JP2019170017A - ワイヤレス電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
Description
この場合、送電コイルと受電コイルとの間に金属ネットが存在すると、電力伝送効率が著しく低下してしまう可能性がある。このため、送電コイルと受電コイルとの間に金属ネットが存在しても、電力伝送の効率を良好にすることが要求されている。
しかしながら、当該車両用電力伝送装置では、送電コイルの共振周波数と受電コイルの共振周波数とを同じにすることが提案されているが、送電コイルと受電コイルとの間に金属ネットがある場合が考慮されておらず、電力伝送効率を向上させる改善の余地があった。
しかしながら、当該非接触電力伝送装置では、送電コイルの共振周波数と受電コイルの共振周波数とを異なることにより電力伝送効率の低下を回避することが提案されているが、送電コイルと受電コイルとの間に金属ネットがある場合が考慮されておらず、電力伝送効率を向上させる改善の余地があった。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1の概要について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1の構成の一例を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、ワイヤレスによる電力の伝送をワイヤレス電力伝送と称して説明する。
また、制御回路13は、通信部141によってワイヤレス受電装置20から受信された制御信号を入力して取得する。この制御信号は、送電回路12が備えるDC/DCコンバーターの出力直流電圧の制御に関する信号である。制御回路13は、取得した制御信号に応じて、当該出力直流電圧を制御し、必要に応じて、当該出力直流電圧を変化させる。
なお、他の例として、通信部141は、Wi−Fi(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)等の通信を行うことで、ワイヤレス受電装置20から伝送される制御信号を受信してもよい。
また、整流平滑回路22には、負荷23が接続されている。
なお、他の例として、通信部211は、Wi−Fi(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)等の通信を行うことで、ワイヤレス受電装置20から伝送される制御信号を受信してもよい。
本実施形態では、一例として、通信部211の構成が、通信部141の構成と同様の構成である場合について説明する。
なお、整流平滑回路22と負荷23との間には、整流平滑回路22の出力を変換する変換回路(例えば、DC/DCコンバーターやDC/AC(Alternating Current)インバーター等)が備えられる構成であってもよい。
ここで、第1金属31は、様々な形状の金属が用いられてもよく、金属ネットのように板状のものでなくてもよく、例えば、柵状の金属、あるいは、棒状の金属などであってもよい。
また、一例として、送電コイルユニット142の送電コイルと受電コイルユニット212の受電コイルとの間であって、当該送電コイルと当該受電コイルとが対向する範囲に、第1金属31の一部または全部が存在するが、他の例として、当該範囲の外側に第1金属31の全部が存在してもよい。
なお、整流平滑回路22の出力電圧に基づいて送電回路12の出力直流電圧をフィードバック制御する構成部分は、必ずしも備えられなくてもよい。このため、通信部141、211は必ずしも備えられなくてもよい。
図2は、実施形態に係る電力伝送部41aの構成の一例を示す斜視図である。電力伝送部41aは、電力伝送部41の一例である。
図3は、実施形態に係る電力伝送部41aの構成の一例を示す側面図である。
電力伝送部41aは、送電コイルユニット142aと、受電コイルユニット212aと、第1金属31を備える。送電コイルユニット142aは、送電コイルユニット142の一例である。受電コイルユニット212aは、受電コイルユニット212の一例である。
なお、本実施形態では、ワイヤレス受電装置20の受電コイルユニット212aの構成はワイヤレス送電装置10の送電コイルユニット142aの構成と同様である。
第1磁性体B1は、第1面M1を有する磁性体であり、例えば、フェライトであってもよい。第1面M1は、受電コイルユニット212aと対向させられる面である。本実施形態では、一例として、第1磁性体B1の形状が矩形板状である場合について説明する。この場合、第1面M1は、矩形状の平面である。図2および図3の例では、第1面M1は、三次元座標系において、XY平面に平行な面であり、Z軸と直交している。すなわち、第1面M1は、第1磁性体B1の上面である。なお、第1面M1は、平面に代えて、曲面であってもよい。また、第1磁性体B1の形状は、矩形板状に代えて、他の形状であってもよく、円板状等の形状であってもよい。
送電コイル301は、第1磁性体B1の周囲(外周)に、第1導体がソレノイド状に巻回された(ソレノイド型の)コイルである。第1導体は、送電コイル301を構成する導体であり、本実施形態では、導線である。当該導線の幅は、例えば、一定である。
本実施形態では、送電コイル301は、第1面M1の一部を覆うソレノイドコイルとして、第1磁性体B1に対して配置されている。
本実施形態では、送電コイル301の巻回軸の方向は、第1磁性体B1の長辺の方向(図2および図3の例では、Y軸に平行な方向)と同じ方向である。
また、本実施形態では、送電コイル301は、送電コイル301の巻回軸に平行な方向において、第1磁性体B1の中央部に配置されている。
本実施形態では、受電コイルユニット212aは、送電コイルユニット142aと同様な構成を有している。具体的には、受電コイルユニット212aにおける第2磁性体B2、第2磁性体B2の第2面M2、受電コイル302を構成する第2導体が、それぞれ、送電コイルユニット142aにおける第1磁性体B1、第1磁性体B1の第1面M1、送電コイル301を構成する第1導体に対応している。
本実施形態では、第1金属31は平面状であるとし、送電コイルユニット142aの第1面M1と、受電コイルユニット212aの第2面M2と、第1金属31の面とが、平行(または、ほぼ平行)に配置されている。
本実施形態では、受電コイルユニット212aの第2面M2と第1金属31の面との距離a2は、送電コイルユニット142aの第1面M1と第1金属31の面との距離a1よりも短い。
図4は、実施形態に係る電力伝送部41aの共振回路の構成の一例を示す図である。
送電コイルユニット142aは、送電コイル301とコンデンサー311を有する送電側共振回路から構成されている。図4の例では、送電コイル301とコンデンサー311とが直列に接続されている。
受電コイルユニット212aは、受電コイル302とコンデンサー321とコンデンサー322を有する受電側共振回路から構成されている。図4の例では、受電コイル302とコンデンサー321とが並列に接続されており、これらに対してコンデンサー322が直列に接続されている。
同様に、受電コイルユニット212aにおけるコンデンサー321、322は、例えば、回路基板などを用いて受電コイルユニット212aに備えられる。
送電側共振回路としては、例えば、図4に示される回路に代えて、図4に示される受信側共振回路と同様な回路が用いられてもよく、あるいは、図4に示される受信側共振回路においてコンデンサー322が備えられない回路(つまり、受電コイル302とコンデンサー321とが並列に接続された回路)と同様な回路が用いられてもよい。
また、受電側共振回路についても、送電側共振回路について示したのと同様に、様々な回路が用いられてもよい。
なお、送電側共振回路と受電側共振回路とは、例えば、同様な構成を有する回路(ただし、回路特性は異なり得る)が用いられてもよく、あるいは、異なる構成を有する回路が用いられてもよい。
ここで、式(1)におけるL1は、送電コイル301のインダクタンスの値を示す。また、式(1)におけるC1は、コンデンサー311のキャパシタンスの値を示す。
式(1)は、第1金属31が存在しない場合と比べて第1金属31が存在する場合に受電コイル302のインダクタンスが93%程度に低下すると想定したときに、その程度の範囲(約88%から約98%の範囲)で設定した例である。
なお、式(1)は好ましい範囲の例であり、他の態様が用いられてもよい。
図5には、図2および図3と同様なXYZ三次元座標系を示してある。
図5は、受電コイルユニット212aの第2面M2に対して垂直な方向(図2および図3の例では、Z軸に平行な方向)から、第1金属31を挟んで、当該第2面M2を見た視線の図である。
第1金属31は、当該第1金属31により囲まれて第1金属31が存在しない複数の隙間部を有する面を備えている。
一方側の第1端部H1は、受電コイル302の巻回軸に対して直交する方向(図5の例では、X軸に平行な方向である幅方向)について、第1金属31の複数の隙間部が当該第1端部H1と対向するように、構成されている。
同様に、他方側の第2端部H2は、受電コイル302の巻回軸に対して直交する方向(図5の例では、X軸に平行な方向である幅方向)について、第1金属31の複数の隙間部が当該第2端部H2と対向するように、構成されている。
ここで、第1金属31が有する隙間部は、第1金属31の金属部分が存在しない部分であり、第1金属31の金属部分により囲まれて形成される開口部分である。
同様に、第2端部H2と複数の隙間部とが対向する態様としては、例えば、それぞれの隙間部の少なくとも一部が第2端部H2と対向する態様が用いられてもよい。
他の例として、送電コイルの一部または全部において、送電コイル301を構成する第1導体は、隣接する部分が互いに所定の間隔をあけて配置されてもよい。
また、本実施形態では、隣接する第1導体同士(絶縁膜同士)を接触させて配置したが、他の例として、送電コイル301の一部または全部において、隣接する第1導体同士(絶縁膜同士)を離間させて(つまり、接触させずに)配置する構成が用いられてもよい。
なお、受電コイルユニット212aにおける第2面M2上に配置される態様についても、送電コイルユニット142aにおける第1面M1上に配置される態様と同様である。
なお、第2磁性体B2についても、第1磁性体B1と同様な構成が用いられてもよい。
本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1では、第1金属31が存在しない場合と比べて第1金属31が存在する場合に受電側のインダクタンスが低下して共振周波数が高い方へ変化した状態においても、送電コイルユニット142aと受電コイルユニット212aとで効率良く電力伝送を行うことができる共振周波数を設定することができる。
また、ワイヤレス電力伝送システム1では、受電コイル302と第1金属31との離間距離(距離a2)は、送電コイル301と第1金属31との離間距離(距離a1)よりも短い。
一例として、ワイヤレス電力伝送システム1では、受電コイル302は、受電用導体が受電コイル用磁性体(第2磁性体M2)に巻回されたソレノイドコイルである。そして、受電コイル用磁性体(第2磁性体M2)の端部(第1端部H1、第2端部H2)において、受電コイル302の軸方向と直交する方向(図5の例では、X軸に平行な方向)において、第1金属31が有する複数の隙間部が当該端部(第1端部H1、第2端部H2)に対向するように配置されている。
図6は、変形例1に係る送電コイルユニット142bの構成の一例を示す斜視図である。送電コイルユニット142bは、送電コイルユニット142の一例である。
図6には、図2および図3と同様なXYZ三次元座標系を示してある。
図6では、図2および図3に示される送電コイルユニット142aと同様な部分については、同じ符号を付してある。
なお、変形例1において説明する構成部分以外の点については、図2および図3に示される送電コイルユニット142aと同様な構成が用いられてもよい。
変形例1では、送電コイル301aは、2個の渦巻き状のコイル部分(2個の平面コイル部分)を有するコイルであって当該2個の渦巻きが互いに逆向きであるコイルである。このようなコイルが用いられる場合にも、小型で伝送距離を長くすることが可能である。
図6の例では、第1磁性体B1の第1面M1に、送電コイル301aを構成する第1導体が配置されて、当該送電コイル301が形成されている。
なお、送電コイル301aは、例えば、フレキシブル基板に所定の形状を有する導体のパターンが形成されたコイルであってもよい。
図7には、図2および図3と同様なXYZ三次元座標系を示してある。
図7では、図2および図3に示される受電コイルユニット212aと同様な部分については、同じ符号を付してある。
なお、変形例1において説明する構成部分以外の点については、図2および図3に示される受電コイルユニット212aと同様な構成が用いられてもよい。
ここで、変形例1では、受電コイルユニット212bについても、送電コイルユニット142bと同様に、受電コイル302aとして、2個の渦巻き状のコイル部分(2個の平面コイル部分)を有するコイルであって当該2個の渦巻きが互いに逆向きであるコイルが用いられている。
なお、変形例1では、受電コイルユニット212bの構成は、例えば、送電コイルユニット142bの構成と同様である。
第1金属31は、当該第1金属31により囲まれて第1金属31が存在しない複数の隙間部を有する面を備えている。
一方側の第1開口部I1は、第1金属31が有する複数の隙間部が当該第1開口部I1と対向するように、構成されている。
同様に、他方側の第2開口部I2は、第1金属31が有する複数の隙間部が当該第2開口部I2と対向するように、構成されている。
同様に、第2開口部I2と複数の隙間部とが対向する態様としては、例えば、それぞれの隙間部の少なくとも一部が第2開口部I2と対向する態様が用いられてもよい。
具体的には、図6に示されるような送電コイル301aおよび図7に示されるような受電コイル302aにおいても、電力を効率良く送電することができ、小型化および電力の長距離伝送を可能とする。
また、変形例1では、受電コイル302aは、開口部(第1開口部I1、第2開口部I2)を有するコイルである。そして、第1金属31が有する複数の隙間部が開口部(第1開口部I1、第2開口部I2)に対向するように配置されている。
図8は、変形例2における送電コイルユニット142aの第1磁性体B1と第1金属31との配置の一例を示す図である。
図8には、図2および図3と同様なXYZ三次元座標系を示してある。
図8では、図2および図3に示される送電コイルユニット142aと同様な部分については、同じ符号を付してある。
なお、変形例2において説明する構成部分以外の点については、図2および図3に示される送電コイルユニット142aと同様な構成が用いられてもよい。
図8では、図示を簡易化して、送電コイルユニット142aについて、第1磁性体B1および第1面M1のみを示してある。
ここで、第1磁性体B1に対向する第1金属31の金属部分の面積は、第1金属31の金属部分が存在しない隙間部の部分の面積を除いた部分の面積である。
なお、本例は好ましい例であり、他の態様が用いられてもよい。
図9は、変形例3に係る送電部401の構成の一例を示す図である。
図8では、図4に示される送電コイルユニット142aと同様な部分については、同じ符号を付してある。
送電部401は、送電コイルユニット142aと、送電回路12aと、制御回路13と、通信部141を備える。送電回路12aは、送電回路12の一例である。
送電回路12aは、インバーター511と、出力検出回路512と、位相補正回路513と、DC/DCコンバーター514を備える。送電コイルユニット142aは、例えば、図4に示される回路構成を有する。
位相補正回路513は、例えば、位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)である。
また、位相補正回路513は、例えば、図9の例のように送電回路12aに含まれてもよく、あるいは、送電回路12aとは別に設けられてもよい。
DC/DCコンバーター514は、所定の直流電源(図1の例では、直流電源11)から直流電圧を入力し、入力された直流電圧(入力直流電圧)を異なる電位の直流電圧に変換し、変換された直流電圧をインバーター511に供給(出力)する。
インバーター511は、DC/DCコンバーター514から出力される直流電圧(出力直流電圧)を入力し、入力された直流電圧(入力直流電圧)を交流電圧に変換し、変換された交流電圧を送電コイルユニット142aに供給(出力)する。
送電コイルユニット142aは、インバーター511から出力される交流電圧に応じて磁束を発生することで電力を送電する。
位相補正回路513は、インバーター511の駆動周波数を変化させる制御を行う。位相補正回路513は出力検出回路512による検出結果に基づいて、送電コイルユニット142aに供給される交流電圧の電圧位相及び交流電流の電流位相を検出し、これらの位相差が一定となるように、インバーター511の駆動周波数を変化させる制御を行う。
Claims (7)
- 送電コイルとコンデンサーを有し送電側共振回路となる送電コイルユニットと、
受電コイルとコンデンサーを有し受電側共振回路となる受電コイルユニットと、
第1金属であって、前記第1金属が設けられない場合に前記送電コイルから前記受電コイルに磁束が発生する領域の一部を占める前記第1金属と、を備え、
前記受電側共振回路の共振周波数は、前記送電側共振回路の共振周波数よりも低く、前記受電コイルと前記第1金属との距離に応じた共振周波数である、
ワイヤレス電力伝送システム。 - 前記受電コイルと前記第1金属との離間距離は、前記送電コイルと前記第1金属との離間距離よりも短い、
請求項1に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記送電コイルは、ソレノイドコイル、あるいは、2個の渦巻き状のコイル部分を有しており当該2個の渦巻きが互いに逆向きであるコイルであり、
前記受電コイルは、ソレノイドコイル、あるいは、2個の渦巻き状のコイル部分を有しており当該2個の渦巻きが互いに逆向きであるコイルである、
請求項1または請求項2に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記受電コイルは、受電用導体が受電コイル用磁性体に巻回されたソレノイドコイルであり、
前記第1金属は、前記第1金属により囲まれて前記第1金属が存在しない複数の隙間部を有する面を備え、
前記受電コイル用磁性体の端部において、前記受電コイルの軸方向と直交する方向において、前記第1金属の複数の前記隙間部が前記端部に対向するように配置されている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記受電コイルは、開口部を有するコイルであり、
前記第1金属は、前記第1金属により囲まれて前記第1金属が存在しない複数の隙間部を有する面を備え、
前記第1金属の複数の前記隙間部が前記開口部に対向するように配置されている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記送電コイルが有する送電コイル用磁性体の導体が巻回されていない部分の面積は、前記送電コイル用磁性体に対向する前記第1金属の金属部分の面積に対して10倍以上である、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 入力直流電圧を交流電圧に変換し、前記交流電圧を前記送電コイルユニットに供給するインバーターと、
前記インバーターからの出力電圧及び出力電流を検出する出力検出回路と、
前記インバーターの駆動周波数を変化させる制御を行う位相補正回路と、を備え、
前記位相補正回路は、前記出力検出回路による検出結果に基づいて、前記送電コイルユニットに供給される前記交流電圧の電圧位相及び交流電流の電流位相を検出し、これらの位相差が一定となるように前記インバーターの前記駆動周波数を変化させる制御を行う、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤレス電力伝送システム。
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