JP2019151599A - 不安様症状の改善用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
通常は、原因となるストレスの克服、病気やけが等の治癒等により、不安は解消するため、一時的な不安様症状は、抗不安薬等の薬物治療の対象とはされない。しかし、現代においては、強いストレス等に起因する不安が長期間継続し、不安障害やうつ病等の精神疾患に進行することがある。
また、無気力、無関心、不安、うつ等の不安様症状が、認知症の危険因子として、認知症発症前に出現することが知られており、さらにかかる不安様症状は、認知症の周辺症状として見られることも知られている(非特許文献1、2)。
[1]ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される2種以上を含有する、不安様症状の改善用組成物。
[2]ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンを含有する、不安様症状の改善用組成物。
[3]ヒスチジンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、25モル%〜50モル%である、[1]または[2]に記載の組成物。
[4]リシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、15モル%〜30モル%である、[1]〜[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]フェニルアラニンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である、[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]ロイシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である、[1]〜[5]のいずれかに記載の組成物。
[7]さらに、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンからなる群より選択される1種以上を含有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の組成物。
[8]バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、それぞれ2モル%〜6モル%、2モル%〜6モル%、および0.1モル%〜2モル%である、[7]に記載の組成物。
[9]下記アミノ酸を、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、下記含有量で含有する、[7]または[8]に記載の組成物。
ヒスチジン 25モル%〜50モル%、
リシン 15モル%〜30モル%、
フェニルアラニン 10モル%〜30モル%、
ロイシン 10モル%〜30モル%、
バリン 2モル%〜6モル%、
イソロイシン 2モル%〜6モル%、および
トリプトファン 0.1モル%〜2モル%。
[10]医薬品である、[1]〜[9]のいずれかに記載の組成物。
[11]食品である、[1]〜[9]のいずれかに記載の組成物。
[12]不安様症状を改善する必要のある対象動物に、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される2種以上を含有する組成物を、当該対象動物の不安様症状を改善するのに有効な量摂取させること、または投与することを含む、不安様症状の改善方法。
[13]不安様症状を改善する必要のある対象動物に、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンを含有する組成物を、当該対象動物の不安様症状を改善するのに有効な量摂取させること、または投与することを含む、不安様症状の改善方法。
[14]ヒスチジンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、25モル%〜50モル%である組成物を摂取させること、または投与することを含む、[12]または[13]に記載の改善方法。
[15]リシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、15モル%〜30モル%である組成物を摂取させること、または投与することを含む、[12]〜[14]のいずれかに記載の改善方法。
[16]フェニルアラニンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である組成物を摂取させること、または投与することを含む、[12]〜[15]のいずれかに記載の改善方法。
[17]ロイシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である組成物を摂取させること、または投与することを含む、[12]〜[16]のいずれかに記載の改善方法。
[18]さらに、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンからなる群より選択される1種以上を含有する組成物を摂取させること、または投与することを含む、[12]〜[17]のいずれかに記載の改善方法。
[19]バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、それぞれ2モル%〜6モル%、2モル%〜6モル%、および0.1モル%〜2モル%である組成物を摂取させること、または投与することを含む、[18]に記載の改善方法。
[20]下記アミノ酸を、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、下記含有量で含有する組成物を摂取させること、または投与することを含む、[18]または[19]に記載の改善方法。
ヒスチジン 25モル%〜50モル%、
リシン 15モル%〜30モル%、
フェニルアラニン 10モル%〜30モル%、
ロイシン 10モル%〜30モル%、
バリン 2モル%〜6モル%、
イソロイシン 2モル%〜6モル%、および
トリプトファン 0.1モル%〜2モル%。
さらに、本発明の不安様症状の改善用組成物は、安全性が高く、継続した摂取または投与に適する。
また、「不安様症状の改善」とは、上記した不安様症状の出現を防止し、または該症状を軽減することをいう。
具体的には、無機塩基、有機塩基、無機酸、有機酸との塩およびアミノ酸との塩等が挙げられる。
有機塩基との塩としては、たとえばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミンとの塩、モルホリン、ピペリジン等の複素環式アミンとの塩等が挙げられる。
無機酸との塩としては、たとえば、ハロゲン化水素酸(塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等)、硫酸、硝酸、リン酸等との塩等が挙げられる。
有機酸との塩としては、たとえば、ギ酸、酢酸、プロパン酸等のモノカルボン酸との塩;シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、コハク酸等の飽和ジカルボン酸との塩;マレイン酸、フマル酸等の不飽和ジカルボン酸との塩;クエン酸等のトリカルボン酸との塩;α−ケトグルタル酸等のケト酸との塩等が挙げられる。
アミノ酸との塩としては、グリシン、アラニン等の脂肪族アミノ酸との塩;チロシン等の芳香族アミノ酸との塩;アルギニン等の塩基性アミノ酸との塩;アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸との塩;ピログルタミン酸等のラクタムを形成したアミノ酸との塩等が挙げられる。
本発明の目的には、「ヒスチジン」、「リシン」、「フェニルアラニン」および「ロイシン」のそれぞれについて、遊離体および塩酸塩等が好ましい。
本発明の組成物におけるリシンの含有量は、7種のアミノ酸の総含有量に対して、15モル%〜30モル%であることが好ましく、20モル%〜25モル%であることがより好ましい。
本発明の組成物におけるフェニルアラニンの含有量は、7種のアミノ酸の総含有量に対して、10モル%〜30モル%であることが好ましく、15モル%〜25モル%であることがより好ましい。
本発明の組成物におけるロイシンの含有量は、7種のアミノ酸の総含有量に対して、10モル%〜30モル%であることが好ましく、15モル%〜25モル%であることがより好ましい。
また、「バリン」、「イソロイシン」および「トリプトファン」は、それぞれ遊離体のみならず、塩の形態でも用いることができ、それぞれ塩をも包含する概念である。塩の形態としては、上記した無機塩基、有機塩基、無機酸、有機酸との塩およびアミノ酸との塩等が挙げられる。
本発明の目的には、「バリン」、「イソロイシン」および「トリプトファン」として、遊離体および塩酸塩等が好ましい。
イソロイシンは、7種のアミノ酸の総含有量に対し、2モル%〜6モル%含有されることが好ましく、2.5モル%〜5モル%含有されることがより好ましい。
トリプトファンは、7種のアミノ酸の総含有量に対し、0.1モル%〜2モル%含有されることが好ましく、0.1モル%〜1モル%含有されることがより好ましい。
結合剤としては、たとえば、ゼラチン、アルファー化デンプン、部分アルファー化デンプン、セルロースおよびその誘導体(結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)等が挙げられる。
崩壊剤としては、たとえば、クロスポビドン、ポビドン、結晶セルロース等が挙げられる。
滑沢剤としては、たとえば、タルク、ステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
被覆剤としては、たとえば、メタクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸メチル・メタクリル酸ブチル・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチル・メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体等が挙げられる。
溶剤としては、たとえば、精製水、注射用水、一価アルコール(エタノール等)、多価アルコール(グリセリン等)等が挙げられる。
溶解補助剤としては、たとえば、プロピレングリコール、中鎖脂肪酸トリグリセリド等が挙げられる。
粘稠剤としては、たとえば、水溶性高分子(ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー等)、多糖類(アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガント等)等が挙げられる。
無痛化剤としては、たとえば、アミノ安息香酸エチル、クロロブタノール、プロピレングリコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
等張化剤としては、たとえば、塩化カリウム、塩化ナトリウム、ソルビトール、生理食塩水等が挙げられる。
pH調整剤としては、たとえば、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、乳酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
防腐剤および保存剤としては、たとえば、パラベン(メチルパラベン等)、ベンジルアルコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸等が挙げられる。
甘味剤としては、たとえば、アスパルテーム、カンゾウエキス、サッカリン等が挙げられる。
香料としては、たとえば、l−メントール、d−カンフル、バニリン等が挙げられる。
着色剤としては、たとえば、タール色素(食用赤色2号、食用青色1号、食用黄色4号等)、無機顔料(三二酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄等)、天然色素(ウコン抽出液、β−カロテン、銅クロロフィリンナトリウム等)等が挙げられる。
上記の量は、1回で摂取させまたは投与してもよく、1日数回(2〜4回)に分けて摂取させまたは投与してもよい。
また、本発明の組成物の摂取期間または投与期間も、適用対象の不安様症状の種類、状況、程度等に応じて適宜設定される。不安様症状が、種々のストレスや疾病、けが等の心的または身体的要因に起因して一定の期間持続すること、また、不安様症状が認知機能の低下に伴い、もしくは認知機能の低下と前後して現れ、長期間持続することを考慮すると、不安様症状を改善するためには、長期間にわたり、本発明の組成物を継続して摂取させまたは投与することが好ましい。
本発明の組成物をヒト以外の適用対象動物(以下、単に「対象動物」ともいう)に適用する場合、本発明の組成物の摂取量または投与量は、対象動物の種類、性別、体重等に応じて適宜設定すればよい。
また、本発明の組成物は、認知機能の低下に伴い、もしくは認知機能の低下と前後して現れる不安様症状の出現の予防または前記症状の軽減に有効である。
さらに、本発明の組成物は、食品中に含有され、食経験も豊富なアミノ酸を有効成分とするため、安全性が高く、継続した摂取または投与に適するため、長期間持続する不安様症状の改善に適する。
本発明の医薬品は、錠剤、被覆錠剤、チュアブル錠、丸剤、(マイクロ)カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、エリキシル剤、リモナーゼ剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤、経口ゼリー剤等の経口製剤、溶液状、懸濁液状、乳液状等の注射剤、用時溶解または懸濁して用いる固形状の注射剤、輸液剤、持続性注射剤等の注射用製剤、経管液剤等の剤形とすることができる。
たとえば、本発明の組成物を清涼飲料水等の飲料に添加し、所望により適当な風味を加えて、ドリンク剤とすることができる。
より具体的には、本発明の組成物は、たとえば、果汁飲料、スポーツ飲料等の清涼飲料水;牛乳、ヨーグルト等の乳製品;ゼリー、チョコレート、キャンディ、ビスケット等の菓子等に添加することができる。
本発明の食品は、液状、懸濁液状、乳状、ゲル状、クリーム状、粉末状、顆粒状、シート状、カプセル状、タブレット状等、種々の形態とすることができる。
さらに、本発明の食品は、本発明の組成物を各種食品原材料に加え、必要に応じて一般的な食品添加物を加えて、清涼飲料水(果汁飲料、スポーツ飲料、コーヒー飲料、茶系飲料等)、乳製品(乳酸菌飲料、発酵乳、バター、チーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂乳等)、畜肉製品(ハム、ソーセージ、ハンバーグ等)、魚肉練り製品(蒲鉾、竹輪、さつま揚げ等)、卵製品(だし巻き、卵豆腐等)、菓子(クッキー、ゼリー、チューイングガム、キャンディ、スナック菓子、冷菓等)、パン、麺類、漬物、干物、佃煮、スープ、調味料等、種々の形態の食品とすることができ、瓶詰め食品、缶詰食品、レトルトパウチ食品であってもよい。
本発明において、上記食品添加物は、1種または2種以上を用いることができる。
また、本発明の食品は、認知機能低下に伴い、もしくは認知機能低下と前後して現れる不安様症状を呈する高齢者や中・壮年者等、前記不安様症状が出現するおそれのある高齢者や中・壮年者等、さらには、前記不安様症状の出現の予防を目的として、幅広い対象者に摂取させることができる。
本発明の方法においては、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される2種以上を、上記した含有量で含有する組成物を摂取させること、または投与させることが好ましく、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンを含有する組成物を摂取させること、または投与することがより好ましく、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンを上記した含有量で含有する組成物を摂取させること、または投与することがさらに好ましい。
また、本発明の方法において、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される2種以上に加えて、さらに、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンからなる群より選択される1種以上を含有する組成物を摂取させること、または投与することが好ましい。
不安様症状の改善効果の観点からは、本発明の方法において、上記含有量のヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンと、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンからなる群より選択される1種以上とを含有する組成物を摂取させること、または投与することがより好ましく、上記含有量のヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンと、上記含有量のバリン、イソロイシンおよびトリプトファンとを含有する組成物を摂取させること、または投与することが特に好ましい。
さらに、本発明の方法は、食品中に含有され、食経験も豊富なアミノ酸を有効成分とするため、安全性が高く、継続して適用することができる。
また、本発明の方法は、認知機能低下に伴い、もしくは認知機能低下と前後して現れる不安様症状を呈する高齢者や中・壮年者や、該不安様症状が出現するおそれのある高齢者や中・壮年者等に対し、特に好適に適用される。
表1に示す組成となるように、各成分の所定量を秤量の後、混合して、実施例1の不安様症状の改善用組成物(以下、「実施例1の組成物」という)を調製した。
本発明の実施例1の組成物の不安・焦燥および多動症状に対する作用について、C57Bl/6j高齢マウス(58週齢〜61週齢、雄性)(日本チャールス・リバー株式会社より購入)を用い、高架式十字迷路試験により評価した。
C57Bl/6j高齢マウスを表2に示す通り群分けし(n=12/群)、各群について、実施例1の組成物または溶媒を1ヶ月投与後および2ヶ月投与後に、下記の通り、高架式十字迷路試験を実施した。
一方、低タンパク質飼料で飼育し、本発明の実施例1の組成物を投与した群(LPD+E1)では、開放アーム進入回数は、NPD+Veh.と有意差の見られない程度の上昇にとどまり、総移動距離は、LPD+Veh.に比べて有意に(p<0.05)低下した。
試験例1において、高架式十字迷路試験による評価を行った後、各群のマウスを解剖し、前頭前皮質内における神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン、グルタミン酸)濃度を高速液体クロマトグラフ(HPLC)法および液体クロマトグラフィー質量分析(LC/MS)法を用いて測定した。各神経伝達物質濃度の測定結果については、通常タンパク質飼料で飼育し、溶媒のみを投与した群(NPD+Veh.)と、低タンパク質飼料で飼育し、溶媒のみを投与した群(LPD+Veh.)との間、およびLPD+Veh.と低タンパク質飼料で飼育し、実施例1の組成物を投与した群(LPD+E1)との間で、一元配置分散分析およびテューキー(Tukey)の多重比較検定を実施した。結果は、平均値±平均値の標準誤差にて、図2に示した。
一方、低タンパク質飼料で飼育し、実施例1の組成物を投与した群(LPD+E1)では、脳内ドーパミン濃度が、LPD+Veh.に比べて有意に上昇することが認められた(p<0.001で有意)。また、脳内ノルエピネフリン濃度ついては、LPD+Veh.群に比べて上昇する傾向が認められた(p=0.25で有意傾向)。
しかし、脳内グルタミン酸濃度については、LPD+E1において、LPD+Veh.に比べて有意な増加は認められなかった。
試験例2の結果より、本発明の組成物が、不安様症状の出現に関与する脳内神経伝達物質の減少を改善して、不安様症状を改善する可能性が示唆された。
本発明の不安様症状の改善用組成物は、ストレス、疾病、けが等の心的または身体的要因による不安様症状の出現を防止し、または不安様症状を軽減することができる。
また、本発明の不安様症状の改善用組成物は、認知機能の低下に伴い、もしくは認知機能の低下と前後して現れる不安様症状の出現の防止、または該不安様症状の軽減にも有効である。
さらに、本発明の不安様症状の改善用組成物は、安全性が高く、継続した摂取または投与に適する。
Claims (11)
- ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンからなる群より選択される2種以上を含有する、不安様症状の改善用組成物。
- ヒスチジン、リシン、フェニルアラニンおよびロイシンを含有する、不安様症状の改善用組成物。
- ヒスチジンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、25モル%〜50モル%である、請求項1または2に記載の組成物。
- リシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、15モル%〜30モル%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- フェニルアラニンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- ロイシンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、10モル%〜30モル%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
- さらに、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンからなる群より選択される1種以上を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの含有量が、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、それぞれ2モル%〜6モル%、2モル%〜6モル%、および0.1モル%〜2モル%である、請求項7に記載の組成物。
- 下記アミノ酸を、ヒスチジン、リシン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシンおよびトリプトファンの総含有量に対して、下記含有量で含有する、請求項7または8に記載の組成物。
ヒスチジン 25モル%〜50モル%、
リシン 15モル%〜30モル%、
フェニルアラニン 10モル%〜30モル%、
ロイシン 10モル%〜30モル%、
バリン 2モル%〜6モル%、
イソロイシン 2モル%〜6モル%、および
トリプトファン 0.1モル%〜2モル%。 - 医薬品である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
- 食品である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
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