JP2019030888A - 超音波接合治具、超音波接合方法および接合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属板と金属製の基材との対向面に作用する振動による力を大きい状態に維持することができる超音波接合治具および超音波接合方法ならびに接合強度の高い接合構造を提供する。【解決手段】複数の突起3を有し、該突起3の基端間に形成される突起間平面部4を金属板10に押圧しながら振動させ、金属板10と金属製の基材11とを接合する超音波接合治具1であって、突起3は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面31を成し、テーパ面31は、突起3の先端における突起3の振動方向に対する接線L1の傾きが突起3の基端における突起3の振動方向に対する接線L2の傾きよりも大きくなっている。【選択図】図4
Description
本発明は、超音波振動によって金属板と金属製の基材とを接合するための超音波接合治具、超音波接合方法および接合構造に関する。
超音波接合においては、金属板と金属製の基材を重ねて支持台上に載せた状態で、金属板に超音波接合治具を押圧しながら、超音波接合治具を所定の周波数で水平方向に超音波振動させることにより、金属板と基材との対向面において、超音波接合治具の押圧力と超音波振動が作用して金属表面の酸化物やその他の汚れが除去され、さらに押圧力と超音波振動により生じる摩擦発熱により金属原子間で接合が行われる。
特許文献1に開示されているチップ(超音波接合治具)は、電極積層体(金属板)に当接する加工面において格子状に配置される複数の突起を有し、複数の突起のうち最外周に配された突起の輪郭線上に、その一方向の外寸法をAとしたときR≧A/6を満たす半径Rの円弧を有するように面取りを設けることにより、超音波接合による電極積層体の破れの発生を防いでいる。
しかしながら、特許文献1にあっては、チップの加工面における複数の突起により電極積層体を押圧しながら、突起の先端部を電極積層体に食い込ませた状態で超音波振動させているため、電極積層体に対して突起が相対振動した際に、振動により突起の振動方向両側の側面から作用する力により電極積層体成分(金属板成分)が上方に押し上げられてしまい、電極積層体と基材と対向面に作用する振動による力が小さくなることで電極積層体と基材との接合強度が低下してしまうという問題があった。特に、電極積層体の厚さが薄い薄膜である場合にこの問題が顕著になることが判明した。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、金属板と金属製の基材との対向面に作用する振動による力を大きい状態に維持することができる超音波接合治具および超音波接合方法ならびに接合強度の高い接合構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の超音波接合治具は、
複数の突起を有し、該突起の基端間に形成される突起間平面部を金属板に押圧しながら振動させ、前記金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合治具であって、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の振動方向に位置する側面は、突起の先端における突起の振動方向に対する接線の傾きが大きいテーパ面であることにより、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面の先端側が金属板成分を上方に押し上げる量を少なくできるとともに、突起の基端における突起の振動方向に対する接線の傾きが小さいテーパ面であることにより、突起の振動方向に位置する側面の基端側が金属板成分を下方に押さえ込んで押し広げるため、突起の振動方向に位置する金属板成分の盛り上がりが少なく、突起間平面部を金属板の表面に接触させやすくなり、金属板と金属製の基材との対向面に作用する振動による力を大きな状態に維持することができる。
複数の突起を有し、該突起の基端間に形成される突起間平面部を金属板に押圧しながら振動させ、前記金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合治具であって、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の振動方向に位置する側面は、突起の先端における突起の振動方向に対する接線の傾きが大きいテーパ面であることにより、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面の先端側が金属板成分を上方に押し上げる量を少なくできるとともに、突起の基端における突起の振動方向に対する接線の傾きが小さいテーパ面であることにより、突起の振動方向に位置する側面の基端側が金属板成分を下方に押さえ込んで押し広げるため、突起の振動方向に位置する金属板成分の盛り上がりが少なく、突起間平面部を金属板の表面に接触させやすくなり、金属板と金属製の基材との対向面に作用する振動による力を大きな状態に維持することができる。
前記テーパ面は、少なくとも前記突起の基端側が連続する曲率を有することを特徴としている。
この特徴によれば、突起の基端側のテーパ面が連続する曲率を有することにより、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面の基端側と金属板との間で金属板成分を均一に押し広げやすくなり、突起の振動方向に位置する側面における金属板成分の盛り上がりを抑えることができるため、突起間平面部を金属板の表面により接触させやすくすることができる。
この特徴によれば、突起の基端側のテーパ面が連続する曲率を有することにより、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面の基端側と金属板との間で金属板成分を均一に押し広げやすくなり、突起の振動方向に位置する側面における金属板成分の盛り上がりを抑えることができるため、突起間平面部を金属板の表面により接触させやすくすることができる。
前記突起は、振動方向に沿った側面がテーパ面を成していることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の先端が小さくなり、突起を金属板に食い込ませやすくなるとともに、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面と金属板との間から突起の振動方向に沿った側面と金属板との間に金属板成分を回り込ませることができるため、突起の振動方向に位置する側面と金属板との間で金属板成分の盛り上がりを抑えることができる。
この特徴によれば、突起の先端が小さくなり、突起を金属板に食い込ませやすくなるとともに、突起の先端を金属板に食い込ませた状態で突起の振動方向に位置する側面と金属板との間から突起の振動方向に沿った側面と金属板との間に金属板成分を回り込ませることができるため、突起の振動方向に位置する側面と金属板との間で金属板成分の盛り上がりを抑えることができる。
前記突起は、断面矩形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、突起が断面矩形状であるため、突起の振動方向に位置する二側面により、金属板に振動を伝えやすく、かつ突起の振動方向に沿った二側面により、突起の食い込みによって金属板に形成される凹部の体積を小さくすることができる。
この特徴によれば、突起が断面矩形状であるため、突起の振動方向に位置する二側面により、金属板に振動を伝えやすく、かつ突起の振動方向に沿った二側面により、突起の食い込みによって金属板に形成される凹部の体積を小さくすることができる。
前記突起は、先端が平坦面であることを特徴としている。
この特徴によれば、突起間平面部とともに突起の先端の平坦面により金属板を押圧することができるため、金属板に対して均等に押圧力を作用させることができる。
この特徴によれば、突起間平面部とともに突起の先端の平坦面により金属板を押圧することができるため、金属板に対して均等に押圧力を作用させることができる。
前記突起は、振動方向に位置する側面の先端が振動方向に対して垂直であることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の振動方向に位置する側面の先端が振動方向に対して垂直であるため、突起の振動方向に位置する二側面により金属板に振動をより伝えやすくすることができる。
この特徴によれば、突起の振動方向に位置する側面の先端が振動方向に対して垂直であるため、突起の振動方向に位置する二側面により金属板に振動をより伝えやすくすることができる。
本発明の超音波接合方法は、
複数の突起と該突起の基端間に形成される突起間平面部を有し、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっている超音波接合治具を使用して金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合方法であり、
前記突起の高さより肉厚の前記金属板に押圧しながら振動させることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の先端が金属板を貫通して基材に接触することがないため、加工時に金属板の強度を保ちつつ、突起の基端間に形成される突起間平面部を金属板の表面に接触させることができるため、金属板に押圧力と振動による力は広い領域に作用し、金属板と基材を確実に接合することができる。
複数の突起と該突起の基端間に形成される突起間平面部を有し、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっている超音波接合治具を使用して金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合方法であり、
前記突起の高さより肉厚の前記金属板に押圧しながら振動させることを特徴としている。
この特徴によれば、突起の先端が金属板を貫通して基材に接触することがないため、加工時に金属板の強度を保ちつつ、突起の基端間に形成される突起間平面部を金属板の表面に接触させることができるため、金属板に押圧力と振動による力は広い領域に作用し、金属板と基材を確実に接合することができる。
本発明の接合構造は、
金属板と金属製の基材とが接合されたものであって、
前記金属板の表面に有底状の凹部が形成され、
前記凹部は、対向する側面の形状がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記凹部の開口端における前記金属板の表面に対する接線の傾きが前記凹部の底端における前記金属板の表面に対する接線の傾きよりも小さくなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、有底状の凹部は金属板を貫通しないので金属板と基材との接合領域が広く、凹部の対向する側面の形状がテーパ面を成し、凹部の開口端における金属板の表面に対する接線の傾きが凹部の底端における金属板の表面に対する接線の傾きよりも小さくなっているため、凹部の占有体積が小さくなり、金属板と基材の接合強度を高めることができる。
金属板と金属製の基材とが接合されたものであって、
前記金属板の表面に有底状の凹部が形成され、
前記凹部は、対向する側面の形状がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記凹部の開口端における前記金属板の表面に対する接線の傾きが前記凹部の底端における前記金属板の表面に対する接線の傾きよりも小さくなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、有底状の凹部は金属板を貫通しないので金属板と基材との接合領域が広く、凹部の対向する側面の形状がテーパ面を成し、凹部の開口端における金属板の表面に対する接線の傾きが凹部の底端における金属板の表面に対する接線の傾きよりも小さくなっているため、凹部の占有体積が小さくなり、金属板と基材の接合強度を高めることができる。
前記金属板と前記基材とは隣接する前記凹部間が接合されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部だけでなく隣接する凹部間が接合されることにより、金属板と基材との接合領域が均一に接合されるため、金属板と基材の接合強度をより高めることができる。
この特徴によれば、凹部だけでなく隣接する凹部間が接合されることにより、金属板と基材との接合領域が均一に接合されるため、金属板と基材の接合強度をより高めることができる。
本発明に係る超音波接合治具、超音波接合方法および接合構造を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る超音波接合治具につき、図1から図9を参照して説明する。以下、図2(a)の紙面手前側および図2(b)の紙面上側を超音波接合治具の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
図1に示されるように、超音波接合においては、金製や銀製や銅製等の積層体である金属箔10(金属板)と金属製のバスバー11(基材)を重ねて支持台40上に載せた状態で、金属箔10に超音波接合機に取付けられたヘッド1(超音波接合治具)を押圧しながら、ヘッド1を所定の周波数で水平方向に超音波振動(以下、単に「振動」と言うこともある。)させる。これにより、金属箔10とバスバー11との対向面10a,11aにおいて、ヘッド1の押圧力と超音波振動が作用して金属表面の酸化物やその他の汚れが除去され、さらに押圧力と超音波振動により生じる摩擦発熱により金属原子間で接合が行われる。さらに尚、本実施例において使用される超音波接合機は、ヘッド1を所定の周波数で水平方向に直線的に往復振動させる一般的な超音波接合機であるため、構造や動作等の詳しい説明や図示を省略する。
先ず、ヘッド1の構造について説明する。図2(a)および図2(b)に示されるように、ヘッド1は、アルミ合金製やチタン合金製等の金属製であり、円筒状を成す本体部2と、本体部2の下端面から下方に突出する複数の突起3と、隣接する突起3の基端間に形成される突起間平面部4と、から主に構成され、複数の突起3は、本体部2の下端面における内径側に千鳥状に配置されている。尚、図2(a)において、左右方向に等間隔に配置される突起3は、本体部2の下端面において前後略中央に配置される突起3(図2(b)参照)のみを模式的に示したものである。また、突起間平面部4の幅は、突起3の水平方向の幅の1/2〜2、好ましくは3/4〜5/4である。
また、本体部2の下端面における外径側には、全周に亘って突起3が配置されない環状平面部5が形成されており、環状平面部5は、上述した突起間平面部4と同一平面上に構成されている。
図2(b)に示されるように、突起3は、ヘッド1の振動方向に沿って左右方向に整列しており、振動方向と略直交する(振動方向に位置する)ように対向配置される側面を構成する第1壁部31(テーパ面)と、振動方向と略平行に(振動方向に沿って)対向配置される側面を構成する第2壁部32(テーパ面)と、本体部2の下端面と略平行な平坦面となるように構成された突起3の先端の突起端面33とから、載頭四角錐形状をなし、本体部2の下端面に平行に切った断面が断面矩形状を成している。また、突起3の高さHは、金属箔10の厚さTよりも小さく設定されている(図8(a)参照)。尚、突起3の高さHは、5〜200μm、好ましくは20〜70μm、金属箔10の厚さTの1/4〜9/10、好ましくは1/3〜4/5である。さらに尚、突起3を構成する第1壁部31および第2壁部32は略同一構成であるため、第1壁部31について説明し、第2壁部32の説明を省略する。
図2(a)および図3に示されるように、第1壁部31は、突起3の先端(下方)に向かって先細りするテーパ形状を成している。また、図4に示されるように、第1壁部31は、突起3の先端における振動方向に対する接線L1の傾き(本体部2の下端面(突起間平面部4)に対する傾斜)が突起3の基端における振動方向に対する接線L2の傾きよりも大きくなっている、言い換えると第1壁部31の形状は突起3の内側に向かって凹む、いわゆる内向き凸の凹形状である。尚、接線L1,L2の傾きは本体部2の下端面に対する角度の絶対値である。さらに、第1壁部31は、突起3の先端側に振動方向に対して略垂直に形成される垂直面部34から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度(突起3の第1壁部31と本体部2の下端面とで成す角度のうち、突起3外側の角度)が段階的に大きくなるように構成されることにより、全体が略四分弧状を成している。
次いで、ヘッド1を使用して金属箔10とバスバー11を接合する超音波接合方法について説明する。図5(a)に示されるように、突起3を金属箔10に食い込ませた状態で突起3に荷重と振動が加えられることによって、金属箔10には、振動方向と略直交するように対向配置される第1壁部31により、荷重と振動により力F1が略振動方向に作用するとともに、突起端面33により、押圧力F2が略鉛直方向に作用する。尚、図5(b)に示されるように、第2壁部32は振動方向と平行な面であるため、金属箔10には、振動方向と略平行に対向配置される第2壁部32により、上述した力F1は作用せず、突起端面33により、押圧力F2のみが略鉛直方向に作用する。このように、突起3の突起端面33により、金属箔10に対して押圧力F2が略鉛直方向に作用することで超音波振動を効率よく伝達させることができるため、金属箔10およびバスバー11の金属表面の酸化物やその他の汚れを除去し、金属原子間での接合を行いやすくすることができる。
ヘッド1を使用して金属箔10とバスバー11を接合する際には、先ず、図6(a)に示されるように、突起3を金属箔10に食い込ませた状態において、金属箔10には、振動方向と略直交するように対向配置される第1壁部31により、力F1が略振動方向に作用し、第1壁部31に沿って金属箔10の成分が上方(突起3の基端側)に押し上げられて盛り上がり10bが形成される。このとき、第1壁部31は、突起3の先端側の垂直面部34が振動方向に対して略垂直に構成されているため、突起3を金属箔10に食い込ませた状態において、第1壁部31が金属箔10の成分を上方に押し上げるように作用する力を抑制することができる。尚、図6(a)〜図6(c)においては、突起3を金属箔10に食い込ませた際に、突起3の振動により第1壁部31と金属箔10の表面との間に形成される微小隙間Gを示している。また、振動方向と略平行に対向配置される側面を構成する第2壁部32と金属箔10の表面との間には、力F1が作用しないため、金属箔10の成分の盛り上がり10bや微小隙間Gが形成されることはない、あるいは、形成されるが無視できるほど小さい(図7(a)〜図7(c)参照)。
次に、図6(b)に示されるように、突起3を金属箔10にさらに食い込ませていくと、突起3の先端側の垂直面部34から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度が段階的に大きくなるように構成される第1壁部31に対して、金属箔10の成分の盛り上がり10bが当接し、第1壁部31に沿って金属箔10の成分が金属箔10の表面に押し広げられる(図6(b)参照)。すなわち、突起3を金属箔10に食い込ませていくにつれて、金属箔10の成分の盛り上がり10bを徐々に小さくすることができる。これにより、金属箔10の成分の盛り上がり10bに邪魔されることなく、突起3を金属箔10に食い込ませた状態で突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させることができる(図6(c)参照)。
また、図6(a)〜図6(c)に示されるように、第1壁部31は、突起3の先端側の垂直面部34から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度が段階的に大きくなるように構成されることにより、突起3を金属箔10に食い込ませていくにつれて、金属箔10に対して荷重と振動により力F1が作用する方向を略振動方向だけでなく略鉛直方向に向かわせることができる。これにより、金属箔10に対して第1壁部31による力F1と突起端面33による押圧力F2とを共に略鉛直方向に作用させることができる。また、突起3の先端側の垂直面部34から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度が段階的に大きくなるように構成されることにより、図6(a)から図6(c)に移行する過程で突起3が金属箔10に食い込みやすくなっている。
また、図7(a)に示されるように、突起3を金属箔10に食い込ませた状態において、金属箔10には、前述したように第1壁部31に沿って金属箔10の成分が上方に押し上げられて盛り上がり10bが形成される。ここで、第1壁部31は、先端(下方)に向かって先細りするテーパ形状を成しているため、図7(b)に示されるように、突起3を金属箔10にさらに食い込ませていくと、面積の小さい第1壁部31の先端側の部分に沿って上方に押し上げられた金属箔10の成分を面積の大きい第1壁部31の基端側の部分に沿って金属箔10の表面に押し広げることができる。すなわち、突起3を金属箔10に食い込ませていくにつれて、金属箔10の成分の盛り上がり10bを効果的に小さくすることができる。これにより、金属箔10の成分の盛り上がり10bに邪魔されることなく、突起3を金属箔10に食い込ませた状態で突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させることができる(図7(c)参照)。
ここで、突起3を金属箔10に所望の深さまで食い込ませた図6(c)に示される状態を詳しく説明する。突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させた状態において、第1壁部31の先端側では、突起3の垂直面部34が振動方向に対して略垂直に配置されるため、力F1が主に振動方向に作用し、金属箔10の成分が上方に押し上げられ難くなっている。また、第1壁部31の基端側では、突起間平面部4と連続するように振動方向に対する傾きが小さくなるため、突起間平面部4による押圧力F3と協働して力F1が主に略鉛直方向に作用し、金属箔10の成分の盛り上がり10bを下方に押さえ込んで押し広げるようになっている。
また、図8(a)に示されるように、突起3の高さHは、金属箔10の厚さTよりも小さく設定されており、突起3が金属箔10を貫通することがなく、突起3を金属箔10に食い込ませた状態で金属箔10の表面を突起間平面部4および環状平面部5により押圧することができるため、ヘッド1の本体部2の下端面の広い範囲を利用して押圧力と超音波振動を金属箔10およびバスバー11に伝達させることができる。
これによれば、本実施例におけるヘッド1は、突起3の高さHより厚さTが大きい金属箔10に押圧しながら振動させることで、突起3の先端が金属箔10を貫通してバスバー11に接触することがないため、加工時に金属箔10の強度を保ちつつ、第1壁部31は、突起3の先端における振動方向に対する接線L1の傾きが大きいため、突起3の先端を金属箔10に食い込ませた状態で、突起3の振動方向に位置する第1壁部31の先端側が金属箔10の成分を上方に押し上げる量を少なくできるとともに、第1壁部31は、突起3の基端における振動方向に対する接線L2の傾きが小さいため、突起3の振動方向に位置する第1壁部31の基端側が金属箔10の成分を下方に押さえ込んで押し広げ、突起3の振動方向に位置する金属箔10の成分の盛り上がり10bが少なく、金属箔10の成分の盛り上がり10bに邪魔されることなく、突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させやすくなり、金属箔10とバスバー11との対向面10a,11aに作用する振動による力を大きな状態に維持して、金属箔10に押圧力と振動による力を効果的に作用させて金属箔10とバスバー11を確実に接合することができる。
また、突起3は、突起3の振動方向に沿った第2壁部32が第1壁部31と同様のテーパ形状を成すことにより、突起3の先端が小さくなり、突起3を金属箔10に食い込ませやすくなるとともに、突起3の先端を金属箔10に食い込ませた状態で突起3の振動方向に位置する第1壁部31と金属箔10との間から突起3の振動方向に沿った第2壁部32と金属箔10との間に金属箔10の成分を回り込ませることができるため、第1壁部31の基端側に当接する金属箔10の成分の量を少なくして第1壁部31に沿って形成される金属箔10の成分の盛り上がり10bを抑えることができる。
また、突起3は、断面矩形状であるため、突起3の振動方向に位置する第1壁部31により、金属箔10に振動を伝えやすく、かつ突起3の振動方向に沿った第2壁部32により、突起3の食い込みによって金属箔10に形成される後述する凹部13の体積を小さくすることができる。
また、突起3の先端の突起端面33は、本体部2の下端面と略平行な平坦面となるように構成されているため、突起間平面部4とともに突起3の先端の突起端面33により金属箔10を押圧することができるため、金属箔10に対して均等に押圧力を作用させることができる。
また、突起3は、先端側に形成される垂直面部34により、振動方向に位置する第1壁部31の先端が振動方向に対して略垂直であるため、突起3の振動方向に位置する第1壁部31により金属箔10に振動をより伝えやすくすることができる。
次いで、ヘッド1を使用して超音波接合を行った金属箔10とバスバー11の接合構造について説明する。図8(b)および図8(c)に示されるように、ヘッド1によって押圧された金属箔10の表面には、わずかに陥没した円形の接合部12が形成される。接合部12には、複数の有底状の凹部13と、隣接する凹部13間に形成された凹部間平坦部14と、凹部13の外径側に全周に亘って凹部13が形成されない環状平坦部15と、が形成されている。
また、図9(a)に示されるように、凹部13は、矩形の底面13aと、振動方向と略直交するように対向する第1側面13bと、振動方向と略平行に対向する第2側面13cと、から構成されている。尚、第1側面13bの幅寸法W1は、第2側面13cの幅寸法W2よりも、前述した突起3の振動により第1壁部31と金属箔10の表面との間に形成される微小隙間Gの幅寸法分わずかに大きくなっている。
また、図9(b)および図9(c)に示されるように、第1側面13bおよび第2側面13cは、底面13a(下方)に向かって先細りするテーパ形状を成している。また、第1側面13bおよび第2側面13cは、凹部13の開口端における金属箔10の表面に対する接線L4の傾き(金属箔10(凹部間平坦部14)の表面に対する傾斜)が凹部13の底端における金属箔10の表面に対する接線L3の傾きよりも小さくなっている。さらに、第1側面13bおよび第2側面13cにおける凹部13の底端側は、金属箔10の表面に対して略垂直に構成されるとともに、凹部13の底端から開口端に向かうにつれて金属箔10の表面に対する傾斜角度(凹部13の第1側面13bおよび第2側面13cと金属箔10の表面とで成す角度のうち、凹部13外側の角度)が段階的に大きくなるように構成されることにより、全体が略四分弧状を成している。
これによれば、有底状の凹部13は金属箔10を貫通しないので金属箔10とバスバー11との接合領域が広く、凹部13の対向する第1側面13bおよび第2側面13cがテーパ形状を成し、第1側面13bおよび第2側面13cは、凹部13の開口端における金属箔10の表面に対する接線L4の傾きが凹部13の底端における金属箔10の表面に対する接線L3の傾きよりも小さくなっているため、接合部12における凹部13の占有体積が小さくなり、金属箔10とバスバー11の接合強度を高めることができる。
また、金属箔10とバスバー11は、隣接する凹部13間、すなわちヘッド1の突起間平面部4が当接することにより押圧された凹部間平坦部14と、ヘッド1の環状平面部5が当接することにより押圧された環状平坦部15において、金属箔10とバスバー11が接合されるため、接合部12における金属箔10とバスバー11との接合領域が略均一に接合されることとなり、金属箔10とバスバー11の接合強度をより高めることができる。
次に、実施例2に係る超音波接合治具につき、図10を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10(a)に示されるように、実施例2におけるヘッド(超音波接合治具)においては、突起103は、振動方向と略直交するように対向配置される側面を構成する第1壁部131(テーパ面)と、振動方向と略平行かつ互いに略平行に対向配置される側面を構成する第2壁部132と、本体部2の下端面と略平行な平坦面となるように構成された突起103の先端の突起端面133とから、台形板状をなし、本体部2の下端面に平行に切った断面が断面矩形状を成している。また、図10(b)および図10(c)に示されるように、第1壁部131は、振動方向から見て矩形状を成し、振動方向に直交する方向から見て突起103の先端(下方)に向かって先細りするテーパ形状を成している。尚、第2壁部132は、振動方向に直交する方向から見て略台形、かつ本体部2の下端面(突起間平面部4)に対して略垂直な面として構成されている。
図10(b)に示されるように、第1壁部131は、突起103の先端における振動方向に対する接線L1の傾き(本体部2の下端面(突起間平面部4)に対する傾斜)が突起103の基端における振動方向に対する接線L2の傾きよりも大きくなっている。さらに、第1壁部131は、突起103の先端側が振動方向に対して略垂直に構成されるとともに、突起3の先端から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度(突起103の第1壁部131と本体部2の下端面とで成す角度のうち、突起103外側の角度)が段階的に大きくなるように構成されることにより、全体が略四分弧状を成している。
これによれば、本実施例におけるヘッドは、突起103の高さHより厚さTが大きい金属箔10に押圧しながら振動させることで、第1壁部131は、突起103の先端における振動方向に対する接線L1の傾きが大きいため、突起103の先端を金属箔10に食い込ませた状態で、突起103の振動方向に位置する第1壁部131の先端側が金属箔10の成分を上方に押し上げる量を少なくできるとともに、第1壁部131は、突起103の基端における振動方向に対する接線L2の傾きが小さいため、突起103の振動方向に位置する第1壁部131の基端側が金属箔10の成分を下方に押さえ込んで押し広げ、突起103の振動方向に位置する金属箔10の成分の盛り上がり10bが少なく、金属箔10の成分の盛り上がり10bに邪魔されることなく、突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させやすくなり、金属箔10とバスバー11との対向面10a,11aに作用する振動による力を大きな状態に維持して、金属箔10に押圧力と振動による力を効果的に作用させて金属箔10とバスバー11を確実に接合することができる。
また、図10(a)に示されるように、突起103の先端から基端にかけて前後方向の厚みが略均一であるため、突起103の強度を高めることができる。
次に、実施例3に係る超音波接合治具につき、図11を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されるように、実施例3におけるヘッド(超音波接合治具)においては、突起203は、振動方向と略直交するように対向配置される側面を構成する第1壁部231(テーパ面)と、振動方向と略平行に対向配置される側面を構成する第2壁部232(テーパ面)と、本体部2の下端面と略平行な平坦面となるように構成された突起203の先端の突起端面233とから、載頭四角錐形状をなし、本体部2の下端面に平行に切った断面が断面矩形状を成している。尚、突起203を構成する第1壁部231および第2壁部232は略同一構成であるため、第1壁部231について説明し、第2壁部232の説明を省略する。
図11(b)に示されるように、第1壁部231は、突起203の先端(下方)に向かって先細りするテーパ形状を成している。また、第1壁部231は、突起203の先端における振動方向に対する接線L1の傾き(本体部2の下端面(突起間平面部4)に対する傾斜)が突起203の基端における振動方向に対する接線L2の傾きよりも大きくなっている。さらに、第1壁部231は、突起203の先端側が振動方向に対して略垂直に構成されるとともに、突起203の先端から基端に向かうにつれて振動方向に対する傾斜角度(突起203の第1壁部231と本体部2の下端面とで成す角度のうち、突起203外側の角度)が漸次大きくなるように連続する曲率を有する四分弧状を成している。
これによれば、本実施例におけるヘッドは、突起203の高さHより厚さTが大きい金属箔10に押圧しながら振動させることで、第1壁部231は、突起203の先端における振動方向に対する接線L1の傾きが大きいため、突起203の先端を金属箔10に食い込ませた状態で、突起203の振動方向に位置する第1壁部231の先端側が金属箔10の成分を上方に押し上げる量を少なくできるとともに、第1壁部231は、突起203の基端における振動方向に対する接線L2の傾きが小さいため、突起203の振動方向に位置する第1壁部231の基端側が金属箔10の成分を下方に押さえ込んで押し広げ、突起203の振動方向に位置する金属箔10の成分の盛り上がり10bが少なく、金属箔10の成分の盛り上がり10bに邪魔されることなく、突起間平面部4を金属箔10の表面に当接させやすくなり、金属箔10とバスバー11との対向面10a,11aに作用する振動による力を大きな状態に維持して、金属箔10に押圧力と振動による力を効果的に作用させて金属箔10とバスバー11を確実に接合することができる。
また、第1壁部231は、少なくとも突起203の基端側が連続する曲率を有しているため、突起203の先端を金属箔10に食い込ませた状態で突起の203の振動方向に位置する第1壁部231の基端側と金属箔10との間で金属箔10の成分を略均一に押し広げやすくなり、第1壁部231に沿った金属箔10の成分の盛り上がり10bを抑えることができるため、突起間平面部4を金属箔10の表面により接触させやすくすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ヘッド1の本体部2は、円筒状のものに限らず、金属箔と超音波接合される基材の形状に合わせて自由に構成されてよい。また、金属箔と超音波接合される基材は、バスバーに限らず、各種端子やケーブル等、自由に選択されてよい。
また、前記実施例では、突起3,103,203の高さHが金属箔10の厚さTよりも小さく構成されるものとして説明したが、これに限らず、ヘッドの下端面における突起間平面部および環状平面部を金属箔の表面に当接させることができ、金属箔を貫通することがなければ、突起の高さが金属箔の厚みと略同一に構成されてもよい。
また、複数の突起3,103,203は、千鳥状に配置されているが、碁盤目状に配置されてもよい。
また、前記実施例では、突起3,103,203は、本体部2の下端面に平行に切った断面が断面矩形状を成すものとして説明した、突起は、断面円弧形状であってもよい。
1 ヘッド(超音波接合治具)
2 本体部
3 突起
4 突起間平面部
5 環状平面部
10 金属箔(金属板)
10a 対向面
10b 盛り上がり
11 バスバー(基材)
11a 対向面
12 接合部
13 凹部
13a 底面
13b 第1側面
13c 第2側面
14 凹部間平坦部
15 環状平坦部
31 第1壁部(テーパ面)
32 第2壁部(テーパ面)
33 突起端面
34 垂直面部
103 突起
131 第1壁部(テーパ面)
132 第2壁部
203 突起
231 第1壁部(テーパ面)
232 第2壁部(テーパ面)
F1 力
F2,F3 押圧力
G 微小隙間
L1〜L4 接線
W1,W2 幅寸法
2 本体部
3 突起
4 突起間平面部
5 環状平面部
10 金属箔(金属板)
10a 対向面
10b 盛り上がり
11 バスバー(基材)
11a 対向面
12 接合部
13 凹部
13a 底面
13b 第1側面
13c 第2側面
14 凹部間平坦部
15 環状平坦部
31 第1壁部(テーパ面)
32 第2壁部(テーパ面)
33 突起端面
34 垂直面部
103 突起
131 第1壁部(テーパ面)
132 第2壁部
203 突起
231 第1壁部(テーパ面)
232 第2壁部(テーパ面)
F1 力
F2,F3 押圧力
G 微小隙間
L1〜L4 接線
W1,W2 幅寸法
Claims (9)
- 複数の突起を有し、該突起の基端間に形成される突起間平面部を金属板に押圧しながら振動させ、前記金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合治具であって、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっていることを特徴とする超音波接合治具。 - 前記テーパ面は、少なくとも前記突起の基端側が連続する曲率を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波接合治具。
- 前記突起は、振動方向に沿った側面がテーパ面を成していることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波接合治具。
- 前記突起は、断面矩形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の超音波接合治具。
- 前記突起は、先端が平坦面であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の超音波接合治具。
- 前記突起は、振動方向に位置する側面の先端が振動方向に対して垂直であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の超音波接合治具。
- 複数の突起と該突起の基端間に形成される突起間平面部を有し、
前記突起は、少なくとも振動方向に位置する側面がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記突起の先端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きが前記突起の基端における前記突起の振動方向に対する接線の傾きよりも大きくなっている超音波接合治具を使用して金属板と金属製の基材とを接合する超音波接合方法であり、
前記突起の高さより肉厚の前記金属板に押圧しながら振動させることを特徴とする超音波接合方法。 - 金属板と金属製の基材とが接合されたものであって、
前記金属板の表面に有底状の凹部が形成され、
前記凹部は、対向する側面の形状がテーパ面を成し、
前記テーパ面は、前記凹部の開口端における前記金属板の表面に対する接線の傾きが前記凹部の底端における前記金属板の表面に対する接線の傾きよりも小さくなっていることを特徴とする接合構造。 - 前記金属板と前記基材とは隣接する前記凹部間が接合されていることを特徴とする請求項8に記載の接合構造。
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