JP2019011794A - 減速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】高出力でありながら小型化及び耐久性の向上を実現でき、さらに、動作安定性や駆動力伝達効率の向上を図れる減速機を提供する。
【解決手段】ケーシング2と、ケーシング2に固定され、複数の歯が設けられた固定内歯車3と、ケーシング2に対して回転可能に支持され、複数の歯が設けられた可動内歯車4と、固定内歯車3及び可動内歯車4に対して偏心した偏心部5aを外周面に有する入力軸5と、固定内歯車3と偏心部5aとの間に配置された複数の第1ローラ6と、可動内歯車4と偏心部5aとの間に配置された複数の第2ローラ7と、第1ローラ6及び第2ローラ7を回転可能に保持する保持器8とを備える減速機であって、ケーシング2と可動内歯車4との間に軸受部材9を配置した。
【選択図】図1
【解決手段】ケーシング2と、ケーシング2に固定され、複数の歯が設けられた固定内歯車3と、ケーシング2に対して回転可能に支持され、複数の歯が設けられた可動内歯車4と、固定内歯車3及び可動内歯車4に対して偏心した偏心部5aを外周面に有する入力軸5と、固定内歯車3と偏心部5aとの間に配置された複数の第1ローラ6と、可動内歯車4と偏心部5aとの間に配置された複数の第2ローラ7と、第1ローラ6及び第2ローラ7を回転可能に保持する保持器8とを備える減速機であって、ケーシング2と可動内歯車4との間に軸受部材9を配置した。
【選択図】図1
Description
本発明は、減速機に関する。
従来、車両や産業ロボット等に搭載される減速機として、内歯車の内周面に形成された複数の歯に対してローラを順次係合させて入力軸の回転を出力軸に減速して伝達するローラ式の減速機が知られている。
一般的にこの種の減速機は、図10に示す例のように、外周面に偏心部100aを有する入力軸100と、内周面に複数の歯が形成された内歯車200と、内歯車200の内周面と入力軸100の偏心部100aとの間に配置された複数のローラ300と、ローラ300を回転可能に保持する保持器400と、保持器400と一体に構成された出力軸500とを備えている(特許文献1参照)。電動モータ等の駆動源から入力軸100に駆動力が入力されて、入力軸100が回転すると、偏心部100aの回転により、ローラ300が内歯車200の歯に順次係合し、入力軸100が1回転するごとに、ローラ300が一歯分ずつ周方向に移動することで、出力軸500が入力軸100に対して減速して回転する。
近年、上記のようなローラ式の減速機においては、高減速比・高出力でありながら、小型のものが望まれている。斯かる要請に対して、高出力化を実現する方法の1つとして、内歯車の歯数を多くして減速比を大きくすることが考えられる。しかしながら、内歯車の歯数を多くすると、内歯車の径方向サイズが大きくなってしまうため、小型化の要請に反することになる。
また、図10に示すような構成では、保持器がローラからの力を受けて回転する出力回転体としての機能を兼ねるため、減速比を大きくして高トルクが得られるようにするには、保持器が高トルクに耐え得る強度を確保しなければならないといった課題がある。しかしながら、保持器は、その機能上、大幅に厚みを大きくすることはできないため、トルク増大に対する強度確保が難しい。従って、従来の構成では高出力化の要請に対して十分に対応することが困難であった。
このような事情から、従来とは異なる新たなローラ式減速機の開発が求められているが、新たなローラ式減速機を開発するにあたって、回転する部材の姿勢や位置が安定しないと、駆動力伝達効率の低下や動作不良を招く虞がある。このため、新たなローラ式減速機の開発においては、回転する部材の傾きや変位を抑制して動作安定性や駆動力伝達効率の向上を図ることも重要な課題であった。
そこで、本発明は、高出力でありながら小型化及び耐久性の向上を実現でき、さらに、動作安定性や駆動力伝達効率の向上を図れる減速機を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、ケーシングと、ケーシングに固定され、内周面に複数の歯が設けられた固定内歯車と、ケーシングに対して回転可能に支持され、内周面に複数の歯が設けられた可動内歯車と、固定内歯車及び可動内歯車に対して偏心した偏心部を外周面に有する入力軸と、固定内歯車の内周面と偏心部との間に配置された複数の第1ローラと、可動内歯車の内周面と偏心部との間に配置された複数の第2ローラと、第1ローラ及び第2ローラを回転可能に保持する保持器とを備え、入力軸が1回転するごとに、第1ローラが固定内歯車の一歯分ずつ周方向に移動すると共に、第2ローラが可動内歯車の一歯分ずつ周方向に移動することで、可動内歯車が入力軸に対して減速して回転する減速機であって、ケーシングと可動内歯車との間に軸受部材を配置したことを特徴とする。
本発明に係る減速機においては、入力軸が1回転するごとに、第1ローラが固定内歯車の一歯分ずつ周方向に移動することで、保持器が入力軸に対して減速回転する。さらに、保持器の減速回転に伴って、第2ローラが入力軸の1回転ごとに可動内歯車の一歯分ずつ周方向に移動することで、可動内歯車が入力軸に対して減速回転する。このように、固定内歯車と第1ローラとの間、可動内歯車と第2ローラとの間で減速して回転を伝達する構成とすることで、従来の減速機において内歯車の歯数を増やして高出力化する対策に比べて、高出力でありながら、小型の減速機を提供できるようになる。
また、本発明に係る減速機においては、可動内歯車が出力回転体として機能するため、保持器を出力回転体とする従来の構成に比べて剛性を確保しやすくなる。すなわち、可動内歯車は保持器に比べて径方向寸法に自由度があり、肉厚に形成することができるので、高出力化に伴うトルク増大にも十分に対応することができる。
さらに、本発明に係る減速機においては、ケーシングと可動内歯車との間に軸受部材を配置したことで、可動内歯車をケーシングに対して直接接触させて摺動させる構成に比べて、可動内歯車とケーシングとの間に生じるクリアランスを狭くしつつ、可動内歯車を回転可能に支持することができる。すなわち、軸受部材を介して可動内歯車を支持することで、可動内歯車をケーシングに対して直接摺動させる場合に必要となるほどのクリアランスを確保しなくてもよくなるので、可動内歯車と軸受部材との間、又は軸受部材とケーシングとの間に生じるクリアランスを狭くすることができる。これにより、クリアランスに起因する可動内歯車の径方向の振れや傾きを抑制できるようになり、可動内歯車に径方向の振れや傾きが生じることに伴う摺動抵抗の増大や第1ローラ又は第2ローラの噛み込みを防止できるようになる。その結果、減速機の駆動力伝達効率や動作安定性の向上を図れるようになる。また、ケーシングと可動内歯車との間に軸受部材を配置したことで、可動内歯車の回転が円滑に行えるようになるため、これによっても駆動力伝達率が向上する。
ケーシングと可動内歯車との間に配置された軸受部材として、針状ころ軸受を採用することができる。
また、軸受部材を玉軸受又はすべり軸受としてもよい。
また、軸受部材をすべり軸受とした場合、軸受部材は摺動性を有する樹脂材料で形成されることが望ましい。
本発明によれば、高出力でありながら小型化及び耐久性を向上させ、さらに、動作安定性や駆動力伝達効率の向上を図ることができる。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る減速機の縦断面図、図2は、図1に示す減速機の分解斜視図である。また、図3は、図1におけるA−A線矢視断面図、図4は、図1におけるB−B線矢視断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る減速機1は、ケーシング2と、ケーシング2に固定された固定内歯車3と、ケーシング2に対して回転可能に支持された可動内歯車4と、偏心部5aを外周面に有する入力軸5と、固定内歯車3の内周面と偏心部5aとの間に配置された複数の第1ローラ6と、可動内歯車4の内周面と偏心部5aとの間に配置された複数の第2ローラ7と、第1ローラ6及び第2ローラ7を回転可能に保持する保持器8とを主な構成とする。
ケーシング2は、円筒状に形成されている。ケーシング2の内周面における軸方向のほぼ中間には、径方向の段差面2a(図1参照)が形成されており、この段差面2aを境界として、軸方向の一方に小さい内径の小内径部2cが形成され、軸方向の他方に小内径部2cよりも大きい内径の大内径部2dが形成されている。
固定内歯車3は、内周面に複数の歯3aが形成された環状の歯車部材である。複数の歯3aは固定内歯車3の周方向に等間隔に配置され、各歯3aの間には曲線状の歯溝3c(図3参照)が形成されている。固定内歯車3には、複数の孔部3bが周方向に等間隔に設けられている。これらの孔部3bに対してケーシング2の段差面2aに設けられた凸部2bが嵌め込まれることで、固定内歯車3はケーシング2の大内径部2dの内周に回転しないように固定されている。また、固定内歯車3はケーシング2の内面に一体に形成されていてもよい。
可動内歯車4は、内周面に複数の歯4aを有し、固定内歯車3とほぼ同等の外径寸法及び内径寸法に形成された環状の歯車部材である。複数の歯4aは可動内歯車4の周方向に等間隔に形成され、各歯4aの間には曲線状の歯溝4c(図4参照)が形成されている。また、可動内歯車4の歯数は、固定内歯車3の歯数とは異なる数に設定されている。可動内歯車4は、ケーシング2の大内径部2dの内周に、固定内歯車3に対して軸方向に隣り合って(ケーシング2の開口側に)配置されている。可動内歯車4とケーシング2の大内径部2dとの間には軸受部材としての針状ころ軸受9が配置されており、この針状ころ軸受9によって可動内歯車4はケーシング2に対して回転可能に支持されている。また、可動内歯車4には、複数の孔部4bが周方向に等間隔に設けられている。これらの孔部4bに、図示しない出力側の部材に設けられた凸部が嵌め込まれることで、可動内歯車4に対して出力側の部材が固定可能に構成されている。また、可動内歯車4は図示しない出力側の部材と一体に形成されていてもよい。
入力軸5は、電動モータ等の図示しない駆動源から駆動力が入力される円柱状の部材である。入力軸5の軸方向中間部には、入力軸5の中心軸(回転軸)に対して径方向に距離Y偏心した外周面を有する偏心部5aが設けられている。偏心部5aは、入力軸5のその他の部分よりも径方向に突出して形成され、固定内歯車3及び可動内歯車4の内周に位置している。
入力軸5の外周には、軸受部材としての2つの転がり軸受10,11が配置されている。一方の転がり軸受10は、偏心部5aの外周面に圧入され、入力軸5の中心軸に対して偏心した偏心軸受である。第1ローラ6及び第2ローラ7は、この転がり軸受10と固定内歯車3の内周面又は可動内歯車4の内周面との間に配置され、転がり軸受10の外周面上を転動可能に構成されている。他方の転がり軸受11は、入力軸5の一端部側の外周面とケーシング2の小内径部2cとの間に圧入されており、この転がり軸受11によって入力軸5はケーシング2に対して回転可能に支持されている。
保持器8は、円筒状の部材であり、偏心部5aに圧入されている転がり軸受10と各内歯車3,4との間に回転可能に配置されている。保持器8には、周方向に等間隔に配置された複数のポケット8a,8bが軸方向に二列形成されている。一方の列のポケット(第1ポケット)8aには、第1ローラ6が1つずつ収容され、他方の列のポケット(第2ポケット)8bには、第2ローラ7が1つずつ収容されている。また、各ローラ6,7は、ポケット8a,8b内で径方向に移動可能に保持されている。
ここで、偏心部5aの外周面に圧入されている転がり軸受(偏心軸受)10は、入力軸5の中心軸に対して偏心しているので、図3及び図4に示すように、この転がり軸受10の外周面上に並ぶ第1ローラ6及び第2ローラ7の中心軸を通る円の中心Q1,Q2も、入力軸5の中心軸Oに対して径方向に距離Y偏心している。これに対して、固定内歯車3及び可動内歯車4の各中心軸は、入力軸5の中心軸Oと同軸上に配置されている。このため、各ローラ6,7の中心軸を通る円の中心Q1,Q2は、固定内歯車3及び可動内歯車4の各中心軸に対して偏心している。よって、第1ローラ6及び第2ローラ7は、それぞれの軌道の周方向の一部の箇所(図3及び図4の下側)において対向する内歯車(固定内歯車3又は可動内歯車4)の歯溝に対して接近して係合する位置(歯溝内に入り込んだ位置)に配置され、これとは反対側の箇所(図3及び図4の上側)において対向する内歯車の歯溝に対して離間し係合しない位置に配置されている。
各ローラ6,7の個数は、対応する内歯車(固定内歯車3又は可動内歯車4)の減速比に応じて適宜決定される。具体的には、固定内歯車3の減速比をi1、可動内歯車4の減
速比をi2とすると、各歯3a,4aの歯数は、対応する内歯車の減速比よりも1つ多い
数(i1+1),(i2+1)、又は1つ少ない数(i1−1),(i2−1)に設定さ
れる。また、各ローラ6,7の個数は、各減速比i1,i2の約数に設定される。
速比をi2とすると、各歯3a,4aの歯数は、対応する内歯車の減速比よりも1つ多い
数(i1+1),(i2+1)、又は1つ少ない数(i1−1),(i2−1)に設定さ
れる。また、各ローラ6,7の個数は、各減速比i1,i2の約数に設定される。
続いて、本実施形態に係る減速機の動作について説明する。
入力軸5に駆動力が入力されて、入力軸5が回転すると、これに伴って偏心部5aが回転することで、第1ローラ6及び第2ローラ7が固定内歯車3及び可動内歯車4に対して径方向に往復運動する。このとき、第1ローラ6が固定内歯車3の歯溝に沿って回転しながら隣の歯溝へ移動することで、偏心部5aが1回転するごとに、保持器8が固定内歯車3の一歯分ずつ周方向に移動する。これにより、保持器8が入力軸5に対して減速されて回転する。
また、保持器8が回転すると、保持器8に保持されている第2ローラ7も回転する。これと同時に、第2ローラ7は上記偏心部5aの回転に伴う径方向の往復運動もするので、第2ローラ7は可動内歯車4の歯溝に沿って回転しながら隣の歯溝へ移動する。このとき、第2ローラ7が歯溝の壁を押すことで、可動内歯車4が周方向の力を受け回転する。これにより、可動内歯車4は、偏心部5aが1回転するごとに、可動内歯車4の一歯分ずつ回転し、入力軸5に対して減速して回転する。また、可動内歯車4は、保持器8の回転に伴って回転するので、入力軸5の回転に伴う減速回転に加えて、保持器8の回転数分だけ回転する。このため、可動内歯車4の回転数は、入力軸5の回転に伴う減速回転での回転数と、保持器8の回転数の差分の絶対値となる。
すなわち、固定内歯車3の減速比をi1、可動内歯車4の減速比をi2とすると、本実
施形態に係る減速機による減速比は、下記式1によって求められる。
施形態に係る減速機による減速比は、下記式1によって求められる。
減速比=i1×i2/|i1−i2|・・・式1
例えば、固定内歯車3の減速比(i1)が60、可動内歯車4の減速比(i2)が63
の場合、上記式1から減速比は1260となる。
の場合、上記式1から減速比は1260となる。
このように、本実施形態に係る減速機では、大きな減速比によって高トルクを得ることが可能である。また、本実施形態に係る減速機のように、固定内歯車3と可動内歯車4とを備え、これらの内歯車3,4と各ローラ6,7との間で減速して回転を伝達する構成とすることで、従来の減速機において内歯車の歯数を増やして高出力化する対策に比べて、高出力でありながら、小型の減速機を提供できるようになる。
また、本実施形態に係る減速機においては、可動内歯車4が出力回転体として機能するため、保持器を出力回転体とする従来の構成に比べて剛性を確保しやすくなる。すなわち、可動内歯車4は保持器に比べて径方向寸法に自由度があり、肉厚に形成することができるので、高出力化に伴うトルク増大にも十分に対応することができる。
ところで、ケーシング2に対して可動内歯車4を回転可能に支持する構成として、例えば、図9に示す例のように、可動内歯車4をケーシング2の内周面に直接接触させて摺動させることも可能である。しかしながら、この場合、摺動性が得られるように、可動内歯車4の外周面とケーシング2の内周面との間に0.1〜0.2mm程度のクリアランスを確保する必要があるため、このクリアランスが原因で可動内歯車4がケーシング2に対して径方向に振れたり、傾いたりすることが考えられる。そして、可動内歯車4がケーシング2に対して径方向に振れたり、傾いたりすると、可動内歯車4とケーシング2との間での摺動抵抗が大きくなり、駆動力伝達効率が低下する虞がある。また、可動内歯車4の径方向の振れや傾きが原因で、第1ローラ6又は第2ローラ7が内歯車(固定内歯車3又は可動内歯車4)の歯溝と転がり軸受10の外周面との間に噛み込まれ、動作不良が生じる虞もある。
そこで、本実施形態に係る減速機においては、図1に示すように、可動内歯車4の外周面とケーシング2の内周面との間に針状ころ軸受9を介在させ、針状ころ軸受9を介して可動内歯車4をケーシング2に対して回転可能に支持するようにしている。このように、軸受部材を介して可動内歯車4を支持することで、可動内歯車4をケーシング2に対して直接摺動させる場合に必要となるほどのクリアランスを確保しなくてもよくなる。具体的には、可動内歯車4と針状ころ軸受9との間、又は針状ころ軸受9とケーシング2との間の間に生じるクリアランスを数十ミクロンレベルにまで狭めることができる。これにより、クリアランスに起因する可動内歯車4の径方向の振れや傾きを抑制できるようになり、可動内歯車4に径方向の振れや傾きが生じることに伴う摺動抵抗の増大や第1ローラ6又は第2ローラ7の噛み込みを防止できるようになる。その結果、減速機の駆動力伝達効率や動作安定性の向上を図れるようになる。また、可動内歯車4とケーシング2との間に針状ころ軸受9を配置したことで、可動内歯車4の回転が円滑に行えるようになるため、これによっても駆動力伝達率が向上する。
以上のように、本実施形態に係る減速機によれば、高出力でありながら小型化及び耐久性の向上を実現でき、さらに、可動内歯車4の径方向の振れや傾きを抑制して動作安定性や駆動力伝達効率を向上させることができるので、車両や各種装置等への搭載性に優れ、信頼性の高い減速機を提供することができるようになる。例えば、本発明に係る減速機は、自動車のエンジンの吸気バルブと排気バルブの一方又は両方のバルブの開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング装置などに適用可能である。また、これに限らず、本発明に係る減速機は、高減速比で高出力が要求されるその他の装置にも適用可能である。
上記実施形態では、可動内歯車4とケーシング2との間に配置する軸受部材として針状ころ軸受9を用いているが、軸受部材はこれに限らず他の軸受部材を用いてもよい。例えば、図5及び図6に示す実施形態のように、軸受部材として玉軸受12を用いてもよいし、図7及び図8に示す実施形態のように、すべり軸受13を用いることも可能である。軸受部材がすべり軸受13である場合は、軸受部材を摺動性を有する樹脂材料で形成することが望ましい。なお、図5〜図8に示す実施形態においては、軸受部材が異なる点以外、上記実施形態と基本的に同様の構成であるので、重複する部分の構成については説明を省略する。
以上、本発明に係る減速機の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことである。
1 減速機
2 ケーシング
3 固定内歯車
3a 歯
4 可動内歯車
4a 歯
5 入力軸
5a 偏心部
6 第1ローラ
7 第2ローラ
8 保持器
9 針状ころ軸受
12 玉軸受
13 すべり軸受
2 ケーシング
3 固定内歯車
3a 歯
4 可動内歯車
4a 歯
5 入力軸
5a 偏心部
6 第1ローラ
7 第2ローラ
8 保持器
9 針状ころ軸受
12 玉軸受
13 すべり軸受
Claims (5)
- ケーシングと、
前記ケーシングに固定され、内周面に複数の歯が設けられた固定内歯車と、
前記ケーシングに対して回転可能に支持され、内周面に複数の歯が設けられた可動内歯車と、
前記固定内歯車及び前記可動内歯車に対して偏心した偏心部を外周面に有する入力軸と、
前記固定内歯車の内周面と前記偏心部との間に配置された複数の第1ローラと、
前記可動内歯車の内周面と前記偏心部との間に配置された複数の第2ローラと、
前記第1ローラ及び前記第2ローラを回転可能に保持する保持器とを備え、
前記入力軸が1回転するごとに、前記第1ローラが前記固定内歯車の一歯分ずつ周方向に移動すると共に、前記第2ローラが前記可動内歯車の一歯分ずつ周方向に移動することで、前記可動内歯車が前記入力軸に対して減速して回転する減速機であって、
前記ケーシングと前記可動内歯車との間に軸受部材を配置したことを特徴とする減速機。 - 前記軸受部材を針状ころ軸受とした請求項1に記載の減速機。
- 前記軸受部材を玉軸受とした請求項1に記載の減速機。
- 前記軸受部材をすべり軸受とした請求項1に記載の減速機。
- 前記軸受部材を摺動性を有する樹脂材料で形成した請求項4に記載の減速機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017127786A JP2019011794A (ja) | 2017-06-29 | 2017-06-29 | 減速機 |
| PCT/JP2018/008659 WO2018168588A1 (ja) | 2017-03-15 | 2018-03-06 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017127786A JP2019011794A (ja) | 2017-06-29 | 2017-06-29 | 減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019011794A true JP2019011794A (ja) | 2019-01-24 |
Family
ID=65227803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017127786A Pending JP2019011794A (ja) | 2017-03-15 | 2017-06-29 | 減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019011794A (ja) |
-
2017
- 2017-06-29 JP JP2017127786A patent/JP2019011794A/ja active Pending
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