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JP2019165666A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール Download PDF

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JP2019165666A
JP2019165666A JP2018055620A JP2018055620A JP2019165666A JP 2019165666 A JP2019165666 A JP 2019165666A JP 2018055620 A JP2018055620 A JP 2018055620A JP 2018055620 A JP2018055620 A JP 2018055620A JP 2019165666 A JP2019165666 A JP 2019165666A
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寺内 孝
Takashi Terauchi
孝 寺内
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Globeride Inc
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Abstract

【課題】釣糸の繰り出し・巻き取り状況を高精度に検知可能な魚釣用リールを提供する。【解決手段】本発明は、ハンドル11の巻き取り操作によってスプール5aを回転駆動して釣糸を巻回する魚釣用リールにおいて、スプール5aと連動回転するスプール軸5の回転軸芯上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101と、磁石101に対して対向配置され、磁石101の磁界変化を検知してスプール軸5の回転角を検知する回転角センサ102と、を具備した回転角検出手段100を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、魚釣用リールに関し、詳細には、釣糸の繰り出し・巻き取り状況を高精度に検知可能な魚釣用リールに関する。
従来、スプールに巻回された釣糸の繰り出し量を検知可能な糸長計測装置を組み込んだ魚釣用リールが知られている。また、実釣時において、魚が掛かった場合等、これを報知する報知手段を組み込んだ魚釣用リールも知られている。
スプールから繰り出される糸長を計測したり、スプールから釣糸が繰り出されたことを検知するためには、スプールやスプールを駆動する駆動力伝達機構に検知装置を配設する必要がある。
上記したような検知装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、磁石等の発信体をスプールと一体回転する回転体の外側面に取り付け、これを対向する位置に設置したホールIC等の受信体で検知することで、その回転情報を取得するようにしている。この場合、回転体の外側面に、等間隔で複数個の発信体を設置することにより、スプールの回転方向を検知することが可能である。
特開平10−309157号
上記した従来の検知装置では、スプールが1回転した際に得られる信号は1個であり、また、例えば3個の発信体(受信体)を設置しても、スプール1回転で3個の検知信号しか得られない。すなわち、直径3cmのスプールを仮定すると円周は約10cmであり、3個の発信体を設置しても1信号当たり約3cmの判断しかできない。
このため、例えば、魚が掛かって釣糸を引き出しても、現状では、3cm分スプールが回らないと検知することができず、僅かな当たり(1cm程度の引き出し)について検知することはできない。また、現状の糸長表示は、10cm単位が限界であるため、より精度が求められる釣りに対応することはできない(魚の口元等、正確に餌を投入することができない)。さらに、スプールを速度制御する構成では、大まかな速度しか検出できないので、釣人が真に狙いたい速度制御をすることもできない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、釣糸の繰り出し・巻き取り状況を高精度に検知可能な魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、ハンドルの巻き取り操作によってスプールを回転駆動して釣糸を巻回する魚釣用リールにおいて、前記スプールと連動回転する回転体の回転軸芯上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石と、前記磁石に対して対向配置され、前記磁石の磁界変化を検知して前記回転体の回転角を検知する回転角センサと、を具備した回転角検出手段を有することを特徴とする。
上記した構成の魚釣用リールは、回転角検出手段の回転角センサが、スプールと連動回転する回転体の回転軸芯上に設けられた磁石の磁界変化を検知するので、スプールの詳細な回転状態(回転角)を高精度に検知することが可能となる。このため、例えば、魚の僅かな当たりで釣糸がスプールから僅かに引き出されても、その回転を検知することが可能となり、また、繰り出された釣糸の糸長を1ミリ単位で測定することができるので、高精度に仕掛けを所望の棚に落下させることが可能となり、さらに、スプールの回転速度を高精度に検知できるので、駆動モータによってスプールを回転駆動する電動リールでは、高精度にモータの駆動速度を制御することが可能となる。
本発明は、上記した形態以外にも、ハンドルの巻き取り操作によってロータを回転駆動すると共にスプールを前後動させて前記ロータに設けられた釣糸案内部を介して前記スプールに釣糸を巻回する魚釣用リールにおいても適用することが可能である。すなわち、本発明は、そのような魚釣用リールにおいて、前記巻き取り操作に連動して回転する回転体の回転軸芯上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石と、前記磁石に対して対向配置され、前記磁石の磁界変化を検知して前記回転体の回転角を検知する回転角センサと、を具備した回転角検出手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、釣糸の繰り出し・巻き取り状況を高精度に検知可能な魚釣用リールが得られる。
本発明に係る魚釣用リールの第1の実施形態(両軸受型リール)を後方側から見た断面図。 図1の主要部を示す図であり、(a)は回転角検出手段が配設される部分の拡大図、(b)は磁石の設置状態を示す斜視図、(c)はスプール軸の端面図。 第1の実施形態の変形例の主要部を示す図。 本発明に係る魚釣用リールの第2の実施形態(両軸受型リール)の主要部を示す図であり、回転角検出手段が配設される部分の拡大図。 本発明に係る魚釣用リールの第3の実施形態(電動リール)を示す図であり、後方から見た部分断面。 図5の主要部を示す図であり、回転角検出手段が配設される部分の拡大図。 本発明に係る魚釣用リールの第4の実施形態(スピニングリール)を示す図であり、内部構造を示す側面図。 リール本体を後方から見た断面図であり、回転角検出手段が配設される部分の拡大図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る魚釣用リールの実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、魚釣用リール(両軸受型リール)を後方側から見た断面図、図2は、図1の主要部を示す図であり、(a)は回転角検出手段が配設される部分の拡大図、(b)は磁石の設置状態を示す斜視図、(c)はスプール軸の端面図である。
両軸受型リールを構成するリール本体1は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bに所定の空間をもって夫々シール材を介して装着される左右側板3a,3bと、を備えている。前記左右フレーム2a,2bは、複数の支柱を介して一体化されており、その下方支柱4には、釣竿のリールシートに装着されるリール脚4aが取り付けられている。また、左右フレーム2a,2bの下方支柱と対向する上方側には、各種の情報が表示可能な表示部(図示せず)を備えた制御ケース200が設けられている。
前記左右フレーム2a,2b(左右側板3a,3b)間には、スプール軸5が軸受6a,6bを介して回転可能に支持されており、このスプール軸5には、釣糸が巻回されるスプール5aが取り付けられている。この場合、軸受6aは、左側板3aの内側に形成された環状凹所3cに配設されてスプール軸5の一方を支持し、軸受6bは、右フレーム2bに形成された貫通孔2cに配設されてスプール軸5の他方を支持している。
なお、スプール軸5を回転可能に支持する軸受6aは、環状凹所3cの内面に形成された段部3dに当て付いて外輪側が抜け止めされるとともに、内輪側はスプール軸5に設置されるワッシャ6dに当て付いて抜け止めされる。また、本実施形態では、軸受6aよりも先端側に、スプール5aの回転状態を検知する回転角検出手段100が配設されている。
右フレーム2bと右側板3bとの間には、ハンドル軸8が配設されており、このハンドル軸8は、右フレーム2bに軸受9を介して回転自在に支持されていると共に、右側板との間に介在された転がり式の一方向クラッチ10(逆転防止機構)によって、釣糸巻取方向にのみ回転可能となっている。また、ハンドル軸8の端部は、右側板3bから突出しており、その部分にハンドル11が装着されている。ハンドル11は、先端にハンドルツマミ11aを装着したレバー11bを備えており、このレバー11bの基端部が前記ハンドル軸8に装着され、ツマミ11a部分を握持し回転操作することで、スプール5aは回転するようになっている。
前記右フレーム2bと右側板3bとの間には、ハンドル11の巻き取り操作によってスプール軸5を回転駆動してスプール5aに釣糸を巻回する駆動力伝達機構と、この駆動力の伝達を継脱するクラッチ機構と、魚釣時にスプール5aから釣糸が繰り出された際、スプール5aにドラグ力を付与する制動装置が収容されている。
前記駆動力伝達機構は、ハンドル軸8に回転可能に支持された駆動歯車12とこの駆動歯車12に噛合するピニオン13とを備えている。この場合、ピニオン13は、前記スプール軸5と一体的に延出し、右側板3bに軸受15を介して回転可能に支持されたピニオン軸5bに設けられており、このピニオン軸5bに沿って軸方向に移動可能となっている。また、ピニオン13の外周には、円周溝が形成されており、この円周溝にクラッチ機構の作動部材16が係合して、ピニオン13を軸方向に移動することによって駆動力が継脱されるようになっている。すなわち、ピニオン13の端部には、嵌合部が形成されており、ピニオン13が作動部材によってスプール側に移動されて、その嵌合部がスプール軸の端部に形成されている断面非円形の係合部5cに嵌合することで駆動力伝達状態(クラッチON状態)となり、また、ピニオン13が作動部材によって右側板側に移動されて、嵌合部が係合部5cから外れることで駆動力非伝達状態(クラッチOFF状態)となる。
前記クラッチ機構は、右フレーム2bに沿って摺動可能に配設されたクラッチ作動プレート20と、このクラッチ作動プレートを駆動するようにリール本体から突出した操作レバー(切換操作部材)30とを有している。この切換操作部材30は、その支軸30aが右側板側から右フレームに向けて挿入、支持されており、その先端には、前記クラッチ作動プレート20に形成された長孔20aに挿入される係合ピン30cを具備した作動体30bが回り止め固定されている。
前記クラッチ作動プレート20は、切換操作部材30の回転操作に伴い、前記ピニオン13の円周溝に嵌合した作動部材16を駆動して、ピニオン13を軸方向に移動させる。なお、図1は、ピニオン13がスプール軸の端部に形成されている係合部5cに嵌合したクラッチON状態を示しており、この状態で切換操作部材30を回動操作すると、ピニオン13は、作動部材16によって右側に移動され、スプール軸の端部に形成されている係合部5cから外れてクラッチOFFになる。
また、上記制動装置は、駆動歯車12に形成された凹所に複数枚の摩擦板32を収容した、いわゆる多板式の制動方式で構成されており、ハンドル軸8の端部に取り付けられた調節部材33を回転操作することで、前記摩擦板に対する押圧力を強弱に加減し、これによって、スプール5aの釣糸繰り出し方向への回転に所望の制動をかけるようになっている。
前記回転角検出手段100としては、スプール5aの回転状態(回転角)を正確に検知できるものが用いられ、スプールと一体回転するスプール軸5の回転軸芯X上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101と、磁石101に対して対向配置され、磁石101の磁界変化を検知してスプール軸5の回転角を検知する回転角センサ102と、を具備している。なお、回転角センサ102もスプール軸5の回転軸芯X上に設置されている。
上記した回転角センサ102は、左側板3aに形成された環状凹所3cの底部に形成された凹部3e内に設置されており、左側板内に設置されるリード線105を介して前記制御ケース200内の制御基板に接続されている。
回転角センサ102は、磁石101が回転した際の磁界の変化を360°に亘って検出することが可能なもの(例えばリニアホールIC)が用いられ、磁界変化に対応した電圧変化信号(正弦曲線となるアナログ信号)として取得することができる。そして、このように得られたアナログ信号は、制御基板においてAD変換された電圧変位信号となり、所定のプログラムにしたがって演算処理が成され、磁石101(スプール軸5)の回転角を高精度に取得することが可能となっている。
スプール軸5の回転角を検知する回転角センサについては、出力電圧の感度を変えることで微細角度を検知することが可能であり、例えば、特開2010−217151号の角度検出装置を用いることで、0.5°単位のスプール軸5の回転角度を検知することが可能となる。このため、このような角度検出装置によれば、スプール5aの回転を1回転あたり、720個の検知信号を取得することができ、スプールの回転状況(回転速度、回転方向)を高精度に取得することが可能となる。
上記した磁石101は、両側がN極、S極に着磁された棒磁石を用いることができ、このような磁石101は、上記のようにスプール軸5の回転軸芯X上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が位置するように配設される。磁石101の材質については特に限定されないが、強磁界が得られることから、希土類系のものを用いることが好ましい。また、長さについては、スプール軸5の直径にもよるが、直径以下のものを用いることが好ましく、更に、本実施形態のように、スプール軸5の端面5eに径方向に延びる溝5fを形成し、この溝内に接着等によって固定することが好ましい。
このように、磁石101をスプール軸5の直径以下のものを用い、スプール軸端面に形成された溝5f内に固定することで、磁石101のスプール軸に対する装着が容易に行えると共に、前記軸受6aの組み込みや交換作業等も容易に行えるようになる。
上記したような回転角検出手段100を設置したことで、スプール5aの回転状態をより精度良く検知することが可能となる。例えば、上述したように、直径3cmのスプールを仮定して、検出角度が1°単位の回転角センサを用いたとすると、1周で360信号を得ることができ、従来の3個の発信体を用いて1周で3信号を得る構成と比較すると、100倍以上のデータを取得することが可能である。すなわち、直径3cmのスプールの円周は約10cmであることから、釣糸の引き出しを考慮すると、約0.25mmの釣糸引き出し判断をすることが可能となる。
したがって、従来の構成よりも、回転するスプール5aの詳細な回転状態を高精度に検知することが可能となるため、例えば、魚の僅かな当たりで釣糸がスプール5aから僅かに引き出されても、その回転を検知することが可能となり、魚信感度を向上することができる。例えば、検知信号に基づいて、制御基板側で釣人に対して、音、視認可能な表示等で報知することにより、僅かな魚のアタリ(竿先では検知できないような僅かな当たり)を釣人に把握させることが可能となる。
また、上記した回転角検出手段100によって、スプールからの釣糸の繰り出しを1ミリ単位で測定することができるので、制御ケース200の表示部において、従来では10cm単位までしか表示されなかったところ、釣糸繰り出し量をミリ単位で表示させることが可能となる。この結果、釣人は、仕掛けを所望の棚、特に回遊する魚の口元に精度良く落下させることができるようになる。なお、スプールからの釣糸の繰り出しについては、繰り出し量に応じて釣糸の巻回径が変わるものの、この径変化に応じて公知の演算プログラムで補正処理することにより、正確な繰り出し量を表示することが可能である。
図3は、上記した実施形態の変形例を示す図であり、回転角検出手段100が設置される部分の構造を示す図である。
上記した実施形態では、スプール5aと一体回転する回転体をスプール軸5としたが、この変形例では、スプール軸5に駆動歯車5Aを設置し、この駆動歯車5Aと噛合する連動歯車5Bを回転体としている。
連動歯車5Bは、左側板3aに装着される支持板(セットプレート)3Aに対してスプール側から回転軸芯となるビス(支軸)35を螺入することで、支持板に回転可能に支持されている。そして、連動歯車5Bの左側板側に面する側面には、ビス35の軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101が設置されると共に、対向する左側板3aに回転角センサ102を設置することで、上記した実施形態と同様、スプール5aの回転角を検知することが可能となる。この場合、磁石101は、ビス35の位置に対応して表面に取着する構成であっても良いし、図に示すように、凹所5B´を形成しておき、表面が面一状になるように設置する構成であっても良く、このような構成では、歯車に予め磁石が設置されていることから、回転角検出手段100の設置作業が容易に行えるようになる。
上記したように、回転角検出手段100が設置される回転体をスプールから伝達される連動歯車にし、駆動歯車5Aと連動歯車5Bのギア比を適宜設定することで、回転角検出手段100の検知精度を向上することが可能となる。例えば、ギア比を4:1に設定しておけば、検出角度が4°単位の回転角センサであっても、連動歯車5Bの回転角度を検知するように構成すれば、スプール5aの検知角度を1°に向上することが可能となる。
なお、連動歯車5Bについては、スプール軸に装着される駆動歯車5Aと連動する関係であれば良く、駆動歯車5Aとの間でギアトレインを介して連結される構成であっても良い。
図4は、本発明に係る魚釣用リールの第2の実施形態(両軸受型リール)を示す図であり、回転角検出手段が配設される部分の部分断面平面図である。
なお、以下に説明する実施形態では、上記した実施形態と同様な構成要素については、同一の参照符号を付して、詳細な説明については省略する。
本実施形態では、スプールと一体回転する回転体が別の機能を兼ね備えた構成となっている。通常、両軸受型リールのリール本体1には、スプール5aの回転駆動と同期してスプール5aに対して釣糸が均等に巻回されるように、スプール5aの前方の左右フレーム2a,2b間にレベルワインド機構40が設置されている。
レベルワインド機構40は、公知のように、左右フレーム2a,2b間に筒軸41を設置して、筒軸内に回転可能に支持されるウォームシャフト42と、ウォームシャフト42の螺旋溝に係合するピンを備えた摺動体43を備えており、摺動体には、釣糸を挿通させる釣糸案内体(図示せず)が設けられている。この釣糸案内体は、左右フレーム2a,2b間に設置される支軸45に係合して回り止めされており、ウォームシャフト42が回転駆動することで、釣糸案内体は、スプールの前方で左右方向に往復駆動され、釣糸をスプール5aに対して均等に案内するようにしている。
このようなレベルワインド機構40は、ハンドルを巻き取り方向に回転駆動した際、スプール5aの回転と同期してウォームシャフト42を回転駆動する必要があり、本実施形態では、左フレーム2aにスプール軸5に装着される駆動歯車5Aと噛合する中間歯車5Cを回転可能に支持すると共に、ウォームシャフト42の端部に左側板側からビス(支軸)46を螺入して、中間歯車5Cと噛合する連動歯車5Dを設けてレベルワインド機構40を駆動するようにしている。
前記連動歯車5Dの左側板側に面する側面には、ビス46の軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101が設置される。この場合、磁石101は、ビス46の取り付け位置の周囲に突設された凸部5Da(環状凸部でも良いし、棒磁石を両側で支持できる一対の凸部であっても良い)に設けられており、これにより、対向する左側板3aに設置された回転角センサ102によって、上記した実施形態と同様、スプール5aの回転角を検知することが可能となる。
以上のように、スプール5aと一体回転する回転体については、レベルワインド機構を駆動する歯車にする等、スプールの回転角検出以外の機能を兼ね備えたものであっても良く、その設置される箇所については、限定されることはない。
図5及び図6は、本発明に係る魚釣用リールの第3の実施形態(電動リール)を示す図であり、図5は、後方から見た部分断面、図6は、回転角検出手段が配設される部分の拡大図である。
電動リールは、駆動モータの回転駆動力を、動力伝達機構を介してスプール5aに伝達するように構成されており、通常、スプール5aとスプール軸5との間には、駆動モータの出力を減速するように、遊星歯車による減速機構が配設されている。図に示す構成では、スプール軸5の左側板側に設けられた入力ギア50に、駆動モータからの回転駆動力が伝達されるようになっており、回転駆動されるスプール軸5は、右側板側に設置される公知の減速機構51を介して、スプール5aに伝達されるようになっている。
このため、スプール軸5とスプール5aは、軸受52a,52bを介して回転可能な関係となっており、スプール5aの回転状態を検出するためには、スプールそのものの回転状態を検知する必要がある。また、図示する電動リールは、駆動モータがスプール外に設置されるアウトスプールタイプであるが、駆動モータがスプール内に設置されるインスプールタイプにおいてもスプールを支持するスプール軸が存在しないことから、スプールそのものの回転状態を検出する必要がある。
本実施形態では、スプール5aの端面(左側端面)に内歯歯車5Eが設けられており、この内歯歯車5Eに回転体となる連動歯車5Fを噛合させている。
連動歯車5Fは、左側板3aに装着される支持板(セットプレート)3Aに対して左側板側から回転軸芯となるビス(支軸)55を螺入することで、支持板に回転可能に支持されている。そして、連動歯車5Fの左側板側に面する側面には、ビス55の軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101が設置されると共に、対向する左側板3aに回転角センサ102が設置されており、これにより、上記した第1実施形態の変形例と同様、高速回転するスプール5aの回転角を検知することが可能となる。すなわち、スプールと一体回転する連動歯車については、スプール軸に設けられた駆動歯車に噛合するもの以外に、スプールそのものに駆動歯車(内歯歯車5E)を形成し、この内歯歯車によって連動する連動歯車5Fにしても良い。
上記したように、電動リールに高精度の回転角検出手段100を設置することにより、上記した実施形態の作用効果に加えて、スプールの回転状態に応じて、駆動モータの回転駆動をフィードバック制御することが可能となり、実釣時において、駆動モータの繊細な回転制御が行えるようになる。例えば、魚が掛かった時など、スプール5aの回転を検知して駆動モータの回転速度を最適な回転状態となるように制御したり、僅かな魚信等を正確に検知して駆動モータ制御することが可能となる。或いは、スプールを回転制御して、魚の誘い操作やシャクリ操作を行なうなど、高精度なスプールの駆動制御を行なうことが可能となる。
図7及び図8は、本発明に係る魚釣用リールの第4の実施形態(スピニングリール)を示す図であり、図7は、内部構造を示す側面図、図8は、リール本体を後方から見た断面図であり、回転角検出手段が配設される部分の拡大図である。
本実施形態に係るスピニングリールのリール本体61には、釣竿に装着される先端に竿装着部62Aを形成したリール脚62が一体形成されており、その前方には、回転可能に支持されたロータ63と、ロータ63の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール65とが配設されている。
前記リール本体61は、後述する巻き取り駆動機構80を収容するボディ61Aと、このボディ61Aの開口部を閉塞する薄板状の蓋体61Bを備えている。また、前記ロータ63は、スプール65の周囲を回転する一対の腕部63aを備えており、各腕部63aの夫々の前端部には、ベール63bの基端部を取り付けたベール支持部材63cが釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されている。この場合、ベール63bの一方の基端部は、ベール支持部材63cに一体的に設けられた釣糸案内部(ラインローラ)63dに取り付けられている。
リール本体61内には、ハンドル軸67が一対の軸受67a,67bを介して回転可能に支持されており、右側の突出端部には、ハンドル67cが取り付けられている。また、ハンドル67cを装着しない側のハンドル軸67には、後述する回転角検出手段100を閉塞するキャップ67dが取着されるようになっている。
前記ハンドル軸67には、巻き取り駆動機構80が係合しており、この巻き取り駆動機構80は、ハンドル軸67に一体回転可能に装着された駆動ギア68と、この駆動ギア68に噛合するピニオン歯部を具備してハンドル軸67と直交する方向に延出し且つ内部に軸方向に延在する空洞部が形成された回転駆動軸(駆動部)としてのピニオン70とを備えている。
前記ピニオン70は、ピニオン歯部の前側と後側とがそれぞれ、リール本体61(ボディ61A)の支持部に嵌合支持された一対の軸受72a,72bにより、リール本体61内に回転可能に支持されている。また、ピニオン70はスプール65側に向けて延出しており、ピニオン70の先端部にはロータ63がロータナットを介して一体回転可能に取り付けられている。
前記ピニオン歯部の前側に配置した軸受72aの前方側のピニオン70上には、逆転防止装置(一方向クラッチ)90が取り付けられており、リール本体61の外部に設けられた切換操作部92を回動操作することで、ハンドル(ロータ63)の釣糸繰出し方向の逆回転を防止するようになっている。
すなわち、切換操作部92を回動操作することで、ロータ63を逆転防止状態(逆転防止装置のON状態)と、逆回転可能状態(逆転防止装置のOFF状態)の切り換えができるように構成されている。
前記ピニオン70の内部に形成された空洞部には、ハンドル軸67と直交する方向に延出し、先端側にスプール65を装着したスプール軸75が軸方向に移動可能に挿通されている。前記スプール軸75は、ピニオン70に連結される動力伝達ギア74を介して駆動される公知のスプール往復動装置80によって前後に往復動される。
上記した構成により、ハンドル67cを巻き取り操作すると、駆動ギア68及びピニオン70を介してロータ63が回転駆動される共に、動力伝達ギア74を介してスプール往復動装置80が駆動され、スプール軸75(スプール65)が前後方向に往復動される。したがって、釣糸は、回転駆動されるロータ63の釣糸案内部63dを介してスプール5に均等に巻回されるようになる。
前記ハンドルの巻き取り操作に連動して回転する回転体には、回転角検出手段が設けられており、本実施形態では、回転体であるハンドル軸67に回転角検出手段100が設けられている。回転角検出手段100は、上記した実施形態と同様、回転体であるハンドル軸67の回転軸芯上に設けられ、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石101と、磁石101に対して対向配置され、磁石の磁界変化を検知してハンドル軸の回転角を検知する回転角センサ102と、を備えている。
前記磁石101は、例えば、第1実施形態と同様、ハンドル軸67の端面に溝を形成し、この部分に固定することが可能である。また、回転角センサ102は、カバー体61Bに取り付けられる支持部材110に設置されており、カバー体61Bからボディ61Aに亘って設けられるリード線105を介して、ボディ61A内に設置される制御ボックス200A内の制御基板に接続されている。
なお、前記制御ボックス200Aは、ボディ61Aの後端面に露出するように組み込まれた表示部210に接続されており、ハンドル軸67の回転情報については、制御ボックス200A内の制御基板の処理プログラムにしたがって処理され、表示部210に各種の情報が表示されるようになっている。
上記した構成によれば、ハンドル67cを巻き取り操作してスプール65に釣糸を巻き取る際の巻き取り状況を高精度に検知することが可能となる。例えば、前記制御ボックス200A内の制御基板に、魚種やルアー別に標準の巻き取り速度パターンをインプットしておき、釣人が選択した速度パターンに沿って理想的な巻き取り状態(引き寄せ速度)となるような情報を表示したり、報知するようにしても良い。すなわち、釣人の仕掛けの引き寄せ速度を確実に把握させて、最適な巻き取り状態となるようにコントロールすることが可能となる。
なお、スピニングリールにおいて、釣糸の繰り出しで回転する回転体は、上記したハンドル軸以外にも、ロータ63や釣糸案内部(ラインローラ)63dであっても良く、回転角検出手段100によってこれらの回転体の正確な回転情報を取得するようにしても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。本発明は、高速回転するスプールの正確な回転情報を、回転角センサを備えた回転角検出手段によって検出するものであれば良く、回転角検出手段の配設位置、構成等、適宜変形することが可能である。例えば、回転角検出手段100を構成する磁石については、複数個設置したり、軸方向に異なる磁極が着磁されたものを軸芯周りに2個設置するような構成であっても良い。
1,61 リール本体
5 スプール軸(回転体)
5a スプール
11,67c ハンドル
5B ,5D,5F 連動歯車(回転体)
40 レベルワインド機構
67 ハンドル軸(回転体)
100 回転角検出手段
101 磁石
102 回転角センサ
200,200A 制御ケース

Claims (6)

  1. ハンドルの巻き取り操作によってスプールを回転駆動して釣糸を巻回する魚釣用リールにおいて、
    前記スプールと連動回転する回転体の回転軸芯上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石と、前記磁石に対して対向配置され、前記磁石の磁界変化を検知して前記回転体の回転角を検知する回転角センサと、を具備した回転角検出手段を有することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記磁石は、前記スプールを回転駆動するスプール軸の端面に形成された径方向に延びる溝内に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記回転体は、前記スプールを回転駆動するスプール軸に設置された歯車と噛合関係にある連動歯車であることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  4. 前記スプールの端面には、内歯歯車が設けられており、
    前記回転体は、前記内歯歯車と噛合関係にある連動歯車であることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  5. 前記磁石は、前記連動歯車の支軸上の側面に設置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の魚釣用リール。
  6. ハンドルの巻き取り操作によってロータを回転駆動すると共にスプールを前後動させて前記ロータに設けられた釣糸案内部を介して前記スプールに釣糸を巻回する魚釣用リールにおいて、
    前記巻き取り操作に連動して回転する回転体の回転軸芯上に設置され、軸芯に対して直交する方向にN極、S極が着磁された磁石と、前記磁石に対して対向配置され、前記磁石の磁界変化を検知して前記回転体の回転角を検知する回転角センサと、を具備した回転角検出手段を有することを特徴とする魚釣用リール。
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