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JP2019171674A - 記録装置及びデータ処理方法 - Google Patents

記録装置及びデータ処理方法 Download PDF

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JP2019171674A
JP2019171674A JP2018062264A JP2018062264A JP2019171674A JP 2019171674 A JP2019171674 A JP 2019171674A JP 2018062264 A JP2018062264 A JP 2018062264A JP 2018062264 A JP2018062264 A JP 2018062264A JP 2019171674 A JP2019171674 A JP 2019171674A
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幸典 西川
Yukinori Nishikawa
幸典 西川
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Abstract

【課題】ノズル列の傾きに依らずスループットでデータ処理が可能な記録装置、データ処理方法を提供することである。【解決手段】複数のノズルを備えた記録ヘッドから、搬送される記録媒体に対してインクを吐出して記録を行なう記録装置では、次のデータ処理を行う。即ち、入力された画像データを格納する第1のバッファから読出した画像データを、前記記録媒体の搬送方向に対する前記複数のノズルのノズル列の傾きに従って、画像処理手段の内部バッファを用いて並替える。そして、その並替えられた画像データを記録データとして、前記記録ヘッドに出力するために用いられる第2のバッファに出力する。【選択図】 図22

Description

本発明は記録装置及びデータ処理方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従う記録ヘッドを記録に用いた記録装置及びデータ処理方法に関する。
インクジェット記録装置は、比較的簡便で優れた記録手段として幅広い産業分野で需要が高まっており、記録速度の高速化への要求や、又、より一層高品位な画像の記録が求められている。
さて、記録ヘッドがキャリッジに取り付けられる時に、その取付け誤差などによりノズル列が正規の配列から傾いて配列された場合、インクが記録媒体へ着弾する位置が当初想定された位置から外れて着弾してしまい、記録画像の画質などが劣化してしまう。このような問題に対処するため、従来より、例えば、特許文献1に開示のように、記録バッファから読出す画像データをノズル列の傾きに応じて変更する方法が知られている。
特開2004−9489号公報
しかしながら特許文献1に開示の方法では、ノズル列の傾きによっては正規の傾きの場合と比較して、データの読出し回数が増加してしまうという問題がある。例えば、記録媒体の搬送方向と垂直方向にノズル列が配置され、且つ記録媒体の幅と同じ記録幅をもつフルライン記録ヘッドを備えたト記録装置では、要求スループットも高くなり、データ読出し回数が増加すると、要求スループットを満たせない可能性もある。
また、記録ヘッドを往復走査して記録を行うシリアルタイプの記録装置においても、記録解像度の向上に伴って記録ヘッドのノズル数が増加しており、要求スループットも高くなっているので、このような問題は存在する。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、ノズル列の傾きに依らずスループットでデータ処理が可能な記録装置、データ処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は次のような構成からなる。
即ち、複数のノズルを備えた記録ヘッドから記録媒体に対してインクを吐出して記録を行なう記録装置であって、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、入力された画像データを格納する第1のバッファと、前記記録ヘッドに出力する記録データを格納する第2のバッファとを備えた記憶手段と、前記第1のバッファから読出した画像データを前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に対する前記複数のノズルのノズル列の傾きに従って内部バッファを用いて並替え、該並替えられた画像データを前記記録データとして前記第2のバッファに出力する画像処理手段とを有することを特徴とすることを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、複数のノズルを備えた記録ヘッドから、搬送される記録媒体に対してインクを吐出して記録を行なう記録装置のデータ処理方法であって、入力された画像データを格納する第1のバッファから読出した画像データを、前記記録媒体の搬送方向に対する前記複数のノズルのノズル列の傾きに従って、画像処理手段の内部バッファを用いて並替え、該並替えられた画像データを記録データとして、前記記録ヘッドに出力するために用いられる第2のバッファに出力するデータ処理を行うことを特徴とするデータ処理方法を備える。
本発明によれば、ノズル列の傾きに依らずスループットでデータ処理を行うことができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例である記録ヘッドを備えた記録装置の構造を示す側断面図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 搬送ローラを駆動する搬送モータの軸に取り付けられたロータリーエンコーダからの出力信号を示したタイムチャートである。 搬送制御部に内蔵されたエンコーダ信号処理部の構成を示すブロック図である。 ヘッド転送タイミング信号生成部2001が出力する2つの信号を示すタイムチャートである。 RAM204の内部構成を示すブロック図である。 記録ヘッドのノズル列の傾きを模式的に表した図である。 ズレ量に対してノズル列を連続する8ノズル毎に1つのグループとして、各グループがズレの無い場合と比較して、記録媒体の搬送方向におよそ何ドットずれているかを表として示した図である。 記録装置1により記録される画像の例を示す図である。 図9に示した画像を記録媒体に記録する際の、あるノズル列に着目した様子を示す図である。 図9に示した画像を記録する際にヘッドI/F206から記録ヘッドに転送される記録データの内容を模式的に示す図である。 図11に示した記録データを記録媒体に記録する際の、あるノズル列に着目した様子を示す図である。 バッファ501に格納される画像データのフォーマットを示した図である。 画像処理コントローラ205がバッファ501から画像データを読出して処理する順番を示した図である。 縦横変換(HV変換)を概念的に示す図である。 縦横変換を実行された画像データがバッファに格納される様子を示す図である。 時分割駆動による記録の様子を示す図である。 傾き値が0と1の箇所(ノズル0〜15)、領域1、33、65……のデータ格納処理について説明する図である。 傾き値が6と8の箇所(ノズル48〜63)、領域4、36、68、……のデータ格納処理について説明する図である。 傾き値が15と17の箇所(ノズル112〜127)、領域8、40、72、104、……のデータ格納処理について説明する図である。 図18〜図20を参照して説明した方法で、領域“1”〜“96”のデータがバッファ504に書込まれた状態を示した図である。 RAMのバッファ502に格納するデータのフォーマットを示す図である。 フルライン記録ヘッドの詳細な構成を模式的に示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル(「記録素子」という場合もある)」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用の素子基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<フルライン記録ヘッドを搭載した記録装置(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の内部構成を示す側断面図である。図1において、Y方向は水平方向、X方向(紙面垂直方向)はインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)8に備えられた複数のノズルの配列方向、Z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3を備える複合機であり、記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3で個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFで自動給紙される原稿の読取りと、ユーザによってFBSの原稿台に搭載された原稿の読取り(スキャン)を行うことができる。なお、この実施例では、プリント部2とスキャナ部3を併せ持った複合機を例として説明しているが、スキャナ部3を備えない形態であってもよい。図1は、記録装置1が記録動作も読取動作も行っていない待機状態にあるときを示す。
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bが着脱可能に設置されている。第1カセット5AにはA4サイズまでの比較的小さな記録媒体が、第2カセット5BにはA3サイズまでの比較的大きな記録媒体が、平積みに収容されている。第1カセット5A近傍には、収容されている記録媒体を1枚ずつ分離して給送するための第1給送ユニット6Aが設けられている。同様に、第2カセット5B近傍には、第2給送ユニット6Bが設けられている。記録動作が行われる際にはいずれか一方のカセットから選択的に記録媒体Sが給送される。
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19およびフラッパ11は、記録媒体Sを所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は記録媒体の搬送方向に関し記録ヘッド8の上流側および下流側に配置され、搬送モータ(不図示)によって駆動される。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体Sをニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、記録媒体の搬送方向に関し、搬送ローラ7の下流側に配置され、搬送モータ(不図示)によって駆動される。拍車7bは、記録媒体の搬送方向に関して記録ヘッド8の下流側に配される搬送ローラ7及び排出ローラ12と共に記録媒体Sを挟持して搬送する。
ガイド18は記録媒体Sの搬送経路に設けられ、記録媒体Sを所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で湾曲した側面を有し、当該側面に沿って記録媒体Sを案内する。フラッパ11は、両面記録動作の際に、記録媒体Sが搬送される方向を切替えるための部材である。排出トレイ13は記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体Sを積載保持するためのトレイである。
記録ヘッド8は、インクジェット方式に従って4色のインクを吐出してカラー記録が可能なフルライン記録ヘッドである。このフルライン記録ヘッドは、記録データに従ってインクを吐出する吐出口(ノズル)が、図1におけるy方向に沿って記録媒体Sの幅に相当する分だけ複数配列されている。
図23はフルライン記録ヘッドの詳細な構成を模式的に示す図である。
図23に示されるように、フルライン記録ヘッド(以下、記録ヘッド)は詳細に見ると、512個のノズルから成るノズル列を8列備えたヘッド基板が、記録媒体Sの幅に相当するように15個並んだ構成となっている。各ノズル列のノズルは600分の1インチの間隔で配列しており、更に隣合うノズル列では見ると、各ノズル列のノズルはノズル配列方向に1/2ピッチずれ、各ノズルが千鳥状になるように配されている。インク1色分のノズル列は、隣合う2つのノズル列が1つのペアとなって構成されているので、1つのインク色に対してy方向の記録解像度は1200dpiとなる。
15個のヘッド基板は基本的には、各基板のノズル配列方向が記録媒体Sの搬送方向とは直角の方向(ライン方向)になるように、15個のヘッド基板が配置される。しかしながら、実際には必ずしも15個全てのヘッド基板のノズル配列方向がライン方向に正確に揃うことがなく、ヘッド基板毎にライン方向に対して傾きが発生する。
記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、図1のように鉛直下方を向きキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体Sを背面から支持する。
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色(例えば、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)のインクをそれぞれ貯留する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8を接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。ここではインク供給方法として循環型のインク供給を採用しており、インク供給ユニット15は記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量を適切な範囲に調整する。
メンテナンスユニット16はキャップユニット10とワイピングユニット17を備え、所定のタイミングでこれらを作動させて記録ヘッド8に対するメンテナンスを実行する。
図2は記録装置1における制御構成を示すブロック図である。
記録装置1の制御は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100とが協働することで実現される。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構はコントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。
以下に制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット100において、CPUにより構成されるメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106を作業領域としながら記録装置1全体を制御する。例えば、ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ101はプリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えば、ホスト装置400から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナ部3に送信する。
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット200において、CPUにより構成されるプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204を作業領域としながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これを一旦RAM204に保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して図1に示す給送ユニット6A、6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、フラッパ11を駆動して、記録媒体Sを搬送する。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体Sの搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
図3は搬送ローラ7を駆動する搬送モータの軸に取り付けられたロータリーエンコーダ(不図示)からの出力信号を示したタイムチャートである。
図3に示されるように、記録媒体の搬送量に応じて、互いに対して(1/4)位相がずれた2つのエンコーダ信号(A相及びB相信号)が出力される。B相信号はA相信号より90度遅れた位相関係にある。ロータリーエンコーダから出力されたA相及びB相信号は、搬送制御部207に入力される。
図4は搬送制御部207に内蔵されたエンコーダ信号処理部の構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、エンコーダ信号処理部2000に入力されたA相及びB相信号は、ヘッド転送タイミング信号生成部2001と位置カウンタ2002に入力される。位置カウンタ2002ではA相信号を監視し、A相信号の立ち上がりエッジ毎に位置カウンタ値がインクリメントされる。この位置カウンタ値はヘッド転送タイミング信号生成部2001に提供される。
図5はヘッド転送タイミング信号生成部2001が出力する2つの信号を示すタイムチャートである。
図5に示されるように、ヘッド転送タイミング信号生成部2001では、入力されたA相及びB相信号、そして位置カウンタ値をもとに、ヘッド転送許可信号とヘッド転送トリガをヘッドI/F206に出力する。そして、ヘッドI/F206ではヘッド転送許可信号が‘H’の時にヘッド転送トリガが‘H’になった場合に、1ライン分の記録データを記録ヘッド8に転送する。
図5に示す例では、ヘッド転送許可信号が‘H’である時にヘッド転送トリガが24回‘H’になっているので、ヘッドI/F206は合計24ライン分の記録データをRAM204から読出して、記録ヘッド8へ転送する。なお、この実施例では、位置カウンタ2002はA相信号の立ち上がりエッジ毎にインクリメントするが、インクリメントするタイミングは立下りエッジ毎であってもよいし、対象がB相信号であってもよい。
なお、ここでいう1ラインとはフルライン記録ヘッド8の全てのノズルに1回ずつのインク吐出機会が与えられて記録がなされる場合に記録媒体に記録されるライン状の画像を指す。また、1ライン分の記録データとは1ラインの記録に必要な記録データのことを指す。
図6はRAM204の内部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、RAM204内には、バッファ501とバッファ502が設けられており、コントローラI/F201を介して受信した画像データはバッファ501に格納される。また、画像処理コントローラ205によって画像データから変換された記録データは、バッファ502に格納される。
図2に戻って説明を続けると、ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17の動作を制御する。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106を作業領域としながら、スキャナコントローラ302のハードウェア資源を制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えば、コントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェア資源を制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読取る。そして、スキャナコントローラ302は読取った画像データをRAM303に保存する。
なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
以下、以上説明したようにプリントエンジンユニットが実行する記録データ処理について説明する。
図7は記録ヘッドのノズル列の傾きを模式的に表した図である。
図7に示すように、この実施例ではノズル列はy方向に対して3.7°傾いている。図7に示す例では、1つのヘッド基板が取り上げられる。この場合、ノズル列は、ノズルが600dpiの解像度で512ノズル並んでいるので、ノズル列の端から端までの長さは約21.67mmである。従って、ノズル列の両端においては、搬送方向に対して21.67mm x sin(3.7°)≒1.40mmのズレがあることを意味する。
図8はズレ量に対してノズル列を連続する8ノズル毎に1つのグループとして、各グループがズレの無い場合と比較して、記録媒体の搬送方向におよそ何ドットずれているかを表として示した図である。なお、図8に示す例は、解像度を1200dpiに換算したものである。図8において、「傾き値」とあるのが、(ノズル列の傾きによって生じた)ノズルのグループの搬送方向へのズレ量である。
図9は記録装置1により記録される画像の例を示す図である。
図10は図9に示した画像を記録媒体に記録する際の、あるノズル列に着目した様子を示す図である。
図10において、ノズル列の左端の部分が記録開始位置となる所まで記録媒体が搬送された時、ヘッドI/F206は記録ヘッド8に対して記録データの転送を開始する。つまりこの位置で、図5に示したヘッド転送許可信号が‘H’となる。記録ヘッド8は通常、ノズル列中の全てのノズルに対応した記録データを受信して記録を行う為、ヘッドI/F206も同様にノズル列中の全てのノズルに対応した何かしらかの記録データを転送する必要がある。
図11は図9に示した画像を記録する際にヘッドI/F206から記録ヘッドに転送される記録データの内容を模式的に示す図である。
図11に示すように、記録媒体の搬送方向に関し、先端側及び後端側に記録データに80ライン分のnullデータを付加する。図8に示したように、傾き値の最大値は“66”なので、66ライン分のnullデータを付加すれば、ノズル列の右端にnullデータが割り当てられて、nullデータを記録ヘッド8へ転送することが可能となる。しかしながら、後述するように、バッファ501に格納される画像データのフォーマットは搬送方向に16ライン分まとまったものとなっている為、nullデータとしての付加量は16の整数倍である80ライン分とする。
図12は図11に示した記録データを記録媒体に記録する際の、あるノズル列に着目した様子を示す図である。
上述のように80ライン分のnullデータを付加することで、図12に示すように、ノズル列の左端の部分が記録開始位置となる所まで記録媒体が搬送された時、ノズル列中の全てのノズルに対して記録データを転送することが可能となる。nullデータの付加については、画像処理部108で画像データの先端に付加しても良いし、プリントコントローラ202がRAM204のバッファ501に予めnullデータを用意しておき、画像データの書込アドレスをオフセットさせるようにしてもよい。
図13はバッファ501に格納される画像データのフォーマットを示した図である。
図13に示すように、搬送方向に16ライン分まとまったデータが、y方向(ノズル配列方向)にアドレスが連続して配列されている。図13において、ノズル列のノズル0に対応するのがアドレス+0h、+01h、+400h、+401hに格納されているデータであり、同様にノズル1に対応するのがアドレス+2h、+03h、+402h、+403hに格納されているデータである。画像処理コントローラ205がバッファ501から画像データを読出す時は、読出し効率が低下しないように256ビット(16×16)ずつ読出すものとする。つまりアドレス+0hから1回のアクセスで読出す画像データは、ノズル0からノズル15の0〜15ライン分の画像データある。図13に示したものは1ノズル列分の画像データ格納領域であるが、実際には記録ヘッド8のノズル列数分、つまり8×15=120ノズル列分の画像データ格納領域を、バッファ501は同様に備えている。
図14は画像処理コントローラ205がバッファ501から画像データを読出して処理する順番を示した図である。図14中の四角は画像処理コントローラ205のアクセス単位である16×16を示している。四角内の番号が画像処理コントローラ205のアクセス順序である。ノズル列が図7に示すように傾いており、これに基づいて各ノズルは図8に示す傾き値を持っている場合、記録データ処理時に記録ヘッド8に転送される画像データの開始位置もノズルによって異なる。そのため、バッファ501から画像処理コントローラ205が読出す箇所も傾き値に応じて変化させる必要がある。
次に、画像処理コントローラ205の内部処理の詳細について説明する。
バッファ501から画像データを読出した画像処理コントローラ205は、最初にその後の処理を容易にする為に縦横変換(HV変換)を実行する。
図15は縦横変換(HV変換)を概念的に示す図である。
縦横変換(HV変換)を実行すると、図15の左側に示しているようにRAM204において記録媒体の搬送方向に並んでいる画像データは、その搬送方向とは直角の方向に並ぶ画像データに並替えられる。この実施例では搬送方向とは直角の方向とは記録ヘッドのノズル配列方向である。この変換処理は所定のデータ量を単位として実行され、図15に示した例では、16ドット×16ドットの単位、1ドットを1ビットとすれば、16ビット×16ビット(=256ビット)の単位に実行される。つまり、HV変換の処理単位は、1回のアクセスによるバッファ501からの画像データの読出し単位に等しい。
図16は縦横変換を実行された画像データがバッファに格納される様子を示す図である。
図16に示されるように、縦横変換実行後の画像データは画像処理コントローラ205の内部に備えられた512×3ビットの容量をもつバッファ(第1の内部バッファ)に13〜15ライン目の画像データを格納される。一方、画像処理コントローラ205の内部に備えられた512×48ビットの容量をもつバッファ504(第2の内部バッファ)には傾きを補正した画像データが格納される。バッファ503に13〜15ライン目の画像データを格納するのは、記録媒体の搬送方向に対して1つ下流側のデータ(図14において領域“1”に対する領域“33”を指す)を処理する場合に使用する為である。13〜15ライン目の画像データのバッファ503への格納は記録ヘッドのノズル列の全てのノズルについて実行される。
次に傾きを補正する画像データ処理及びバッファ504へのデータ格納方法について説明する。
まず、1ライン未満の微小な傾きを補正する方法について説明する。
この実施例では、ピーク消費電力量削減を目的に、記録ヘッド8のノズル列を連続する16ノズル毎のグループに分割して、その16ノズルを1ライン内で16に時分割駆動して記録する方法を採用している。
図17は1ライン未満の微小な傾きの補正を行い時分割駆動を用いて記録を行ったときの様子を示す図である。
記録ヘッドを時分割駆動するならば、図17に示すように、各グループのノズルを16に時分割駆動するのに用いる記録データの幾つかを次のラインで記録するために用いることで、1ライン未満の微小な傾きの補正を行うことが可能となる
例えば、図17において、補正値4と記載されている箇所では、本来1ライン目で16時分割して記録するのに用いる記録データの内、最初に記録される4ドット分の記録データを次の2ライン目で記録するのに用いる。同様に本来2ライン目で16時分割して記録するのに用いる記録データの内、最初に記録される4つドット分の記録データを次の3ライン目で記録するのに用いる。この例では、2ライン目の記録を行う場合には、1ライン目の記録データと2ライン目の記録データからそれぞれ必要な記録データのみを抜き出して用いる。
図18は傾き値が0と1の箇所、つまりノズル0〜15(図8参照)、図14では領域1、33、65……のデータ格納処理について説明する図である。なお、これ以降、図18〜図20に示す画像データでは、縦横変換済みの画像データとバッファ503に格納されている画像データが記録画像上で記録媒体の搬送方向に連続であることから、これらの画像データをまとめて図示している。又、図18で示す画像データのy方向のサイズは16ビットであるが、傾き値は8ノズル毎に異なる値を取ることから、8ビット毎に区切って考える。
図18のStep1は、画像先端部、つまり領域“1”(図14)の処理について示している。画像先端部においてはバッファ503に格納されている画像データは存在せず、図中では網がけで表示している。傾き値が1の領域(左側の8×16ビット領域)については、縦横変換済みの画像データの1〜15ライン目(斜線部)がバッファ504へ書込まれる。この内、1ライン目と15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。傾き値が0の領域(右側の8×16領域)については、傾き値が1の領域と同一のライン数のデータがバッファ504に書込まれる。従って、縦横変換済みの画像データの0〜14ライン目(斜線部)がバッファ504へ書込まれる。この内、0ライン目と15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。加えてStep1では、領域“1”(図14)の13〜15ライン目のデータをバッファ503に格納しておく。
図18のStep2は、領域“33”(図14)の処理について示している。Step2において、傾き値が1の領域(左側の8×16ビット領域)については、Step1でバッファ503に格納されたデータの内、15ライン目のデータと縦横変換済みのデータの0〜15ライン目(ドット部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の15ライン目のデータと縦横変換後の15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。
傾き値が0の領域(右側の8×16領域)については、Step1でバッファ503に格納されたデータの内、バッファ504に書込まれなかった14〜15ライン目と、縦横変換済みのデータの0〜14ライン目(ドット部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の14ライン目のデータと縦横変換後の14ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。
領域“65”(図14)の処理についても領域“33”(図14)に対するのと同様に行う。
図19は傾き値が6と8の箇所、つまりノズル48〜63(図8参照)、図14では領域4、36、68、……(図14に番号は不図示)のデータ格納処理について説明する図である。
図19のStep1は、画像先端部、つまり領域“4”の処理について示している。画像先端部においてはバッファ503に格納されているデータは存在せず、図中では網がけで表示している。傾き値が8の領域(左側の8×16ビットの領域)については縦横変換済みのデータの8〜15ライン目(斜線部)がバッファ504へ書込まれる。この内、8ライン目と15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。傾き値が6の領域(右側の8×16ビット領域)については、傾き値が8の領域と同一のライン数のデータがバッファ504に書込まれる。よって縦横変換済みのデータの6〜13ライン目(斜線部)がバッファ504へ書込まれる。この内、6ライン目と13ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。加えてStep1では領域“4”の13〜15ライン目のデータをバッファ503に格納しておく。
図19のStep2は、領域“36”の処理について示している。その傾き値が8の領域(左側の8×16ビット領域)では、Step1でバッファ503に格納されたデータの内、バッファ503に書込まれなかった15ライン目のデータと縦横変換済みのデータの0〜15ライン目(ドット部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の15ライン目のデータと縦横変換後の15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。傾き値が6の領域(右側の8×16ビット領域)では、Step1でバッファ503に格納されたデータの内、バッファ504に書込まれなかった13〜15ライン目と、縦横変換済みのデータの0〜13ライン目(ドット部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の13ライン目のデータと縦横変換後の13ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。
領域“68”の処理についても領域“36”に対するのと同様に行う。
図20は傾き値が15と17の箇所、つまりノズル112〜127(図8参照)、図14では領域8、40、72、104、……(図14に番号は不図示)のデータ格納処理について説明する図である。
図20のStep1は、画像先端部、つまり領域“8”の処理について示している。図18〜19を参照して説明したように、傾き値が増加するほどStep1でバッファ504に書込むデータは減少する。そして、領域“8”については、図20のStep1に示すように、バッファ504に書込むデータは存在しなくなる。但し、13〜15ライン目のデータについてはバッファ503に格納しておく。
図20のStep2は、領域“40”の処理について示している。Step2の傾き値が17の領域(左側の8×16ビットの領域)については、縦横変換済みのデータの1〜15ライン目(ドット部)をバッファ504へ書込む。この内、1ライン目と15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。傾き値が15の領域(右側の8x16ビットの領域)については、Step1でバッファ503に格納されたデータの内、バッファ504に書込まれなかった15ライン目と、縦横変換済みのデータの0〜13ライン目(ドット部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の15ライン目のデータと縦横変換後の13ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。
Step1の時と同様に、Step2においても領域40の13〜15ライン目のデータをバッファ503に格納しておく。
図20のStep3は、領域“72”の処理について示している。Step3では、傾き値が17の領域(左側の8×16ビットの領域)では、Step2でバッファ503に格納されたデータの内、バッファ504に書込まれなかった15ライン目のデータがバッファ504へ書込まれる。さらに加えて、縦横変換済みのデータの0〜15ライン目(Xの網掛け部)もバッファ504へ書込まれる。
この内、バッファ503の15ライン目のデータと縦横変換後の15ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。傾き値が15の領域(右側の8×16ビットの領域)では、Step2でバッファ503に格納されたデータの内バッファ504に書込まれなかった13〜15ライン目と縦横変換済みのデータの0〜13ライン目(Xの網掛け部)がバッファ504へ書込まれる。この内、バッファ503の13ライン目のデータと縦横変換後の13ライン目のデータについては、1ライン未満の微小な傾きの補正を行う為、一部のみがバッファ504に書込まれる。
以降の領域の処理についても領域“72”に対するのと同様に行う。
図21は、図18〜図20を参照して説明した方法で、図14に示す領域“1”〜“96”のデータがバッファ504に書込まれた状態を示した図である。
バッファ504に書込まれたデータはこの後、RAM204のバッファ502に書込まれる。
図22はRAM204のバッファ502に格納するデータのフォーマットを示す図である。
図22に示すように、バッファ502が格納する記録データは、ライン単位で行う記録ヘッド8へのデータ転送を考慮して、ライン方向にアドレスが連続になるように格納される。その為、バッファ504からのデータ読出しに関しても、ライン単位で行う。一方、バッファ501が格納する画像データのフォーマットは、図13で示したように搬送方向に16ライン分まとまっている。このことから、バッファ504から少なくとも16ライン分の記録データがバッファ502に書込まれないと、新たにバッファ501から画像データを読出すことはできない。従って、バッファ504の全領域に16ライン分のデータが書込まれれば、バッファ502に記録データを書込むこととする。
図21において、太線で囲った枠の部分が16ライン分のデータを示しているが、この実施例によれば、領域“1”〜“96”までのデータ格納処理を実行すると、16ライン分のデータが書込まれたこととなる。従って、領域96までのデータがバッファ504に書込まれると、16ライン分のデータを読出して、これをバッファ502に書込む。これにより、バッファ504に16ライン分の空き領域が生じるので、新たにバッファ501から16ライン分のデータ(領域97〜192)を順次読出して、傾きの補正処理を実行した後、バッファ504に書込む。
以降、16ライン分のデータのバッファ502への書込みと、バッファ501からのデータ読出しと、傾きの補正処理の実行と、バッファ504へ書込みを繰り返す。
従って以上説明した実施例に従えば、画像処理コントローラの内部にバッファを備え、このバッファに画像データを一時的に格納して傾き補正処理を行うので、外部のRAMに対するアクセス回数を低減することができる。これにより、記録ヘッドの傾きに伴う傾き補正の実行をより高速に実行することが可能になり、トータルスループットの低下を回避することができる。
なお、画像処理コントローラ205は各ノズル列の画像データを順次処理する為、バッファ501とは異なり、バッファ503とバッファ504は上述した領域のみ備える。画像処理コントローラ205による処理速度を高速にしたい場合には、画像処理コントローラ205を複数エンジンユニット200内に備えると良い。
また以上説明した実施例では、図7で示した傾きに基づいて各ノズルは図8に示した傾き値をもつが、図7とは異なる傾きに対しても、その傾きに応じて連続する8ノズル毎に補正値を決定し、決定した傾き値に応じてバッファへ書込むデータを決定しても良い。また、バッファ501は120ノズル列分の画像データを格納できる領域を持っているが、あるまとまった単位で順次処理を行う場合などは、これより小さいノズル列数分の領域を持つようにしてもよい。
さらに以上説明した実施例では、15個のヘッド基板を備え、各ヘッド基板のノズル配列方向を一方向に揃えて、記録幅を長くしたフルライン記録ヘッドを用いた例について説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、1〜2個程度の少数のヘッド基板を記録ヘッドに内蔵し、この記録ヘッドをキャリッジに搭載し、そのキャリッジを往復移動させて記録を行うシリアルタイプの記録装置にも本発明は適用可能である。
1 記録装置、8 記録ヘッド、101 コントローラユニット、105 カセット、
200 プリントエンジンユニット、202 プリントコントローラ、204 RAM、
205 画像処理コントローラ、S 記録媒体(カットシート)

Claims (11)

  1. 複数のノズルを備えた記録ヘッドから記録媒体に対してインクを吐出して記録を行なう記録装置であって、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    入力された画像データを格納する第1のバッファと、前記記録ヘッドに出力する記録データを格納する第2のバッファとを備えた記憶手段と、
    前記第1のバッファから読出した画像データを、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に対する前記複数のノズルのノズル列の傾きに従って内部バッファを用いて並替え、該並替えられた画像データを前記記録データとして前記第2のバッファに出力する画像処理手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記画像処理手段は、
    前記画像データを前記搬送方向と前記搬送方向に直角な方向とに予め定められるデータ量を単位としてHV変換する変換手段と、
    前記変換手段によりHV変換された画像データを格納する、前記内部バッファのうちの第1の内部バッファと、
    前記傾きに従う補正処理を行う補正処理手段と、
    前記補正処理手段により補正処理された画像データを書込む、前記内部バッファのうちの第2の内部バッファとを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記画像処理手段はさらに、前記第2の内部バッファから前記第2のバッファに前記補正処理がなされた画像データを記録データとして出力する出力手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1のバッファは、前記傾きに従ってnullデータをさらに格納し、
    前記第1のバッファから前記画像処理手段へのデータ読出し単位は、前記変換手段によるHV変換の処理単位と同じであり、
    前記出力手段は、前記搬送方向に予め定められたデータ量であって、かつ前記記録ヘッドのノズル配列方向に全てのノズルに対応した前記補正処理が終えたときに前記第2の内部バッファから前記記録データを出力し、
    前記第2のバッファは、アドレスが前記記録ヘッドのノズル配列方向に連続するように出力される記録データを格納することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記nullデータは、前記記録媒体の搬送方向に関して記録がなされる画像の先端のさらに先の位置に対応するデータとして前記画像データに付加されることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記傾きに対する情報は、前記複数のノズルを連続する予め定められた数のノズルごとに複数のグループとして構成し、該複数のグループごとに設定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドは、前記記録媒体の幅に相当する記録幅をもつフルライン記録ヘッドであり、
    前記フルライン記録ヘッドは、複数のノズルを備えたヘッド基板を複数、前記複数のノズルのノズル配列方向に配置することにより、前記記録媒体の幅に相当する記録幅をもつことになることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記記憶手段は、複数の前記ヘッド基板それぞれに対応して、備えられ、
    前記画像処理手段は、複数の前記ヘッド基板それぞれを単位として前記画像データの並替えを実行することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記複数のノズルを時分割駆動する駆動手段をさらに有することを特徴とする請求項7又は8に記載の記録装置。
  10. 前記駆動手段は、前記傾きに関する情報に従って、1ラインの記録のために用いる記録データのうちの一部を次のラインの記録のために用いる記録データとして前記時分割駆動を行うことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 複数のノズルを備えた記録ヘッドから、搬送される記録媒体に対してインクを吐出して記録を行なう記録装置のデータ処理方法であって、
    入力された画像データを格納する第1のバッファから読出した画像データを、前記記録媒体の搬送方向に対する前記複数のノズルのノズル列の傾きに従って、画像処理手段の内部バッファを用いて並替え、該並替えられた画像データを記録データとして、前記記録ヘッドに出力するために用いられる第2のバッファに出力するデータ処理を行うことを特徴とするデータ処理方法。
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