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JP2019143478A - 消音装置 - Google Patents

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フン クォン グェン
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Abstract

【課題】複数の周波数を含む騒音を十分に低減させることができると共に、省スペース化を図ることができ、消音したい周波数の調整を容易に行うことができると共に、吸気通路の通気抵抗の悪化を抑えることができる消音装置を提供することを目的とする。【手段】所定容積のレゾネータ本体と、該レゾネータ本体と内燃機関の吸気通路とを連通する連通管とを有する消音装置であって、前記レゾネータ本体は、前記連通管から分岐する2以上の分岐共鳴室を備え、前記連通管は、前記吸気通路に接続される接続口と、前記2以上の分岐共鳴室のそれぞれに分岐する分岐管を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、消音装置に係り、特に、内燃機関の吸気通路に設けられ、吸気騒音を低減する消音装置に関するものである。
内燃機関の駆動によって吸気バルブが開閉することで脈動音が発生し、該脈動音が吸気騒音となることが知られており、この吸気騒音を低減するためにレゾネータを吸気通路と連続的に形成した消音装置が知られている。
消音装置としてのレゾネータは、所定容積のレゾネータ本体と吸気通路から分岐し、吸気通路とレゾネータ本体とを連通せしめる連通管を有しており、ヘルムホルツの共鳴理論等に基づいて計算される周波数の騒音を低減するようにレゾネータ本体の容積を定めている。
また、内燃機関に連通する吸気通路から発せられる騒音は、吸気バルブが開いた際に空気を吸引することによる空気の間欠流を原因とする吸気音であることが知られている。この吸気音は種々の周波数を含んでおり、耳障りな騒音となり得る特定の周波数を減衰させるために、上述したレゾネータの容積やレゾネータと吸気通路を連通する連通管の長さを適宜調整しながら、これらのレゾネータを吸気通路から分岐するように配置することが行われており、このような消音装置は種々の形態が知られている。
また、内燃機関から生じる騒音は、複数の周波数を含んでおり、これらの複数の周波数を消音させるためには、消音したい周波数に応じたレゾネータをそれぞれ形成する必要がある。しかし、複数のレゾネータを形成した場合、図6に示すように、吸気通路110から第1〜第3のレゾネータ121〜123をそれぞれ分岐させる必要があり、これらを内燃機関の近傍に複数のレゾネータを配置する必要があるために、その組付性やスペース効率を考慮して種々の構造が知られている。
特許文献1に記載の消音装置は、騒音源と接続される空気ダクトに取付けるチューブレゾネータにおいて、チューブレゾネータの本管の途中から分岐する先端閉鎖の分岐管を設けた分岐型チューブレゾネータを構成している。
特許文献2に記載された消音装置は、空洞部を形成した箱内に導管を配設し、且つ、前記空洞部に面する導管の一部を所定量分だけ開口させた二つの半割り状の吸気箱を備え、両吸気箱の半割り面同士を重ね合わせて貼着形成されたレゾネータを構成している。
特開平9−126074号公報 特開平10−187162号公報
しかしながら、上述した従来の消音装置の構成によると、図6に記載した従来例に記載された消音デバイスのように吸気通路110に複数の連通管131〜133を設けると、連通管131〜133のそれぞれの連通口で乱流が生じ、吸気通路110内の通気抵抗が悪化することが知られている。また、特許文献1や特許文献2に記載された構成では、チューブレゾネータの長さや開口の位置を調整することができるにとどまり、消音したい周波数に調整する際の調整範囲が狭いという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数の周波数を含む騒音を十分に低減させることができると共に、省スペース化を図ることができ、消音したい周波数の調整を容易に行うことができると共に、吸気通路の通気抵抗の悪化を抑えることができる消音装置を提供することを目的とする。
本発明に係る消音装置は、所定容積のレゾネータ本体と、該レゾネータ本体と内燃機関の吸気通路とを連通する連通管とを有する消音装置であって、前記レゾネータ本体は、前記連通管と連通する2以上の分岐共鳴室を備え、前記連通管は、前記吸気通路に接続される接続口と、前記2以上の分岐共鳴室のそれぞれに分岐する分岐管を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る消音装置において、前記連通管と分岐管の少なくとも何れか一方は、接続される分岐共鳴室の容積に応じて内径及び長さが調整されると好適である。
また、本発明に係る消音装置において、前記分岐共鳴室及び分岐管は、前記接続口と底面から立設して前記2以上の分岐共鳴室及び前記分岐管の側壁を構成する壁部を有する第1の分割体と、前記壁部の端部を閉塞して前記2以上の分岐共鳴室及び前記分岐管を画成する第2の分割体と、を備えると好適である。
また、本発明に係る消音装置において、前記第2の分割体は、前記底面と対向する天面と、天面から前記壁部に対応して垂下する第2の壁部を備え、前記壁部及び前記第2の壁部の端部が互いに固着されると好適である。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
本発明に係る消音装置にあっては、レゾネータ本体は、連通管から分岐する2以上の分岐共鳴室を備え、連通管は、吸気通路に接続される接続口と、2以上の分岐共鳴室のそれぞれに分岐する分岐管を備えるので、複数の分岐共鳴室の容積や分岐管の長さに応じて減衰される効果周波数を設定することができるので、複数の周波数を減衰して十分に騒音を低減させることができると共に、省スペース化を図り、同時に、吸気通路から分岐する連通管が一つであるため、吸気通路内の乱流を抑えて吸気通路の通気抵抗の悪化を抑えることができる。
本実施形態に係る消音装置の概要を説明するための図。 本実施形態に係る消音装置の構成を説明するための図。 本実施形態に係る消音装置の斜視図。 本実施形態に係る消音装置の分解図。 本実施形態に係る消音装置の消音効果を説明するためのグラフ。 従来の消音装置の構成を説明するための図。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る消音装置の概要を説明するための図であり、図2は、本実施形態に係る消音装置の構成を説明するための図であり、図3は、本実施形態に係る消音装置の斜視図であり、図4は、本実施形態に係る消音装置の分解図であり、図5は、本実施形態に係る消音装置の消音効果を説明するためのグラフであり、図6は、従来の消音装置の構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態に係る消音装置1は、外気を図示しないエアクリーナによって塵埃等をろ過した後に内燃機関にろ過された外気を導入するための吸気通路11に取り付けられている。吸気通路11は、内壁が平滑に形成された筒状部材であり、その断面形状は円形、楕円形、多角形など、種々の形態が知られている。
また、本実施形態に係る消音装置1は、それぞれ所定の容積を有する第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23とからなるレゾネータ本体20と、吸気通路11と第1の分岐共鳴室21を連通する連通管12を備えている。また、連通管12は、第1の分岐共鳴室21に連通する連通管延長部31、第2の分岐共鳴室22に連通する第1の分岐管32が形成され、連通管延長部31には、第3の分岐共鳴室23に連通する第2の分岐管33が分岐して形成されている。第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23は、直方体や円筒形状等種々の形状に形成することができ、その容積は、減衰しようとする周波数に応じてヘルムホルツの共鳴理論に基づいて決定される。
第1の分岐共鳴室21と連通管12及び連通管延長部31による効果周波数F1は、第1の分岐共鳴室21の容積V(L)及び連通管12及び連通管延長部31の長さL1(mm)並びに連通管12及び連通管延長部31の断面積S(mm2)によって下記の計算式によって求めることができる。
Figure 2019143478
ここで、cは常温での音速(343m/s)とする。
なお、連通管12及び連通管延長部31の断面積Sは、図1に示すように連通管12の断面積と連通管延長部31の断面積が異なる場合には、以下のように連通管12の長さと連通管延長部31の長さに応じて断面積を積分することで求めることができる。
Figure 2019143478
また、連通管12から分岐する第1の分岐管32と第2の分岐共鳴室22及び連通管延長部31から分岐する第2の分岐管33と第3の分岐共鳴室23による効果周波数F2及びF3は、発明者等の検証結果から、以下の数式によって求めることができることがわかった。
Figure 2019143478
ここで、cは、常温での音速(343m/s)、V2は、第2の分岐共鳴室22の容積(L)、S2は、第1の分岐管32の断面積(mm2)、L2は、第1の分岐管32の長さ(mm)、α2は、第1の分岐管32の設置位置によって決定される変数である。
Figure 2019143478
ここで、cは、常温での音速(343m/s)、V3は、第3の分岐共鳴室23の容積(L)、S3は、第2の分岐管33の断面積(mm2)、L3は、第2の分岐管33の長さ(mm)、α3は、第2の分岐管33の設置位置によって決定される変数である。
第1の分岐共鳴室21及び連通管延長部31、第2の分岐共鳴室22及び第1の分岐管32並びに第3の分岐共鳴室23及び第2の分岐管33はどのように配置しても構わないが、例えば図2に示すように、第1の分岐共鳴室21を吸気通路11と略平行に延びる鉛直部21aと鉛直部21aから吸気通路11に向かって延びる水平部21bとからなる略L字形に形成し、吸気通路11と鉛直部21aの間に第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23を配置し、吸気通路11に第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23からなるレゾネータ本体20を接続する接続口13に連続して連通管12を形成し、該連通管12から第1の分岐共鳴室21と連通する連通管延長部31および第2の分岐共鳴室22と連通する第1の分岐管32を分岐させ、連通管延長部31から第3の分岐共鳴室23と連通する第2の分岐管33を分岐させるように構成すると好適である。
このように構成することで、吸気通路11とレゾネータ本体20の間の空間を有効に活用することができ、消音装置1全体の小型化を図ることが可能となる。
また、連通管12、連通管延長部31、第1の分岐管32、第2の分岐管33及びレゾネータ本体20は、どのような材質で形成しても構わないが、例えば、合成樹脂で形成されると好適であり、例えばポリプロピレン系樹脂やポリアミド系樹脂等の熱可塑性の合成樹脂が好適に用いられる。
なお、本実施形態に係る消音装置では、第1の分岐共鳴室21の容積は第2の分岐共鳴室22の容積よりも大きく形成され、第3の分岐共鳴室23の容積は、第2の分岐共鳴室22の容積よりも大きく形成されている。さらに、連通管延長部31の断面積は、第1の分岐管32の断面積よりも小さく且つ第2の分岐管33の断面積よりも大きく形成されている。
なお、本実施形態に係る消音装置1は、接続口13を取付手段14を介して吸気通路11に取付けられる。取付手段14は種々の取付構造を採用することができるが、例えば締結バンドを用いて取り付けても構わないし、接着や溶着といった一体化手段を採用しても構わない。
また、図4に示すように、本実施形態に係る消音装置1は、第1の分割体41及び第2の分割体42を組み合わせることで、第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22、第3の分岐共鳴室23、連通管12、連通管延長部31、第1の分岐管32及び第2の分岐管33を構成している。
第1の分割体41は、接続口13を備えるとともに、底面43から立設する複数の壁部44を有しており、これらの壁部44が互いに交差することで、第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22、第3の分岐共鳴室23、連通管12、連通管延長部31、第1の分岐管32及び第2の分岐管33の側壁を構成している。また、第1の分割体41の上面は開放端となっており、有底箱状に構成されている。
また、第2の分割体42は、第1の分割体41の底面43と対向する天面45と、該天面45から垂下すると共に、第1の分割体41に形成された壁部44に対応して形成された第2の壁部46を備えている。第2の分割体42も第1の分割体41と同様に有底箱状に構成されており、第1の分割体41及び第2の分割体42の開放端を互いに閉塞するように組み合わせて固着することで、第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22、第3の分岐共鳴室23からなるレゾネータ本体20及び連通管12、連通管延長部31、第1の分岐管32及び第2の分岐管33を構成している。
第1の分割体41及び第2の分割体42の固着方法は、種々の手段を採用することが可能であるが、例えば、振動溶着や熱溶着などによって互いに溶着しても構わないし、クリップやビスなどを用いて容易に脱着することができないように固着しても構わない。
このように、消音装置を第1の分割体41及び第2の分割体42を組合せて構成すれば、第1から第3の分岐共鳴室21、22、23をそれぞれ組み付けるためのクランプ部材などを削減することができるので、部品点数の削減及び組立工数の削減を図ることができ、製造コストの抑制を図ることができる。また、第1から第3の分岐共鳴室21、22、23及び連通管延長部31、第1の分岐管32並びに第2の分岐管33を第1の分割体41及び第2の分割体42に形成された壁部44及び第2の壁部46で形成しているので、該壁部44及び第2の壁部46によって第1の分割体41及び第2の分割体42の面剛性が向上する。
このように形成した本実施形態に係る消音装置1の消音効果について実験を行った結果が図5に示すグラフである。図5に示すグラフにおける実施例は、上述した消音装置1を用いて消音効果を各周波数ごとに確認したものであり、比較例は、図6に示すように吸気通路に3つのレゾネータをそれぞれ取り付けて消音装置を構成した場合の消音効果を確認したグラフである。なお、図5は、実施例及び比較例の減衰量を比較したものであり、縦軸の減衰量が高い程効果があるものとして判定される。
図5からも明らかなように、第1の分岐共鳴室21と連通管12及び連通管延長部31による効果周波数であるF1については、実施例及び比較例2において同様の消音効果が確認できた。これに対し、実施例では、F1による消音効果と共に、第2の分岐共鳴室22と第1の分岐管32による効果周波数F2での消音効果及び、第3の分岐共鳴室23と第2の分岐管33による効果周波数F3での消音効果をそれぞれ確認することができ、比較例に比べて当該効果周波数において有意であることが確認できた。
また、本実施形態に係る消音装置1は、第1の分岐共鳴室21と吸気通路11の間の空間に第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23を形成することで、複数の消音効果を得ることができるので、消音装置1の大型化を来すことなく複数の効果周波数の消音効果を得ることができる。
なお、本実施形態に係る消音装置1は、吸気通路11から分岐する連通管12が単一であるため、消音装置1の設置に伴って吸気通路11の内壁に形成される孔の数を低減することができ、該孔の数の増加に伴う通気抵抗の悪化を抑えることができる。
さらに、本実施形態に係る消音装置1は、上述した数式1から4によって効果周波数を設定することが可能であるので、減衰しようとする効果周波数に応じて第1の分岐共鳴室21、第2の分岐共鳴室22及び第3の分岐共鳴室23の容積及び連通管延長部31、第1の分岐管32及び第2の分岐管33の長さや断面積を適宜設定することで、容易に効果周波数の調整を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る消音装置1は、第1の分岐共鳴室と連通管及び連通管延長部、第2の分岐共鳴室と第1の分岐管及び第3の分岐共鳴室と第2の分岐管によるそれぞれの効果周波数を有効に低減することで、第1の分岐共鳴室による消音効果に影響を与えずに複数の周波数を減衰して十分に騒音を低減させることができるので、省スペース化を図ることができ、吸気通路から分岐する連通管の数を抑えることで吸気通路の通気抵抗の悪化を抑えることができる。
なお、本実施形態に係る消音装置は、連通管から分岐する分岐共鳴室を3つ形成した場合について説明を行ったが、分岐する分岐共鳴室の数はこれに限られず、2つまたは4つ以上形成しても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 消音装置, 11 吸気通路, 12 連通管, 13 接続口, 14 取付手段, 20 レゾネータ本体, 21 第1の分岐共鳴室, 22 第2の分岐共鳴室, 23 第3の分岐共鳴室, 31 連通管延長部, 32 第1の分岐管, 33 第2の分岐管, 41 第1の分割体, 42 第2の分割体, 43 底面, 44 壁部, 45 天面, 46 第2の壁部。

Claims (4)

  1. 所定容積のレゾネータ本体と、該レゾネータ本体と内燃機関の吸気通路とを連通する連通管とを有する消音装置であって、
    前記レゾネータ本体は、前記連通管と連通する2以上の分岐共鳴室を備え、
    前記連通管は、前記吸気通路に接続される接続口と、前記2以上の分岐共鳴室のそれぞれに分岐する分岐管を備えることを特徴とする消音装置。
  2. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記連通管と分岐管の少なくとも何れか一方は、接続される分岐共鳴室の容積に応じて内径及び長さが調整されることを特徴とする消音装置。
  3. 請求項1または2に記載の消音装置において、
    前記分岐共鳴室及び分岐管は、
    前記接続口と、底面から立設して前記2以上の分岐共鳴室及び前記分岐管の側壁を構成する壁部を有する第1の分割体と、
    前記壁部の端部を閉塞して前記2以上の分岐共鳴室及び前記分岐管を画成する第2の分割体と、
    を備えることを特徴とする消音装置。
  4. 請求項3に記載の消音装置において、
    前記第2の分割体は、前記底面と対向する天面と、天面から前記壁部に対応して垂下する第2の壁部を備え、前記壁部及び前記第2の壁部の端部が互いに固着されることを特徴とする消音装置。
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