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JP2019029678A - 電磁アクチュエータ - Google Patents

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JP2019029678A
JP2019029678A JP2018188560A JP2018188560A JP2019029678A JP 2019029678 A JP2019029678 A JP 2019029678A JP 2018188560 A JP2018188560 A JP 2018188560A JP 2018188560 A JP2018188560 A JP 2018188560A JP 2019029678 A JP2019029678 A JP 2019029678A
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伊藤 彰浩
Akihiro Ito
彰浩 伊藤
雅之 纐纈
Masayuki Koketsu
雅之 纐纈
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Abstract

【課題】可動部材を駆動する応答性を向上させることのできる電磁アクチュエータを提供する。【解決手段】変形量に応じた弾性力を所定方向へ加える一対の板ばね51と、一対の板ばね51により所定方向へ移動可能に支持された可動部材31と、所定方向において一対の板ばね51の間で作用させる電磁力により、可動部材31を非接触で所定方向へ駆動する駆動部70と、を備える流路切替弁10。【選択図】 図5

Description

本発明は、電磁力により可動部材を駆動する電磁アクチュエータに関する。
従来、この種の電磁アクチュエータとして、コイルに電流を流して発生させた磁力により、シャフト(可動部材)に固定されたプランジャを移動させるソレノイドバルブがある(特許文献1参照)。
特開2016−53407号公報
ところで、特許文献1に記載のものでは、シャフトが2つの軸受によって、軸方向に摺動自在に支持されている。このため、シャフトと軸受との間で摩擦力が発生し、シャフトを駆動する応答性が低下することとなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、可動部材を駆動する応答性を向上させることのできる電磁アクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、変形量に応じた弾性力を所定方向へ加える一対の板ばねと、前記一対の板ばねにより前記所定方向へ移動可能に支持された可動部材と、前記所定方向において前記一対の板ばねの間で作用させる電磁力により、前記可動部材を非接触で前記所定方向へ駆動する駆動部と、を備える。
上記構成によれば、一対の板ばねにより、板ばねの変形量に応じた弾性力が所定方向へ加えられる。可動部材は、一対の板ばねにより上記所定方向へ移動可能に支持されているため、可動部材を非摺動で移動可能に支持することができる。そして、駆動部によって作用させられる電磁力により、可動部材が非接触で所定方向へ駆動される。その結果、可動部材を駆動する際に摩擦力が発生せず、可動部材を駆動する応答性を向上させることができる。
さらに、可動部材は一対の板ばねにより支持されており、上記所定方向において一対の板ばねの間で電磁力が作用させられる。このため、駆動される際に可動部材がぶれることを抑制することができる。
第2の手段では、前記可動部材において、前記一対の板ばねの間に位置する部分に可動子が固定されており、前記駆動部は、前記可動子に前記電磁力を作用させる。
上記構成によれば、可動部材に固定された可動子に電磁力が作用させられる。このため、電磁力が作用させられる可動子と、可動部材とを別体にすることができ、可動部材の設計の自由度を向上させることができる。
第3の手段では、前記可動部材は、所定面において前記所定方向に所定長で開口する開口流路が形成された弁体であり、前記所定面に対向する対向面に開口する複数のポートが、前記所定方向に前記所定長よりも短い間隔で並んで形成され、且つ前記複数のポートにそれぞれ接続された接続流路が形成された第1本体を備える。
上記構成によれば、第1本体に形成された接続流路を通じて、各接続流路に接続された各ポートに対して流体を流入出させることができる。弁体には、所定面において所定方向に所定長で開口する開口流路が形成されている。第1本体には、上記所定面に対向する対向面に開口する複数のポートが、上記所定方向に上記所定長よりも短い間隔で並んで形成されている。このため、駆動部により弁体を上記所定方向に駆動することで、複数のポートが弁体の開口流路を介して接続される状態、すなわち流体の流路を切り替えることができる。
第4の手段では、前記一対の板ばねが固定された第2本体を備え、前記第2本体の第1面は、前記第1本体の前記対向面に対向しており、前記弁体の前記所定面と前記第2本体の前記第1面とは同一平面上に位置しており、前記第1本体の前記対向面と前記第2本体の前記第1面との間に所定厚みのシムが挿入された状態で、前記第1本体と前記第2本体とが固定されている。
弁体の所定面と第1本体の対向面との間に所定の隙間を形成すれば、弁体と第1本体とが擦れない状態になり、且つ弁体の所定面と第1本体の対向面との間から漏れる流体の量を調節することができる。
この点、上記構成によれば、弁体の所定面と第2本体の第1面とは同一平面上に位置しており、第1本体の対向面と第2本体の第1面との間に所定厚みのシムが挿入された状態で、第1本体と第2本体とが固定されている。このため、弁体の所定面と第1本体の対向面との間に、シムの厚み分の隙間を容易に形成することができる。
具体的には、第5の手段のように、前記板ばねは、最も面積の大きい主面が前記所定方向に垂直となるように、前記第2本体に固定されているといった構成を採用することができる。こうした構成によれば、板ばねは、弁体の所定面と第1本体の対向面との間の隙間を維持するように弁体を支持し、且つ所定方向に沿った弾性力のみを弁体に作用させる構成を、容易に実現することができる。
第6の手段では、前記一対の板ばねにより、前記弁体の両端部が支持されている。
上記構成によれば、一対の板ばねにより弁体の両端部が支持されているため、弁体の支持を安定させ易くなる。
流路切替弁を示す斜視断面図。 弁機構のポート周辺を示す斜視図。 ポート、本体、板ばね、磁石等を示す斜視図。 図3から一方のポート及び第1本体を取り除いた状態を示す斜視図。 流路切替弁を示す斜視断面図。 弁機構を示す斜視断面図。 非励磁状態の弁機構を示す正面視断面図。 正方向の励磁状態の弁機構を示す正面視断面図。 負方向の励磁状態の弁機構を示す正面視断面図。 弁機構の変更例を示す斜視断面図。 駆動電流と流量との関係の一例を示すグラフ。 駆動電流と流量との関係の変更例を示すグラフ。 駆動電流と流量との関係の他の変更例を示すグラフ。
以下、負荷(容積)に対して空気を供給及び排出する流路を切り替える流路切替弁に具現化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜3に示すように、流路切替弁10(電磁アクチュエータに相当)は、弁機構20と駆動部70とを備えている。弁機構20と駆動部70とは、接続部材24を介して接続されている。駆動部70は、弁機構20の弁体31(図4参照)を駆動する。
弁機構20は、ハウジング21、弁体31、第1本体41A、第2本体41B、板ばね51、蓋27等を備えている。ハウジング21、弁体31、第1本体41A、第2本体41B、板ばね51、蓋27は、非磁性体により形成されている。
図2は、図1の流路切替弁10から、磁石74A,75A以外の駆動部70を取り除いた状態を示している。図2に示すように、ハウジング21は、四角筒状に形成されている。ハウジング21には、加圧された空気(流体に相当)を供給するP0ポート(加圧ポート)、負荷に対して空気を供給及び排出するA0ポート(出力ポート)、空気を排出するR0ポート(排気ポート)が設けられている。P0ポート、A0ポート、R0ポートは、非磁性体により形成されている。P0ポート、A0ポート、R0ポートには、それぞれ加圧流路、出力流路、排気流路が接続されている。図3に示すように、加圧流路及び排気流路は、第1本体41Aに接続されている。出力流路は、ハウジング21の内面で開口している。
図3は、図2の弁機構20からハウジング21及び蓋27を取り除いた状態を示している。図4は、図3の弁機構20から、A0ポートと、一方のP0ポート,R0ポート,第1本体41Aとを取り除いた状態を示している。ハウジング21の内部には、弁体31、本体41A,41B、板ばね51、磁石74A,74B,75A,75B等が収容されている。本体41A,41Bは、直方体状(平板状)に形成されている。第1本体41Aは、ハウジング21に固定されている。第2本体41Bは、第1本体41Aに固定されている。弁体31は、直方体状(平板状)に形成されている。
並列に配置された第2本体41Bの間に、弁体31が配置されている。第2本体41Bと弁体31との間には、隙間が形成されている。すなわち、第2本体41Bと弁体31とは非接触状態になっている。
弁体31は、板ばね51を介して第2本体41Bに固定されている。詳しくは、弁体31の長手方向の両端部36には、板ばね51がそれぞれ取り付けられている。板ばね51は、ばね鋼等のばね性材料により、矩形板状に形成されている。板ばね51の所定部分には、スリット51aが形成されている。板ばね51にスリット51aが形成されることにより、板ばね51は蛇行する所定パターンに形成されている。板ばね51の厚みは、板ばね51が所定の剛性を有し、板ばね51が所定の弾性力を発生するように設定されている。板ばね51の2つの短辺部分51bがそれぞれ第2本体41Bに固定されている。板ばね51は、最も面積の大きい主面(図3,4における垂直面)が弁体31の長手方向に垂直となるように、第2本体41Bに取り付けられている。こうした構成により、弁体31(可動部材に相当)は、一対の板ばね51により弁体31の長手方向(所定方向に相当)に移動可能に支持されている。
弁体31の所定面31aと第2本体41Bの第1面41bとは同一平面上に位置している。図6に示すように、弁体31の所定面31aに第1本体41Aの対向面41aが対向している。そして、第2本体41Bの第1面41bは、第1本体41Aの対向面41aに対向している。第2本体41Bの第1面41bと第1本体41Aの対向面41aとの間に所定厚みのシム46(スペーサ)が並んで2つ挿入された状態で、第1本体41Aと第2本体41Bとが固定されている。シム46の厚みは10μm程度である。すなわち、弁体31の所定面31aと第1本体41Aの対向面41aとの間には、シム46の厚みに相当する隙間(所定隙間)が形成されている。このように、弁体31には、他の部材と摺動する部分が存在していない。なお、シム46の数は2つに限らず、1つや、3つ以上であってもよい。
図6に示すように、弁体31の所定面31aには、弁体31の長手方向(所定方向)に所定長L1で開口する開口流路32が2つ形成されている。開口流路32は、弁体31を所定面31aに垂直な方向へ貫通し、長軸の長さが所定長L1の長孔になっている。なお、開口流路32が、弁体31の所定面31a側にそれぞれ形成された凹部になっており、弁体31を貫通していない構成を採用することもできる。
それぞれの第1本体41Aには、対向面41aに開口するP1bポート,A1bポート,R1bポート(複数のポートに相当)が形成されている。P1bポート,A1bポート,R1bポートは、弁体31の長手方向に所定長L1よりも短い間隔L2で並んで形成されている。第1本体41Aには、P1bポート,A1bポート,R1bポートにそれぞれ接続された接続流路42,43,44が形成されている。接続流路42,43,44は、それぞれ上記加圧流路、出力流路、排気流路に接続されている。なお、接続流路43は、ハウジング21内の空間を介して出力流路に接続されている。ハウジング21内の空間は、シール部材47、シール部材48(図3参照)によりシールされている。
弁体31の所定面31a及び本体41の対向面41aは、所定の平面度に仕上げられている。また、板ばね51は、所定面31aと対向面41aとが所定の平行度となるように、弁体31を支持している。詳しくは、弁体31の長手方向の両端部36が、板ばね51の中央を貫通してそれぞれ固定されている。
そして、板ばね51は、弁体31の長手方向(板ばね51の主面に垂直な方向)への弁体31の移動量に応じて、弁体31に弾性力を加える。詳しくは、板ばね51は、弁体31の長手方向への弁体31の移動量、すなわち板ばね51の変形量に比例した弾性力を弁体31に加える。
次に、図1,5を参照して、駆動部70の構成を説明する。駆動部70は、コア71(71a,71b)、コイル72、磁石74A,74B,75A,75B等を備えている。
コア71は、常磁性体材料により、「U」字形状に形成されている。コア71における「U」字形状の底部71aの外周には、コイル72が取り付けられている。コア71における「U」字形状の一対の直線部71bは、互いに平行になっている。
一対の直線部71bには、磁石74A,75Aと磁石74B,75Bとがそれぞれ取り付けられている。磁石74A〜75Bは、強磁性体材料により形成された永久磁石である。磁石74A〜75Bは、直方体状に形成されている。磁石74A,75Bは、コア71の直線部71b側にS極が位置し、弁体31(可動子76)側にN極が位置するように、コア71の直線部71bにそれぞれ取り付けられている。磁石74B,75Aは、コア71の直線部71b側にN極が位置し、弁体31(可動子76)側にS極が位置するように、コア71の直線部71bにそれぞれ取り付けられている。磁石74AのN極と磁石74BのS極とが対向しており、磁石75AのS極と磁石75BのN極とが対向している。磁石74A,74Bの互いに対向する面は平行になっており、磁石75A,75Bの互いに対向する面は平行になっている。弁体31の長手方向(以下、「所定方向」という)において、磁石74Aと磁石75Aとが所定間隔で配置されており、磁石74Bと磁石75Bとが同じく所定間隔で配置されている。
磁石74A,75Aと磁石74B,75Bとの間には、上記ハウジング21の一部分を介して可動子76が配置されている。ハウジング21のうち、磁石74Aと磁石74Bとの間に配置される部分、及び磁石75Aと磁石75Bとの間に配置される部分は、磁束を透過させ易いように薄く形成されている。可動子76は、常磁性体材料により、四角筒状に形成されている。上記所定方向における可動子76の幅L3は、磁石74B(74A)の接続部材24側の端面と磁石75B(75A)の蓋27側の端面との間隔L4よりも短くなっている。可動子76の中空部には、弁体31が挿通されている。所定方向において、弁体31の中央に可動子76が固定されている。すなわち、弁体31において、一対の板ばね51の間に位置する部分に可動子76が固定されている。可動子76は、弁体31以外の部材とは接触していない。
所定方向において、可動子76は、磁石74A,74B,75A,75Bの磁力により磁石74A(74B)と磁石75A(75B)との中央位置(中立位置)に配置している。この状態で、自然状態の一対の板ばね51により支持された弁体31に、可動子76が固定されている。すなわち、駆動部70において、板ばね51が自然状態で弁体31を支持する状態における可動子76の位置は、弁体31(可動子76)を所定方向に往復駆動させる電磁力を作用させていない中立位置に設定されている。そして、駆動部70は、所定方向において一対の板ばね51の間で可動子76に作用させる電磁力により、弁体31を非接触で所定方向へ駆動する。
次に、図7〜9を参照して、駆動部70により、弁体31の長手方向(所定方向)に弁体31を往復駆動する原理を説明する。
駆動部70のコイル72に電流を流していない非励磁状態では、図7に示すように、磁石74AのN極から磁石74BのS極へ向かう磁界、及び磁石75BのN極から磁石74BのS極へ向かう磁界が発生する。この状態では、可動子76は、上記所定方向において中立位置で釣り合って静止している。この状態では、一対の板ばね51は自然状態になっており、一対の板ばね51から弁体31へ力が作用していない。また、この状態では、図6に示すように、第1本体41AのP1bポート及びR1bポートは、弁体31により閉じられている。
駆動部70のコイル72に正方向の電流を流した正方向の励磁状態では、図8に矢印H1で示すように、コア71の上側の直線部71bから下側の直線部71bへ向かうコイル磁界が発生する。このため、磁石74AのN極から磁石74BのS極へ向かう磁界とコイル磁界とは強め合い、磁石75BのN極から磁石75AのS極へ向かう磁界とコイル磁界とは弱め合う。その結果、可動子76は、接続部材24の方向へ引き付ける磁力を受ける。そして、矢印F1で示すように、可動子76と共に弁体31が矢印F1の方向へ移動する。この際に、駆動部70は電磁力により弁体31を非接触で駆動し、弁体31は本体41A,41Bと非接触で駆動される。これに対して、一対の板ばね51は、弁体31の移動量に比例した抗力を弁体31に作用させる。図6において、弁体31が接続部材24の方向へ駆動されると、第1本体41AのA1bポートとP1bポートとが、弁体31の開口流路32を介して接続される。すなわち、流路切替弁10の流路が切り替えられる。
ここで、それぞれの第1本体41AのP1bポートに、同様の加圧した空気を流通させる。これにより、それぞれの第1本体41AのP1bポートから弁体31に向かって流れる空気による圧力が相殺される。
また、駆動部70のコイル72に負方向の電流を流した負方向の励磁状態では、図9に矢印H2で示すように、コア71の下側の直線部71bから上側の直線部71bへ向かうコイル磁界が発生する。このため、磁石74AのN極から磁石74BのS極へ向かう磁界とコイル磁界とは弱め合い、磁石75BのN極から磁石75AのS極へ向かう磁界とコイル磁界とは強め合う。その結果、可動子76は、蓋27の方向へ引き付ける磁力を受ける。そして、矢印F2で示すように、可動子76と共に弁体31が矢印F2の方向へ移動する。この際に、駆動部70は電磁力により弁体31を非接触で駆動し、弁体31は本体41A,41Bと非接触で駆動される。これに対して、一対の板ばね51は、弁体31の移動量に比例した抗力を弁体31に作用させる。図6において、弁体31が蓋27の方向へ駆動されると、第1本体41AのA1bポートとR1bポートとが、弁体31の開口流路32を介して接続される。すなわち、流路切替弁10の流路が切り替えられる。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・一対の板ばね51により、板ばね51の変形量に応じた弾性力が所定方向へ加えられる。弁体31は、一対の板ばね51により上記所定方向へ移動可能に支持されているため、弁体31を非摺動で移動可能に支持することができる。そして、駆動部70によって作用させられる電磁力により、弁体31が非接触で所定方向へ駆動される。その結果、弁体31を駆動する際に摩擦力が発生せず、弁体31を駆動する応答性を向上させることができる。さらに、弁体31を非摺動で駆動するため、弁体31に摩耗が生じず、摺動を伴う一般的な弁体と比較して半永久的に使用することができる。
・弁体31は一対の板ばね51により支持されており、上記所定方向において一対の板ばね51の間で電磁力が作用させられる。このため、駆動される際に弁体31がぶれることを抑制することができる。
・弁体31に固定された可動子76に電磁力が作用させられる。このため、電磁力が作用させられる可動子76と、弁体31とを別体にすることができ、弁体31の設計の自由度を向上させることができる。
・第1本体41Aに形成された接続流路を通じて、各接続流路に接続された各ポートに対して流体を流入出させることができる。弁体31には、所定面31aにおいて所定方向に所定長L1で開口する開口流路32が形成されている。第1本体41Aには、上記所定面31aに対向する対向面41aに開口する複数のポートが、上記所定方向に上記所定長L1よりも短い間隔L2で並んで形成されている。このため、駆動部70により弁体31を上記所定方向に駆動することで、複数のポートが弁体31の開口流路32を介して接続される状態、すなわち流体の流路を切り替えることができる。
・弁体31の所定面31aと第2本体41Bの第1面41bとは同一平面上に位置しており、第1本体41Aの対向面41aと第2本体41Bの第1面41bとの間に所定厚みのシム46が挿入された状態で、第1本体41Aと第2本体41Bとが固定されている。このため、弁体31の所定面31aと第1本体41Aの対向面41aとの間に、シム46の厚み分の隙間を容易に形成することができる。
・板ばね51は、最も面積の大きい主面が所定方向に垂直となるように、第2本体41Bに固定されている。このため、板ばね51は、弁体31の所定面31aと第1本体41Aの対向面41aとの間の隙間を維持するように弁体31を支持し、且つ所定方向に沿った弾性力のみを弁体31に作用させる構成を、容易に実現することができる。
・一対の板ばね51により弁体31の両端部36が支持されているため、弁体31の支持を安定させ易くなる。
・駆動部70において、板ばね51が自然状態で弁体31を支持する状態における弁体31(可動子76)の位置は、弁体31を所定方向に往復駆動させる電磁力を作用させていない中立位置に設定されている。こうした構成によれば、板ばね51が自然状態で弁体31を支持し、且つ駆動部70により電磁力を作用させていない状態において、弁体31を所定方向の中立位置に維持することができる。このため、中立位置を基準として、可動子76に作用させる電磁力を制御することにより、弁体31を容易に再現性よく往復駆動することができる。さらに、駆動部70により電磁力を作用させていない状態における流体の流量を、一定に安定させることができる。
・弁体31の所定面31a及び第1本体41Aの対向面41aは、所定の平面度に仕上げられている。板ばね51は、所定面31aと対向面41aとが所定の平行度となるように、弁体31を支持している。こうした構成によれば、弁体31の所定面31a及び本体41の対向面41aの平面度及び平行度が管理されているため、所定面31aと対向面41aとの間に形成される所定隙間の精度を向上させることができる。
・弁体31の所定面31aと本体41の対向面41aとの間には所定隙間が形成されているため、P1bポートが開口流路32に接続されていない状態であっても、P1bポートから弁体31に向かって流れる空気が所定隙間を介して漏れることとなる。この点、所定隙間は10μm程度であるため、所定隙間を介して漏れる空気の量を少なくすることができる。
・弁体31を挟んで両側に第1本体41Aが設けられている。そして、それぞれの第1本体41Aには、同様の複数のP1bポート,A1bポート,R1bポートが形成されている。このため、それぞれの第1本体41AのP1bポート,A1bポート,R1bポートに、同様の空気を流通させることにより、それぞれの第1本体41AのP1bポート,A1bポートから弁体31に向かって流れる空気による圧力を相殺することができる。したがって、P1bポート,A1bポートから弁体31に向かって流れる空気の圧力により、弁体31がP1bポート,A1bポートから離れる方向へ変位することを抑制することができる。また、板ばね51に要求される剛性を低下させることができ、より薄い板ばね51を採用することができる。
なお、上記各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・一対の板ばね51が、弁体31の両端部36以外の部分、例えば若干中央寄りの部分を支持する構成を採用することもできる。
・シム46の厚みは、10μm程度に限らず、5〜10μmであったり、10〜15μmであったり、15〜20μmであってもよい。
・駆動部70において、板ばね51が自然状態で弁体31を支持する状態における弁体31(可動子76)の位置を、弁体31を長手方向に往復駆動させる電磁力を作用させていない中立位置以外に設定することもできる。
・弁体31の両端部36にそれぞれ取り付けられた板ばね51の弾性力が、互いに等しくない構成を採用することもできる。
・板ばね51の最も面積の大きい主面が、弁体31の長手方向に垂直ではなく、傾斜した状態で本体41に取り付けられている構成を採用することもできる。
・図10に示すように、所定方向において、2つの開口流路32の互いに離れた側の端同士の間隔L5と、P1bポートとR1bポートとの間隔L6との関係を、以下のように変更することができる。(1)L6≧L5。この場合は、図11に示すように、電流0mA付近に不感帯を有する流路切替弁10として使用することができ、流体の流れ始めを安定させることができる。(2)L6<L5。この場合は、図12に示すように、電流0mA付近にコンスタントブリード流量を有する流路切替弁10として使用することができ、流体の流量を変更する応答性を向上させることができる。(3)L6<<L5。この場合は、図13に示すように、ポートPからポートAへ流す流体と、ポートRからポートAへ流す流体とを混合する混合弁として使用することができる。また、第1本体41Aに形成されるポートの数は3つに限らず、2つや4つ以上であってもよい。
・駆動部70は、所定方向において一対の板ばね51の間で作用させる電磁力により、弁体31(可動部材)を非接触で所定方向へ駆動するものであればよく、コイル72、コア71、磁石74A〜75B等の構成を任意に変更することができる。
・流路切替弁10により流路を切り替える流体は空気に限らず、空気以外の気体や、液体を採用することもできる。
・可動子76と弁体31とを常磁性体材料により、一体に形成することもできる。この場合、可動子そのものにより弁体31(可動部材)が構成され、可動子に開口流路32が形成される。
・弁体31の開口流路32を省略して単なる可動部材とし、可動部材を長手方向(所定方向に相当)に延長して、往復駆動される出力軸にすることもできる。そして、流体の流路やポート等も省略して、単なる本体やハウジングにすることもできる。すなわち、流路切替弁10に限らず、所定方向に駆動される可動部材を備える電磁アクチュエータとして実現することもできる。この場合であっても、可動部材を駆動する際に摩擦力が発生せず、可動部材を駆動する応答性を向上させることができる。
10…流路切替弁(電磁アクチュエータ)、20…弁機構、31…弁体(可動部材)、31a…所定面、32…開口流路、36…端部、41A…第1本体、41B…第2本体、41a…対向面、41b…第1面、42…接続流路、43…接続流路、44…接続流路、46…シム、51…板ばね、70…駆動部、76…可動子。

Claims (8)

  1. 変形量に応じた弾性力を所定方向へ加える一対の板ばねと、
    前記一対の板ばねにより前記所定方向へ移動可能に支持された可動部材と、
    前記所定方向において前記一対の板ばねの間で作用させる電磁力により、前記可動部材を非接触で前記所定方向へ駆動する駆動部と、
    前記可動部材の所定面に対向する対向面を有する第1本体と、
    前記一対の板ばねが固定された第2本体と、を備え、
    前記第2本体の第1面は、前記第1本体の前記対向面に対向し、かつ前記可動部材の前記所定面とは同一平面上に位置しており、
    前記第1本体の前記対向面と前記第2本体の前記第1面との間に所定厚みのシムが挿入された状態で、前記第1本体と前記第2本体とが固定されている
    電磁アクチュエータ。
  2. 前記駆動部は、U字状に形成されたコアと、前記コアのU字状の底部に取り付けられたコイルとを備えており、
    前記可動部材は、前記コアのU字状の直線状の部分の間に位置している請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記可動部材において、前記一対の板ばねの間に位置する部分に可動子が固定されており、
    前記駆動部は、前記可動子に前記電磁力を作用させる請求項1又は請求項2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記可動部材は、所定面において前記所定方向に所定長で開口する開口流路が形成された弁体であり、
    前記所定面に対向する対向面に開口する複数のポートが、前記所定方向に前記所定長よりも短い間隔で並んで形成され、且つ前記複数のポートにそれぞれ接続された接続流路が形成された第1本体を備える請求項3に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記一対の板ばねにより、前記弁体の両端部が支持されている請求項4に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 前記板ばねは、最も面積の大きい主面が前記所定方向に垂直となるように、前記第2本体に固定されている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
  7. 前記駆動部において、前記板ばねが自然状態で前記可動部材を支持する状態における前記可動部材の位置は、前記可動部材を前記所定方向に往復駆動させる電磁力を作用させていない中立位置に設定されている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
  8. 変形量に応じた弾性力を所定方向へ加える一対の板ばねと、
    前記一対の板ばねにより前記所定方向へ移動可能に支持された可動部材と、
    前記所定方向において前記一対の板ばねの間で作用させる電磁力により、前記可動部材を非接触で前記所定方向へ駆動する駆動部と、を備え、
    前記可動部材において、前記一対の板ばねの間に位置する部分に可動子が固定されており、
    前記駆動部は、前記可動子に前記電磁力を作用させ、
    前記可動部材は、所定面において前記所定方向に所定長で開口する開口流路が形成された弁体であり、
    前記所定面に対向する対向面に開口する複数のポートが、前記所定方向に前記所定長よりも短い間隔で並んで形成され、且つ前記複数のポートにそれぞれ接続された接続流路が形成された第1本体を備える電磁アクチュエータ。
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