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JP2019035160A - 三層構造織物 - Google Patents

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JP2019035160A
JP2019035160A JP2017155477A JP2017155477A JP2019035160A JP 2019035160 A JP2019035160 A JP 2019035160A JP 2017155477 A JP2017155477 A JP 2017155477A JP 2017155477 A JP2017155477 A JP 2017155477A JP 2019035160 A JP2019035160 A JP 2019035160A
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弘至 土倉
Hiroyuki Tsuchikura
弘至 土倉
雅婪 琴
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雅婪 琴
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Abstract

【課題】本発明は、かかる従来技術の問題点を改善し、保温性、クッション性に優れ、かつ屈曲耐久性に優れた三層構造織物を提供することを目的とする。【解決手段】三層構造織物であって、中間層を構成する糸が経糸・緯糸共に上層および下層と連結している三層構造織物および中間層を構成する経糸もしくは緯糸に沸水収縮率C%の繊維を用い、三層構造織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように設計する請求項1〜8のいずれか記載の三層構造織物の製造方法。【選択図】 なし

Description

本発明は、三層構造織物およびその製造方法に関する。
従来から、衣料やクッション材等の用途に使用される三層構造織物は、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、表面基布と裏面基布を合成繊維フィラメントよりなる連結糸によって連結した厚さ5mm以上の織編物であって、該連結糸を構成する単フィラメントの直径が50μm以上であることを特徴とする多層構造織編物により、製編織から高次加工に至るまでに様々な外力を受けてもその立体形状を損なうことなく軽量で嵩高な特徴を保持し、形態安定性の極めて優れた多層構造織編物を得ることができるという技術が開示されている。
また、特許文献2には、織物組織を有する表面層と、織物組織を有する裏面層と、波状に屈曲しかつ織物組織を有する結接層とで構成されるダンボール状立体織物であって、前記表面層と裏面層において、織物組織を構成する経糸または緯糸としてストレッチ糸条が、結接層の屈曲が連続する方向に配されてなることを特徴とするストレッチ性を有するダンボール状立体織物により、クッション性を損なうことなくストレッチ性を有するダンボール状立体織物が提供されるという技術が開示されている。
特開平6−57579号公報 特開2004−232095号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の多層構造織編物は、表面基布と裏面基布とが、連結糸により一方方向(タテ方向)にしか連結されていない。そのため、厚さ方向の荷重負荷時に表面基布と裏面基布とが、前記一方方向に対して垂直方向(ヨコ方向)にずれ易く、織編物の厚みが減少するため、保温性やクッション性が低下するという問題がある。文献1記載にもあるように、このような厚みを有する立体構造編物の製造には、ダブルラッセル編機を、織物にはモケット織機を用いるのが一般的であったが、構造上、特にモケット織物が前記の垂直方向のズレが生じやすい。
さらに、前記表面基布と裏面基布とが編物の場合には、編物密度が低いため、衣料用途では下着が透けて見えたり、産業用途では他材料との接着性が劣ったりするという問題もある。
また、上記特許文献2記載のダンボール状立体織物は、表面層と裏面層とが、織物組織を有する結接層により連結されているが、具体的に開示された織物は結接層の経糸のみが表面層と裏面層間で波状に屈曲する構造を有するものであった。そのため、一方方向(タテ方向)だけの連結であっても、厚さ方向の荷重負荷時における表面層と裏面層とのずれは改善され、立体織物の厚みは維持できるものの、クッション性にムラがあり、かつ構造因によってタテ方向とヨコ方向で曲げ剛性が大きく異なるという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点を改善し、保温性、クッション性に優れ、かつ屈曲耐久性に優れた三層構造織物を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明は、次の構成を有する。
(1)三層構造織物であって、中間層を構成する経糸および緯糸がいずれも上層および下層と連結している三層構造織物。
(2)中間層を構成する経糸、および緯糸が織物平面に対して30°〜150°傾斜して連結している(1)に記載の三層構造織物
(3)中間層を構成する経糸のカバーファクターαと中間層を構成する緯糸のカバーファクターβが、0.5≦α/β≦2の関係をなす(1)または(2)に記載の三層構造織物。
(4)中間層を構成する経糸の織物面に対する傾斜角度A°と中間層を構成する緯糸の織物面に対する傾斜角度B°が、0.5≦sinA/sinB≦2の関係をなす(1)〜(3)のいずれか記載の三層構造織物。
(5)中間層を構成する経糸もしくは緯糸に用いる繊維の沸水収縮率C%と、三層構造本織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように設計される(1)〜(4)のいずれか記載の三層構造織物。
(6)見かけ密度が700kg/m以下であり、かつ上層および下層、もしくはそのどちらかの見かけカバーファクターが1600以上である(1)〜(5)のいずれか記載の三層構造織物。
(7)上層および下層の経糸および緯糸、もしくはそのいずれかをストレッチ糸で構成した(1)〜(6)のいずれか記載の三層構造織物。
(8)三層構造織物であって、中間層を構成する経糸もしくは緯糸に沸水収縮率C%の繊維を用い、三層構造織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように設計する(1)〜(7)のいずれか記載の三層構造織物の製造方法。
本発明によれば、保温性、クッション性に優れ、かつ屈曲耐久性に優れた三層構造織物を提供できる。
図1は経糸方向と平行に切断した織物断面の模式図である。 図2は緯糸方向と平行に切断した織物断面の模式図である。 図3は実施例1、2および3で用いた経通しパターンである。 図4は実施例1、2および3で用いた織組織である。 図5は実施例4で用いた経通しパターンである。 図6は実施例4で用いた織組織である。 図7は比較例1で用いた経通しパターンである。 図8は比較例1で用いた織組織である。 図9は比較例2で用いた経通しパターンである。 図10は比較例2で用いた織組織である。
本発明による三層構造織物は、上層および下層と、それらの中間に位置する中間層とから構成される三層構造織物である。
<上層および下層を構成する糸>
本発明において、上層、下層および中間層を構成する繊維としては、綿やウール、シルクと言った天然繊維はもちろん、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリイミド繊維、ポリアセタール繊維、ポリエーテル繊維、ポリスチレン繊維、ポリカーボネート繊維、ポリエステルアミド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエーテルエステル繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリビニルブチラール繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合繊維、フッ素樹脂系繊維、スチレン−アクリル共重合繊維、アラミド繊維などの合成繊維を挙げることができる。なかでも、強力や耐久性に優れることからナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル繊維を好ましく用いることができる。加えて、これらの繊維を合撚や交織によって複合しても用いることが出来る。
一方、中間層を構成する繊維は、上層と下層間に空隙を含ませることにより、ある程度のクッション性を確保するためにも、単糸繊度が2dtex以上であることが好ましい。更に好ましく4dtex以上である。上限としては製織性の点から10000dtex以下であることが好ましい。
また、本発明において、織物厚み方向の圧力によって、中間層の糸が倒れやすいことは好ましくなく、そのためには、中間層を構成する経糸および緯糸の両方が上層および下層と連結していることが重要である。これにより、織物平面の如何なる方向からせん断力がかかっても、中間層を構成する経糸もしくは緯糸のどちらかのみで連結している場合と比較して、圧倒的に倒れにくくなる。
また、中間層を構成する糸は織物平面に対して30°〜150°傾斜して連結していると更に好ましい。中間層を構成する糸が、上層および下層に傾斜して連結することで、織物平面方向にせん断応力がかかっても応力が分散され中間層を構成する糸は倒れにくくなる。更に好ましくは40°〜60°もしくは、120°〜140°である。
図1は経糸方向と平行に切断した織物断面の模式図であり、図2は緯糸方向と平行に切断した織物断面の模式図である。これらのように経糸もしくは緯糸と平行に織物を裁断し、その拡大写真を撮影し、上層および下層との中間線を引き、中間層を構成する糸との交錯角度をA°もしくはB°のように測定して連結傾斜角度を導く。
図1において織物1は、上層、中間層および下層からなり、上層経糸2は上層緯糸3と、下層経糸5は下層緯糸6とそれぞれ交絡し、中間層を構成する糸、図1中では中間層経糸4が、上層および下層に連結している。中間層経糸4は、上層および下層に中間層経糸の傾斜角度A°で傾斜して連結している。図2において、織物1は、上層、中間層および下層からなり、上層経糸2は上層緯糸3と、下層経糸5は下層緯糸6とそれぞれ交絡し、中間層を構成する糸、図2中では中間層緯糸7が、上層および下層に連結している。中間層緯糸7は、上層および下層に中間層経糸の傾斜角度B°で傾斜して連結している。
また、織物平面方向にせん断応力がかかっても応力が分散され中間層を構成する糸を倒れにくくするためには、中間層を構成する経糸のカバーファクターαと中間層を構成する緯糸のカバーファクターβが、0.5≦α/β≦2の関係をなすことが好ましい。特に応力を経方向および緯方向で均一に受けるようにするといっそう効果的であり、更に好ましくは、0.75≦α/β≦1.5であり、より好ましくは、0.8≦α/β≦1.2である。一般的にはα、βは、それぞれ300以上3000以下程度である。
加えて、中間層を構成する経糸の織物面に対する傾斜角度A°と中間層を構成する緯糸の織物面に対する傾斜角度B°が、0.5≦sinA/sinB≦2の関係をなすことも、織物平面方向にせん断応力がかかっても中間層を構成する糸を倒れにくくするのに有効である。経糸と緯糸の傾斜角を出来るだけ同等にすることで効果が増すので、更に好ましくは、0.75≦sinA/sinB≦1.5であり、より好ましくは、0.2≦sinA/sinB≦1.2である。
更に、本発明の織物を製造するには、モケット織機などを用いて、上層と下層とを所定間隔に保って織り上げながら、中間層により上層と下層とを適宜間隔で連結させるような織機上で立体構造を作りながら織っていく方法も有効であるが、概して、中間層の緯糸を打ち込む際に織物幅方向に構造上の縮みが起こり、筬幅に対して生機幅が非常に小さくなり、製織性が悪化する現象が起こりうる。本問題を解決するためには、中間層を構成する経糸もしくは緯糸の沸水収縮率C%と、本織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように本織物を設計し、製織後の後加工での熱収縮にて、立体構造を発現させることが非常に効果的である。本手法であれば、生機を織り上げる方法として、例えば、レピア、ウォータージェット、エアジェット、弾丸織機などの汎用的な織機を使用して織成することができる。
熱収縮処理の条件としては、所望の保温性、クッション性等により適宜設定することができるが、例えば、処理温度は、80〜200℃の範囲内であることが好ましい。精練やリラックス処理時に極力収縮させ、セット時に適正な状態に引っ張り出す手法が適しており、使用する糸の種類によって適宜調整するのが好ましい。
また、本発明の織物は、前述の文献1等に記載のある既存のクッション性を有する編物同等以上のクッション性と厚みを有しながら、防透け性能や低通気性といった織物特有の性能を併せ持つものであり、その効果を十分に発現させるためには、見かけ密度が700g/m以下であり、かつ上層および下層、もしくはそのどちらかの見かけカバーファクターが1600以上であることが効果的である。より好ましくは、前述の見かけ密度が300g/m以下であり、前述の見かけカバーファクターが1900以上である。なお、経糸と緯糸の拘束点が少ない織組織を選択すれば、適正な見かけカバーファクターは制限なく大きくできるので適切な上限は存在しないが、一般的には7000以下である。
上記見かけ密度はおよび、見かけカバーファクターは後述の方法により決定される値である。 一方、編物に対して、織物は種々の優れた性能を有しながらも、概して風合いは硬くなり、また、縫製等によってガーメントに仕上げた際に、シワになりやすい傾向にある。そこで、上層および下層の緯糸および経糸、もしくはその一方にストレッチ糸を用いることが好ましい。前記の構成とすることで、三層構造織物の伸縮性を向上することができ、上記の問題を解消できて良い。
ストレッチ糸としては、製織および後加工後にストレッチ性を発現する糸であり、その糸と平行方向に応力をかけて5%伸長させた後応力を除去すると、80%以上の回復率を示す糸などが挙げられる。ここでの回復率は、伸び全体に対する回復により縮んだ長さの比をいう。例えば、ポリウレタン弾性繊維やポリエステル系のエラストマー(例えばポリエーテルエステルなど)弾性繊維、等のエラストマーで構成される弾性繊維、またはそれを少なくとも一部または全部に用いたカバリング糸やエア複合糸を用いることができることはもちろん、サイドバイサイド型あるいは偏心芯鞘型に接合したコンジュゲートマルチフィラメント繊維を用いることができる。かかるコンジュゲートマルチフィラメント繊維を構成するポリマーの品種は、コンジュゲートマルチフィラメント繊維としてストレッチ性を有する限り制限はなく、ポリエステル等が好ましく挙げられる。ポリエステルの代表例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレート等を挙げることができ、1種又は2種以上から選択することができる。同じポリマーを使用する場合、粘度の異なるポリマーを使用してサイドバイサイド型や返信芯鞘型とすることで、繊維にストレッチ性を付与することができる。また、仮撚り加工等による捲縮加工糸であっても良い。
つまりストレッチ糸は製織後の熱加工によりある程度収縮し、その収縮した状態から、引っ張り応力を加えると、その引っ張り方向に少なからずとも伸び、応力を解放すると少なからずも縮むゴム様の特性を示す点で好ましく使用できるものである。
上層および下層の織組織としては、例えば、平織、綾織、朱子織およびその他組織が適用できるが、織密度が高く、衣料用途での防透け性や産業用途での他材料との接着性に優れることから平織が好ましい。
なお、上層と下層の織組織は、同じであっても、異なっていてもよい。ただし、上層と下層の織物としての収縮率が大きく異なると、後加工後の生地がカールして、扱いにくい傾向になるので、注意が必要である。また、それぞれの層の経糸と緯糸は、同じであっても、異なっていてもよい。
上層および下層を連結する連結点の間隔は加工後に経方向、緯方向ともに2〜30mmとなることが保温性、クッション性が得られる点で好ましい。さらに好ましくは2〜20mmの範囲内である。
以下、本発明の実施例を比較例と共に説明する。
なお、本実施例で用いる各種特性の測定方法は、以下のとおりである。
(1)繊度
総繊度は、JIS L 1013:2010 8.3.1 正量繊度(A法)に基づき測定した。
(2)フィラメント数
フィラメント数はJIS L 1013:2010 8.4に基づき測定した。そして、平均単糸繊度は、(総繊度/フィラメント数)にて求めた。
(3)目付け
目付は、JIS L 1096:2010 8.3.2 A法(JIS法)に基づき測定した。
(4)見かけ密度(kg/m3
INTEC(株)製の厚み試験機を用いて、圧縮荷重7g/cmの際の厚さを求め、低荷重生地厚さ(mm)とし、下記式で見掛け密度(kg/m3)を算出する。
・見掛け密度(kg/m)=目付け(g/m)/低荷重生地厚さ(mm)
(5)屈曲厚み耐久性
インテック(株)製(スコット形耐揉み磨耗試験機)で300回(120回/分)条件で屈曲させた後、5cN/cm荷重時の生地厚さをTA2として、屈曲前後の生地厚さを求め、下記式で屈曲厚み耐久性を求める。
・屈曲厚み耐久性(%)=(TA−TA2)/TA×100
(6)保温性(clo値)
ASTM保温性試験器を用いて熱板温度40℃の熱板に試験片を取り付けて60分間放置する。測定時間放置後の積算電力計の通電時間(b)、及び測定器の外気温度(t)を読みとり、下記式に従い算出した。
clo値=(6.54×(40−t))/b/0.18
(7)沸水収縮率
1m/周の検尺機を用いてカセ(巻数10回)を作成し、標準状態で、24時間以上保管した。その後、原長L0を測定し、次いで沸騰(98℃)した水にて無重下で15分間処理し、処理したカセを標準状態で一昼夜風乾後、L1を測定して、次式にて沸水収縮率を求めた。これを3回繰り返し、その平均値をとる。
沸水収縮率[%]=[(L0−L1)/L0)]×100
L0:試料をカセ取りし、初荷重0.1g/dtex下で測定した原長
L1:L0を測定したカセを荷重フリーの状態で沸騰水中で15分間処理し、一昼夜風乾後、測定荷重0.1g/dtex下でのカセの長さ。
(8)織物工程収縮率
生機にそれぞれの辺が経糸および緯糸と平行になるように10cm四方のマークを行い、全ての後加工後、経および緯それぞれのマークした辺の長さL1を測定して、次式にて織物沸水収縮率を求めた。これをから無作為に選定した10カ所で測定し、その平均値を用いる。
織物工程収縮率[%]=[(10−L1)/10)]×100
(9)中間層繊維の傾斜角度(図1,2参照)
デジタルマイクロスコープVHX−1000(株式会社キーエンス製)を用い織物の経糸もしくは緯糸と平行方向の断面を撮影し、上層および下層との中間線を引き、中間層を構成する糸との交錯角度をA°もしくはB°として測定し、これを無作為に抽出した断面で10回繰り返し、その平均値を計算し、傾斜角度とする。
(10)カバーファクター
JIS−L−1096(2010).8.6.1に準じて、織物の経糸密度および緯糸密度を、2.54cmの区間にて測定した。なお、経糸密度、緯糸密度は左記区間の織物をほぐし、その区間に含まれる糸本数を数えることにより求める。中間層のカバーファクターはほぐした経糸または緯糸のうち中間層のみを取り出して求めた。経糸カバーファクターの値は経糸密度(本/2.54cm)×(経糸繊度(dtex))0.5、緯糸カバーファクターの値は緯糸密度(本/2.54cm)×(緯糸繊度(dtex))0.5の式より求めた。 なお、複数の繊度の糸が混在する場合は、それぞれの糸の密度M(n)(本/2.54cm)、それぞれの糸の繊度D(n)(dtex)とした場合、Σ(M(n)×D(n) 0.5)にて求める。
(11)見掛けカバーファクター
デジタルマイクロスコープVHX−1000(株式会社キーエンス製)を用い織物表面2.54cm四方の区間を撮影し、見える糸の経糸の織密度および緯糸の織密度をそれぞれ求め、上記式を用いて経糸カバーファクターおよび緯糸カバーファクターを算出し、それを合計して見掛けカバーファクター値を求めた。
実施例1
上層と下層を構成する経糸および緯糸に、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートを5:5の複合比でサイドバイサイド型に複合した33dtex24フィラメントの原糸を用い、中間層を構成する経糸および緯糸に、22dtex6フィラメントポリエチレンテレフタレート延伸糸(沸水収縮率9%)を用いた。
そして、三層合計の経糸密度が12.2本/mm、および緯糸密度が11.8本/mmとなる設定で、図3記載の経通しおよび図4記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が経糸・緯糸共に上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は保温性、クッション性が良好であり、風合いも柔らかく、かつ屈曲耐久性に優れた織物であった。
実施例2
上層と下層を構成する経糸および緯糸に、33dtex24フィラメント共重合ポリエチレンテレフタレート高収縮糸を用い、中間層を構成する経糸および緯糸に、22dtex6フィラメントポリエチレンテレフタレート延伸糸(沸水熱収縮率9%)を用いた。
そして、三層合計の経糸密度が12.2本/mm、および緯糸密度が11.8本/mmとなる設定で、図3記載の経通しおよび図4記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が経糸・緯糸共に上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は、風合いが堅く、シワになりやすいモノではあったが、保温性、クッション性が良好であり、かつ屈曲耐久性に優れた織物であった。
実施例3
上層と下層を構成する経糸および緯糸に、33dtex24フィラメントポリエチレンテレフタレート延伸糸(沸水収縮率10%)を用い、中間層を構成する経糸および緯糸に、22dtex6フィラメントポリエチレンテレフタレート延伸糸(沸水収縮率9%)を用いた。
そして、三層合計の経糸密度が12.2本/mm、および緯糸密度が11.8本/mmとなる設定で、図3記載の経通しおよび図4記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が経糸・緯糸共に上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は実施例1、2と比較してクッション性が劣るものの保温性に優れる織物であった。
実施例4
実施例1と同様の糸を用い、三層合計の経糸密度が12.2本/mm、および緯糸密度が11.8本/mmとなる設定で、図5記載の経通しおよび図6記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が経糸・緯糸共に上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。この際、経方向にはフィードを入れ、幅方向には引っ張り出して、緯糸方向の収縮を抑制した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は実施例1、2と比較して屈曲耐久性は劣るものの、保温性、クッション性ともに優れる織物であった。
比較例1
実施例1と同様の糸を用い、三層合計の経糸密度が12.2本/mm、および緯糸密度が7.87本/mmとなる設定で、図7記載の経通しおよび図8記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が経糸のみで上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は保温性、クッション性ともに不十分であり、かつ屈曲耐久性にも劣る織物であった。
比較例2
実施例1と同様の糸を用い、三層合計の経糸密度が8.12本/mm、および緯糸密度が11.8本/mmとなる設定で、図9記載の経通しおよび図10記載の織組織で織り上げて、中間層を構成する糸が緯糸のみで上層および下層と連結させた三重織物の生機を得た。次に、得られた生機を98℃拡布連続精練のあと130℃液流リラックス処理、180℃で中間セットを実施した。その後、液流染色機を用いて130℃で染色後、160℃仕上げセットを施し、製品とした。得られた生地の物性、性能を表1に示す。
得られた製品は保温性、クッション性ともに不十分であり、かつ屈曲耐久性にも劣る織物であった。
1.織物
2.上層経糸
3.上層緯糸
4.中間層経糸
5.下層経糸
6.下層緯糸
7.中間層緯糸
A°中間層経糸の傾斜角度
B°中間層緯糸の傾斜角度

Claims (8)

  1. 三層構造織物であって、中間層を構成する経糸および緯糸がいずれも上層および下層と連結している三層構造織物。
  2. 中間層を構成する経糸、および緯糸が織物平面に対して30°〜150°傾斜して連結している請求項1に記載の三層構造織物
  3. 中間層を構成する経糸のカバーファクターαと中間層を構成する緯糸のカバーファクターβが、0.5≦α/β≦2の関係をなす請求項1または2に記載の三層構造織物。
  4. 中間層を構成する経糸の織物面に対する傾斜角度A°と中間層を構成する緯糸の織物面に対する傾斜角度B°が、0.5≦sinA/sinB≦2の関係をなす請求項1〜3のいずれか記載の三層構造織物。
  5. 中間層を構成する経糸もしくは緯糸に用いる繊維の沸水収縮率C%と、三層構造本織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように設計される中間層を構成する経糸もしくは緯糸の沸水収縮率C%と、本織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなす請求項1〜4のいずれか記載の三層構造織物。
  6. 見かけ密度が700kg/m以下であり、かつ上層および下層、もしくはそのどちらかの見かけカバーファクターが1600以上である請求項1〜5のいずれか記載の三層構造織物。
  7. 上層および下層の経糸および緯糸、もしくはそのいずれかをストレッチ糸で構成した請求項1、2、3、4、5もしくは6に記載の三層構造織物。
  8. 中間層を構成する経糸もしくは緯糸に沸水収縮率C%の繊維を用い、三層構造織物の経方向もしくは緯方向の織物工程収縮率D%が、(D−C)/(100−C)×100≧5の関係をなすように設計する請求項1〜7のいずれか記載の三層構造織物の製造方法。
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