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JP2019168141A - 壁掛式空調機 - Google Patents

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JP2019168141A
JP2019168141A JP2018055072A JP2018055072A JP2019168141A JP 2019168141 A JP2019168141 A JP 2019168141A JP 2018055072 A JP2018055072 A JP 2018055072A JP 2018055072 A JP2018055072 A JP 2018055072A JP 2019168141 A JP2019168141 A JP 2019168141A
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locked
air conditioner
locking
wall
locking portion
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JP2018055072A
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English (en)
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恭亮 入江
Kyosuke Irie
恭亮 入江
浩平 大田
Kohei Ota
浩平 大田
一真 大原
Kazuma Ohara
一真 大原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

【課題】空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じた場合に、異常が生じたことを使用者に気付かせることができる技術を提供する。【解決手段】壁掛式空調機は、バックハンガー2と、空調機本体3とを備える。バックハンガーは、第1係止部21および第2係止部22を有し、壁面に固定される。空調機本体は、第1被係止部31を有し、第1被係止部が第1係止部に係止されることによってバックハンガーに支持される。また、空調機本体は、第2被係止部32を有する。第2被係止部は、第1被係止部が第1係止部に係止された状態において、第2係止部の係止面から離間した位置に配置され、第1係止部が第1被係止部から外れて空調機本体が位置ずれした場合に、第1係止部の係止面と当接して第2係止部に係止される。【選択図】図3

Description

本開示は、壁掛式空調機に関する。
従来、室内の暖房、送風、換気といった空気調整を行う空調機の一種として、壁掛式空調機が知られている。壁掛式空調機は、壁面に固定されたバックハンガーに空調機本体を引っ掛けることによって壁面に固定される。
この種の壁掛式空調機においては、たとえば、空調機本体に想定外の力が加えられた場合に、空調機本体の取り付け部分が破損して空調機本体が落下する可能性がある。特許文献1には、空調機本体の落下を防止する技術として、空調機本体の取り付け部分が破損した場合に、当該部分に代わってバックハンガーと係合する落下防止部材を空調機本体に設けた壁掛式空調機が開示されている。
特開2009−30909号公報
本開示は、空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じた場合に、異常が生じたことを使用者に気付かせることができる技術を提供する。
本開示の一態様に係る壁掛式空調機は、第1係止部および第2係止部を有し、壁面に固定されるバックハンガーと、第1被係止部を有し、該第1被係止部が前記第1係止部に係止されることによって前記バックハンガーに支持される空調機本体とを備え、前記空調機本体は、前記第1被係止部が前記第1係止部に係止された状態において、前記第2係止部の係止面から離間した位置に配置され、前記第1係止部が前記第1被係止部から外れて前記空調機本体が位置ずれした場合に、前記係止面と当接して前記第2係止部に係止される第2被係止部を有する。
第2被係止部が第2係止部に係止されることで空調機本体の落下を防止することができる。かかる第2被係止部は、第1被係止部が第1係止部に係止された状態において第2係止部の係止面から離間した位置に配置される。このため、第1係止状態において第2被係止部に負荷が掛かることを抑制することができる。空調機本体は、第1係止部に係止された状態から位置ずれして第2係止部に係止されることから、第1係止部に係止された状態と第2係止部に係止された状態とで、空調機本体の姿勢が変化する。このように空調機本体の姿勢が変化することで、空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じたことを使用者に気付かせることができる。
また、前記第2被係止部は、前記第1被係止部が前記第1係止部に係止された前記第1係止状態よりも前記空調機本体が傾いた第2係止状態で前記第2係止部に係止される。
第2被係止部は、第1係止状態よりも空調機本体が傾いた第2係止状態で第2係止部に係止される。このため、空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じたことを使用者に気付かせることができる。
また、前記空調機本体は、左右方向を長手方向とし、前記第2被係止部は、前記第2係止状態において、前記第1係止状態よりも前記空調機本体が左右方向に傾いた状態で前記第2係止部に係止される。
空調機本体の長手方向が傾くため、空調機本体の短手方向が傾く場合と比較して、異常が生じたことを使用者に気付かせ易い。
また、前記バックハンガーは、一対の前記第1係止部を有し、前記第2被係止部は、前記第2係止部の前記係止面から上方に離間した位置に配置され、前記空調機本体は、一対の前記第1被係止部を有し、一対の前記第1係止部のうち一方が前記第1被係止部から外れた場合に、前記空調機本体の下方への位置ずれに伴って前記第2被係止部が下方へ移動することによって前記第2被係止部が前記第2係止部に係止されて前記第2係止状態となる。
第1係止状態において、第2被係止部は第2係止部の係止面から上方に離間した位置に配置される。このため、一対の第1被係止部のうち一方が第1係止部から外れて、残りの第1被係止部と第2被係止部とでバックハンガーに支持された状態となったときに、空調機本体を左右方向に傾かせることができる。
また、前記第2被係止部は、前記空調機本体の重心に対して左右方向にずれた位置に配置される。
空調機本体の重心に対して左右方向にずれた位置に第2係止部が配置されるため、空調機本体を自重によって左右方向に傾かせることができる。
また、前記第1係止部と前記第2係止部とが、前記バックハンガーに対して一体的に形成される。
第1係止部と第2係止部とがバックハンガーに一体的に形成されるため、第2係止部が設けられていないバックハンガーと同様の施工手順でバックハンガーを固定することができる。言い換えれば、第2係止部を取り付けるための別途の手順を必要としない。また、第2係止部を施工し忘れることもない。
本開示によれば、空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じた場合に、異常が生じたことを使用者に気付かせることができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機を前面側から見た斜視図である。 図2は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機の分解斜視図である。 図3は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機の背面図である。 図4は、バックハンガーを背面側から見た斜視図である。 図5は、図3に示すV−V線における断面図である。 図6は、図3に示すVI−VI線における断面図である。 図7は、第1係止状態における壁掛式空調機の第2被係止部周辺の背面図である。 図8は、第2係止状態における壁掛式空調機の第2被係止部周辺の背面図である。 図9は、第2係止状態における壁掛式空調機の背面図である。 図10は、本開示の一実施形態における変形例に係るバックハンガーの模式的な断面図である。
以下に、本開示に係る壁掛式空調機を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る壁掛式空調機が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<1.壁掛式空調機の全体構成>
まず、本実施形態に係る壁掛式空調機の全体構成について図1〜図3を参照して説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機を前面側から見た斜視図である。また、図2は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機の分解斜視図であり、図3は、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機の背面図である。
以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。また、以下では、図1に示す壁面Wを背にした人物を基準とする左方(Y軸負方向)、右方(Y軸正方向)、前方(X軸負方向)、後方(X軸正方向)を壁掛式空調機1の「左方」、「右方」、「前方」、「後方」と規定する。したがって、たとえば、壁掛式空調機1の「左右方向」はY軸方向を意味し、「前後方向」はX軸方向を意味する。また、以下では、図1に示す壁掛式空調機1が有する面のうち前方側(X軸負方向側)の面を「前面」と記載し、後方側(X軸正方向側)の面を「背面」と記載する。
図1に示す壁掛式空調機1は、たとえば、浴室に隣接する洗面所や脱衣所等の隣室の壁面Wに設置される。壁掛式空調機1は、暖房機能を有しており、両側面に設けられた吸込口41,41から空気を取り込み、取り込んだ空気を加熱して前面に設けられた吹出口13から室内に送り出す。なお、壁掛式空調機1は、吸込口41,41から取り込んだ空気を加熱することなく吹出口13から室内へ送り出す送風機能を有していてもよい。
図1に示すように、壁掛式空調機1は、略直方体形状を有しており、左右方向が長手方向となるように壁面Wに取り付けられる。
図2に示すように、壁掛式空調機1は、バックハンガー2と、空調機本体3と、表面カバー4とを備える。
<2.バックハンガー>
バックハンガー2は、壁面Wに固定される金属製の部材である。バックハンガー2は、基部20と、一対の第1係止部21,21と、第2係止部22とを備え、これらは一体的に形成される。
基部20は、左右方向に延在する薄板状の部材である。基部20には、複数の挿通穴201が基部20の長手方向に沿って一定間隔で形成されている。バックハンガー2は、複数の挿通穴201のいくつかに挿通された複数のネジ202によって壁面Wに固定される。
一対の第1係止部21,21および第2係止部22は、基部20に形成される。ここで、一対の第1係止部21,21および第2係止部22の構成について図4を参照して説明する。図4は、バックハンガー2を背面側から見た斜視図である。
図4に示すように、一対の第1係止部21,21は、基部20の左右両端部に設けられる。各第1係止部21は、基部20の上縁から前方に向かって水平に延びる第1係止面211と、第1係止面211の前端から上方に向かって垂直に延びる第2係止面212とを有する。このように、各第1係止部21は、フック形状を有する。
第2係止部22は、一対の第1係止部21,21の間に設けられる。第2係止部22は、一方の第1係止部21と他方の第1係止部21との中間位置ではなく、この中間位置よりも一方の第1係止部21側に寄った位置に設けられる。具体的には、図3に示すように、第2係止部22は、空調機本体3の重心に対して左右方向(ここでは、右方)にずれた位置に配置される。そして、第2係止部22に対応して設けられる後述する第2被係止部32も空調機本体3の重心に対して左右方向(ここでは、右方)にずれた位置に配置される。この点については後述する。なお、図3に一点鎖線示す仮想線Gは、空調機本体3の重心を通る鉛直線である。
第2係止部22は、基部20の上縁から前方に向かって水平に延びる第3係止面221と、第3係止面221の前端から上方に向かって垂直に延びる第4係止面222とを有する。このように、第2係止部22も第1係止部21と同様にフック形状を有する。なお、第3係止面221は、一対の第1係止部21,21が有する第1係止面211と同じ高さ位置に設けられ、第4係止面222は、一対の第1係止部21,21が有する第2係止面212と同じ前後位置に設けられる。
<3.空調機本体>
図2に戻り、空調機本体3について説明する。空調機本体3は、ケーシング30を備える。ケーシング30は、壁掛式空調機1の背面を構成する部材であり、左右方向を長手方向とする。ケーシング30は、たとえば樹脂で形成される。
ケーシング30には、暖房機能や送風機能を実現するための各種機器が収容される。たとえば、ケーシング30には、ファン11、内部流路12および吹出口13が収容される。また、ケーシング30には、図示しないヒータや温度センサ等が収容される。空調機本体3は、ファン11が発生させる吸引力を用いて吸込口41,41から空気を取り込んで内部流路12に送り込む。内部流路12にはヒータが配置されており、内部流路12に送り込まれた空気は、ヒータによって加熱されて吹出口13から送り出される。なお、送風の場合は、ヒータがオフされることによって常温の空気が吹出口13から送り出される。
図3に示すように、空調機本体3は、ケーシング30の背面上部に、一対の第1被係止部31,31と、第2被係止部32とを備える。一対の第1被係止部31,31は、一対の第1係止部21,21に対応する位置に配置され、一対の第1係止部21,21に係止される。
また、第2被係止部32は、第2係止部22に対応する位置に配置され、第2係止部22に係止される。空調機本体3は、一対の第1被係止部31,31が一対の第1係止部21,21に係止されることによってバックハンガー2に支持される。なお、ケーシング30の背面下部の左右両端には、挿通穴33が1つずつ形成されている。空調機本体3は、各挿通穴33に挿通されたネジ331によって壁面Wに固定される。
ここで、一対の第1被係止部31,31および第2被係止部32の構成について図5および図6を参照して説明する。図5は、図3に示すV−V線における断面図である。また、図6は、図3に示すVI−VI線における断面図である。なお、図5には、一方の第1被係止部31の断面形状を示しているが、他方の第1被係止部31についても同様である。
図5に示すように、第1被係止部31は、第1被係止面311と第2被係止面312とを有する。第1被係止面311は、第1係止部21の第1係止面211と対向する位置に設けられる水平面である。第2被係止面312は、第1係止部21の第2係止面212と対向する位置に設けられる垂直面であり、第1被係止面311の前端から上方に向かって垂直に延びている。
第1被係止部31は、第1被係止面311が第1係止部21の第1係止面211と当接することにより、第1係止部21に係止された状態となる。なお、第2被係止面312は、必ずしも第2係止面212と当接していることを要しない。第2被係止面312は、たとえば、空調機本体3が前方に位置ずれした場合に、第2係止面212と当接することにより、空調機本体3の前方への更なる位置ずれを抑制する。
図6に示すように、第2被係止部32は、第3被係止面321と、第4被係止面322と、2つの第5被係止面323(図7参照)とを有する。第3被係止面321は、第2係止部22の第3係止面221と対向する位置に設けられる水平面である。第4被係止面322は、第2係止部22の第4係止面222と対向する位置に設けられる垂直面であり、第3被係止面321の前端から上方に向かって垂直に延びている。2つの第5被係止面323は、第2係止部22の左右両側端面に対向する位置に設けられる垂直面であり、第4被係止面322の左右両端から前方に向かって延びる。
上述したように、バックハンガー2における一対の第1係止面211および第3係止面221は、同一の高さ位置に配置される。一方、第2被係止部32の第3被係止面321は、一対の第1被係止部31の第1被係止面311よりも上方に配置される。したがって、一対の第1被係止部31,31の両方が一対の第1係止部21,21の両方に係止された状態(以下、「第1係止状態」と記載する)において、第2被係止部32は、第2係止部22の第3係止面221から離間した位置に配置される。このため、空調機本体3がバックハンガー2に対して正常に支持されている第1係止状態において、第2被係止部32には、空調機本体3の自重による負荷が掛からないようになっている。
<4.表面カバー>
図2に戻り、表面カバー4について説明する。表面カバー4は、壁掛式空調機1の背面以外の面、すなわち、前面、左側面、右側面、上面および下面を構成する部材であり、たとえば樹脂で形成される。表面カバー4の左側面および右側面には、空調機本体3と表面カバー4とによって形成される内部空間に空気を取り込むための吸込口41,41が形成されている。また、表面カバー4には、前面下部から下面にかけて、吹出口13を露出させるための切欠部42が形成されている。
<5.施工手順>
次に、壁掛式空調機1の施工手順について説明する。施工者は、まず、複数のネジ202を用いてバックハンガー2を壁面Wに固定する。バックハンガー2には、一対の第1係止部21,21と第2係止部22とが一体的に形成されるため、第2係止部22が設けられていないバックハンガーと同様の施工手順でバックハンガー2を固定することができる。言い換えれば、第2係止部22を取り付けるための別途の手順を必要としない。また、第2係止部22を施工し忘れることもない。
つづいて、施工者は、バックハンガー2に形成された一対の第1係止部21,21に、空調機本体3を引っ掛ける。具体的には、空調機本体3の背面に形成された一対の第1被係止部31,31の各第1被係止面311を一対の第1係止部21,21の各第1係止面211と当接させることにより、一対の第1被係止部31,31を一対の第1係止部21,21に係止させる。これにより、空調機本体3がバックハンガー2に支持された状態となる。その後、施工者は、ケーシング30下部の左右2箇所に設けられた2つの挿通穴33にそれぞれネジ331を挿通し、各ネジ331を壁面Wに固定する。これにより、空調機本体3が壁面Wに固定される。
つづいて、施工者は、空調機本体3に表面カバー4を取り付ける。これにより、壁掛式空調機1の壁面Wへの設置が完了する。
<6.空調機本体の落下防止機能について>
壁掛式空調機1においては、たとえば子供がぶら下がるなどして空調機本体3に想定外の力が加えられた場合に、一対の第1被係止部31,31の一方もしくは両方が破損する可能性がある。この場合、空調機本体3がバックハンガー2に正常に支持された状態が保たれなくなる。特許文献1に記載の技術では、空調機本体のバックハンガーへの取り付け部分が破損した場合に、当該部分に代わってバックハンガーと係合する落下防止部材を空調機本体に取り付けることで、空調機本体の落下を防止することとしている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、落下防止部材で空調機本体を支持している状態、言い換えれば、空調機本体とバックハンガーとの係止状態に異常が生じている状態において、異常が生じたことを使用者に気付かせることが困難である。
本実施形態に係る壁掛式空調機1では、一対の第1被係止部31,31の一方もしくは両方が仮に破損して空調機本体3が位置ずれを起こした場合に、第2被係止部32が第2係止部22に係止されることにより、空調機本体3の落下を防止することとした。また、本実施形態に係る壁掛式空調機1では、第2被係止部32が第2係止部22に係止された第2係止状態となったときに、空調機本体3が傾くようにした。これにより、使用者は、傾いた空調機本体3を目視することで、空調機本体3とバックハンガー2との係止状態に異常が生じていることに容易に気付くことができる。
この点について図7〜図9を参照して説明する。図7は、第1係止状態における壁掛式空調機1の第2被係止部32周辺の背面図であり、図8は、第2係止状態における壁掛式空調機1の第2被係止部32周辺の背面図である。また、図9は、第2係止状態における壁掛式空調機1の背面図である。
図7に示すように、一対の第1被係止部31,31が一対の第1係止部21,21に係止された第1係止状態において、第2被係止部32は、第2係止部22から離間した位置に配置される。具体的には、第2被係止部32の第3被係止面321は、第2係止部22の第3係止面221に対して上方に離間しており、第2被係止部32の第4被係止面322は、第2係止部22の第4係止面222に対して後方に離間している。また、第2被係止部32の2つの第5被係止面323は、それぞれ第2係止部22の左端面223に対して左方に、右端面224に対して右方に離間している。
第1係止状態において、たとえば、一対の第1被係止部31,31のうち左側の第1被係止部31が破損等によって第1係止部21から外れたとする。また、このとき、空調機本体3を壁面Wに直接固定している2つのネジ331も各挿通穴33から外れたとする。この場合、空調機本体3は、下方への位置ずれを起こし、第2被係止部32も、空調機本体3の下方への位置ずれに伴って下方へ移動する。
この結果、図8に示すように、第2被係止部32の第3被係止面321が第2係止部22の第3係止面221と当接することで、空調機本体3の下方への落下が防止される。また、第2被係止部32の右側の第5被係止面323が第2係止部22の右端面224と当接することで、空調機本体3の左右方向(ここでは、左方)への滑落が防止される。
上述したように、第2係止部22の第3係止面221が第1係止部21の第1係止面211と同一の高さ位置に配置されるのに対し、第2被係止部32の第3被係止面321は、第1被係止部31の第1被係止面311よりも上方に配置されている。このため、空調機本体3は、一対の第1被係止部31,31のうち一方と第2被係止部32とでバックハンガー2に支持された状態となることで、左右方向に傾くこととなる。ここでは、右側の第1被係止部31と第2被係止部32とでバックハンガー2に支持された状態であるため、空調機本体3は、図9に示すように、左方方向に傾いた状態でバックハンガー2に支持されることとなる。
このように、第2係止状態において、空調機本体3は、第1係止状態よりも左右方向に傾く。すなわち、空調機本体3の長手方向が傾くため、空調機本体3とバックハンガー2との係止状態に異常が生じたことを使用者に気付かせ易い。
ここでは、一対の第1被係止部31,31のうち一方が第1係止部21から外れた場合について説明したが、空調機本体3は、一対の第1被係止部31,31の両方が第1係止部21の両方から外れた場合も、第1係止状態よりも左右方向に傾いた状態となる。
すなわち、上述したように、第2係止部22は、空調機本体3の重心に対して左右方向にずれた位置に配置されている(図3参照)。また、第2係止部22に対応して設けられる第2被係止部32も、空調機本体3の重心に対して左右方向にずれた位置に配置される。仮に一対の第1被係止部31,31の両方が第1係止部21から外れた場合、空調機本体3は、第2被係止部32のみでバックハンガー2に支持された状態となる。このとき、第2係止部22および第2被係止部32は、空調機本体3の重心に対して左右方向(ここでは、右方)にずれた位置に配置されているため、空調機本体3は、自重によって左方に傾いた状態でバックハンガー2に支持されることとなる。
このように、空調機本体3の重心に対して左右方向にずれた位置に第2係止部22および第2被係止部32を配置することで、第2係止状態となったときに、空調機本体3を自重で傾かせることができる。
上述してきたように、本開示の一態様に係る壁掛式空調機1は、バックハンガー2と、空調機本体3とを備える。バックハンガー2は、第1係止部21および第2係止部22を有し、壁面Wに固定される。空調機本体3は、第1被係止部31を有し、第1被係止部31が第1係止部21に係止されることによってバックハンガー2に支持される。また、空調機本体3は、第2被係止部32を有する。第2被係止部32は、第1被係止部31が第1係止部21に係止された状態(第1係止状態)において、第2係止部22の係止面(第3係止面221)から離間した位置に配置され、第1係止部21が第1被係止部31から外れて空調機本体3が位置ずれした場合に、係止面(第3係止面221)と当接して第2係止部22に係止される。
したがって、本開示の一実施形態に係る壁掛式空調機1によれば、空調機本体3とバックハンガー2との係止状態に異常が生じた場合に、異常が生じたことを使用者に気付かせることができる。
<7.変形例>
上述してきた実施形態では、第2係止状態において、空調機本体3が第1係止状態よりも左右方向に傾くことで、異常が生じたことを使用者に気付かせることとした。しかし、空調機本体3を傾かせる方向は、左右方向に限定されず、前後方向であってもよい。かかる場合の変形例について図10を参照して説明する。図10は、本開示の一実施形態における変形例に係るバックハンガーの模式的な断面図である。
たとえば、図10に示すように、バックハンガー2Aは、第1係止部21の第1係止面211よりも前方に延在する第3係止面221Aと、この第3係止面221Aの前端から上方に向かって垂直に延びる第4係止面222Aとを有する第2係止部22Aを備えていてもよい。第1被係止部31の第2被係止面312と第2被係止部32の第4被係止面322とは、前後方向において同じ位置に配置されている。したがって、空調機本体3に対して前方に力が加えられた場合、まず、第1被係止部31の第2被係止面312が第1係止部21の第2係止面212と当接して第1被係止部31が第1係止部21に係止されることにより、空調機本体3の前方への位置ずれが防止される。
しかし、想定外の力が空調機本体3に加えられて、仮に、第1被係止部31が破損した場合、空調機本体3は、再び前方へ位置ずれするが、第2被係止部32の第4被係止面322が第2係止部22Aの第4係止面222Aと当接して第2被係止部32が第2係止部22Aに係止されることにより、空調機本体3の前方への位置ずれが防止される。このとき、空調機本体3は、第1係止状態よりも前方に傾いた状態でバックハンガー2Aに支持された状態となるため、使用者は、空調機本体3とバックハンガー2Aとの係止状態に異常が生じたことに気付くことができる。
また、図10に示した例に限らず、たとえば、第2被係止部32の第4被係止面322を第1被係止部31の第2被係止面312よりも後方に配置させることとしてもよい。かかる場合、第1係止面211と第4係止面222とが前後方向において同じ位置に配置されるバックハンガー2を用い、図10と同じように、第2係止状態において空調機本体3を前方に傾かせた状態でバックハンガー2に支持させることができる。
上述した実施形態では、空調機本体3が一対の第1被係止部31を備える場合の例について説明したが、壁掛式空調機1は、1つの第1被係止部31を有する空調機本体3と、1つの第1係止部21を有するバックハンガー2とを備える構成であってもよい。また、壁掛式空調機1は、3つ以上の第1被係止部31を有する空調機本体3と、3つ以上の第1係止部21を有するバックハンガー2とを備える構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、第2被係止部32が、空調機本体3の重心に対して左右方向にずれた位置に配置される場合の例について説明したが、第2被係止部32は、空調機本体3の重心を通る鉛直線上に配置されてもよい。この場合、たとえば、第2被係止部32は、第1係止状態において左右方向に傾く第3被係止面321を有していてもよい。これにより、第2被係止部32が第2係止部22に係止された状態となったときに、第3被係止面321が第3係止面221に倣って水平向きとなり、これに伴い、空調機本体3が左右方向に傾く。このように、第2被係止部32が空調機本体3の重心を通る鉛直線上に配置される場合であっても、空調機本体3を左右方向に傾かせることができる。
また、上述した実施形態では、空調機本体3を傾かせることで使用者に異常を気付かせることとした。しかし、空調機本体3は、第1係止部21,21に係止された状態から位置ずれして第2係止部22に係止されることから、第1係止部21,21に係止された状態と第2係止部22に係止された状態とで、空調機本体3の姿勢は必然的に変化する。したがって、空調機本体3を傾かせなくても、空調機本体3の姿勢が変化することで、空調機本体3とバックハンガー2との係止状態に異常が生じたことを使用者に気付かせることが可能である。
また、上述した実施形態では、壁掛式空調機1が、浴室に隣接する洗面所や脱衣所等の隣室の壁面Wに設置される場合の例について説明したが、壁掛式空調機1の設置場所は、上記隣室に限定されない。また、上述した実施形態では、壁掛式空調機1が暖房機能を有する場合の例について説明したが、壁掛式空調機1は、暖房機能以外の空気調節機能を有する空調機であってもよい。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求お範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 壁掛式空調機
2 バックハンガー
3 空調機本体
4 表面カバー
21 第1係止部
22 第2係止部
31 第1被係止部
32 第2被係止部
211 第1係止面
212 第2係止面
221 第3係止面
222 第4係止面
311 第1被係止面
312 第2被係止面
321 第3被係止面
322 第4被係止面

Claims (6)

  1. 第1係止部および第2係止部を有し、壁面に固定されるバックハンガーと、
    第1被係止部を有し、該第1被係止部が前記第1係止部に係止されることによって前記バックハンガーに支持される空調機本体と
    を備え、
    前記空調機本体は、
    前記第1被係止部が前記第1係止部に係止された状態において、前記第2係止部の係止面から離間した位置に配置され、前記第1係止部が前記第1被係止部から外れて前記空調機本体が位置ずれした場合に、前記係止面と当接して前記第2係止部に係止される第2被係止部を有する、壁掛式空調機。
  2. 前記第2被係止部は、
    前記第1被係止部が前記第1係止部に係止された第1係止状態よりも前記空調機本体が傾いた第2係止状態で前記第2係止部に係止される、請求項1に記載の壁掛式空調機。
  3. 前記空調機本体は、左右方向を長手方向とし、
    前記第2被係止部は、
    前記第2係止状態において、前記第1係止状態よりも前記空調機本体が左右方向に傾いた状態で前記第2係止部に係止される、請求項2に記載の壁掛式空調機。
  4. 前記バックハンガーは、
    一対の前記第1係止部を有し、
    前記第2被係止部は、
    前記第2係止部の前記係止面から上方に離間した位置に配置され、
    前記空調機本体は、
    一対の前記第1被係止部を有し、一対の前記第1係止部のうち一方が前記第1被係止部から外れた場合に、前記空調機本体の下方への位置ずれに伴って前記第2被係止部が下方へ移動することによって前記第2被係止部が前記第2係止部に係止されて前記第2係止状態となる、請求項3に記載の壁掛式空調機。
  5. 前記第2被係止部は、
    前記空調機本体の重心に対して左右方向にずれた位置に配置される、請求項3または4に記載の壁掛式空調機。
  6. 前記第1係止部と前記第2係止部とが、前記バックハンガーに対して一体的に形成される、請求項1〜5のいずれか一つに記載の壁掛式空調機。
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