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JP2019148082A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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JP2019148082A
JP2019148082A JP2018032245A JP2018032245A JP2019148082A JP 2019148082 A JP2019148082 A JP 2019148082A JP 2018032245 A JP2018032245 A JP 2018032245A JP 2018032245 A JP2018032245 A JP 2018032245A JP 2019148082 A JP2019148082 A JP 2019148082A
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vehicle
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JP2018032245A
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拓也 小谷
Takuya Kotani
拓也 小谷
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】側突時の車両ドアの開放を防止することのみを目的とした部品を追加することなく、側突時の車両ドアの開放を防止できる車両用ドアハンドル装置を提供する。【解決手段】車両用ドアハンドル装置は、軸受け部を有するフレームと、軸部を有するベルクランクとを備える。軸受け部は、軸部の他端部を軸支する支持孔の孔形成壁部に形成され、軸部の他端部の一部を挿入可能な係止口を有し、車両が車両側面の衝突を受けた場合、車両ドアに加えられた衝撃によって、軸部の他端部が係止口に向かって移動し、軸部の他端部の一部が係止口に挿入されることにより、軸部の他端部の一部が係止される。【選択図】図4

Description

本発明は、車両ドアの車外側に配置されるアウトサイドハンドルを備えた車両用ドアハンドル装置に関する。
この種の車両用ドアハンドル装置の一例は、ドアロック装置が設けられた車両ドアの車外側に配置されるアウトサイドハンドルと、アウトサイドハンドルが組付けられる支持部材と、ドアロック装置と接続されるリンク機構と、を含む。
リンク機構は、アウトサイドハンドルの車内方向に向かって突出するアーム部の一部と係合し、アウトサイドハンドルの動作と連動するベルクランク等を備える。ベルクランクは、支持部材の軸受部にて軸支される軸部を有し、軸部を回転軸として回転可能な状態で、支持部材に組付けられる。アウトサイドハンドルの動作に連動してベルクランク等が連動することにより、リンク機構は、アウトサイドハンドルの動作をドアロック装置のラッチ状態の解除動作に変換し、ドアロック装置のラッチ状態を解除する。
特許文献1は、車両用ドアハンドル装置の一例として、車両が車両側面の衝突(以下、「側突」と称呼される。)を受けることにより車両ドアが開放してしまうことを防止できる車両用ドアハンドル装置(以下、「従来装置」と称呼される。)を、開示している。
従来装置は、車両が側突による衝撃を受けた場合に、車両ドアの開放を防止することのみを目的とした部材(スライドピン及びストッパ部材等)を備える。従来装置によれば、車両が衝撃を受けた場合に、衝撃により発生した慣性力がスライドピンに作用することにより、スライドピンがベルクランクの軸部に形成された嵌入穴に嵌入することによって、ベルクランクの回動を抑制する。
更に、衝撃により発生した慣性力がストッパ部材に作用することにより、ストッパ部材が、アウトサイドハンドルのアーム部の一部と当接する位置まで回動し、アーム部の一部と当接することによりアウトサイドハンドルの回動を抑制する。その結果、アウトサイドハンドルの動作が制限されるので、ドアロック装置のドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態(アンラッチ状態)へと切り替わることが阻止される。
特開2010−275734号公報
従来装置では、側突時の車両ドアの開放を防止するために、リンク機構を構成する部材以外に、側突時の車両ドアの開放を防止することのみを目的とした複数の部品(例えば、スライドピン及びストッパ部材等)が必要になってしまう。この場合、その分コストが増加してしまうので好ましくない。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、側突時の車両ドアの開放を防止することのみを目的とした部品を追加することなく、側突時の車両ドアの開放を防止できる車両用ドアハンドル装置(以下、「本発明車両用ドアハンドル装置」と称呼される場合がある。)を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明車両用ドアハンドル装置は、
車両が備える車両ドアの閉止状態を保持するラッチ状態と前記車両ドアが開放することを許容するラッチ解除状態と、が切り替わるドアロック装置を備えた前記車両ドアのドアアウタパネルに組み付けられる車両ドアハンドル装置であって、前記ドアアウタパネルに組付けられ、支持孔を有する軸受け部を含む支持部材と、前記支持部材に対して回動可能に取り付けられるアウトサイドハンドルと、前記支持部材の前記支持孔に軸方向の一端部及び他端部が軸支される軸部を含み、前記アウトサイドハンドルの動作及び前記ドアロック装置の動作に連動して、前記ドアロック装置が前記ラッチ状態に設定される初期位置と、前記ドアロック装置が前記ラッチ状態から前記ラッチ解除状態に切り替えられる操作後位置との間で、前記軸部を回転軸とした回転方向に回動可能であるベルクランクと、前記軸部に装着され、前記操作後位置から前記初期位置に向かう前記回転方向に前記ベルクランクを回転付勢する弾性付勢部材と、を備え、前記軸受け部は、前記軸部の他端部を軸支する支持孔の孔形成壁部に形成され、前記軸部の他端部の一部を挿入可能な挿入部を有し、前記車両が車両側面の衝突を受けた場合、前記車両ドアに加えられた衝撃によって、前記軸部の他端部が前記挿入部に向かって移動し、前記軸部の他端部の一部が前記挿入部に挿入されることにより、前記軸部の他端部の一部が係止される。
本発明車両用ドアハンドル装置の一態様において、
前記ベルクランクは、前記軸部の一部から延設され、前記アウトサイドハンドルの動作が入力される入力アーム部を更に備え、前記軸部の一端部は、前記軸部の一部から近い方の前記軸部の端部であり、前記軸部の他端部は、前記軸部の一部から遠い方の前記軸部の端部である。
本発明車両用ドアハンドル装置の一態様において、
前記軸部は、前記弾性付勢部材により、前記挿入部に向かわない方向に付勢された。
本発明車両用ドアハンドル装置の一態様において、
前記挿入部は、前記支持孔に連通し、前記ベルクランクが前記初期位置から前記操作後位置に向かって回転するときの前記軸部の回転方向の前方側の第1対向部と前記軸部の前記回転方向の後方側の第2対向部との間の空隙を含む開口である。
本発明車両用ドアハンドル装置の一態様において、
前記軸部の他端部の形状は、小判状の断面形状を有する扁平柱状を含む。
本発明車両用ドアハンドル装置の一態様において、
前記軸受け部は、前記軸部の一端部を軸支する支持孔の孔形成壁部に形成され、前記軸部の一端部の一部を挿入可能な他の挿入部を有し、
前記車両が車両側面の衝突を受けた場合、前記車両ドアに加えられた衝撃によって、前記軸部の一端部が前記他の挿入部に向かって移動し、前記軸部の一端部の一部が前記他の挿入部に挿入されることにより、前記軸部の一端部の一部が係止される。
本発明によれば、側突時の車両ドアの開放を防止することのみを目的とした部品を追加することなく、側突時の車両ドアの開放を防止できる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置を車外側から見た斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置を車内側から見た斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置を車内側から見た平面図である。 図4は、図3の線3a−3aに沿った断面図である。 図5Aは、図3の線3b−3bに沿った断面図である。図5Bは、図3の線3c−3cに沿った断面図である。 図6Aは、図3の線3d−3dに沿った断面図である。図6Bは、図3の線3e−3eに沿った断面図である。 図7は、ベルクランクを組み付ける前のフレームの一部を拡大した略線図である。 図8は、図4に対応する車両用ドアハンドル装置の側突後の状態を示す図3の線3a−3aに沿った断面図である。 図9Aは、図6Aに対応する車両用ドアハンドル装置の側突後の状態を示す図3の線3d−3dに沿った断面図である。図9Bは、図6Bに対応する車両用ドアハンドル装置の側突後の状態を示す図3の線3e−3eに沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図において、同一又は対応する部分には同一の符号を付す。
(構成)
本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置100は、車両ドア10(例えば、リアサイドドア)に組付けられるものであり、図1乃至図3に示されるように、フレーム110及びアウトサイドハンドル120を含む複数の構成部品が一体状に組み付けられたアセンブリ(「アッシー」ともいう)として構成されている。
なお、本明細書の図面は、車両ドア10が閉じた状態の車両の一部を示す。本明細書の図面では、車両前方及び車両後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両上方及び車両下方をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、車両内方及び車両外方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。
(フレーム)
フレーム110は、車体の外表面に沿った車両前後方向X1,X2に長尺状に延在する支持部材であり、車両ドア10の外表面を構成する金属製のドアアウタパネル11の車内側に固定される。フレーム110は、アウトサイドハンドル120との係合によって当該アウトサイドハンドル120を保持する機能を果たす。フレーム110は、例えば、樹脂材料によって構成されている。
フレーム110には、アウトサイドハンドル120に加えて、ベルクランク131等を含むリンク機構130及びキャップ150等が組み付けられている。フレーム110は、ベルクランク131を軸支するための軸受け部111を含む(図2及び図3を参照。)。
図4に示されるように、フレーム110の軸受け部111は、略円筒状の第1支持孔112aを有する第1支持部113aと、略円筒状の第2支持孔112bを有する第2支持部113bとを有する。
図5A及び図5Bに示されるように、第1支持部113aには、第1空隙114aが第1支持孔112aに連通するように形成されている。図6A及び図6Bに示されるように、第2支持部113bには、第2空隙114bが第2支持孔112bに連通するように形成されている。
更に、図6B及び図7に示されるように、軸受け部111の第2支持孔112bを形成する孔形成壁部には、貫通形成された開口である係止口115が形成されている(図6B及び図7を参照。)。係止口115は第2支持孔112bに連通している。更に、軸受け部111の第2支持孔112bを形成する孔形成壁部には、係止口115と一体的な開口である係止補助口116が貫通形成されている(図6A及び図7を参照。)。係止補助口116は第2支持孔112bに連通している。なお、係止口115は、便宜上、「挿入部」とも称呼される。
(キャップ)
図1乃至図3に戻り、キャップ150は、フレーム110に対するアウトサイドハンドル120の抜け止めのために、フレーム110の車両後方側の端部(図2中の右側端部)110aに組み付けられている。
(アウトサイドハンドル)
アウトサイドハンドル120は、車両ドア10の車外側に配置され、且つフレーム110と同様に車体の外表面に沿った車両前後方向X1,X2のハンドル延在方向に長尺状に延在し、一方端及び他方端を備えるグリップ型の操作ハンドル(「アウタハンドル」とも称呼される。)として構成されている。アウトサイドハンドル120は、樹脂材料によって構成されている。ユーザはアウトサイドハンドル120を手指で把持して車両ドア10の開閉操作を行うことができる。
アウトサイドハンドル120は、車両前方側の端部123に設けられたハンドル軸部(図示省略)を中心に図1に示されているドア閉位置(初期位置)と車両外方へ所定量回動したドア開位置との間で回動可能(揺動可能)となるようにフレーム110に組付けられている。
このため、アウトサイドハンドル120をドア閉位置からドア開位置へと回動(揺動)させるドア開方向の動作と、アウトサイドハンドル120をドア開位置からドア閉位置へと回動(揺動)させるドア閉方向の動作が可能である。アウトサイドハンドル120は、車両後方側の端部(図1中の左側端部)124に設けられた係合部(図2及び図3中の係合部122a)において、リンク機構130の構成要素であるベルクランク131と係合している。
(リンク機構)
リンク機構130は、アウトサイドハンドル120がドア閉位置から前記ドア開位置に向けて回動(揺動)するドア開方向の動作を、車体に対して車両ドア10を閉状態で保持可能に構成されたドアラッチ機構(図示省略)のアンラッチ動作(ラッチ状態からラッチ解除(アンラッチ状態)に移行する動作)に変換する。この目的のために、リンク機構130は、前記のベルクランク131に加えて、コイルスプリング(図2及び図3中のコイルスプリング132)及び連結レバー133等の要素を備えている。
なお、ドアラッチ機構は周知の構造を有し、車体側に固定されたストライカと、車両ドア10側に組付けられるラッチ及びポール等を備えている。ドアラッチ機構のラッチ状態では、ストライカに係合しているラッチの回転がポールによって規制されるため、閉じられた状態の車両ドア10を開放するドア開動作が不能になる(車両ドア10の閉止状態を保持する。)。
一方で、ドアラッチ機構のラッチ解除状態では、ストライカに係合しているラッチの回転がポールによって規制されないため、解錠(「開錠」ともいう)されて車両ドア10のドア開動作が可能になる(車両ドア10が開放することを許容する。)。
(ベルクランク)
図2及び図3に示されるように、ベルクランク131は、車両ドア10が閉じた状態で車両前後方向X1,X2に沿って延在する円柱状の軸部131aにてフレーム110に回転可能に組付けられている。
図4に示されるように、軸部131aは、車両前方側の一端部に設けられた第1軸端部131a1と、車両後方側の他端部に設けられた第2軸端部131a2と、第1軸端部131a1及び第2軸端部131a2の間の軸主体部131a3とを含む。
第1軸端部131a1は、軸主体部131a3の一端から軸方向に延出している。第2軸端部131a2は、軸主体部131a3の他端から軸方向に延出している。
第1軸端部131a1は、円柱状の円柱部p1と円柱部p1の端面の一部から軸方向に延出する突出部p2とを含む。第2軸端部131a2は、円柱状の円柱部q1と円柱部q1の端面の一部から軸方向に延出する突出部q2とを含む。
第2軸端部131a2の突出部q2は、断面が小判状の扁平柱形状を有する(図4のブロックB1を参照。)。なお、小判状とは、対向する2つの円弧と、2つの円弧を結ぶ対向し且つ平行な直線とからなる平面形状のことをいう。
図5A及び図5Bに示されるように、第1軸端部131a1は、第1支持孔112aに軸方向から挿入され、第1支持部113aに軸支される。図6A及び図6Bに示されるように、第2軸端部131a2は、フレーム110の軸受け部111の第2空隙114bを介して第2支持孔112bに挿入され、第2支持部113bに軸支される。これにより、ベルクランク131の軸部131aは、フレーム110の軸受け部111に軸支される。
図2及び図3に戻り、ベルクランク131は、入力アーム部131bと出力アーム部131cとを備えている。入力アーム部131bは、軸部131aの一部から延設されている。具体的に述べると、入力アーム部131bは、軸主体部131a3の車両前方側の一端r1(図4を参照。)から車両下方Y2へと延出しており、その延出先端部がアウトサイドハンドル120の係合部122aのうち車両外方側の部位に係合(当接)している。
出力アーム部131cは、円柱状の連結軸134を介して連結レバー133のレバー上端部133aに一体的に連結されている。なお、連結レバー133と連結軸134とが一体的に構成されてもよい。
ベルクランク131にはカウンターウェイト(慣性部)131dが設けられている。カウンターウェイト131dは、車両外方に向けて作用する慣性力でアウトサイドハンドル120が開作動することを規制するためのものであり、このための規制力はカウンターウェイト131dの質量とコイルスプリング132の付勢力との双方によって設定される。
(コイルスプリング)
コイルスプリング132は、アウトサイドハンドル120とベルクランク131とをドア開位置(操作後位置)から図2中のドア閉位置(初期位置)に向けて弾性付勢(回転付勢)するリターンスプリング(アウトサイドハンドル120をドア開位置からドア閉位置に自動的に復帰させる部材(弾性付勢部材))である。コイルスプリング132は、ベルクランク131の軸部131aの軸外周に装着され、一方の端部がフレーム110に係合し、且つ他方の端部が連結レバー133の連結軸134に係合している。この状態で、コイルスプリング132は自由状態から弾性変形しているので、コイルスプリング132は弾性力を常にベルクランク131に付与する。
このコイルスプリング132の弾性力は、ベルクランク131を上記初期位置に向かう方向に回転付勢する力であって、ベルクランク131の入力アーム部131bがアウトサイドハンドル120の係合部122aに係合する方向の力である。従って、ベルクランク131は、その入力アーム部131bがアウトサイドハンドル120の係合部122aと係合する方向にコイルスプリング132による所定の弾性付勢力で回転付勢され、入力アーム部131bにおいてアウトサイドハンドル120の係合部122aと弾性的に係合している。
係合部122aは、アウトサイドハンドル120のドア閉位置からドア開位置までの開方向(車外方向Z2)への移動に伴いドア開方向(車外方向Z2)に移動する。係合部122aがドア開方向(車外方向Z2)に移動すると、係合部122aに弾性的に係合している入力アーム部131bは、係合部122aとの係合状態を維持しながら軸部131a回りを回転する。
即ち、アウトサイドハンドル120のドア閉位置からドア開方向への移動に伴い、ベルクランク131がコイルスプリング132による付勢力に抗して、付勢方向とは反対の方向に、軸部131aを回転軸として、軸部131a回りを、初期位置から操作後位置まで所定量回転する。
なお、この場合、軸部131aは、図5A及び図5B、図6A及び図6Bに示された状態からコイルスプリング132による付勢力に抗して紙面上反時計回りに所定角度回転する。このとき、軸部131aの第2軸端部131a2の突出部q2の円弧面は、第2空隙114bの第2支持孔112bへの開口面n1に正対する位置を通過しないので、第2軸端部131a2が第2支持孔112bから抜けない。
連結軸134は、ベルクランク131の出力アーム部131cに対して回転可能に組付けられ、ベルクランク131と共に回動可能である。このため、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置に向けてドア開方向に移動すると、ベルクランク131によって連結軸134が回転する。また、連結軸134は、アウトサイドハンドル120がドア開方向に移動したときに、下方に向かう回転成分を有する位置にて、ベルクランク131に組み付けられている。従って、連結軸134に連結された連結レバー133は、アウトサイドハンドル120のドア開方向への移動によって下方に移動し、これにより、連結レバー133によるドアラッチ機構のアンラッチ動作が可能になる。
(連結レバー)
連結レバー133は、レバー上端部133aからレバー先端部135まで長尺状に延在する部材である。連結レバー133は、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置に向けて回動(揺動)するドア開方向の動作をドアラッチ機構のアンラッチ方向の動作に変換するために、ドアラッチ機構と連係するアウトサイドオープンレバー180の連結ピン181に係合するように構成されている。
連結レバー133は、そのレバー先端部135においてアウトサイドオープンレバー180に係合している。アウトサイドオープンレバー180は、ドアラッチ機構のポール(図示省略)と連係している。連結レバー133は、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置に操作されて、ベルクランク131がコイルスプリング132の弾性付勢力に抗して所定量回転するときに、図3に示される初期位置から所定量下方に移動するように構成されている。
上記構成のリンク機構130によれば、車両ドア10が閉じた状態で、アウトサイドハンドル120がドア閉位置にあり、且つ連結レバー133が初期位置にあるときには、ドアラッチ機構がラッチ状態になり、車両ドア10の前述のドア開動作が不能になる。一方で、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置に操作されて、連結レバー133が初期位置から所定量下方に移動したときには、ドアラッチ機構がラッチ解除状態になり、車両ドア10の前述のドア開動作が可能になる。
(ドア開放防止動作の概要)
ところで、車両が、車両側面の衝突(側突)を受けた場合、車両ドア10に外方(側方)から外力が作用することにより(車両ドア10に加えられた衝撃により)、車両ドア10の車外方向Z2(車幅車外方向)に慣性力が生じ、その慣性力がアウトサイドハンドル120に作用する。
この場合、当該側突時の慣性力によって、アウトサイドハンドル120がドア開動作し、ベルクランク131がアウトサイドハンドル120のドア開動作に連動する。そして、これにより、ドアロック装置のドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態へと切り替わることによって、車両ドア10が開放してしまうことがあり得る。
これに対して、本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置100では、既に図6B及び図7を参照しながら述べたように、第2支持部113bの第2支持孔112bを形成する孔形成壁部に係止口115が貫通形成されている。
そして、側突時の慣性力によって、軸部131aの第2軸端部131a2の一部が係止口115に挿入されることにより、第2軸端部131a2の一部が係止口115に係止される。これにより、ベルクランク131の回動が制限されるので、ドアロック装置のドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態へ切り替わることを防止できる。
(具体的なドア開放防止動作)
側突時のドアロック装置の具体的なドア開放防止動作について図8、図9A及び図9Bを参照しながら説明する。なお、図8、図9A及び図9B中の太点線で示した軸部131a及び第2軸端部131a2は、側突前の状態を示している。
車両が側突を受ける前の状態(太点線で示した図)では、係止口115は、第2支持孔112bを基準としてドアアウタパネル11に向かう方向の位置にある。
また、係止口115の第2支持孔112bへの開口面n2(図9Bを参照。)は、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置まで移動した場合に紙面上反時計回りに所定角度回転移動する第2軸端部131a2(具体的に述べると扁平柱形状の突出部q2(図4を参照。))のドアアウタパネル11側の円弧面の移動軌道に対向する領域内の位置にある。これに加え、開口面n2は、アウトサイドハンドル120のドア開位置に対応した位置にある第2軸端部131a2のドアアウタパネル11側の円弧面に正対しない位置にある。
即ち、開口面n2がこのような位置になっているので、アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置まで移動した場合に、ベルクランク131の第2軸端部131a2のドアアウタパネル11側の円弧面が、回転移動中に、開口面n2に正対した位置を通る。アウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開方向に向かって移動してベルクランク131の第2軸端部131a2のドアアウタパネル11側の円弧面が開口面n2に正対したとき、ドアラッチ機構がラッチ解除状態には至らないようになる。
また、車両が側突を受ける前の状態では、ベルクランク131の軸部131aは、コイルスプリング132によって、係止口115に向かわない方向(例えば、車内方向Z1)に弾性付勢されている。即ち、コイルスプリング132は自由状態から弾性変形しているので、コイルスプリング132の一端の固定部(フレーム110)に加わる弾性力の反作用の力と、コイルスプリング132の他端の固定部(連結軸134)に加わる弾性力の反作用の力との合力を、コイルスプリング132が受ける。この反作用の力の合力は、係止口115に向かわない方向(例えば、車内方向Z1)の力となっている。この反作用の合力を、コイルスプリング132を介して軸部131aが受けることにより、軸部131aは、係止口115に向かわない方向に弾性付勢されている。
従って、車両が側突を受ける前の状態(太点線で示した図)では、第2軸端部131a2の一部が係止口115に挿入されることなく、軸部131aが回転可能に軸受け部111に支持されている。従って、車両が側突を受けていない状態でアウトサイドハンドル120がドア閉位置からドア開位置まで移動した場合、ベルクランク131の第2軸端部131a2のドアアウタパネル11側の円弧面は開口面n2に正対した位置を通るものの、第2軸端部131a2の一部は係止口115に係止されない。
なお、係止口115は、ベルクランク131の入力アーム部131b(入力アーム部131bが延設される軸部131aの一部)からより遠い方の軸部131aの端部である第2軸端部131a2を軸支する第2支持部113bに形成されている。仮に、係止口115が第1支持部113aに形成された場合、第1支持部113aに軸支される第1軸端部131a1がアウトサイドハンドル動作の入力ポイントからより近いので、車両が側突を受ける前の状態でも、通常のドアハンドル操作によって、第1軸端部131a1の一部が係止口115に入りやすくなってしまう可能性がある。
アウトサイドハンドル120がドア閉位置にあるときに車両が側突を受けた場合、アウトサイドハンドル120が、側突時の慣性力により矢印g1に示された車外方向Z2に移動する(図5を参照。)。これにより、アウトサイドハンドル120がドア開方向に移動し、それに連動して、ベルクランク131が所定方向に回転する。更に、矢印g2に示された側突時のカウンターウェイト131dの慣性力により点P1(図8を参照。)を回転支点として、ベルクランク131の軸部131aが矢印g3に示された車外方向Z2に向かって回転する。従って、ベルクランク131の軸部131a(特に第2軸端部131a2)は、車外方向Z2に付勢された状態で、上記所定方向に回転することになる。
そして、ベルクランク131の上記所定方向への回転によって、軸部131aの第2軸端部131a2のドアアウタパネル11側の円弧面が係止口115の開口面n2に正対したときに、第2軸端部131a2が、コイルスプリング132の弾性付勢力に抗って、車外方向Z2に向かう付勢力によって係止口115及び係止補助口116に向かう方向に移動して、第2軸端部131a2の一部が係止口115に挿入され、第2軸端部131a2の一部が係止口115に係止される。
第2軸端部131a2が係止口115に係止された状態でのベルクランク131の回転位置は、ベルクランク131の第2軸端部131a2の円弧面が係止口115の開口面n2に正対した状態でのベルクランク131の回転位置に等しく、このときには上記したようにドアラッチ機構がラッチ解除状態には至っていない。従って、ドアラッチ機構がラッチ状態であるまま、軸部131aが係止口115に係止される。なお、係止補助口116は、第2軸端部131a2の一部が係止口115内に移動されやすく(挿入されやすく)するために、第2支持孔112bの孔形成壁部に形成されている。
第2軸端部131a2が係止口115に挿入された(係止された)状態では、次のようにベルクランク131の回動が制限される。即ち、ベルクランク131が操作後位置に向かって回転しようとすると、第2軸端部131a2の一部が、係止口115を形成する互いに離間した軸受け部111の第1対向部m1及び第2対向部m2のうち、回転方向の前方側にある第1対向部m1と当接する。これにより、軸部131aの回転が制限される。その結果、ベルクランク131の回動が制限される。
ベルクランク131が初期位置に向かって回転しようとすると、第2軸端部131a2の一部が、係止口115の空隙を形成する互いに離間した第1対向部m1及び第2対向部m2のうち、操作後位置に向かう回転方向の後方側にある第2対向部m2と当接する。これにより、軸部131aの回転が制限される。その結果、ベルクランク131の回動が制限される。
このように第2軸端部131a2の一部が係止口115に挿入(係止)されることにより、ベルクランク131の回動が制限されるので、ドアロック装置のドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態へ切り替わる動作が行われなくなる。その結果、ドアロック装置のドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態へ切り替わることを防止できる。
(効果)
本発明の実施形態に係る車両用ドアハンドル装置100は、次のような効果を奏する。即ち、車両用ドアハンドル装置100は、フレーム110の軸受け部111に係止口115を設けることによって、側突時の車両ドアの開放を防止することのみを目的とした部品を追加することなく、側突時の車両ドアの開放を防止できる
<変形例>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状及び材料等はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状及び材料等を用いてもよい。
例えば、上述の実施形態において、係止口115に加えて、第1支持部113aの第1支持孔112aを形成する孔形成壁部に第1軸端部131a1の一部が挿入可能な係止口を貫通形成するようにしてもよい。また、係止口115に代えて(即ち、係止口115を省略した構成として)、第1支持部113aの第1支持孔112aを形成する孔形成壁部に第1軸端部131a1の一部が挿入可能な係止口(即ち、係止口115と同様な機能を有する係止口)を貫通形成するようにしてもよい。
例えば、上述の実施形態において、ドアラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除状態に切り替えられるベルクランク131の操作後位置は、アウトサイドハンドル120がドア開位置(車両外方へ最大限回動したフルストローク時の位置)にあるときの位置でなくてもよい。
10…車両ドア、11…ドアアウタパネル、100…車両用ドアハンドル装置、110…フレーム、111…軸受け部、112a…第1支持孔、112b…第2支持孔、113a…第1支持部、115…係止口、116…係止補助口、120…アウトサイドハンドル、130…リンク機構、131…ベルクランク、131a…軸部、131a1…第1軸端部、131a2…第2軸端部、131a3…軸主体部、131b…入力アーム部、132…コイルスプリング、m1…第1対向部、m2…第2対向部

Claims (6)

  1. 車両が備える車両ドアの閉止状態を保持するラッチ状態と前記車両ドアが開放することを許容するラッチ解除状態と、が切り替わるドアロック装置を備えた前記車両ドアのドアアウタパネルに組み付けられる車両ドアハンドル装置であって、
    前記ドアアウタパネルに組付けられ、支持孔を有する軸受け部を含む支持部材と、
    前記支持部材に対して回動可能に取り付けられるアウトサイドハンドルと、
    前記支持部材の前記支持孔に軸方向の一端部及び他端部が軸支される軸部を含み、前記アウトサイドハンドルの動作及び前記ドアロック装置の動作に連動して、前記ドアロック装置が前記ラッチ状態に設定される初期位置と、前記ドアロック装置が前記ラッチ状態から前記ラッチ解除状態に切り替えられる操作後位置との間で、前記軸部を回転軸とした回転方向に回動可能であるベルクランクと、
    前記軸部に装着され、前記操作後位置から前記初期位置に向かう前記回転方向に前記ベルクランクを回転付勢する弾性付勢部材と、
    を備え、
    前記軸受け部は、前記軸部の他端部を軸支する支持孔の孔形成壁部に形成され、前記軸部の他端部の一部を挿入可能な挿入部を有し、
    前記車両が車両側面の衝突を受けた場合、前記車両ドアに加えられた衝撃によって、前記軸部の他端部が前記挿入部に向かって移動し、前記軸部の他端部の一部が前記挿入部に挿入されることにより、前記軸部の他端部の一部が係止される、
    車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記ベルクランクは、前記軸部の一部から延設され、前記アウトサイドハンドルの動作が入力される入力アーム部を更に備え、
    前記軸部の一端部は、前記軸部の一部から近い方の前記軸部の端部であり、
    前記軸部の他端部は、前記軸部の一部から遠い方の前記軸部の端部である、
    車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記軸部は、前記弾性付勢部材により、前記挿入部に向かわない方向に付勢された、
    車両用ドアハンドル装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記挿入部は、前記支持孔に連通し、前記ベルクランクが前記初期位置から前記操作後位置に向かって回転するときの前記軸部の回転方向の前方側の第1対向部と前記軸部の前記回転方向の後方側の第2対向部との間の空隙を含む開口である、
    車両用ドアハンドル装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記軸部の他端部の形状は、小判状の断面形状を有する扁平柱状を含む、
    車両用ドアハンドル装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記軸受け部は、前記軸部の一端部を軸支する支持孔の孔形成壁部に形成され、前記軸部の一端部の一部を挿入可能な他の挿入部を有し、
    前記車両が車両側面の衝突を受けた場合、前記車両ドアに加えられた衝撃によって、前記軸部の一端部が前記他の挿入部に向かって移動し、前記軸部の一端部の一部が前記他の挿入部に挿入されることにより、前記軸部の一端部の一部が係止される、
    車両用ドアハンドル装置。
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