<1.パチンコ機1の構成>
本発明の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。以下の説明では、図1の手前側、奥側、上側、下側、左側、および右側を、それぞれ、パチンコ機1の前側(正面側)、後側(背面側)、上側、下側、左側、および右側とする。
図1および図2を参照し、パチンコ機1の概略構成を説明する。パチンコ機1には、遊技盤2が設けられている。遊技盤2は、正面視で略正方形の板状であり、透明なガラス板を保持した前面枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、発射機(図示外)に遊技球(図示外)を供給し、且つ賞球を受ける。上皿5の上部中央には、遊技者によって操作される操作ボタン9が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。前面枠13の上部の左右の角には、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。発射機によって発射された遊技球は、遊技領域4内を流下する。遊技領域4の略中央に、枠状の装飾枠14が配設されている。装飾枠14の中央下側に、第一始動口15が設けられている。第一始動口15の直下に、開閉部材を備えた第二始動口16が設けられている。第二始動口16は、開閉部材が開放された場合にのみ遊技球が入賞可能である。第二始動口16の下側に、遊技領域4の中央下端部まで流下した遊技球を回収するアウト口17が設けられる。
遊技盤2の後面側には、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成される表示面27を有する画像表示装置28が設けられている。表示面27は、正面視で装飾枠14の内側に設けられ、前方に向けて画像を表示可能である。表示面27には、特別図柄に基づく当たり判定(大当たり判定)の結果を遊技者に報知するための複数のデモ図柄が表示される。複数のデモ図柄は、遊技球が第一始動口15および第二始動口16のいずれかに入賞すると変動を開始し、その変動後に大当たり判定の結果に応じた組み合わせで確定表示される。
装飾枠14の後方には、装飾体55が設けられている。装飾体55は、遊技盤2の後側に取り付けられる演出装置30(図3参照)によって、上下動可能に支持される。演出装置30は、画像表示装置28およびスピーカ48等と連動して、装飾体55を上下動させる。これにより、演出装置30は、報知演出等の様々な演出を実行する。尚、図2では、可動範囲の下端位置にある装飾体55を実線によって図示し、可動範囲の上端位置にある装飾体55を仮想線によって図示する。
遊技盤2の後面側には、主基板(図示外)、サブ基板(図示外)等が設けられている。主基板はパチンコ機1の主制御を司る。主基板には、各種の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、および制御プログラム等を記憶したROMが設けられている。サブ基板は、主基板と電気的に接続されている。サブ基板は、主基板と同様に、CPU、RAM、およびROMが設けられている。サブ基板は、主基板から送信されるコマンドに従って、演出装置30等を動作させ、演出に関する総合的な制御を実行する。
<2.演出装置30の構成>
図3〜図10を参照し、演出装置30の構成の概要を説明する。図3および図4に示すように、本例の演出装置30は、所謂「18禁」をかたどった装飾体55を動作させる装置である。装飾体55は、背面視で略円形状の板状部材である支持体59と、支持体59を前側から覆うように設けられた回転部材51と、回転部材51の略前方に配置された揺動部材52とを備える。詳細な説明は後述するが、支持体59は、回転部材51と揺動部材52を支持する。支持体59の中央部には、円形状に形成され且つ略前後方向を向く中央孔(図示外)が設けられている。以下、支持体59の中央孔の軸線を「軸線A」という。
回転部材51は、正面視で略円形状の板状部材である。回転部材51の中央部には、軸線Aを中心として円形状に形成された中央孔(図示外)が形成されている。回転部材51の中央孔は、装飾体55の中央孔と前方から対向している。回転部材51の前面51Aには、中央孔を跨いで直線状に延びる矩形凹部51Bが形成されている。詳細な説明は後述するが、回転部材51は、軸線Aを中心に回転可能である。回転部材51の前部の形状は、軸線Aを中心に180°回転した場合、回転の前後において正面視の外観に変化がない形状である。つまり、回転部材51の前側の部位の形状は、正面視で、軸線Aに対して略点対称となる形状である。揺動部材52は、平板状の部材であり、回転部材51と略前後方向に並ぶ部材である。揺動部材52の前面52Aは略平面状に形成されている。
本例の演出装置30は、装飾体55を上下動させつつ、装飾体55の上下方向に対する角度である所定角度(例えば図11で示す角度θ)を変化させる。また、演出装置30は、揺動部材52を、左右方向に延びる後述の軸線E(図10参照)を中心に揺動させ、回転部材51を、軸線Aを中心に回転させる。さらに演出装置30は、回転部材51を正面視で時計回りに回転させる場合には、揺動部材52の揺動を規制する一方、回転部材51を正面視で反時計回りに回転させる場合には、回転部材51を正面視で反時計回りに回転させる。尚、軸線Aは、装飾体55の上下動および装飾体55の所定角度の変化に伴って、変位する。
本例の演出装置30は、上下駆動機構40(図3参照)、支持機構150(図5参照)、揺動支持機構200(図7参照)、および回転支持機構300(図10参照)を備える。上下駆動機構40は、装飾体55を上下動させる機構である。支持機構150は、装飾体55を、後述の軸線B(図5参照)を中心として揺動可能に支持する機構である。揺動支持機構200は、装飾体55の揺動部材52を、左右方向に延びる後述の軸線E(図10参照)を中心として揺動可能に支持する機構である。回転支持機構300は、装飾体55の回転部材51を、軸線Aを中心として回転可能に支持する機構である。以下、演出装置30が備える上記4つの機構の構成を順に詳説する。
<2−1.上下駆動機構40>
図3、図4に示すように、上下駆動機構40は、支持部材60、支軸72、アーム部材70、モータ62、回転部材81、固定部材90(図3参照)、および移動部材110(図3参照)を備える。尚、図4では、移動部材110の図示を省略する。
支持部材60は、左右方向に長い正面視で略矩形状の板状部材であり、装飾枠14(図2参照)の下部の後側で固定されている。支軸72は、支持部材60の左端部から前方へ延びる。支軸72は、アーム部材70を回転可能に支持している。アーム部材70は、前後方向と直交する方向に沿って、支軸72から右側へ延びる。モータ62は、支持部材60の左下部に設けられている。モータ62は、回転駆動することによって、アーム部材70を、支軸72を中心に回転させる。
アーム部材70のうち、支軸72から離間する方向の端部である右端部75には、開口部76が設けられている。開口部76は、アーム部材70の長手方向に長い長穴であり、右端部75を前後方向に貫通する。
回転部材81は、開口部76に取り付けられている。回転部材81は、正面視で略円形状の部材である。回転部材81は、右端部75に対して開口部76の長手方向に相対移動可能であると共に、前後方向に延びる軸線(図示外)を中心に回転可能である。回転部材81の外周面には、周方向に亘って延びる歯部である噛合部81Aが形成されている。
固定部材90(図3参照)は、支持部材60の前面のうち、アーム部材70の右端部75の後方となる部位に固定されている。固定部材90は歯部92を備える。歯部92は、支持部材60から前方へ立設すると共に、上下方向に直線状に延びる。歯部92は、回転部材81の噛合部81Aと左側から噛み合う。従って、アーム部材70が支軸72を中心に回転する場合に、回転部材81は、歯部92に沿って上方に移動しながら回転できる。以下、回転部材81の可動範囲の下端位置を単に「下端位置」(図3、図4参照)といい、回転部材81の可動範囲の上端位置を単に「上端位置」(図14参照)という。アーム部材70が、支軸72から右斜め下方に延びる回転位置である第一回転位置にある場合(図3参照)、回転部材81は下端位置にある。
移動部材110(図3参照)は、回転部材81の右方に設けられた、正面視で略矩形状の板状体である。移動部材110は、スライドレール105を介して、支持部材60の前面の右部に取り付けられている。より詳細には、スライドレール105の固定レール105Aが、支持部材60の前面に固定されており、スライドレール105の可動レール105B(図4参照)が移動部材110の後面に固定されている。可動レール105Bは、上下方向に沿って複数並ぶ図示外の転動部材(本例では球状部材)を介して、固定レール105Aに取り付けられている。従って、移動部材110は、支持部材60によって、上下方向に直線移動可能に支持される。移動部材110の上端部には、装飾体55が設けられている。つまり、装飾体55は、移動部材110と共に上下動可能である。以下、移動部材110と装飾体55の可動範囲の夫々の下端位置を単に「下端位置」(図3参照)といい、移動部材110と装飾体55の夫々の可動範囲の上端位置を単に「上端位置」(図9、図10参照)という。
移動部材110の左端部には、歯部112が形成されている。歯部112は、上下方向に直線状に延び、回転部材81の噛合部81Aと右側から噛み合う。歯部112が噛合部81Aと噛み合うので、回転部材81の回転及び上下動に伴って、移動部材110は上下動できる。回転部材81が下端位置にある場合、移動部材110と装飾体55は、いずれも下端位置にある。この場合、装飾体55のうち上端部は、表示面27の下端部と正面視で重なる(図2参照)。
図3および図4に示すように、移動部材110の下端部の右部には、爪部113(図3参照)が設けられている。支持部材60の上端部のうち、爪部113の上方となる部位には、爪部63(図4参照)が設けられている。爪部63,113には、弾性部材101(図3参照)が取り付けられている。本例の弾性部材101は、上下方向に沿って弾性変形可能な引張バネである。弾性部材101は、移動部材110を上方に付勢している。
移動部材110の右上部には、貫通孔114(図3参照)が形成されている。貫通孔114は、正面視で略矩形状であり、移動部材110を前後方向に貫通する。貫通孔114の後方には、レール部材118(図4参照)が設けられている。本例のレール部材118は、支持部材60の前面と一体的に形成されている。レール部材118は、支持部材60の上下方向略中央部から、支持部材60の上端まで上下方向に沿って延びる。レール部材118の前面には、上下方向に延びる平面118A(図4参照)と、平面118Aの上端から上斜め後方へ延びる傾斜面118B(図4参照)とが形成されている。
上記構成を有する上下駆動機構40が装飾体55を上下動させる動作の概要は、以下の通りである。モータ62が回転駆動すると、第一回転位置にあったアーム部材70は、支軸72を中心に正面視で反時計回り(図3の矢印P方向)に回転する。アーム部材70の回転に伴って、開口部76の内壁面は、回転部材81を上方に付勢すると共に、回転部材81に対してアーム部材70の長手方向に相対移動する。これにより、回転部材81は、前後方向に延びる軸線(図示外)を中心に正面視で反時計回り(図3の矢印Q方向)に回転しながら、上方に直線移動する。
回転部材81が直線移動しながら回転移動することで、移動部材110と装飾体55は、下端位置から上方に移動する。この場合、弾性部材101(図3参照)が移動部材110を上方に付勢するので、回転駆動するモータ62に加わる負荷は、低減する。また、回転部材81が直線移動しながら回転移動することで、移動部材110と装飾体55は上方に直線移動する。移動部材110と装飾体55の夫々の直線移動量は、回転部材81の直線移動量と回転部材81の回転移動量との合計値となる。従って、移動部材110と装飾体55の夫々の直線移動量は、増大する。
<2−2.支持機構150>
支持機構150は、移動部材110の上部に設けられている(図3参照)。図5および図6に示すように、支持機構150は、取付部材120、軸部材128、連結部材130、および付勢部材127(図5参照)を備える。
取付部材120は、移動部材110(図3参照)の前面の上部に取り付けられた部材である。取付部材120は、壁部122及び二つの外側壁部124を備える。壁部122は、背面視で略矩形状であり、二つの締結穴122Aが設けられている。二つの締結穴122Aは、夫々、移動部材110に設けられた二つの挿通孔(図示略)と対向する。二つのネジ(図示外)が夫々、移動部材110の挿通孔に後方から挿通されて、締結穴122Aに締め付けられる。これにより、取付部材120は、移動部材110の前面の上部に取り付けられる。二つの外側壁部124は、夫々、壁部122の左右方向の両端部から前方へ立設する壁部である。二つの外側壁部124は、左右方向に間隔を空けて対向する。二つの外側壁部124には、夫々、支持孔が設けられている。
軸部材128は、左右方向に延びる。軸部材128の左右方向の両端部は、夫々、二つの外側壁部124の支持孔に嵌合される。これにより、軸部材128は二つの外側壁部124に固定されている。
連結部材130は、内側壁部131,133、および固定壁部134(図5参照)を備える。内側壁部131,133は、二つの外側壁部124の間に設けられている。内側壁部131,133は、左右方向に沿って左側から順に間隔を空けて配置される。内側壁部131,133の後部は、夫々、取付部材120の壁部122に対して前方から対向する。内側壁部131、133の前後方向の略中央部には、夫々、軸部材128が挿通される円形孔(図示外)が設けられている。円形孔の内径は、軸部材128の外径よりも僅かに大きい。これにより、連結部材130は、軸部材128によって揺動可能に支持されている。連結部材130は、軸部材128の軸線である軸線Bを中心に、揺動可能である。
固定壁部134は、内側壁部131,133の夫々の前端部を互いに接続する、背面視で略矩形状の壁部である。固定壁部134の上端部は軸部材128よりも上側に位置し、固定壁部134の下端部は軸部材128よりも下側に位置する。固定壁部134には、左右方向に並ぶ二つの挿通孔(図示外)が設けられている。固定壁部134の二つの挿通孔は、夫々、支持体59の下部に設けられた二つの締結穴(図示略)と対向する。二つの螺子(図示外)が夫々、固定壁部134の挿通孔に後方から挿通されて、支持体59の締結穴に締め付けられる。これにより、支持体59は、軸部材128よりも前側で固定壁部134に固定されると共に、連結部材130と一体的に軸線Bを中心に揺動可能である。つまり、装飾体55は、軸線Bを中心に揺動可能である。
延設壁部135は、内側壁部133の下端部から移動部材110の貫通孔114(図3参照)の内側まで前後方向に延びる。つまり、延設壁部135は、貫通孔114と固定壁部134との間で前後方向に延びる部位を含む。延設壁部135は後端部には、円筒部135A(図6参照)が形成されている。円筒部135Aは、貫通孔114よりも後方で、延設壁部135から左方に延びる。円筒部135Aは、軸部材128よりも後斜め下方に位置する。
円筒部135Aには、貫通孔114から後方に露出するローラ94が設けられている。ローラ94は、中央部に孔(図示外)が形成された円板状の回転体(転動部材)である。ローラ94の孔に円筒部135Aが挿通されることで、ローラ94は円筒部135Aによって回転可能に支持される。円筒部135Aの筒孔(図示外)には、締結部材97が締結されている。本例の締結部材97は、皿ネジである。ローラ94は、締結部材97の左端部に形成された頭部と延設壁部135の後端部との間に配置されることで、左右方向の移動が規制される。従って、ローラ94は、簡易な構成で、延設壁部135に組み付けることができる。
付勢部材127(図5参照)は、本例ではコイルバネである。付勢部材127は、固定壁部134の上端部と、壁部122の上端部との間で、圧縮された状態で配置される。付勢部材127は、軸部材128よりも上側に位置する。つまり、付勢部材127は、上下方向において、軸部材128に対してローラ94とは反対側に位置する。付勢部材127は、固定壁部134を前方へ付勢する。これにより、装飾体55は、軸線Bを中心に右側面視で反時計回りに付勢されている。
上記構成を有する支持機構150が支持する装飾体55の軸線Bを中心とした揺動範囲は、以下の通りである。装飾体55は、第一特定揺動位置(図3、図11、図13等参照)と、第二特定揺動位置(図15、図16等参照)との間を揺動可能である。第一特定揺動位置は、ローラ94がレール部材118の平面118Aと当接する装飾体55の揺動位置である。つまり、付勢部材127によって付勢される装飾体55は、ローラ94が平面118Aと当接することによって、右側面視で反時計回りへの揺動を規制される。装飾体55が第一特定揺動位置にある場合、内側壁部131、133(図6参照)の下側後部は、壁部122(図6参照)に対して前方に離間する。
第二特定揺動位置は、内側壁部131,133の下側後部が壁部122と当接する装飾体55の揺動位置である。つまり、付勢部材127によって付勢される装飾体55は、内側壁部131、133が壁部122と当接することによって、右側面視で反時計回りへの揺動を規制される。
尚、装飾体55が第一特定揺動位置にある場合、ローラ94の後端は、傾斜面118Bの下端と前後方向において略同じ位置にある(図15参照)。装飾体55が第二特定揺動位置にある場合、ローラ94の後端は、傾斜面118Bの上端と前後方向において略同じ位置にある(図15参照)。従って、装飾体55の上下動に伴いローラ94が傾斜面118Bに沿って転動することで、装飾体55は、第一特定揺動位置と第二特定揺動位置との間を揺動する。
本例では、装飾体55が第一特定揺動位置から第二特定揺動位置まで揺動することで、装飾体55は軸線Bを中心に約16°揺動し、装飾体55の上下方向の長さは、長くなる。図11で示す寸法L1は、第一特定揺動位置にある装飾体55の上下方向の長さを示し、図15で示す寸法L2は、第二特定揺動位置にある装飾体55の上下方向の長さを示す。つまり、寸法L2は寸法L1よりも長い。
<2−3.揺動支持機構200>
図5に示すように、揺動支持機構200は、支持体59の後面の上部に設けられる。つまり、揺動支持機構200は、揺動部材52に対して、前面52Aが向く方向とは反対側に設けられる。揺動支持機構200は、動力伝達部270および支持部240を備える。動力伝達部270は、支持体59の後面の左上部に設けられた装飾体モータ202の駆動力を、揺動部材52(図3参照)に伝達する。装飾体モータ202の駆動軸(図示外)には、モータギヤ202Aが固定されている。支持部240は、揺動部材52を、左右方向に延びる後述の軸線Eを中心に揺動可能に支持する。
<2−3−1.動力伝達部270>
図7〜図9を参照し、動力伝達部270の構成を説明する。尚、図7では、後述のカム部材280を支軸59Aから取り外した動力伝達部270の斜視図を図示する。図7に示すように、動力伝達部270は、連結ギヤ271、中間ギヤ273、駆動ギヤ275、二つの小ギヤ277、およびカム部材280を備える。
連結ギヤ271は、装飾体モータ202のモータギヤ202Aと連結するギヤである。中間ギヤ273は、連結ギヤ271と連結するギヤであり、軸線Aを中心に回転可能である。中間ギヤ273の外周面には、回転方向に亘って延びる歯部273Aが形成されている。歯部273Aは連結ギヤ271と噛み合う。中間ギヤ273の中央部には、円形孔273B(図10参照)が形成されている。円形孔273Bは、軸線Aを中心とした円形状であり、略前後方向を向く。円形孔273Bは、支持体59の上述した中央孔(図示外)と後方から対向する。以下、軸線Aを中心とした背面視で時計回り方向を、第一回転方向といい、第一回転方向とは反対方向を第二回転方向という。第一回転方向は、図7の矢印M1が向く方向である。第二回転方向は、図7の矢印M2が向く方向である。
駆動ギヤ275は、支持体59のうち中間ギヤ273よりも左斜め上方にある部位から後方に突出する支軸59Aによって、回転可能に支持されている。駆動ギヤ275は、支軸59Aの軸線である軸線Cを中心に、回転可能である。軸線Cは略前後方向に延びる。以下、軸線Cを中心とした背面視で反時計回り方向を「第一方向」といい、第一方向とは反対方向を「第二方向」といい、第一方向と第二方向を総称する場合には「駆動ギヤ回転方向」という。第一方向は、図8、図9で示す矢印A1が向く方向である。第二方向は、図8、図9で示す矢印A2が向く方向である。
図8に示すように、駆動ギヤ275は、前壁部275A、歯部275B、二つの内側壁部275C、二つの第一延設部275D、二つの第二延設部275E、および二つの突出部275Fを備える。前壁部275Aは、駆動ギヤ275の前端部を形成する。前壁部275Aの中央部には、支軸59Aが挿通される挿通孔275Gが形成されている。歯部275Bは、前壁部275Aの周端部から後方に立設し、駆動ギヤ回転方向に亘って延びる。歯部275Bは中間ギヤ273の歯部273A(図7参照)と噛み合う。従って、駆動ギヤ275は、装飾体モータ202の回転駆動力を、中間ギヤ273から伝達される。本例では、歯部275Bと歯部273Aは、互いに同じ歯数である。つまり、駆動ギヤ275の外径は、中間ギヤ273の外径と同じである。二つの内側壁部275Cは、前壁部275Aのうち、歯部275Bと挿通孔275Gの間にある部位から、後方へ立設する壁部である。二つの内側壁部275Cは、駆動ギヤ回転方向に沿って延びる。二つの内側壁部275Cは、挿通孔275Gを挟んで対向している。
二つの第一延設部275Dは、夫々、二つの内側壁部275Cの第二方向の端部から、歯部275Bまで略直線状に延びる壁部である。一方、二つの第二延設部275Eは、夫々、二つの内側壁部275Cの第一方向の端部から、歯部275Bまで略直線状に延びる壁部である。本例では、二つの第一延設部275Dと二つの第二延設部275Eは、いずれも、前壁部275Aと接続している。二つの突出部275Fは、夫々、第二延設部275Eの軸線Cに接近する側の端部から、第一方向へ突出する。
尚、二つの内側壁部275Cの一方に設けられた第一延設部275Dは、二つの内側壁部275Cの他方に設けられた第二延設部275Eと、駆動ギヤ回転方向に沿って、隙間276を挟んで対向している。即ち、駆動ギヤ275の内側には、二つの隙間276が形成されている。
二つの小ギヤ277は、夫々、二つの隙間276に配置されている。二つの小ギヤ277は、略前後方向に延びる軸線である軸線Dを中心に回転可能であると共に、軸線Cを中心に回転移動可能である。軸線Dは、小ギヤ277の軸線Cを中心とした回転移動に伴って、変位する。小ギヤ277の外径は、突出部275Fの先端部から、第一方向に沿って第一延設部275Dに至る最短距離よりも小さい。小ギヤ277の外周面には、歯部277Aが周方向に亘って形成されている。歯部277Aを形成する各歯のうち、周方向に沿って互いに隣接する二つの歯の間には、突出部275Fが進入することが可能である。これにより、突出部275Fは歯部277Aに噛み込み、小ギヤ277の軸線Dを中心とした回転を規制することが可能である。
駆動ギヤ275の内側には、収容部299が形成されている。収容部299は、前壁部275Aと、二つの内側壁部275Cとによって囲まれる空間である。
図9に示すように、カム部材280は、軸線Cに沿って延びる略円筒状であり、支軸59A(図7参照)によって回転可能に支持される。カム部材280の回転中心となる軸線は、駆動ギヤ275の回転中心となる軸線と一致する。カム部材280の前部の外周面には、歯部281が、周方向(即ち駆動ギヤ回転方向)に亘って形成されている。歯部281は、収容部299に収容されており、二つの小ギヤ277の夫々の歯部277Aと噛み合っている(図8参照)。
カム部材280の外周面の略前後方向の中心には、鍔部282が周方向に亘って形成されている。鍔部282は、二つの小ギヤ277と後方から対向している(図7参照)。つまり、鍔部282は、二つの小ギヤ277の後方への変位を規制している。
カム部材280の後端面には、二つのカム面285が形成されている。二つのカム面285は、駆動ギヤ回転方向に沿って並び、背面視で円環状をなす。つまり、二つのカム面285のうち、一方のカム面285の第二方向の端部は、他方のカム面285の第一方向の端部と接続する。
各カム面285は、第一カム面285A、第二カム面285B、第三カム面285C、第四カム面285D、および第五カム面285Eを含む。第一カム面285Aは、駆動ギヤ回転方向と平行に延びる。第二カム面285Bは、第一カム面285Aの第二方向の端から、第二方向に沿って後側へ延びる。第二カム面285Bの第二方向の端部は、第一カム面285Aよりも後側に配置されている。第三カム面285Cは、第二カム面285Bの第二方向の端から、第二方向に沿って前側へ延びる。第四カム面285Dは、第三カム面285Cの第二方向の端から、第二方向に沿って延びる。第四カム面285Dは、第一カム面285Aよりも前側に配置されている。第五カム面285Eは、第四カム面285Dの第二方向の端から、第二方向に沿って後側へ延びる。第五カム面285Eの第二方向の端部は、もう一方のカム面285が含む第一カム面の、第一方向の端部と接続する。
<2−3−2.支持部240>
図10に示すように、支持部240は、支持壁部242,244、装飾体支持部246、連結部248、被検知板251(図6参照)を備える。支持壁部242,244は、中間ギヤ273を挟んで対向する位置に設けられた、支持体59(図7参照)から後方へ立設する壁部である。支持壁部242,244は、側面視で略矩形状であり、左右方向に沿って左側から順に配置されている。支持壁部242,244の前後方向略中央部には、夫々、円形状の支持孔243が形成されている。尚、図10では、二つの支持孔243のうち、支持壁部244に形成された支持孔243のみを図示する。以下、二つの支持孔243の中心を通過して左右方向に延びる軸線を軸線Eという。
装飾体支持部246は、架設部247、延設部249、および摺動部250を備える。架設部247は、中間ギヤ273の後側で支持壁部242,244を掛け渡す、背面視で略矩形状の壁部である。架設部247の左右方向の両端部には、夫々、軸部247Aが形成されている。軸部247Aは左右方向に延びる。各軸部247Aが各支持孔243に挿入されることで、装飾体支持部246は、軸線Eを中心に揺動可能である。架設部247の左右方向の中央部には、軸線Aを中心として円形状に形成された挿通孔(図示外)が形成されている。延設部249は、架設部247の上端部のうち、左右方向の中央部から上側へ延びる。換言すると、延設部249は、架設部247から、回転部材51の前面51A(図3参照)が向く方向と交差する方向である上方向の側へ延びる。摺動部250は、延設部249の上端部から、左方へ延びる円柱体である。本例では、摺動部250は、軸線Eを中心に前側又は後側に向けて揺動可能である。摺動部250は、カム部材280のカム面285(図9参照)に対して後方から接触している(図5参照)。
連結部248は、支持体59の上述した中央孔(図示外)と、回転部材51の上述した中央孔(図示外)とを通過して、揺動部材52と架設部247の間を略前後方向に延びる円柱体である。本例の連結部248は、揺動部材52の後面と一体的に形成されている。連結部248の後端部には、後方を向く締結穴(図示略)が形成されている。ネジ241が、架設部247の上述した挿通孔に挿通されて、連結部248の締結穴に締結されている。つまり、連結部248は、揺動部材52と架設部247を連結しており、揺動部材52は、装飾体支持部246によって、軸線Eを中心に揺動可能に支持される。
揺動部材52は架設部247よりも前方に位置する。従って、揺動部材52の自重によって、架設部247は、軸線Eを中心に右側面視で反時計回り(図10で示す矢印V方向)に付勢されている。架設部247は、摺動部250がカム面285と接触することで、軸線Eを中心とした揺動を規制されている。尚、摺動部250はカム面285(図9参照)に向けて押圧されている。従って、カム部材280が軸線Cを中心にいずれの方向に付勢される場合であっても、カム部材280が付勢される方向とは反対方向を向く摩擦力が、摺動部250とカム面285との間で生じる。
図6に示すように、被検知板251は、架設部247の右端部の下部から下側へ突出する、側面視で矩形状の板状体である。本例の被検知板251は、架設部247と一体的に形成されている。従って、被検知板251は、軸線Eを中心に、揺動部材52と一体的に揺動可能である。被検知板251は、軸線Eを中心とした所定の揺動位置にある場合、センサ253によって検知される。センサ253は、支持体59のうち、支持壁部244の左方且つ架設部247の下方となる部位に設けられている。本例のセンサ253は、透過型のセンサである。
本例では、被検知板251がセンサ253によって検知される場合、揺動部材52は、中間揺動位置(図4、図14、図16等参照)にある。中間揺動位置は、揺動部材52の後面が、回転部材51の前面51Aと略平行になる揺動部材52の揺動位置である。摺動部250が第一カム面285Aと接触する場合に、揺動部材52は中間揺動位置にある。
<2−3−3.揺動部材52の揺動動作の概要>
装飾体モータ202と連結する揺動支持機構200が上記構成を有することで、揺動部材52は、中間揺動位置から以下のように揺動する。
図7に示すように、装飾体モータ202は、モータギヤ202Aを、背面視で時計回りである第一特定方向(矢印B1方向)に回転させる。装飾体モータ202の回転駆動力は、連結ギヤ271を介して中間ギヤ273に伝達される。中間ギヤ273は、第一回転方向(矢印M1方向)に回転する。中間ギヤ273の回転に伴い、駆動ギヤ275は第一方向(図17の矢印A1方向)に回転する。二つの突出部275Fは、夫々、二つの歯部277Aと噛み込む(図17参照)。
駆動ギヤ275が更に第一方向に回転することで、第二延設部275Eは、突出部275Fを介して、小ギヤ277を第一方向に付勢する。二つの小ギヤ277は、夫々、軸線Cを中心とした回転が規制された状態で、駆動ギヤ275と共に第一方向に回転する。歯部277Aがカム部材280の歯部281と噛み合っているので、二つの小ギヤ277は、カム部材280(図5参照)を第一方向に回転させる。カム部材280は、摺動部250とカム面285との間に生じる摩擦力に抗って、第一方向に回転する。
第一方向に回転するカム面285は、摺動部250に対して摺動する。より詳細には、第一カム面285A、第二カム面285B、第三カム面285C、第四カム面285D、および第五カム面285Eは、順に、摺動部250に対して摺動する。摺動部250とカム面285との接触位置は、前後方向に変位するので、装飾体支持部246は軸線Eを中心に揺動する。中間揺動位置にあった揺動部材52は、装飾体支持部246と共に、軸線Eを中心に揺動する。これにより、揺動部材52の前面52A(図3参照)が向く方向は、変化する。
一方、装飾体モータ202がモータギヤ202Aを、第一特定方向とは反対方向である第二特定方向(図7の矢印B2方向)に回転させると、駆動ギヤ275は第二方向(図12の矢印A2方向)に回転する。突出部275Fは歯部275Bから第二方向に離間し(図12参照)、二つの小ギヤ277は、いずれも、軸線Dを中心に回転可能な状態となる。駆動ギヤ275が更に第二方向に回転することで、第一延設部275Dは、小ギヤ277に対して接触して第二方向に付勢する。二つの小ギヤ277は、夫々、駆動ギヤ275と共に第二方向に回転移動しながら、軸線Dを中心に回転する。つまり、二つの小ギヤ277は、夫々、カム部材280の歯部281に対して第二方向に転動する。
この場合、カム部材280は、摺動部250がカム面285に押圧されることで生じる摩擦力によって、第二方向へは回転しない。換言すると、小ギヤ277が第二方向に転動する場合では、摺動部250(図5参照)とカム面285(図5参照)との接触により生じる摩擦力は、第一方向の側を向き、カム部材280の第二方向への回転を規制する。つまり、小ギヤ277が第二方向に転動する場合において、摺動部250とカム面285は、カム部材280に対して第一方向側を向く力を付与する付与手段として機能する。
<2−4.回転支持機構300>
図10に示すように、回転支持機構300は、支持体59(図7参照)の後面に設けられる。中間ギヤ273、二つの係合部305、一対の被検知部310、およびセンサ315を備える。尚、図10では、二つの係合部305の一方のみを図示する。中間ギヤ273は、上述した揺動支持機構200が備える、軸線Aを中心に回転可能な回転体である。つまり、中間ギヤ273は、揺動支持機構200と回転支持機構300とによって兼用される回転体である。
二つの係合部305は、軸線Aを挟んで対向する位置で中間ギヤ273に設けられた一対の爪部である。二つの係合部305は、中間ギヤ273の円形孔273Bを取り囲む内周面から、前方へ向けて延びる。二つの係合部305は、回転部材51(図3参照)の上述した中央孔(図示外)に挿通され、中央孔を取り囲む内周面に対して内側から係合する。これにより、係合部305は、中間ギヤ273と回転部材51を連結し、中間ギヤ273は回転部材51を支持する。従って、係合部305、中間ギヤ273、および回転部材51は、装飾体モータ202の回転駆動に伴い、軸線Aを中心に一体的に回転可能となる。換言すると、中間ギヤ273は、装飾体モータ202の回転駆動に伴い、回転部材51を、軸線Aを中心に回転させることが可能となる。尚、二つの係合部305の間には、上述した連結部248が配置されている。
一対の被検知部310は、軸線Aを挟んで対向する位置に配置された板状体であり、中間ギヤ273の歯部273Aから軸線Aとは離間する方向へ突出している。本例の被検知部310は、中間ギヤ273と一体的に形成されている。
センサ315は、中間ギヤ273に対して左下方となる位置で、支持体59(図5参照)に取り付けられている。本例のセンサ315は透過型のセンサである。センサ315は、一対の被検知部310のうち、所定回転位置にあるいずれか一方の被検知部310を検知可能である。本例の所定回転位置は、軸線Aの真下にある位置から、第二回転方向(矢印M2方向)に略45°変位した位置である(図10参照)。
本例では、センサ315が所定回転位置にある被検知部310を検知したとき、回転部材51は、初期回転位置(図3、図14参照)にある。初期回転位置は、矩形凹部51Bが正面視で左斜め上方から右斜め下方へ延びる回転部材51の回転位置である。尚、本例では、中間ギヤ273が初期回転位置にある場合、カム部材280の第一カム面285A(図9参照)が摺動部250(図5参照)と接触し、揺動部材52は中間揺動位置にある。
上記構成を有する回転支持機構300の動作概要は、以下の通りである。図7に示すように、装飾体モータ202がモータギヤ202Aを第一特定方向(矢印B1方向)に回転させると、中間ギヤ273は、第一回転方向(矢印M1方向)に回転する。回転部材51は、中間ギヤ273と一体的に、第一回転方向に回転する。一方、装飾体モータ202がモータギヤ202Aを第二特定方向(矢印B2方向)に回転させると、回転部材51は、中間ギヤ273と一体的に、第二回転方向(矢印M2方向)に回転する。
<3.演出装置30の動作>
図3、図4、図7、図9〜図19を参照し、演出装置30が装飾体55を変位させる動作を説明する。尚、図11、図13、および図15では、移動部材110を仮想線によって模式的に図示する。本例の演出装置30は、装飾体55を可動させる動作として、第一動作および第二動作等の種々の動作を実行する。第一動作は、装飾体55が下端位置と上端位置との間を移動する場合に、揺動部材52を中間揺動位置に位置させた状態で、回転部材51を回転させる演出装置30の動作である。第二動作は、第一動作に加えて、揺動部材52を揺動させる演出装置30の動作である。
<3−1.演出装置30の第一動作>
図3、図7、図11〜13を参照し、演出装置30の第一動作を説明する。動作前の演出装置30は、初期状態である。初期状態とは、装飾体55が下端位置に位置し、回転部材51が初期回転位置に位置し、さらに揺動部材52が中間揺動位置に位置する演出装置30の状態である。
図3に示すように、上下駆動機構40のモータ62の回転駆動に伴って、第一回転位置にあったアーム部材70は、支軸72を中心に正面視で反時計回り(矢印P方向)に回転し、移動部材110は、下端位置から上方に移動する。
図7に示すように、モータ62(図3参照)の回転駆動と同時に、装飾体モータ202は、モータギヤ202Aを第二特定方向(矢印B2方向)に回転駆動する。モータギヤ202Aの回転に伴って、回転部材51は、中間ギヤ273と共に、第二回転方向 (矢印M2方向)に回転する。
中間ギヤ273は、モータギヤ202Aの第二特定方向への回転駆動力を、駆動ギヤ275に伝達する。駆動ギヤ275は、第二方向(図12に示す矢印A2方向)に回転する。図12に示すように、二つの第一延設部275Dは、夫々、二つの小ギヤ277に対して接触して第二方向に付勢する。二つの小ギヤ277は、歯部281に対して転動しながら、軸線Cを中心に第二方向に回転移動する。カム部材280は回転しないので、揺動部材52は中間揺動位置に位置する状態を維持する。従って、回転部材51が第二方向に回転し且つ、揺動部材52が中間揺動位置にある状態で、装飾体55は、下端位置から上方に移動する。
図11、図13に示すように、装飾体55の上方への移動に伴い、ローラ94は、移動部材110よりも後方となる位置にて、レール部材118(図4参照)に対して転動しながら上方へ移動する。ローラ94が平面118A(図4参照)に対して転動する間、装飾体55は、第一特定揺動位置にある状態を維持しつつ上方に移動する。この場合、付勢部材127が装飾体55を付勢しているので、ローラ94は平面118Aに安定して接触できる。
装飾体55は、下端位置から上下中間位置(図13参照)を通過して、上方へ移動する。上下中間位置は、ローラ94が平面118Aの上端と接触する装飾体55の上下位置である。上下中間位置にある装飾体55は、第一特定揺動位置にある。装飾体55が上下中間位置にある場合、装飾体55のうち上下方向中心から上側にある部位が、正面視で表示面27の下端部と重なる(図示外)。
装飾体55が上下中間位置を通過した後、ローラ94は傾斜面118Bに対して転動する(図示外)。装飾体55が上方に移動するにつれて、ローラ94と傾斜面118Bとの接触位置は、後方に変位する。つまり、装飾体55が上方に移動するにしたがって、装飾体55は軸線Bを中心に右側面視で反時計回りに揺動する。装飾体55の所定角度は徐々に変化する。この場合、付勢部材127(図5参照)が装飾体55を付勢しているので、ローラ94は傾斜面118Bに安定して接触できる。
ローラ94が傾斜面118Bの上端まで転動し、さらに、ローラ94がレール部材118に対して上方に離間した場合、装飾体55は第二特定揺動位置まで揺動する(図14、図15参照)。
図14、図15に示すように、ローラ94が傾斜面118Bに対して上方に離間した後も、モータ62と装飾体モータ202は、いずれも継続して駆動する。これにより、演出装置30は、回転部材51が回転する状態を維持しつつ、第二特定揺動位置にある装飾体55を上方へ移動する。
アーム部材70が、軸線Aから右上方に延びる回転位置である第二回転位置(図14参照)まで回転すると、モータ62は回転駆動を停止する。回転部材81および移動部材110は、上端位置にて上方への移動を停止する。モータ62が回転駆動を停止した後も、装飾体モータ202は継続して回転駆動する。従って、装飾体55が上端位置まで移動した後も、回転部材51は第二方向(矢印M2方向)に継続して回転する(図14、図16参照)。
装飾体55が上端位置まで移動してから所定時間が経過した後、モータ62は、装飾体55の上昇時とは反対方向に回転駆動する。これにより、第二回転位置にあったアーム部材70は、支軸72を中心に正面視で時計回り(図16の矢印S方向)に回転する。回転部材81は、正面視で時計回りに回転しながら、上端位置から下方へ移動する。移動部材110および装飾体55は、いずれも上端位置から下方へ、弾性部材101(図3参照)の付勢力に抗って移動する。この場合、移動部材110と装飾体55の自重が、移動部材110と装飾体55の下方への移動を補助するので、回転駆動するモータ62に加わる負荷は低減する。
尚、ローラ94が傾斜面118Bの上端まで下方に移動する間、装飾体55は第二特定揺動位置にある状態を維持しつつ下方に移動する。
装飾体55が上端位置から下方へ移動する場合も、装飾体モータ202は継続して回転駆動する。これにより、装飾体55が下方に移動する場合も、回転部材51は第二回転方向に継続して回転し、揺動部材52は中間揺動位置にある状態を維持する。
装飾体55の下方への移動に伴い、ローラ94は、傾斜面118Bの上端と接触し、さらに傾斜面118Bに沿って下方に転動する(図13参照)。傾斜面118Bが下方向に沿って前側に傾斜して延びるので、ローラ94は、前方へ向かう反力を、傾斜面118Bから受ける。装飾体55は、軸線Bを中心に右側面視で反時計回りに揺動する。言い換えると、ローラ94が傾斜面118Bに沿って下方に転動することで、移動部材110および装飾体55の下方への推進力は、装飾体55の第一特定揺動位置へと向かう揺動力に変換される。装飾体55は、付勢部材127(図5参照)の付勢力に抗って、第一特定揺動位置に向けて揺動する。装飾体55は、上下中間位置まで移動すると、第一特定揺動位置まで揺動する(図13参照)。装飾体55は、第一特定揺動位置にある状態を維持しつつ、上下中間位置よりも下方に移動する。回転部材51は継続して回転し、揺動部材52は継続して中間揺動位置に位置する。
アーム部材70が第一回転位置(図3参照)まで回転すると、回転部材81、移動部材110、および装飾体55は、いずれも下端位置まで移動し、モータ62は回転駆動を停止する。装飾体55は下端位置にて停止する。また、センサ315が、一対の被検知部310の一方を検知したとき、装飾体モータ202は回転駆動を停止する。これにより、回転部材51は初期回転位置にて停止する。演出装置30は、初期状態に戻り、第一動作を終了する。
<3−2.演出装置30の第二動作>
図3、図7、図10、図11、図13、図17〜図19を参照し、演出装置30の第二動作を説明する。第二動作を実行する前の演出装置30は、初期状態である。以下の説明では、第一動作と同様の装飾体55の動作を簡略化して説明する。尚、図18では、カム面285をカム部材280の回転方向に沿って展開した図を、摺動部250と共に模式的に図示する。また、図18(a)で示す摺動部250の前後位置は、図19(a)で示す揺動部材52の揺動位置に対応する。同様に、図18(b)は図19(b)に、図18(c)は図19(c)に、図18(d)は図19(d)に夫々対応する。
図3、図7、図11、図13に示すように、上下駆動機構40のモータ62が、移動部材110を下端位置から上方へ移動させることで、装飾体55は下端位置から上方へ移動する。同時に、装飾体モータ202がモータギヤ202Aを第一特定方向(図7の矢印B1方向)に回転駆動する。装飾体モータ202の回転駆動に伴い、回転部材51は、中間ギヤ273と共に、第一回転方向(図7で示す矢印M1方向)に回転する。中間ギヤ273は、モータギヤ202Aの第一特定方向への回転駆動力を、駆動ギヤ275に伝達する。
図17に示すように、駆動ギヤ275は、第一方向(矢印A1方向)に回転する。突出部275Fが小ギヤ277の歯部277Aと噛み込んだ状態で、第二延設部275Eは、小ギヤ277を第一方向に付勢する。二つの小ギヤ277は、カム部材280を第一方向に回転させる。これにより、カム面285(図9参照)は第一方向に回転し、揺動部材52(図10参照)は軸線Eを中心に揺動する。
図10、図18、図19を参照し、揺動部材52の揺動動作を詳説する。摺動部250は、第一カム面285A、第二カム面285B、第三カム面285C、第四カム面285D、および第五カム面285Eに対して順に摺動する。この場合、摺動部250は、揺動部材52の自重によって、カム面285に押圧されている。よって、摺動部250は、第一方向に回転するカム面285に対して、離間することなく安定して摺動できる。
摺動部250が第一カム面285Aに対して摺動する間(図18(a)参照)、摺動部250とカム面285の接触位置は、前後方向に変位しないので、揺動部材52は中間揺動位置に位置する(図19(a)参照)。
摺動部250が、第一カム面285Aに次いで第二カム面285Bに対して摺動する間(図示外)、摺動部250とカム面285との接触位置は、後方に変位する。これにより、揺動部材52(図10参照)は、軸線Eを中心に右側面視で反時計回り(図10の矢印W方向)に、中間揺動位置から揺動する。
摺動部250が、第二カム面285Bに次いで第三カム面285Cの第一方向の端と摺動したとき(図18(b)参照)、揺動部材52は第一揺動位置(図19(b)参照)まで移動する。第一揺動位置は、軸線Eを中心とした揺動範囲のうち、右側面視で時計回り側の端の位置である。揺動部材52が第一揺動位置にある場合、揺動部材52の前面52Aは、回転部材51の前面51Aが向く方向よりも上側を向く。また、揺動部材52が第一揺動位置にある場合、摺動部250は可動範囲の後端位置にある。
摺動部250が第三カム面285Cに対して摺動する間(図18(b)参照)、摺動部250とカム面285との接触位置は前方に変位する。これにより、揺動部材52は、軸線Eを中心に右側面視で反時計回り(図10で示す矢印V方向)に揺動する。揺動部材52は、第一揺動位置から中間揺動位置を経由して、第二揺動位置(図19(c)参照)まで揺動する。第二揺動位置は、軸線Eを中心とした揺動範囲のうち、右側面視で反時計回り側の端の位置である。揺動部材52が第二揺動位置にある場合、揺動部材52の前面52Aの向く方向は、回転部材51の前面51Aが向く方向よりも、下側を向く。また、揺動部材52が第一揺動位置にある場合、摺動部250は可動範囲の前端位置にある。
摺動部250が、第三カム面285Cに次いで第四カム面285Dに対して摺動する間(図18(c)参照)、摺動部250とカム面285との接触部は前後方向に変位しない。これにより、揺動部材52は第二揺動位置に位置する状態を維持する。
摺動部250が、第四カム面285Dに次いで第五カム面285Eに対して摺動する間(図示外)、摺動部250とカム面285との接触位置は後方に変位する。これにより、揺動部材52は、軸線Eを中心に右側面視で時計回り(図10の矢印W方向)に、第二揺動位置から揺動する。摺動部250が、第五カム面285Eに次いで、再び第一カム面285Aに対して摺動することで、揺動部材52は中間揺動位置まで戻る。
従って、摺動部250が、カム部材280に形成された二つのカム面285の一方と摺動する間に、揺動部材52は、中間揺動位置から、第一揺動位置と第二揺動位置を順に経由して、中間揺動位置まで戻る。摺動部250が、カム部材280の二つのカム面285に対して交互に摺動することで、揺動部材52は、第一揺動位置と第二揺動位置との間を繰り返し揺動し、正面視で上下動する。
図19に示すように、装飾体55が下端位置から上端位置まで移動すると、モータ62(図3参照)は回転駆動を停止し、装飾体モータ202(図7参照)は継続して回転駆動する。装飾体55が上端位置にある状態で、回転部材51は第一回転方向(矢印M1方向)に回転し、揺動部材52は、第一揺動位置と第二揺動位置との間を往復揺動する。
装飾体55が上端位置まで移動してから所定時間が経過した後、モータ62が回転駆動し、装飾体55は、上端位置から下方へ移動する。装飾体55が下方へ移動する間、回転部材51は継続して回転し、揺動部材52も継続して往復揺動する。装飾体55が上下中間位置を経由して下端位置まで移動した後、モータ62と装飾体モータ202は回転駆動を停止する。演出装置30は、初期状態に戻り、第二動作を停止する。
本例のパチンコ機1では、大当たりの判定がなされたときに第一動作が実行され、報知後の大当たり遊技中に第二動作が実行される。演出装置30は、第一動作と第二動作を順に実行することによって、大当たり判定がなされた後も、継続して遊技者の興趣を強く惹き付けることができる。
<3−3.演出装置30のその他の動作>
本例の演出装置30は、第一動作と第二動作の他に、第三動作、第四動作、および第五動作等を実行する。第三動作は、装飾体55が下端位置にある状態を維持しつつ、回転部材51を回転させ、且つ、揺動部材52を中間揺動位置で静止させる演出装置30の動作である。第四動作は、装飾体55が下端位置と上下中間位置との間を移動する場合に、揺動部材52を中間揺動位置に位置させた状態で、回転部材51を回転させる演出装置30の動作である。第五動作は、第四動作に加えて、揺動部材52を揺動させる演出装置30の動作である。
本例では、パチンコ機1がリーチ演出を実行する場合に、大当たり判定の結果の期待度に応じて、第三動作、第四動作、および第五動作が実行される。より詳細には、大当たり判定の結果の期待度が比較的低い場合には第三動作が実行され、期待度が第三動作実行時よりも高い場合には第四動作が実行され、期待度が第四動作実行時よりも更に高い場合には第五動作が実行される。よって、演出装置30は、大当たり判定の結果の期待度に応じた多様な演出を実行できる。故に、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を高めることができる。
尚、本例の演出装置30は、モータ62の回転駆動量(即ち装飾体55の上下方向の移動量)、モータ62の回転駆動のタイミング、装飾体モータ202の回転駆動の方向、装飾体モータ202の回転駆動のタイミング等を調整可能である。従って、演出装置30は、上記した第一動作〜第五動作とは異なる種々のパターンで、装飾体55を変位させることもできる。装飾体55が変位するパターンが多様化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を高めることができる。
<4.本開示の作用・効果の一例>
以上、説明したように、装飾体モータ202がモータギヤ202Aを第一特定方向に回転駆動すると、駆動ギヤ275は第一方向に回転する。駆動ギヤ275の回転に伴って、二つの中間ギヤ273は第一方向に回転移動し、カム部材280を回転させる。回転するカム部材280のカム面285が、摺動部250に対して摺動することで、揺動部材52は、第一揺動位置と第二揺動位置との間を揺動する。結果、揺動部材52の姿勢が変化するので、装飾体55の見栄えが変化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を高めることができる。
装飾体モータ202が、モータギヤ202Aを第一特定方向に回転駆動することで、回転部材51は第一回転方向に回転し、且つ揺動部材52は揺動する。つまり、揺動部材52が揺動することに加えて、回転部材51が回転する。従って、装飾体55の見栄えの変化は、更に大きくなる。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
回転支持機構300と揺動支持機構200が兼用する中間ギヤ273は、装飾体モータ202と連結する。つまり、回転支持機構300と揺動支持機構200は、駆動源である装飾体モータ202を兼用する。演出装置30は、回転支持機構300と揺動支持機構200の駆動源の個数を低減できる。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる機構を簡易化できる。
第一延設部275D、第二延設部275E、突出部275F、二つの小ギヤ277、および歯部281は、モータギヤ202Aの第一特定方向への回転駆動力が、駆動ギヤ275からカム部材280を経由して揺動部材52に伝達することを許容する一方、モータギヤ202Aの第二特定方向への回転駆動力が、駆動ギヤ275からカム部材280を経由して揺動部材52に伝達することを規制する動力伝達切替部として機能する。また、モータギヤ202Aが第一特定方向に回転駆動する場合、回転部材51は第一回転方向に回転する一方、モータギヤ202Aが第二特定方向に回転駆動する場合、回転部材51は第二回転方向に回転する。従って、演出装置30は、装飾体モータ202の回転駆動する方向を切り替えることで、装飾体55の動作の仕方を大きく切り替えることができる。特に本例では、回転部材51が揺動部材52と連動する場合と連動しない場合とで、回転部材51の回転方向が異なる。従って、装飾体モータ202の回転駆動する方向の切り替えに伴って、装飾体55の動作の仕方は、更に大きくなる。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
装飾体モータ202の第一特定方向への回転駆動に伴い、摺動部250は、カム部材280のカム面285に対して摺動する。これにより、支持壁部242,244によって支持される装飾体支持部246は揺動し、揺動部材52は第一揺動位置と第二揺動位置との間を揺動する。つまり、カム部材280、装飾体支持部246、および支持壁部242,244は、装飾体モータ202の第一特定方向への回転駆動力を、揺動部材52を揺動させる揺動力に変換させる揺動変換機構として機能する。これにより、演出装置30は、装飾体モータ202の回転駆動力を揺動部材52に安定して伝達できる。よって、演出装置30は、揺動部材52を安定して揺動させることができる。
カム部材280には、駆動ギヤ回転方向に沿って並ぶ二つのカム面285が形成されている。カム面285は、第二カム面285Bと、第三カム面285Cとを含む。第二カム面285Bは、第二方向に沿って、摺動部250の揺動方向の一方側である後側に延びる面である。第三カム面285Cは、第二方向に沿って、摺動部250の揺動方向の他方側である前側に延びる面である。摺動部250が、第二カム面285Bと第三カム面285Cに対して摺動することで、揺動部材52は、第一揺動位置と第二揺動位置との間を揺動する。よって、演出装置30は、揺動部材52の揺動を安定化できる。
カム部材280は、二つのカム面285を含み、第二カム面285Bと第三カム面285Cは、第二方向に沿って交互に配置されている。これにより、カム部材280が一回転する間に、揺動部材52は二回、往復揺動する。従って、揺動部材52の揺動動作は、高速化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
装飾体モータ202は、回転支持機構300と揺動支持機構200の駆動源であり、支持体59に設けられている。これにより、装飾体モータ202が、例えば装飾枠14等に取り付けられる場合に比べ、装飾体モータ202の回転駆動力を回転部材51と揺動部材52とに伝達する機構は、簡易化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる機構を簡易化できる。
揺動部材52と架設部247を連結する連結部248は、中間ギヤ273の円形孔273Bに挿通された状態で、略前後方向に延びる。中間ギヤ273の歯部273Aの内側の空間が活用されるので、揺動支持機構200は小型化できる。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる機構を小型化できる。
回転部材51の前部の形状は、軸線Aを中心に180°回転した場合、回転の前後において正面視の外観に変化がない形状である。一対の被検知部310は、軸線Aを挟んで対向する位置に設けられる。従って、センサ315が一対の被検知部310のいずれを検知しても、検知時における回転部材51の前部の外観は変わらない。センサ315がいずれの被検知部310を検知した場合であっても、演出装置30は、センサ315の検知結果に基づき、回転部材51の回転位置を制御できる。よって、演出装置30は、被検知部310が一つしか設けられていない場合に比べ、回転部材51の回転位置の制御を高速化できる。
一対の被検知部310は、中間ギヤ273と一体的に形成されている。よって、演出装置30は、回転部材51の回転位置を検知する機構を、簡易化できる。
摺動部250は、揺動部材52の自重によって、カム面285に押圧される。従って、摺動部250は、回転するカム面285に対して安定して摺動できる。よって、演出装置30は揺動部材52を安定して揺動させることができる。
第二延設部275Eは、突出部275Fによって回転が規制された小ギヤ277を、第一方向に付勢する。これにより、装飾体モータ202の回転駆動力は、駆動ギヤ275から、小ギヤ277およびカム部材280を介して、揺動部材52に伝達される。小ギヤ277の回転が規制される構成は、突出部275Fと歯部277Aによって実現される。また、装飾体モータ202の回転駆動力が、駆動ギヤ275から揺動部材52に向けて伝達される構成は、第二延設部275E、突出部275F、および小ギヤ277によって実現される。よって、演出装置30は、装飾体モータ202の回転駆動力を揺動部材52に伝達する機構を簡易化できる。
演出装置30は、モータ62を駆動することで、装飾体55を上下動できる。演出装置30は、装飾体55を上下動させながら、回転部材51を回転させ、且つ、揺動部材52を揺動させることができる。装飾体55の動きは更に多様化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
また、揺動部材52の揺動中心となる軸線Eは、モータ62によって装飾体55が移動する方向である上下方向と直交する。これにより、装飾体55が上下動する場合に、揺動部材52も正面視で上下動する。装飾体55がモータ62によって移動する方向と、揺動部材52が正面視で揺動する方向とが、一致する。従って、モータ62と装飾体モータ202が駆動する装飾体55の動きは、多様になりつつも、一定のまとまりを有することとなる。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
装飾体55を支持する移動部材110が上端位置から下端位置に移動する場合に、ローラ94が傾斜面118Bに対して転動することで、装飾体55の所定角度は変化する。つまり、ローラ94と傾斜面118Bは、移動部材110と装飾体55の下方向への推進力を、装飾体55の所定角度を変化させる揺動力に変換する角度調整機構として機能する。演出装置30は、回転部材51を回転させながら、揺動部材52を揺動させることに加えて、上下動する装飾体55の所定角度を変化させることができる。装飾体55の動きが更に多様化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
軸線Bが左右方向に延びるので、所定角度が変化すると、装飾体55の上下方向における長さは、変化する。従って、ローラ94が傾斜面118Bに対して転動する場合において、演出装置30は、揺動部材52を正面視で上下動させつつ、装飾体55の上下方向における長さを変化させる。従って、装飾体55の動きは、遊技者にとって変則的に見える。故に、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
本例では、装飾体55が下端位置にある場合、装飾体55のうち上端部が表示面27の下端部と正面視で重なる。一方、装飾体55が上端位置にある場合、装飾体55の略全体が表示面27の下半分と正面視で重なる。つまり、装飾体55が下端位置と上端位置との間を移動することで、装飾体55と表示面27とが正面で重なる部位の面積は、大きく変わる。従って、表示面27の外観は大きく変化する。よって、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
上記実施形態において、パチンコ機1は本発明の「遊技機」の一例である。前面52Aは本発明の「第一面」の一例である。揺動部材52は本発明の「第一装飾体」の一例である。装飾体モータ202は本発明の「モータ」の一例である。回転部材51は本発明の「第二装飾体」の一例である。装飾体モータ202は本発明の「駆動手段」の一例である。駆動ギヤ275は本発明の「回転部材」の一例である。第一延設部275D、第二延設部275E、突出部275F、二つの小ギヤ277、および歯部281は、本発明の「動力伝達切替部」の一例である。中間ギヤ273は本発明の「伝達部材」の一例である。カム部材280、装飾体支持部246、および支持壁部242,244は、本発明の「揺動変換機構」の一例である。軸線Aは本発明の「第一軸線」の一例である。軸線Cは本発明の「第二軸線」の一例である。前方向は本発明の「一方向」の一例である。略前後方向は本発明の「第一所定方向」の一例である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。揺動部材52の揺動中心となる軸線Eが延びる方向は、左右方向に限定されない。軸線Eは、例えば、上下方向又は前後方向に延びてもよいし、上下方向及び左右方向の夫々に対して傾斜する方向に延びてもよい。例えば、軸線Eが前後方向の延びる場合、演出装置30は、揺動部材52の左面および右面が向く方向が変化するように、揺動部材52を往復揺動させる。例えば、第一揺動位置では、揺動部材52の左面は左方を向き、第二揺動位置では、揺動部材52は左斜め前方を向いてもよい。
回転部材51と揺動部材52は、略前後方向に並ぶことに限定されない。回転部材51と揺動部材52は、例えば、左右方向又は上下方向等に並ぶ構成であってもよい。
揺動部材52は平板状の部材であることに限定されない。例えば、揺動部材52は、軸線Eを中心とした略半球殻状に形成されてもよい。この場合、例えば、揺動部材52は、第一揺動位置にて回転部材51の下部を前方から覆い、第二揺動位置にて回転部材51の下部を前方へ露出させてもよい。さらに、揺動部材52の前面52Aに、装飾が施されてもよい。これにより、半球殻状の揺動部材52が第一揺動位置から第二揺動位置まで揺動することで、揺動部材52の前面52Aの所定部位が異なる方向を向くように変位していることを、遊技者は視認できる。
装飾体モータ202は、支持体59に設けられる代わりに、遊技盤2の後側に固定されてもよい。また、装飾体55には、揺動部材52の駆動源となるモータ(以下、特定モータという)と、回転部材51の駆動源となるモータとが、別々に設けられてもよい。回転部材51と揺動部材52の駆動源が別個に設けられることで、演出装置30は、回転部材51と揺動部材52の動作開始と動作終了のタイミングを自在に調整できる。これにより、装飾体55の動作の仕方が更に多様化するので、演出装置30は、装飾体55を変位させる場合の演出効果を向上できる。尚、駆動ギヤ275は、特定モータの駆動軸に固定されたモータギヤと、直接噛み合ってもよい。つまり、駆動ギヤ275は特定モータと直結してもよい。
突出部275Fは第二延設部275Eに設けられることに限定されない。突出部275Fは、第一延設部275Dから第二方向に突出していてもよい。この場合、駆動ギヤ275が第二方向に回転すると、突出部275Fが歯部277Aに噛み込み、小ギヤ277の軸線Cを中心とした回転は規制される。
カム部材280に形成されるカム面285は、二つであることに限定されない。カム面285は一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。例えば、カム面285が一つしか形成されていない場合、第二カム面285Bと第三カム面285Cは、駆動ギヤ回転方向に対する勾配が上記実施形態よりも緩やかになるように、形成されてもよい。この場合、モータギヤ202Aの回転量に対する揺動部材52の揺動量は、小さくなる。よって、演出装置30は、揺動部材52の揺動位置を精度良く制御できる。
カム部材280の回転中心は、前後方向に延びる軸線Cであることに限定されない。カム部材280の回転中心は、例えば、左右方向に延びる軸線(以下、第一軸線という)であってもよい。この場合、カム部材280は、左右方向に延びる円筒状に形成され、且つ、カム面285は、カム部材280のうち第一軸線を取り囲む外周面に形成されてもよい。例えば、カム面285が第一軸線を中心とした回転方向に沿って、第一軸線に接近する方向に延びる部位と、第一軸線から離間する部位とを含み、摺動部250はカム面285に対して第一軸線とは反対側から接触してもよい。これにより、カム部材280の第一軸線を中心とした回転に伴って、摺動部250とカム面285との接触位置は、前後方に変位する。よって、揺動部材52は軸線Eを中心に揺動する。
演出装置30は、装飾体55を、上下方向に代えて左右方向に直線移動させる構成であってもよい。また、演出装置30は、例えば、正面視で上下方向および左右方向に対して傾斜する方向に、装飾体55を直線移動させる構成であってもよい。
装飾体55は直線移動することに限定されない。例えば、支持部材60によって支持される装飾体55は、モータ62の回転駆動に伴って、前後方向に延びる軸線を中心に回転移動する構成であってもよい。この場合、支持部材60に設けられるレール部材118は、装飾体55の回転方向に沿って円弧状に延びる。
装飾体55の上端位置と下端位置は、いずれも、装飾体55の略全体が正面視で表示面27と重なる位置であってもよい。つまり、装飾体55が上端位置と下端位置のいずれか一方の位置にある場合、いずれか他方の位置にある場合よりも、表示面27の中央部に接近していればよい。
レール部材118は、平面118Aを備える代わりに、上方向に向かう程前方へ延びる第一面と、上方向に向かう程後方に延びる第二面とを、上下方向に沿って交互に複数備えてもよい。この場合、装飾体55は、上下動する場合、軸線Aを中心に側面視で時計回りおよび反時計回りに交互に揺動できる。従って、上下動する装飾体55の動きは、変則的になる。
第一特定揺動位置と第二特定揺動位置との間を揺動する装飾体55の揺動角度は、16°より大きくてもよく、例えば20°以上90°未満であってもよい。この場合、例えば傾斜面118Bの前端位置が図15で示す位置よりも前方にあることによって、装飾体55の揺動角度は大きくなる。第一特定揺動位置にある装飾体55の上下方向の長さは、図11で示す寸法L1よりもさらに小さくなる。
また、請求項、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、図柄表示装置、大入賞装置、始動入賞口等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、前記要素につけられた名称(要素名)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。 従って、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「演出装置」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。
更には、上記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、何れも当業者であれば容易に考えられる事項であり、敢えて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、特許請求の範囲等においてそれらを明確に除外している旨の記載がない限りは、それら全てについて本発明に係る権利範囲に含まれることは言うまでもない。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を、本実施例に記載がなされていないことを理由に遊技機に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはあたらない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
<5.備考>
以下、本開示の構成とその作用効果を例示する。下記の構成に注記したカッコ書きは、対応する本開示の構成を例示する。
遊技機(パチンコ機1)に設けられる演出装置であって、第一面(前面52A)を有する第一装飾体(揺動部材52)と、前記第一装飾体を、前記第一面の少なくとも一部が一方向(前方向)の側を向く第一揺動位置と、前記第一面の前記少なくとも一部の向く方向が前記第一揺動位置とは異なる第二揺動位置との間で、揺動可能に支持する揺動支持機構(揺動支持機構200)と、第一特定方向に回転駆動することで、前記第一装飾体を、前記第一揺動位置と前記第二揺動位置との間で揺動させるモータ(装飾体モータ202)とを備えたことを特徴とする演出装置(演出装置30)。上記構成によれば、モータが第一特定方向へ回転駆動することによって、第一装飾体は揺動し、第一装飾体の姿勢は変化する。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を高めることができる。
前記演出装置は、前記揺動支持機構を支持する支持体(支持体59)と、前記支持体に設けられた機構であって、前記一方向と平行又は交差する第一所定方向(略前後方向)に前記第一装飾体と並ぶように配置された第二装飾体(回転部材51)を、前記第一所定方向に延びる第一軸線(軸線A)を中心に回転可能に支持する回転支持機構(回転支持機構300)と、前記第二装飾体を回転させる駆動手段(装飾体モータ202)とを備えてもよい。この場合、演出装置は、第一装飾体を揺動させると共に、第二装飾体を回転させる。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
前記演出装置において、前記駆動手段は、前記モータであってもよい。この場合、演出装置は駆動源の個数を低減できる。よって、演出装置は、装飾体を変位させる機構を簡易化できる。
前記演出装置において、前記揺動支持機構は、前記モータの前記第一特定方向への回転駆動に伴い、前記第一所定方向に延びる第二軸線(軸線C)を中心に第一方向に回転する一方、前記モータの前記第一特定方向とは反対の第二特定方向への回転駆動に伴い、前記第二軸線を中心に前記第一方向とは反対の第二方向に回転する回転部材(駆動ギヤ275)と、前記モータの前記第一特定方向への回転駆動力が前記回転部材から前記第一装飾体に伝達することを許容する一方、前記モータの前記第二特定方向への回転駆動力が前記回転部材から前記第一装飾体に伝達することを規制する動力伝達切替部(第一延設部275D、第二延設部275E、突出部275F、二つの小ギヤ277、歯部281)とを備え、前記回転支持機構は、前記モータの回転駆動力を前記回転部材に伝達する部材であって、前記モータの前記第一特定方向への回転駆動に伴い、第一回転方向に前記第二装飾体を回転させる一方、前記モータの前記第二特定方向への回転駆動に伴い、前記第一回転方向とは反対の第二回転方向に前記第二装飾体を回転させる伝達部材(中間ギヤ273)を備えてもよい。この場合、モータが第一特定方向に回転駆動する場合、第一装飾体は揺動し、第二装飾体は回転する。一方、モータが第二特定方向に回転駆動する場合、第一装飾体は揺動せず、第二装飾体は回転する。モータが第一特定方向に回転駆動する場合と、第二特定方向に回転駆動する場合とで、装飾体の動作が大きく異なる。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
前記演出装置において、前記揺動支持機構は、前記モータの前記第一特定方向への回転駆動力を、前記第一装飾体を揺動させる揺動力に変換する揺動変換機構(カム部材280、装飾体支持部246、支持壁部242,244)を備えてもよい。この場合、揺動変換機構がモータの前記第一特定方向への回転駆動力を、第一装飾体を揺動させる揺動力に変換することで、第一装飾体は揺動する。従って、演出装置は、モータの回転駆動力で第一装飾体を安定して揺動させることができる。
前記演出装置において、前記揺動変換機構は、前記一方向と平行又は交差する第二所定方向(略前後方向)に延びる第三軸線(軸線C)を中心に、前記モータの回転駆動に伴って回転する部材であって、前記第一装飾体よりも前記一方向とは反対方向(後方向)の側に設けられたカム面(285)を有するカム部材(280)と、回転する前記カム面に対して摺動する摺動部(250)を有し、前記第一装飾体を支持する装飾体支持部(装飾体支持部246)と、前記装飾体支持部のうち、前記摺動部よりも前記一方向と交差する方向(下方向)の側にある部位を、揺動可能に支持する揺動支持部(支持壁部242,244)とを備え、前記第一装飾体は、前記装飾体支持部が揺動することで、前記第一揺動位置と前記第二揺動位置との間で揺動し、前記カム面は、前記第三軸線を中心とした第三回転方向(第一方向と第二方向いずれか一方)に沿って、前記摺動部の揺動方向の一方側(前側と後側のいずれか一方)へ延びる第一カム面(第二カム面285Bと第三カム面285Cのいずれか一方)と、前記第一カム面と接続すると共に、前記第三回転方向に沿って、前記一方側とは反対の他方側(前側と後側のいずれか他方)へ延びる第二カム面(第二カム面285Bと第三カム面285Cのいずれか他方)とを含んでもよい。この場合、モータの回転駆動に伴ってカム部材が回転することによって、摺動部がカム面に対して摺動し、第一装飾体は揺動する。摺動部がカム面に対して摺動するので、第一装飾体の揺動は安定化する。
前記演出装置において、前記カム部材は前記カム面を複数含み、前記第一カム面と前記第二カム面は、前記第三回転方向に沿って交互に配置されてもよい。この場合、カム部材が一回転する間に、第一装飾体は、少なくとも二回、往復揺動する。第一装飾体の揺動は高速化する。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
前記演出装置において、前記モータと前記駆動手段は、いずれも、前記支持体に設けられてもよい。この場合、モータ及び第一装飾体を連結する部材と、駆動手段及び第二装飾体を連結する部材は、少なくなる。よって、演出装置は、装飾体を変位させる機構を簡易化できる。
前記演出装置において、前記伝達部材は、前記第一所定方向を向く孔部(円形孔273B)を備え、前記揺動変換機構は、前記孔部に挿通された状態で前記第一所定方向に延び、一端部側の部位で前記第一装飾体を支持する第一支持部(連結部248)と、前記第一支持部のうち、前記一端部とは前記孔部を挟んで反対側の部位を、揺動可能に支持する第二支持部(支持壁部242,244)とを備え、前記第一装飾体は、前記第一支持部が揺動することで、前記第一揺動位置と前記第二揺動位置との間で揺動してもよい。この場合、第一装飾体を支持する第一支持部が、伝達部材の孔部に挿通されるので、装飾体を変位させる機構を小型化できる。
前記演出装置において、前記第一所定方向は、略前後方向であり、前記第二装飾体の前側の部位は、正面視で、前記第一軸線に対して略点対称となる形状であり、前記回転支持機構は、前記駆動手段の回転駆動に伴い回転する回転体(中間ギヤ273)と、前記回転体に設けられ、前記回転体の回転中心となる軸線(軸線A)を挟んで対向する一対の被検知部(被検知部310)と、前記一対の被検知部のうち、前記回転体の回転方向における所定回転位置にある前記被検知部を検知する検知手段(センサ315)とを備えてもよい。この場合、検知手段が、一対の被検知部の何れか一方を検知することによって、演出装置は、第二装飾体の回転位置を制御できる。よって、演出装置は、第二装飾体を回転させる制御を高速化できる。
前記演出装置において、前記第一所定方向は、略前後方向であり、前記第二装飾体の前側の部位は、前記第一軸線を含む仮想平面に対して対称となる形状であり、前記伝達部材は、前記モータの回転駆動に伴い回転し、前記回転支持機構は、前記伝達部材と一体的に形成され、前記伝達部材の回転中心となる軸線(軸線A)を挟んで対向する一対の被検知部(被検知部310)と、前記一対の被検知部のうち、前記伝達部材の回転方向における所定回転位置にある前記被検知部を検知する検知手段(センサ315)とを備えてもよい。この場合、一対の検知部が伝達部材と一体的に形成されているので、演出装置は、第二装飾体の回転位置を検知する機構を簡略化できる。
前記演出装置において、前記第一面は、前側を向き、前記一方向は、前方向であり、前記反対方向は、後方向であってもよい。この場合、装飾体支持部の揺動位置は、第一装飾体の自重によって、摺動部がカム面と当接する揺動位置となる。従って、第一装飾体は、カム部材の回転によって、安定して揺動できる。
前記演出装置において、前記動力伝達切替部は、前記回転部材に設けられ、前記第一方向と交差して延びる第一延設部(第一延設部275D)と、前記回転部材に設けられ、前記第一延設部に対して前記第一方向の側に間隔を空けて対向し、且つ前記第一方向と交差して延びる第二延設部(第二延設部275E)と、前記第一延設部又は前記第二延設部によって付勢されて、前記回転部材が回転する方向に移動する部材であって、移動に伴って前記第二軸線と平行な第四軸線(軸線D)を中心に回転可能な動作部材(小ギヤ277)と、前記回転部材が前記第一方向に回転する場合、前記動作部材を、前記第四軸線を中心とした回転が規制された状態にする一方、前記回転部材が前記第二方向に回転する場合、前記動作部材を、前記第四軸線を中心に回転可能な状態にする切替部(突出部275F、歯部277A)と、回転が規制された前記動作部材によって伝達される、前記モータの回転駆動力を、前記第一装飾体に向けて伝達する第二伝達部材(カム部材280)とを備えてもよい。この場合、切替部が、動作部材の第四軸線を中心とした回転が許容された状態と、動作部材の第四軸線を中心とした回転が規制された状態とに切替える。これにより、モータの駆動力が第一装飾体に伝達することが許容される状態と、モータの駆動力が第一装飾体に伝達することが規制される状態とに切替えられる。モータの駆動力の第一装飾体への伝達は、回転が規制された動作部材が、第一延設部又は第二延設部によって付勢されることで、実現される。よって、演出装置30は、モータの回転駆動力を第一装飾体に伝達する機構を簡易化できる。
前記演出装置は、前記支持体を支持し、前記一方向と交差する第三所定方向(上下方向)に変位可能な可動体(移動部材110)と、駆動することによって、前記可動体を前記第三所定方向に変位させる第二駆動手段(モータ62)とを備えてもよい。この場合、演出装置は、第一装飾体を揺動させると共に、第一装飾体を第三所定方向に移動させる。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
前記演出装置は、前記可動体に設けられ、前記支持体を揺動可能に支持する支持機構(150)と、前記可動体を前記第三所定方向に変位可能に支持する第二支持体(支持部材60)と、前記第三所定方向の一方側に変位する前記可動体の推進力を、前記支持体の揺動力に変換し、前記支持体の前記第三所定方向に対する角度である所定角度を変化させる角度調整機構(ローラ94、傾斜面118B)とを備えてもよい。この場合、演出装置は、第一装飾体を第三所定方向に変位させると共に、支持体の所定角度を変化させる。第一装飾部材の第三方向に対する角度は、支持体の所定角度と共に変化する。よって、演出装置は、装飾体を変位させる場合の演出効果を更に高めることができる。
前記演出装置を備えた遊技機(パチンコ機1)。この場合、遊技機は、上記演出装置と同様の効果を奏する。