JP2019021875A - インプリント方法、インプリント装置、および物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、マスターモールドに付着した異物を除去する上で有利な技術を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明のインプリント方法は、マスターモールドを用いてブランクモールドにパターンを形成することによってレプリカモールドを形成するインプリント方法であって、前記ブランクモールドの第1領域に第1インプリント材を供給する第1供給工程と、前記第1供給工程で供給されたインプリント材と、前記マスターモールドを接触させることにより、前記レプリカモールドを形成する形成工程と、異物除去基板の前記第1領域よりも広い第2領域に、第2インプリント材を供給する第2供給工程と、前記第2供給工程で供給された第2インプリント材と、前記マスターモールドを接触させることにより、前記マスターモールドに付着した異物を除去する除去工程と、を有することを特徴とする。【選択図】 図4
Description
本発明は、型を用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント方法、インプリント装置に関する。
半導体デバイスやMEMSなどの物品を製造する方法として、型(モールド)を用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント技術が知られている。インプリント技術は、基板上にインプリント材を供給し、供給されたインプリント材と型を接触させる(押印)。そして、インプリント材と型を接触させた状態でインプリント材を硬化させた後、硬化したインプリント材から型を引き離す(離型)ことにより、インプリント材のパターンが基板上に形成される。
インプリント装置で用いられる型は、インプリント処理を繰り返すことによって型の破損や汚染が発生するため、同じパターンが形成された新しい型と交換する必要がある。マスターモールドを用いてレプリカモールドを作製する事により新しい型を得ることが知られている。レプリカモールドは、インプリント技術を用いたレプリカモールド製造装置によって作製される。
レプリカモールドを作製するレプリカモールド製造装置において、マスターモールドの破損や汚染を防止する必要がある。そのため、マスターモールドのパターン形成面に付着した異物を除去する方法が知られている(特許文献1)。
レプリカモールド製造装置において、マスターモールドに形成されているパターン面はレプリカモールドのパターン面よりも広いことがある。そのため、レプリカモールドのパターン面に供給されたインプリント材とマスターモールドを接触させると、レプリカモールドのパターン面からはみ出たインプリント材がマスターモールドに付着し、異物となる恐れがある。
そこで、本発明は、マスターモールドに付着した異物を除去する上で有利な技術を提供することを目的とする。
本発明のインプリント方法は、マスターモールドを用いてブランクモールドにパターンを形成することによってレプリカモールドを形成するインプリント方法であって、ブランクモールドの第1領域に第1インプリント材を供給する第1供給工程と、第1供給工程で供給されたインプリント材と、マスターモールドを接触させることにより、レプリカモールドを形成する形成工程と、異物除去基板の第1領域よりも広い第2領域に、第2インプリント材を供給する第2供給工程と、第2供給工程で供給された第2インプリント材と、マスターモールドを接触させることにより、マスターモールドに付着した異物を除去する除去工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、マスターモールドに付着した異物を除去する上で有利な技術を提供ことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
(インプリント装置)
図1は第1実施形態におけるインプリント装置1の構成を示した図である。インプリント装置1について、図1を参照しながら説明する。第1実施形態におけるインプリント装置は、原版であるマスターモールド3を用いてレプリカモールドを製造する工程に使用される。レプリカモールドは、被処理基板であるブランクモールド5(パターンが形成されていない基板)にマスターモールド3の凹凸パターンを転写することによって作製される。
(インプリント装置)
図1は第1実施形態におけるインプリント装置1の構成を示した図である。インプリント装置1について、図1を参照しながら説明する。第1実施形態におけるインプリント装置は、原版であるマスターモールド3を用いてレプリカモールドを製造する工程に使用される。レプリカモールドは、被処理基板であるブランクモールド5(パターンが形成されていない基板)にマスターモールド3の凹凸パターンを転写することによって作製される。
なお、ブランクモールド5が配置される面をXY面、それに直交する方向をZ方向として、図1に示すように各軸を決める。インプリント装置1は、基板(ブランクモールド5)上に供給されたインプリント材を型(マスターモールド3)と接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギーを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。図1のインプリント装置1は、物品としての半導体デバイスなどのデバイスの製造に使用される。ここでは光硬化法を採用したインプリント装置1について説明する。
図1に示すインプリント装置1は、光照射部2と、マスターモールド3を保持するモールド保持部4と、ブランクモールド5(レプリカモールド)を保持する基板ステージ6と、供給部7とを備える。さらにインプリント装置1は、制御部10と、マスターモールド搬送機構11と、レプリカモールド搬送機構12とを備える。
光照射部2はインプリント材を硬化させる際に、マスターモールド3を介してインプリント材に光17を照射する照明手段である。光照射部2から照射される光17は、例えば紫外線である。光17は紫外線に限らず、インプリント材に応じて適宜決めることができる。光照射部2は、光源と、該光源から射出された光17をインプリントに適切な光に調整するための複数の光学素子とが含まれる。
マスターモールド3は、ブランクモールド5に対する対向面にパターン形成領域3a(第1領域)が形成されたモールドである。パターン形成領域3aには、所定の凹凸パターンが3次元状に形成されている。
モールド保持部4は、マスターモールド3を保持、及び固定するための保持機構である。モールド保持部4は、マスターモールド3を保持した状態で、マスターモールド3とブランクモールド5に供給されたインプリント材とを接触させたり引き離したりするためのZ駆動機構を有する。また、モールド保持部4は、マスターモールド3の高さと傾きを補正する補正駆動機構を有しうる。
また、モールド変形部50は、モールド保持部4とマスターモールド3とで囲まれた空間(キャビティ)の圧力を調整することによって、マスターモールド3をブランクモールド5に対して凸形状に変形させることができる。モールド変形部50にはキャビティ空間の圧力を調整する機構や、キャビティ空間の圧力を計測する機構を有する。同様に、基板変形部51は、ブランクモールド5と基板ステージ6とで囲まれた空間(キャビティ)の圧力を調整することによって、ブランクモールド5をマスターモールド3に対して凸経時に変形させることができる。基板変形部51にはキャビティ空間の圧力を調整する機構や、キャビティ空間の圧力を計測する機構を有する。モールド変形部50と基板変形部51の何れの場合も、調整する圧力は気圧であっても良いし、液圧であっても良い。
インプリント装置1には、TTM(Through The Mask)スコープ13を備える。TTMスコープ13は、マスターモールド3に形成されたアライメントマークと、ブランクモールド5に形成されたアライメントマークを検出するための光学系と撮像系を有するアライメントスコープである。TTMスコープ13により、マスターモールド3とブランクモールド5に形成されたアライメントマークを検出することにより、マスターモールド3とブランクモールド5のX方向及びY方向のずれ量(シフト量)や形状差を計測することができる。TTMスコープ13は、モールド保持部4内に設けられてもよいし、リレー光学系を介してモールド保持部4とは異なる場所に設けられてもよい。
基板ステージ6は、ブランクモールド5を保持、及び固定するための保持機構である。基板ステージ6は、XY平面内を自由に移動可能なXY駆動機構を有する。さらに、基板ステージ6は、ブランクモールド5をZ軸周りに回転駆動可能な回転駆動機構を設けることが望ましい。基板ステージ6に、Z駆動機構や、XY軸周りの回転駆動機構を設けることで、モールド保持部4のZ駆動や傾き補正駆動機構を代用してもよい。
基板ステージ6には、マスターモールド3の表面の高さを計測可能な、モールド計測部9が搭載されている。モールド計測部9は、例えば、マスターモールド3の表面までの距離を計測可能な距離センサとすることができる。基板ステージ6がXY平面に沿って駆動しながらモールド計測部9がマスターモールド3の表面を計測することで、マスターモールド3の位置を計測することができる。
基板ステージ6は、ステージ定盤15に沿って駆動する。この場合は、ステージがXY方向に駆動した時のZ方向や傾きの基準は、ステージ定盤15となる。ステージ定盤15は、ステージ定盤マウント16によって、床からの振動から絶縁する構造になっている。図1のインプリント装置1の例では、インプリント装置1全体を、このステージ定盤マウント16の上に構成することで、床からの振動の影響を受けないような構造になっている。
インプリント装置1には、ブランクモールド5の表面の高さを計測可能な、基板計測部8が搭載されている。基板計測部8は、例えば、ブランクモールド5の表面までの距離を計測可能な距離センサとすることができる。基板ステージ6がXY方向に沿って駆動しながら基板計測部8がブランクモールド5の表面を計測することで、ブランクモールド5の位置を計測することができる。
供給部7(ディスペンサ)は、ブランクモールド5上に未硬化のインプリント材14を供給(塗布)する塗布手段である。インプリント材14には、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光である。
硬化性組成物は、光17の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。このうち、光17により硬化する光硬化性組成物は、重合性化合物と光重合開始剤とを少なくとも含有し、必要に応じて非重合性化合物または溶剤を含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。
インプリント材14は、スピンコーターやスリットコーターにより基板上に膜状に付与される。或いは液体噴射ヘッドにより、液滴状、或いは複数の液滴が繋がってできた島状又は膜状となって基板上に付与されてもよい。インプリント材14の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上、100mPa・s以下である。
ブランクモールド5(基板)は、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板としては、具体的に、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラスなどである。
マスターモールド搬送機構11は、マスターモールド3を搬送し、モールド保持部4にマスターモールド3を搭載する搬送手段である。
レプリカモールド搬送機構12は、レプリカモールドとなるブランクモールド5を搬送し、基板ステージ6にブランクモールド5を搭載する搬送手段である。
制御部10は、インプリント装置1の各構成ユニットの動作を制御する。また、制御部10はインプリント装置1内に設けられたセンサの出力値などを取得する取得手段や記憶手段が含まれていてもよい。制御部10は、インプリント装置1の各ユニットに回線により接続された、不図示のコンピュータ、又はシーケンサなどで構成される。制御部10は、インプリント装置1内に設けてもよいし、インプリント装置1とは別の場所に設置し遠隔で制御しても良い。
インプリント装置1には、ショット全体を観察する撮像部23を備えうる。撮像部23は、インプリントの状態や押印、充填の進み具合を観察することができるスコープである。光照射部2から照射される光17と撮像部23で用いられる光の波長は互いに異なり、光照射部2の光路と撮像部23の光路は、ビームスプリッタ(例えば、ハーフミラーHM)で切り換えることができる。
(インプリント方法)
次に、図1のインプリント装置と図2のマスターモールドとブランクモールド、図3のフローチャートを用いて、マスターモールド3を用いてブランクモールド5にインプリント材のパターン形成するインプリント方法を説明する。なお、図2(a)〜(d)では、簡略化のため、モールド保持部4や基板ステージ6を不図示としているが、図示のマスターモールド3とブランクモールド5との関係は、図1の通りである。
次に、図1のインプリント装置と図2のマスターモールドとブランクモールド、図3のフローチャートを用いて、マスターモールド3を用いてブランクモールド5にインプリント材のパターン形成するインプリント方法を説明する。なお、図2(a)〜(d)では、簡略化のため、モールド保持部4や基板ステージ6を不図示としているが、図示のマスターモールド3とブランクモールド5との関係は、図1の通りである。
図3のフローチャートに示すインプリント方法に従ってレプリカモールドを作製する方法について説明する。まず、ステップS101では、マスターモールド搬送機構11によって、マスターモールド3をモールド保持部4に搬入する。同様に、ステップS102ではレプリカモールド搬送機構12によって、ブランクモールド5を基板ステージ6に搬入する。
その後、ステップS103では、モールド計測部9によって、マスターモールド3の表面の高さずれ・傾きを計測、同様に、基板計測部8によって、ブランクモールド5の表面の高さずれ・傾きを計測する。2つの計測結果から、マスターモールド3とブランクモールド5が平行になるように、モールド保持部4の傾き補正機構を駆動させることができる。
次に、実際のインプリント工程を説明する。ステップS104では、図2(a)に示すように、ブランクモールド5のメサ部(パターン形成領域)に、供給部7によって、インプリント材14を供給する。基板ステージ6を供給部7の下で走査駆動しながら、制御部10がインプリント材14を供給するように制御することで、ブランクモールドの被転写領域にインプリント材を供給することができる。図2(a)は、基板ステージ6を+x方向に移動させながらインプリント材14供給する場合を示す。このとき制御部10は、インプリント材14の供給量や供給位置を設定したインプリント材の吐出情報を不図示の記憶装置から読み出して供給部7のインプリント材14の吐出を制御する。
ここでいうメサ部とはマスターモールド3のパターンが転写される領域(パターン形成領域)であり、この領域はブランクモールドの基部よりマスターモールド側に突出した形状(凸形状)の領域が形成されている。このブランクモールドの凸形状は不図示の半導体製造工程にてレプリカモールドを型として基板にインプリント処理する際、型(レプリカモールド)と基板が密着して引きはがせなくなる事を防ぐために必要である。
ステップS105では、基板ステージ6を駆動することで、インプリント材が供給されたブランクモールド5をマスターモールド3の直下に位置合わせをする。この状態で、図2(b)に示すように、TTMスコープ13によって、マスターモールド3とブランクモールド5のアライメントマークを同時に検出し、位置ずれを検出して位置ずれを検出することができる。検出された位置ずれ量に基づいて、基板ステージ6を駆動して位置ずれ量を補正するように位置合わせを行うことができる。
次に、ステップS106では、図2(c)に示すように、マスターモールド3をモールド変形部50によりブランクモールド5に対して凸状に変形させ、ブランクモールド5を基板変形部51によりマスターモールド3に対して凸状に変形させる。そして、マスターモールド3とブランクモールド5の間隔を狭めることで、マスターモールド3とブランクモールド5に供給されたインプリント材14を接触させる。この後、モールド変形部50、基板変形部51を制御して徐々に圧力を下げ、マスターモールド3とインプリント材14の接触面積を増やしていく。インプリント材14は、マスターモールド3に形成されたパターン形成領域3aの凹部に充填する。
そして、ステップS107では、マスターモールド3とブランクモールド5のアライメントマークをTTMスコープ13で検出し、検出結果に基づき、基板ステージ6を駆動して位置合わせするダイバイダイアライメントを実施する。
その後、ステップS108では、図2(c)に示すように、マスターモールド3とインプリント材14を接触させた状態で、光照射部2から光17を照射することで、インプリント材14を硬化させる。
ステップS109では、図2(d)に示すように、マスターモールド3とパターンが形成されたブランクモールド5(レプリカモールド)の間隔を広げることで、硬化したインプリント材からマスターモールド3を離型する。この結果、硬化したインプリント材パターン20がブランクモールド5上に形成される。通常、硬化したインプリント材パターン20がブランクモールド5に残るよう、ブランクモールド5の表面(メサ部)には、あらかじめ密着層を塗布しておくことが望ましい。
そして、ステップS110では、インプリント処理によりパターンが形成されたブランクモールド5(レプリカモールド)をレプリカモールド搬送機構12により基板ステージ6から搬出する。
ステップS111では、レプリカモールドの作製が終了したかを判断する。レプリカモールドの作製が終了していない場合(S111でNOの場合)、ステップS112でマスターモールド3に対する異物除去工程の要否が判定される。ステップS112の異物除去工程の要否判定は、例えば、撮像部23の撮像結果に基づいて判断することができる。ステップS112で異物除去工程が必要ないと判断された場合(S112でNOの場合)、ステップS102に戻って新しいブランクモールド5をインプリント装置に搬入する。ステップS112で異物除去工程が必要であると判断された場合(S112でYESの場合)、マスターモールド3に対してステップS113で異物除去工程が行われる。ステップS113の異物除去工程については後述する。
ステップS113の異物除去工程が終了した後、ステップS102に戻って新しいブランクモールド5をインプリント装置1に搬入する。新しいブランクモールド5に対して上述のインプリント処理を繰り返すことによって、インプリント材のパターンを形成することができる。レプリカモールドの作製が終了した場合(S111でYESの場合)、マスターモールド3をインプリント装置1から搬出して、レプリカモールド作製工程が終了する。ここでは、ステップS110でブランクモールドを搬出した後、ステップS112でマスターモールド3に対して異物除去工程の要否を判定する工程を含んでいるが、ブランクモールドを搬出するたびにステップS113の異物除去工程を行なってもよい。
(異物除去方法)
第1実施形態の異物除去工程(図3のS113)について、図3のフローチャート、図4のマスターモールドとブランクモールド、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図4(a)〜(d)では、簡略化のため、モールド保持部4や基板ステージ6を不図示としているが、図示のマスターモールド3とブランクモールド5との関係は、図1の通りである。
第1実施形態の異物除去工程(図3のS113)について、図3のフローチャート、図4のマスターモールドとブランクモールド、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図4(a)〜(d)では、簡略化のため、モールド保持部4や基板ステージ6を不図示としているが、図示のマスターモールド3とブランクモールド5との関係は、図1の通りである。
図4(a)は、上述のインプリント方法により、マスターモールド3を用いてブランクモールド5に硬化したインプリント材パターン20を形成した状態を示している。このように、マスターモールド3をインプリント材14から離型した後はマスターモールド3にインプリント材が付着していないことが望ましい。
しかしながら、供給部7の吐出量誤差による吐出過大や吐出位置ずれにより余分なインプリント材14がブランクモールド5のパターン形成領域(第1領域)からはみ出て硬化する恐れがある。このような場合、図4(b)に示すように、パターン形成領域からはみ出て硬化したインプリント材14が異物21としてマスターモールド3に付着する恐れがある。異物21が付着したマスターモールド3を用いて、新たなブランクモールド5にインプリント処理を行うと、インプリント材のパターンに欠陥が生じる恐れがある。このため、新たなブランクモールド5にインプリント処理を行う前に、マスターモールド3に付着した異物21を除去する必要がある。
そのため、上述のステップS112では、マスターモールド3の凹凸パターン周囲に異物21の付着の有無を検出し、異物除去工程の要否を判断する工程を含んでもよい。ステップS112の工程で、インプリント工程後のマスターモールドが図4(a)の状態であるか、または、図4(b)の状態であるかを判断して、図4(b)のようにマスターモールド3に異物21が付着している場合にステップS113の異物除去工程を行う。
図5は、異物除去工程を示すフローチャートである。図5のフローチャートを用いてマスターモールド3に付着した異物を除去する方法を説明する。異物除去工程は、ブランクモールドにインプリント材のパターンが形成され、基板ステージ6からブランクモールドが搬出された後に実行される。
ます、異物除去工程を開始した後、ステップS201ではブランクモールド5とは異なる異物除去基板52(第2基板)を基板ステージ6に搬入する。異物除去基板52は、図4(c)に示すように少なくともブランクモールド5に形成されたパターン形成領域の第1領域(図4(b)の領域S)よりも広い第2領域(図4(c)の領域S´)のパターン形成領域を有する。異物除去基板52に形成されるパターン形成領域(第2領域)は、マスターモールド3に付着した異物21を除去できる領域の大きさである。また、異物除去基板52に形成されるパターン形成領域の領域は、マスターモールド3がインプリント材14と接触した際に、インプリント材14が異物除去基板52のパターン形成領域の領域S´外にはみ出さない領域が必要である。
異物除去基板52を搬入した後、ステップS202では、図2(a)と同様に異物除去基板52のパターン形成領域に、供給部7によって、インプリント材14を供給する。基板ステージ6を供給部7の下で走査駆動しながら、制御部10がインプリント材14を供給するように制御することで、異物除去基板の被転写領域にインプリント材を供給することができる。
ステップS203では、マスターモールド3の直下に異物除去基板52を配置することで、位置合わせを行う。ステップS203における位置合わせは、マスターモールド3に付着した異物を除去することを目的とするため、上述のステップS105の位置合わせほどマスターモールド3と異物除去基板52とを、精度よく位置合わせする必要はない。
ステップ204では、上述のステップS108と同様にマスターモールド3を異物除去基板52に供給されたインプリント材14に接触させる。そして、ステップS205では、上述のステップS108と同様にインプリント材14を硬化させる。ステップS206では、上述のステップS109と同様にマスターモールド3とパターンが形成された異物除去基板52の間隔を広げることで、硬化したインプリント材からマスターモールド3を離型する。ステップS207では、インプリント処理によりパターンが形成された異物除去基板52をレプリカモールド搬送機構12により基板ステージ6から搬出される。
このように、マスターモールド3を異物除去基板52上の硬化したインプリント材から引き離すことにより、マスターモールド3に付着する異物を除去することができる。インプリント材が付着した異物除去基板52は、不図示の洗浄装置にて洗浄することで再び使用することができる。異物除去工程により異物21が除去されたマスターモールド3は、新たなブランクモールド5にインプリント材のパターンを形成するために用いられる。
(その他の実施形態)
異物除去工程のステップS202で異物除去基板52に供給されるインプリント材14は、インプリント工程のステップS104でブランクモールド5に供給されるインプリント材と異なるものを用いてもよい。例えば、異物除去工程で用いるインプリント材(第2インプリント材)をインプリント工程で用いるインプリント材(第1インプリント材)よりも粘度が大きいものを用いることができる。異物除去基板52に供給される第2インプリント材は、ステップS104で供給される第1インプリント材の供給部7とは別の供給部から塗布されてよいし、インプリント装置1外の塗布装置を用いて塗布されてもよい。インプリント装置1外の塗布装置を用いて異物除去基板52に第2インプリント材を塗布する場合、ステップS202のインプリント材の供給工程が行われず、ステップS201でインプリント材が塗布された異物除去基板が搬入される。粘度が大きいインプリント材を用いることにより、ブランクモールド5に付着した異物を除去する効果を高めることができる。
異物除去工程のステップS202で異物除去基板52に供給されるインプリント材14は、インプリント工程のステップS104でブランクモールド5に供給されるインプリント材と異なるものを用いてもよい。例えば、異物除去工程で用いるインプリント材(第2インプリント材)をインプリント工程で用いるインプリント材(第1インプリント材)よりも粘度が大きいものを用いることができる。異物除去基板52に供給される第2インプリント材は、ステップS104で供給される第1インプリント材の供給部7とは別の供給部から塗布されてよいし、インプリント装置1外の塗布装置を用いて塗布されてもよい。インプリント装置1外の塗布装置を用いて異物除去基板52に第2インプリント材を塗布する場合、ステップS202のインプリント材の供給工程が行われず、ステップS201でインプリント材が塗布された異物除去基板が搬入される。粘度が大きいインプリント材を用いることにより、ブランクモールド5に付着した異物を除去する効果を高めることができる。
上述の異物除去工程において、異物除去基板52を基板ステージ6に搬入する場合について説明したが、異物除去基板をインプリント装置1内に予め備えていてもよい。この場合、図5に示す異物除去工程において、ステップS201の異物除去基板を搬入する工程とステップS207の異物除去基板を搬出する工程は行われない。インプリント装置1内に予め備えられた異物除去基板は、基板ステージ6とは異なる場所(ステージ)に設けてもよいし、基板ステージ6上のブランクモールド5を保持する場所とは異なる場所に設けてもよい。何れの場合も異物除去基板は、ブランクモールド5に形成されたパターン形成領域の領域Sよりも広い領域S´(パターン形成領域)を有する。
また、マスターモールド3に付着した異物21を除去する効果を上げるために、ステップS205でインプリント材14を硬化させる前に、マスターモールド3とインプリント材14の接触・引き離しを複数回行ってもよい。このように、マスターモールド3とインプリント材14の接触・引き離しを複数回行うことによって一回では除去できない異物を除去できる確率を高めることができる。さらに、図5に示す異物除去工程を複数回行ってもよい。
(物品の製造方法)
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図6(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウエハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図6(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図6(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1と型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを透して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図6(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図6(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。なお、当該エッチングとは異種のエッチングにより当該残存した部分を予め除去しておくのも好ましい。図6(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更がかのうである。
Claims (9)
- マスターモールドを用いてブランクモールドにパターンを形成することによってレプリカモールドを形成するインプリント方法であって、
前記ブランクモールドの第1領域に第1インプリント材を供給する第1供給工程と、
前記第1供給工程で供給されたインプリント材と、前記マスターモールドを接触させることにより、前記レプリカモールドを形成する形成工程と、
異物除去基板の前記第1領域よりも広い第2領域に、第2インプリント材を供給する第2供給工程と、
前記第2供給工程で供給された第2インプリント材と、前記マスターモールドを接触させることにより、前記マスターモールドに付着した異物を除去する除去工程と、
を有することを特徴とするインプリント方法。 - 前記ブランクモールドの第1領域に供給される第1インプリント材と、前記異物除去基板の第2領域に供給される第2インプリント材は同じであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント方法。
- 前記異物除去基板の第2領域に供給される第2インプリント材は前記ブランクモールドの第1領域に供給される第1インプリント材よりも粘度が大きいことを特徴とする請求項1に記載のインプリント方法。
- 前記ブランクモールドの第1領域は、前記マスターモールドの側に突出した領域であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のインプリント方法。
- 前記異物除去基板の第2領域は、前記マスターモールドの側に突出しており、かつ前記ブランクモールドの第1領域よりも広いことを特徴とする請求項4に記載のインプリント方法。
- 前記異物を除去する工程は、前記異物除去基板に供給された第2インプリント材と前記マスターモールドを接触させた状態で前記第2インプリント材を硬化させ、硬化した第2インプリント材から前記マスターモールドを引き離すことによって異物を除去することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載のインプリント方法。
- 前記レプリカモールドを形成する形成工程の後に、前記マスターモールドに付着する異物の有無を検出する工程を有し、
該検出する工程の結果、前記マスターモールドに異物の付着がある場合、前記異物除去基板に第2インプリント材を供給する前記第2供給工程、及び、前記異物を除去する前記除去工程を行うことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載のインプリント方法。 - マスターモールドを用いてブランクモールドの第1領域に供給された第1インプリント材にパターンを形成することによってレプリカモールドを形成するインプリント装置であって、
前記マスターモールドを保持するモールド保持部と、
前記ブランクモールドの第1領域よりも広い第2領域を有する異物除去基板に第2インプリント材を供給する供給部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、前記異物除去基板の前記第2領域に供給された前記第2インプリント材と前記マスターモールドを接触させることにより、前記マスターモールドに付着した異物を除去することを特徴とするインプリント装置。 - 請求項1ないし7の何れか1項に記載のインプリント方法を用いて前記ブランクモールドにインプリント材のパターンを形成する工程と、
前記工程で前記パターンが形成された基板を加工する加工工程と、を有し、
該加工工程により加工された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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| JP2023072644A (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-24 | キヤノン株式会社 | 異物除去方法、異物除去装置、及び物品の製造方法 |
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2017
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