JP2019014608A - 合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】透明性が高く、かつ断熱性に優れる合わせガラスの提供。【解決手段】第1のガラス板10、第1の透明接着層16、シェルありの独立気孔を有する透明断熱層14、第2の透明接着層18、第2のガラス板12を順に有し、式(1)のA値が7.4×105以下であり、式(2)のB値が35以上である、合わせガラス1。[数1][D:気孔径(nm)、P:気孔率、di:透明断熱層の厚さ(mm)、dg:ガラス板の厚さの合計(mm)、da:透明接着層の厚さの合計(mm)]【選択図】図1
Description
本発明は、合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラスに関する。
2枚のガラス板を中間膜で貼り合わせた合わせガラスは、耐貫通性に優れ、また、破損してもガラス片の飛散が少ないことから、自動車等の車両用窓ガラス、建物用窓ガラス等として用いられている。
合わせガラスとしては、日射による車内や室内の温度上昇を抑えるため、中間膜に赤外線反射層や赤外線吸収層を設けたものが知られている(特許文献1〜4)。
合わせガラスとしては、日射による車内や室内の温度上昇を抑えるため、中間膜に赤外線反射層や赤外線吸収層を設けたものが知られている(特許文献1〜4)。
しかし、中間膜に赤外線反射層や赤外線吸収層を設けた合わせガラスには、車外や室外から入射する赤外線を遮蔽できるものの、合わせガラス自体を伝導する熱を遮断できないため、夏季においては、車外や室外の熱が合わせガラスを伝導して車内や室内に流入し、冬季においては、車内や室内の暖房の熱が合わせガラスを伝導して車外や室外に流出するという問題がある。
合わせガラス自体を伝導する熱を遮断する、すなわち断熱性を有する合わせガラスとしては、中間膜を、中空シリカ微粒子を含む第1の層とこれを挟む第2の層および第3の層からなるものとしたものが提案されている(特許文献5)。
しかし、特許文献5の合わせガラスは、透過率を維持するために、中空シリカ微粒子を含む第1の層を薄く設計しているため、熱伝導率が高く、断熱性が不充分である。
本発明は、透明性が高く、かつ断熱性に優れる合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラスを提供する。
本発明は、下記の態様を有する。
<1>第1のガラス板と、第1の透明接着層と、独立気孔を有する透明断熱層と、第2の透明接着層と、第2のガラス板とを順に有し、前記独立気孔が、気孔のまわりがシェルで覆われた気孔であり、下式(1)で表されるA値が、7.4×105以下であり、下式(2)で表されるB値が、35以上である、合わせガラス。
ただし、Dは透明断熱層の独立気孔の気孔径(nm)であり、Pは透明断熱層の気孔率であり、diは透明断熱層の厚さ(mm)であり、dgは第1のガラス板の厚さと第2のガラス板の厚さの合計(mm)であり、daは第1の透明接着層の厚さと第2の透明接着層の厚さの合計(mm)である。
<2>前記A値が、2.6×105以下であり、前記B値が、85以上である、<1>の合わせガラス。
<3>前記透明断熱層が、中空微粒子分散樹脂シートである、<1>または<2>の合わせガラス。
<4>前記透明断熱層の厚さが、0.2〜10mmである、<1>〜<3>のいずれかの合わせガラス。
<5>前記第1のガラス板の厚さおよび前記第2のガラス板の厚さが、それぞれ0.1〜6mmである、<1>〜<4>のいずれかの合わせガラス。
<6>前記第1の透明接着層の厚さおよび前記第2の透明接着層の厚さが、それぞれ0.1〜3mmである、<1>〜<5>のいずれかの合わせガラス。
<7>前記<1>〜<6>のいずれかの合わせガラスを備えた、自動車用窓ガラス。
<8>前記<1>〜<6>のいずれかの合わせガラスを備えた、建物用窓ガラス。
<1>第1のガラス板と、第1の透明接着層と、独立気孔を有する透明断熱層と、第2の透明接着層と、第2のガラス板とを順に有し、前記独立気孔が、気孔のまわりがシェルで覆われた気孔であり、下式(1)で表されるA値が、7.4×105以下であり、下式(2)で表されるB値が、35以上である、合わせガラス。
<2>前記A値が、2.6×105以下であり、前記B値が、85以上である、<1>の合わせガラス。
<3>前記透明断熱層が、中空微粒子分散樹脂シートである、<1>または<2>の合わせガラス。
<4>前記透明断熱層の厚さが、0.2〜10mmである、<1>〜<3>のいずれかの合わせガラス。
<5>前記第1のガラス板の厚さおよび前記第2のガラス板の厚さが、それぞれ0.1〜6mmである、<1>〜<4>のいずれかの合わせガラス。
<6>前記第1の透明接着層の厚さおよび前記第2の透明接着層の厚さが、それぞれ0.1〜3mmである、<1>〜<5>のいずれかの合わせガラス。
<7>前記<1>〜<6>のいずれかの合わせガラスを備えた、自動車用窓ガラス。
<8>前記<1>〜<6>のいずれかの合わせガラスを備えた、建物用窓ガラス。
本発明の合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラスは、透明性が高く、かつ断熱性に優れる。
以下の用語の定義は、本明細書および特許請求の範囲にわたって適用される。
「気孔」とは、断熱材内に形成された空隙からなる孔を意味する。
「独立気孔」とは、各気孔のまわりがマトリックスやシェルで完全に覆われた気孔を意味する。独立気孔には、気孔のまわりがシェルを介することなくマトリックスで直接覆われた独立気孔と、マトリックス中に分散されたシェルを有する中空粒子等によって形成される気孔のまわりがシェルで覆われた独立気孔とがある。本発明における独立気孔は、後者の独立気孔となる。
「透明」とは、光を透過できることを意味する。
「気孔径」は、透過型顕微鏡を用いて20個の中空微粒子を観察し、それらの内径を平均した値である。
「気孔率」は、プレス前の透明断熱層の体積と、温度:200℃、圧力:35MPa、時間:10分間の条件でプレスした後の透明断熱層の体積とから下式によって求めた値である。
気孔率=1−(プレス後の透明断熱層の体積/プレス前の透明断熱層の体積)
「透過率」は、JIS R 3106:1998「板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法」(ISO 9050:1990)に準拠して測定される値である。
「熱貫流率(U値)」は、JIS R 3107:1998「板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法」(ISO 10292:1994)およびJIS R 3209:1998「複層ガラス」に準拠して測定される値である。
「圧縮弾性率」は、JIS K 7181:2011「プラスチック−圧縮特性の求め方」(ISO 604:2002)に準拠して測定される値である。
「気孔」とは、断熱材内に形成された空隙からなる孔を意味する。
「独立気孔」とは、各気孔のまわりがマトリックスやシェルで完全に覆われた気孔を意味する。独立気孔には、気孔のまわりがシェルを介することなくマトリックスで直接覆われた独立気孔と、マトリックス中に分散されたシェルを有する中空粒子等によって形成される気孔のまわりがシェルで覆われた独立気孔とがある。本発明における独立気孔は、後者の独立気孔となる。
「透明」とは、光を透過できることを意味する。
「気孔径」は、透過型顕微鏡を用いて20個の中空微粒子を観察し、それらの内径を平均した値である。
「気孔率」は、プレス前の透明断熱層の体積と、温度:200℃、圧力:35MPa、時間:10分間の条件でプレスした後の透明断熱層の体積とから下式によって求めた値である。
気孔率=1−(プレス後の透明断熱層の体積/プレス前の透明断熱層の体積)
「透過率」は、JIS R 3106:1998「板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法」(ISO 9050:1990)に準拠して測定される値である。
「熱貫流率(U値)」は、JIS R 3107:1998「板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法」(ISO 10292:1994)およびJIS R 3209:1998「複層ガラス」に準拠して測定される値である。
「圧縮弾性率」は、JIS K 7181:2011「プラスチック−圧縮特性の求め方」(ISO 604:2002)に準拠して測定される値である。
<合わせガラス>
図1は、本発明の合わせガラスの一例を示す断面図である。
合わせガラス1は、第1のガラス板10と;第2のガラス板12と;第1のガラス板10と第2のガラス板12との間に配置された、独立気孔を有する透明断熱層14と;第1のガラス板10と透明断熱層14とを貼り合わせる第1の透明接着層16と;第2のガラス板12と透明断熱層14とを貼り合わせる第2の透明接着層18とを有する。
図1は、本発明の合わせガラスの一例を示す断面図である。
合わせガラス1は、第1のガラス板10と;第2のガラス板12と;第1のガラス板10と第2のガラス板12との間に配置された、独立気孔を有する透明断熱層14と;第1のガラス板10と透明断熱層14とを貼り合わせる第1の透明接着層16と;第2のガラス板12と透明断熱層14とを貼り合わせる第2の透明接着層18とを有する。
(ガラス板)
第1のガラス板および第2のガラス板(以下、まとめてガラス板とも記す。)の材料は、無機ガラスであってもよく、有機ガラスであってもよく、耐候性、剛性、耐溶剤性等の点から、無機ガラスが好ましい。第1のガラス板および第2のガラス板の材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
無機ガラスとしては、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等が挙げられ、ソーダライムガラスが好適である。
有機ガラスとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂等が挙げられる。
第1のガラス板および第2のガラス板(以下、まとめてガラス板とも記す。)の材料は、無機ガラスであってもよく、有機ガラスであってもよく、耐候性、剛性、耐溶剤性等の点から、無機ガラスが好ましい。第1のガラス板および第2のガラス板の材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
無機ガラスとしては、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等が挙げられ、ソーダライムガラスが好適である。
有機ガラスとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂等が挙げられる。
ガラス板は、無色透明ガラス板であってもよく、有色透明ガラス板であってもよく、鉄分が多い熱線吸収ガラス板(ブルーガラス板またはグリーンガラス板)が好ましい。
ガラス板としては、安全性を高めるために強化ガラス板を用いてもよい。強化ガラス板としては、風冷強化法や化学強化法により得られる強化ガラス板を用いることができる。
ガラス板としては、安全性を高めるために強化ガラス板を用いてもよい。強化ガラス板としては、風冷強化法や化学強化法により得られる強化ガラス板を用いることができる。
ガラス板の形状は、湾曲状であってもよく、平板状であってもよい。自動車用窓ガラスは湾曲していることが多いため、本発明の合わせガラスを自動車用窓ガラスとして用いる場合は、ガラス板の形状は、湾曲状であることが多い。
ガラス板の厚さは、0.1〜6mmが好ましく、1〜3mmがより好ましい。第1のガラス板および第2のガラス板の厚さは、同じであってもよく、異なっていてもよい。なお、本発明におけるガラス板の厚さは、幾何学的厚さである。以下、ガラス板以外の本発明の合わせガラスが有する各層の厚さについても同様である。
(透明接着層)
第1の透明接着層および第2の透明接着層(以下、まとめて透明接着層とも記す。)の材料は、ガラス板と透明断熱層とを接着できる透明樹脂であればよい。該透明樹脂としては、ポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、市販の光学透明粘着剤(OCA:Optically Clear Adhesive)等が挙げられ、ポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましく、自動車用窓ガラス等のような耐貫通性を要求される用途においては、ポリビニルブチラールがより好ましい。第1の透明接着層および第2の透明接着層の材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。また各々の透明接着層は、同種または異種の2層以上の材料が積層されたものであってもよい。
第1の透明接着層および第2の透明接着層(以下、まとめて透明接着層とも記す。)の材料は、ガラス板と透明断熱層とを接着できる透明樹脂であればよい。該透明樹脂としては、ポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、市販の光学透明粘着剤(OCA:Optically Clear Adhesive)等が挙げられ、ポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましく、自動車用窓ガラス等のような耐貫通性を要求される用途においては、ポリビニルブチラールがより好ましい。第1の透明接着層および第2の透明接着層の材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。また各々の透明接着層は、同種または異種の2層以上の材料が積層されたものであってもよい。
透明接着層は、本発明の効果を損なわない範囲内において、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、着色剤等を含んでいてもよい。
透明接着層の厚さは、0.1〜3mmが好ましく、0.3〜0.8mmがより好ましい。第1の透明接着層および第2の透明接着層の厚さは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
透明接着層の厚さは、0.1〜3mmが好ましく、0.3〜0.8mmがより好ましい。第1の透明接着層および第2の透明接着層の厚さは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
(透明断熱層)
透明断熱層の圧縮弾性率は、4.3MPa以上が好ましく、12MPa以上がより好ましく、120MPa以上がさらに好ましい。圧縮弾性率が前記範囲の下限値以上であれば、透明断熱層の機械的強度に優れ、合わせガラスの製造の際にガラス板と貼合する際の圧縮に耐え得る。
透明断熱層の圧縮弾性率は、4.3MPa以上が好ましく、12MPa以上がより好ましく、120MPa以上がさらに好ましい。圧縮弾性率が前記範囲の下限値以上であれば、透明断熱層の機械的強度に優れ、合わせガラスの製造の際にガラス板と貼合する際の圧縮に耐え得る。
透明断熱層の厚さは、0.2〜10mmが好ましく、0.5〜6mmがより好ましく、1〜3mmがさらに好ましい。透明断熱層の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、合わせガラスの断熱性にさらに優れる。透明断熱層の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、合わせガラスの透明性がさらに高くなる。
透明断熱層は、気孔のまわりがマトリックスとは異なるシェルで覆われた独立気孔(以下、シェルありの独立気孔または単に独立気孔とも記す。)を有するものである。
シェルありの独立気孔を有する透明断熱層としては、中空微粒子分散樹脂シート;、多孔質微粒子分散樹脂シート等が挙げられる。多孔質微粒子としては、多孔質シリカ凝集粒子等が挙げられる。
シェルありの独立気孔を有する透明断熱層としては、中空微粒子分散樹脂シート;、多孔質微粒子分散樹脂シート等が挙げられる。多孔質微粒子としては、多孔質シリカ凝集粒子等が挙げられる。
透明断熱層としては、合わせガラスの透明性および断熱性を両立するための透明断熱層の気孔率および独立気孔の気孔径を調整しやすい点から、中空微粒子分散樹脂シートが好ましい。
(中空微粒子分散樹脂シート)
中空微粒子分散樹脂シートは、樹脂材料からなるマトリクス中に分散された中空微粒子からなる独立気孔を有するシートである。
中空微粒子分散樹脂シートは、樹脂材料からなるマトリクス中に分散された中空微粒子からなる独立気孔を有するシートである。
樹脂材料に含まれる樹脂としては、非晶性熱可塑性樹脂、結晶性熱可塑性樹脂、硬化性樹脂の硬化物等が挙げられる。
非晶性熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、非晶性ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ノルボルネン系樹脂、非晶性フッ素樹脂、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエステルカーボネート、トリアセチルセルロース、非晶性ナイロン樹脂等が挙げられる。
結晶性熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、結晶性ポリエステル樹脂、結晶性フッ素樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1等が挙げられる。
硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ジエチレングリコールビスカーボネート、多官能アクリレート系樹脂、多官能メタクリレート系樹脂等が挙げられる。
非晶性熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、非晶性ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ノルボルネン系樹脂、非晶性フッ素樹脂、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエステルカーボネート、トリアセチルセルロース、非晶性ナイロン樹脂等が挙げられる。
結晶性熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、結晶性ポリエステル樹脂、結晶性フッ素樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1等が挙げられる。
硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ジエチレングリコールビスカーボネート、多官能アクリレート系樹脂、多官能メタクリレート系樹脂等が挙げられる。
樹脂材料は、本発明の効果を損なわない範囲内において、発泡核剤、着色剤、酸化防止剤、光安定剤、離型剤、防腐剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、可塑剤、難燃剤、導電性付与剤、帯電防止剤、結晶核剤等を含んでいてもよい。
中空微粒子としては、シェル内に中空部を有する微粒子が挙げられ、具体的には、中空シリカ微粒子、中空樹脂微粒子、中空チタニア微粒子、中空ジルコニア微粒子、中空アルミナ微粒子等が挙げられる。入手しやすさの点からは、中空シリカ微粒子が好ましい。
中空シリカ微粒子としては、市販のものを用いてもよく、公知の製造方法によって製造したものを用いてもよい。
中空シリカ微粒子の製造方法としては、たとえば、酸溶解性無機粒子(酸化亜鉛、アルミン酸ナトリウム、炭酸カルシウム等)からなるコア粒子とアルコキシシランとを含む液を加熱して、コア粒子の表面にシリカを主成分とするシェルを形成し、コア−シェル粒子の分散液を得る工程と;コア−シェル粒子の分散液に酸を添加し、コア−シェル粒子のコア粒子を溶解、除去し、中空シリカ微粒子の分散液を得る工程とを有する方法が挙げられる。さらに中空シリカ微粒子を単離して焼成してもよい。
中空チタニア微粒子の場合は、テトラアルコキシチタン(IV)を原料に用いて、中空シリカ微粒子と同様の方法で得ることができる。
中空シリカ微粒子の製造方法としては、たとえば、酸溶解性無機粒子(酸化亜鉛、アルミン酸ナトリウム、炭酸カルシウム等)からなるコア粒子とアルコキシシランとを含む液を加熱して、コア粒子の表面にシリカを主成分とするシェルを形成し、コア−シェル粒子の分散液を得る工程と;コア−シェル粒子の分散液に酸を添加し、コア−シェル粒子のコア粒子を溶解、除去し、中空シリカ微粒子の分散液を得る工程とを有する方法が挙げられる。さらに中空シリカ微粒子を単離して焼成してもよい。
中空チタニア微粒子の場合は、テトラアルコキシチタン(IV)を原料に用いて、中空シリカ微粒子と同様の方法で得ることができる。
中空微粒子のシェルの厚さは、機械的特性の点からは、2nm以上が好ましく、3nm以上がより好ましい。透明断熱層の透明性および断熱性の点からは、15nm以下が好ましく、10nm以下がより好ましい。
薄くても機械的特性が優れるシェルを形成するためには、シェルを緻密にすることが必要である。このようなシェルを形成する方法としては、マイクロ波を利用した方法が好ましい。
中空微粒子のシェルには穴が開いていないことが好ましい。大きい穴が開いている場合、マトリックスがその穴から中空部に侵入し、中空の役目を果たさなくなるおそれがある。
薄くても機械的特性が優れるシェルを形成するためには、シェルを緻密にすることが必要である。このようなシェルを形成する方法としては、マイクロ波を利用した方法が好ましい。
中空微粒子のシェルには穴が開いていないことが好ましい。大きい穴が開いている場合、マトリックスがその穴から中空部に侵入し、中空の役目を果たさなくなるおそれがある。
透明断熱層の透明性を向上させるためには、中空微粒子を、凝集させることなくマトリックスに均一分散させることが必要である。そのためには、中空微粒子の表面にマトリックスと相性のよい修飾を施すことが好ましい。表面修飾を施す方法としては、アルキル基を有するシランカップリング剤を用いて、中空微粒子の表面の水酸基(OH)と縮合させる方法が挙げられる。アルキル基の種類は、マトリックスに合せて適宜選択すればよい。
中空微粒子分散樹脂シートは、熱可塑性樹脂および中空微粒子を含む樹脂材料を、公知の成形方法(押出成形法等)によってシート状に成形する方法;液状の硬化性樹脂に中空微粒子を分散させた硬化性組成物をシート状に拡げ、硬化させる方法等によって製造できる。
(透明断熱層の設計)
後述するA値およびB値を特定の範囲とすることによって、合わせガラスの透明性および断熱性を両立することは、透明断熱層の独立気孔の気孔径および気孔率を調整することによって達成できる。
後述するA値およびB値を特定の範囲とすることによって、合わせガラスの透明性および断熱性を両立することは、透明断熱層の独立気孔の気孔径および気孔率を調整することによって達成できる。
透明断熱層におけるシェルありの独立気孔の気孔径を小さくするためには、たとえば、中空微粒子のシェルの内径を小さくすればよい。
透明断熱層におけるシェルありの独立気孔の気孔径を変えずに透明断熱層の気孔率を高くするためには、たとえば、透明断熱材に含まれる中空微粒子の割合を多くすればよい。
透明断熱層におけるシェルありの独立気孔の気孔径を変えずに透明断熱層の気孔率を高くするためには、たとえば、透明断熱材に含まれる中空微粒子の割合を多くすればよい。
圧縮弾性率が4.3MPa以上であるシェルありの独立気孔を有する透明断熱層を得ることは、中空微粒子自体が通常充分な圧縮弾性率を有することから、中空微粒子をマトリックスに分散させることによって達成できる。
(A値)
本発明の合わせガラスは、下式(1)で表されるA値が、7.4×105以下であり、2.6×105以下が好ましい。
A値が7.4×105以下であれば、合わせガラスの透過率が50%以上となる。A値が2.6×105以下であれば、合わせガラスの透過率が70%以上となる。
本発明の合わせガラスは、下式(1)で表されるA値が、7.4×105以下であり、2.6×105以下が好ましい。
A値が7.4×105以下であれば、合わせガラスの透過率が50%以上となる。A値が2.6×105以下であれば、合わせガラスの透過率が70%以上となる。
A値を7.4×105以下とすることによって合わせガラスの透過率が50%以上となる理由、およびA値を2.6×105以下とすることによって合わせガラスの透過率が70%以上となる理由を以下に説明する。
図1に示すような層構成の合わせガラスについて、空気(第0層)、第1のガラス板(第1層)、第1の透明接着層(第2層)、透明断熱層(第3層)、第2の透明接着層(第4層)、第2のガラス板(第5層)および空気(第6層)の厚さ、屈折率、累計透過率、フレネル反射および内部透過率を、表1のように表す。
まず、合わせガラスの透過率からそれに必要な透明断熱層の透過率を求める。この導出の目的は、合わせガラスの透過率S6の必要数値が指定された時に、透明断熱層の透過率T3はいくつである必要があるかの関係式を求めることである。
フレネル反射については、たとえば、屈折率n1の層と屈折率n2の層の界面でのフレネル反射F1は下式で表される。
入射側の空気の累計透過率S0を1としたとき、各層の累計透過率は、下式(3)で表される。
S6とT3との関係を求めることを目的としていることから、式(3)をT3に注目して変形すると下式(4)で表される。ここで、F0=F5、F1=F4、F2=F3とする。
ガラス板および透明接着層は、10mm程度以下の厚さでは充分に透明性が高いことから、T1、T2、T4、T5は1と近似できる。よって、式(4)は、下式(5)で表される。
波長500nmにおいて、通常のガラス板の屈折率n1、n5、透明接着層の屈折率n2、n4は1.5程度である。一方、透明断熱層の屈折率は材料によって異なるが、ワーストケースとして空気と同じn3=1.0と置けば、論理上どんな場合にも問題は起こらない。したがって、各界面でのフレネル反射は以下のように近似できる。
したがって式(5)は、下式で表される。
ここで、T3は、透明断熱層の透過率であるからTiとし、S6は、合わせガラスの透過率であるからTLとすると、この式は下式(6)で表される。
式(6)によって、実現したい合わせガラスの透過率TLのために必要な透明断熱層の透過率Tiを計算できる。
つぎに、透明断熱層の独立気孔の気孔径D、透明断熱層の気孔率Pおよび透明断熱層の厚さdiと、合わせガラスの透過率TLとの関係を求める。
透明断熱層の透過率Tiは、透明断熱層への入射光強度をI0、透明断熱層からの透過光強度をI、透明断熱層の独立気孔の散乱断面積をσ、透明断熱層の単位体積あたりの気孔数をN、透明断熱層の厚さをdi(mm)とすると、下式(7)で表される(高分子論文集,Vol.67,No.7,pp.390−396(2010))。
透明断熱層の独立気孔の気孔径が光の波長よりも小さい場合にはレイリー散乱が適用される。よって、散乱断面積σは、気孔径をD(mm)、波長をλ(nm)とすると、下式で表される。
透明断熱層の単位体積あたりの気孔数Nは、下式で表される。
単位をメートルに統一して式(7)を整理すると、下式(8)で表される。
ここで、比例定数をCと置くと、式(8)はさらに下式(9)、(10)、(11)で表される。なお、式(9)、(10)、(11)は等価である。
式(10)に式(6)を代入すると、下式(12)となる。
実際に、色々と条件を変えた合わせガラスを作製して、D、P、di、波長500nmにおける透過率TLを測定し、これらの値を式(12)に代入してCの値を計算すると、表2の結果が得られた。なお、波長は500nmである必要はないが、それより短波長では不純物の影響を受けやすく、また長波長では散乱の影響が見えにくい。よって、波長500nmにおける透過率TLの値で評価した。
実測値から得られたCの値を平均して、C=5.8×10−5の値を得た。したがって、式(12)は、下式(13)で表される。
たとえば、合わせガラスの透過率TLが50%の場合には、式(13)の括弧内の数値は下記のようになる。
よって、波長を500nmに固定して考えると、合わせガラスの透過率TLが50%以上を満たすためには、透明断熱層の独立気孔の気孔径D、透明断熱層の気孔率Pおよび透明断熱層の厚さdiが、下式(14)の関係にあればよいことがわかる。
同様にして、合わせガラスの透過率TLが70%以上を満たすためには、下式(15)の関係にあればよい。A値の単位はnm3・mmとなる。
(B値)
本発明の合わせガラスは、下式(2)で表されるB値が、35以上であり、85以上が好ましい。
B値が35以上であれば、断熱性の目安である合わせガラスの熱貫流率(U値)が5.0W/m2K以下となる。B値が85以上あれば、合わせガラスのU値が4.0W/m2K以下となる。
本発明の合わせガラスは、下式(2)で表されるB値が、35以上であり、85以上が好ましい。
B値が35以上であれば、断熱性の目安である合わせガラスの熱貫流率(U値)が5.0W/m2K以下となる。B値が85以上あれば、合わせガラスのU値が4.0W/m2K以下となる。
B値を35以上とすることによって合わせガラスのU値が5.0W/m2K以下となる理由、およびB値を85以上とすることによって合わせガラスのU値が4.0W/m2K以下となる理由を以下に説明する。
合わせガラスの熱貫流率をU(W/m2K)、 室外側の表面熱伝達率をhext(W/m2K)、室内側の表面熱伝達率をhin(W/m2K)、各層の熱抵抗をR(m2K/W)、2枚のガラス板の厚さの合計をdg(mm)、ガラス板の熱伝導率をλg(W/mK)、透明接着層の厚さの合計をda(mm)、透明接着層の熱伝導率をλa(W/mK)、透明断熱層の厚みをdi(mm)、透明断熱層の熱伝導率をλi(W/mK)とすると、下式(16)で表される。
室温での空気の熱伝導率をλair(0.026W/mK)、平均自由行程をL(62.5×10−9m)、透明断熱層の独立気孔の気孔径をD(mm)、独立気孔の熱伝導率をλpore(W/mK)とすると、これらの関係は下式(17)で表される(G. Wei et al.,International Journal of Heat and Mass Transfer(2011)54,2355−2366)。
透明断熱層の熱伝導率λiは、透明断熱層のマトリックスの熱伝導率をλmat(W/mK)、透明断熱層の気孔率をPとすると、日本大学生産工学部第37回(平成16年度)学術講演会 応用分子化学部会 プログラム5−8「ガスハイドレート模擬堆積物試料の熱伝導率測定」に記載の分散モデルから、式(17)を用い、bを比例定数として下式で表される。
室外側の部材表面の半球放射率εextは0.837W/m2Kであり、室内側の部材表面の半球放射率εinも0.837W/m2Kであるから、定義により、室外側の表面熱伝達率hextおよび室内側の表面熱伝達率hinは下記のようになる。
ガラス板の熱伝導率λgは、ガラスの種類が異なってもおおむね1.0W/mKであり、透明接着層に使われる材料の熱伝導率λaは、おおむね0.3W/mK程度である。また、透明断熱層のマトリックスの熱伝導率λmatは、ワーストケースとして1.0W/mKと置くことができる。これらより、単位をメートルに統一して式(16)を整理すると、下式(18)で表される。
式(18)を整理し、Bと置くと、下式(19)で表される。
式(19)をbに関して変形すると、下式(20)で表される。
実際に、色々と条件を変えた合わせガラスを作製して、D、P、di、dg、da、U値を測定し、これらの値を式(20)に代入してbの値を計算すると、表3の結果が得られた。
実測値から得られたbの値を平均して、b=0.187の値を得た。したがって、式(19)は、bの値を代入して下式(21)で表される。
たとえば、U値が5.0W/m2Kの場合には、B値は下記のようになる。
よって、U値が5.0W/m2K以下を満たすためには、透明断熱層の独立気孔の気孔径D、透明断熱層の気孔率P、透明断熱層の厚さdi、ガラス板の厚さの合計dg、透明接着層の厚さの合計daが、下式(22)の関係にあればよいことが分かる。
同様にして、U値が4.0W/m2K以下を満たすためには、下式(23)の関係にあればよい。B値の単位はmmである。
(合わせガラスの特性)
合わせガラスの波長500nmの光の透過率は、50%以上が好ましく、70〜99%がより好ましく、70〜96%がさらに好ましい。波長500nmの光の透過率が前記範囲の下限値以上であれば、合わせガラスの透明性が高くなる。波長500nmの光の透過率が前記範囲の上限値を超える合わせガラスは、製造が困難である。
合わせガラスの波長500nmの光の透過率は、50%以上が好ましく、70〜99%がより好ましく、70〜96%がさらに好ましい。波長500nmの光の透過率が前記範囲の下限値以上であれば、合わせガラスの透明性が高くなる。波長500nmの光の透過率が前記範囲の上限値を超える合わせガラスは、製造が困難である。
合わせガラスの熱貫通率(U値)は、現状の自動車用の合せガラスが5.8W/m2Kであることから、燃費向上の点から、5.0W/m2K以下が好ましく、4.0W/m2K以下がさらに好ましい。
合わせガラスの厚さは、2〜20mmが好ましく、3〜10mmがより好ましく、4〜6mmがさらに好ましい。合わせガラスの厚さが前記範囲の下限値以上であれば、合わせガラスの断熱性にさらに優れ、また、機械強度にも優れる。合わせガラスの厚さが前記範囲の上限値以下であれば、合わせガラスが重くなりすぎず、また透明性にも優れる。
(合わせガラスの製造方法)
合わせガラスは、公知の方法によって製造できる。たとえば、第2のガラス板、第2の透明接着層となる透明樹脂シート、透明断熱層となる透明断熱シート、第1の透明接着層となる透明樹脂シート、第1のガラス板を順に重ね、これらを仮接着した後、加熱および加圧することによって本接着することによって製造できる。この際、第1の透明接着層となる透明樹脂シートと第2の透明接着層となる透明樹脂シートは、各々、同種であってもよく、異種の2枚以上のシートから構成されていてもよい。
合わせガラスは、公知の方法によって製造できる。たとえば、第2のガラス板、第2の透明接着層となる透明樹脂シート、透明断熱層となる透明断熱シート、第1の透明接着層となる透明樹脂シート、第1のガラス板を順に重ね、これらを仮接着した後、加熱および加圧することによって本接着することによって製造できる。この際、第1の透明接着層となる透明樹脂シートと第2の透明接着層となる透明樹脂シートは、各々、同種であってもよく、異種の2枚以上のシートから構成されていてもよい。
(他の形態)
本発明の合わせガラスは、第1のガラス板と、第1の透明接着層と、シェルありの独立気孔を有する透明断熱層と、第2の透明接着層と、第2のガラス板とを順に有し、A値が7.4×105以下であり、B値が35以上であるものであればよく、図示例のものに限定はされない。
本発明の合わせガラスは、第1のガラス板と、第1の透明接着層と、シェルありの独立気孔を有する透明断熱層と、第2の透明接着層と、第2のガラス板とを順に有し、A値が7.4×105以下であり、B値が35以上であるものであればよく、図示例のものに限定はされない。
たとえば、本発明の合わせガラスは、必要に応じて第3のガラス板、またはそれ以上のガラス板を有するものであってもよい。
本発明の合わせガラスは、赤外線吸収層、紫外線吸収層等の、透明断熱層以外の機能層を有していてもよい。
本発明の合わせガラスは、赤外線吸収層、紫外線吸収層等の、透明断熱層以外の機能層を有していてもよい。
(作用機序)
以上説明した本発明の合わせガラスにあっては、独立気孔を有する透明断熱層によって車内や室内の温度上昇を抑えることができるため、日射による車内や室内の温度上昇を抑えるための金属薄膜を設ける必要がない。そのため、電波透過性を有する。
また、本発明の合わせガラスにあっては、A値が7.4×105以下であるため、透明性が高い。
また、本発明の合わせガラスにあっては、B値が35以上であるため、熱貫通率(U値)が5.0W/m2K以下となり、断熱性に優れる。
以上説明した本発明の合わせガラスにあっては、独立気孔を有する透明断熱層によって車内や室内の温度上昇を抑えることができるため、日射による車内や室内の温度上昇を抑えるための金属薄膜を設ける必要がない。そのため、電波透過性を有する。
また、本発明の合わせガラスにあっては、A値が7.4×105以下であるため、透明性が高い。
また、本発明の合わせガラスにあっては、B値が35以上であるため、熱貫通率(U値)が5.0W/m2K以下となり、断熱性に優れる。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されない。
(独立気孔の気孔径)
透明断熱層における独立気孔の気孔径は、透過型顕微鏡(日本電子社製、JEM−1230)を用いて20個の中空微粒子を観察し、それらの内径を平均して求めた。
透明断熱層における独立気孔の気孔径は、透過型顕微鏡(日本電子社製、JEM−1230)を用いて20個の中空微粒子を観察し、それらの内径を平均して求めた。
(透明断熱層の気孔率)
プレス前の透明断熱層の体積と、温度:200℃、圧力:35MPa、時間:10分間の条件でプレスした後の透明断熱層の体積とから下式によって求めた。
気孔率=1−(プレス後の透明断熱層の体積/プレス前の透明断熱層の体積)
プレス前の透明断熱層の体積と、温度:200℃、圧力:35MPa、時間:10分間の条件でプレスした後の透明断熱層の体積とから下式によって求めた。
気孔率=1−(プレス後の透明断熱層の体積/プレス前の透明断熱層の体積)
(合わせガラスの透過率)
合わせガラスの波長500nmの光の透過率は、JIS R 3106:1998(ISO 9050:1990)に準拠し、分光光度計(島津製作所社製、SolidSpec−3700DUV)を用いて測定した。
合わせガラスの波長500nmの光の透過率は、JIS R 3106:1998(ISO 9050:1990)に準拠し、分光光度計(島津製作所社製、SolidSpec−3700DUV)を用いて測定した。
(熱貫流率(U値))
合わせガラスのU値を、JIS R 3107:1998およびJIS R 3209:1998に準拠し、英弘精機社製のHC−074/630を用いて測定した。
合わせガラスのU値を、JIS R 3107:1998およびJIS R 3209:1998に準拠し、英弘精機社製のHC−074/630を用いて測定した。
(A値)
式(1)から求めたA値について、下記基準にて判定した。
◎:A値が2.6×105以下。
○:A値が2.6×105超7.4×105以下。
×:A値が7.4×105超。
式(1)から求めたA値について、下記基準にて判定した。
◎:A値が2.6×105以下。
○:A値が2.6×105超7.4×105以下。
×:A値が7.4×105超。
(B値)
式(2)から求めたB値について、下記基準にて判定した。
◎:B値が85以上。
○:B値が35以上85未満。
×:B値が35未満。
式(2)から求めたB値について、下記基準にて判定した。
◎:B値が85以上。
○:B値が35以上85未満。
×:B値が35未満。
(総合判定)
合わせガラスの透過率およびU値から下記基準にて総合的に判定した。
◎:透過率が70%以上かつU値が4.0W/m2K以下。
○:透過率が50%以上かつU値が5.0W/m2K以下。
×:透過率が50%未満またはU値が5.0W/m2K未満。
合わせガラスの透過率およびU値から下記基準にて総合的に判定した。
◎:透過率が70%以上かつU値が4.0W/m2K以下。
○:透過率が50%以上かつU値が5.0W/m2K以下。
×:透過率が50%未満またはU値が5.0W/m2K未満。
(実施例1)
200mLの石英製耐圧容器に、酸化亜鉛粒子の水分散液(平均凝集粒子径:100nm、固形分濃度:20質量%)の55.6g、テトラエトキシシラン(TEOS)(酸化ケイ素換算の固形分濃度:28.8質量%)の6.9g、エタノールの36.9g、28質量%のアンモニア水溶液の0.6gを入れ、pHが10の原料液を調製した。耐圧容器を密封した後、マイクロ波加熱装置を用い、原料液に最大出力:500W、周波数:2.45GHzのマイクロ波(MW)を5分間照射し、TEOSを加水分解して、酸化亜鉛粒子の表面に酸化ケイ素を析出させ、シェルを形成し、コア−シェル粒子の分散液の100gを得た。マイクロ波照射中の反応液の温度は120℃であった。このコア−シェル粒子の分散液の100gに、強酸性カチオン交換樹脂(総交換容量2.0meq/mL以上)の100gを加え、1時間撹拌してpHが4となった後、ろ過により強酸性カチオン交換樹脂を除去し、中空シリカ微粒子の分散液を得た。該分散液を限外ろ過により固形分濃度20質量%まで濃縮した。分散液の一部を採取し、透過型顕微鏡にて測定したところ、中空シリカ微粒子の平均内径(気孔径に相当)は100nmであり、シェル厚は10nmであった。同じ操作を10バッチ繰り返した。
200mLの石英製耐圧容器に、酸化亜鉛粒子の水分散液(平均凝集粒子径:100nm、固形分濃度:20質量%)の55.6g、テトラエトキシシラン(TEOS)(酸化ケイ素換算の固形分濃度:28.8質量%)の6.9g、エタノールの36.9g、28質量%のアンモニア水溶液の0.6gを入れ、pHが10の原料液を調製した。耐圧容器を密封した後、マイクロ波加熱装置を用い、原料液に最大出力:500W、周波数:2.45GHzのマイクロ波(MW)を5分間照射し、TEOSを加水分解して、酸化亜鉛粒子の表面に酸化ケイ素を析出させ、シェルを形成し、コア−シェル粒子の分散液の100gを得た。マイクロ波照射中の反応液の温度は120℃であった。このコア−シェル粒子の分散液の100gに、強酸性カチオン交換樹脂(総交換容量2.0meq/mL以上)の100gを加え、1時間撹拌してpHが4となった後、ろ過により強酸性カチオン交換樹脂を除去し、中空シリカ微粒子の分散液を得た。該分散液を限外ろ過により固形分濃度20質量%まで濃縮した。分散液の一部を採取し、透過型顕微鏡にて測定したところ、中空シリカ微粒子の平均内径(気孔径に相当)は100nmであり、シェル厚は10nmであった。同じ操作を10バッチ繰り返した。
中空微粒子の表面修飾のために、分散液の100g(固形分濃度20質量%)に、シランカップリング剤であるKBM−503(信越化学工業社製)の5gを加え、室温で1週間撹拌を続けた。分散液を水1Lに投入して撹拌し、沈殿物をろ過した。この沈殿物の表面に付いたシラノール基の脱水縮合を進めるため、ディーンスターク脱水装置にて、メチルイソブチルケトン(MIBK)中で還流しながら脱水を進め、5時間後に水酸化ナトリウム1mol/L溶液1gを加え、さらに30分間還流を続け脱水を行った。冷却した後、エバポレーターでMIBKを蒸発させた後、70℃にて24時間真空乾燥を行い、中空シリカ微粒子の22gを得た。
中空シリカ微粒子の5.6g、UV硬化性モノマーであるA−HD−N(新中村化学工業社製)の2.2g、UV硬化性オリゴマーであるUA−160TM(新中村化学工業社製)の2.2g、および光開始剤としてイルガキュア(登録商標)184(BASF社製)の0.07gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから100J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.5mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のポリビニルブチラール(PVB)フィルムで挟み、さらにその両面を1.6mm厚のソーダライムガラス(旭硝子社製)で挟み、真空包装用バッグに入れて減圧吸引し、各層の界面に残留する空気を脱気し、120℃、30分間で仮接着して積層体を得た。次に、積層体をオートクレーブに入れ、120℃、1.3MPa、90分間で本接着し、合わせガラスを得た。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例2)
平均凝集粒子径120nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)120nm、シェル厚12nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径120nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)120nm、シェル厚12nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の6.8g、A−HD−Nの1.2g、UA−160TMの2.0g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.06gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.1mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例3)
平均凝集粒子径80nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)80nm、シェル厚10nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径80nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)80nm、シェル厚10nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の5.0g、A−HD−Nの2.5g、UV硬化性モノマーであるA−TMPT(新中村化学工業社製)の2.5g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.1gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから200J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、6.0mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.1mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例4)
平均凝集粒子径50nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)50nm、シェル厚2nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径50nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)50nm、シェル厚2nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の4.6g、A−HD−Nの1.8g、UV硬化性モノマーであるA−DPH(新中村化学工業社製)の2.0g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.1gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、0.5mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を、1.0mm厚のソーダライムガラスおよび3.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例5)
実施例4と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)50nm、シェル厚2nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
実施例4と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)50nm、シェル厚2nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の5.6g、A−HD−Nの2.0g、UA−160TMの1.6g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.07gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.2mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を1.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例6)
平均凝集粒子径70nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)70nm、シェル厚5nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径70nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)70nm、シェル厚5nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の6.7g、A−HD−Nの2.0g、UV硬化性モノマーであるA−DCP(新中村化学工業社製)の1.3g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.1gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.2mm厚みの中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例7)
平均凝集粒子径40nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)40nm、シェル厚3nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径40nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)40nm、シェル厚3nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の6.7g、A−HD−Nの1.6g、UA−160TMの1.7g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.1gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、2.0mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を、0.38mm厚のPVBフィルムの2枚重ねおよび0.76mm厚のPVBフィルムの4枚重ねで挟み、さらにその両面を6.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(実施例8)
平均凝集粒子径60nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用し、テトラエトキシシランの代わりに、オルトチタン酸テトライソプロピルの10gを用いた以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)60nm、シェル厚3nmの中空チタニア微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径60nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用し、テトラエトキシシランの代わりに、オルトチタン酸テトライソプロピルの10gを用いた以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)60nm、シェル厚3nmの中空チタニア微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空チタニア微粒子の16.0g、A−HD−Nの2.0g、UA−160TMの2.0g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.2gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから100J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.2mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.76mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を3.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(比較例1)
平均凝集粒子径150nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)150nm、シェル厚15nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
平均凝集粒子径150nmの酸化亜鉛粒子の水分散液を使用する以外は、実施例1と同様の方法で、平均内径(気孔径に相当)150nm、シェル厚15nmの中空シリカ微粒子を得た。さらに同様の方法で表面修飾した。
中空シリカ微粒子の7.5g、A−HD−Nの1.5g、UA−160TMの1.0g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.07gを混合した。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、1.2mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(比較例2)
国際公開第2012/063881号に記載の実施例1と同様の方法により、空隙率59%、外径100nm、内径84nm、シェル厚8nmの中空シリカ微粒子を得た。
国際公開第2012/063881号に記載の実施例1と同様の方法により、空隙率59%、外径100nm、内径84nm、シェル厚8nmの中空シリカ微粒子を得た。
中空シリカ微粒子の3gを酢酸エチルの30gに分散させた後、A−HD−Nの4g、UA−160TMの3g、およびイルガキュア(登録商標)184の0.06gと混合した。エバポレーターで酢酸エチルを蒸発させた。これをシート状に拡げたものにUVランプから80J/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、0.2mm厚の中空微粒子分散樹脂シートを得た。中空微粒子分散樹脂シートの気孔率を測定した。
中空微粒子分散樹脂シートを透明断熱層として、両面を0.38mm厚のPVBフィルムで挟み、さらにその両面を2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合わせガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
(比較例3)
透明断熱層を入れずに、0.76mm厚の1枚のPVBフィルムを2枚の2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合せガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
透明断熱層を入れずに、0.76mm厚の1枚のPVBフィルムを2枚の2.0mm厚のソーダライムガラスで挟み、実施例1と同様の方法で合せガラスを作製した。合わせガラスの透過率、U値を測定した。結果を表4に示す。
A値が7.4×105以下であり、B値が35以上である実施例1〜8の合わせガラスは、透明性が高く、かつ断熱性に優れていた。
A値が7.4×105超であり、B値が35未満である比較例1の合わせガラスは、透明性が低く、かつ断熱性に劣っていた。
B値が35未満である比較例2の合わせガラスは、断熱性に劣っていた。
透明断熱層を設けていない比較例3の合わせガラスは、断熱性に劣っていた。
A値が7.4×105超であり、B値が35未満である比較例1の合わせガラスは、透明性が低く、かつ断熱性に劣っていた。
B値が35未満である比較例2の合わせガラスは、断熱性に劣っていた。
透明断熱層を設けていない比較例3の合わせガラスは、断熱性に劣っていた。
本発明の合わせガラスは、自動車用窓ガラス(ウインドシールド、ルーフ窓、昇降窓、側部固定窓、バックライト、ルーフ窓等)、鉄道車両用窓ガラス等の車両用窓ガラス、建物用窓ガラス等としてとして有用である。
1 合わせガラス
10 第1のガラス板
12 第2のガラス板
14 透明断熱層
16 第1の透明接着層
18 第2の透明接着層
10 第1のガラス板
12 第2のガラス板
14 透明断熱層
16 第1の透明接着層
18 第2の透明接着層
Claims (8)
- 前記A値が、2.6×105以下であり、
前記B値が、85以上である、請求項1に記載の合わせガラス。 - 前記透明断熱層が、中空微粒子分散樹脂シートである、請求項1または2に記載の合わせガラス。
- 前記透明断熱層の厚さが、0.2mm〜10mmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の合わせガラス。
- 前記第1のガラス板の厚さおよび前記第2のガラス板の厚さが、それぞれ0.1mm〜6mmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の合わせガラス。
- 前記第1の透明接着層の厚さおよび前記第2の透明接着層の厚さが、それぞれ0.1mm〜3mmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の合わせガラス。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の合わせガラスを備えた、自動車用窓ガラス。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の合わせガラスを備えた、建物用窓ガラス。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2015231013A JP2019014608A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラス |
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| JP2015231013A JP2019014608A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 合わせガラス、自動車用窓ガラスおよび建物用窓ガラス |
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