[go: up one dir, main page]

JP2019161756A - 送電装置及び給電システム - Google Patents

送電装置及び給電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019161756A
JP2019161756A JP2018042362A JP2018042362A JP2019161756A JP 2019161756 A JP2019161756 A JP 2019161756A JP 2018042362 A JP2018042362 A JP 2018042362A JP 2018042362 A JP2018042362 A JP 2018042362A JP 2019161756 A JP2019161756 A JP 2019161756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
coil
power transmission
load
transmission coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018042362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7008545B2 (ja
Inventor
大輔 築山
Daisuke Tsukiyama
大輔 築山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2018042362A priority Critical patent/JP7008545B2/ja
Publication of JP2019161756A publication Critical patent/JP2019161756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7008545B2 publication Critical patent/JP7008545B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】電磁結合係数が変化する場合であっても、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる送電装置及び給電システムを提供する。【解決手段】送電装置10は、交流電源11に接続されている第1送電コイル12と、交流電源11に接続され、かつ第1送電コイル12と並列に接続されている第2送電コイル13と、交流電源11と第1送電コイル12の間に接続されている第1素子15と、交流電源11と第2送電コイル13の間に接続されている第2素子16と、を備え、第1素子15のリアクタンスと、第2素子16のリアクタンスは、符号が互いに異なり、絶対値が略等しい。【選択図】図1

Description

本発明は、送電装置及び給電システムに関する。
従来、送電装置の送電コイルから受電装置の受電コイルへ電力を伝送する、ワイヤレス給電システムが用いられている。ワイヤレス給電システムでは、電力を伝送する際に、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸を合わせ、かつ両者の距離を所望の値にすることが好ましい。
しかしながら、実際の伝送時には、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸がずれたり、両者の距離が変化したりすることがある。この場合、コイル間の電磁結合係数が変化し、送電装置が備える交流電源の出力電圧と出力電流の位相差が変化して、無効電力が発生し得る。
そのような無効電力の発生を防ぐため、例えば下記特許文献1には、交流電力を出力する発振器と、当該交流電力が供給される給電用共振器と、受電用共振器と、給電側から見た受電側のインピーダンスを検出するインピーダンス検出装置とを備える非接触電力供給装置が提案されている。この非接触電力供給装置では、給電用共振器と受電用共振器の結合状態が変化しても、検出されたインピーダンスに応じて交流電力の周波数を変えることにより、送電効率の低下を抑制している。
また、下記特許文献2には、給電側のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、インピーダンス整合機能を含む可変整合部と、検出されたインピーダンスに基づいて可変整合部を制御する制御部とを有する給電装置が記載されている。ここで、可変整合部は、例えば径を変更可能な可変コイルである。
特開2010−233442号公報 特開2011−223739号公報
しかしながら、上記の特許文献1又は2に記載の従来の技術は、いずれもインピーダンスを測定し、交流電源や可変素子を能動的に制御するためのハードウェアが必要となり、給電システムの製造コストが増大し得る。また、従来の技術では、交流電源や可変素子の制御が複雑となることがあり、制御部に高い演算能力が求められ、これによっても、給電システムの製造コストが増大し得る。
そこで、本発明は、電磁結合係数が変化する場合であっても、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる送電装置及び給電システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る送電装置は、交流電源に接続されている第1送電コイルと、交流電源に接続され、かつ第1送電コイルと並列に接続されている第2送電コイルと、交流電源と第1送電コイルの間に接続されている第1素子と、交流電源と第2送電コイルの間に接続されている第2素子と、を備え、第1素子のリアクタンスと、第2素子のリアクタンスは、符号が互いに異なり、絶対値が略等しい。
この態様によれば、送電装置が第1素子及び第2素子を備えることにより、第1送電コイル及び第2送電コイルの一方には遅れ電流が流れ、他方には進み電流が流れる。そして、これらの電流が合成されることにより、交流電源から出力される出力電流の位相の変動が抑制され、ひいては交流電源の出力電圧と出力電流の位相差の変動が抑制される。従って、電磁結合係数が変化する場合であっても、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる。
上記態様において、第1素子のインピーダンスの絶対値及び第2素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれ、第1送電コイル及び第2送電コイルにより送電される電力を受電する受電装置に接続される負荷のインピーダンスの絶対値に略等しくてもよい。
この態様によれば、第1素子と負荷、及び、第2素子と負荷のインピーダンスがそれぞれ整合されるため、負荷に供給される電力が最大となる。従って、送電装置から受電装置への電力伝送効率を向上させることができる。
上記態様において、送電装置は、交流電源と、第1素子及び第2素子との間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる整合回路をさらに備えていてもよい。
この態様によれば、送電装置が整合回路を備えることにより、交流電源と第1素子、及び、交流電源と第2素子のインピーダンスがそれぞれ整合される。従って、送電装置の送電電力を増大させることができる。
上記態様において、送電装置は、第1素子と第1送電コイルの間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第1整合回路と、第2素子と第2送電コイルの間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第2整合回路と、をさらに備えていてもよい。
この態様によれば、送電装置が第1整合回路及び第2整合回路を備えることにより、第1素子と第1送電コイル、及び、第2素子と第2送電コイルのインピーダンスがそれぞれ整合される。従って、送電装置の送電電力を増大させることができる。
上記態様において、第1素子は、1つのコイルにより構成され、第2素子は、1つのキャパシタにより構成されていてもよい。
この態様によれば、2つの受動素子により、リアクタンスの符号が互いに異なり、絶対値が略等しい構成を実現することができる。従って、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる。
上記態様において、第1送電コイルと第2送電コイルは、互いに逆巻きとなるように交流電源に接続されていてもよい。
この態様によれば、第1送電コイルと第2送電コイルからの電力を1つの受電コイルにより受電することができる。従って、送電装置から電力を受電する受電装置のコストを抑制することができる。
本発明の一態様に係る給電システムは、送電装置と、受電装置と、を備え、送電装置は、交流電源に接続されている第1送電コイルと、交流電源に接続され、かつ第1送電コイルと並列に接続されている第2送電コイルと、交流電源と第1送電コイルの間に接続されている第1素子と、交流電源と第2送電コイルの間に接続されている第2素子と、を有し、第1素子のリアクタンスと、第2素子のリアクタンスは、符号が互いに異なり、絶対値が略等しい。
この態様によれば、送電装置が第1素子及び第2素子を備えることにより、第1送電コイル及び第2送電コイルの一方には遅れ電流が流れ、他方には進み電流が流れる。そして、これらの電流が合成されることにより、交流電源から出力される出力電流の位相の変動が抑制され、ひいては交流電源の出力電圧と出力電流の位相差の変動が抑制される。従って、電磁結合係数が変化する場合であっても、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる。
上記態様において、受電装置は、第1送電コイルから送電される電力を受電する第1受電コイルと、第2送電コイルから送電される電力を受電する第2受電コイルと、第1受電コイルと負荷の間に接続され、交流を直流に整流する第1整流回路と、第2受電コイルと負荷の間に接続され、交流を直流に整流する第2整流回路と、を備えていてもよい。
この態様によれば、受電装置が第1整流回路及び第2整流回路を備えることにより、受電装置が受電した電力が交流から直流に整流されて負荷に供給される。従って、複数の受電コイルにより受電された電力を単一の負荷に供給することができる。
上記態様において、受電装置は、第1送電コイルから送電される電力を受電する第1受電コイルと、第2送電コイルから送電される電力を受電する第2受電コイルと、第1受電コイルと第1負荷の間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第1整合回路と、第2受電コイルと第2負荷の間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第2整合回路と、を備えていてもよい。
この態様によれば、受電装置が第1整合回路及び第2整合回路を備えることにより、第1受電コイルと第1負荷、及び、第2受電コイルと第2負荷のインピーダンスがそれぞれ整合される。従って、送電装置から受電装置への電力伝送効率を向上させることができる。
本発明によれば、電磁結合係数が変化する場合であっても、コストを抑えつつ無効電力の発生を防ぐことができる送電装置及び給電システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る給電システムの概要を示す図である。 図1に示される給電システム1の等価回路図である。 給電システム1におけるコイル15及びキャパシタ16をそれぞれ流れる電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。 給電システム1における交流電源11の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。 本発明の第1変形例に係る給電システムの概要を示す図である。 本発明の第2変形例に係る給電システムの概要を示す図である。 本発明の第3変形例に係る給電システムの概要を示す図である。 本発明の第4変形例に係る給電システムの概要を示す図である。 本発明の第5変形例に係る給電システムの概要を示す図である。 比較例における交流電源の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。 給電システム1eにおける交流電源11の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。
[実施形態]
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明の実施形態に係る給電システムの概要を示す図である。同図に示される給電システム1は、電力を送電する送電装置10と、当該電力を非接触で受電する受電装置20と、を備える。
送電装置10は、例えば、交流電源11と、第1送電コイル12と、第2送電コイル13と、コイル15と、キャパシタ16とを備える。
交流電源11は、所定の周波数(例えば、数kHz〜数百MHz程度)の交流電源電圧を生成して出力する。この出力電圧は、第1送電コイル12及び第2送電コイル13に供給される。
第1送電コイル12及び第2送電コイル13は、それぞれ、交流電源11に接続され、かつ互いに並列に接続されている。第1送電コイル12及び第2送電コイル13には、それぞれ、交流電源11からの出力電圧及び出力電流(以下、単に「出力電圧」及び「出力電流」ともいう。)が供給される。
コイル15(第1素子)は、交流電源11と第1送電コイル12の間に直列に接続されている。キャパシタ16(第2素子)は、交流電源11と第2送電コイル13の間に直列に接続されている。コイル15とキャパシタ16の作用については後述する。
受電装置20は、例えば、第1受電コイル21と、第2受電コイル22と、第1負荷23と、第2負荷24とを備える。
第1受電コイル21及び第2受電コイル22は、それぞれ、第1送電コイル12及び第2送電コイル13と磁界結合され、第1送電コイル12及び第2送電コイル13により送電される電力を受電する。また、第1受電コイル21及び第2受電コイル22は、それぞれ、第1負荷23及び第2負荷24に接続される。
第1負荷23及び第2負荷24は、それぞれ、第1受電コイル21及び第2受電コイル22により受電された電力を消費する。なお、図1においては、第1負荷23及び第2負荷24が受電装置20に含まれた構成が示されているが、これらの負荷は受電装置20に含まれず、受電装置20の外部に設けられていてもよい。また、第1負荷23及び第2負荷24に替えて、例えばバッテリやコンデンサ等の充電対象に電力が蓄電されてもよい。
また、図1では図示が省略されているが、受電装置は、例えば第1受電コイル21及び第2受電コイル22により受電された電力を整流及び平滑化する整流平滑回路をさらに備えていてもよい。
次に、図2を参照して、コイル15及びキャパシタ16の作用効果について説明する。図2は、図1に示される給電システム1の等価回路図である。説明の便宜上、第1負荷23及び第2負荷24は、同じ抵抗値Rを有し、第1送電コイル12、第2送電コイル13、第1受電コイル21及び第2受電コイル22(図1参照)は、それぞれ同じインダクタンス値Lを有するとする。受電装置20では、第1負荷23と第2負荷24の間の位置関係が固定され、第1負荷23と第2負荷24が一緒に移動すると仮定すると、第1送電コイル12と第1受電コイル21、及び、第2送電コイル13と第2受電コイル22の間の電磁結合係数は同様に変化する。すなわち、これらの電磁結合係数は互いに同じであり、この電磁結合係数をkとする。
図2に示されるように、第1送電コイル12と第1受電コイル21の磁界結合は、T型に接続されたコイル30〜32により等価的に表される。同様に、第2送電コイル13と第2受電コイル22の磁界結合は、T型に接続されたコイル33〜35により等価的に表される。コイル31のインダクタンス値はLM=k√(L2)(Mは第1送電コイル12と第1受電コイル21の相互インダクタンス値)により表され、コイル30,32のインダクタンス値はL−LMにより表される。なお、コイル33〜35については、コイル30〜32と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1送電コイル12と第1受電コイル21との相対的な位置関係が変化することにより、電磁結合係数kが変化すると、LM(=k√(L2))が変化する。これにより、交流電源11から見て「点A−コイル15−第1負荷23−点B」を経由する経路(以下、「第1経路」ともいう。)のインピーダンスが変化する。同様に、交流電源11から見て「点A−キャパシタ16−第2負荷24−点B」を経由する経路(以下、「第2経路」ともいう。)のインピーダンスもまた変化する。
このように、電磁結合係数kの変化により交流電源11から見た負荷側のインピーダンスが変化すると、交流電源11の出力電圧と出力電流の位相差が変化して、無効電力が発生し得る。このような無効電力の発生を防ぎ、高効率で電力を伝送するためにコイル15及びキャパシタ16が満たすべき条件について説明する。
まず、コイル15のインダクタンス値をL0とし、キャパシタ16のキャパシタンス値をC0とする。コイル15のインピーダンスZ1及びキャパシタ16のインピーダンスZ2は下記式(1)(2)により表される。
本実施形態において、コイル15のインダクタンス値L0とキャパシタ16のキャパシタンス値C0は、コイル15のリアクタンス(すなわち、インピーダンスZ1の虚部)と、キャパシタ16のリアクタンス(すなわち、インピーダンスZ2の虚部)とが、符号が互いに異なり、かつ絶対値が等しくなるように設計される。すなわち、コイル15のインダクタンス値L0とキャパシタ16のキャパシタンス値C0は、下記式(3)を満たす。
これにより、交流電源11から出力される出力電流に対して、第1経路及び第2経路のうち一方(本実施形態においては第1経路)には遅れ電流が流れ、他方(本実施形態においては第2経路)には進み電流が流れる。図2に示される点A及び点Bでは、これらの遅れ電流と進み電流が合成されることにより、位相差が相殺されるため、電磁結合係数kの変動による出力電流の位相の変動が抑制される。また、出力電圧の位相は、電磁結合係数kの変動にかかわらず略一定である。従って、本実施形態においては、電磁結合係数kが変動しても、出力電圧と出力電流の位相差の変動が抑制され、ひいては無効電力の発生を防ぐことができる。なお、このとき、第1経路及び第2経路をそれぞれ流れる電流の絶対値は、出力電流の絶対値の略半分となる。
このように、給電システム1では、従来技術のようにインピーダンスを測定したり、交流電源又は可変素子等を能動的に制御したりすることなく、2つの受動素子(1つのコイル15及び1つのキャパシタ16)により出力電流の位相の変動を抑制することができる。従って、給電システム1によると、電磁結合係数kが変化する場合であっても、従来技術に比べてコストを抑えつつ、無効電力の発生を防ぐことができる。これにより、給電システム1では、送電装置10の出力電力が安定化され、送電装置10から受電装置20への電力伝送効率が向上する。
また、第1送電コイル12及び第2送電コイル13には逆位相の電流が流れるため、これらの両コイルから放出される電磁波は逆位相になる。これにより、遠方へと放出される磁界強度が弱められ、同位相の電磁波が放出される構成に比べて、給電システム1の外部への影響が緩和される。
なお、交流電源11と第1送電コイル12及び第2送電コイル13との間に接続される素子は、1つのコイルと1つのキャパシタに限られず、リアクタンスの符号が互いに異なり、絶対値が略等しければ他の素子等により構成されていてもよい。例えば、コイル及びキャパシタの数は複数であってもよく、また抵抗素子等が含まれていてもよい。
また、第1送電コイル12と第2送電コイル13、及び、第1受電コイル21と第2受電コイル22は、回路図においては並列に並べられているが、装置におけるレイアウト上は各コイルの中心軸が一致するように重ね合わせられていてもよい。この配置により、1つの送電コイル及び1つの受電コイルが用いられる構成に比べて、回路面積の増大を抑制することができる。
図3Aは、給電システム1におけるコイル15及びキャパシタ16をそれぞれ流れる電流のシミュレーション結果の一例を示す図であり、図3Bは、給電システム1における交流電源11の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。具体的に、図3Aに示されるグラフは、電磁結合係数kを0.1から0.5まで0.1刻みに変化させた場合において、コイル15を流れる電流(すなわち、第1送電コイル12を流れる電流)(実線)及びキャパシタ16を流れる電流(すなわち、第2送電コイル13を流れる電流)(破線)のシミュレーション結果であり、横軸は時間(ms)、縦軸は電流(A)を示す。また、図3Bに示されるグラフは、電磁結合係数kを0.1から0.5まで0.1刻みに変化させた場合における、交流電源11の出力電圧(実線)及び出力電流(破線)のシミュレーション結果であり、横軸は時間(ms)、縦軸は電圧(V)及び電流(A)を示す。なお、図3Bに示される出力電流の電流値は2分の1に圧縮されている。
図3Aに示されるように、電磁結合係数kが比較的大きい(すなわち、電流の振幅が大きい)ときに、コイル15を流れる電流(実線)は相対的に遅れており、キャパシタ16を流れる電流(破線)は相対的に進んでいることが分かる。他方、図3Bに示されるように、交流電源11の出力電流(破線)は、電磁結合係数kが変動しても位相が変動していない。これは、図3Aに示される遅れ電流及び進み電流が合成されるためである。また、出力電圧(実線)の位相は、電磁結合係数kの変動にかかわらず略一定である。ここから、電磁結合係数kが変化しても、出力電圧と出力電流の位相差の変動が抑制されていることが分かる。
図2に戻り、さらに電力伝送効率を向上させるためには、上記式(3)に加えて、コイル15のインピーダンスZ1の絶対値が、第1負荷23のインピーダンスの絶対値と等しいことが好ましい。これにより、コイル15と第1負荷23のインピーダンスが整合され、第1負荷23に供給される電力が最大となる。同様に、キャパシタ16のインピーダンスZ2の絶対値は、第2負荷24のインピーダンスの絶対値と等しいことが好ましい。これにより、キャパシタ16と第2負荷24のインピーダンスが整合され、第2負荷24に供給される電力が最大となる。
以上の条件をまとめると、コイル15のインダクタンス値L0とキャパシタ16のキャパシタンス値C0は、下記式(4)を満たすときに第1負荷23及び第2負荷24にそれぞれ供給される電力が最大となり、電力伝送効率が向上する。
なお、本実施形態においては、第1負荷23及び第2負荷24が抵抗値Rの抵抗素子により構成される例について説明したが、第1負荷23及び第2負荷24を構成する要素は抵抗素子に限られず、コイル等であってもよい。
[変形例]
図4は、本発明の第1変形例に係る給電システムの概要を示す図である。なお、図1に示される給電システム1と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、本変形例以降では給電システム1と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
同図に示される給電システム1aは、給電システム1に比べて、第1整流回路26及び第2整流回路27をさらに備え、第1負荷23及び第2負荷24に替えて1つの負荷25を備える。
第1整流回路26は、第1受電コイル21と負荷25との間に設けられる。第2整流回路27は、第2受電コイル22と負荷25との間に設けられる。第1整流回路26及び第2整流回路27は、それぞれ、第1受電コイル21及び第2受電コイル22が受電した電力を交流から直流に整流する。これにより、給電システム1aでは、直流に整流された電力が負荷25に供給される。従って、給電システム1aによると、複数の受電コイルにより受電された電力を単一の負荷25に供給することができる。なお、給電システム1aは、例えば、負荷25がバッテリ等の直流負荷である場合に好適に機能する。
図5は、本発明の第2変形例に係る給電システムの概要を示す図である。同図に示される給電システム1bは、給電システム1に比べて、整合回路17をさらに備える。
整合回路17は、交流電源11とコイル15及びキャパシタ16との間に設けられ、交流電源11(入力側)と、整合回路17から見た負荷側(出力側)のインピーダンスを整合させる。これにより、給電システム1bでは、交流電源11とコイル15、及び、交流電源11とキャパシタ16のインピーダンスが整合される。このように、給電システム1bでは、送電装置10が整合回路17を備えることにより、給電システム1に比べて送電電力が増大する。なお、整合回路17は、例えば、コイル、キャパシタ又は抵抗素子等の組み合わせにより構成されてもよい。
図6は、本発明の第3変形例に係る給電システムの概要を示す図である。同図に示される給電システム1cは、給電システム1bに比べて、整合回路17に替えて第1整合回路18及び第2整合回路19を備える。
第1整合回路18は、コイル15と第1送電コイル12の間に接続され、コイル15(入力側)のインピーダンスと第1整合回路18から見た負荷側(出力側)のインピーダンスを整合させる。第2整合回路19は、キャパシタ16と第2送電コイル13の間に接続され、キャパシタ16(入力側)のインピーダンスと第2整合回路19から見た負荷側(出力側)のインピーダンスを整合させる。このように、給電システム1cでは、送電装置10が第1整合回路18及び第2整合回路19を備えることにより、給電システム1に比べて送電電力が増大する。
図7は、本発明の第4変形例に係る給電システムの概要を示す図である。同図に示される給電システム1dは、給電システム1cに比べて、第1整合回路18及び第2整合回路19に替えて、第1整合回路28及び第2整合回路29を備える。
第1整合回路28は、第1受電コイル21と第1負荷23の間に接続され、第1受電コイル21(入力側)のインピーダンスと第1整合回路28から見た負荷側(出力側)のインピーダンスを整合させる。第2整合回路29は、第2受電コイル22と第2負荷24の間に接続され、第2受電コイル22(入力側)のインピーダンスと第2整合回路29から見た負荷側(出力側)のインピーダンスを整合させる。このように、給電システム1dでは、受電装置20が第1整合回路28及び第2整合回路29を備えることにより、給電システム1に比べて電力伝送効率が向上する。
図8は、本発明の第5変形例に係る給電システムの概要を示す図である。同図に示される給電システム1eは、給電システム1に比べて、受電装置20が第2受電コイル22及び第2負荷24を備えない点において相違する。
給電システム1eにおいては、送電装置10の第1送電コイル12と第2送電コイル13とが、互いに逆巻きとなるように交流電源11に接続される。また、受電装置20の第1受電コイル21は、図示はされないが、第1送電コイル12及び第2送電コイル13のいずれとも磁界結合される。これにより、給電システム1eでは、1つの受電コイルが2つの送電コイルから電力を受電することができる。なお、第1送電コイル12及び第2送電コイル13は、各中心軸が一致するように重ね合わせられていてもよく、あるいは第1受電コイル21と磁界結合される程度に互いに近接して設けられていてもよい。
このように、給電システム1eによると、給電システム1に比べて受電装置20の構成要素を減らすことができ、受電装置20のコストを抑えることができる。なお、これらの第1〜第5変形例は、それぞれ組み合わせて用いられてもよい。
図9は、比較例における交流電源の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。また、図10は、給電システム1eにおける交流電源11の出力電圧及び出力電流のシミュレーション結果の一例を示す図である。なお、この比較例とは、図8に示される給電システム1eのうち、コイル15及びキャパシタ16を備えない構成である。また、これらのシミュレーション結果は、図3A及び図3Bと同様に、電磁結合係数kを0.1から0.5まで0.1刻みに変化させた結果である。
図9から、比較例においては、電磁結合係数kが変動した場合、出力電圧(実線)の位相は一定であるが、出力電流(破線)の位相は、特に電磁結合係数が大きい場合にずれていることが分かる。ここから、出力電圧と出力電流の位相差の変動が生じていると言える。
他方、図10から、給電システム1eにおいては、電磁結合係数kが変動しても、出力電圧(実線)及び出力電流(破線)ともに位相がほぼ変動していないことが分かる。ここから、給電システム1eによると、電磁結合係数kが変動しても、出力電圧と出力電流の位相差の変動を抑制することができると言える。また、図9と図10の比較から、給電システム1eは、比較例に比べて交流電源11の出力電流が増加していることが分かる。なお、当該シミュレーション結果は、他の実施形態及び変形例においても同様に成立すると考えられる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1,1a〜1e…給電システム、10…送電装置、11…交流電源、12…第1送電コイル、13…第2送電コイル、15…コイル、16…キャパシタ、17…整合回路、18…第1整合回路、19…第2整合回路、20…受電装置、21…第1受電コイル、22…第2受電コイル、23…第1負荷、24…第2負荷、25…負荷、26…第1整流回路、27…第2整流回路、28…第1整合回路、29…第2整合回路、30〜35…コイル

Claims (9)

  1. 交流電源に接続されている第1送電コイルと、
    前記交流電源に接続され、かつ前記第1送電コイルと並列に接続されている第2送電コイルと、
    前記交流電源と前記第1送電コイルの間に接続されている第1素子と、
    前記交流電源と前記第2送電コイルの間に接続されている第2素子と、を備え、
    前記第1素子のリアクタンスと、前記第2素子のリアクタンスは、符号が互いに異なり、絶対値が略等しい、
    送電装置。
  2. 前記第1素子のインピーダンスの絶対値及び前記第2素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれ、前記第1送電コイル及び前記第2送電コイルにより送電される電力を受電する受電装置に接続される負荷のインピーダンスの絶対値に略等しい、
    請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記交流電源と、前記第1素子及び前記第2素子との間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる整合回路をさらに備える、
    請求項1又は2に記載の送電装置。
  4. 前記第1素子と前記第1送電コイルの間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第1整合回路と、
    前記第2素子と前記第2送電コイルの間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第2整合回路と、をさらに備える、
    請求項1又は2に記載の送電装置。
  5. 前記第1素子は、1つのコイルにより構成され、
    前記第2素子は、1つのキャパシタにより構成された、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の送電装置。
  6. 前記第1送電コイルと前記第2送電コイルは、互いに逆巻きとなるように前記交流電源に接続された、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の送電装置。
  7. 送電装置と、受電装置と、を備える給電システムであって、
    前記送電装置は、
    交流電源に接続されている第1送電コイルと、
    前記交流電源に接続され、かつ前記第1送電コイルと並列に接続されている第2送電コイルと、
    前記交流電源と前記第1送電コイルの間に接続されている第1素子と、
    前記交流電源と前記第2送電コイルの間に接続されている第2素子と、を有し、
    前記第1素子のリアクタンスと、前記第2素子のリアクタンスは、符号が互いに異なり、絶対値が略等しい、
    給電システム。
  8. 前記受電装置は、
    前記第1送電コイルから送電される電力を受電する第1受電コイルと、
    前記第2送電コイルから送電される電力を受電する第2受電コイルと、
    前記第1受電コイルと負荷の間に接続され、交流を直流に整流する第1整流回路と、
    前記第2受電コイルと前記負荷の間に接続され、交流を直流に整流する第2整流回路と、を備える、
    請求項7に記載の給電システム。
  9. 前記受電装置は、
    前記第1送電コイルから送電される電力を受電する第1受電コイルと、
    前記第2送電コイルから送電される電力を受電する第2受電コイルと、
    前記第1受電コイルと第1負荷の間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第1整合回路と、
    前記第2受電コイルと第2負荷の間に接続され、入力側と出力側のインピーダンスを整合させる第2整合回路と、を備える、
    請求項7に記載の給電システム。
JP2018042362A 2018-03-08 2018-03-08 送電装置及び給電システム Active JP7008545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042362A JP7008545B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 送電装置及び給電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042362A JP7008545B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 送電装置及び給電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019161756A true JP2019161756A (ja) 2019-09-19
JP7008545B2 JP7008545B2 (ja) 2022-01-25

Family

ID=67996529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018042362A Active JP7008545B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 送電装置及び給電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7008545B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112583130A (zh) * 2019-09-27 2021-03-30 欧姆龙株式会社 非接触供电装置
WO2023153000A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 村田機械株式会社 非接触給電システム及び搬送システム
TWI913530B (zh) 2022-02-14 2026-02-01 日商村田機械股份有限公司 非接觸饋電系統及搬運系統

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014090528A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Hitachi Ltd 移動体用非接触充電装置および移動体用非接触充電方法
JP2016039644A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 パナソニック株式会社 送電装置および無線電力伝送システム
JP2016192856A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社ダイヘン 非接触給電システム、および、送電装置
JP2017093182A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社ダイヘン 非接触電力伝送システム
JP2017099190A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社Soken 無線給電システム及び受電装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014090528A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Hitachi Ltd 移動体用非接触充電装置および移動体用非接触充電方法
JP2016039644A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 パナソニック株式会社 送電装置および無線電力伝送システム
JP2016192856A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社ダイヘン 非接触給電システム、および、送電装置
JP2017093182A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社ダイヘン 非接触電力伝送システム
JP2017099190A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社Soken 無線給電システム及び受電装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112583130A (zh) * 2019-09-27 2021-03-30 欧姆龙株式会社 非接触供电装置
WO2023153000A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 村田機械株式会社 非接触給電システム及び搬送システム
JPWO2023153000A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17
KR20240149946A (ko) * 2022-02-14 2024-10-15 무라다기카이가부시끼가이샤 비접촉 급전 시스템 및 반송 시스템
US20250062607A1 (en) * 2022-02-14 2025-02-20 Murata Machinery, Ltd. Non-contact power supply system and transport system
JP7747079B2 (ja) 2022-02-14 2025-10-01 村田機械株式会社 非接触給電システム及び搬送システム
KR102871311B1 (ko) 2022-02-14 2025-10-14 무라다기카이가부시끼가이샤 비접촉 급전 시스템 및 반송 시스템
US12525787B2 (en) * 2022-02-14 2026-01-13 Murata Machinery, Ltd. Non-contact power supply system and transport system
TWI913530B (zh) 2022-02-14 2026-02-01 日商村田機械股份有限公司 非接觸饋電系統及搬運系統

Also Published As

Publication number Publication date
JP7008545B2 (ja) 2022-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6601538B2 (ja) ワイヤレス給電装置
US20240007062A1 (en) High frequency wireless power transfer system, transmitter and receiver therefor
CN102959830B (zh) 高频电力设备、电力发送设备和电力传输系统
US10490345B2 (en) Contactless power transfer system
WO2014045571A1 (en) Contactless electric power feeding system
US9912198B2 (en) Wireless power transmission device
JP6399351B2 (ja) 送電装置、送電装置を搭載した車両及び無線電力伝送システム
US20170324281A1 (en) Wireless power trnsfer device
JP2011205757A (ja) 電磁界共鳴電力伝送装置
JP6315109B2 (ja) 給電装置
JP2019161756A (ja) 送電装置及び給電システム
US11735955B2 (en) Resonant circuit for transmitting electric energy
CN112688439A (zh) 一种无线电能传输装置
CN110383631B (zh) 谐振型电力接收装置
JP2012034524A (ja) 無線電力伝送装置
JP6737301B2 (ja) ワイヤレス電力伝送システム
JP2020018060A (ja) 受電装置及び無線給電システム
EP3771070B1 (en) Resonant rectifier circuit
JP6969915B2 (ja) 高周波電源装置及び送電装置
JP2012039692A (ja) 非接触電力伝送装置
KR101905882B1 (ko) 무선전력 송신장치, 무선전력 수신장치, 무선전력 전송 시스템 및 무선전력 전송 방법
KR101305828B1 (ko) 무선전력 송신장치, 무선전력 수신장치, 무선전력 전송 시스템 및 무선전력 전송 방법
JP2021058049A (ja) 受電装置及び無線給電システム
US20200313461A1 (en) Resonant circuit for transmitting electric energy without a power amplifier
JP2012257374A (ja) 非接触電力伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7008545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250