否確認対象者が住居内にいるか否かを判断する。在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に安否確認対象者が含まれておらず、かつ生体情報測定装置1により生体情報が測定されない場合、安否確認対象者が住居内にいないと判断する。また、在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に安否確認対象者が含まれている場合、又は生体情報測定装置1により生体情報が測定されている場合、安否確認対象者が住居内にいると判断する。なお、生体情報測定装置1は、例えば、ドップラーセンサであり、非接触で生体情報を測定する。
緊急通報部232Aは、安否確認対象者が住居内にいないと判断された場合、緊急信号を送信しない。すなわち、緊急通報部232Aは、安否確認判断部231によって対象者の安否確認が必要であると判断されたとしても、安否確認対象者が住居内にいないと判断された場合は、緊急信号を送信しない。
また、緊急通報部232Aは、安否確認判断部231によって対象者の安否確認が必要であると判断され、かつ在宅判断部234によって対象者が住居内にいると判断されたた場合、記憶部22の登録者DB221を参照し、取得した位置情報で示される対象者の位置の近傍にいる少なくとも1の駆けつけ候補者の所有する端末装置3へ、対象者の位置を含むとともに対象者の安否確認を要請するための緊急信号を送信する。
図15は、本開示の実施の形態2におけるサーバの動作について説明するためのフローチャートである。
なお、ステップS81の処理は、図8に示すステップS11の処理と同じであるので説明を省略する。
次に、ステップS82において、画像受信部218は、カメラ7によって撮影された安否確認対象の住居内の画像を取得する。
次に、ステップS83において、在宅判断部234は、生体情報受信部211によって受信された生体情報及び画像受信部218によって取得された画像に基づいて、安否確認対象者が住居内にいるか否かを判断する。在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に対象者が含まれておらず、かつ生体情報測定装置1により生体情報が測定されない場合、安否確認対象者が住居内にいないと判断する。また、在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に対象者が含まれている場合、又は生体情報測定装置1により生体情報が測定されている場合、安否確認対象者が住居内にいると判断する。
なお、在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像のみに基づいて、安否確認対象者が住居内にいるか否かを判断してもよい。すなわち、在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に対象者が含まれていない場合、安否確認対象者が住居内にいないと判断してもよい。また、在宅判断部234は、画像受信部218によって取得された画像に安否確認対象者が含まれている場合、安否確認対象者が住居内にいると判断してもよい。画像に安否確認対象者が含まれているか否かの判断は、予め記憶部22に記憶されている安否確認対象者の顔画像と照合することにより行われる。
ここで、安否確認対象者が住居内にいないと判断された場合(ステップS83でNO)、ステップS81に処理が戻る。
一方、安否確認対象者が住居内にいると判断された場合(ステップS83でYES)、ステップS84において、安否確認判断部231は、生体情報受信部211によって取得された生体情報に基づいて、対象者の安否確認が必要であるか否かを判断する。
なお、ステップS84〜ステップS94の処理は、図8に示すステップS12〜ステップS22の処理と同じであるので説明を省略する。
なお、本実施の形態2では、緊急通報部232Aは、安否確認対象者が住居内にいないと判断された場合、緊急信号を送信しないが、本開示は特にこれに限定されず、安否確認判断部231は、安否確認対象者が住居内にいないと判断された場合、安否確認対象者の安否確認が必要であるか否かを判断しなくてもよい。生体情報測定装置1が非接触で生体情報を測定する場合、安否確認対象者が住居内にいなければ、生体情報測定装置1は生体情報を測定することができない。そのため、安否確認対象者が住居内にいない場合、対象者の安否確認が必要であるか否かの判断処理が不要となる。
また、本実施の形態2において、情報処理システムは、カメラ7に替えて、赤外線、超音波又は可視光により人を検知する人感センサを備えてもよい。この場合、在宅判断部234は、生体情報受信部211によって受信された生体情報及び人感センサによる検知結果に基づいて、安否確認対象者が住居内にいるか否かを判断してもよい。在宅判断部234は、人感センサによって人が検知されておらず、かつ生体情報測定装置1により生体情報が測定されない場合、安否確認対象者が住居内にいないと判断する。また、在宅判断部234は、人感センサによって人が検知されている場合、又は生体情報測定装置1により生体情報が測定されている場合、安否確認対象者が住居内にいると判断する。
また、生体情報測定装置1が非接触型のセンサである場合、在宅判断部234は、安否確認対象者が住居内にいるか否かの判断を行い、生体情報測定装置1が接触型のセンサである場合、在宅判断部234は、安否確認対象者が住居内にいるか否かの判断を行わなくてもよい。
以上、本開示の装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記フローチャートに示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
さらに、本開示の主旨を逸脱しない限り、本開示の各実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本開示に含まれる。