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JP2019152201A - オイルポンプ - Google Patents

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JP2019152201A JP2018040260A JP2018040260A JP2019152201A JP 2019152201 A JP2019152201 A JP 2019152201A JP 2018040260 A JP2018040260 A JP 2018040260A JP 2018040260 A JP2018040260 A JP 2018040260A JP 2019152201 A JP2019152201 A JP 2019152201A
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正浩 新島
Masahiro Niijima
正浩 新島
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】閉込空間が必要以上に高圧になることを防止することで、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができるオイルポンプを提供する。【解決手段】ケーシング(11)に形成されて、インナーロータ(13)及びアウターロータ(12)とケーシング(11)との軸方向の隙間であるサイドクリアランス部(18)に開口するポート部(20)と、ポート部(20)を開閉する弁体(21)と、弁体(21)を駆動するソレノイド(30)と、ソレノイド(30)を制御する制御部(100)と、オイルポンプ(10)の回転数を検出する回転センサ(110)と、を備え、制御部(100)は、回転センサ(110)で検出したオイルポンプ(10)の回転数が所定以上になった場合、ソレノイド(30)で弁体(21)を駆動してポート部(20)を開くように構成した。【選択図】図2

Description

本発明は、オイルポンプに関し、詳細には、アウターロータとインナーロータとの間の容積変化によるポンプ作用でオイルの吸込・吐出を行う容積型のオイルポンプに関する。
従来、車両に搭載された変速機などにおいて、ギヤや回転軸などの潤滑並びに冷却用のオイル(潤滑油又は作動油)の移送に用いられるオイルポンプがある。このようなオイルポンプには、エンジンなど車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプ(ギヤポンプ)がある。この種のオイルポンプでは、たとえば特許文献1に示すように、潤滑油用オイルポンプとして、アウターロータとインナーロータとの間(径方向の隙間)の容積変化によるポンプ作用で吸込・吐出を行う容積型(トロコイド型)のオイルポンプが知られている。
特許文献1に示すオイルポンプでは、アウターロータとインナーロータとの間の容積が最大容積となるとき、それらの間に一時的に密封された空間である閉込空間(閉込領域)が形成される。ところが、オイルポンプの高回転時にこの閉込空間が必要以上に高圧になることでオイルポンプの効率が悪化したり、オイルポンプのから吐出されるオイルの油圧に脈動が発生したりするおそれがある。
特開2014−234765号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、閉込空間が必要以上に高圧になることを防止することで、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができるオイルポンプを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、回転軸(15)に支持されて複数の外歯(13a)を有するインナーロータ(13)と、インナーロータ(13)と偏心した状態で噛合するとともに、インナーロータ(13)の外歯より多数の内歯(12a)を有するアウターロータ(12)と、アウターロータ(12)を回転自在に収容するケーシング(11)と、を備え、インナーロータ(13)の外歯(13a)とアウターロータ(12)の内歯(12a)との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプ(10)であって、ケーシング(11)に形成されて、インナーロータ(13)及びアウターロータ(12)とケーシング(11)との軸方向の隙間であるサイドクリアランス部(18)に開口するポート部(20)と、ポート部(20)を開閉する弁体(21)と、弁体(21)を駆動する駆動部(30)と、駆動部(30)を制御する制御部(100)と、オイルポンプ(10)の回転数を検出する回転数検出手段(110)と、を備え、制御部(100)は、回転数検出手段(110)で検出したオイルポンプ(10)の回転数(N)が所定以上(N≧N1)になった場合、駆動部(30)で弁体(21)を駆動してポート部(20)を開くことを特徴とする。
本発明にかかる上記構成のオイルポンプによれば、回転数が所定以上になった場合、駆動部で弁体を駆動してサイドクリアランス部に開口するポート部を開くように構成したことで、アウターロータとインナーロータとの間の閉込空間の圧力が高くなるおそれがあるオイルポンプが高回転の状態で、サイドクリアランス部に開口するポート部を開くことで、サイドクリアランス部の容積を拡張することができる。これにより、サイドクリアランス部と連通している閉込空間のオイルの一部をサイドクリアランス部へ逃がすことができるので、閉込空間の圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、上記課題を解決するための本発明は、回転軸(15)に支持されて複数の外歯(13a)を有するインナーロータ(13)と、インナーロータ(13)と偏心した状態で噛合するとともに、インナーロータ(13)の外歯より多数の内歯(12a)を有するアウターロータ(12)と、アウターロータ(12)を回転自在に収容するケーシング(11)と、を備え、インナーロータ(13)の外歯(13a)とアウターロータ(12)の内歯(12a)との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプ(10)であって、ケーシング(11)に形成されて、インナーロータ(13)及びアウターロータ(12)とケーシング(11)との軸方向の隙間であるサイドクリアランス部(18)に開口するポート部(20)と、ポート部(20)を開く開位置とポート部(20)を閉じる閉位置との間で移動可能に設置した弁体(21)と、弁体(21)を閉位置に向けて付勢する付勢部材(60)と、を備え、サイドクリアランス部(18)の圧力(P)が所定以上(P≧P1)になった場合、該サイドクリアランス部(18)の圧力で弁体(21)が付勢部材(60)の付勢力に抗して開位置へ移動することでポート部(20)が開かれるように構成したことを特徴とする。
本発明にかかる上記構成のオイルポンプによれば、サイドクリアランス部の圧力が所定以上になった場合、該サイドクリアランス部の圧力で弁体が付勢部材の付勢力に抗して開位置へ移動することでポート部が開かれるように構成したことで、アウターロータとインナーロータとの間の閉込空間の圧力が高くなった状態で、サイドクリアランス部に開口するポート部を開くことで、サイドクリアランス部の容積を拡張することができる。これにより、サイドクリアランス部と連通している閉込空間のオイルの一部をサイドクリアランス部へ逃がすことができるので、閉込空間の圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、上記課題を解決するための本発明は、回転軸(15)に支持されて複数の外歯(13a)を有するインナーロータ(13)と、インナーロータ(13)と偏心した状態で噛合するとともに、インナーロータ(13)の外歯より多数の内歯(12a)を有するアウターロータ(12)と、アウターロータ(12)を回転自在に収容するケーシング(11)と、を備え、インナーロータ(13)の外歯(13a)とアウターロータ(12)の内歯(12a)との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプ(10)であって、オイルポンプ(10)の吸込部(10a)に連通する流路(75)に設けた流量調整弁(80)と、流量調整弁(80)を制御する制御部(100)と、オイルポンプ(10)の回転数を検出する回転数検出手段(110)と、を備え、制御部(100)は、回転数検出手段(110)で検出したオイルポンプ(10)の回転数(N)が所定以上(N≧N1)になった場合、流量調整弁(80)でオイルポンプ(10)の吸込部(10a)に流入するオイルの流量を制限する制御を行うことを特徴とする。
本発明にかかる上記構成のオイルポンプによれば、回転数が所定以上になった場合、流量調整弁で吸込部に連通する流路を流れるオイルの流量を制限する制御を行うことで、アウターロータとインナーロータとの間の閉込空間の圧力が高くなるおそれがあるオイルポンプが高回転の状態で、オイルポンプの閉込空間に流入するオイルの流量を制限することができる。これにより、閉込空間の圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、本発明にかかる上記いずれかのオイルポンプによれば、サイドクリアランス部自体の寸法(ケーシングとアウターロータ及びインナーロータとの間の軸方向の隙間寸法)を予め大きな寸法に設定する必要がなく、当該サイドクリアランス部自体の寸法を小さく設定することが可能となるので、オイルポンプの漏れ流量を少なく抑えることができる。したがって、オイルポンプの低回転での運転時の必要流量を容易に確保することが可能となるので、オイルポンプの運転効率を向上させることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるオイルポンプによれば、インナーロータとアウターロータとの間に形成される閉込空間が必要以上に高圧になることを防止することで、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態にかかるオイルポンプの内部構造を示す側面図である。 オイルポンプを示す図で、図1のX−X矢視の断面を示す図である。 オイルポンプを含むオイルの循環経路及びソレノイド弁の制御回路の構成を示す図である。 サイドクリアランス部のオイルの流れを説明するための図で、(a)は、ポート部が閉じているとき、(b)は、ポート部が開いているときを示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるオイルポンプを示す図である。 サイドクリアランス部のオイルの流れを説明するための図で、(a)は、ポート部が閉じているとき、(b)は、ポート部が開いているときを示す図である。 本発明の第3実施形態にかかるオイルポンプを示す図である。 オイルポンプを含むオイルの循環経路及びソレノイド弁の制御回路の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1及び図2は、本発明の第1実施形態にかかるオイルポンプを示す図で、図1は、内部構造を示す側面図、図2は、図1のX−X矢視の断面を示す図である。これらの図に示すオイルポンプ10は、車両用の変速機において、ギヤなどの機械構造の潤滑並びに冷却用の作動油(オイル)の移送に用いられるオイルポンプである。このオイルポンプ10は、エンジンの駆動力で回転するクランク軸(図示せず)の回転が伝達されて回転する機械式のオイルポンプであって、ケーシング(ハウジング)11内に回転自在に支持されたアウターロータ12と、該アウターロータ12の内側において回転自在に支持されたインナーロータ13とを備える容積型のトロコイドポンプである。なお、図1及び図2では図示を省略しているが、オイルポンプ10は、オイルを吸入するための吸込口(図3に示す吸込口10a参照)と、オイルを吐出するための吐出口(図3に示す吐出口10b参照)とを備える。
ポンプシャフト(回転軸)15の外周面にはインナーロータ13が相対回転不能に取り付けられ、これによりポンプシャフト15とインナーロータ13は常に一体となって回転する。また、ポンプシャフト15とインナーロータ13は同芯となるように取り付けられている。
インナーロータ13は、アウターロータ12を回転駆動するドライブロータであり、アウターロータ12より一つ少ない歯数、図1に示す例では6個の外歯13aを有し、その波形は例えばトロコイド曲線に基づいて成形されている。
アウターロータ12は、インナーロータ13によって回転駆動されるドリブンロータであり、インナーロータ13より常に一つ多い歯数、図1に示す例では7個の内歯12aを有し、その波形は例えばトロコイド曲線に基づいて成形されている。また、アウターロータ12は、その軸心がインナーロータ13の軸心及びポンプシャフト15の軸心に対し偏心してケーシング11内に回転自在に収容されている。
アウターロータ12とインナーロータ13との間には一時的に密封された空間である閉込空間(閉込領域)Sが形成される。ポンプシャフト15が回転すると、アウターロータ12の内歯12aとインナーロータ13の外歯13aとが噛み合って回転し、それらの回転に伴い閉込空間Sの位置・容積が変化する。そして、閉込空間Sが吸込口を通過するタイミングで、オイルが閉込空間S内に吸い込まれ、閉込空間Sが吐出口を通過するタイミングで圧縮されたオイルが閉込空間Sから吐出される。
また、図2に示すように、インナーロータ13及びアウターロータ12とケーシング11との軸方向の隙間には、微小な隙間であるサイドクリアランス部18が存在する。上記のアウターロータ12とインナーロータ13との間の閉込空間Sはこのサイドクリアランス部18と連通している。そして、本実施形態のオイルポンプ10では、サイドクリアランス部18に開口する窪み状のポート部20がケーシング11に形成されている。ポート部20内には、該ポート部20を開閉するための弁体21が設置されている。弁体21はソレノイド(駆動部)30のプランジャ31に連結されており、該プランジャ31の進退移動に伴いポート部20を閉じる閉位置とポート部20を開く開位置との間で移動するように構成されており、これによりポート部20を開閉するようになっている。弁体21が着座する着座部22には、弁体21と着座部22との隙間をシールするためのOリングなどのシール部材23が設置されている。
図3は、オイルポンプ10を含むオイルの循環経路及びソレノイド30の制御回路の構成を示す図である。同図に示すように、ソレノイド30の駆動によるポート部20の開閉を制御する制御部100が設けられている。制御部100は、オイルポンプ10が搭載された変速機の変速制御を行うためのECU(Electronic Control Unit)の一部などであってよい。また、オイルポンプ10の回転を検出する回転センサ(回転数検出手段)110が設けられている。回転センサ110で検出されたオイルポンプ10の回転数の検出値は制御部100に入力されるようになっている。
また、図3に示すように、オイルを循環させる循環経路70は、変速機のケーシング11(図示せず)の底部などに設けたオイルパン(オイル貯留部)51と、オイルパン51内に設置したオイルストレーナ52とを備えている。オイルストレーナ52の出口はオイルポンプ10の吸込口(吸込部)10aに連通している。また、オイルポンプ10の吐出口(吐出部)10bから吐出されたオイルは、変速機のケーシング内のギヤ、クラッチ、ベアリングなどの潤滑や冷却が必要な箇所である潤滑・冷却部53に供給される。潤滑・冷却部53に供給されたオイルは、変速機のケーシングの下部に流下してオイルパン51に戻される。オイルパン51のオイルは、オイルポンプ10の運転によりオイルストレーナ52を介してオイルポンプ10の吸込口10aから吸い込まれる。なお、図3に示すように、オイルポンプ10の吐出口10bからの実吐出量は、サイドクリアランス部18からの漏れ量(ポンプリーク量)を差し引いた量となる。
図4は、オイルポンプ10における閉込空間S及びサイドクリアランス部18のオイルの流れを説明するための図(図2のY部分拡大図)で、(a)は、ポート部20が閉じているとき、(b)は、ポート部20が開いているときを示す図である。本実施形態のオイルポンプ10では、回転センサ110で検出したオイルポンプ10の回転数Nが所定以上の回転数(閾値回転数N1以上の回転数)になったときにソレノイド30が作動してポート部20が開かれるようになっている。ポート部20が開くことにより、閉込空間Sと連通しているサイドクリアランス部18の容積が変化する(大きくなる)ようになっている。それにより、閉込空間Sの圧力を低下させることができる。すなわち、オイルポンプ10の回転数Nが閾値回転数N1未満(N<N1)の状態では、同図(a)に示すように、ソレノイド30が作動しておらずポート部20が閉じている。この状態では、サイドクリアランス部18の容積が拡大していない。一方、オイルポンプ10の回転数Nが閾値回転数N1以上(N≧N1)の状態では、ソレノイド30が作動することでポート部20が開かれる。これにより、ポート部20の容積分だけサイドクリアランス部18の容積が拡大した状態となる。したがって、オイルポンプ10の回転が高回転のときに、サイドクリアランス部18と連通している閉込空間Sの圧力を低下させることができる。
以上説明したように、本実施形態のオイルポンプ10によれば、オイルポンプ10の回転数Nが所定以上になった場合、ソレノイド30で弁体21を駆動してサイドクリアランスに開口するポート部20を開くように構成したことで、アウターロータ12とインナーロータ13との間の閉込空間Sの圧力が高くなるおそれがあるオイルポンプ10が高回転の状態で、サイドクリアランス部18に開口するポート部20を開くことで、サイドクリアランス部18の容積を拡張することができる。これにより、サイドクリアランス部18と連通している閉込空間Sのオイルの一部をサイドクリアランス部18へ逃がすことができるので、閉込空間Sの圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のオイルポンプ10によれば、サイドクリアランス部18自体の寸法(ケーシング11とアウターロータ12及びインナーロータ13との間の軸方向の隙間寸法)を予め大きな寸法に設定する必要がなく、当該サイドクリアランス部18自体の寸法を小さく設定することが可能となるので、オイルポンプ10の漏れ流量を少なく抑えることができる。したがって、オイルポンプ10の低回転での運転時の必要流量を容易に確保することが可能となるので、オイルポンプ10の運転効率を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項、及び図示する以外の事項については、第1実施形態と同じである。この点は、下記の他の実施形態についても同様である。
図5は、本発明の第2実施形態にかかるオイルポンプ10−2を示す図である。本実施形態のオイルポンプ10−2は、サイドクリアランス部18に設けたポート部20の開閉機構として、第1実施形態のオイルポンプ10が備えるソレノイド30による開閉機構に代えて、コイルバネ(付勢部材)60による開閉機構を備えている。すなわち、図5に示すように、ポート部20内には、弁体21に取り付けたコイルバネ(付勢部材)60が設置されている。コイルバネ60は、弁体21を着座部22に向けて付勢しており、通常時はコイルバネ60の付勢力で弁体21によってポート部20が閉じられた状態となっている。
図6は、本実施形態のオイルポンプ10−2における閉込空間S及びサイドクリアランス部18のオイルの流れを説明するための図で、(a)は、ポート部20が閉じているとき、(b)は、ポート部20が開いているときを示す図である。本実施形態のオイルポンプ10−2では、サイドクリアランス部18のオイルの圧力が所定以上の圧力(閾値圧力P1以上の圧力)になったときにコイルバネ60の付勢力に抗して弁体21が閉位置から開位置に移動することでポート部20が開かれるようになっている。ポート部20が開くことにより、閉込空間Sと連通しているサイドクリアランス部18の容積が変化する(大きくなる)ようになっている。それにより、閉込空間Sの圧力を低下させることができる。
すなわち、サイドクリアランス部18及び閉込空間Sの圧力Pが閾値圧力P1未満(P<P1)の状態では、図6(a)に示すように、弁体21が着座部22に着座しておりポート部20が閉じている。この状態では、サイドクリアランス部18の容積が拡大していない。一方、サイドクリアランス部18及び閉込空間Sの圧力Pが閾値圧力P1以上(P≧P1)の状態では、弁体21が着座部22から離間することでポート部20が開かれる。これにより、ポート部20の容積の分だけサイドクリアランス部18の容積が拡大した状態となる。したがって、サイドクリアランス部18と連通している閉込空間Sの圧力が所定以上に高くなったときに、当該閉込空間Sの圧力を低下させることができる。
以上説明したように、本実施形態のオイルポンプ10−2によれば、サイドクリアランス部18の圧力が所定以上になった場合、該サイドクリアランス部18の圧力で弁体21がコイルバネ60の付勢力に抗して開位置へ移動することでポート部20が開かれるように構成したことで、アウターロータ12とインナーロータ13との間の閉込空間Sの圧力が高くなった状態で、サイドクリアランス部18に開口するポート部20を開くことで、サイドクリアランス部18の容積を拡張することができる。これにより、サイドクリアランス部18と連通している閉込空間Sのオイルの一部をサイドクリアランス部18へ逃がすことができるので、閉込空間Sの圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のオイルポンプ10でも、サイドクリアランス部18自体の寸法を予め大きな寸法に設定する必要がなく、当該サイドクリアランス部18自体の寸法を小さく設定することが可能となるので、オイルポンプ10の漏れ流量を少なく抑えることができる。したがって、オイルポンプ10の低回転での運転時の必要流量を容易に確保することが可能となるので、オイルポンプ10の運転効率を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態にかかるオイルポンプ10−3を示す図である。また、図8は、オイルポンプ10−3を含むオイルの循環経路70−3及びソレノイド弁80の制御回路の構成を示す図である。本実施形態のオイルポンプ10−3は、図7に示すように、第1実施形態のオイルポンプ10が備えるサイドクリアランス部18に設けたポート部20及びソレノイド30による開閉機構を省略している。その一方で、図8に示すように、オイルポンプ10の吸込口10aに連通する油路75に設置したソレノイド弁80を備えている。ソレノイド弁80は、制御部100の制御によって油路75を流れるオイルの流量を調節することが可能な流量調整弁である。
本実施形態のオイルポンプ10−3では、回転センサ110で検出したオイルポンプ10の回転数Nが所定以上の回転数(閾値回転数N1以上の回転数)になったときにソレノイド弁80が作動して油路75を流れるオイルの流量を低下させるようになっている。油路75を流れるオイルの流量を低下させることにより、オイルポンプ10に吸い込まれるオイルの流量を低減させて、オイルポンプ10の閉込空間Sの圧力を低下させることができる。なお、ソレノイド弁80で流量を低下させた残りのオイル(余剰オイル)は、オイルパン51に戻される。
以上説明したように、本実施形態のオイルポンプ10−3によれば、オイルポンプ10−3の回転数が所定以上になった場合、ソレノイド弁(流量調整弁)80でオイルポンプ10−3の吸込口10aに連通する油路75を流れるオイルの流量を制限する制御を行うことで、オイルポンプ10−3が高回転の状態で、オイルポンプ10−3の閉込空間Sに流入するオイルの流量を制限することで、閉込空間Sの圧力が必要以上に高くなることを防止できる。したがって、ポンプ効率の悪化や油圧脈動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のオイルポンプ10−3でも、サイドクリアランス部18自体の寸法を予め大きな寸法に設定する必要がなく、当該サイドクリアランス部18自体の寸法を小さく設定することが可能となるので、オイルポンプ10−3の漏れ流量を少なく抑えることができる。したがって、オイルポンプ10−3の低回転での運転時の必要流量を容易に確保することが可能となるので、オイルポンプ10−3の運転効率を向上させることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記の第1実施形態では、ポート部を開閉する弁体を駆動する駆動部としてソレノイド30を備える場合を示したが、駆動部はこれ以外の構成であってもよい。また、第3実施形態に示す油路75に設けたソレノイド弁80もこれに限るものではなく、他の構成の流量調整弁としてもよい。
10,10−2,10−3 オイルポンプ
10a 吸込口(吸込部)
10b 吐出口(吐出部)
11 ケーシング
12 アウターロータ
12a 内歯
13 インナーロータ
13a 外歯
15 ポンプシャフト(回転軸)
18 サイドクリアランス部
20 ポート部
21 弁体
22 着座部
23 シール部材
30 ソレノイド(駆動部)
31 プランジャ
51 オイルパン
52 オイルストレーナ
53 潤滑・冷却部
60 コイルバネ(付勢部材)
70 循環経路
75 油路(流路)
80 ソレノイド弁(流量調整弁)
100 制御部
110 回転センサ(回転数検出手段)
S 閉込空間(閉込領域)

Claims (3)

  1. 回転軸に支持されて複数の外歯を有するインナーロータと、
    前記インナーロータと偏心した状態で噛合するとともに、前記インナーロータの外歯より多数の内歯を有するアウターロータと、
    前記アウターロータを回転自在に収容するケーシングと、を備え、
    前記インナーロータの前記外歯と前記アウターロータの前記内歯との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプであって、
    前記ケーシングに形成されて、前記インナーロータ及び前記アウターロータと前記ケーシングとの軸方向の隙間であるサイドクリアランス部に開口するポート部と、
    前記ポート部を開閉する弁体と、
    前記弁体を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    前記オイルポンプの回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
    前記制御部は、前記回転数検出手段で検出した前記オイルポンプの回転数が所定以上になった場合、前記駆動部で前記弁体を駆動して前記ポート部を開く
    ことを特徴とするオイルポンプ。
  2. 回転軸に支持されて複数の外歯を有するインナーロータと、
    前記インナーロータと偏心した状態で噛合するとともに、前記インナーロータの外歯より多数の内歯を有するアウターロータと、
    前記アウターロータを回転自在に収容するケーシングと、を備え、
    前記インナーロータの前記外歯と前記アウターロータの前記内歯との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプであって、
    前記ケーシングに形成されて、前記インナーロータ及び前記アウターロータと前記ケーシングとの軸方向の隙間であるサイドクリアランス部に開口するポート部と、
    前記ポート部を開く開位置と前記ポート部を閉じる閉位置との間で移動可能に設置した弁体と、
    前記弁体を前記閉位置に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    前記サイドクリアランス部の圧力が所定以上になった場合、該サイドクリアランス部の圧力で前記弁体が前記付勢部材の付勢力に抗して前記開位置へ移動することで前記ポート部が開かれるように構成した
    ことを特徴とするオイルポンプ。
  3. 回転軸に支持されて複数の外歯を有するインナーロータと、
    前記インナーロータと偏心した状態で噛合するとともに、前記インナーロータの外歯より多数の内歯を有するアウターロータと、
    前記アウターロータを回転自在に収容するケーシングと、を備え、
    前記インナーロータの前記外歯と前記アウターロータの前記内歯との間の容積変化によりオイルの吸入・吐出を行うオイルポンプであって、
    前記オイルポンプの吸込部に連通する流路に設けた流量調整弁と、
    前記流量調整弁を制御する制御部と、
    前記オイルポンプの回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
    前記制御部は、前記回転数検出手段で検出した前記オイルポンプの回転数(N)が所定以上になった場合、前記流量調整弁で前記オイルポンプの前記吸込部に流入するオイルの流量を制限する制御を行う
    ことを特徴とするオイルポンプ。
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