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JP2019020076A - ラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法 - Google Patents

ラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法 Download PDF

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JP2019020076A
JP2019020076A JP2017140556A JP2017140556A JP2019020076A JP 2019020076 A JP2019020076 A JP 2019020076A JP 2017140556 A JP2017140556 A JP 2017140556A JP 2017140556 A JP2017140556 A JP 2017140556A JP 2019020076 A JP2019020076 A JP 2019020076A
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孝之 松村
Takayuki Matsumura
孝之 松村
康之 山本
Yasuyuki Yamamoto
康之 山本
義之 萩原
Yoshiyuki Hagiwara
義之 萩原
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Nippon Sanso Holdings Corp
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Abstract

【課題】浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能なラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法を提供する。【解決手段】中心軸Jから、第1燃料ガス供給管21及び第2燃料ガス供給管22が同心状に順次配置されたガスノズル2と、ガスノズル2の先端部よりもガス噴出方向で先端側に配置された先端部3Aを有し、先端部3Aが開口された内管3と、先端部4Aが閉塞された外管4とが同心状に順次配置され、第1燃料ガス供給管21の先端部21Aに設けられ、内管3の内面31に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔と、第2燃料ガス供給管22の先端部22Aに設けられ、内管3の内面31に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔と、内管3内に配置され、第1燃料ガス噴出孔及び第2燃料ガス噴出孔よりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法に関する。
浸炭処理は、低炭素鋼を浸炭ガス中で加熱し、鋼材表面から炭素を拡散させて鋼材表層部のカーボン濃度を高めることで、鋼材表層部にマルテンサイト化された硬化層を形成する処理方法であり、鋼材表面の硬化技術として古くから知られている。
上記のような浸炭処理技術としては、一般的に、電力を用いて加熱される浸炭炉内の常圧ガス雰囲気下でのガス浸炭法が知られている。浸炭炉内に供給する浸炭用雰囲気ガスとしては、メタン、プロパン、ブタン等の炭化水素系ガスを高温加熱されたニッケル触媒等で反応させて生成した変成ガスや、メタノール分解ガス等が用いられる。また、変成ガスには、CO(一酸化炭素)ガス、H(水素)ガス等の可燃性ガスが多く含まれている。
浸炭用雰囲気ガスは、浸炭炉に供給された後、鋼材である被処理体を浸炭処理するが、炉内に供給した浸炭用雰囲気ガスのほとんどは処理に寄与しないまま大気中に排気されて有効に利用されていないのが現状である。また、浸炭処理に寄与しないまま排出されたガスは、上述したように可燃性ガスを多く含んでいるため、炉外に排気された後は燃焼させて大気中に放散させるのが一般的であり、エネルギー利用の観点から多くの無駄が生じているという問題があった。
上記のような問題に対し、浸炭炉排ガスを有効利用する他の方法として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、減圧下の浸炭炉(真空浸炭炉)にラジアントチューブバーナを設置し、浸炭炉排ガスをラジアントチューブバーナの燃焼加熱源として用いることで、浸炭炉内雰囲気を加熱するエネルギーに有効利用する方法が開示されている。
また、ラジアントチューブバーナは、一般的に、特許文献2に記載されているような、炉内雰囲気に悪影響を及ぼさない間接加熱方式とされたものである。特に、炉体への設置が簡便なシングルエンド式のラジアントチューブバーナは、一般的に、先端部が閉塞された外管と、先端部が解放された内管とを有する2重管構造を有し、内管内部において、燃料ノズルから噴出する燃料ガスと、内管を流通する燃焼空気とを混合して燃焼させる構成が採用される。この際に生じた高温排気ガスを、先端部が閉塞された外管と内管の隙間に流通させ、排ガスにより熱せられた外管の放射熱により、炉内雰囲気を加熱できるように構成されている。
特開2004−332076号公報 特開平07−217827号公報
特許文献1に記載の装置においては、浸炭炉に供給される浸炭用雰囲気ガスとして、プロパンや都市ガス等の炭化水素系燃料ガスが用いられている。特許文献1では、バーナの燃焼加熱源も一般的なプロパンや都市ガスであり、浸炭炉排ガスと燃焼加熱源の燃料ガスとでは組成に大きな違いはないことから、これらのガスを同じバーナに混合供給しても、特に大きな問題はない。
ここで、特許文献1においては、減圧(真空)浸炭炉に係る技術であるため、浸炭用雰囲気ガスとしてプロパンや都市ガスを供給しているに対し、従来の常圧式ガス浸炭炉においては、変性ガスやメタノール分解ガスのようなCOガスやHガス等を主成分としたガスを直接炉内に供給する。特に、Hガスは、都市ガスやプロパンとは燃焼特性が大きく異なるため、仮に、常圧式ガス浸炭炉から排出される浸炭炉排ガスを、都市ガス燃焼用やプロパン燃焼用のラジアントチューブバーナに供給して使用した場合には、チューブ内部での逆火や局所加熱を招く等、最適な燃焼状態が得られないおそれがある。
一方、特許文献1においては、浸炭炉排ガスと燃焼ガスの種類が大きく異なる場合には、浸炭炉排ガス用と燃焼ガス用とで別個のバーナを設置する構成とされている。しかしながら、特許文献1のように、浸炭炉排ガスと燃焼ガスとを切り替えながら燃焼させる場合には、何れか一方のラジアントチューブバーナを燃焼させている間、他方のラジアントチューブバーナは燃焼させないことから、非効率的であるという問題があった。また、このような構成を採用した場合には、燃焼していない側のラジアントチューブバーナが、炉内温度の均一化の阻害因子になるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、変成ガスやメタノール分解ガス等の浸炭用雰囲気ガスを使用する浸炭炉において、バーナの燃焼で生じるCOガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能な、シングルエンド式のラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、中心軸から、第1燃料ガス供給管及び第2燃料ガス供給管が同心状に順次配置されたガスノズルを備え、さらに、前記ガスノズルの周囲に、前記ガスノズルの先端部よりもガス噴出方向で先端側に配置された先端部を有し、且つ、該先端部が開口されてなる、支燃性ガスを供給する内管、及び、先端部が閉塞され、前記内管の周囲を取り囲むように備えられた外管が、同心状に順次配置されてなる、シングルエンド式のラジアントチューブバーナであって、前記ガスノズルは、前記第1燃料ガス供給管の先端部に設けられた、前記内管の内面に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔と、前記第2燃料ガス供給管の先端部に設けられた、前記内管の内面に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔とを有しており、さらに、前記内管の内部には、前記第1燃料ガス噴出孔及び第2燃料ガス噴出孔よりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔が配置されていることを特徴とするラジアントチューブバーナである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のラジアントチューブバーナであって、前記第1燃料噴出孔又は前記第2燃料噴出孔の何れか一方が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成されており、且つ、他方が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されていることを特徴とするラジアントチューブバーナである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のラジアントチューブバーナを用いる、ラジアントチューブバーナの運転方法であって、前記第1燃料供給管及び前記第2燃料供給管に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、該気体燃料と支燃性ガスとを燃焼させることを特徴とするラジアントチューブバーナの運転方法である。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載のラジアントチューブバーナを用いる、ラジアントチューブバーナの運転方法であって、前記第1燃料供給管及び前記第2燃料供給管に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、該気体燃料と支燃性ガスとを燃焼させ、且つ、前記それぞれ異なる組成の気体燃料のうちの少なくとも一方が、浸炭炉から排出されるCO及びHを含む浸炭炉排ガスであり、前記第1燃料噴出孔が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成され、且つ、前記第2燃料噴出孔が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されているときは、前記浸炭炉排ガスが前記第1燃料供給管に供給され、前記第1燃料噴出孔が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成され、且つ、前記第2燃料噴出孔が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成されているときは、前記浸炭炉排ガスが前記第2燃料供給管に供給されることを特徴とするラジアントチューブバーナの運転方法である。
請求項5に記載の発明は、浸炭用雰囲気ガス供給口と浸炭炉排ガス導出口とが備えられ、さらに、炉内を加熱するバーナとして、請求項1又は請求項2に記載のラジアントチューブバーナが備えられていることを特徴とする浸炭炉である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の浸炭炉を用いる、浸炭炉の運転方法であって、前記ラジアントチューブバーナに供給する気体燃料のうちの少なくとも一部を、前記浸炭炉から排出される浸炭炉排ガスとし、該浸炭炉排ガスを加熱源として用いることを特徴とする浸炭炉の運転方法である。
本発明に係るラジアントチューブバーナによれば、ガスノズルが、第1燃料ガス供給管の先端部に設けられ、内管の内面に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔と、第2燃料ガス供給管の先端部に設けられ、内管の内面に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔とを有し、さらに、ガスノズルの周囲に備えられる内管内に配置され、第1燃料ガス噴出孔及び第2燃料ガス噴出孔よりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔を有する構成を採用している。
このような構造を採用することにより、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガス、浸炭炉排ガスの何れも最適条件で燃焼させることが可能になり、また、これらの燃料を同時に供給した混焼も可能になるので、各燃料用に別個のバーナを設置する必要が無い。従って、変成ガスやメタノール分解ガス等の浸炭用雰囲気ガスを使用する浸炭炉に適用した場合に、バーナの燃焼で生じるCOガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
また、本発明に係るラジアントチューブバーナの運転方法によれば、本発明に係るラジアントチューブバーナを用いて、第1燃料供給管及び第2燃料供給管に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、この気体燃料と支燃性ガスとを燃焼させる方法なので、上記同様、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガス、浸炭炉排ガスの何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができる。従って、上記のような浸炭炉に適用した場合に、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
また、本発明の浸炭炉及びその運転方法によれば、本発明に係るラジアントチューブバーナを備えた浸炭炉及びその運転方法なので、上述したように、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガス、浸炭炉排ガスの何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができ、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
本発明の一実施形態であるラジアントチューブバーナを模式的に説明する図であり、内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態であるラジアントチューブバーナを模式的に説明する図であり、図1に示したラジアントチューブバーナに備えられるガスノズルの一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態であるラジアントチューブバーナを模式的に説明する図であり、内管の内部における、図2中に示したガスノズル及び内管のA−A断面図である。 本発明の一実施形態であるラジアントチューブバーナを模式的に説明する図であり、内管の内部における、図2中に示したガスノズル及び内管のB−B断面図である。 本発明の一実施形態である浸炭炉及びその運転方法を模式的に説明する図であり、ラジアントチューブバーナを有する浸炭炉を備えた浸炭装置の一例を示す系統図である。
以下、本発明を適用した一実施形態であるラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法について、図1〜図5を適宜参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本発明に係るラジアントチューブバーナは、例えば、工業用加熱炉、特に、鋼材である被処理体を浸炭処理するガス浸炭炉に適用することが可能なものである。本実施形態では、ラジアントチューブバーナを、図5中に示すような浸炭装置100に備えられる浸炭炉10において、炉内の加熱に用いた例について説明する。
<ラジアントチューブバーナ>
図1〜図4に、本実施形態のラジアントチューブバーナ1を示す。
図1に示すように、ラジアントチューブバーナ1は、中心軸Jから、第1燃料ガス供給管21及び第2燃料ガス供給管22が同心状に順次配置されたガスノズル2を備える。さらに、ラジアントチューブバーナ1は、ガスノズル2の周囲に、このガスノズル2の先端部21A,22Aよりもガス噴出方向で先端側に配置された先端部3Aを有し、且つ、該先端部3Aが開口されてなる、支燃性ガスを供給する内管(支燃性ガス供給管)3、及び、先端部4Aが閉塞され、内管3の周囲を取り囲むように備えられた外管4が同心状に順次配置されてなり、シングルエンド式のラジアントチューブバーナを構成している。
そして、図1〜図4に示すように、ラジアントチューブバーナ1は、ガスノズル2が、第1燃料ガス供給管21の先端部21Aに設けられた、内管3の内面31に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔21aと、第2燃料ガス供給管22の先端部22Aに設けられた、内管3の内面31に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔22aとを有し、さらに、内管3の内部に、第1燃料ガス噴出孔21a及び第2燃料ガス噴出孔22aよりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔23aが配置され、概略構成される。
また、図1に示す例においては、本実施形態のラジアントチューブバーナ1が後述の浸炭炉(図5中の符号10を参照)に取り付けられた状態を詳細に示すため、図中に、浸炭炉10に備えられる壁部11を示している。
ラジアントチューブバーナ1には、上記したガスノズル2、内管3及び外管4をそれぞれ支持するとともに、内部に支燃性ガス(燃焼空気)G2の流路1a、及び燃焼排ガスG4の流路1cが備えられたバーナボディ1Aが備えられている。このバーナボディ1Aには、流路1aに支燃性ガスG2を供給する支燃性ガス供給口1b、及び、流路1cから燃焼排ガスG4を外部に排出するための排ガス導出口1dが備えられている。
そして、バーナボディ1Aには、その上端側にガスノズル2の後端側に設けられたフランジ状のヘッド部2Aが、例えば、図示略のボルト等によって脱着可能に固定されている。また、バーナボディ1Aには、その下端側に外管4が固定され、図示例においては、バーナボディ1Aの下端が外管4を囲み込むように固定されている。さらに、図示例においては、バーナボディ1Aに固定された外管4の上端に、内管3の後端側に設けられたフランジ状の後端部4Bが、上記同様、図示略のボルト等によって脱着可能に固定されている。
即ち、本実施形態のラジアントチューブバーナ1においては、図示略のボルトを外してヘッド部2Aを上方(図1中における縦長方向)に引き上げることで、バーナボディ1A(ラジアントチューブバーナ1)からガスノズル2全体を引き抜くことが可能に構成される。同様に、内管3も、図示略のボルトを外して後端部4Bを上方に引き上げることで、ラジアントチューブバーナ1から引き抜くことが可能に構成される。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1に供給される気体燃料は、炭化水素系燃料ガスG1としては、例えば、都市ガス、プロパン等の一般的な炭化水素系燃料ガスが挙げられる。また、浸炭炉排ガスG3としては、例えば、低炭素鋼を浸炭ガス雰囲気の浸炭炉中で加熱処理した際に生じる、CO,Hの可燃性ガスが多く含まれている浸炭炉排ガスが挙げられる。
また、ラジアントチューブバーナ1に供給される支燃性ガスG2としては、例えば、空気の他、酸素富化空気等の酸化剤流体が挙げられる。
ガスノズル2は、本実施形態のラジアントチューブバーナ1における加熱源であり、火炎Fを形成することで内管3を加熱できるように構成される。図示例のガスノズル2は、火炎Fの噴出方向が鉛直下方となるように、即ち、火炎Fが内管3の内部で形成されるように構成されている。ガスノズル2は、詳細を後述するガス供給源から、各流路を介して、それぞれ流量が制御された炭化水素系燃料ガスG1、支燃性ガスG2及び浸炭炉排ガスG3が供給されることで火炎Fを形成する。
ガスノズル2は、上述したように、中心軸Jからそれぞれ同心状に配置された第1燃料ガス供給管21及び第2燃料ガス供給管22を備える。具体的には、ガスノズル2は、図2の平面図、及び、図3(図2中に示すA−A断面)並びに図4(図2中に示すB−B断面)の各断面図に示すように、ラジアントチューブバーナ1の中心軸Jに沿って配置される第1燃料ガス供給管21と、この周囲に同心状に配置される第2燃料ガス供給管22とを有してなる。ここで、図3の断面図には、第2燃料ガス供給管22からの浸炭炉排ガスG3の噴出経路を示しており、図4の断面図には、第1燃料ガス供給管21からの炭化水素系燃料ガスG1の噴出経路を示している。
ガスノズル2には、上述したように、バーナボディ1Aに対する取付部として機能するフランジ状のヘッド部2Aが備えられており、第1燃料ガス供給管21及び第2燃料ガス供給管22の各後端部21B,22B側が、当該ヘッド部2Aに固定される。
また、図示例のヘッド部2A内には、浸炭炉排ガスG3を第2燃料ガス供給管22に導入するための流路2a、及び、外部から流路2aに浸炭炉排ガスG3を供給するための浸炭炉排ガス導入口2bが設けられている。
さらに、ヘッド部2Aには、点火に用いられる点火ロッド2cが備えられており、この点火ロッド2cの操作によって、各噴出孔近傍における着火が可能な構成とされている。
第1燃料ガス供給管21は、気体燃料として、例えば、火炎Fを形成するための炭化水素系燃料ガスG1を供給するものであり、先端部21Aに複数の第1燃料ガス噴出孔21aが設けられている。また、図示例では、第1燃料ガス供給管21の後端部21Bは、ヘッド部2Aを貫通して、このヘッド部2Aの上部から突出するように構成されている。
また、第1燃料ガス供給管21に設けられる複数の第1燃料ガス噴出孔21aは、上述した炭化水素系燃料ガスG1を噴出する燃料噴出ノズルであり、詳細を後述する内管3の内面31に向かって開口するように、即ち外周方向に向かって開口するように設けられている。また、詳細な図示を省略するが、複数の第1燃料ガス噴出孔21aは、ガスノズル2を平面視したとき、中心軸Jに対して環状に均等間隔で配置されている。複数の第1燃料ガス噴出孔21aの数は、特に限定されないが、均一な火炎Fを形成する観点からは2箇所以上であることが好ましく、上記のように均等間隔で環状に配置されることがより好ましい。
第2燃料ガス供給管22は、気体燃料として、例えば、詳細を後述する浸炭炉排ガスG3を供給するものであり、先端部22Aに複数の第2燃料ガス噴出孔22aが設けられている。また、第2燃料ガス供給管22の後端部22Bは、ヘッド部2Aの流路2aに連通するように接続されている。
第2燃料ガス供給管22に設けられる複数の第2燃料ガス噴出孔22aは、上述した浸炭炉排ガスG3を噴出する燃料噴出ノズルであり、第1燃料ガス供給管21に設けられた第1燃料ガス噴出孔21aと同様、詳細を後述する内管3の内面31に向かって開口するように、即ち外周方向に向かって開口するように設けられている。さらに、上記同様、複数の第2燃料ガス噴出孔22aも、ガスノズル2を平面視したとき、中心軸Jに対して環状に均等間隔で配置されている。複数の第2燃料ガス噴出孔22aの数についても、特に限定されないが、上記同様、均一な火炎Fを形成する観点から2箇所以上であることが好ましく、均等間隔で環状に配置されることがより好ましい。
さらに、本実施形態で説明するガスノズル2には、詳細を後述する内管3の内部に配置される支燃性ガス噴出孔23aが形成されたフランジ部23が設けられている。このフランジ部23は、図1及び図3,4に示す例では、第2燃料ガス供給管22の外面からフランジ状に突出するように形成されており、図2に示すように、複数の支燃性ガス噴出孔23aが形成されている。
内管(支燃性ガス供給管)3は、火炎Fの形成に用いられる支燃性ガス(燃焼空気)G2を供給するものである。また、内管3は、上述したように、ガスノズル2の周囲に、第2燃料ガス供給管22を取り囲むように同心状に配置されており、先端部3Aが開口した構成とされている。
また、内管3の後端部3Bは、バーナボディ1Aの流路1aに連通するように接続されている。また、本実施形態で説明する内管3の内部には、上記構成の複数の支燃性ガス噴出孔23aが形成された、ガスノズル2のフランジ部23が収容されている。これにより、内管3においては、後端部3B側から導入された支燃性ガスG2が、複数の支燃性ガス噴出孔23aから先端部3A側に向けて噴出するように構成されている。また、内管3は、内面31に、上述したガスノズル2に備えられたフランジ部23の外周部23bが摺接するように設けられている。
さらに、図1及び図3,4に示すように、内管3に配置された複数の支燃性ガス噴出孔23aは、第1燃料ガス噴出孔21a及び第2燃料ガス噴出孔22aよりも、火炎Fの噴出方向に対して後端側で開口するように配置されている。また、図2の平面図に示すように、複数の支燃性ガス噴出孔23aは、第1燃料ガス噴出孔21a及び第2燃料ガス噴出孔22aと同様、均等間隔で環状に配置されているが、これには限定されない。複数の支燃性ガス噴出孔23aは、支燃性ガスG2を下流側に向けて均一に流通させ、且つ、整流できることが可能なものであれば、その数や孔径、配置形態は適宜選定できる。
また、内管3は、ガスノズル2からの火炎Fの延出方向に沿った先端部3Aが開口している。内管3は、上記構成とされることで、その内部空間にガスノズル2による火炎Fが形成され、内面31側が加熱されるとともに、外面32側から熱を輻射する。また、内管3の内部空間で燃焼が生じることで発生する燃焼排ガスG4は、先端部3Aから排出される。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1においては、上記構成のガスノズル2及び内管3を備え、第2燃料ガス供給管22が流路2aに接続し、内管3がバーナボディ1Aの流路1aに接続するように構成される。これにより、第2燃料ガス供給管22に浸炭炉排ガスG3が供給され、内管3に支燃性ガスG2が供給される。一方、第1燃料ガス供給管21は、その後端部21B側から炭化水素系燃料ガスG1が供給されるように構成されている。
外管4は、ガスノズル2及び内管3の周囲を取り囲むように配置される。外管4の内面41と内管3の外面31との間には、ガスノズル2によって火炎Fが形成されるときに発生する高温の燃焼排ガスG4をバーナボディ1A側に導くための燃焼排ガス導出路5が確保されている。この燃焼排ガス導出路5は、バーナボディ1A内において、上記の流路1cと接続され、排ガス導出口1dから燃焼排ガスG4を外部に排出できるように構成されている。また、図1に例示するラジアントチューブバーナ1においては、外管4の後端部4Bに、内管3に形成されたフランジ状の後端部3Bが固定されていることで、この位置で、上記の燃焼排ガス導出路5の一端側が封止されるように構成されている。
外管4は、高温の燃焼排ガスG4が燃焼排ガス導出路5に導入されることで、その内面41側が加熱されるとともに、外面42A側から外部に輻射熱を発生させ、周囲の雰囲気を加熱することが可能に構成される。
上記構成により、ラジアントチューブバーナ1は、例えば、第1燃料ガス供給管21の流路先端となる第1燃料ガス噴出孔21aからは炭化水素系燃料ガスG1が、また、第2燃料ガス供給管22の第2燃料ガス噴出孔22aからは浸炭炉排ガスG3が、内管3の外面31に向けて、それぞれ異なる角度で噴出するように構成される。また、内管3内においては、支燃性ガス噴出孔23aから支燃性ガスG2が内管3内の先端部3A側に向けて噴出するように構成される。
ラジアントチューブバーナ1は、支燃性ガス供給口1bから流路1aを介して内管3に導入され、支燃性ガス噴出孔23aを通じて内管3内に噴出された支燃性ガスG2、後端部21B側から第1燃料ガス供給管21に導入され、内管3の内面31に向けて噴出された炭化水素系燃料ガスG1、及び、浸炭炉排ガス導入口2bから流路2aを介して第2燃料ガス供給管22に導入され、内管3の内面31に向けて噴出された浸炭炉排ガスG3が、内管3内で混合されて燃焼する。この燃焼により、内管3内において火炎Fが形成されるとともに、燃焼によって生じた高温の燃焼排ガスG4は燃焼排ガス導出路5に導入され、流路1cを介して排ガス導出口1dから外部に排出される。この際、外管4は、高温の燃焼排ガスG4によって加熱され、外面42から放射熱を発生されることで、後述する浸炭炉の内部雰囲気を加熱する。
ラジアントチューブバーナ1は、上記のように、第1燃料ガス噴出孔21aを有する第1燃料ガス供給管21と、第2燃料ガス噴出孔22aを有する第2燃料ガス供給管22と、上記の各燃料ガス噴出孔よりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔23aが内部に配置された内管3とを備えた構成とされている。これにより、炭化水素系燃料ガスG1、及び、後述の浸炭炉から排出される浸炭炉排ガスG3(CO,Hの混合ガス)の2種のガスを、それぞれ単独で燃焼させるか、あるいは、上記2種のガスの同時供給による混合燃焼の何れかを選択できるとともに、それぞれ、最適な条件で燃焼させることが可能になる。
図1等に示すように、本実施形態のラジアントチューブバーナ1は、ガスノズル2に備えられる各燃料ガス供給管が2重管構造を有していることで、中心軸J寄りの位置で炭化水素系燃料ガスG1が供給され、その外周側の位置で浸炭炉排ガスG3が供給されるように構成されているが、これには限定されない。例えば、中心側の燃料ガス供給管を浸炭炉排ガスG3の供給用とし、外周側の燃料ガス供給管を炭化水素系燃料ガスG1の供給用に構成してもかまわない。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1においては、第1燃料ガス供給管21に設けられる第1燃料噴出孔21aが、中心軸Jに対してβ°の噴出角度を有するように形成され、第2燃料ガス供給管22に設けられる第2燃料噴出孔22aが、中心軸Jに対してα°の噴出角度を有するように形成されることが好ましい。これらの噴出角度α°及びβ°は、0〜90°の範囲において、第1燃料噴出孔21a及び第2燃料噴出孔22aが内管3の内面31に向かって開口できる角度で適宜設定することができる。一方、内管3の内部に配置された支燃性ガス噴出孔23aは、内管3の先端部3A側に向かって、中心軸Jに沿うように開口されている。このような構成とすることで、炭化水素系燃料ガスG1及び浸炭炉排ガスG3の噴出角度が、支燃性ガスG2の流れ方向に対して角度を有するようになるので、これら各ガスの混合が促進される。これにより、未燃となる燃料ガスが生じたり、あるいは、炭化水素系燃料ガスG1を燃焼させた場合における不完全燃焼が起因のCOガスやHガスが発生したりするのを抑制できる。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1においては、第1燃料ガス供給管21に設けられる第1燃料噴出孔21a、又は、第2燃料ガス供給管22に設けられる第2燃料噴出孔22aの何れか一方が、ラジアントチューブバーナ1の中心軸Jに対して10〜45°の噴出角度を有するように形成され、且つ、他方が、中心軸Jに対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されていることが好ましい。
また、ラジアントチューブバーナ1は、図3に示すように、浸炭炉排ガスG3を供給する第2燃料ガス供給管22に設けられる第2燃料噴出孔22aが、中心軸Jに対して10〜45°の噴出角度αを有するように形成されていることがより好ましい。一般に、浸炭炉排ガスG3には多くのHガスが含まれていることから、燃焼速度が速いという特性がある。このため、第2燃料噴出孔22aの噴出角度αを10〜45°の範囲に設定することで、この第2燃料噴出孔22a近傍における局所加熱が生じたり、あるいは、第2燃料噴出孔22aよりも上流側、即ち第2燃料ガス供給管22内で燃焼が生じることで不安定な燃焼状態になったりするのを抑制することが可能になる。
一方、図4に示すように、第1燃料ガス供給管21に設けられる第1燃料噴出孔21aは、中心軸Jに対して45〜90°の噴出角度βを有するように形成されていることがより好ましい。一般に、炭化水素系燃料ガスG1は、浸炭炉排ガスG3に比べて燃焼速度が遅いため、支燃性ガス(燃焼空気)G2との混合をより促進させる必要がある。このため、第1燃料噴出孔21aの中心軸Jに対する噴出角度βを45〜90°の範囲に設定することで、燃焼を緩慢化させず、未燃となる燃料ガスが発生するのを抑制することが可能になる。
なお、上記の各構成において、各噴出孔の平面視での配置形態、形状、孔径及び数等については、本発明を逸脱しない範囲で、適宜設定したものを採用できる。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1によれば、上記構成により、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガスG1、浸炭炉排ガスG3の何れも最適条件で燃焼させることが可能になり、また、これらの燃料を同時に供給した混焼も可能になるので、各燃料用に別個のバーナを設置する必要が無い。これにより、ラジアントチューブバーナ1を、浸炭炉の内部雰囲気を加熱する用途に用いた場合に、バーナで加熱したときに発生するCOガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
<ラジアントチューブバーナの運転方法>
本発明に係るラジアントチューブバーナの運転方法は、本発明に係るラジアントチューブバーナを用いる運転方法である。
本実施形態の運転方法においては、上記構成とされたラジアントチューブバーナ1に備えられる第1燃料供給管21及び第2燃料供給管22に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、この気体燃料と支燃性ガスG2とを燃焼させる。
本実施形態のラジアントチューブバーナ1の運転方法においては、第1燃料供給管21及び第2燃料供給管22に供給される、それぞれ異なる組成の気体燃料のうちの少なくとも一方を、後述の浸炭炉(図5中の符号10を参照)から排出される、C及びHを含む浸炭炉排ガスG3とすることができる。
この場合、例えば、図3,4に示すように、第1燃料噴出孔21aが、中心軸Jに対して45〜90°の噴出角度を有するように形成され、且つ、第2燃料噴出孔22aが、中心軸Jに対して10〜45°の噴出角度を有するように形成されているときは、浸炭炉排ガスG3を第2燃料供給管22に供給して運転することが好ましい。
一方、例えば、第1燃料噴出孔21aが、中心軸Jに対して10〜45°の噴出角度を有するように形成され、且つ、第2燃料噴出孔22aが、中心軸Jに対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されている場合には、浸炭炉排ガスG3を第1燃料供給管21に供給するように運転することが好ましい。
本実施形態のラジアントチューブバーナの運転方法においては、中心軸Jに対して10〜45°の噴出角度を有するように形成された燃料噴出孔から浸炭炉排ガスG3を噴出させる構成とすることで、上述したように、この燃料噴出孔近傍における局所加熱が生じたり、上流側の燃料ガス供給管内で燃焼が生じることで不安定な燃焼状態になったりするのを抑制できる。
また、中心軸Jに対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されている燃料噴出孔から炭化水素系燃料ガスG1を噴出させるように構成することで、上述したように、燃焼を緩慢化させず、未燃となる燃料ガスが発生するのを抑制できる。
本実施形態のラジアントチューブバーナの運転方法によれば、上記構成を備えるラジアントチューブバーナ1を用いて、第1燃料供給管21及び第2燃料供給管22に、それぞれ異なる組成の気体燃料(炭化水素系燃料ガスG1又は浸炭炉排ガスG3)を供給し、この気体燃料と支燃性ガスG2とを燃焼させる方法なので、上述したように、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガスG1、浸炭炉排ガスG3の何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができる。これにより、浸炭炉の内部雰囲気を加熱する用途に本方法を適用した場合には、上記同様、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスG3が有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
<浸炭炉(及び浸炭装置)>
図5に、本発明を適用した一実施形態である浸炭炉10が備えられた浸炭装置100の一構成例を示す。図5は、本発明に係るラジアントチューブバーナ1を有する浸炭炉10を備えた浸炭装置100を示す系統図である。
以下、本発明に係る浸炭炉10の構成について、図5に示す浸炭処理装置100の全体構成とともに詳述する。
図5に示すように、本実施形態で説明する浸炭装置100は、浸炭炉10及びそれに備えられるラジアントチューブバーナ1、ポンプ106、各種ガスに対応する流量計107〜109、自動調整弁110〜113、切替弁114〜118、浸炭炉10内の圧力と大気との差圧を測定する差圧発信機119、制御装置120〜122、各種ガスの供給及び排出経路L1〜L6、圧力測定用の管路L7、及び各信号線C1〜C6を備え、概略構成されている。浸炭装置100は、浸炭炉10の内部空間(以下、炉内と称することがある)10Aに被処理材Sを収納した後、炉内10Aに浸炭用雰囲気ガスを導入し、炉内10Aを加熱することによって被処理材Sを浸炭処理する装置である。
浸炭処理の対象となる被処理材Sとしては、特に限定されるものではなく、各種の金属材料(鋼材)に対して適用することができる。被処理材Sとしては、特に、鉄系の金属材料が好ましい。浸炭装置100を用いて被処理材Sを浸炭処理することにより、母材に炭素が固溶することで、その後の焼入処理により少なくともその表層部に、母材より硬度の高い炭素固溶硬化層を形成することができる。
図5中に示す浸炭炉10は、炉内10Aを覆う壁部11に、浸炭用雰囲気ガス供給口12と、浸炭炉排ガス導出口13とが備えられ、さらに、炉内を加熱するバーナとして、図1〜4に例示したような、本発明に係るラジアントチューブバーナ1が備えられているものである。図示例の浸炭炉10には、炉内10Aの圧力を測定するため、差圧発信機119に向けて炉内10Aの雰囲気ガスを送出する炉内圧力測定孔14と、炉内10Aで発生した浸炭炉排ガスG3を取り出すための排気口15が設けられている。
本実施形態の浸炭炉10は、炉内10Aに収容した被処理材Sを浸炭処理するためのものであり、浸炭用雰囲気ガスG5が炉内10Aに導入されるとともに、炉内10Aを加熱できるように構成されている。
さらに、浸炭炉10は、炉内10Aの主加熱源として図示略の電気加熱器が設けられており、補助加熱源として、本発明に係るラジアントチューブバーナ1が設けられている。なお、本発明に係る浸炭炉10は、バッチ式及び連続式運転の何れにも対応可能なものである。
本実施形態で用いる浸炭用雰囲気ガスG5としては、特に限定されるものではなく、CO(一酸化炭素)ガス、H(水素)ガス等の可燃性ガスを多く含む、浸炭処理に一般的に用いられる変成ガスを用いることができる。
また、浸炭炉10の炉壁11に設けられた浸炭用雰囲気ガス供給口12には、浸炭用雰囲気ガス供給路L1が接続され、排出口15には、浸炭炉排ガス排出路L2が、それぞれ接続されている。
また、浸炭炉10の炉壁11に設けられた浸炭炉排ガス導出口13には、浸炭炉排ガス導出路L3が接続されている。これにより、浸炭装置100は、浸炭炉10から導出された浸炭炉排ガスG3を、燃焼への再利用に供するために取り出すことが可能な構成とされている。
浸炭炉排ガス導出路L3には、浸炭炉排ガス導出口13側(一次側)から順に、切替弁114、自動調整弁110、ポンプ106、流量計107、及び切替弁115が設けられている。
自動調整弁110は、炉内10Aから浸炭炉排ガス導出路L3に導出する浸炭炉排ガスG3の導出量を調整するものであり、信号線C2を介して制御装置120と電気的に接続されている。これにより、浸炭装置100は、制御装置120から送信される制御信号に応じて自動調整弁110の開度を調整することで、浸炭炉排ガス導出路L3に導出する浸炭炉排ガスG3の導出量を自動的に調整することができる。
ポンプ106は、浸炭炉排ガス導出路L3内を吸引することにより、炉内10Aの浸炭炉排ガスG3を浸炭炉排ガス導出路L3内に導出する。ポンプ106の種類や構造は、特に限定されるものではなく、浸炭炉排ガス導出路L3の大きさや浸炭炉排ガスG3の回収量等に応じて適宜選択することができる。具体的には、ポンプ106として、市販のダイヤフラムポンプ等を採用することができる。
流量計107は、浸炭炉排ガス導出路L3内の浸炭炉排ガスG3の流量を測定するために設けられている。流量計107としては、浸炭炉排ガス導出路L3内の浸炭炉排ガスG3の流量を測定可能なものであれば、特に限定されるものではない。具体的には、流量計107として、市販の熱線式流量計等を採用することができる。また、図示例では、流量計107は、信号線C3を介して制御装置121と電気的に接続されている。これにより、浸炭装置100は、流量計107で測定した浸炭炉排ガス導出路L3内の浸炭炉排ガスG3の流量の値を、信号線C3を介して制御装置21に送信することができる。
切替弁114,115の種類や構造は、流路を開状態と閉状態とに切り替えることが可能なものであれば、特に限定されるものではない。具体的には、切替弁14,15としては、市販の一般的な開閉弁を用いることができる。浸炭装置100は、切替弁114を浸炭炉排ガス導出路L3の入口側に設けて、ポンプ106の運転停止時等に閉状態とすることで、浸炭炉排ガス導出路L3から炉内10Aへの流体の逆流を防止することができる。また、切替弁115を浸炭炉排ガス導出路L3の出口側に設けて、ポンプ106の運転停止時等に閉状態とすることで、例えば、ラジアントチューブバーナ1に供給される炭化水素系燃料ガスG1の、浸炭炉排ガス導出路L3への流入を防止することができる。
炭化水素系燃料ガス供給路L4は、炭化水素系燃料ガス供給源Bから、都市ガス、プロパン等の一般的な炭化水素系燃料ガスを、炭化水素系燃料ガスG1としてラジアントチューブバーナ1に供給するためのガス流路である。炭化水素系燃料ガス供給路L4には、炭化水素系燃料ガス供給源B側(一次側)から順に、調整弁112、流量計108、及び切替弁116が設けられている。
調整弁112は、ラジアントチューブバーナ1によって炉内10Aを加熱するために必要な、炭化水素系燃料ガスG1の供給量を制御するために設けられている。
流量計108は、炭化水素系燃料ガス供給路L4内の炭化水素系燃料ガスG1の流量を測定するために設けられている。流量計108としては、上述した流量計107と同様のものを用いることができる。また、流量計108は、信号線C5を介して制御装置122と電気的に接続されている。これにより、浸炭装置100は、流量計108で測定した炭化水素系燃料ガス供給路L4内の炭化水素系燃料ガスG1の流量の値を、信号線C5を介して制御装置122に送信できる。
切替弁116としては、上述した切替弁114,115と同様のものを用いることができる。浸炭装置100は、切替弁116を炭化水素系燃料ガス供給路L4の出口側に設けることで、例えば、ラジアントチューブバーナ1に供給される浸炭炉排ガスG3の、炭化水素系燃料ガス供給路L4への流入を防止することができる。
炭化水素系燃料ガス供給路L4は、図1に示すラジアントチューブバーナ1における、ガスノズル2に備えられた第1燃料ガス供給管21の後端部21Bに接続され、炭化水素系燃料ガスG1を供給する。また、浸炭炉排ガス導出路L3は、ラジアントチューブバーナ1における浸炭炉排ガス導入口2bに接続され、流路2aを介して第2燃料ガス供給管22に浸炭炉排ガスG3を供給する。これにより、炉内10Aから回収した浸炭炉排ガスG3中の、浸炭処理に用いられなかったCO(一酸化炭素)ガス、H(水素)ガス等の炭化水素系燃料ガスを、ラジアントチューブバーナ1に燃料ガスとして供給できる。このように、炉内10Aから排出される浸炭炉排ガスG3をラジアントチューブバーナ1の燃料ガスとして再利用することができるため、浸炭炉10の炉内10Aを加熱するために必要なエネルギーを削減することができる。
また、浸炭炉排ガス導出路L3及び炭化水素系燃料ガス供給路L4に設けられた切替弁115,116の開閉状態を操作することにより、炭化水素系燃料ガスG1と浸炭炉排ガスG3とで燃料種を切り替えながら、ラジアントチューブバーナ1に燃料ガスを供給することができる。さらに、浸炭装置100は、炭化水素系燃料ガスG1と浸炭炉排ガスG3とを、ラジアントチューブバーナ1に対して同時に供給し、混焼させることができる。
そして、本発明に係るラジアントチューブバーナ1は、浸炭炉10の炉壁11を貫通するように取り付けられている。ラジアントチューブバーナ1は、炉内10Aの気体成分に影響を及ぼさない補助加熱源として用いられる。
また、上述した、空気や酸素等の支燃性ガスG2を供給する支燃性ガス供給路L5は、バーナボディ1Aの支燃性ガス供給口1bに接続され、流路1aを介してラジアントチューブバーナ1の内管(支燃性ガス供給管)3に支燃性ガスG2を供給する。また、浸炭炉排ガスG3を供給する浸炭炉排ガス導出路L3は、浸炭炉排ガス導入口2bに接続され、流路2aを介してラジアントチューブバーナ1の第2燃料ガス供給管22に浸炭炉排ガスG3を供給する。
支燃性ガス供給路L5は、支燃性ガス供給源Cから空気や酸素等の一般的な支燃性ガスG2をラジアントチューブバーナ1に供給するためのガス流路である。支燃性ガス供給路L5は、途中で第1分岐路L5Aと第2分岐路L5Bとに分岐した後、再び合流して、ラジアントチューブバーナ1に接続される。
第1分岐路L5Aには、支燃性ガス供給源C側(一次側)から順に、切替弁117、及び自動調整弁111が設けられている。切替弁117としては、上述した切替弁114〜116と同様のものを用いることができる。
自動調整弁111は、支燃性ガス供給源Cから第1分岐路L5Aを介してラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスG2の供給量を調整するために設けられている。また、自動調整弁111は、信号線C4を介して制御装置121と電気的に接続されている。これにより、浸炭装置100は、制御装置121から発信された制御信号に応じて自動調整弁111の開度を調整することにより、第1分岐路L5Aを介してラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスG2の供給量を自動的に調整することができる。
換言すると、浸炭炉排ガス導出路L3内からラジアントチューブバーナ1に供給される浸炭炉排ガスG3を燃焼するために、第1分岐路L5Aからの支燃性ガスG2の供給量が適正な範囲となるように、制御装置121によって自動調整弁111の開度が制御される。
第2分岐路L5Bには、支燃性ガス供給源C側(一次側)から順に、切替弁118、及び自動調整弁113が設けられている。切替弁118としては、上述した切替弁114〜117と同様のものを用いることができる。
自動調整弁113は、支燃性ガス供給源Cから第2分岐路L5Bを介してラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスG2の供給量を調整するために設けられている。また、自動調整弁113は、信号線C6を介して制御装置122と電気的に接続されている。これにより、浸炭装置100は、制御装置122から発信された制御信号に応じて自動調整弁113の開度を調整することにより、第2分岐路L5Bを介してラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスG2の供給量を自動的に調整することができる。
換言すると、炭化水素系燃料ガス供給路L4内からラジアントチューブバーナ1に供給される炭化水素系燃料ガスを燃焼するために、第2分岐路L5Bからの支燃性ガスG2の供給量が適正な範囲となるように、制御装置122によって自動調整弁113の開度が制御される。
第1分岐路L5Aと第2分岐路L5Bとが合流した後の支燃性ガス供給路L5には、ラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスの流量を測定するための流量計109が設けられている。流量計109としては、上述した流量計107,108と同様のものを用いることができる。浸炭装置100は、浸炭炉排ガスG3及び炭化水素系燃料ガスG1をラジアントチューブバーナ1の燃料ガスとして用いて混焼する場合、それぞれを適正に燃焼するための支燃性ガス量が制御された上で供給される。
炉内圧力測定孔14は、炉内10Aの圧力と大気圧との差圧を測定するために、浸炭炉10の炉壁11を貫通するように設けられた管路(孔)である。炉内圧力測定孔14は、管路L7を介して差圧発信器119に接続されている。
差圧発信器119は、炉内圧力測定孔14から得られた炉内10Aの圧力と大気圧との差圧を測定し、電気信号として発信するものである。また、差圧発信器119は、信号線C1を介して制御装置120と電気的に接続されている。これにより、本実施形態で用いる浸炭装置100は、差圧発信器119で測定された炉内10Aと大気圧との差圧を、信号線C1を介して制御装置120に送ることができる。さらに、制御装置120から信号線C2を介して上記差圧に応じた制御信号を自動調整弁110に送ることにより、自動調整弁110の開度を自動的に調整することができる。
上述したように、本実施形態の浸炭炉10においては、浸炭炉排ガスG3が、浸炭炉排ガス導出路L3を通じてポンプ106で吸引された後、ラジアントチューブバーナ1に供給されることで、ガスノズル2の熱源として再利用する。この際、ラジアントチューブバーナ1に供給する浸炭炉排ガスG3の流量は、炉内10Aの内圧と大気圧との差圧によって制御する。本発明に係る浸炭炉10に備えられるラジアントチューブバーナ1は、炭化水素系燃料ガスG1及び浸炭炉排ガスG3を、それぞれ噴出角度が異なる噴出孔を有する第1燃料ガス供給管21又は第2燃料ガス供給管22を用いて噴出する構成なので、同じラジアントチューブバーナ1を用いて燃料種を適宜切り替えながら運転することが可能である。
また、浸炭炉排ガスG3の供給と同時に炭化水素系燃料ガスG1を供給することで、これらをラジアントチューブバーナ1内で混焼させることも可能である。
また、燃焼に必要な支燃性ガスG2の流量は、上記のように、供給される浸炭炉排ガスG3及び炭化水素系燃料ガスG1を適正に燃焼させるように自動制御されて、ラジアントチューブバーナ1に供給されるので、何れの燃料種を用いた場合でも最適条件による燃焼が可能になる。
<浸炭炉の運転方法>
本発明に係る浸炭炉の運転方法は、上述したようなラジアントチューブバーナ1が備えられた浸炭炉10を用いる方法であり、ラジアントチューブバーナ1に供給する気体燃料のうちの少なくとも一部を、浸炭炉10から排出される浸炭炉排ガスG3とし、この浸炭炉排ガスG3を加熱源として用いる運転方法である。
以下、本実施形態の浸炭炉10の運転方法(即ち、上述した浸炭装置100の運転方法)の一例について説明する。
本実施形態の浸炭炉10の運転方法、即ち、浸炭装置100の運転方法は、少なくとも、浸炭炉10から排出される浸炭炉排ガスG3を含む気体燃料を、浸炭炉10に設けられたラジアントチューブバーナ1に供給して燃焼させ、回収した気体燃料を用いて炉内10Aの炉内雰囲気を加熱する、常圧ガス雰囲気での運転方法である。この際、炉内10Aの圧力が大気圧以下とならないように浸炭炉10から浸炭炉排ガスG3を排出するとともに、この浸炭炉排ガスG3を回収し、ラジアントチューブバーナ1に燃料ガスとして再び供給する。
具体的には、先ず、浸炭炉10の炉内10Aに被処理材Sを収納する。次いで、浸炭炉10の炉内10Aを、主加熱源である図示略の電気加熱器を用いて加熱する。この際の炉内10Aの温度としては、一般的な浸炭温度である930℃程度とすることが好ましい。
次に、炉内10Aの温度が浸炭温度に達したことを確認した後、切替弁114〜118が閉状態、ポンプ106が停止状態であることを確認した上で、浸炭用雰囲気ガス供給源Aから浸炭用雰囲気ガス供給路L1を介して浸炭用雰囲気ガスG5を浸炭炉10の炉内10Aに導入する。炉内10Aへの浸炭用雰囲気ガスG5の導入量は、特に限定されず、浸炭炉10の容量や被処理材Sの材質等に応じて適宜選択することができる。
炉内10Aへの浸炭用雰囲気ガスG5の導入により、炉内10Aの圧力は大気圧以上となる。炉内10Aの浸炭炉排ガスG3を吸引する前の圧力(炉内10Aと大気圧との初期差圧)としては、大気圧以上であれば、特に限定されるものではない。炉内10Aと大気圧との初期差圧としては、例えば、ゲージ圧で200〜300Paの範囲とすることができる。炉内10Aの初期差圧を大気圧以上に維持することで、炉外からの空気の混入を防ぐことができるため、品質が安定した浸炭処理を安全に行うことができる。
浸炭炉10の炉内10Aの雰囲気が浸炭用雰囲気ガスG5の雰囲気となった後、被処理材Sの浸炭処理を開始する。ここで、浸炭処理中において、浸炭用雰囲気ガス供給口12から浸炭炉10の炉内10Aに導入された浸炭用雰囲気ガスG5は、被処理材Sの浸炭処理に用いられた後、浸炭炉排ガスG3として浸炭炉排ガス導出口13から浸炭炉排ガス排出路L2に排出される。
本実施形態の浸炭炉10の運転方法では、被処理材Sの浸炭処理が開始され、差圧発信器119によって炉内10Aの圧力と大気圧との初期差圧が200〜300Paであることを確認した後、ポンプ106の運転を開始するとともに、切替弁114,115,117を開状態とする。これにより、浸炭炉10の炉外に排出される浸炭炉排ガスG3を浸炭炉排ガス導出路L3内に回収する。
ここで、本実施形態の浸炭炉10の運転方法においては、差圧発信器119によって炉内10Aの圧力と大気圧との差圧を測定し、その値に応じて自動調整弁110の開度を操作する。これにより、炉内10Aの圧力を大気圧以上(例えば、50Pa程度)に維持しながら、ポンプ106によって浸炭炉排ガス導出路L3内に吸引する浸炭炉排ガスG3の流量を制御することができる。
次いで、流量計107によって浸炭炉排ガス導出路L3内の浸炭炉排ガスG3の流量を測定し、その値によって第1分岐路L5A(支燃性ガス供給路L5)に設けた自動調整弁111の開度を操作する。これにより、ラジアントチューブバーナ1に供給する支燃性ガスG2の流量を適正量に制御することができる。
次に、ラジアントチューブバーナ1において、燃料ガスとして供給された浸炭炉排ガスG3と支燃性ガスG2とを燃焼させる。本実施形態の浸炭炉10の運転方法においては、従来は廃棄していた浸炭炉排ガスG3を、浸炭処理の品質等に影響がないように安全に回収し、補助加熱源であるラジアントチューブバーナ1の燃料ガスとして再利用することができる。また、ラジアントチューブバーナ1を用いて浸炭炉10の炉内10Aを補助加熱することができるため、主加熱源である電気加熱による消費電力を低減することができる。
なお、ラジアントチューブバーナ1への浸炭炉排ガスG3の供給量が不足する場合には、切替弁116,118を開状態とすることにより、炭化水素系燃料ガス供給源Bから炭化水素系燃料ガスG1を燃料ガスとしてラジアントチューブバーナ1へ供給することができる。その際、流量計108によって炭化水素系燃料ガス供給路L4内の炭化水素系燃料ガスG1の流量を測定し、その値によって第2分岐路L5B(支燃性ガス供給路L5)に設けた自動調整弁113の開度を操作する。これにより、ラジアントチューブバーナ1に供給する炭化水素系燃料ガスG1の流量を、気体燃料の種類に応じて、それぞれ適正量に制御することができる。
上記のような浸炭装置100の運転方法によれば、浸炭炉10の炉外に排出される浸炭炉排ガスG3を回収し、補助加熱源であるラジアントチューブバーナ1の気体燃料として再利用するため、浸炭炉10を加熱するために必要なエネルギーを削減できる。
また、浸炭炉排ガスG3を回収する際、炉内10Aの圧力を大気圧以上に維持することで、炉内10Aへの空気の混入を防止できるので、品質が安定した浸炭処理を安全に行うことが可能になる。
従って、常圧ガス雰囲気の浸炭炉10において、浸炭炉排ガスG3が有するエネルギーを安全に有効利用できる。
なお、本発明に係る浸炭炉10の運転方法の技術範囲は、上記の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した運転方法では、補助加熱源であるラジアントチューブバーナ1を停止した状態から運転を開始する態様を一例として説明したが、これに限定されない。
具体的には、例えば、浸炭炉10の炉内10Aに被処理材Sを収納し、切替弁114,115,117が閉状態、切替弁116,118が開状態、ポンプ106が停止状態であることを確認した後、浸炭用雰囲気ガスG5を浸炭炉10の炉内10Aに導入する。次いで、ラジアントチューブバーナ1に対し、炭化水素系燃料ガス供給源Bから炭化水素系燃料ガスG1と、支燃性ガスG2とを供給して燃焼させることで、炉内10Aを、主加熱源である電気加熱器とともに、運転開始時から加熱する態様としてもよい。
<作用効果>
以上説明したように、本発明に係るラジアントチューブバーナ1によれば、ガスノズル2が、第1燃料ガス供給管21の先端部21Aに設けられ、内管3の内面に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔21aと、第2燃料ガス供給管22の先端部22Aに設けられ、内管3の内面31に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔22aとを有し、さらに、ガスノズル2の周囲に備えられる内管3内に配置され、第1燃料ガス噴出孔21a及び第2燃料ガス噴出孔22aよりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔23aを有する構成を採用している。このような構造を採用することにより、1本のラジアントチューブバーナ1で、炭化水素系燃料ガスG1、浸炭炉排ガスG3の何れも最適条件で燃焼させることが可能になり、また、これらの燃料を同時に供給した混焼も可能になるので、各燃料用に別個のバーナを設置する必要が無い。従って、変成ガスやメタノール分解ガス等の浸炭用雰囲気ガスを使用する浸炭炉に適用した場合に、バーナの燃焼で生じるCOガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
また、本発明に係るラジアントチューブバーナ1の運転方法によれば、本発明に係るラジアントチューブバーナ1を用いて、第1燃料供給管21及び第2燃料供給管22に、それぞれ異なる組成の気体燃料(炭化水素系燃料ガスG1及び浸炭炉排ガスG3)を供給し、これら気体燃料と支燃性ガスG2とを燃焼させる方法なので、上記同様、1本のラジアントチューブバーナ1で、炭化水素系燃料ガスG1、浸炭炉排ガスG3の何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができる。従って、上記のような浸炭炉に適用した場合に、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスG3が有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
また、本発明の浸炭炉10及びその運転方法によれば、本発明に係るラジアントチューブバーナ1を備えた浸炭炉10及びその運転方法なので、上述したように、1本のラジアントチューブバーナ1で、炭化水素系燃料ガスG1、浸炭炉排ガスG3の何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができ、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。
以下、実施例により、本発明に係るラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例においては、図5に示す構成の浸炭装置100を用い、浸炭炉10に設けられるラジアントチューブバーナを、各例において、以下に説明するような構成のものに適宜交換して実験を行った。
また、浸炭炉10は常圧バッチ式とし、主加熱源として電気加熱器を用い、補助加熱源としてラジアントチューブバーナ1を用いた。
なお、炭化水素系燃料ガスG1には、商用の都市ガス(13A)を用いた。
また、支燃性ガスG2としては空気を用いた。
また、浸炭炉10に供給する浸炭用炉雰囲気ガスG5にはメタノール浸炭ガスを用いた。
また、炉内10Aと大気圧との初期差圧は250Paとした。
<実施例1>
実施例1においては、図1に示すような本発明に係る構成のラジアントチューブバーナ1を備えた浸炭炉を用い、図5に示す系統図のような装置構成の浸炭装置1を使用して実験を行った。
実施例1においては、上記装置を用い、供給する燃料ガスとして、「浸炭炉排ガスG3のみ」、「炭化水素系燃料ガスG1のみ」、及び「浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼」の計3条件でバーナ燃焼を実施し、その燃焼状態を確認した。
また、実施例1においては、浸炭炉排ガスG3を噴出する第2燃料ガス供給管22における第2燃料ガス噴出孔22aの中心軸Jに対する噴射角度α=30°、炭化水素系燃料ガスG1を噴出する第1燃料ガス供給管21における第1燃料ガス噴出孔21aの中心軸Jに対する噴射角度β=80°とした。
<実施例2>
実施例2においては、実施例1と同様、図1に示すような本発明に係る構成のラジアントチューブバーナ1を備えた浸炭炉10(図5)を用い、図5に示す系統図のような装置構成の浸炭装置1を使用して実験を行った。
実施例2においては、上記装置を用い、実施例1と同様、供給する燃料ガスとして、「浸炭炉排ガスG3のみ」、「炭化水素系燃料ガスG1のみ」、及び「浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼」の計3条件でバーナ燃焼を実施し、その燃焼状態を確認した。
また、実施例2においては、浸炭炉排ガスG3を噴出する第2燃料ガス供給管22における第2燃料ガス噴出孔22aの中心軸Jに対する噴射角度α=80°、炭化水素系燃料ガスG1を噴出する第1燃料ガス供給管21における第1燃料ガス噴出孔21aの中心軸Jに対する噴射角度β=30°とした。
<比較例>
比較例においては、図5に示すような装置構成において、従来から使用されている都市ガス用のラジアントチューブバーナを用い、実験を行った。
比較例においては、上記装置を用い、実施例1,2と同様、供給する燃料ガスとして、「浸炭炉排ガスG3のみ」、「炭化水素系燃料ガスG1のみ」、及び「浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼」の計3条件でバーナ燃焼を実施し、その燃焼状態を確認した。
<評価方法>
上記実施例1,2及び比較例におけるラジアントチューブバーナの燃焼状態について、以下の基準に基づいて評価し、結果を下記表1に示した。
(1)○:良好な燃焼状態で浸炭炉内を均一且つ十分に加熱できていた。
(2)△:浸炭炉内の加熱に大きな問題は無いが、一部、燃焼状態に問題が生じた。
(3)×:燃焼状態に問題が生じ、浸炭炉内を均一に加熱することができなかった。
Figure 2019020076
<評価結果>
表1に示す結果のように、本発明に係るラジアントチューブバーナ1を備えた浸炭炉10を用いた実施例1においては、何れの燃焼条件においても、良好な燃焼状態で浸炭炉内を均一且つ十分に加熱できることが確認できた。
また、実施例2においては、燃料ガスとして、浸炭炉排ガスG3のみを用いた試験、及び、浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼を行った試験において、バーナ内の逆火が確認されたものの頻度は低く、また、炭化水素系燃料ガスG1のみを用いた燃焼試験において、一部、未燃の燃料が確認されたものの、燃焼状態に特に大きな問題は無く、浸炭炉内を均一且つ十分に加熱できていた。
一方、従来の構成のラジアントチューブバーナを備えた浸炭炉を用いた比較例においては、供給する燃料ガスとして炭化水素系燃料ガスG1のみを用いた燃焼試験においては、良好な燃焼状態で浸炭炉内を均一且つ十分に加熱できることが確認できた。しかしながら、比較例においては、燃料ガスとして、浸炭炉排ガスG3のみを用いた試験、及び、浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼を行った試験において、バーナ内における逆火が高い頻度で生じており、また、局所加熱が生じていることが確認された。比較例では、特に、浸炭炉排ガスG3を用いた場合の燃焼状態に問題が生じ、浸炭炉内を均一且つ十分に加熱することができなかった。
以上説明したような実施例の結果より、本発明で規定する構造のラジアントチューブバーナを用いることで、供給する燃料ガスとして「浸炭炉排ガスG3のみ」、「炭化水素系燃料ガスG1のみ」、及び「浸炭炉排ガスG3と炭化水素系燃料ガスG1の混合燃焼」の何れを用いる条件においても、良好な燃焼状態で浸炭炉内を均一且つ十分に加熱できることが確認できた。
さらに、ラジアントチューブバーナにおいて、中心軸Jに対する各噴出孔の噴出角度を最適化した場合には、より良好な燃焼状態が実現できることが確認できた。
従って、本発明に係るラジアントチューブバーナ、及びそれを備えた浸炭炉が、1本のラジアントチューブバーナで、炭化水素系燃料ガス、浸炭炉排ガスの何れも、個別又は同時に最適条件で燃焼させることができ、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になることが明らかである。
本発明のラジアントチューブバーナ及びその運転方法、浸炭炉及びその運転方法は、浸炭炉の炉内で発生し、COガスやHガスを多く含む浸炭炉排ガスが有するエネルギーを、安全且つ効率よく有効利用することが可能になる。従って、本発明は、例えば、工業用加熱炉、特に、鋼材からなる被処理体を浸炭処理する浸炭炉等において、非常に好適である。
1…ラジアントチューブバーナ
1A…バーナボディ
1a…流路
1b…支燃性ガス供給口
1c…流路
1d…排ガス導出口
2…ガスノズル
2A…ヘッド部
2a…流路
2b…浸炭炉排ガス導入口
2c…点火ロッド
21…第1燃料ガス供給管
21A…先端部
21B…後端部
21a…第1燃料ガス噴出孔
22…第2燃料ガス供給管
22A…先端部
22B…後端部
22a…第2燃料ガス噴出孔
23…フランジ部
23a…支燃性ガス噴出孔
3…内管(支燃性ガス供給管)
3A…先端部
3B…後端部
31…内面
32…外面
4…外管
4A…先端部
4B…後端部
41…内面
42…外面
J…中心軸
10…浸炭炉
10A…炉内(内部空間)
11…炉壁
12…浸炭用雰囲気ガス供給口
13…浸炭炉排ガス導出口
14…炉内圧力測定孔
15…排出口
100…浸炭装置
106…ポンプ
107〜109…流量計
110〜113…自動調整弁(調整弁)
114〜118…切替弁
119…差圧発信器
120〜122…制御装置
A…浸炭用雰囲気ガス供給源
B…炭化水素系燃料ガス供給源
C…支燃性ガス供給源
C1〜C6…信号線
L1〜L6…流路
L7…管路
S…被処理材
G1…炭化水素系燃料ガス(気体燃料)
G2…支燃性ガス
G3…浸炭炉排ガス(気体燃料)
G4…燃焼排ガス
G5…浸炭用雰囲気ガス

Claims (6)

  1. 中心軸から、第1燃料ガス供給管及び第2燃料ガス供給管が同心状に順次配置されたガスノズルを備え、さらに、前記ガスノズルの周囲に、前記ガスノズルの先端部よりもガス噴出方向で先端側に配置された先端部を有し、且つ、該先端部が開口されてなる、支燃性ガスを供給する内管、及び、先端部が閉塞され、前記内管の周囲を取り囲むように備えられた外管が、同心状に順次配置されてなる、シングルエンド式のラジアントチューブバーナであって、
    前記ガスノズルは、前記第1燃料ガス供給管の先端部に設けられた、前記内管の内面に向かって開口する複数の第1燃料ガス噴出孔と、前記第2燃料ガス供給管の先端部に設けられた、前記内管の内面に向かって開口する複数の第2燃料ガス噴出孔とを有しており、
    さらに、前記内管の内部には、前記第1燃料ガス噴出孔及び第2燃料ガス噴出孔よりも後端側に開口する複数の支燃性ガス噴出孔が配置されていることを特徴とするラジアントチューブバーナ。
  2. 前記第1燃料噴出孔又は前記第2燃料噴出孔の何れか一方が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成されており、且つ、他方が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラジアントチューブバーナ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のラジアントチューブバーナを用いる、ラジアントチューブバーナの運転方法であって、
    前記第1燃料供給管及び前記第2燃料供給管に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、該気体燃料と支燃性ガスとを燃焼させることを特徴とするラジアントチューブバーナの運転方法。
  4. 請求項2に記載のラジアントチューブバーナを用いる、ラジアントチューブバーナの運転方法であって、
    前記第1燃料供給管及び前記第2燃料供給管に、それぞれ異なる組成の気体燃料を供給し、該気体燃料と支燃性ガスとを燃焼させ、且つ、前記それぞれ異なる組成の気体燃料のうちの少なくとも一方が、浸炭炉から排出されるCO及びHを含む浸炭炉排ガスであり、
    前記第1燃料噴出孔が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成され、且つ、前記第2燃料噴出孔が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成されているときは、前記浸炭炉排ガスが前記第1燃料供給管に供給され、
    前記第1燃料噴出孔が、前記中心軸に対して45〜90°の噴出角度を有するように形成され、且つ、前記第2燃料噴出孔が、前記中心軸に対して10〜45°の噴出角度を有するように形成されているときは、前記浸炭炉排ガスが前記第2燃料供給管に供給されることを特徴とするラジアントチューブバーナの運転方法。
  5. 浸炭用雰囲気ガス供給口と浸炭炉排ガス導出口とが備えられ、さらに、炉内を加熱するバーナとして、請求項1又は請求項2に記載のラジアントチューブバーナが備えられていることを特徴とする浸炭炉。
  6. 請求項5に記載の浸炭炉を用いる、浸炭炉の運転方法であって、
    前記ラジアントチューブバーナに供給する気体燃料のうちの少なくとも一部を、前記浸炭炉から排出される浸炭炉排ガスとし、該浸炭炉排ガスを加熱源として用いることを特徴とする浸炭炉の運転方法。
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