JP2019019367A - 原料ミスト噴出用ノズル - Google Patents
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Abstract
【課題】原料ミスト流通経路の側壁に原料ミストが付着する原料付着現象の発生を効果的に抑制した構造の原料ミスト噴出用ノズルを得る。
【解決手段】原料ミスト流通経路15は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミスト8を流通させて、下方の原料ミスト噴出口19に導く。凹み部16は、原料ミスト流通経路15を挟んで、吹出スリット17に対し対向して設けられ、水平方向に沿って吹出スリット17から遠ざかる方向に凹んで形成されている。この際、吹出スリット17から水平方向に沿った距離である、凹み部16の凹み形成長L16は6mm以上の長さに設定される。
【選択図】図2
【解決手段】原料ミスト流通経路15は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミスト8を流通させて、下方の原料ミスト噴出口19に導く。凹み部16は、原料ミスト流通経路15を挟んで、吹出スリット17に対し対向して設けられ、水平方向に沿って吹出スリット17から遠ざかる方向に凹んで形成されている。この際、吹出スリット17から水平方向に沿った距離である、凹み部16の凹み形成長L16は6mm以上の長さに設定される。
【選択図】図2
Description
この発明は、ミスト化された原料溶液である原料ミストを噴出する原料ミスト噴出用ノズルに関する。
原料溶液をミスト化して原料ミストを得、キャリアガスにより基板に原料ミストを吹き付けて成膜する薄膜製造装置等に原料ミスト噴出用ノズルが用いられる。原料ミスト噴出用ノズルは、基板上に成膜する薄膜の膜厚を均一に成膜するため、原料ミスト流通経路を介して最終的に原料ミスト噴出口から原料ミストを噴出する。
図5は従来の原料ミスト噴出用ノズルN50の外観構造を示す斜視図である。同図に示すように、原料ミスト噴出用ノズルN50は、原料ミスト供給部1、本体部3及び原料ミスト噴出側部50により構成されている。図5にはXYZ直交座標系を示している。
図6は図5で示した原料ミスト噴出用ノズルN50のXZ平面上における断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部50及びその周辺の構造を示している。図6にはXYZ直交座標系を示している。
原料ミスト噴出用ノズルN50は、下方に設けられた原料ミスト噴出口59から原料ミスト8を噴出している。原料ミスト噴出用ノズルN50には、内部に空洞部11が形成されている。また、原料ミスト噴出用ノズルN50の上面には、原料ミスト供給部1が配設されている。原料ミスト8は、キャリアガスと共に、図示していない経路を通って、原料ミスト供給部1へと搬送される。原料ミスト供給部1から得られる原料ミスト8は、原料ミスト噴出用ノズルN50内の空洞部11へと充満する(供給される)。このように、本体部3の上方に設けられる原料ミスト供給部1は本体部3の空洞部11に原料ミスト8を供給する。
また、原料ミスト噴出用ノズルN50の空洞部11内において、本体部3の両側面部に、複数の整流部13が配設されている。当該整流部13は、整流板であり、原料ミスト供給部1から供給された原料ミストの、空洞部11内の流れを整えることができる。具体的には、空洞部11内において互いに対向する両側面からXY平面に沿って、平面視して矩形状の複数の整流部13がそれぞれの形成高さを交互に変えながら配設される。複数の整流部13はそれぞれ対向する側面に達することなく、対向する側面との間に隙間が形成されるように構成される。
複数の整流部13の下方に空洞部11の主要部が設けられる。複数の整流部13の上方(空洞部11)の小空間は、複数の整流部13により形成される隙間を通じて、空洞部11(の主要部)と接続されており、空洞部11は、原料ミスト排出部である吹出スリット17に接続されている。
吹出スリット17は、本体部3において空洞部11を形成する一方の側面部(図6では右(+X方向)側の側面)に配設されている。また、吹出スリット17は、原料ミスト噴出用ノズルN50(空洞部11)の本体部3の底面から離れた位置において、配設されている。このように、吹出スリット17は、本体部3における空洞部11の側面に設けられ、水平方向(+X方向)に沿って原料ミスト8を排出している。
一方、原料ミスト噴出側部50において、本体部3の底面の高さ付近に原料ミスト噴出口59が配設されている。ここで、原料ミスト噴出口59から、原料ミスト8が図示しない基板等の成膜対象物の上面に対して噴出される。
さらに、原料ミスト噴出用ノズルN50の本体部3と原料ミスト噴出側部50との間に原料ミスト流通経路55が形成されている。
原料ミスト流通経路55は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向(Z方向)に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミスト8を流通させて、下方の原料ミスト噴出口59に導く原料ミストの流通経路となっている。
図7は、原料ミスト噴出用ノズルN50を下方(−Z方向側)から見た平面図である。つまり、図7は、原料ミスト噴出用ノズルN50の底面構造を示す平面図である。なお、図7にはXYZ直交座標系を示している。同図に示すように、原料ミスト噴出用ノズルN50の底面はX方向及びY方向で規定される矩形状を呈している。
図7に示すように、原料ミスト噴出口59は、平面視して長手方向をY方向とした細長い開口穴であるスリット状を呈している。なお、原料ミスト噴出口59の開口部の幅(図7のX方向の寸法)は、0.1mm〜10mm程度である。
原料ミスト噴出用ノズルN50では、原料ミスト8は、原料ミスト供給部1から、空洞部11内に供給される。そして、原料ミスト8は、複数の整流部6により整流され、複数の整流部6の上方の小空間に充満した後、下方の空洞部11へと導かれ、空洞部11において充満する。その後、原料ミスト8は、吹出スリット17から、原料ミスト流通経路55を介して、原料ミスト噴出口59へと導かれる。そして、原料ミスト8は、原料ミスト噴出口59から下方に向けて噴出される。
図5〜図7で示した従来の原料ミスト噴出用ノズルN50と同様な構造の原料ミスト噴出用ノズルとして、例えば、特許文献1に開示された成膜装置のミスト噴射ヘッド部に用いられる原料溶液噴射用ノズル部が挙げられる。
上述したように、従来の原料ミスト噴出用ノズルN50は、吹出スリット17から排出された原料ミスト8が垂直方向に延びて形成された原料ミスト流通経路55内を流通することにより、最終的に原料ミスト噴出口59から下方の基板等の成膜対象に向けて原料ミストが噴出されていた。
したがって、吹出スリット17から排出される原料ミスト8は、原料ミスト流通経路55の側壁に衝突しつつ、原料ミスト流通経路55内を流通することになる。
図7で示したように、原料ミスト噴出口59は平面視して細長い開口穴であるスリット状を呈しており、原料ミスト噴出口59の開口形状を反映して、原料ミスト流通経路55及び吹出スリット17の開口形状もスリット状に形成されるのが一般的である。
したがって、吹出スリット17から排出される原料ミスト8の排出速度の増加に伴い、原料ミスト8が原料ミスト流通経路55の側壁に衝突した際、原料ミスト8が原料ミスト流通経路55を流通することなく、原料が付着物60として原料ミスト流通経路55の側壁に付着したまま蓄積する原料付着現象が発生してしまうという問題点があった。
原料付着現象が発生すると、原料ミスト流通経路55の側壁に原料が付着する分、原料ミスト流通経路55内の空間領域が狭くなるため、原料ミスト噴出口59からの原料ミスト噴出量が減少するという第1の悪影響を与えてしまう。
また、基板等の成膜対象物に薄膜を成膜する成膜処理中に、原料ミスト流通経路55の側壁に付着した付着物60が剥がれ、原料ミスト噴出口59から落下すると、コンタミネーションとなり成膜される薄膜の不良原因となる第2の悪影響を与えてしまう。
上述した第1及び第2の悪影響はいずれも薄膜の品質劣化に直結するため、無視できない悪影響である。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、上記原料付着現象の発生を効果的に抑制した構造の原料ミスト噴出用ノズルを得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の原料ミスト噴出用ノズルは、ミスト化された原料溶液である原料ミストを原料ミスト噴出口から噴出する原料ミスト噴出用ノズルであって、空洞部と、前記原料ミストを前記空洞部に供給する原料ミスト供給部と、前記空洞部の側面に設けられ、水平方向に沿って前記原料ミストを排出する原料ミスト排出部と、前記原料ミスト排出部及び前記原料ミスト噴出口に接続され、かつ、前記水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、前記原料ミスト排出部から排出される前記原料ミストを流通させて、下方の前記原料ミスト噴出口に導く原料ミスト流通経路と、前記原料ミスト流通経路を挟んで、前記原料ミスト排出部に対し対向して設けられ、前記水平方向に沿って前記原料ミスト排出部から遠ざかる方向に凹んで形成される凹み部とを備えている。
請求項1記載の本願発明の原料ミスト噴出用ノズルは、原料ミスト流通経路を挟んで、原料ミスト排出部に対し対向して設けられ、水平方向に沿って原料ミスト排出部から遠ざかる方向に凹んで形成される凹み部を有することを特徴としている。
請求項1記載の本願発明は上記特徴を有することにより、原料ミスト排出部から排出される原料ミストが凹み部で一時的に収容された後、凹み部から原料ミスト流通経路を経由し、最終的に原料ミスト噴出口から原料ミストが噴出される。
このため、請求項1記載の本願発明は、凹み部がない場合と比較して、原料ミスト流通経路の側壁に原料が付着する現象である原料付着現象を効果的に抑制することができる。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1である原料ミスト噴出用ノズルN1(N1A〜N1C)の外観構造を示す斜視図である。同図に示すように、原料ミスト噴出用ノズルN1は、原料ミスト供給部1、本体部3及び原料ミスト噴出側部5(5A〜5C)により構成されている。図1にはXYZ直交座標系を示している。図1で示す原料ミスト噴出用ノズルN1の外観構造は、実施の形態1〜実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1A〜N1C間で共通する。
図1はこの発明の実施の形態1である原料ミスト噴出用ノズルN1(N1A〜N1C)の外観構造を示す斜視図である。同図に示すように、原料ミスト噴出用ノズルN1は、原料ミスト供給部1、本体部3及び原料ミスト噴出側部5(5A〜5C)により構成されている。図1にはXYZ直交座標系を示している。図1で示す原料ミスト噴出用ノズルN1の外観構造は、実施の形態1〜実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1A〜N1C間で共通する。
図2は図1で示した実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1(N1A)のXZ平面上における断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部5A及びその周辺の構造を示している。図2にはXYZ直交座標系を示している。
原料ミスト噴出用ノズルN1Aは、下方に設けられた原料ミスト噴出口19から原料ミスト8を噴出している。原料ミスト噴出用ノズルN1Aの本体部3には、内部に空洞部11が形成されている。また、原料ミスト噴出用ノズルN1Aの本体部3の上面には、原料ミスト供給部1が配設されている。原料ミスト8は、キャリアガスと共に、図示していない経路を通って、原料ミスト供給部1へと搬送される。原料ミスト供給部1から得られる原料ミスト8は、原料ミスト噴出用ノズルN1Aの本体部3内の空洞部11へと充満する(供給される)。このように、本体部3の上方に設けられる原料ミスト供給部1は本体部3の空洞部11に原料ミスト8を供給する。
また、原料ミスト噴出用ノズルN1Aの本体部3における空洞部11内において、両側面部に、複数の整流部13が配設されている。当該整流部13は、整流板であり、原料ミスト供給部1から供給された原料ミスト8の、空洞部11内の流れを整えることができる。具体的には、空洞部11内において互いに対向する両側面からXY平面に沿って、平面視して矩形状の複数の整流部13がそれぞれの形成高さを交互に変えながら配設される。複数の整流部13はそれぞれ対向する側面に達することなく、対向する側面との間に隙間が形成されるように構成される。
複数の整流部13の下方に空洞部11の主要部が設けられる。複数の整流部13の上方(空洞部11)の小空間は、複数の整流部13により形成される隙間を通じて、空洞部11(の主要部)と接続されており、空洞部11は、原料ミスト排出部である吹出スリット17に接続されている。
吹出スリット17は、空洞部11を形成する本体部3の一方の側面部(図2では右(+X方向)側の側面)に配設されている。また、吹出スリット17は、原料ミスト噴出用ノズルN1A(空洞部11)の底面から離れた位置において、配設されている。このように、原料ミスト排出部である吹出スリット17は、本体部3における空洞部11の側面に設けられ、水平方向(+X方向)に沿って原料ミスト8を排出している。
一方、原料ミスト噴出用ノズルN1の本体部3の底面の高さ付近に原料ミスト噴出口19が配設されている。原料ミスト噴出口19から、原料ミスト8が図示しない基板等の成膜対象物の上面に対して噴出される。
なお、原料ミスト噴出用ノズルN50と同様に(図7参照)、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1A(の本体部3)の底面はX方向及びY方向で規定される矩形状を呈しており、原料ミスト噴出口19は、原料ミスト噴出口59と同様、平面視して長手方向をY方向とした細長い開口穴であるスリット状を呈している。
さらに、原料ミスト噴出用ノズルN1Aの本体部3と原料ミスト噴出側部5Aとの間に原料ミスト流通経路15が形成されている。
原料ミスト流通経路15は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向(Z方向)に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミストを流通させて、下方の原料ミスト噴出口19に導く原料ミストの流通経路となっている。
加えて、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aにおける原料ミスト噴出側部5Aは凹み部16を有していることを特徴している。
凹み部16は、原料ミスト流通経路15を挟んで、原料ミスト排出部である吹出スリット17に対し対向して設けられ、水平方向(X方向)に沿って吹出スリット17から遠ざかる方向に凹んで形成されている。この際、原料ミスト排出部である吹出スリット17から水平方向に沿った距離である、凹み部16の凹み形成長L16は6mm以上の長さに設定される。さらに、凹み形成長L16は原料ミスト噴出口19のX方向の形成幅より長くなるように設定される。
実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aでは、原料ミスト8は、原料ミスト供給部1から、空洞部11内に供給される。そして、原料ミスト8は、複数の整流部6により整流され、複数の整流部6の上方の小空間に充満した後、空洞部11へと導かれ、空洞部11において充満する。その後、原料ミスト8は、吹出スリット17から排出される。
原料ミスト排出部である吹出スリット17から排出される原料ミスト8が凹み部16で一時的に収容された後、凹み部16から原料ミスト流通経路15を経由し、最終的に原料ミスト噴出口19から原料ミストが噴出される。
このため、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aは、凹み部16がない従来の原料ミスト噴出用ノズルN50(図5〜図7参照)と比較して、原料ミスト流通経路15の垂直側壁15wに原料ミスト8の原料が付着する現象である原料付着現象を効果的に抑制することができる。
さらに、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aの凹み形成長L16は6mm以上に設定されているため、原料ミスト流通経路15から排出される原料ミストを凹み部16で一時的に収容する収容現象を確実に発生させることができるため、上記原料付着現象を確実に抑制することができる。
<実施の形態2>
図3はこの発明の実施の形態2である原料ミスト噴出用ノズルN1Bの断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部5B及びその周辺の構造を示している。図3にはXYZ直交座標系を示している。なお、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bの外観構造は図1で示した原料ミスト噴出用ノズルN1Aの構造と同様である。
図3はこの発明の実施の形態2である原料ミスト噴出用ノズルN1Bの断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部5B及びその周辺の構造を示している。図3にはXYZ直交座標系を示している。なお、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bの外観構造は図1で示した原料ミスト噴出用ノズルN1Aの構造と同様である。
以下、図3を参照しつつ、原料ミスト噴出用ノズルN1Aと同様な構造部分は同一符号を付し、説明を適宜省略する。
実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bの本体部3の底面の高さ付近に原料ミスト噴出口29が配設されている。原料ミスト噴出口29から、原料ミストが図示しない基板等の成膜対象物の上面に対して噴出される。
なお、原料ミスト噴出用ノズルN50と同様に(図7参照)、原料ミスト噴出用ノズルN1B(の本体部3)の底面はX方向及びY方向で規定される矩形状を呈しており、原料ミスト噴出口29は、原料ミスト噴出口59と同様、平面視して長手方向をY方向とした細長い開口穴であるスリット状を呈している。
さらに、原料ミスト噴出用ノズルN1Bの本体部3と原料ミスト噴出側部5Bとの間に原料ミスト流通経路25が形成されている。
原料ミスト流通経路25は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミストを流通させて、下方の原料ミスト噴出口29に導く原料ミストの流通経路となっている。
加えて、実施の形態2の原料ミスト噴出側部5Bは、実施の形態1と同様、凹み部26を有していることを特徴している。
凹み部26は、原料ミスト流通経路25を挟んで、原料ミスト排出部である吹出スリット17に対し対向して設けられ、水平方向(X方向)に沿って吹出スリット17から遠ざかる方向に凹んで形成されている。この際、原料ミスト排出部である吹出スリット17から水平方向に沿った距離である、凹み部26の凹み形成長L26は6mm以上の長さに設定される。さらに、凹み形成長L26は原料ミスト噴出口19のX方向の形成幅より長くなるように設定される。
さらに、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bにおける凹み部26は、原料ミスト流通経路25に近づくに従い下方(−Z方向)に向かう傾斜底面28をさらに有することを特徴している。傾斜底面28は水平方向(X方向)を基準として20゜以上の傾きを有している。
原料ミスト噴出用ノズルN1Bでは、原料ミスト8は、原料ミスト供給部1から、空洞部11内に供給される。そして、原料ミスト8は、複数の整流部6により整流され、複数の整流部6の上方の小空間に充満した後、空洞部11へと導かれ、空洞部11において充満する。その後、原料ミスト8は、吹出スリット17から排出される。
原料ミスト排出部である吹出スリット17から排出される原料ミスト8が凹み部26で一時的に収容された後、凹み部26から原料ミスト流通経路25を経由し、最終的に原料ミスト噴出口29から原料ミストが噴出される。
このため、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bは、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aと同様、凹み部26がない従来の原料ミスト噴出用ノズルN50(図5〜図7参照)と比較して、原料ミスト流通経路25の通路側壁25wに原料ミスト8の原料が付着する現象である原料付着現象を効果的に抑制することができる。
さらに、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bにおいて、凹み部26は傾斜底面28を有することにより、凹み部26から原料ミスト流通経路25に至る戻り流路が傾斜底面28となるため、凹み部26で一時的に収容された原料ミスト8を原料ミスト流通経路25に比較的スムーズに移動させることができる分、上記原料付着現象をより効果的に抑制することができる。
加えて、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bは、凹み部26の傾斜底面28の存在により、凹み部26内に原料ミストが残存してしまう原料ミスト残存現象を効果的に抑制することもできる。
さらに、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bは、傾斜底面28の傾きを20゜以上に設定することにより、凹み部26で一時的に収容された原料ミストが傾斜底面28上を原料ミスト流通経路25に向けてよりスムーズに移動できる分、上記原料付着現象をより効果的に抑制することができる。
なお、原料ミスト残存現象の対策として原料ミスト噴出用ノズルN1Bを定期的に解体して凹み部26内を掃除する対応も考えられ、この対策は実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aや後述する原料ミスト噴出用ノズルN1Cにおいても可能である。
さらに、実施の形態2の原料ミスト噴出用ノズルN1Bの凹み形成長L26は6mm以上に設定されているため、原料ミスト流通経路25から排出される原料ミストを凹み部26で一時的に収容する収容現象を確実に発生させることができるため、上記原料付着現象を確実に抑制することができる。
<実施の形態3>
図4は実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cの断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部5C及びその周辺の構造を示している。図4にはXYZ直交座標系を示している。なお、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cの外観構造は図1で示した原料ミスト噴出用ノズルN1Aの構造と同様である。
図4は実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cの断面構造を示す説明図であり、同図(a)が全体構造を示し、同図(b)が原料ミスト噴出側部5C及びその周辺の構造を示している。図4にはXYZ直交座標系を示している。なお、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cの外観構造は図1で示した原料ミスト噴出用ノズルN1Aの構造と同様である。
以下、図4を参照しつつ、原料ミスト噴出用ノズルN1Aと同様な構造部分は同一符号を付し、説明を適宜省略する。
実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cにおける本体部3の底面の高さ付近に原料ミスト噴出口39が配設されている。原料ミスト噴出口39から、原料ミストが図示しない基板等の成膜対象物の上面に対して噴出される。
なお、原料ミスト噴出用ノズルN50と同様に(図7参照)、原料ミスト噴出用ノズルN1C(本体部3)の底面はX方向及びY方向で規定される矩形状を呈しており、原料ミスト噴出口39は、原料ミスト噴出口59と同様、平面視して長手方向をY方向とした細長い開口穴であるスリット状を呈している。
さらに、原料ミスト噴出用ノズルN1Cの本体部3と原料ミスト噴出側部5Cとの間に原料ミスト流通経路35が形成されている。
原料ミスト流通経路35は、吹出スリット17に接続され、かつ、水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、吹出スリット17から排出される原料ミスト8を流通させて、下方の原料ミスト噴出口39に導く原料ミスト8の流通経路となっている。
加えて、実施の形態3の原料ミスト噴出側部5Cは凹み部36を有していることを特徴している。
凹み部36は、原料ミスト流通経路35を挟んで、原料ミスト排出部である吹出スリット17に対し対向して設けられ、水平方向(X方向)に沿って吹出スリット17から遠ざかる方向に凹んで形成されている。この際、原料ミスト排出部である吹出スリット17から水平方向に沿った距離である、凹み部36の凹み形成長L36は6mm以上の長さに設定される。さらに、凹み形成長L36は原料ミスト噴出口39のX方向の形成幅より長くなるように設定される。
さらに、凹み部36は、実施の形態2の凹み部26と同様、原料ミスト流通経路35に近づくに従い下方(−Z方向)に向かう傾斜底面38を有している。
加えて、凹み部36は、原料ミスト流通経路35から最も離れた先端部36tに半径2mm以上の丸みを有することを特徴している。
原料ミスト噴出用ノズルN1Cでは、原料ミスト8は、原料ミスト供給部1から、空洞部11内に供給される。そして、原料ミスト8は、複数の整流部6により整流され、複数の整流部6の上方の小空間に充満した後、空洞部11へと導かれ、空洞部11において充満する。その後、原料ミスト8は、吹出スリット17から排出される。
原料ミスト排出部である吹出スリット17から排出される原料ミスト8が凹み部36で一時的に収容された後、凹み部36から原料ミスト流通経路35を経由し、最終的に原料ミスト噴出口39から原料ミスト8が噴出される。
このため、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cは、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aと同様、凹み部36がない従来の原料ミスト噴出用ノズルN50(図5〜図7参照)と比較して、原料ミスト流通経路35の通路側壁35wに原料ミスト8の原料が付着する現象である原料付着現象を効果的に抑制することができる。
さらに、凹み部36は傾斜底面38を有することにより、実施の形態2と同様、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cにおいて、凹み部36から原料ミスト流通経路35に至る戻り流路が傾斜底面38となるため、凹み部36で一時的に収容された原料ミスト8を原料ミスト流通経路35に比較的スムーズに移動させることができる分、上記原料付着現象をより効果的に抑制することができる。
加えて、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cは、実施の形態2と同様、凹み部36の傾斜底面38の存在により、凹み部36内に原料ミストが残存してしまう原料ミスト残存現象を効果的に抑制することもできる。
さらに、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cは、傾斜底面38の傾きを20゜以上に設定することにより、凹み部26で一時的に収容された原料ミストが傾斜底面38上を原料ミスト流通経路35に向けてよりスムーズに移動できる分、上記原料付着現象をより効果的に抑制することができる。
加えて、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cは、先端部36tに半径2mm以上の丸みを有するという特徴を備えている。
実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cは上記特徴を有することにより、凹み部36で一時的に収容された原料ミスト8が、凹み部36から原料ミスト流通経路35に至る戻り流路における原料ミスト8の流れ(移動)に関し、流れ損失を軽減することができるため、上記原料付着現象をより一層抑制することができる。
さらに、実施の形態3の原料ミスト噴出用ノズルN1Cの凹み形成長L36は6mm以上に設定されているため、原料ミスト流通経路35から排出される原料ミストを凹み部36で一時的に収容する収容現象を確実に発生させることができるため、上記原料付着現象を確実に抑制することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。例えば、実施の形態1の原料ミスト噴出用ノズルN1Aにおいて、原料ミスト流通経路15から最も離れた凹み部16の先端部に半径2mm以上の丸みを設ける等の態様が考えられる。
1 原料ミスト供給部
3 本体部
5A〜5C 原料ミスト噴出側部
11 空洞部
15,25,35 原料ミスト流通経路
28,38 傾斜底面
16,26,36 凹み部
17 吹出スリット
19,29,39 原料ミスト噴出口
36t 先端部
3 本体部
5A〜5C 原料ミスト噴出側部
11 空洞部
15,25,35 原料ミスト流通経路
28,38 傾斜底面
16,26,36 凹み部
17 吹出スリット
19,29,39 原料ミスト噴出口
36t 先端部
Claims (5)
- ミスト化された原料溶液である原料ミストを原料ミスト噴出口から噴出する原料ミスト噴出用ノズルであって、
空洞部と、
前記原料ミストを前記空洞部に供給する原料ミスト供給部と、
前記空洞部の側面に設けられ、水平方向に沿って前記原料ミストを排出する原料ミスト排出部と、
前記原料ミスト排出部及び前記原料ミスト噴出口に接続され、かつ、前記水平方向に対し直交する垂直方向に沿って設けられ、前記原料ミスト排出部から排出される前記原料ミストを流通させて、下方の前記原料ミスト噴出口に導く原料ミスト流通経路と、
前記原料ミスト流通経路を挟んで、前記原料ミスト排出部に対し対向して設けられ、前記水平方向に沿って前記原料ミスト排出部から遠ざかる方向に凹んで形成される凹み部とを備える、
原料ミスト噴出用ノズル。 - 請求項1記載の原料ミスト噴出用ノズルであって、
前記凹み部は、前記原料ミスト流通経路に近づくに従い下方に向かう傾斜底面を有することを特徴する、
原料ミスト噴出用ノズル。 - 請求項2記載の原料ミスト噴出用ノズルであって、
前記傾斜底面は前記水平方向を基準として20゜以上の傾きを有する、
原料ミスト噴出用ノズル。 - 請求項1から請求項3記載のうち、いずれか1項に原料ミスト噴出用ノズルであって、
前記凹み部は、前記原料ミスト排出部から最も離れた先端部に半径2mm以上の丸みを有することを特徴する、
原料ミスト噴出用ノズル。 - 請求項1から請求項4記載のうち、いずれか1項に記載の原料ミスト噴出用ノズルであって、
前記凹み部は、前記水平方向に沿って前記原料ミスト排出部からの距離である凹み形成長は6mm以上の長さに設定されることを特徴とする、
原料ミスト噴出用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017138002A JP2019019367A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 原料ミスト噴出用ノズル |
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Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001205151A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-07-31 | Inax Corp | 均一液体薄膜形成装置 |
| JP2007254869A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Kyoto Univ | 原料ガス噴出用ノズル及び化学的気相成膜装置 |
| WO2017068625A1 (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 成膜装置 |
-
2017
- 2017-07-14 JP JP2017138002A patent/JP2019019367A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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