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JP2019029273A - X線管、x線検査装置、およびx線検査方法 - Google Patents

X線管、x線検査装置、およびx線検査方法 Download PDF

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JP2019029273A JP2017149639A JP2017149639A JP2019029273A JP 2019029273 A JP2019029273 A JP 2019029273A JP 2017149639 A JP2017149639 A JP 2017149639A JP 2017149639 A JP2017149639 A JP 2017149639A JP 2019029273 A JP2019029273 A JP 2019029273A
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和幸 須藤
Kazuyuki Sudo
和幸 須藤
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Abstract

【課題】複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できるX線管を得る。【解決手段】X線管150は、少なくとも2種類の材質の陽極材を具備し、2種類の材質の陽極材が並ぶ陽極2と、陽極2における陰極線照射領域に陰極線11を照射して、陽極材の材質に対応したX線光子エネルギーを有する特性X線を陰極線照射領域から発生させる陰極1とを備えたものである。【選択図】 図1

Description

この発明はX線管、このX線管を用いたX線検査装置、およびこのX線検査装置を用いたX線検査方法に関する。
X線透視やX線CT(Computed Tomography)検査で行われるX線画像診断では、あるエネルギーを持った照射X線が物体を透過する際に一部吸収されて生じる透過X線の減衰効果を利用して、透過X線画像を撮影する撮影手法であるX線撮影手法が用いられる。このX線撮影手法は一種の影絵であるため、X線撮影手法によって、被験体を非侵襲および非破壊で観察可能である。よって、X線撮影手法は、生体組織のレントゲン撮影や、工業製品の非破壊検査などに従来から用いられている。また、この撮影手法は、産業分野においては、電子部品の非破壊検査手法の代表格となっている。
従来のX線撮影手法では、X線管から照射されるX線のX線光子エネルギーを変化させて物質の材質を識別するデュアルエナジーX線イメージングと称される方法があった。このデュアルエナジーX線イメージングでは、高電圧電源を用いてX線管に印加される管電圧を調整することによって、陽極から発生するX線のX線光子エネルギーを制御していた。
従来のX線管においては、X線管の高電圧電源の出力電圧を切り替えるために、異なる条件の高電圧電源の出力電圧の設定を2つ設けている。そして、このX線管は、データの収集装置の収集タイミングに合わせて、X線管に印加される電圧である管電圧の大きさに対応する高電圧電源の出力電圧の設定に切り替えることによって、X線管の管電圧の変更を達成していた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の別のX線管は、1つの陽極材に対して、予め異なる出力電圧に設定しておいた複数の高電圧電源のそれぞれに接続された陰極を複数備えている。このX線管は、これらの複数の陰極のそれぞれから陰極線を陽極材に照射して異なるX線光子エネルギーのX線を得ていた(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の別のX線管は、1種類の合金からなる陽極材で構成される回転する陽極に対して、陽極から発生するX線の強度の切替を行うために、高電圧発生部によってX線管に印加される管電圧を制御していた(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−363109号公報 特開2013−233号公報 特開2014−61287号公報
特許文献1および特許文献3における従来技術によるデュアルエナジーX線イメージングでは、高電圧電源の出力電圧を変化させて所望の管電圧の値を得るため、低い管電圧の値と高い管電圧の値との切り替えに時間がかかり、照射されるX線のX線光子エネルギーが安定するまでに時間を要する欠点があった。
また、電圧変動に伴うX線の安定性に関する課題を解決すべく考案された特許文献2における従来技術においても、陰極が複数設置され、高電圧電源も増えてしまうため、X線管が高コストとなる欠点があった。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できるX線管を得ることを目的とする。
この発明に係るX線管は、
少なくとも2種類の材質の陽極材を具備し、2種類の材質の陽極材が並ぶ陽極と、
陽極における陰極線照射領域に陰極線を照射して、陽極材の材質に対応したX線光子エネルギーを有する特性X線を陰極線照射領域から発生させる陰極とを備えたものである。
上記のように構成されたX線管において、複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できる。
この発明の実施の形態1におけるX線管の構成図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極駆動部の側面図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極駆動部の正面図である。 この発明の実施の形態1において図2の陽極駆動部の動作後の図である。 この発明の実施の形態1における図3の陽極駆動部の動作後の図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極の側面図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極の正面図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極の第1変形例の正面図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極の第2変形例の側面図である。 この発明の実施の形態1における図1のX線管における陽極の第2変形例の正面図である。 この発明の実施の形態1におけるX線管の陽極にインジウムを用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。 この発明の実施の形態1におけるX線管の陽極にタングステンを用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。 この発明の実施の形態1におけるX線管の陽極に金を用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。 この発明の実施の形態1における図1の陽極の変位に対応した2次元センサへのレーザ光入射位置の変化図である。 この発明の実施の形態2におけるX線検査装置の構成図である。 この発明の実施の形態2におけるX線検査装置の制御フロー図である。 この発明の実施の形態2におけるX線検査装置の変形例の構成図である。
以下、図を参照してこの発明の実施の形態に係るX線管、X線検査装置、およびX線検査方法について詳細を説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を説明する。以下の図の記載において、同一又は類似に相当する部分には同一又は類似の参照番号を付し、説明を省略する。また、以下の説明で用いられる図は理解の容易のために用いる模式的な図であり、各寸法の比率は実際とは異なる場合がある。各図の相互間においても寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることも勿論である。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更して実施が可能なものである。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1におけるX線管の構成図である。
本実施の形態のX線管150は、陰極1と、陽極2と、陽極駆動部3と、レーザ光源4と、2次元センサ5からなる変位センサ5と、X線管ケース6とを備えている。X線管ケース6内には、陰極1と、陽極2と、陽極駆動部3と、レーザ光源4と、2次元センサ5とが収められている。陰極1は、X線管ケース6に固定されている。
また、陰極1は、高電圧電源7の負極側と接続されている。陽極2は、高電圧電源7の正極側と接続されている。ここで、高電圧電源7は、数十kVから数百kVの電圧を印加する電源のことをいい、以下では単に電源と呼ぶ。陰極1と陽極2との間には、電源7によって、数十kVから数百kVの電圧が印加される。
陰極1と陽極2との間には、2個の電磁レンズ8が設けられている。2個の電磁レンズ8の間を、陰極1および陽極2の間に高電圧が印加されて陰極1から出射された陰極線11が通る。2個の電磁レンズ8の間に電圧をかけて電場を発生させることによって、陰極線11が陽極2の表面で焦点となって集束する。
陽極2の表面には、レーザ光源4から出射されたレーザ光41が照射される。レーザ光41が陽極2の表面で反射してレーザ反射光42が発生する。2次元センサ5は、レーザ反射光42を受光し、陽極2における反射位置を検出している。陰極線11が陽極2に照射されることにより、X線12が陽極2表面から発生する。発生したX線12は、X線透視やCT解析に利用される。X線12は、X線管ケース6に設けられたX線窓61を通過してX線管150の外に出射する。また、X線窓61は、X線を吸収しにくい材料で構成されている必要がある。例えば、X線窓61の材料としては、ベリリウムなどの材料が適当である。
陽極2は、陽極駆動部3によって回転支持されている。陽極2には電源7によって高電圧が印加される。このため、陽極2と陽極駆動部3との接触部は、電気的に絶縁された状態である必要がある。例えば、接触部に電気伝導性が低いセラミックス製のインシュレータ21を設置することが考えられる。なお、陽極2と陽極駆動部3との接触部は、電源7によって印加される数百kVの電圧が絶縁される構造であれば、絶縁の構造は問わない。
図2は、本実施の形態における図1のX線管における陽極駆動部の側面図である。図3は、本実施の形態における図1のX線管における陽極駆動部の正面図である。ここで、側面図は、回転軸32およびY軸駆動部34の駆動方向を含む平面に垂直な方向から見た図である。また、正面図は、回転軸32に沿う方向であって、かつ回転軸32からモータ31に向かう方向に見た図である。図2および図3を参照しながら、本実施の形態の陽極駆動部3の構成について説明する。
陽極駆動部3は、X線管ケース6に固定されており、モータ31を支持している。モータ31は、回転軸32を回転させる。回転軸32の先端部には、陽極2が取り付けられる。モータ31を支持する陽極駆動部3は、少なくとも互いに直交する3軸の自由度を有している。すなわち、陽極駆動部3は、X軸駆動部33と、Y軸駆動部34と、Z軸駆動部35とを有する。Z軸駆動部35の駆動方向は、回転軸32の軸方向に一致している。X軸駆動部33と、Y軸駆動部34と、Z軸駆動部35とのそれぞれには、外部から駆動制御信号を供給するための配線が接続されている(図示せず)。このため、外部からの信号によって、X軸駆動部33と、Y軸駆動部34と、Z軸駆動部35とを容易に駆動することが可能である。
図4は、本実施の形態における図2の陽極駆動部の動作後の図である。図5は、本実施の形態における図3の陽極駆動部の動作後の図である。図4および図5を参照しながら、陽極駆動部3の動作について説明する。
図4および図5は、X軸駆動部33とY軸駆動部34とZ軸駆動部35とがそれぞれ駆動して、モータ31の位置が移動した後の図である。X軸駆動部33が33'、 Y軸駆動部34が34'、およびZ軸駆動部35が35'の位置まで駆動することによって、モータ31の位置が、31'に移動する。モータ31の軸に連結された回転軸32の位置が、32'の位置に移動する。これに伴って、回転軸32の先端に取り付けた陽極2に陰極線11が照射する位置を変位させることができる。このため、陽極駆動部3は、陽極2に陰極線11が照射する位置を、自在に変更可能である。なお、モータ31が移動する位置は、図4および図5で示す位置に限らない。
図6は、本実施の形態における図1のX線管における陽極の側面図である。図7は、本実施の形態における図1のX線管における陽極の正面図である。図6および図7を参照しながら、本実施の形態における陽極2の構造を説明する。
図6および図7において、陽極2は、円錐台形状の側面である側面部と、円形状の上底と、上底より半径が大きい半径を有する円形状の下底とを有する構造体である。陽極2の形状は、円錐形状であってもよい。陽極2の下底の面の中心には、モータ31の軸に連結された回転軸32が取り付けられている。陽極2は、モータ31の駆動によって回転する。このX線管150は、いわゆる回転陽極型の構造となっている。
本実施の形態における陽極2は、2種類の材質の陽極材である、2個の第1の陽極材22、および2個の第2の陽極材23を有している。第1の陽極材22、および第2の陽極材23が、陽極2の側面部において回転方向である周方向に交互に並んで陽極2が構成されている。陽極2は、少なくとも2種類の材質の陽極材を有していればよい。また、陽極2の回転は、連続回転でもよいし、時間を空けて回転するステップ回転でもよい。
回転する陽極2に対して陰極線11が照射されると、陽極2が1回転する間に、2個の第1の陽極材22に1回ずつの計2回、2個の第2の陽極材23に1回ずつの計2回の陰極線11の照射が行われる。よって、白色X線に特性X線が加えられたX線12が、陽極2の側面部において陰極線11が照射される陰極線照射領域から発生する。
図8は、本実施の形態における図1のX線管における陽極の第1変形例の正面図である。図8において、第1変形例の陽極2aは、3種類の材質の陽極材である、1個の第1の陽極材22、1個の第2の陽極材23、および1個の第3の陽極材24を有している。第1の陽極材22、第2の陽極材23、および第3の陽極材24が、陽極2の側面部において、図8における反時計回りとなる回転方向である周方向に順番に並んで陽極2が構成されている。
回転する第1変形例の陽極2aに対して陰極線11が照射されると、第1変形例の陽極2aが1回転する間に、第1の陽極材22と、第2の陽極材23と、第3の陽極材24とに1回ずつ陰極線11の照射が行われる。よって、陰極線11が照射された陽極材の材質に対応する特性X線が白色X線に加えられたX線12が、陽極2の側面部における陰極線照射領域から発生する。
なお、図6および図7では、2つのそれぞれ異なる第1の陽極材22と第2の陽極材23とを円環状に交互に並べて配置した例を示したが、図8で示すように、3種類以上の異なる材質の陽極材を任意の順序で取り付けてもよい。
図9は、本実施の形態における図1のX線管における陽極の第2変形例の側面図である。図10は、本実施の形態における図1のX線管における陽極の第2変形例の正面図である。図9および図10において、第2変形例の陽極2bは、台形断面の側面を含む側面部と、台形断面の上底を含む上底部と、台形断面の下底を含む下底部とからなり、台形断面に垂直な方向に予め定められた長さを有する四角柱の構造体である。また、第2変形例の陽極2bは、2種類の材質の陽極材である、第1の陽極材22、および第2の陽極材23を有している。第1の陽極材22、および第2の陽極材23は、陽極2の台形断面に垂直な方向に交互に並んでいる。第2変形例の陽極2bは、第1の陽極材22、および第2の陽極材23が並ぶ方向に沿って移動可能に、直線状のレールガイド25で支持されている。第2変形例の陽極2bは、陽極駆動部3のY軸駆動部34が駆動することによって、レールガイドに25沿って、図10で示すRの矢印方向に直線状の往復運動をすることができる。なお、往復運動の手段は、Y軸駆動部34に限らず、例えば、油圧やエアシリンダーのような空気圧等によって駆動するものでもよい。
第2変形例の陽極2bが1往復の直線運動をする間に、第1の陽極材22に4回、第2の陽極材23に4回ずつ陰極線11の照射が行われる。上記の他の例と同様に、白色X線に特性X線が加えられたX線12が、陽極2の側面部における陰極線照射領域から発生する。
なお、陽極材の側面部に対して陰極線11が照射されて側面部が発熱しても、陽極2の熱ひずみが問題とならないならば、陽極2の形状は、円錐台形状、円錐形状、または直線形状に限らない。
図11は、本実施の形態におけるX線管の陽極にインジウムを用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。図12は、本実施の形態におけるX線管の陽極にタングステンを用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。図13は、本実施の形態におけるX線管の陽極に金を用いた場合の陽極から発生するX線のX線光子エネルギー分布である。図11から図13において、横軸は、X線光子エネルギーを表す。縦軸は、任意の光子数で規格化した相対光子数を表す。
図11から図13は、陽極材の候補となる高電圧電源の電圧の内、100kVの高電圧を陰極1に印加した際に、各陽極材から発生するX線12のX線光子エネルギー分布をそれぞれ例示している。具体的には、図11から図13は、インジウム(図11におけるInを指す)、タングステン(図12におけるWを指す)、金(図13におけるAuを指す)を陽極材として用いた際に発生するX線光子エネルギー分布をそれぞれ示している。図11のIn:28.508[keV]の値、図12のW:58.856[keV]の値、および図13のAu:68.177[keV]の値は、それぞれ鋭いピークを持つ特性X線にあたる部分のX線光子エネルギーの値である。図11から図13において、広範囲に分布するブロードな部分が、制動X線由来の連続X線にあたるX線光子エネルギー分布である。連続X線は、白色X線とも呼ばれるため、以降では、連続X線を白色X線と呼ぶ。
連続X線の部分のみに着目した場合、最大X線光子エネルギー値と、最大光子数となるX線光子エネルギー値は、陰極と陽極との間に印加する高電圧電源の電圧値すなわち管電圧と、電流値すなわち管電流とで決まる。このため、陽極材を変更しても、白色X線のX線光子エネルギー分布は変化しない。
一方、特性X線は、発生源である陽極材の材質固有のX線光子エネルギーを有する。このことから、図11から図13の特性X線は、インジウム、タングステン、金のそれぞれの材質に由来する鋭いピークを示すX線光子エネルギー分布を持つため、陽極材ごとに特性X線由来のX線光子エネルギー値が変動する。これによって、第1の陽極材22から発生するX線12のX線光子エネルギー分布と、第2の陽極材23から発生するX線12のX線光子エネルギー分布は、各陽極材の特性X線のX線光子エネルギー分だけ異なる。
また、X線12が試料を透過する際の透過能は、X線12のX線光子エネルギーとX線12が透過する試料となる物質のX線吸収係数とに依存する。物質固有の値であるX線吸収係数は、X線12のX線光子エネルギーに依存している。また、X線吸収係数は、X線吸収端近傍で大きくなるという特徴を有する。この特徴を利用するため、まず複数の異なるX線光子エネルギー分布となる条件でX線12を物質に照射して、複数の透過X線画像を取得する。そして、それぞれの透過X線画像の輝度からX線吸収係数を算出することによって、物質の材質を識別することができる。この識別方法は、デュアルエナジーX線イメージング(またはデュアルエナジーX線CT解析)と称される。
デュアルエナジーX線イメージングを行うには、複数のX線光子エネルギー分布となる条件で発生させたX線12を個別に調査対象である試料へ照射する必要がある。このため、X線光子エネルギーを異なる値に制御可能なX線管が必要となる。X線管150では、陰極と陽極との間に外部電源から印加された高電圧により陰極線11が発生する。そして、陰極線11が陽極2に照射された箇所である焦点からX線12が発生する。発生したX線12は、調査対象の試料に照射される。試料に入射し所定のX線光子エネルギーを有するX線12である入射X線の強度に対して、試料を透過したX線12である透過X線の強度を計測する。そして、X線12のX線光子エネルギーを変化させた入射X線に対して、同様に透過X線の強度を計測する。この2つの異なるX線光子エネルギーの入射X線に対して、入射X線の強度と透過X線の強度との比、およびX線吸収係数を求めて調査対象の試料の材質を特定できる。
したがって、本実施の形態におけるX線管150は、少なくとも2種類の材質の陽極材を具備し、2種類の材質の陽極材が並ぶ陽極2と、陽極2における陰極線照射領域に陰極線11を照射して、陽極材の材質に対応したX線光子エネルギーを有する特性X線を陰極線照射領域から発生させる陰極1とを備えている。
そして、第1の種類の材質の陽極材から第2の種類の材質の陽極材へ陰極線照射領域が移動するとき、陽極2は、陽極材の材質に対応した互いに異なるX線光子エネルギーを有する特性X線を陰極線照射領域から発生する。
この構成によって、本実施の形態におけるX線管150は、複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極1を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できるデュアルエナジーX線イメージングを行うことが可能となる。
また、本実施の形態の図6から図8において、陽極2は、モータ31に連結された回転軸32が回転することによって、第1の種類の材質の陽極材および第2の種類の材質の陽極材が並ぶ方向に陽極材を移動させる。
したがって、この構成によっても、本実施の形態におけるX線管150は、複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極1を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できるデュアルエナジーX線イメージングを行うことが可能となる。
なお、陽極材を円盤状に成型し、陽極表面に陰極線を照射した際に陽極裏面から発生するX線12を利用した透過型X線発生系でも、本発明の効果が理論的には得られる。しかしながら、X線12を発生するためには、円盤状の陽極の厚みを薄くする必要がある。このため、陰極線の照射によって発生する発熱が原因で、陽極材の歪みが発生しやすい。 そのため、本実施の形態における回転型の陽極で発生するX線12の強度は、透過型の陽極で発生するX線12の強度よりも大きくすることができる。よって、本実施の形態の回転型の陽極は、所望のX線12の積算量を得るまでに要する時間を、透過型の陽極よりも短縮できる利点がある。
図14は、本実施の形態における図1の陽極の変位に対応した2次元センサへのレーザ光入射位置の変化図である。図14を参照しながら、本実施の形態における2次元センサ5について説明する。
2次元センサ5は、陽極2の側面部の変位測定領域に向かってレーザ光41を照射しX線管ケース6に固定されたレーザ光源4と、陽極2の側面部で反射したレーザ光41に由来するレーザ反射光42を受光しX線管ケース6に固定された2次元センサ5とを有する。2次元センサ5は、レーザ反射光42の発光波長の領域に感度を持つ検出器であればよい。例えばCCDカメラなどが適当である。また、陽極2とレーザ光源4と2次元センサ5との位置関係は、レーザ光源4と2次元センサ5とが陰極線11とX線12との光路を妨げない位置関係であればよい。さらに、レーザ光源4から照射されたレーザ光41が陽極2の側面部に対して90°未満の入射角を持って入射し、入射角と同角度で反射するレーザ反射光42が2次元センサ5の中央部に垂直に入射する位置に2次元センサ5を設置すればよい。レーザ光41の陽極2の側面部に対する入射角は、5°以上かつ30°未満であるほうが好ましい。この結果、2次元センサ5が、陽極2の変位によるレーザ反射光42の光路変動を敏感に検出できる。
また、陽極2の側面部においてレーザ光41が照射される領域であるレーザ光照射領域の位置は問わない。レーザ光照射領域が、X線発生領域となる陰極線照射領域である焦点Aと一致することで、陰極線11が照射される位置である陰極線照射領域をモニタリングしていることと同義になる。このため、レーザ光41と陰極線11とが照射される位置が同一箇所となるように、2次元センサ5を設置することが好ましい。
同じく図14を参照しながら、2次元センサ5の変位検出法、および2次元センサ5の変位発生時の障害について説明する。陰極1に対して基準となる位置に陽極2が存在していた場合、レーザ光41は陽極2の側面部の焦点Aに向かって照射される。焦点Aで入射角と同角度で反射したレーザ反射光42は、図14において2次元センサ5の受光面に沿う方向の中心部B点に入射する。このとき、陰極線11も焦点Aにおいて集束するように調整されている。このため、陽極2の側面部から発生するX線12も、焦点Aから放射される。
次に、陽極2が陽極2'の位置にずれてしまった場合、レーザ光41が照射される位置も焦点Aから点A'にずれてしまう。このため、点A'で発生したレーザ反射光42'は、本来のレーザ反射光42が2次元センサ5に入射する点Bからずれた位置の点B'に入射することになる。この場合、陰極線11が陽極2に照射される位置も、従来の焦点Aから外れてしまう。このため、X線12の安定性が大幅に損なわれる。
本実施の形態のX線管150では、陰極線11の照射位置が焦点Aからずれることを防止するために、2次元センサ5の信号を常時モニタリングし、レーザ反射光42の入射点である点Bから点B’への変位量であるずれを検出する。この場合、入射点を点B’から点Bに戻すように駆動信号を出して、陽極駆動部3のX軸駆動部33、Y軸駆動部34、およびZ軸駆動部35の少なくともいずれかを駆動させるよう修正する。そして、X線12のX線光子エネルギーの切り替えを陽極2の回転によって行う。すなわち、本実施の形態のX線管150は、陽極2に接続されて陽極2を陰極線照射領域に対して移動させる陽極駆動部3と、陰極線11の焦点Aの位置である焦点位置と陰極線照射領域の位置とのずれを検出する焦点位置検出器である2次元センサ5とを備えている。陽極駆動部3は、焦点位置検出器である2次元センサ5が検知したずれに応じて陽極2を移動させて、陰極線照射領域の位置を焦点Aの位置である焦点位置に移動させる。
この構成によって、X線12の発生位置である図14における焦点Aが、陰極1、すなわち陰極1に固定されたX線管ケース6に設けられたX線窓61を基準として所定の位置に保たれる。
電圧変動に伴うX線の安定性に関する課題を解決すべく考案された特許文献2における従来技術においては、陰極が複数設置されているため、陰極線が別々の方角から陽極に対して照射されることになる。このため、焦点から発生するX線の照射光軸が、同一光軸上ではなくなってしまう。X線イメージングの分野、特にコーンビーム型X線イメージングにおいては、X線発生領域である焦点の形状が像のフォーカスに強く影響する。したがって、焦点形状や焦点での陰極線の絞り具合といった状態変化を極力避けるようにしなければならない。さらに、単一透過像の撮影よりも長い撮影時間を要するCT撮影の場合、撮影時間を通して照射X線の状態を一定に保つことが肝要である。
本実施の形態におけるX線管150は、上述した従来の課題を解決するものであり、陰極線11が陽極材の側面部に対して動かないことによる熱の集中に伴う側面部のひずみの増大を抑制することができる。
また、X線12のX線光子エネルギーを陽極駆動部3の駆動によって切り替えても、X線12の光路を一定に保つことができる。また、モータ31の回転速度を大きくすることによって、X線12のX線光子エネルギーの切り替えを短時間で行うことができる。
なお、本実施の形態においては、モータ31を駆動しながらX線12を発生させることについて説明したが、停止させた状態でX線12を発生させ、X線光子エネルギーを変更するときのみモータ31を駆動するように、モータ31の回転速度を調整してもよい。この陽極駆動部3の駆動方法は、X線12のX線光子エネルギーを随時変更する必要がある。一方で、この陽極駆動部3の駆動方法は、高速切り替えを必要としない用途において適している。高速切り替えを必要としない用途として、例えば、透視検査や各種物理分析用として、本実施の形態のX線管150を利用することが考えられる。
また、本実施の形態において、陽極駆動部3を駆動させて陽極2を、X線管ケース6に固定された陰極1に対して相対的に移動可能な構成を説明したが、図1において、陽極2を固定させて、陰極1を陽極2に対して相対的に移動させてもよい。陰極1を移動させる手段は、陽極駆動部3における、X軸駆動部33、Y軸駆動部34、およびZ軸駆動部35と同様の構成を有していてもよいし、X軸駆動部33、Y軸駆動部34、およびZ軸駆動部35のいずれかの構成を有していてもよい。このため、陰極1が陽極2に対して相対的に移動することによって、陽極2における陰極線11が照射する位置を変更可能となる。すなわち、陰極1は、第1の種類の材質の陽極材および第2の種類の材質の陽極材が並ぶ方向に陰極線照射領域を移動させる。
したがって、この構成によっても、本実施の形態におけるX線管150は、複数の電源の電圧を切り替えることなく、かつ複数の陰極1を用いることなく、異なるX線光子エネルギーのX線を照射できるデュアルエナジーX線イメージングを行うことが可能となる。
実施の形態2.
図15は、この発明を実施するための実施の形態2におけるX線検査装置の構成図である。
図15において、本実施の形態に係るX線検査装置200におけるX線管150は、実施の形態1の図1におけるX線管150と以下に述べる点で異なる。
本実施の形態に係るX線検査装置200は、実施の形態1の図1におけるX線管150と、試料110を移動させる試料ステージ120と、 X線管ケース6に設けられたX線窓61を介して照射されるX線12の光軸上に設置されたX線カメラ100と、制御部90とを備えている。
X線管150は、試料110においてX線12が照射される領域であるX線照射領域にX線12を照射する。
試料ステージ120は、モータ121と、モータ121の回転軸に連結され試料110を固定する試料固定部122とを有する。試料ステージ120のモータ121は、試料110を所望の角度だけ回転させることが可能である。
すなわち、試料ステージ120は、X線管150から出射されるX線11が試料110に照射されるX線照射領域に対して試料110を移動させる。
X線強度検知部であるX線カメラ100は、X線管150からX線照射領域に照射されて試料120を透過したX線12の光子数であるX線強度を透過X線強度として検知する。また、X線カメラ100が、実施の形態1において説明したX線管150から照射されるX線12のX線光子エネルギーに対する測定感度を有すれば、X線カメラ100の種類は問わない。例えば、X線カメラ100の種類として、X線フラットパネルディテクタ、イメージインテンシファイヤ、またはX線シンチレータ付CCDカメラ等が用いられる。
制御部90は、陽極駆動部3による陽極2の位置情報と、陽極2の回転角度情報であるモータ31の回転角度情報と、2次元センサ5の位置情報と、X線カメラ100の測定値と、試料ステージ120が取得した回転角度情報とを受け取って、陰極線照射位置に対応する陽極材の材質の種類と、試料ステージ120におけるX線照射領域の位置とを算出する。そして、制御部90は、所望のX線光子エネルギーを有するX線12が試料ステージ120のX線照射領域に照射されるような駆動信号を、陽極駆動部3のモータ31および試料ステージ120のモータ121に送る。
すなわち、試料ステージ120は、異なるX線光子エネルギーを有する特性X線がX線照射領域に照射される照射回数に応じて試料110を移動させて、X線照射領域を試料110における目標位置に移動させる。
図16は、本実施の形態におけるX線検査装置の制御フロー図である。図6および図7で示した陽極2の形状が円錐台形状のときの構成を例として、デュアルエナジーX線CT解析時のX線検査装置200の動作状況を説明する。
図16のステップS301において、試料ステージ120の試料固定部122に試料110を固定する。
次にステップS302において、第1の陽極材22から照射されたX線12により、透過X線画像aを取得する。陽極2を回転させるモータ31の回転速度は、X線カメラ100が透過X線画像aを取得する間において、陽極2に対して照射されている陰極線11の照射位置が、第1の陽極材22から第2の陽極材23まで、または第2の陽極材23から第1の陽極材22まで跨がらない回転速度である必要がある。X線カメラ100が透過X線画像aを撮影している間、試料ステージ120に搭載のモータ121は、回転を停止している。
次に、ステップS303において、モータ31が回転することによって、第1の陽極材22から第2の陽極材23へ陰極線11が照射する陽極材の材質の種類を変更する。すなわち、陰極線照射位置が、第1の陽極材22から第2の陽極材23に移動する。
そして、ステップS304において、X線カメラ100は、第2の陽極材23から照射されたX線12を検出して、透過X線画像bを取得する。この時、試料120は動かないため、引き続きモータ121は停止している。
次に、ステップS305において、試料120の所定の回転角度における所望のX線光子エネルギーのすべて、すなわち、陽極2が有する陽極材の材質の種類のすべてに対応するX線12を用いて透過X線画像を取得したか判定する。本実施の形態においては、所望のX線光子エネルギーすべては、第1の陽極材22および第2の陽極材23から照射されるX線12が有するX線光子エネルギーの2種類である。このため、ステップS305における判定結果はYESとなり、次のステップS306に進む。デュアルエナジーX線CT解析を行うには、X線11が有するX線光子エネルギーを2種類変更すれば足りる。
なお、ステップS305における判定結果がNOの場合には、ステップS303に戻って動作を継続する。
次に、ステップS306において、第1の陽極材22から発生するX線12による試料120への照射に切り替えるため、モータ31を駆動させて陽極2を回転させる。この時、モータ121を所望の回転角度だけ回転させ、透過X線画像aおよび透過X線画像bを撮影したときの回転角度に対して試料120を回転させる。モータ121が駆動して試料120が回転する角度の間隔は、0.5°から1.0°の間隔が適当であるが、任意の値でもよい。
その後、ステップS307において、所望の試料120の回転角度の範囲で所望の透過X線画像をすべて取得できたかを判定する。ステップS307における判定結果がYESの場合には、ステップS308に進む。ステップS307における判定結果がNOの場合には、ステップS303に戻って動作を継続する。
具体的には、モータ121、すなわち試料120の回転角度が、最初の回転角度から180°または360°に達するまで、第1の陽極材22を用いた透過X線画像aの取得、第2の陽極材23を用いた透過X線画像bの取得、およびモータ121の回転が繰り返される。この繰り返し動作によって、1つの試料120の回転角度の間隔に対して、複数のX線光子エネルギーのX線12で撮影した複数枚の透過X線画像を撮影できる。
すなわち、X線検査装置200を用いたX線検査方法は、X線カメラであるX線強度検知部100を用いて、第1の透過X線強度を検知する第1のX線強度検知ステップS302と、第1のX線強度検知ステップS302の後に、陰極線照射位置に対応する陽極材の材質の種類に応じて陽極材を移動させて、陽極2における陰極線照射領域の位置を移動させる陽極移動ステップS303と、陽極移動ステップS303の後に、X線強度検知部100を用いて、第2の透過X線強度を検知する第2のX線強度検知ステップS304と、第2のX線強度検知ステップS304の後に、試料120に入射されるX線の光子数であるX線強度、第1の透過X線強度、および第2の透過X線強度を用いて、X線吸収係数を算出して試料120の材質を判別する判別ステップS308とを備えている。
また、X線検査装置200を用いたX線検査方法は、第2のX線強度検知ステップS304の後に、試料ステージ120を用いて、異なるX線光子エネルギーを有する特性X線がX線照射領域に照射される照射回数に応じて試料120を移動させて、X線照射領域を試料120における目標位置に移動させる試料移動ステップS306と、試料移動ステップS306の後に、X線強度検知部100を用いて、第3の透過X線強度を検知する第3のX線強度検知ステップS304と、第3のX線強度検知ステップS304の後に、陽極移動ステップS303を行い、X線強度検知部100を用いて、第4の透過X線強度を検知する第4のX線強度検知ステップS304とをさらに備えている。そして、判別ステップS308は、第4のX線強度検知ステップS304の後に、試料120に入射されるX線の光子数であるX線強度、第1の透過X線強度、第2の透過X線強度、第3の透過X線強度、および第4の透過X線強度を用いて、X線吸収係数を算出して試料120の材質を判別する。
したがって、本実施の形態によれば、実施の形態1で示したX線管150を用いてデュアルエナジーX線CT解析が可能である。そして、試料120の所望の角度において、デュアルエナジーX線CT解析が可能となるため、1つの試料120の回転角度においてデュアルエナジーX線CT解析を行うよりも、試料120の解析精度を向上させることができる。なお、デュアルエナジーX線CTの画像解析法については、ここでは詳述しない。
図17は、本実施の形態におけるX線検査装置の変形例の構成図である。
図17で示すX線検査装置の変形例200aのX線管150aは、直線状に運動する第2変形例の陽極2bの形状の構成(図9および図10)を採用している。すなわち、第2変形例の陽極2bは、第1の陽極材22、および第2の陽極材23が並ぶ方向に沿って移動可能に、直線状のレールガイド25で支持されている。第2変形例の陽極2bは、陽極駆動部3のY軸駆動部34が駆動することによって、レールガイド25に沿って直線状の往復運動することができる。
また、X線検査装置の変形例200aにおいて、X線管ケース6、X線カメラ100、試料110、および試料ステージ120の位置関係は図15と同じである。なお、上記以外の詳細構成については、上述した実施の形態1の構成と同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
X線管150aを用いた場合も、モータ121の回転のタイミングは、図15に示す回転陽極型のX線管150を採用した時と同様である。すなわち、モータ121の回転のタイミングは、意図する陽極材のすべてにおいて、所望の透過X線画像を撮像し取得し終えたタイミングで回転するように制御されるべきである。
したがって、図15と同様に、デュアルエナジーX線CT解析が可能である。
1 陰極、 2、2’、2a、2b 陽極、 3 陽極駆動部、 4 レーザ光源、 5 2次元センサ(変位センサ)、 6 X線管ケース、 7 電源、 8 電磁レンズ、 11 陰極線、 12 白色X線、 21 インシュレータ、 22 第1の陽極材、 23 第2の陽極材、 24 第3の陽極材、25 レールガイド、 31 モータ、 32 回転軸、 33、33’ X軸駆動部、 34、34’ Y軸駆動部、 35 Z軸駆動部、 41 レーザ光、 42、42’ レーザ反射光、 61 X線窓、 90 制御装置、 100 X線カメラ、 110 試料、 120 試料ステージ、 121 モータ、122 試料固定部、150 X線管、 200、200a X線検査装置。

Claims (8)

  1. 少なくとも2種類の材質の陽極材を具備し、2種類の前記材質の前記陽極材が並ぶ陽極と、
    前記陽極における陰極線照射領域に陰極線を照射して、前記陽極材の前記材質に対応したX線光子エネルギーを有する特性X線を前記陰極線照射領域から発生させる陰極とを備えたX線管。
  2. 前記陽極は、第1の種類の材質の前記陽極材および第2の種類の材質の前記陽極材が並ぶ方向に前記陽極材を移動させる請求項1に記載のX線管。
  3. 前記陰極は、第1の種類の材質の前記陽極材および第2の種類の材質の前記陽極材が並ぶ方向に前記陰極線照射領域を移動させる請求項1または請求項2に記載のX線管。
  4. 前記陽極に接続されて前記陽極を前記陰極線照射領域に対して移動させる陽極駆動部と、
    前記陰極線の焦点位置と前記陰極線照射領域の位置とのずれを検出する焦点位置検出器とをさらに備え、
    前記陽極駆動部は、前記焦点位置検出器が検知した前記ずれに応じて前記陽極を移動させて、前記陰極線照射領域の位置を前記焦点位置に移動させる請求項2に記載のX線管。
  5. 請求項2または請求項4に記載のX線管と、
    前記X線管から出射されるX線が試料に照射されるX線照射領域に対して、前記試料を移動させる試料ステージとを備え、
    前記試料ステージは、異なる前記X線光子エネルギーを有する前記特性X線が前記X線照射領域に照射される照射回数に応じて前記試料を移動させて、前記X線照射領域を前記試料における目標位置に移動させるX線検査装置。
  6. 前記X線管から前記X線照射領域に照射されて前記試料を透過したX線の光子数であるX線強度を透過X線強度として検知するX線強度検知部とをさらに備える請求項5に記載のX線検査装置。
  7. 請求項6に記載のX線検査装置において、
    前記X線強度検知部を用いて、第1の透過X線強度を検知する第1のX線強度検知ステップと、
    前記第1のX線強度検知ステップの後に、前記陰極線照射領域に対応する前記陽極材の材質の種類に応じて前記陽極材を移動させて、前記陽極における前記陰極線照射領域の位置を移動させる陽極移動ステップと、
    前記陽極移動ステップの後に、前記X線強度検知部を用いて、第2の透過X線強度を検知する第2のX線強度検知ステップと、
    前記第2のX線強度検知ステップの後に、前記試料に入射されるX線の光子数であるX線強度、前記第1の透過X線強度、および前記第2の透過X線強度を用いて、X線吸収係数を算出して前記試料の材質を判別する判別ステップとを備えたX線検査方法。
  8. 前記第2のX線強度検知ステップの後に、前記試料ステージを用いて、異なる前記X線光子エネルギーを有する前記特性X線が前記X線照射領域に照射される照射回数に応じて前記試料を移動させて、前記X線照射領域を前記試料における目標位置に移動させる試料移動ステップと、
    前記試料移動ステップの後に、前記X線強度検知部を用いて、第3の透過X線強度を検知する第3のX線強度検知ステップと、
    前記第3のX線強度検知ステップの後に、前記陽極移動ステップを行い、前記X線強度検知部を用いて、第4の透過X線強度を検知する第4のX線強度検知ステップとをさらに備え、
    前記判別ステップは、前記第4のX線強度検知ステップの後に、前記試料に入射されるX線の光子数であるX線強度、前記第1の透過X線強度、前記第2の透過X線強度、前記第3の透過X線強度、および前記第4の透過X線強度を用いて、X線吸収係数を算出して前記試料の材質を判別する請求項7に記載のX線検査方法。
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