JP2019036030A - 物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラム - Google Patents
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図2は、第1の実施形態に係る物体検出装置1の機能ブロック構成を示す図である。当該物体検出装置1は、画像から円柱状又は球状の物体を検出する装置であって、図2に示すように、射影変換部11と、前景抽出部12と、指定色抽出部13と、輪郭検出部14と、形状検証部15と、メモリ16と、を備えて構成される。
まず、射影変換部11が起動される。射影変換部11で行う射影変換処理を図4のフローチャートを用いて説明する。
射影変換部11には、少なくとも1枚以上の画像が入力される。本実施形態では、例えば図5に示す入力画像が入力される。射影変換部11は、起動が初回の場合、所定の4点の対応点を入力する。本実施形態では、対応点として、例えば、(x1,y1)→(x’1,y’1)、(x2,y2)→(x’2,y’2)、(x3,y3)→(x’3,y’3)、(x4,y4)→(x’4,y’4)が指定される。記号“→”は、実空間と入力画像との対応を示す。(x’1,y’1)、(x’2,y’2)、(x’3,y’3)、(x’4,y’4)は、それぞれ、(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)に対応する実空間内の点であり、円柱底面と平行な平面上の点である。
次に、射影変換部11は、射影変換行列Hを算出する。射影変換行列はホモグラフィとも呼ばれ、被写体が平面の時に、参照画像から入力画像内の被写体への幾何的な変換を表す行列であり、例えば3×3の行列で表現される。当該射影変換行列は、入力画像内の認識対象と参照画像で、4つ以上の対応する点(同一である点)があれば求められることができる。射影変換部11では、前述の4つの対応点を用いて射影変換行列Hを算出する。
その後、射影変換部11は、算出した射影変換行列Hを用いて所定の背景画像の幾何変換を行い、背景幾何変換画像としてメモリ16に記録する。本実施形態では、図6に示す背景画像が予め与えられており、射影変換行列Hを用いて図7に示す背景幾何変換画像が得られたものとする。
最後に、射影変換部11は、ステップS101cと同様に射影変換行列Hを用いて入力画像も幾何変換を行い、入力幾何変換画像としてメモリ16に記録して処理を終える。本実施形態では、射影変換行列Hを用いて図8に示す入力幾何変換画像が得られたものとする。
次に、前景抽出部12が起動される。前景抽出部12で行う前景抽出処理を図9のフローチャートを用いて説明する。
前景抽出部12は、メモリ16から読み出した背景幾何変換画像と入力幾何変換画像を入力する。本実施形態では、図7に示した背景幾何変換画像と、図8に示した入力幾何変換画像と、が入力される。
次に、前景抽出部12は、入力した2つの変換画像を用いて背景差分処理を行う。当該背景差分処理は、背景幾何変換画像と入力幾何変換画像とで互いに同一の位置に対応する画素の差分の絶対値を求めることで実現できる。
次に、前景抽出部12は、背景差分処理によって得られる差分画像は細かなノイズが含まれることが多いため、差分画像に対してスムージング処理を行う。スムージング処理は、例えば、ガウシアンフィルタを差分画像に対して適用することで実現できる。差分画像に含まれるノイズが少ない場合、処理速度を優先してスムージング処理をスキップしてもよい。
次に、前景抽出部12は、差分画像に対して所定の閾値による二値化処理を行うことで、前景画素の位置を示すマスク画像を得る。
次に、前景抽出部12は、入力幾何変換画像とマスク画像から前景画素を抽出する。この処理は、例えば、入力幾何変換画像とマスク画像のアンド演算処理によって実現できる。
最後に、前景抽出部12は、抽出した前景画素から構成される画像を前景領域画像としてメモリ16に記録して処理を終える。本実施形態では、図10に示す前景領域画像が得られるものとする。図10に示すように、ステップS102によって誤検出の原因となりうる背景パターンがあらかじめ除去される。
次に、指定色抽出部13が起動される。指定色抽出部13で行う指定色抽出処理を図11のフローチャートを用いて説明する。
指定色抽出部13は、所定の色情報と前景領域画像とを入力する。所定の色情報とは、検出したい物体の色を示す値であり、所定の色毎に、最低値と最高値の2つの値を有する。例えば、検出したい物体が青色の場合、RGB表記で最低値(0,0,200)、最高値(0,0,255)となる。赤色の場合は、同じくRGB表記で最低値(200,0,0)、最高値(255,0,0)となる。説明の簡単化のためRGB表記で説明したが、HSVやHLS、LAB等の他の色空間による表現でもよい。その場合、前景領域画像の色空間も併せて変換する。
次に、指定色抽出部13は、前景領域画像と色情報から指定色に該当の領域を抽出する。この処理は、前景領域画像のある画素に対して、その画素値が前記色情報の最高値と最低値の間に収まる場合は抽出することを、全画素に対して行うことで実現できる。全画素に対して行った結果得られる画像を指定色抽出画像と呼ぶ。
次に、指定色抽出部13は、画像上での色情報は実環境の照明の影響等により変化することがあり、抽出された画素には欠損や過剰な抽出が行なわれることが多いため、指定色抽出画像に対してスムージング処理を行う。スムージング処理は、例えば、ガウシアンフィルタやメディアンフィルタを適用したり、モフォロジ演算を適用したりすることによって実現できる。ステップS102cと同様に、処理速度を優先してスムージング処理をスキップしてもよい。
最後に、指定色抽出部13は、指定色抽出画像をメモリ16に記録して処理を終える。本実施形態では、検出したい物体の色として青と赤の2色があり、その色情報として前述のRGB値を用いたものとする。これにより、指定色抽出画像として図12(a),(b)に示す画像が得られる。
次に、輪郭検出部14が起動される。輪郭検出部14で行う輪郭検出処理を図13のフローチャートを用いて説明する。
輪郭検出部14は、指定色抽出画像を入力する。
次に、輪郭検出部14は、入力した指定色抽出画像をグレースケールに変換し、所定の閾値で二値化する。
次に、輪郭検出部14は、二値化後の画像内に含まれる全ての指定色領域に亘ってそれぞれの領域を取り囲む輪郭を抽出する。この処理は、例えば、参考文献(Suzuki, S、外1名、“Topological Structural Analysis of Digitized Binary Images by Border Following”、CVGIP 30 1、1985年、p.32- p.46)の方法によって実現できる。本実施形態では、2色の指定色抽出画像それぞれに対して、図14(a),(b)に示す輪郭が得られる。
最後に、輪郭検出部14は、抽出した全ての輪郭について楕円で近似し、近似した楕円の楕円情報を出力して処理を終える。ここで、楕円情報とは、少なくとも、楕円の中心座標、楕円の長径と短径、楕円の回転角度を含む情報である。輪郭を楕円で近似する処理は、例えば、参考文献(Andrew W、外1名、“A Buyer’s Guide to Conic Fitting”、Proc.5th British Machine Vision Conference、Birmingham、1995年、p.513- p.522)の方法によって実現できる。本実施形態では、2色の指定色抽出画像それぞれに対して、図15(a),(b)に示す楕円が得られる。
次に、形状検証部15が起動される。形状検証部15で行う形状検証処理を図16のフローチャートを用いて説明する。
形状検証部15は、全ての楕円情報と所定の真円度閾値とを入力する。
次に、形状検証部15は、それぞれの楕円情報について真円度閾値処理を行うことで、処理中の楕円が円形に近いかどうかを判定する。真円度閾値処理は例えば、楕円の長径に対する短径の比が1.0に近いかどうかによって計ることができる。この場合、真円度閾値処理は、短径÷長径>閾値なら円形に近いと判定する。円形に近いと判定された楕円の全てを物体情報として出力し処理を終える。本実施形態では、図15(a),(b)に示した5a,5b,5cがそれぞれ円形物体情報としてその中心座標、楕円の長径と短径、楕円の回転角度が出力される。ヒト型を楕円で近似した5dは円形に近くないので、その物体情報が出力されることはない。
第1の実施形態では、円柱底面の法線方向とカメラの光軸が合致しない方向から撮影した入力画像の場合でも、当該画像を射影変換処理により円柱底面の法線方向とカメラの光軸が合致する方向から撮影した画像へと射影変換し、射影変換した画像から色と輪郭情報を用いて物体を検出し、検出した結果に対して形状検証を行うことで、被写体が円柱物体であっても、その検出を正確に行うことを実現した。
射影変換部11は、ステップS202で算出した射影変換行列Hから逆行列H−1を算出する。逆行列H−1は、射影変換された画像から入力画像への幾何変換を表現する行列であり、例えば、H−1×(x’1,y’1,1)^T=(x1,y1,1)となる。
次に、射影変換部11は、算出済みの射影変換行列Hと、当該射影変換行列Hの逆行列H−1をメモリ16に記録する。
検出位置補正部17は、形状検証処理を終えた全ての物体情報と、所定のオフセットを入力する。ここで、オフセットとは、図21に示すように、円柱物体の高さを考慮して、例えば、入力画像上での物体の中心位置から、射影変換処理で対象とする平面上での中心位置までのオフセット値(円柱物体のx’−y’平面からの高さに基づく所定のオフセット値)であり、例えば両点を通るベクトルdとして表現できる。
次に、検出位置補正部17は、或る1つの物体について以降の処理を行う。
まず、検出位置補正部17は、物体の中心位置の座標を、逆行列H−1を用いて射影変換前の入力画像座標系の座標に逆変換する。本実施形態では、図22に示すように、検出された物体の中心位置の座標が(cx’,cy’)であり、逆行列H−1により(cx,cy)に変換されたものとする。
次に、検出位置補正部17は、変換された座標に所定のオフセットを加算する。本実施形態では、オフセットdとして(dx,dy)が予め与えられているものとし、加算後の座標は(cx+dx,cy+dy)となる。
次に、検出位置補正部17は、座標(cx+dx,cy+dy)を射影変換行列Hを用いて射影変換画像座標系に再変換する。本実施形態では、図23に示すように射影変換処理で対象とする平面上での中心位置の推定結果として((cx+dx)’,(cy+dy)’)が算出されることになる。
次に、検出位置補正部17は、再変換された座標値を処理対象の物体の中心位置の新たな座標として更新し、メモリ16に記憶する。
検出位置補正部17は、以上の処理を入力された全ての物体に亘って処理を行い、最後にメモリ16に記憶されている物体情報を全て出力して処理を終える。
11…射影変換部
12…前景抽出部
13…指定色抽出部
14…輪郭検出部
15…形状検証部
16…メモリ
17…検出位置補正部
Claims (4)
- 画像から円柱状又は球状の物体を検出する物体検出装置において、
空間内の平面に対して斜めの角度から撮影された原画像を、前記平面に対して垂直な角度から撮影した正面画像に射影変換する射影変換部と、
前記正面画像から前記平面の前に位置する前景領域を抽出する前景抽出部と、
前記前景領域から指定色に合致する指定色領域を抽出する指定色抽出部と、
前記指定色領域を取り囲む輪郭を楕円で近似する輪郭検出部と、
前記楕円が円形であるか否かを判定し、前記楕円が円形の場合、前記楕円を円柱体又は球体の物体として出力する形状検証部と、
を備えることを特徴とする物体検出装置。 - 前記楕円の位置を射影変換前の座標系の位置に逆変換し、前記楕円を成す円柱体又は球体の前記平面からの高さに基づく所定のオフセット値を加えた後に、射影変換後の座標系の位置に戻す検出位置補正部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
- 画像から円柱状又は球状の物体を検出する物体検出方法において、
コンピュータが、
空間内の平面に対して斜めの角度から撮影された原画像を、前記平面に対して垂直な角度から撮影した正面画像に射影変換するステップと、
前記正面画像から前記平面の前に位置する前景領域を抽出するステップと、
前記前景領域から指定色に合致する指定色領域を抽出するステップと、
前記指定色領域を取り囲む輪郭を楕円で近似するステップと、
前記楕円が円形であるか否かを判定し、前記楕円が円形の場合、前記楕円を円柱体又は球体の物体として出力するステップと、
を行うことを特徴とする物体検出方法。 - 請求項1又は2に記載の物体検出装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする物体検出プログラム。
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