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JP2019161182A - 電界効果型トランジスタ及びその製造方法、表示素子、表示装置、システム - Google Patents

電界効果型トランジスタ及びその製造方法、表示素子、表示装置、システム Download PDF

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JP2019161182A JP2018049885A JP2018049885A JP2019161182A JP 2019161182 A JP2019161182 A JP 2019161182A JP 2018049885 A JP2018049885 A JP 2018049885A JP 2018049885 A JP2018049885 A JP 2018049885A JP 2019161182 A JP2019161182 A JP 2019161182A
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定憲 新江
Sadanori Niie
定憲 新江
安藤 友一
Yuichi Ando
友一 安藤
中村 有希
Yuki Nakamura
有希 中村
由希子 安部
Yukiko Abe
由希子 安部
真二 松本
Shinji Matsumoto
真二 松本
雄司 曽根
Yuji Sone
雄司 曽根
植田 尚之
Naoyuki Ueda
尚之 植田
遼一 早乙女
Ryoichi Saotome
遼一 早乙女
嶺秀 草柳
Minehide Kusayanagi
嶺秀 草柳
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Abstract

【課題】ピンホールが発生し難く、閾値電圧の変動を抑制できるダブルゲート構造の電界効果型トランジスタを提供すること。【解決手段】本電界効果型トランジスタは、基材上に形成された第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極上に形成された第1ゲート絶縁層と、前記第1ゲート絶縁層上に形成された活性層と、前記活性層上に形成された第2ゲート絶縁層と、前記第2ゲート絶縁層上に形成された第2ゲート電極と、前記活性層と接続するように形成されたソース及びドレイン電極と、を有し、前記第1ゲート絶縁層及び前記第2ゲート絶縁層は、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、を含む酸化物膜である。【選択図】図1

Description

本発明は、電界効果型トランジスタ及びその製造方法、表示素子、表示装置、システムに関する。
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ(OLED)、電子ペーパー等の平面薄型ディスプレイ(Flat Panel Display:FPD)は、非晶質シリコンや多結晶シリコンを活性層に用いた電界効果型トランジスタを含む駆動回路により駆動されている。
そして、FPDの開発においては、チャネル形成領域にキャリア移動度が高く素子間のばらつきの小さい酸化物半導体膜を用いた電界効果型トランジスタを作製し、電子デバイス、光デバイス等に応用する技術が注目されている。例えば、酸化物半導体膜として酸化亜鉛(ZnO)、In、In−Ga−Zn−O等を用いた電界効果型トランジスタが提案されている。
又、ダブルゲート構造の電界効果型トランジスタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電界効果型トランジスタでは、閾値電圧の変動を抑制するために、第1ゲート絶縁層及び第2ゲート絶縁層としてSiOを成膜し、成膜方法としては気相法が好ましいと記載されている。但し、気相法で成膜したSiOでは、ピンホールが発生しやすく、閾値電圧の変動の抑制に悪影響がでることがわかった。
本発明は、ピンホールが発生し難く、閾値電圧の変動を抑制できるダブルゲート構造の電界効果型トランジスタを提供することを目的とする。
本電界効果型トランジスタは、基材上に形成された第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極上に形成された第1ゲート絶縁層と、前記第1ゲート絶縁層上に形成された活性層と、前記活性層上に形成された第2ゲート絶縁層と、前記第2ゲート絶縁層上に形成された第2ゲート電極と、前記活性層と接続するように形成されたソース及びドレイン電極と、を有し、前記第1ゲート絶縁層及び前記第2ゲート絶縁層は、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、を含む酸化物膜であることを要件とする。
開示の技術によれば、ピンホールが発生し難く、閾値電圧の変動を抑制できるダブルゲート構造の電界効果型トランジスタを提供できる。
第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを例示する断面図である。 第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタの製造工程を例示する図である。 第1の実施の形態の変形例に係る電界効果型トランジスタを例示する断面図である。 第2の実施の形態に係るテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るテレビジョン装置の説明図(その1)である。 第2の実施の形態に係るテレビジョン装置の説明図(その2)である。 第2の実施の形態に係るテレビジョン装置の説明図(その3)である。 第2の実施の形態に係る表示素子の説明図である。 第2の実施の形態に係る有機ELの説明図である。 第2の実施の形態に係るテレビジョン装置の説明図(その4) 第2の実施の形態に係る他の表示素子の説明図(その1)である。 第2の実施の形態に係る他の表示素子の説明図(その2)である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
[電界効果型トランジスタの構造]
図1は、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを例示する断面図である。図1を参照するに、電界効果型トランジスタ10は、基材11と、第1ゲート電極12と、第1ゲート絶縁層13と、活性層14と、第2ゲート絶縁層15と、第2ゲート電極16と、ソース電極17と、ドレイン電極18とを有するダブルゲート構造の電界効果型トランジスタである。なお、電界効果型トランジスタ10は、本発明に係る半導体装置の代表的な一例である。
電界効果型トランジスタ10では、絶縁性の基材11上に第1ゲート電極12が形成され、第1ゲート電極12を覆うように第1ゲート絶縁層13が形成されている。そして、第1ゲート絶縁層13上に活性層14が形成され、活性層14を覆うように第2ゲート絶縁層15が形成されている。更に、第2ゲート絶縁層15上に第2ゲート電極16、ソース電極17、及びドレイン電極18が形成されている。ソース電極17及びドレイン電極18は、第2ゲート絶縁層15に形成されたスルーホールを介して活性層14と接続されている。以下、電界効果型トランジスタ10の各構成要素について、詳しく説明する。
なお、本実施の形態では、便宜上、第2ゲート電極16側を上側又は一方の側、基材11側を下側又は他方の側とする。又、各部位の第2ゲート電極16側の面を上面又は一方の面、基材11側の面を下面又は他方の面とする。但し、電界効果型トランジスタ10は天地逆の状態で用いることができ、又は任意の角度で配置することができる。又、平面視とは対象物を基材11の上面の法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を基材11の上面の法線方向から視た形状を指すものとする。
基材11の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。基材11の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ガラス基材、セラミック基材、プラスチック基材、フィルム基材等を用いることができる。
ガラス基材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、無アルカリガラス、シリカガラス等が挙げられる。又、プラスチック基材やフィルム基材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等が挙げられる。
第1ゲート電極12は、基材11上の所定領域に形成されている。第1ゲート電極12は、ダブルゲートを構成する一方のゲート電極である。第1ゲート電極12の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の金属、これらの合金、これら金属の混合物等を用いることができる。又、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ガリウム、酸化ニオブ等の導電性酸化物、これらの複合化合物、これらの混合物等を用いてもよい。又、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン(PANI)等の有機導電体等を用いてもよい。第1ゲート電極12の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10nm〜1μmが好ましく、50nm〜300nmがより好ましい。
第1ゲート絶縁層13は、第1ゲート電極12と活性層14との間に設けられ、第1ゲート電極12と活性層14とを絶縁するための層である。第1ゲート絶縁層13の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50nm〜3μmが好ましく、100nm〜1μmがより好ましい。
活性層14は、第1ゲート絶縁層13上に形成されている。活性層14の一部は、チャネル領域となる。活性層14の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5nm〜1μmが好ましく、10nm〜0.5μmがより好ましい。
活性層14の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、多結晶シリコン(p−Si)、アモルファスシリコン(a−Si)、In−Ga−Zn−O等の酸化物半導体、ペンタセン等の有機半導体等が挙げられる。これら中でも、第1ゲート絶縁層13との界面の安定性の点から、酸化物半導体を用いることが好ましい。
第2ゲート絶縁層15は、活性層14と第2ゲート電極16との間に設けられ、活性層14と第2ゲート電極16とを絶縁するための層である。第2ゲート絶縁層15の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50nm〜3μmが好ましく、100nm〜1μmがより好ましい。
第2ゲート電極16は、第2ゲート絶縁層15上において、平面視で第1ゲート電極12及び活性層14と重複する領域に形成されている。第2ゲート電極16は、ダブルゲートを構成する他方のゲート電極である。第2ゲート電極16の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の金属、これらの合金、これら金属の混合物等を用いることができる。又、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ガリウム、酸化ニオブ等の導電性酸化物、これらの複合化合物、これらの混合物等を用いてもよい。又、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン(PANI)等の有機導電体等を用いてもよい。第2ゲート電極16の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10nm〜1μmが好ましく、50nm〜300nmがより好ましい。
ソース電極17及びドレイン電極18は、第2ゲート絶縁層15上に形成されている。ソース電極17及びドレイン電極18は、第2ゲート電極16を間に挟んで所定の間隔を隔てて形成されている。ソース電極17及びドレイン電極18は、第1ゲート電極12へのゲート電圧の印加に応じて電流を取り出すための電極である。なお、ソース電極17及びドレイン電極18と共に、ソース電極17及びドレイン電極18と接続される配線が同一層に形成されてもよい。
ソース電極17及びドレイン電極18の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の金属、これらの合金、これら金属の混合物等を用いることができる。
又、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ガリウム、酸化ニオブ等の導電性酸化物、これらの複合化合物、これらの混合物等を用いてもよい。又、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン(PANI)等の有機導電体等を用いてもよい。ソース電極17及びドレイン電極18の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10nm〜1μmが好ましく、50nm〜300nmがより好ましい。
第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15は、酸化物である。本実施の形態で用いる酸化物(以下、第1の酸化物とする)は、アルカリ土類金属である第A元素と、ガリウム(Ga)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素とを少なくとも含有し、必要に応じて、その他の成分を含有する。前記第1の酸化物に含まれるアルカリ土類金属は、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。
アルカリ土類金属としては、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、ラジウム(Ra)が挙げられる。
ランタノイドとしては、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)が挙げられる。
前記第1の酸化物は、常誘電体アモルファス酸化物であることが好ましい。常誘電体アモルファス酸化物は、大気中において安定であり、かつ広範な組成範囲で安定的にアモルファス構造を形成することができる。但し、前記第1の酸化物の一部に結晶が含まれていてもよい。
第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15がアモルファス材料で形成されていることは、トランジスタの特性を向上させる点で好ましい形態である。第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15が結晶性の材料で形成されていると結晶粒界に起因するリーク電流を低く抑えることができず、トランジスタ特性の悪化につながるためである。
又、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15が常誘電体であることは、トランジスタのトランスファ特性におけるヒステリシスを低減させる点で必要となる。トランジスタをメモリ等の用途で使用する特殊な場合は例外であるが、通常トランジスタのスイッチング特性を利用するデバイスにおいてはヒステリシスが存在することは好ましくない。
常誘電体とは、圧電体、焦電体、強誘電体以外の誘電体であり、すなわち圧力によって分極が発生したり、外部電界のない状態で自発分極を有したりすることがない誘電体を指す。又、圧電体、焦電体及び強誘電体は、その特性を発現させるために結晶である必要がある。すなわち、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15をアモルファス材料で形成すると、必然的に第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15は常誘電体となる。
アルカリ土類金属酸化物は大気中の水分や二酸化炭素と反応しやすく、容易に水酸化物や炭酸塩に変化してしまい、単独では電子デバイスへの応用は適さない。又、Ga、Sc、Y、及びランタノイド等の単純酸化物は結晶化しやすく、リーク電流が問題となる。しかし、前記第1の酸化物は、大気中において安定でかつ広範な組成領域で常誘電性のアモルファス膜を形成できるため、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15に適している。
Ceはランタノイドの中で特異的に4価になりアルカリ土類金属との間でペロブスカイト構造の結晶を形成するため、アモルファス相を得るためには第B元素がCeではないことが好ましい。
アルカリ土類金属酸化物とGa酸化物の間にはスピネル構造等の結晶相が存在するが、これらの結晶はペロブスカイト構造結晶と比較して、非常に高温でないと析出しない(一般には1000℃以上)。又、アルカリ土類金属酸化物とSc、Y、及びランタノイドからなる酸化物との間には安定な結晶相の存在が報告されておらず、高温の後工程を経てもアモルファス相からの結晶析出は希である。更に、アルカリ土類金属と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドとを含む酸化物を3種類以上の金属元素で構成すると、アモルファス相は更に安定する。
高誘電率膜を作製するという観点からすると、Ba、Sr、Lu、La等の元素の組成比を高めることが好ましい。又、前記第1の酸化物は、大気中の水分、酸素に対する優れたバリア性にも優れているため、層間絶縁膜の材料として用いることも可能である。
前記第1の酸化物は、更に、Al、Ti、Zr、Hf、Nb、及びTaの少なくとも何れかである第C元素を含むことが好ましい。これによってアモルファス相が更に安定化し、又、熱安定性、耐熱性、及び緻密性をより向上させることができる。
前記第1の酸化物におけるアルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素との組成比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、以下の範囲であることが好ましい。
前記第1の酸化物において、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素との組成比(第A元素:第B元素)としては、酸化物(BeO、MgO、CaO、SrO、BaO、Ga、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu)換算で、10.0mol%〜67.0mol%:33.0mol%〜90.0mol%が好ましい。
前記第1の酸化物におけるアルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、Al、Ti、Zr、Hf、Nb、及びTaの少なくとも何れかである第C元素との組成比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、以下の範囲であることが好ましい。
前記第1の酸化物において、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、Al、Ti、Zr、Hf、Nb、及びTaの少なくとも何れかである第C元素との組成比(A元素:B元素:C元素)としては、酸化物(BeO、MgO、CaO、SrO、BaO、Ga、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Al、TiO、ZrO、HfO、Nb、Ta)換算で、5.0mol%〜22.0mol%:33.0mol%〜90.0mol:5.0mol%〜45.0mol%が好ましい。
前記第1の酸化物における酸化物(BeO、MgO、CaO、SrO、BaO、Ga、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Al、TiO、ZrO、HfO、Nb、Ta)の割合は、例えば、蛍光X線分析、電子線マイクロ分析(EPMA)、誘電結合プラズマ発光分光分析(ICP−AES)等により酸化物の陽イオン元素を分析することにより算出できる。
[電界効果型トランジスタの製造方法]
次に、図1に示す電界効果型トランジスタの製造方法について説明する。図2は、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタの製造工程を例示する図である。
まず、図2(a)に示す工程では、基材11を準備する。そして、基材11上に、所定形状の第1ゲート電極12を形成する。基材11の表面の清浄化及び密着性向上の点で、第1ゲート電極12を形成する前に、酸素プラズマ、UVオゾン、UV照射洗浄等の前処理が行われることが好ましい。基材11、第1ゲート電極12の材料や厚さは、前述の通り適宜選択することができる。
第1ゲート電極12の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、ディップコーティング法、スピンコート法、ダイコート法等による成膜後、フォトリソグラフィによってパターニングする方法が挙げられる。他の例としては、インクジェット、ナノインプリント、グラビア等の印刷プロセスによって、所望の形状を直接成膜する方法が挙げられる。
次に、図2(b)に示す工程では、基材11上に、第1ゲート電極12を被覆する第1ゲート絶縁層13を形成する。第1ゲート絶縁層13の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、パルスレーザーデポジッション(PLD)法、化学気相蒸着(CVD)法、原子層蒸着(ALD)法等の真空プロセスが挙げられる。第1ゲート絶縁層13の形成方法の他の例としては、第1の酸化物の前駆体を含有する塗布液(ゲート絶縁層形成用塗布液)を調合し、ゲート絶縁層形成用塗布液を被塗物上に塗布又は印刷し、これを適切な条件で焼成する方法が挙げられる。
次に、図2(c)に示す工程では、第1ゲート絶縁層13上に、所定形状の活性層14を形成する。活性層14の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、ディップコーティング法、スピンコート法、ダイコート法等による成膜後、フォトリソグラフィによってパターニングする方法が挙げられる。他の例としては、インクジェット、ナノインプリント、グラビア等の印刷プロセスによって、所望の形状を直接成膜する方法が挙げられる。活性層14の材料や厚さは、前述の通り適宜選択することができる。
次に、図2(d)に示す工程では、第1ゲート絶縁層13上に、活性層14を被覆する第2ゲート絶縁層15を形成する。第2ゲート絶縁層15の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、パルスレーザーデポジッション(PLD)法、化学気相蒸着(CVD)法、原子層蒸着(ALD)法等の真空プロセスが挙げられる。第2ゲート絶縁層15の形成方法の他の例としては、第1の酸化物の前駆体を含有する塗布液(ゲート絶縁層形成用塗布液)を調合し、ゲート絶縁層形成用塗布液を被塗物上に塗布又は印刷し、これを適切な条件で焼成する方法が挙げられる。
次に、図2(e)に示す工程では、第2ゲート絶縁層15上に、所定形状の第2ゲート電極16を形成する。第2ゲート電極16の材料や厚さは、前述の通り適宜選択することができる。
第2ゲート電極16の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、ディップコーティング法、スピンコート法、ダイコート法等による成膜後、フォトリソグラフィによってパターニングする方法が挙げられる。他の例としては、インクジェット、ナノインプリント、グラビア等の印刷プロセスによって、所望の形状を直接成膜する方法が挙げられる。
次に、図2(f)に示す工程では、第2ゲート絶縁層15上に、所定形状のソース電極17及びドレイン電極18を形成する。具体的には、まず、第2ゲート絶縁層15を貫通して活性層14の表面を露出するスルーホールを、エッチングやレーザ加工等により形成する。その後、スルーホールを充填すると共に、スルーホール内から第2ゲート絶縁層15上に延在するソース電極17及びドレイン電極18を形成する。図示しないが、スルーホールと活性層14の間に導電膜パターンを形成する場合、当該導電膜パターンをソース電極及びドレイン電極とし、スルーホール内に充填される導電膜を引き出し配線とすることも可能である。
ソース電極17及びドレイン電極18の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、ディップコーティング法、スピンコート法、ダイコート法等による成膜後、フォトリソグラフィによってパターニングする方法が挙げられる。他の例としては、インクジェット、ナノインプリント、グラビア等の印刷プロセスによって、所望の形状を直接成膜する方法が挙げられる。ソース電極17及びドレイン電極18の材料や厚さは、前述の通り適宜選択することができる。以上の工程で、電界効果型トランジスタ10が完成する。
このように、本実施の形態に係る電界効果型トランジスタ10では、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15として、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素とを含む酸化物膜(第1の酸化物膜)を用いている。
発明者らの検討によれば、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15として第1の酸化物膜を用いることにより、SiO絶縁膜を用いた場合と比べてピンホールの発生を抑制することができる。
すなわち、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15としてSiO絶縁膜を用いてピンホールが発生すると、閾値電圧の変動を抑制できなくなり、ダブルゲート構造の電界効果型トランジスタが正常に機能しなくなる。これに対して、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15として第1の酸化物膜を用いることにより、ピンホールの発生を抑制できるため、閾値電圧の変動を抑制することが可能となる。又、ピンホールの発生を抑制することにより、リーク電流の発生を抑制することができる。
〈第1の実施の形態の変形例〉
第1の実施の形態の変形例では、第1の実施の形態とは層構造の異なる電界効果型トランジスタの例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図3は、第1の実施の形態の変形例に係る電界効果型トランジスタを例示する断面図である。図3に示す各電界効果型トランジスタ10Aは、本発明に係る半導体装置の代表的な一例である。
図3に示す電界効果型トランジスタ10Aは、第2ゲート絶縁層15上に第2ゲート電極16を被覆する層間絶縁膜19が設けられ、層間絶縁膜19上にソース電極17及びドレイン電極18が設けられた点が、電界効果型トランジスタ10(図1参照)と相違する。電界効果型トランジスタ10Aにおいて、ソース電極17及びドレイン電極18は、第2ゲート絶縁層15及び層間絶縁膜19に形成されたスルーホールを介して活性層14と接続されている。
層間絶縁膜19の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、シリコン酸化膜(SiO)等を用いることができる。層間絶縁膜19の平均膜厚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50nm〜3μmが好ましく、100nm〜1μmがより好ましい。層間絶縁膜19の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、プラズマCVD法等を用いることができる。
なお、図3では、層間絶縁膜19の平面形状を第2ゲート絶縁層15の平面形状と一致させているが、これには限定されない。例えば、層間絶縁膜19の平面形状を第2ゲート絶縁層15の平面形状よりも小さくしてもよい。或いは、層間絶縁膜19の平面形状を第2ゲート絶縁層15の平面形状よりも大きくし、第2ゲート絶縁層15の側面を被覆してもよい。
このように、第2ゲート絶縁層上に層間絶縁膜を設けてもよい。第2ゲート絶縁層上に層間絶縁膜を設けることにより、電界効果型トランジスタの構成要素(活性層、第1ゲート電極、第2ゲート電極等)を、大気中の水分、酸素、水素等から保護することができる。又、第2ゲート絶縁層上に層間絶縁膜を設けることにより、電界効果型トランジスタ上に形成される層の材料や、その形成プロセスから電界効果型トランジスタを保護することができる。この他の効果については、第1の実施の形態と同様である。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを用いた表示素子、画像表示装置、及びシステムの例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
(表示素子)
第2の実施の形態に係る表示素子は、少なくとも、光制御素子と、光制御素子を駆動する駆動回路とを有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。光制御素子としては、駆動信号に応じて光出力を制御する素子である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エレクトロルミネッセンス(EL)素子、エレクトロクロミック(EC)素子、液晶素子、電気泳動素子、エレクトロウェッティング素子等が挙げられる。
駆動回路としては、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
第2の実施の形態に係る表示素子は、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを有しているため、閾値電圧の変動を抑制することが可能となり、トランジスタ特性が良好である。その結果、高品質の表示を行うことが可能となる。
(画像表示装置)
第2の実施の形態に係る画像表示装置は、少なくとも、第2の実施の形態に係る複数の表示素子と、複数の配線と、表示制御装置とを有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。複数の表示素子としては、マトリックス状に配置された複数の第2の実施の形態に係る表示素子である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
複数の配線は、複数の表示素子における各電界効果型トランジスタにゲート電圧と画像データ信号とを個別に印加可能である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
表示制御装置としては、画像データに応じて、各電界効果型トランジスタのゲート電圧と信号電圧とを複数の配線を介して個別に制御可能である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
第2の実施の形態に係る画像表示装置は、第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタを備えた表示素子を有しているため、高品質の画像を表示することが可能となる。
(システム)
第2の実施の形態に係るシステムは、少なくとも、第2の実施の形態に係る画像表示装置と、画像データ作成装置とを有する。画像データ作成装置は、表示する画像情報に基づいて画像データを作成し、画像データを前記画像表示装置に出力する。
システムは、第2の実施の形態に係る画像表示装置を備えているため、画像情報を高精細に表示することが可能となる。
以下、第2の実施の形態に係る表示素子、画像表示装置、及びシステムについて、具体的に説明する。
図4には、第2の実施の形態に係るシステムとしてのテレビジョン装置500の概略構成が示されている。なお、図4における接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
第2の実施の形態に係るテレビジョン装置500は、主制御装置501、チューナ503、ADコンバータ(ADC)504、復調回路505、TS(Transport Stream)デコーダ506、音声デコーダ511、DAコンバータ(DAC)512、音声出力回路513、スピーカ514、映像デコーダ521、映像・OSD合成回路522、映像出力回路523、画像表示装置524、OSD描画回路525、メモリ531、操作装置532、ドライブインターフェース(ドライブIF)541、ハードディスク装置542、光ディスク装置543、IR受光器551、及び通信制御装置552等を備えている。
主制御装置501は、テレビジョン装置500の全体を制御し、CPU、フラッシュROM、及びRAM等から構成されている。フラッシュROMには、CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム、及びCPUでの処理に用いられる各種データ等が格納されている。又、RAMは、作業用のメモリである。
チューナ503は、アンテナ610で受信された放送波の中から、予め設定されているチャンネルの放送を選局する。ADC504は、チューナ503の出力信号(アナログ情報)をデジタル情報に変換する。復調回路505は、ADC504からのデジタル情報を復調する。
TSデコーダ506は、復調回路505の出力信号をTSデコードし、音声情報及び映像情報を分離する。音声デコーダ511は、TSデコーダ506からの音声情報をデコードする。DAコンバータ(DAC)512は、音声デコーダ511の出力信号をアナログ信号に変換する。
音声出力回路513は、DAコンバータ(DAC)512の出力信号をスピーカ514に出力する。映像デコーダ521は、TSデコーダ506からの映像情報をデコードする。映像・OSD合成回路522は、映像デコーダ521の出力信号とOSD描画回路525の出力信号を合成する。
映像出力回路523は、映像・OSD合成回路522の出力信号を画像表示装置524に出力する。OSD描画回路525は、画像表示装置524の画面に文字や図形を表示するためのキャラクタ・ジェネレータを備えており、操作装置532やIR受光器551からの指示に応じて表示情報が含まれる信号を生成する。
メモリ531には、AV(Audio−Visual)データ等が一時的に蓄積される。操作装置532は、例えばコントロールパネル等の入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報を主制御装置501に通知する。ドライブIF541は、双方向の通信インターフェースであり、一例としてATAPI(AT Attachment Packet Interface)に準拠している。
ハードディスク装置542は、ハードディスクと、このハードディスクを駆動するための駆動装置等から構成されている。駆動装置は、ハードディスクにデータを記録すると共に、ハードディスクに記録されているデータを再生する。光ディスク装置543は、光ディスク(例えば、DVD)にデータを記録すると共に、光ディスクに記録されているデータを再生する。
IR受光器551は、リモコン送信機620からの光信号を受信し、主制御装置501に通知する。通信制御装置552は、インターネットとの通信を制御する。インターネットを介して各種情報を取得することができる。
画像表示装置524は、一例として図5に示されるように、表示器700、及び表示制御装置780を有している。表示器700は、一例として図6に示されるように、複数(ここでは、n×m個)の表示素子702がマトリックス状に配置されたディスプレイ710を有している。
又、ディスプレイ710は、一例として図7に示されるように、X軸方向に沿って等間隔に配置されているn本の走査線(X0、X1、X2、X3、・・・・・、Xn−2、Xn−1)、Y軸方向に沿って等間隔に配置されているm本のデータ線(Y0、Y1、Y2、Y3、・・・・・、Ym−1)、Y軸方向に沿って等間隔に配置されているm本の電流供給線(Y0i、Y1i、Y2i、Y3i、・・・・・、Ym−1i)を有している。そして、走査線とデータ線とによって、表示素子702を特定することができる。
各表示素子702は、一例として図8に示されるように、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子750と、この有機EL素子750を発光させるためのドライブ回路720とを有している。すなわち、ディスプレイ710は、いわゆるアクティブマトリックス方式の有機ELディスプレイである。又、ディスプレイ710は、カラー対応の32インチ型のディスプレイである。なお、大きさは、これに限定されるものではない。
有機EL素子750は、一例として図9に示されるように、有機EL薄膜層740と、陰極712と、陽極714とを有している。
有機EL素子750は、例えば、電界効果型トランジスタの横に配置することができる。この場合、有機EL素子750と電界効果型トランジスタとは、同一の基材上に形成することができる。但し、これに限定されず、例えば、電界効果型トランジスタの上に有機EL素子750が配置されても良い。この場合には、ゲート電極に透明性が要求されるので、ゲート電極には、ITO(Indium Tin Oxide)、In、SnO、ZnO、Gaが添加されたZnO、Alが添加されたZnO、Sbが添加されたSnO等の導電性を有する透明な酸化物が用いられる。
有機EL素子750において、陰極712には、Alが用いられている。なお、Mg−Ag合金、Al−Li合金、ITO等を用いても良い。陽極714には、ITOが用いられている。なお、In、SnO、ZnO等の導電性を有する酸化物、Ag−Nd合金等を用いても良い。
有機EL薄膜層740は、電子輸送層742と発光層744と正孔輸送層746とを有している。そして、電子輸送層742に陰極712が接続され、正孔輸送層746に陽極714が接続されている。陽極714と陰極712との間に所定の電圧を印加すると発光層744が発光する。
又、図8に示すように、ドライブ回路720は、2つの電界効果型トランジスタ810及び820、コンデンサ830を有している。電界効果型トランジスタ810は、スイッチ素子として動作する。ゲート電極Gは、所定の走査線に接続され、ソース電極Sは、所定のデータ線に接続されている。又、ドレイン電極Dは、コンデンサ830の一方の端子に接続されている。
コンデンサ830は、電界効果型トランジスタ810の状態、すなわちデータを記憶しておくためのものである。コンデンサ830の他方の端子は、所定の電流供給線に接続されている。
電界効果型トランジスタ820は、有機EL素子750に大きな電流を供給するためのものである。ゲート電極Gは、電界効果型トランジスタ810のドレイン電極Dと接続されている。そして、ドレイン電極Dは、有機EL素子750の陽極714に接続され、ソース電極Sは、所定の電流供給線に接続されている。
そこで、電界効果型トランジスタ810が「オン」状態になると、電界効果型トランジスタ820によって、有機EL素子750は駆動される。
表示制御装置780は、一例として図10に示されるように、画像データ処理回路782、走査線駆動回路784、及びデータ線駆動回路786を有している。
画像データ処理回路782は、映像出力回路523の出力信号に基づいて、ディスプレイ710における複数の表示素子702の輝度を判断する。走査線駆動回路784は、画像データ処理回路782の指示に応じてn本の走査線に個別に電圧を印加する。データ線駆動回路786は、画像データ処理回路782の指示に応じてm本のデータ線に個別に電圧を印加する。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るテレビジョン装置500では、映像デコーダ521と映像・OSD合成回路522と映像出力回路523とOSD描画回路525とによって画像データ作成装置が構成されている。
又、上記においては、光制御素子が有機EL素子の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、液晶素子、エレクトロクロミック素子、電気泳動素子、エレクトロウェッティング素子であってもよい。
例えば、光制御素子が液晶素子の場合は、上記ディスプレイ710として、液晶ディスプレイ用いる。この場合においては、図11に示されるように、表示素子703における電流供給線は不要となる。
又、この場合では、一例として図12に示されるように、ドライブ回路730は、図8に示される電界効果型トランジスタ(810、820)と同様な1つの電界効果型トランジスタ840のみで構成することができる。電界効果型トランジスタ840では、ゲート電極Gが所定の走査線に接続され、ソース電極Sが所定のデータ線に接続されている。又、ドレイン電極Dが液晶素子770の画素電極、及びコンデンサ760に接続されている。なお、図12における符号762、772は、夫々コンデンサ760、液晶素子770の対向電極(コモン電極)である。
又、上記実施の形態では、システムがテレビジョン装置の場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに画像や情報を表示する装置として上記画像表示装置524を備えていれば良い。例えば、コンピュータ(パソコンを含む)と画像表示装置524とが接続されたコンピュータシステムであっても良い。
又、携帯電話、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置、電子BOOK、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報機器、スチルカメラやビデオカメラ等の撮像機器における表示手段に画像表示装置524を用いることができる。又、車、航空機、電車、船舶等の移動体システムにおける各種情報の表示手段に画像表示装置524を用いることができる。更に、計測装置、分析装置、医療機器、広告媒体における各種情報の表示手段に画像表示装置524を用いることができる。
[実施例1]
実施例1では、図1に示す電界効果型トランジスタ10を作製した。
(第1ゲート電極の形成)
最初に、基材11上に第1ゲート電極12を形成した。具体的には、ガラス製の基材11上に、DCスパッタリングにより導電膜であるAl合金膜を成膜した。そして、フォトリソグラフィ、エッチングによりAl合金膜をパターニングし、第1ゲート電極12を得た。
(第1ゲート絶縁層の形成)
次に、第1ゲート絶縁層13を形成した。具体的には、所定の溶液を混合してゲート絶縁層形成用塗布液を作製し、基材11及び第1ゲート電極12上へ滴下しスピンコートした。続いて、大気中で乾燥処理後、O雰囲気下で焼成を行い、第1ゲート絶縁層13としてLaSrO絶縁膜を得た。
(活性層の形成)
次に、活性層14を形成した。具体的には、所定の溶液を混合して活性層形成用塗布液を作製し、第1ゲート絶縁層13上へ滴下しスピンコートした。続いて、大気中で乾燥処理後、O雰囲気下で焼成を行い、InGaZnO膜を形成した。そして、フォトリソグラフィ、エッチングによりInGaZnO膜をパターニングし、活性層14を得た。
(第2ゲート絶縁層の形成)
次に、第2ゲート絶縁層15を形成した。具体的には、所定の溶液を混合してゲート絶縁層形成用塗布液を作製し、第1ゲート絶縁層13及び活性層14上へ滴下しスピンコートした。続いて、大気中で乾燥処理後、O雰囲気下で焼成を行い、第2ゲート絶縁層15としてLaSrO絶縁膜を得た。
(第2ゲート電極の形成)
次に、第2ゲート絶縁層15上に第2ゲート電極16を形成した。具体的には、第2ゲート絶縁層15上に、DCスパッタリングにより導電膜であるAl合金膜を成膜した。そして、フォトリソグラフィ、エッチングによりAl合金膜をパターニングし、第2ゲート電極16を得た。
(ソース電極及びドレイン電極の形成)
次に、第2ゲート絶縁層15上にソース電極17及びドレイン電極18を形成した。具体的には、第2ゲート絶縁層15を貫通して活性層14の表面を露出するスルーホールを形成後、スルーホール内及び第2ゲート絶縁層上に、DCスパッタリングにより導電膜であるTi膜を成膜した。そして、フォトリソグラフィ、エッチングによりTi膜をパターニングし、ソース電極17及びドレイン電極18を得た。
[実施例2]
実施例2では、図3に示す電界効果型トランジスタ10Aを作製した。
まず、実施例1と同様の方法で、基材11上に、第1ゲート電極12、第1ゲート絶縁層13、活性層14、第2ゲート絶縁層15、及び第2ゲート電極16を形成した。
(層間絶縁膜の形成)
次に、層間絶縁膜19を形成した。具体的には、第2ゲート絶縁層15及び第2ゲート電極16上に、プラズマCVD法により、層間絶縁膜19として膜厚200nmのSiO絶縁膜を形成した。
(ソース電極及びドレイン電極の形成)
次に、層間絶縁膜19上にソース電極17及びドレイン電極18を形成した。具体的には、第2ゲート絶縁層15及び層間絶縁膜19を貫通して活性層14の表面を露出するスルーホールを形成後、スルーホール内及び層間絶縁膜19上に、DCスパッタリングにより導電膜であるTi膜を成膜した。そして、フォトリソグラフィ、エッチングによりTi膜をパターニングし、ソース電極17及びドレイン電極18を得た。
[実施例3〜8]
実施例1から、第1ゲート絶縁層13、活性層14、及び第2ゲート絶縁層15の組成を表1に示す組成に変更し、実施例1と全く同じプロセスで図1に示す電界効果型トランジスタ10を作製した。
[比較例]
第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15として、プラズマCVD法により、SiO絶縁膜を形成した。これ以外は実施例1と全く同じプロセスで電界効果型トランジスタを作製した。
[評価]
実施例1〜8及び比較例の電界効果型トランジスタについて、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15におけるピンホールのあり/なしを確認し、表1に結果を記載した。ピンホールのあり/なしは、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)により確認した。
Figure 2019161182
表1に示すように、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15としてSiO絶縁膜を用いた場合(比較例)には、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15にピンホールの発生が確認できた。
一方、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15としてアルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素とを含む酸化物膜を用いた場合(実施例1〜8)には、第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15にピンホールの発生は確認できなかった。
このように、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素とを含む酸化物膜を用いることで、ピンホールが発生し難い第1ゲート絶縁層13及び第2ゲート絶縁層15を形成することが可能となることが確認された。これにより、閾値電圧の変動を抑制した電界効果型トランジスタを実現することができる。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
10、10A 電界効果型トランジスタ
11 基材
12 第1ゲート電極
13 第1ゲート絶縁層
14 活性層
15 第2ゲート絶縁層
16 第2ゲート電極
17 ソース電極
18 ドレイン電極
19 層間絶縁膜
特開2009−176865号公報

Claims (7)

  1. 基材上に形成された第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極上に形成された第1ゲート絶縁層と、
    前記第1ゲート絶縁層上に形成された活性層と、
    前記活性層上に形成された第2ゲート絶縁層と、
    前記第2ゲート絶縁層上に形成された第2ゲート電極と、
    前記活性層と接続するように形成されたソース及びドレイン電極と、を有し、
    前記第1ゲート絶縁層及び前記第2ゲート絶縁層は、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、を含む酸化物膜である電界効果型トランジスタ。
  2. 前記活性層は、酸化物半導体である請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 駆動信号に応じて光出力が制御される光制御素子と、
    請求項1又は2に記載の電界効果型トランジスタとを含み、前記光制御素子を駆動する駆動回路と、を備える表示素子。
  4. 前記光制御素子は、エレクトロルミネッセンス素子、エレクトロクロミック素子、液晶素子、電気泳動素子、又はエレクトロウェッティング素子である請求項3に記載の表示素子。
  5. 請求項3又は4に記載の表示素子を複数個マトリクス状に配置した表示器と、
    夫々の前記表示素子を個別に制御する表示制御装置と、を有する表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置と、
    前記表示装置に画像データを供給する画像データ作成装置と、を有するシステム。
  7. 基材上に第1ゲート電極を形成する工程と、
    前記第1ゲート電極上に第1ゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記第1ゲート絶縁層上に活性層を形成する工程と、
    前記活性層上に第2ゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記第2ゲート絶縁層上に第2ゲート電極を形成する工程と、
    前記活性層に接続されるソース及びドレイン電極を形成する工程と、を有し、
    前記第1ゲート絶縁層及び前記第2ゲート絶縁層は、アルカリ土類金属である第A元素と、Ga、Sc、Y、及びランタノイドの少なくとも何れかである第B元素と、を含む酸化物膜である電界効果型トランジスタの製造方法。
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