JP2019023969A - 負極活物質及び電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な反応電位及び大きい放電容量を有する負極活物質を提供する。【解決手段】本開示の負極活物質は、炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、ストロンチウム又はバリウムと、を備えている。X線光電子分光法によって負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れる全てのピークのピーク面積の合計をS1、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積をS2と定義したとき、比率S2/S1は、例えば0.4以上である。【選択図】図3
Description
本開示は、負極活物質及び電池に関する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池の負極活物質として、黒鉛系の炭素材料が広く用いられている。黒鉛系の炭素材料において、リチウムイオンが吸蔵及び放出される反応電位は、リチウム金属の標準電位に対して約0.1Vである。この電位は、リチウム金属の析出電位(0V)に近い。そのため、外的要因などによって僅かな電圧降下が生じた場合、リチウム金属が析出し、正極と負極とが短絡する危険性がある。
負極活物質の反応電位を上昇させ、反応電位とリチウム金属の析出電位との差を拡大させることで、電圧降下が生じてもリチウム金属が容易に析出しないようにすることが可能である。ただし、負極活物質の反応電位が高くなりすぎると、電池の容量密度が低下する。安全性と容量密度とを両立した電池を実現するためには、負極活物質の反応電位を精査することが重要である。
特許文献1には、リチウムチタン酸化物系材料を用いた電極が開示されている。この電極にリチウムイオンが吸蔵及び放出される反応電位は、リチウム金属の標準電位に対して約1.55Vと高い。
しかし、負極活物質としてのリチウムチタン酸化物系材料の放電容量は本質的に小さい。そのため、適切な反応電位及び大きい放電容量を有する負極活物質が望まれている。
すなわち、本開示は、
炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、
ストロンチウム又はバリウムと、
を備えた、負極活物質を提供する。
炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、
ストロンチウム又はバリウムと、
を備えた、負極活物質を提供する。
本開示によれば、リチウム金属の析出の危険性が低く、かつ、大きい放電容量を有する負極活物質を実現できる。
(本開示の基礎となった知見)
黒鉛のリチウムイオン反応電位を上昇させる方法として、黒鉛にホウ素を固溶させることが挙げられる。ただし、反応電位の上昇に寄与するのは、炭素原子と置換されることによって炭素骨格に固溶したホウ素である。このホウ素の状態は、X線光電子分光法によって得られたスペクトルにおいて、187eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークとして観測される。
黒鉛のリチウムイオン反応電位を上昇させる方法として、黒鉛にホウ素を固溶させることが挙げられる。ただし、反応電位の上昇に寄与するのは、炭素原子と置換されることによって炭素骨格に固溶したホウ素である。このホウ素の状態は、X線光電子分光法によって得られたスペクトルにおいて、187eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークとして観測される。
黒鉛にホウ素のみを固溶させる場合、ホウ素の上限濃度は、モル比率で5%以下である。そのため、反応電位を上昇させる効果は僅かである。本発明者らは、ホウ素以外の元素をホウ素とともに黒鉛に添加することによって、黒鉛系の炭素材料におけるホウ素の固溶濃度を高めることができ、反応電位を上昇させる効果も十分に得られることを予測した。その結果、本発明者らは、本開示の構成を想到するに至った。
本開示の第1態様にかかる負極活物質は、
炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、
ストロンチウム又はバリウムと、
を備えたものである。
炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、
ストロンチウム又はバリウムと、
を備えたものである。
第1態様によれば、リチウム金属の析出の危険性が低く、かつ、大きい放電容量を有する負極活物質を実現できる。
本開示の第2態様において、例えば、第1態様にかかる負極活物質の前記層状構造は、層間を有し、前記ストロンチウム又は前記バリウムは、前記層間に存在する。このような構成によれば、より大きい放電容量を有する負極活物質を実現できる。
本開示の第3態様において、例えば、第1又は第2態様にかかる負極活物質では、X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲にピークが存在する。このピークが観測されることは、炭素層にホウ素が十分に固溶していることを意味する。炭素層へのホウ素の固溶によって、負極活物質の反応電位を十分に上昇させることができる。
本開示の第4態様において、例えば、第1〜第3態様にかかる負極活物質では、X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に複数のピークが存在し、前記複数のピークのうち、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積が最も大きい。このような構成によれば、より放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。
本開示の第5態様において、例えば、第1〜第4態様にかかる負極活物質では、X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れる全てのピークのピーク面積の合計をS1、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積をS2と定義したとき、比率S2/S1が0.4以上である。このような構成によれば、より放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。
本開示の第6態様において、例えば、第1〜第5態様にかかる負極活物質は、下記の組成式(1)で表される。このような構成によれば、放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。
MxByCz ・・・(1)
[式(1)中、Mは、ストロンチウム又はバリウムであり、
x、y及びzは、それぞれ、0よりも大きい値であり、
y/(y+z)≦0.2の関係が満たされる。]
MxByCz ・・・(1)
[式(1)中、Mは、ストロンチウム又はバリウムであり、
x、y及びzは、それぞれ、0よりも大きい値であり、
y/(y+z)≦0.2の関係が満たされる。]
本開示の第7態様にかかる電池は、
第1〜第7態様のいずれか1つにかかる負極活物質を含む負極と、
正極と、
電解質と、
を備えたものである。
第1〜第7態様のいずれか1つにかかる負極活物質を含む負極と、
正極と、
電解質と、
を備えたものである。
第7態様によれば、リチウム金属の析出の危険性が低く、かつ、大きい放電容量を有する電池を実現できる。
本開示の第8態様において、例えば、第7態様にかかる電池の前記負極は、前記負極活物質を主成分として含む。このような構成によれば、より大きな放電容量密度を有する電池を実現できる。
以下、本開示の実施形態について説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態1)
本実施形態の負極活物質は、ストロンチウム又はバリウムと、層状構造とを備えている。ストロンチウム又はバリウムは、層状構造に支持されている。層状構造は、炭素及びホウ素によって構成されている。
本実施形態の負極活物質は、ストロンチウム又はバリウムと、層状構造とを備えている。ストロンチウム又はバリウムは、層状構造に支持されている。層状構造は、炭素及びホウ素によって構成されている。
本発明者らは、炭素材料に添加されたホウ素の状態及び量が反応電位に及ぼす影響について検討した。その結果、炭素層に固溶したホウ素の比率の増加にともなって反応電位が上昇することを見出した。さらに、固溶状態のホウ素を安定に存在させるためには、ストロンチウム又はバリウムを炭素材料に含有させることが有効であることを突き止めた。この理由としては、例えば、以下のように考えられる。
炭素材料中のホウ素の存在状態としては、炭素に結合したホウ素、ホウ素に結合したホウ素、微量に含まれる酸素又は窒素に結合したホウ素などが挙げられる。炭素に結合したホウ素原子には、炭素層に固溶したホウ素原子、炭素層と炭素層との間の層間に固溶したホウ素原子、B4Cなどの炭化物を構成するホウ素原子などが含まれる。ホウ素の電子数は炭素の電子数よりも1個少ないため、炭素層にホウ素原子が固溶すると、炭素層が有する共役電子の電子密度が減少する。炭素層に固溶したホウ素が存在する場合の材料(黒鉛類似化合物)のフェルミエネルギーは、ホウ素が存在しない場合(黒鉛)のフェルミエネルギーよりも低い。結果として、リチウムイオンが吸蔵及び放出される反応電位が上がる。
また、炭素層におけるホウ素の固溶状態の安定化にストロンチウム又はバリウムの添加が有効である理由は、以下のように考えられる。
ホウ素の電子数は、炭素の電子数よりも1個少ない。固溶状態のホウ素の原子濃度を増加させると、電気的中性を保てなくなる。ただし、ホウ素が固溶した炭素層の網目の近傍又は炭素層の層間にストロンチウム原子又はバリウム原子が存在すると、不足分の電子の一部がストロンチウム又はバリウムから供給され、結果として、電気的中性が保障される。このように、ストロンチウム又はバリウムをホウ素とともに黒鉛などの炭素材料に添加することによって、これらの元素を添加しない場合と比較して、ホウ素の固溶状態が安定すると考えられる。
本実施形態の負極活物質において、層状構造は、層間を有してもよい。このとき、ストロンチウム又はバリウムは、層間に存在してもよい。このような構成によれば、より大きい放電容量を有する負極活物質を実現できる。
ホウ素の結合状態は、X線光電子分光法によって調べることができる。具体的には、ホウ素の結合状態の相違は、ホウ素の1s軌道に由来するピークの化学シフトとして観測される。B1s軌道に由来するピークは、概ね、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れる。本明細書において、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲のXPSスペクトルを「B1sXPSスペクトル」とも称する。
本実施形態の負極活物質をX線光電子分光法によって分析して得られたスペクトルにおいて、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲にピークが存在する。このピークが観測されることは、炭素層にホウ素が十分に固溶していることを意味する。炭素層へのホウ素の固溶によって、負極活物質の反応電位を十分に上昇させることができる。
負極活物質に様々な結合状態のホウ素が存在する場合、B1sXPSスペクトルには複数のピークが現れる。言い換えれば、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に複数のピークが存在する。これらの複数のピークのうち、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積が最も大きいことが望ましい。このピークが観測されることは、炭素層にホウ素が十分に固溶していることを意味する。このような構成によれば、より放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。
184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れる全てのピークのピーク面積の合計をS1と定義することができる。187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積をS2と定義する。このとき、比率S2/S1は、0.4以上であってもよい。このような構成によれば、より放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。比率S2/S1の上限は特に限定されず、例えば、1.0である。
本実施形態の負極活物質は、下記の組成式(1)で表される材料であってもよい。式(1)中、Mは、ストロンチウム又はバリウムである。x、y及びzは、それぞれ、0よりも大きい値である。式(1)において、y/(y+z)≦0.2の関係が満たされてもよい。つまり、本実施形態の負極活物質においては、ホウ素原子の数と炭素原子の数との合計(B+C)に対するホウ素原子の数の比率(B/(B+C))が0.2以下であってもよい。このような構成によれば、放電電位が高く、放電容量の大きい負極活物質を実現できる。比率(B/(B+C))の下限は特に限定されず、例えば、0.03である。
MxByCz ・・・(1)
本実施形態の負極活物質が層状構造を有していることは、X線回折(XRD)測定によって確認することができる。炭素とホウ素とストロンチウム(又はバリウム)との組成比は、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光法によって特定することができる。
様々な結合状態にあるホウ素の量は、X線光電子分光法によって定量することができる。具体的には、B1sXPSスペクトルに現れる各ピークをガウス関数又はローレンツ関数で規定し、フィッティングする。フィッティングカーブから各ピークの積分強度(=ピーク面積)を求める。ピークが非対称の場合には、非対称性を考慮して計算を行ってもよい。
本実施形態の負極活物質は、以下に説明する方法によって製造されうる。
炭素源と、ホウ素源と、ストロンチウム源又はバリウム源とを十分に混合する。得られた混合物を不活性雰囲気下で焼成する。これにより、本実施形態の負極活物質が得られる。
炭素源として、黒鉛材料、有機材料及び非晶質炭素材料から選ばれる少なくとも1つを使用できる。炭素源として黒鉛材料を用いた場合は、黒鉛材料へのホウ素とストロンチウム又はバリウムとの固溶が同時に進行する。炭素源として有機材料又は非晶質炭素材料を用いた場合は、炭素源の黒鉛化と、黒鉛への各元素の固溶とが同時に進行する。
有機材料として、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂が使用されうる。合成樹脂の形状は特に限定されず、例えば、シート状、繊維状又は粒子状である。焼成後の加工を考慮すると、1〜100μmの大きさの粒子状又は短繊維状の合成樹脂が望ましい。
非晶質炭素材料として、石油コークス、石炭コークスなどのソフトカーボンが使用されうる。ソフトカーボンの形状も特に限定されず、例えば、シート状、繊維状又は粒子状である。焼成後の加工を考慮すると、1〜100μmの大きさの粒子状又は短繊維状のソフトカーボンが望ましい。
ホウ素源として、ホウ素、ホウ酸、ホウ素化カルシウムなどが使用されうる。二ホウ化アルミニウム及び二ホウ化マグネシウムなどの二ホウ化物もホウ素源として使用可能である。
ストロンチウム源として、ストロンチウム金属、ストロンチウム水素化物、ストロンチウム水酸化物、炭化ストロンチウム、炭酸ストロンチウム、ホウ素化ストロンチウムなどが使用されうる。
バリウム源として、バリウム金属、バリウム水素化物、バリウム水酸化物、炭化バリウム、炭酸バリウム、ホウ素化バリウムなどが使用されうる。
焼成温度は、例えば、1000℃〜2200℃である。焼成雰囲気は、不活性雰囲気であることが望ましい。不活性雰囲気には、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス、ネオンガスなどの不活性ガスが好適に使用されうる。コストの観点から、窒素ガスが望ましい。1000℃よりも低い温度での焼成によって、炭素源として使用された原料から炭素以外の元素が蒸発し、原料の炭素化が進行する。1000℃〜2200℃での焼成によって、炭素の黒鉛化が進行する。炭素の黒鉛化とともに、炭素源とホウ素源とストロンチウム源又はバリウム源とが反応することで、黒鉛結晶へのホウ素の固溶が進行し、黒鉛の層間へのストロンチウム又はバリウムの固溶が進行する。
負極活物質における構成元素の比率は、原料の種類、原料の混合比率、原料混合物の焼成条件、焼成後の再処理条件などを適切に選択することによって調整されうる。原料の種類は、炭素源の種類、ホウ素源の種類、ストロンチウム源の種類及びバリウム源の種類を意味する。原料の混合比率は、炭素源と、ホウ素源と、ストロンチウム源又はバリウム源との混合比率を意味する。焼成後の再処理には、酸洗浄、追加の熱処理などが含まれる。
以上のように、本実施形態の負極活物質は、原料を混合する工程と、得られた原料混合物を不活性雰囲気下で焼成する工程とを経て製造されうる。原料を混合する工程においては、炭素源と、ホウ素源と、ストロンチウム源又はバリウム源とが混合される。
(実施形態2)
以下、実施形態2について説明する。実施形態1と重複する説明は、適宜省略する。
以下、実施形態2について説明する。実施形態1と重複する説明は、適宜省略する。
図1に示すように、本実施形態の電池10は、負極13、正極16、セパレータ17及び外装18を備えている。負極13は、負極集電体11及び負極活物質層12(負極合剤層)を有する。負極活物質層12は、負極集電体11の上に設けられている。正極16は、正極集電体14及び正極活物質層15(正極合剤層)を有する。正極活物質層15は、正極集電体14の上に設けられている。負極13と正極16との間にセパレータ17が配置されている。セパレータ17を介して、負極13と正極16とが互いに向かい合っている。負極13、正極16及びセパレータ17は、外装18に収められている。
電池10は、例えば、非水電解質二次電池又は全固体二次電池である。電池10は、典型的には、リチウムイオン二次電池である。
負極活物質層12は、実施形態1で説明した負極活物質を含む。負極活物質層12は、必要に応じて、第2の負極活物質、導電助剤、イオン伝導体、バインダーなどを含んでいてもよい。第2の負極活物質とは、実施形態1で説明した負極活物質とは異なる組成を有する負極活物質であって、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能な材料である。
負極活物質層12は、実施形態1で説明した負極活物質を主成分として含んでいてもよい。「主成分」は、質量比で最も多く含まれた成分を意味する。負極活物質層12は、実施形態1で説明した負極活物質を負極活物質層12の全体に対する質量比で50%以上含んでいてもよく、70%以上含んでいてもよい。このような構成によれば、より大きな放電容量密度を有する電池10を実現できる。
負極活物質層12は、負極活物質を主成分として含み、さらに、不可避的な不純物を含んでいてもよい。不可避的な不純物には、負極活物質を合成する際に使用される出発原料、負極活物質を合成する際に生じる副生成物、それらの分解生成物などが含まれる。負極活物質層12は、不可避的な不純物を除き、実施形態1で説明した負極活物質を負極活物質層12の全体に対する質量比で100%含んでいてもよい。
導電助剤及びイオン伝導体は、負極13の抵抗を低減するために用いられる。導電助剤として、カーボンブラック、グラファイト、アセチレンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラフェン、フラーレン、酸化黒鉛などの炭素材料(炭素導電助剤)、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子化合物が使用されうる。イオン伝導体として、ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリル酸メチルなどのゲル電解質、ポリエチレンオキシドなどの有機固体電解質、Li7La3Zr2O12などの無機固体電解質が使用されうる。
バインダーは、負極13を構成する材料の結着性を向上させるために用いられる。バインダーとして、ポリフッ化ビニリデン、ビニリデンフルライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミドなどの高分子材料が使用されうる。
負極集電体11として、ステンレス鋼、ニッケル、銅、それらの合金などの金属材料で作られたシート又はフィルムが使用されうる。シート又はフィルムは、多孔質であってもよく、無孔であってもよい。シート又はフィルムとして、金属箔、金属メッシュなどが用いられる。負極集電体11の表面には、カーボンなどの炭素材料が導電性補助材料として塗布されていてもよい。この場合、抵抗値が低減されたり、触媒効果が付与されたり、負極活物質層12と負極集電体11とを化学的又は物理的に結合させることによって負極活物質層12と負極集電体11との結合力が強化されたりする。
正極活物質層15は、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能な正極活物質を含む。正極活物質層15は、必要に応じて、導電助剤、イオン伝導体、バインダーなどを含んでいてもよい。導電助剤、イオン伝導体及びバインダーとして、負極活物質層12に使用可能な材料と同じ材料を正極活物質層15に使用できる。
正極活物質として、リチウム含有遷移金属酸化物、遷移金属フッ化物、ポリアニオン材料、フッ素化ポリアニオン材料、遷移金属硫化物などが使用されうる。製造コストが安く、平均放電電圧が高いことから、リチウム含有遷移金属酸化物が望ましい。
正極集電体14として、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン、それらの合金などの金属材料で作られたシート又はフィルムを使用できる。アルミニウム及びその合金は、安価で薄膜化しやすいので正極集電体14の材料に適している。シート又はフィルムは、多孔質であってもよく、無孔であってもよい。シート又はフィルムとして、金属箔、金属メッシュなどが用いられる。正極集電体14の表面には、カーボンなどの炭素材料が導電性補助材料として塗布されていてもよい。この場合、抵抗値が低減されたり、触媒効果が付与されたり、正極活物質層15と正極集電体14とを化学的又は物理的に結合させることによって正極活物質層15と正極集電体14との結合力が強化されたりする。
電池10は、さらに、電解質を含む。電解質は、非水電解質であってもよい。電解質として、リチウム塩と非水溶媒とを含む電解液、ゲル電解質、固体電解質などが使用されうる。電解質が液体であるとき、電解質は、負極13、正極16及びセパレータ17のそれぞれに含浸されている。電解質が固体であるとき、セパレータ17がその電解質で構成されうる。固体の電解質は、負極13に含まれていてもよく、正極16に含まれていてもよい。
リチウム塩として、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム(LiN(SO2CF3)2)、ビスパーフルオロエチルスルホニルイミドリチウム(LiN(SO2C2F5)2)、ビスフルオロメチルスルホニルイミドリチウム(LiN(SO2F)2)、LiAsF6、LiCF3SO3、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウムなどが使用されうる。これらの電解質塩から選ばれる1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。電池10の安全性、熱安定性及びイオン伝導性の観点から、LiPF6が望ましい。
非水溶媒として、環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、エステル、環状エーテル、鎖状エーテル、ニトリル、アミドなどが使用されうる。これらの溶媒から選ばれる1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
環状炭酸エステルとして、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどが使用されうる。これらの化合物において、水素原子の一部又は全部がフッ素で置換されていてもよい。フッ素置換された環状炭酸エステルとして、トリフルオロプロピレンカーボネート、フルオロエチルカーボネートなどが使用されうる。
鎖状炭酸エステルとして、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネートなどが使用されうる。これらの化合物において、水素原子の一部又は全部がフッ素で置換されていてもよい。
エステルとして、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトンなどが使用されうる。
環状エーテルとして、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテルなどが使用されうる。
鎖状エーテルとして、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルなどが使用されうる。
ニトリルとして、アセトニトリルなどが使用されうる。
アミドとして、ジメチルホルムアミドなどが使用されうる。
固体電解質として、有機ポリマー固体電解質、酸化物固体電解質、硫化物固体電解質などが使用されうる。
有機ポリマー固体電解質として、高分子とリチウム塩との化合物が使用されうる。高分子はエチレンオキシド構造を有していてもよい。高分子がエチレンオキシド構造を有している場合、有機ポリマー固体電解質はリチウム塩を多く含有することができ、有機ポリマー固体電解質のイオン導電率が高まる。
酸化物固体電解質として、LiTi2(PO4)3及びその元素置換体を代表とするNASICON型固体電解質、(LaLi)TiO3系のペロブスカイト型固体電解質、Li14ZnGe4O16、Li4SiO4、LiGeO4及びそれらの元素置換体を代表とするLISICON型固体電解質、Li7La3Zr2O12及びその元素置換体を代表とするガーネット型固体電解質、Li3N及びそのH置換体、Li3PO4及びそのN置換体などが使用されうる。
硫化物固体電解質として、Li2S−P2S5、Li2S−SiS2、Li2S−B2S3、Li2S−GeS2、Li3.25Ge0.25P0.75S4、Li10GeP2S12などが使用されうる。これらの硫化物材料にLiX(X:F、Cl、Br、I)、MOp、LiqMOp(M:P、Si、Ge、B、Al、Ga又はIn)(p、q:自然数)などが添加されてもよい。
硫化物固体電解質は、成形性に富み、高いイオン伝導性を有する。そのため、固体電解質として、硫化物固体電解質を用いることで、より高いエネルギー密度を有する電池10を実現できる。硫化物固体電解質の中でも、Li2S−P2S5は、高い電気化学的安定性及び高いイオン伝導性を有する。固体電解質として、Li2S−P2S5を使用すれば、より高いエネルギー密度を有する電池10を実現できる。
電池10の形状は特に限定されない。電池10の形状には、コイン型、円筒型、角型、シート型、ボタン型、扁平型、積層型などの種々の形状が採用されうる。
以下の実施例は一例であって、本開示は以下の実施例のみに限定されない。
(サンプル1)
[負極活物質の作製]
平均粒径が1μmの黒鉛粉末と、水素化ストロンチウム粉末と、ホウ素粉末とをメノウ乳鉢を用いて粉砕及び混合し、原料混合物を得た。水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で93.4%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で22.5%であった。
[負極活物質の作製]
平均粒径が1μmの黒鉛粉末と、水素化ストロンチウム粉末と、ホウ素粉末とをメノウ乳鉢を用いて粉砕及び混合し、原料混合物を得た。水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で93.4%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で22.5%であった。
Ar雰囲気の焼成炉(Arガス流量1L/min)に原料混合物を入れ、焼成炉の内部の温度を室温から毎分5℃の速度で1800℃に到達するまで昇温し、1800℃で5時間保持した。その後、加熱を停止し、自然冷却後に焼成炉から焼成物を取り出した。焼成物をメノウ乳鉢で粉砕し、サンプル1の負極活物質の粉末を得た。
[負極活物質の分析]
デスクトップX線回折装置(リガク社製MiniFlex300/600)を用い、サンプル1の負極活物質の粉末X線回折測定を行った。サンプル1の負極活物質は、層状構造を主相として有していた。層状構造は、炭素及びホウ素によって構成され、層状構造の層間にストロンチウムが存在していた。
デスクトップX線回折装置(リガク社製MiniFlex300/600)を用い、サンプル1の負極活物質の粉末X線回折測定を行った。サンプル1の負極活物質は、層状構造を主相として有していた。層状構造は、炭素及びホウ素によって構成され、層状構造の層間にストロンチウムが存在していた。
誘導結合プラズマ発光分光分析装置(Spectro社製CIROS-120)を用い、サンプル1の負極活物質の組成を調べた。サンプル1の負極活物質の組成は、Sr0.07B0.19C0.74であり、比率B/(B+C)は19.56%であった。
X線光電子分光分析装置(アルバックファイ社製PHI5600)を用い、サンプル1の負極活物質のXPSスペクトルを得た。X線源はAl(AlKα)であった。184.0〜196.5eVの束縛エネルギーの範囲のXPSスペクトルを得た。先に説明した方法によって、得られたXPSスペクトルに存在する全てのピークのピーク面積を算出した。これらのピーク面積の合計S1を算出した。得られたXPSスペクトルに存在するピークのうち、187.0〜188.5eVの束縛エネルギーの範囲に現れたピークのピーク面積S2を算出した。比率(S2/S1)から、サンプル1の負極活物質に含まれた全てのホウ素のうち、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、48.81%であった。
[試験電極の作製]
サンプル1の負極活物質と、導電助剤としてのアセチレンブラックと、バインダーとしてのポリフッ化ビニリデンとをメノウ乳鉢を用いて十分に混合した。これにより、負極合剤を得た。負極活物質とアセチレンブラックとポリフッ化ビニリデンとの質量比は7:2:1であった。負極合剤をNMP溶媒に分散させ、スラリーを作製した。塗工機を用いて、スラリーをCu集電体上に塗布した。Cu集電体上の塗膜を乾燥させ、極板を得た。極板を圧延機で圧延したのち、直径20mmの正方形の形状に打ち抜いた。正方形の形状の極板にリード端子を取り付けて、サンプル1の試験電極を得た。
サンプル1の負極活物質と、導電助剤としてのアセチレンブラックと、バインダーとしてのポリフッ化ビニリデンとをメノウ乳鉢を用いて十分に混合した。これにより、負極合剤を得た。負極活物質とアセチレンブラックとポリフッ化ビニリデンとの質量比は7:2:1であった。負極合剤をNMP溶媒に分散させ、スラリーを作製した。塗工機を用いて、スラリーをCu集電体上に塗布した。Cu集電体上の塗膜を乾燥させ、極板を得た。極板を圧延機で圧延したのち、直径20mmの正方形の形状に打ち抜いた。正方形の形状の極板にリード端子を取り付けて、サンプル1の試験電極を得た。
[評価用セルの作製]
サンプル1の試験電極と、リチウム金属製の対極と、リチウム金属製の参照極とを用いてリチウム二次電池(評価用セル)を以下に説明する方法で作製した。電解液の調製及び評価用セルの作製は、露点−60度以下、酸素値1ppm以下のAr雰囲気のグローブボックス内で行った。
サンプル1の試験電極と、リチウム金属製の対極と、リチウム金属製の参照極とを用いてリチウム二次電池(評価用セル)を以下に説明する方法で作製した。電解液の調製及び評価用セルの作製は、露点−60度以下、酸素値1ppm以下のAr雰囲気のグローブボックス内で行った。
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートとジメチルカーボネートとを5:70:25の体積比で混合し、混合溶媒を得た。この混合溶媒に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.4mol/リットルの濃度で溶解させ、電解液を得た。一辺が20mmの正方形のニッケルメッシュにリチウム金属箔を圧着させ、対極を得た。ポリエチレン微多孔膜のセパレータに電解液を含浸させた。試験電極と対極との間にセパレータを配置し、試験電極と対極とを対向させた。試験電極、対極及びセパレータを外装に収容し、外装を封口した。これにより、サンプル1の評価用セルを得た。
[充放電試験]
サンプル1の評価用セルの充放電試験を行い、充放電特性を評価した。充放電試験は25℃の恒温槽内で行った。充放電試験では、評価用セルを充電し、20分間休止した後、評価用セルを放電させた。1cm2の試験電極あたり5mAの定電流にて、試験電極と参照極との電位差が0Vに達するまで充電した。その後、1cm2の試験電極あたり5mAの定電流にて、試験電極と参照極との電位差が2Vに達するまで放電させた。サンプル1の負極活物質の反応電位は1.40Vであり、初回放電容量は299mAh/gであった。
サンプル1の評価用セルの充放電試験を行い、充放電特性を評価した。充放電試験は25℃の恒温槽内で行った。充放電試験では、評価用セルを充電し、20分間休止した後、評価用セルを放電させた。1cm2の試験電極あたり5mAの定電流にて、試験電極と参照極との電位差が0Vに達するまで充電した。その後、1cm2の試験電極あたり5mAの定電流にて、試験電極と参照極との電位差が2Vに達するまで放電させた。サンプル1の負極活物質の反応電位は1.40Vであり、初回放電容量は299mAh/gであった。
(サンプル2)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル2の負極活物質を作製した。サンプル2において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で74.7%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で18.0%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル2の負極活物質を作製した。サンプル2において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で74.7%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で18.0%であった。
サンプル2の負極活物質のXRD測定の結果を図2に示す。図2において、四角印で示されたピークは、黒鉛類似化合物の層状構造に由来するピークである。サンプル9の回折パターンにおいて、三角印で示されたピークは、六ホウ化物に由来するピークである。サンプル2の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にストロンチウムが含有されていた。サンプル2において、不純物の生成は確認されなかった。
各サンプルが層状構造を有しているかどうかは、次の方法で判断した。まず、結晶構造描画ツール“VESTA”を用いて炭素及びホウ素によって構成された炭素六角網面の層間にSr又はBa原子が挿入された構造のモデルを作成した。次に、リートベルト解析ツール“Rietan-FP”を用い、そのモデルのXRDスペクトルをシミュレーションした。結果を図2に示す。実際の測定結果がシミュレーション結果と比較して良く一致していた場合、各サンプルの負極活物質が層状構造を有していると判断した。
サンプル2の負極活物質の組成は、Sr0.06B0.15C0.84であり、比率B/(B+C)は15.15%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、56.80%であった。サンプル2の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル2の負極活物質の反応電位は1.02Vであり、初回放電容量は308mAh/gであった。
図3は、サンプル2の負極活物質のピーク分離後のB1sXPSスペクトルである。サンプル2において、184.0〜196.5eVの束縛エネルギーの範囲に5つのピークが現れた(ピークNo.1〜5)。まず、全てのピーク(ピークNo.1〜5)のピーク面積を算出し、それらの合計を算出した。次に、187.0〜188.5eVの束縛エネルギーの範囲に現れたピーク(ピークNo.1)のピーク面積を算出した。ピーク面積の合計S1に対する、No.1のピークのピーク面積S2の比率(S2/S1)は、56.80%であった。ピーク面積の合計に対する、各ピークのピーク面積の比率は、図3に示す通りであった。
(サンプル3)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル3の負極活物質を作製した。サンプル3において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で62.2%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で15.0%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル3の負極活物質を作製した。サンプル3において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で62.2%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で15.0%であった。
サンプル3の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にストロンチウムが含有されていた。サンプル3において、不純物として少量の黒鉛の生成が確認された。
サンプル3の負極活物質の組成は、Sr0.06B0.13C0.83であり、比率B/(B+C)は13.13%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、52.20%であった。サンプル3の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル3の負極活物質の反応電位は0.93Vであり、初回放電容量は321mAh/gであった。
(サンプル4)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル4の負極活物質を作製した。サンプル4において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で53.3%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で12.9%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル4の負極活物質を作製した。サンプル4において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で53.3%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で12.9%であった。
サンプル4の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にストロンチウムが含有されていた。サンプル4において、不純物として少量の黒鉛の生成が確認された。
サンプル4の負極活物質の組成は、Sr0.04B0.10C0.85であり、比率B/(B+C)は10.40%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、50.10%であった。サンプル4の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル4の負極活物質の反応電位は0.82Vであり、初回放電容量は329mAh/gであった。
(サンプル5)
水素化ストロンチウム粉末に代えて水素化バリウム粉末を使用したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル5の負極活物質を作製した。サンプル5において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で145.1%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で22.5%であった。
水素化ストロンチウム粉末に代えて水素化バリウム粉末を使用したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル5の負極活物質を作製した。サンプル5において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で145.1%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で22.5%であった。
サンプル5の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にバリウムが含有されていた。サンプル5において、不純物として少量のホウ化バリウムの生成が確認された。
サンプル5の負極活物質の組成は、Ba0.09B0.13C0.76であり、比率B/(B+C)は16.82%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、40.05%であった。サンプル5の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル5の負極活物質の反応電位は1.78Vであり、初回放電容量は174mAh/gであった。
(サンプル6)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル6の負極活物質を作製した。サンプル6において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で116.1%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で18.4%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル6の負極活物質を作製した。サンプル6において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で116.1%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で18.4%であった。
サンプル6の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にバリウムが含有されていた。サンプル6において、不純物の生成は確認されなかった。
サンプル6の負極活物質の組成は、Ba0.07B0.12C0.81であり、比率B/(B+C)は12.95%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、43.81%であった。サンプル6の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル6の負極活物質の反応電位は1.30Vであり、初回放電容量は176mAh/gであった。
(サンプル7)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル7の負極活物質を作製した。サンプル7において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で96.8%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で15.0%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル7の負極活物質を作製した。サンプル7において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で96.8%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で15.0%であった。
サンプル7の負極活物質のXRD測定の結果を図2に示す。サンプル7の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にバリウムが含有されていた。サンプル7において、不純物の生成は確認されなかった。
サンプル7の負極活物質の組成は、Ba0.06B0.10C0.83であり、比率B/(B+C)は10.79%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、40.20%であった。サンプル7の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル7の負極活物質の反応電位は0.83Vであり、初回放電容量は181mAh/gであった。
(サンプル8)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル8の負極活物質を作製した。サンプル8において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で82.9%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で12.9%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル8の負極活物質を作製した。サンプル8において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で82.9%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で12.9%であった。
サンプル8の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にバリウムが含有されていた。サンプル8において、不純物として少量の黒鉛の生成が確認された。
サンプル8の負極活物質の組成は、Ba0.05B0.09C0.86であり、比率B/(B+C)は9.04%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、41.32%であった。サンプル8の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル8の負極活物質の反応電位は0.79Vであり、初回放電容量は201mAh/gであった。
(サンプル9)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル9の負極活物質を作製した。サンプル9において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で124.5%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で30.0%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル1と同じ方法でサンプル9の負極活物質を作製した。サンプル9において、水素化ストロンチウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で124.5%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で30.0%であった。
サンプル9の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を主相として有していた。層状構造の層間にストロンチウムが含有されていた。
サンプル9の負極活物質の組成は、Sr0.09B0.21C0.70であり、比率B/(B+C)は23.86%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、39.91%であった。サンプル9の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル9の負極活物質の反応電位は1.54Vであり、初回放電容量は227mAh/gであった。
(サンプル10)
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル10の負極活物質を作製した。サンプル10において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で193.5%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で30.0%であった。
原料の比率を変更したことを除き、サンプル5と同じ方法でサンプル10の負極活物質を作製した。サンプル10において、水素化バリウム粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で193.5%であった。ホウ素粉末の量は、黒鉛粉末に対する質量換算で30.0%であった。
サンプル10の負極活物質は、炭素及びホウ素によって構成された層状構造を有していた。層状構造の層間にバリウムが含有されていた。サンプル10において、不純物として少量のホウ化バリウムの生成が確認された。
サンプル10の負極活物質の組成は、Ba0.11B0.22C0.67であり、比率B/(B+C)は24.58%であった。XPS測定の結果から、炭素層に固溶したホウ素の割合を算出した。炭素層に固溶したホウ素の割合は、原子比にて、32.40%であった。サンプル10の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル10の負極活物質の反応電位は1.65Vであり、初回放電容量は114mAh/gであった。
(サンプル11)
公知の方法で作製したL4T5O12をサンプル11の負極活物質として用いた。サンプル11の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル11の負極活物質の反応電位は1.57Vであり、初回放電容量は172mAh/gであった。
公知の方法で作製したL4T5O12をサンプル11の負極活物質として用いた。サンプル11の負極活物質を用い、サンプル1と同じ方法で試験電極及び評価用セルを作製し、充放電特性を評価した。サンプル11の負極活物質の反応電位は1.57Vであり、初回放電容量は172mAh/gであった。
表1に示すように、ホウ素の固溶量が増加すると反応電位が増加した。ただし、炭素層に固溶したホウ素の比率が低い場合は、反応電位の増加する割合が小さかった。このことは、炭素層に固溶したホウ素によってリチウムイオンの吸蔵及び放出の反応電位が増加する一方、それ以外の存在状態のホウ素は同様の効果をもたらさないことを示唆している。
ホウ素の含有量が増加すると、層状構造を安定に維持するために必要なストロンチウム又はバリウムの量も増加する。ストロンチウム又はバリウムは、リチウムイオンの吸蔵サイトと競合する位置に存在するため、これらの比率が高すぎると、吸蔵可能なリチウムイオンの量が減少する。すなわち、放電容量が低下する。比率B/(B+C)を適切に調整することによって、高い反応電位と放電容量とを両立することができる。
本開示の負極活物質は、例えば、リチウム二次電池などの電池の負極活物質として有用である。
10 電池
11 負極集電体
12 負極活物質層
13 負極
14 正極集電体
15 正極活物質層
16 正極
17 セパレータ
18 外装
11 負極集電体
12 負極活物質層
13 負極
14 正極集電体
15 正極活物質層
16 正極
17 セパレータ
18 外装
Claims (8)
- 炭素とホウ素とによって構成された層状構造と、
ストロンチウム又はバリウムと、
を備えた、負極活物質。 - 前記層状構造は、層間を有し、
前記ストロンチウム又は前記バリウムは、前記層間に存在する、請求項1に記載の負極活物質。 - X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲にピークが存在する、請求項1又は2に記載の負極活物質。
- X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に複数のピークが存在し、
前記複数のピークのうち、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積が最も大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の負極活物質。 - X線光電子分光法によって前記負極活物質を分析したときに得られるスペクトルにおいて、184.0eV以上196.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れる全てのピークのピーク面積の合計をS1、187.0eV以上188.5eV以下の束縛エネルギーの範囲に現れるピークのピーク面積をS2と定義したとき、
比率S2/S1が0.4以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の負極活物質。 - 下記の組成式(1)で表される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の負極活物質。
MxByCz ・・・(1)
[式(1)中、Mは、ストロンチウム又はバリウムであり、
x、y及びzは、それぞれ、0よりも大きい値であり、
y/(y+z)≦0.2の関係が満たされる。] - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の負極活物質を含む負極と、
正極と、
電解質と、
を備えた、電池。 - 前記負極は、前記負極活物質を主成分として含む、請求項7に記載の電池。
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|---|---|---|---|---|
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| CN116706076A (zh) * | 2023-08-09 | 2023-09-05 | 宁德新能源科技有限公司 | 一种负极材料、负极极片、电化学装置及电子装置 |
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2017
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