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JP2019008478A - 画像処理装置及び方法、画像投影装置、印刷装置、及び画像印刷投影システム - Google Patents

画像処理装置及び方法、画像投影装置、印刷装置、及び画像印刷投影システム Download PDF

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JP2019008478A JP2017122472A JP2017122472A JP2019008478A JP 2019008478 A JP2019008478 A JP 2019008478A JP 2017122472 A JP2017122472 A JP 2017122472A JP 2017122472 A JP2017122472 A JP 2017122472A JP 2019008478 A JP2019008478 A JP 2019008478A
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Masanao Kurita
昌尚 栗田
晋也 小田
Shinya Oda
晋也 小田
関根 正慶
Masayoshi Sekine
正慶 関根
哲二 齊藤
Tetsuji Saito
哲二 齊藤
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Yasuo Suda
康夫 須田
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Abstract

【課題】 印刷物に画像投影装置により画像を投影し、重畳表示する場合に、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像を得ること。【解決手段】 入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて投影画像を生成する第1の生成手段と、前記入力画像に基づいて、印刷画像を生成する第2の生成手段と、を有し、前記第2の生成手段は、前記印刷画像に基づいて印刷された印刷物に、前記投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる鑑賞用画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記印刷画像を生成する。【選択図】 図3

Description

本発明は画像処理装置及び方法、画像投影装置、印刷装置、及び画像印刷投影システムに関し、特に印刷物と投影画像とを重ねて表示する技術に関する。
インクジェットプリンタ、オフセットプリンタ等の印刷装置で印刷された印刷物は、通常天井照明等の視環境光の元で鑑賞される。つまり、印刷物は視環境光で照らされ、ユーザーはその反射光によって、印刷物を鑑賞する。そのため、印刷物の表示輝度のダイナミックレンジは、視環境光の明るさ、用紙の反射率と印刷で決まる。
一方、写真を得る撮像機器において、近年になってHDR(High Dynamic Range)制御と呼ばれるダイナミックレンジ拡大技術が急速に進歩している。特許文献1には、CMOSセンサ等の撮像素子からの画像信号を、極力輝度圧縮せずに処理することで、輝度、色、コントラスト比の再現性を人間の目のダイナミックレンジにまで高めることが開示されている。
また、特許文献2は、HDR撮影された写真を、印刷物を用いてHDR鑑賞する技術を開示しており、印刷物にプロジェクタ等で画像を投影し、印刷された画像に重畳表示することで、表示輝度や色のダイナミックレンジを高めることが記載されている。印刷物は、非常に安い単価で作ることができ、また高精細な画像を印刷することができるため、HDR表示に対応した高解像度プロジェクタや、液晶ディスプレイを用いるよりも、コストを掛けずに高画質な表示を得ることができる。具体的には、反射率が低い黒系の印刷部分にプロジェクタ等で画像を投影することで、黒輝度レベルが下がり、プロジェクタ単体で表現するよりも数段高いコントラスト比を期待できるため、HDR表現に向いている。こういった表示方法の用途としては、写真展示、広告、アートなどが考えられている。
特開2016−174315号公報 特許第5153566号公報
しかしながら、特許文献2に記載されているように、印刷物にプロジェクタ等で画像を投影し、重畳表示する場合、投影画像の空間周波数(解像感)が低いと、本来表示したい品質の画像よりも、ぼけてしまうことがあった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、印刷物に画像投影装置により画像を投影し、重畳表示する場合に、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像が得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて投影画像を生成する第1の生成手段と、前記入力画像に基づいて、印刷画像を生成する第2の生成手段と、を有し、前記第2の生成手段は、前記印刷画像に基づいて印刷された印刷物に、前記投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる鑑賞用画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記印刷画像を生成する。
本発明によれば、印刷物に画像投影装置により画像を投影し、重畳表示する場合に、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像を得ることができる。
(a)本実施形態における画像印刷投影システムの構成と、入出力信号の関係を示すブロック図、及び、(b)画像印刷投影システムにより画像が表示される状態の一例を示す模式図。 本実施形態における入力画像の一例を示す図。 第1の実施形態における画像処理装置の構成と入出力信号の関係を示すブロック図。 (a)第1の実施形態における近似光パターン生成部の構成例を示すブロック図、及び、(b)近似光パターンの一例を示す図。 本実施形態における非近似光パターンの一例を示す図。 (a)第1の実施形態における合成パターン生成部の構成例を示すブロック図、及び、(b)合成パターンの一例を示す図。 (a)第1の実施形態における差分低減処理部の構成例を示すブロック図、及び、(b)差分低減画像の一例を示す図。 第1の実施形態における同一領域における画像データの階調分布例を示すグラフの図。 第2の実施形態における画像処理装置の構成と入出力信号の関係を示すブロック図。 第2の実施形態における近似光パターン生成部の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態における近似光パターンの生成処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における同一領域における画像データの階調分布例を示すグラフの図。 第3の実施形態における近似光パターン生成部の構成例を示すブロック図。 印刷物に対して投影画像の位置がずれた場合の階調分布例を示すグラフ。 第3の実施形態における空間周波数の変更例を示すグラフ。 第3の実施形態における印刷物に対して投影画像の位置がずれた場合の階調分布例を示すグラフ。 空間周波数を変更しない場合の、実表示サイズと空間周波数との関係を示す模式図。 第3の実施形態における実表示サイズと空間周波数との関係の一例を示すグラフ。 第3の実施形態における実表示サイズと空間周波数を示す模式図。 第3の実施形態における近似光パターン生成部の別の構成例を示すブロック図。 第4の実施形態における近似光パターン生成部の構成例を示すブロック図。 (a)第4の実施形態における投影画像と空間周波数の面内分布を示す模式図、及び、(b)空間周波数の面内分布を示す模式図。 第4の実施形態における処理手順を示すフローチャート。 第4の実施形態におけるユーザーの希望に応じて空間周波数を決定する場合のGUIの一例を示す図。 第5の実施形態における近似光パターン生成部及び周辺部の構成例を示すブロック図。 (a)第5の実施形態における入力画像の一例を示す図、及び、(b)投影画像における空間周波数の面内分布を示す模式図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態における画像印刷投影システムについて説明する。図1(a)は、第1の実施形態における画像印刷投影システム101の構成と、入出力信号の関係を示すブロック図である。なお、本第1の実施形態では、画像を鑑賞するために、入力画像100、画像印刷投影システム101、印刷する用紙、及び、視環境光センサ104が必要となる。
画像印刷投影システム101は、画像処理装置110、画像投影装置111、印刷装置112で構成される。画像処理装置110は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の情報端末と、ソフトウェアによるものである。画像投影装置111は、例えばプロジェクタ等の画像を光学的に投影するものである。印刷装置112は、例えばインクジェットプリンタ、オフセットプリンタである。
視環境光センサ104は、画像を表示する場所に仮置きされた、印刷していない更の用紙により反射される視環境光103を検出する。視環境光センサ104としては、領域の輝度分布を検出するカメラを用い、検出した視環境光103に基づく視環境光データ125を出力する。但し、より簡便に、単点で検出する輝度センサを用いても良いし、視環境光が余り入らない環境で鑑賞するのであれば、使用しなくても良い。本実施形態では、視環境光センサ104としてカメラを用いる場合は、用紙内の輝度分布を撮影する。視環境光センサ104は、画像印刷投影システム101の画像処理装置110に接続され、視環境光データ125を出力する。
上記構成において、画像印刷投影システム101内の画像処理装置110に入力画像100が入力されると、画像処理装置110は、入力画像100と視環境光データ125とに応じて、投影画像120と印刷画像121とを生成して出力する。なお、この処理の詳細については後述する。投影画像120は画像投影装置111に入力され、投影光122が出力される。一方、印刷画像121が印刷装置112に入力されると、用紙に印刷処理123がなされ、印刷物102が出来上がる。そして、投影光122と視環境光103とが光124となって、印刷物102に投影され、重畳表示される。
図1(b)は、画像印刷投影システム101により画像(鑑賞用画像)が表示される状態の一例を示す模式図である。印刷物102上には、画像投影装置111から投影光122が投影される。また、天井照明127からは視環境光103が照射される。ユーザーは、投影光122と視環境光103とにより照明された印刷物102による光の反射光により、印刷物102を鑑賞することになる。
図2は、本実施形態における入力画像100の一例を示す図であり、街並みの夜景と、夜空に花火が煌めいている画像を示している。HDR制御で撮影された画像には、極力輝度圧縮せずに処理された高ダイナミックレンジな階調データが含まれる。このような階調処理としては、PQカーブが良く知られており、ここでもPQカーブを用いるものとする。入力画像100には、例えば暗部に0.01cd/m、高輝度部に1,000cd/mの輝度が割り振られている。
図3は、第1の実施形態における画像処理装置110の構成と、入出力信号の関係を示すブロック図である。先に説明したように、画像処理装置110には入力画像100と視環境光データ125が入力される。画像処理装置110には、不図示のCPU、メモリ回路、ソフトウェア等が含まれる。以下、図3を参照しながら、入力画像100と視環境光データ125から、投影画像120と印刷画像121を生成する処理について説明する。
入力画像100は、近似光パターン生成部131に入力され、近似光パターン生成部131では、入力画像100に近似しつつも、画像の空間周波数(解像感)を落とした近似光パターン141を生成する。
図4(a)は、第1の実施形態における近似光パターン生成部131の構成例を示すブロック図である。入力画像100は、空間ローパスフィルタ155により空間周波数が下げられる。次に、ローパスフィルタ出力画像158はゲイン調整部156へ入力され、ゲイン調整部156では、例えばユーザー設定値に基づくゲイン値で、輝度を調整する。または、例えば使用する画像投影装置111が表現できる輝度と、入力画像100に割りつけられた最大輝度に応じて、自動的に調整しても良い。これにより、ゲイン調整部156からは近似光パターン141が出力される。なお、図4(a)では示していないが、カラー画像である入力画像100に対して輝度情報のみを抽出して出力する処理を行っても良い。そのような処理は、例えば、画像投影装置111として、輝度のみを変調するような高効率単色プロジェクタを用いる場合に適している。
図4(b)は、第1の実施形態における近似光パターン141の一例を示す図である。図2の入力画像100に対し、空間周波数が下げられ、例えば花火や街並みのディテールが消えている。
このようにして生成された近似光パターン141は、投影画像出力部132及び合成パターン生成部134に入力される。投影画像出力部132では、画像投影装置111で処理可能なフォーマットに適宜変換して、投影画像120を出力する。
一方、視環境光データ125は、非近似光パターン生成部133に入力される。先に述べたように、視環境光データ125には、カメラで撮影され場合、用紙内の輝度分布が含まれている。非近似光パターン生成部133では、視環境光データ125から用紙内の輝度分布のみを切り取った画像データへとトリミング処理する。更に、画像データの解像度が入力画像100の解像度と同様になるように変換処理し、画像データ上の画素位置と、用紙上の位置とが対応するようにしておく。
次に、視環境光センサ104による撮影時のカメラ感度設定等から、実際の輝度情報に基づくPQカーブに階調を割り付け、同じくPQカーブに階調を割りつけている入力画像100と同様に扱えるようにし、非近似光パターン143として出力する。なお、視環境光センサ104として、単点で検出する輝度センサを用いた場合には、簡略的に単点の輝度情報(例えば用紙の中心部分)を用紙面内均一の非近似光パターン143として出力する。
図5は、本実施形態における非近似光パターン143の一例を示すイメージ図である。当然ながら、図2に示す入力画像100とは非近似であり、天井照明127から照射された視環境光103のパターンとなる。例えば、図5に示したように、面内の上部ほど明るいグラデーションになる。非近似光パターン143は合成パターン生成部134に入力される。
図6(a)は、第1の実施形態における合成パターン生成部134の構成例を示すブロック図である。合成パターン生成部134に入力された近似光パターン141と非近似光パターン143は、画素位置毎に画素値が加算され、合成パターン144として出力される。図6(b)は、第1の実施形態における合成パターン144の一例を示す図であり、図4(b)に示す近似光パターン141と、図5に示す非近似光パターン143とが画素位置毎に加算されたものである。
上述したようにして生成された合成パターン144と入力画像100は、差分低減処理部135に入力される。図7(a)は、第1の実施形態における差分低減処理部135の構成例を示すブロック図である。まず、合成パターン144の画素値を正規化し、画素位置毎の明度として求めておく。次に、入力画像100の画素値に対し、画素位置毎に正規化した合成パターン144の明度で除算し、差分低減画像145として出力する。例えば、入力画像100のある画素の画素値を1000分の100、合成パターン144における同じ画素の画素値を1000分の200とする。この場合、正規化された合成パターン144の明度は0.2となる。入力画像100の画素値1000分の100を0.2で除算すると、差分低減画像145の画素値は1000分の500となる。差分低減画像145は、印刷階調の決定に用いる階調データであり、これは明度(印刷では反射率)で0.5になる。これは、本来は入力画像100の画素値が1000分の100であったのに対し、合成パターン144の画素値が1000分の200であった為、印刷の反射率を0.5に設定し、差分を低減(ゼロに)する処理がなされていることが分かる。
図7(b)は、本実施形態における差分低減画像145の一例を示す図である。印刷物102に対して、図6(b)の合成パターン144が投影・重畳されたときに得られる画像と、入力画像100との差分が小さくなるように決定された画像となる。
上述したようにして差分低減処理部135により生成された差分低減画像145が印刷画像出力部136に入力される。印刷画像出力部136では、印刷装置112が処理可能なフォーマットに適宜変換して、印刷画像121を出力する。例えば、RGBの画像データからCYMKの印刷用画像データに変換して出力する。
図8は、第1の実施形態にかかる、同一領域における画像データの階調分布例を示すグラフであり、x軸は画像における水平方向の位置、y軸は階調(輝度)を示す。図8(a)は、図2に示す入力画像100の領域150の階調分布を示す。ここでは、暗部と高輝度部が矩形で切り替わるようなカーブ160になっている。
図8(b)は、図4(b)に示す近似光パターン141の領域170の階調分布を示す。ここでは、図8(a)に示すカーブ160の空間周波数が下げられ、エッジが取れたカーブ161になっている。
図8(c)は、図5に示す非近似光パターン143の領域171の階調分布を示す。ここでは、水平方向の位置にかかわらず階調がほぼ変わらず、またカーブ160とは非近似のカーブ162になっている。
図8(d)は、図6(b)に示す合成パターン144の領域172の階調分布を示す。図8(b)の近似光パターン141のカーブ161と、図8(c)の非近似光パターン143のカーブ162を水平方向の位置毎に加算したカーブ163になっている。
図8(e)は、図7(b)に示す差分低減画像145の領域173の階調分布を示す。図8(d)の合成パターン144が、印刷物102に対して投影・重畳されたときに得られる画像と、入力画像100との差分が小さくなるよう決定されたカーブ164になっている。図8(f)は、実際にカーブ164に基づいて印刷された印刷物102に対して、カーブ163のパターンが投影・重畳されたときに得られるカーブ165を示したもので、これは入力画像100のカーブ160と同等になる。
以上説明したように、本実施形態を適用することで、印刷物に画像投影装置で画像を投影し、重畳表示する場合に、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像を得ることができる。
なお、上述した第1の実施形態では、画像印刷投影システム101の画像処理装置110、画像投影装置111、印刷装置112がそれぞれ独立に構成されているものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、画像投影装置111または印刷装置112が画像処理装置110を含むように構成することもできるし、画像印刷投影システム101を単体で構成してもよい。
本第1の実施形態では、印刷物に画像投影装置で画像を投影する構成について説明したが、本技術はその他の構成への応用も考えられる。例えば、2台(もしくは3台以上)の画像投影装置の投影画像を重ねる場合に、本発明の技術を応用できる。具体的には、図3に示す印刷画像出力部136を、第二投影画像出力部に置き換えて、第二投影画像出力部の出力を第二投影画像とする。その場合、差分低減処理部135において、入力画像100の画素値から、合成パターン144の画素値を減算する計算に置き換える。このようにすることで、図1(a)の画像印刷投影システム101では、投影光122、視環境光103と第二投影画像による投影光との加算で、表示したい品質の画像が得られるようになる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態は、例えば屋内での写真展示やアートなど、視環境光103が余り変化しないような条件を想定している。これに対し、第2の実施形態では、視環境光103が変化する場合に好適な構成について説明する。なお、第1の実施形態と比較して、図4を参照して説明した画像処理装置110における近似光パターン生成部131の構成及び処理が異なるため、以下、相違点について説明する。なお、それ以外の構成及び処理は第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
図9は、第2の実施形態における画像処理装置210の構成と入出力信号の関係を示すブロック図であり、第1の実形形態における画像処理装置110に代えて用いられる。画像処理装置110と同様に、画像処理装置210には入力画像100と視環境光データ125が入力される。また、画像処理装置210には、不図示のCPU、メモリ回路、ソフトウェア等が含まれる。画像処理装置110との相違点は、図9に示すように、近似光パターン生成部231が、入力画像100と、非近似光パターン生成部133により生成された非近似光パターン143とに基づいて、近似光パターン241を生成する点である。そして、近似光パターン241は投影画像出力部132に入力され、近似光パターン241に基づく投影画像220が出力される。
また、合成パターン生成部134には、近似光パターン241と非近似光パターン143が入力され、画素位置毎に画素値が加算され、合成パターン244として出力される。差分低減処理部135では、入力した合成パターン244と入力画像100とに基づいて、差分低減画像245を生成して印刷画像出力部136に出力する。印刷画像出力部136では、差分低減画像245を印刷装置112が処理可能なフォーマットに適宜変換して、印刷画像221を出力する。
図10は、第2の実施形態における近似光パターン生成部231の構成例を示すブロック図である。まず、第1の実施形態と同様に、入力画像100に対して空間ローパスフィルタ155とゲイン調整部156により処理された、近似光パターン141が生成される。次に、近似光パターン141と非近似光パターン143が非近似光パターン変動補正部250に入力され、近似光パターン141の変動(すなわち視環境光103の変動)を補正する処理を行った上で、近似光パターン241が出力される。以下、ここで行われる処理について詳しく説明する。
図11は、第2の実施形態における近似光パターン241の生成処理手順を示すフローチャートである。まず、S201において、入力画像100と視環境光データ125を画像処理装置210に入力する。S202では、非近似光パターン生成部133は、視環境光データ125から非近似光パターン143を生成する。次に、S203において、近似光パターン生成部231は、入力画像100から近似光パターン241を生成して出力する。この時、1回目に近似光パターン241を生成する場合、非近似光パターン143の変動が無いため、非近似光パターン変動補正部250による補正を行う必要が無い。したがって、ゲイン調整部156から出力される近似光パターン141が、そのまま、近似光パターン生成部231から近似光パターン241として出力される。なお、非近似光パターン変動補正部250は、この時の非近似光パターン143を不図示のメモリ等に保持しておく。
次に、S204において、投影画像220と印刷画像221を出力し、S205では、印刷装置112が印刷画像221に基づいて印刷物102を印刷し、S206では、画像投影装置111が投影画像220に基づいて印刷物102に投影光122を投影する。なお、S201からS206までの処理により得られる結果は、第1の実施形態と同じである。
次に、S207において、非近似光パターン生成部133は、再度、視環境光データ125から非近似光パターン143を生成し、S208において、非近似光パターン143が変動したかどうかを判断する。ここで、非近似光パターン143の変動(すなわち視環境光103の変動)とは、S203でメモリ等に保持しておいた非近似光パターン143の値からの変動のことである。ここでは、S203でメモリ等に保持しておいた非近似光パターン143から、S207で生成した非近似光パターン143への変動値を、所定の閾値と比較し、閾値以下の場合に変動が無いと判断してS207へ戻る。一方、閾値を超える場合には変動したと判断して、S209へ移行する。
S209では、非近似光パターン変動補正部250は、非近似光パターン143の変動を補正する近似光パターン241を出力する。具体的には、S203でメモリ等に保持した非近似光パターン143からの変動分を相殺するように、近似光パターン241を変更することで補正を行う。
次に、S210において、投影画像出力部132は、補正された近似光パターン241に基づいて投影画像220を変更して出力し、S211において、画像投影装置111は投影画像220に基づいて印刷物102に投影光122を投影する。S212では、表示処理を終了するか否かを判断し、終了しない場合は、S207に戻って上述した処理を続ける。
図12は、第2の実施形態における同一領域における画像データの階調分布例を示すグラフである。以下、第1の実施形態で説明した図8のグラフと比較して説明する。
まず、図12(a)の入力画像100を示すカーブ160は、第1の実施形態の図8(a)と同じである。図12(c)のカーブ262は、非近似光パターン143がカーブ162から変動した後の階調分布である。これは、図11のフローチャートにおいて、S208の判断でS209に進んだ時の非近似光パターン143に相当する。
図12(b)のカーブ261は、非近似光パターン143の変動を補正する近似光パターン241を出力した際の、カーブ261である。図11のフローチャートにおいて、S209で出力される近似光パターン241に相当する。
図12(d)のカーブ263は合成パターン244を示し、図12(b)の近似光パターン241のカーブ261と、図12(c)の非近似光パターン143のカーブ262とを加算したカーブ263になっている。
図12(e)は、差分低減画像245のカーブ164であり、これは図11のS205において一度印刷した後は変わらない。
図12(f)は、カーブ164に基づいて印刷された印刷物102に、カーブ263のパターンが投影されたときに得られるカーブ265を示したものである。第2の実施形態では、視環境光103の変化に応じた処理を行うことで、カーブ265は、入力画像100のカーブ160とほぼ同等になる。
上記の通り本第2の実施形態によれば、視環境光が変化する場合であっても、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像を得ることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態では、投影画像の空間周波数によらず、表示したい品質の画像が得られるようになることを示した。第3の実施形態では、上記の効果に加えて、印刷物102に対して投影画像120の位置がずれた場合の表示誤差を低減し、位置合わせを容易にする効果が得られる構成について説明する。なお、第1の実施形態と比較して、図4を参照して説明した画像処理装置110における近似光パターン生成部131の構成及び処理が異なるため、以下、相違点について説明する。なお、それ以外の構成及び処理は第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
図13は、第3の実施形態における近似光パターン生成部331の構成例を示すブロック図であり、図4に示す近似光パターン生成部131に代えて用いられる。入力画像100は、空間ローパスフィルタ355で空間周波数下げられるが、ここではサイズ情報300に基づいたパラメータで、空間周波数を変更する。サイズ情報300とは、投影画像120もしくは印刷物102の実表示サイズを示す情報である。次に、ゲイン調整部156を経て、近似光パターン141が出力される。以下、サイズ情報300を用いる理由と、具体的な処理について説明する。
図14は、印刷物102に対して投影画像120の位置がずれた場合の階調分布例を示すグラフである。なお、第1の実施形態の図8のグラフは、投影画像120の位置がずれなかった場合に相当する。また、図8(c)に示したような、視環境光による非近似光パターン143の処理については、ここでは説明を割愛する。
図14(a)は、入力画像100の階調分布を示すグラフである。入力画像100は第1の実施形態の図8(a)と同様に、カーブ160に示すような矩形を描く。
図14(b)は、投影画像120の階調分布、位置ずれを示すグラフである。近似光パターン141による投影画像120の位置がずれなかった場合のカーブ163に対し、例えば10ピクセル分の位置ずれ317が発生した場合に、カーブ316を描く。
図14(c)は、印刷画像121の階調分布を示すグラフである。印刷画像121は第1の実施形態の図8(e)と同様に、カーブ164を描く。
図14(d)は、印刷物102に対して、投影画像120が投影された時の表示を示すグラフである。図14(c)のカーブ164に基づいて印刷された印刷物102上に、図14(b)のカーブ316のパターンが投影されたときに得られるのがカーブ318である。投影画像120の位置がずれなかった場合のカーブ165と比較して、表示誤差319が発生する。表示誤差319は位置ずれ317の大きさに比例して大きくなり、表示品質を低下させる。位置ずれ317が一定量を超えると、カーブ318は二重線のように視認され、著しい妨害感を生じる場合がある。このような位置ずれ317による表示誤差319を低減するため、サイズ情報300に基づいたパラメータで、近似光パターン141の空間周波数を変更する。
図15(a)は、近似光パターン141(すなわち投影画像120)の空間周波数の変更例を示すグラフである。図8(d)、図14(b)のグラフで示した投影画像120のカーブ163に対し、サイズ情報300に基づいたパラメータで、空間ローパスフィルタ355により投影画像120の空間周波数を低くしたものがカーブ333である。空間周波数が低くなると、横軸の位置方向に対し、広がりを持つ階調分布を示すようになる。
図15(b)は、投影画像120の空間周波数の変更に対応した、印刷画像121の階調分布を示すグラフである。投影画像120の空間周波数が低くなると、投影画像120が投影された時に入力画像100との差分が小さくなるようなカーブ334を描く。
図16は、投影画像120の空間周波数を低くした時に、位置がずれた場合の階調分布例を示すグラフである。
図16(a)は、入力画像100の階調分布を示すグラフであり、図14(a)と同様に、カーブ160に示すような矩形を描く。
図16(b)は、投影画像120の階調分布、位置ずれを示すグラフである。投影画像120の位置がずれなかった場合のカーブ333に対し、例えば10ピクセル分の位置ずれ337が発生した場合に、カーブ336を描く。
図16(c)は、印刷画像121の階調分布を示すグラフである。印刷画像121は図15(b)と同様に、カーブ334を描く。
図16(d)は、印刷物102上に、投影画像120が投影された時の表示を示すグラフである。図16(c)のカーブ334に基づいて印刷された印刷物102に対して、図16(b)のカーブ336のパターンが投影・重畳されたときに得られるのがカーブ338である。投影画像120の位置がずれなかった場合のカーブ165と比較して、表示誤差339が発生するが、図14(d)の表示誤差319と比較して小さくなる。これが、投影画像120の空間周波数を低くしたことの効果である。但し、領域340に示すように、トレードオフとして黒表示部分の輝度が若干高くなり、コントラスト比が下がってしまう。従って、位置ずれに対する表示誤差の低減と、コントラスト比との兼ね合いにより、投影画像120の空間周波数を適宜変更することが望ましい。
図17は、投影画像120の空間周波数を変更しない場合の、実表示サイズと空間周波数との関係を示す模式図である。
図17(a)は、例えばA1サイズの用紙規格で印刷、投影したときの模式図である。A1に相当する実表示サイズ320において、投影画像120は空間周波数321で投影される。
図17(b)は、例えばA2サイズの用紙規格で印刷、投影したときの模式図である。A2サイズ(A1サイズの半分)に相当する実表示サイズ323において、投影画像120は空間周波数324で投影される。投影画像120の空間周波数を変更しない場合、印刷、投影した後の空間周波数324は、実寸法上で図17(a)の空間周波数321の倍になる。
図14および図16のグラフでは、位置ずれを画像データ上の10ピクセル分として考えたが、実際に発生する位置ずれは所定の実寸法(例えば2mm)で考慮しておくのが望ましい。特に人間の手による位置合わせであれば、個人差はあるものの実寸法で位置ずれの限界が決まる。
例えば、図17(a)の空間周波数321で投影された時に、実寸法上で2mmまでの位置ずれが、所定の表示誤差に収まり、妨害が知覚されないものとする。この時、図17(b)の空間周波数324(空間周波数321の倍)では、実寸法上で1mmを超える位置ずれでは、妨害が知覚されてしまう。そこで、第3の実施形態では、実表示サイズに応じて、投影画像120の空間周波数を変更する。
図18は、実表示サイズと、投影画像120の空間周波数との関係の一例を示すグラフであり、x軸方向を実表示サイズ、y軸方向を投影画像120の空間周波数とする。実表示サイズが大きくなるほど、投影画像120上の空間周波数を上げるようなカーブ350で変更する。これにより、実表示サイズによらず、印刷・投影した後の空間周波数が変わらなくなる。
なお、図18のカーブ350は、ユーザーの視距離に応じて変更してもよい。例えば、ユーザーは事前にGUIで視距離を入力できるようにしておく。視距離が長い時は、位置ずれによる表示誤差の低減よりも、コントラスト比を優先するものとして、カーブ350にy軸方向でプラスのオフセットを付ける。これにより、印刷・投影した後の空間周波数が高めになり、コントラスト比が高くなる。
図19は、投影画像120の空間周波数を、カーブ350で変更する場合の、実表示サイズと空間周波数を示す模式図である。
図19(a)は、図17(a)と同様で、A1サイズに相当する実表示サイズ320において、投影画像120は空間周波数321で投影される。
図19(b)では、A2サイズ(A1サイズの半分)に相当する実表示サイズ323において、空間周波数344で投影される。投影画像120の空間周波数をカーブ350で変更する場合、印刷・投影した後の空間周波数344は、図19(a)の空間周波数321と同等になる。この時、A1サイズの実表示サイズ320と、A2サイズの実表示サイズ323のいずれであっても、例えば実寸法上で2mmまでの位置ずれが、所定の表示誤差に収まり、妨害が知覚されなくなる。
上記の通り第3の実施形態によれば、印刷物102に対して投影画像120の位置がずれた場合の表示誤差が低減され、またその効果が投影画像120もしくは印刷物102の実表示サイズによらず得ることができる。
なお、図13の近似光パターン生成部331の説明では、サイズ情報300に基づいたパラメータで、近似光パターン141(すなわち投影画像120)の空間周波数を変更したが、この他の構成も考えられる。
図20は、第3の実施形態における近似光パターン生成部331’の別の構成例を示すブロック図である。入力画像100は、空間ローパスフィルタ355’によりサイズ情報300に基づいたパラメータで空間周波数が変更され、近似光パターン141として出力されるが、これに加えて、光学フィルタ調整パラメータ370を出力するものとする。投影画像120の空間周波数は、画像データ上の処理による変更だけではなく、光学フィルタ調整パラメータ370を用いた光学的な処理によっても行う。例えば、画像投影装置111の投射レンズ(焦点調節手段)の焦点をずらす、投射レンズの前後に拡散フィルタを挿入する、振動素子で投影画像を振動拡散するといった手段を用いることが考えられる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。上述した第3の実施形態では、投影画像120の位置ずれが所定の実寸法(例えば2mm)で発生するものとして、その時の表示誤差が所定範囲内に納まるように、投影画像120の空間周波数を変更した。第4の実施形態では、位置ずれ量は画像投影装置111の設置条件で変わり、また投影画像120の面内領域毎でも異なる場合に適用できる構成について説明する。なお、第1の実施形態と比較して、図4を参照して説明した画像処理装置110における近似光パターン生成部131の構成及び処理が異なるため、以下、相違点について説明する。なお、それ以外の構成及び処理は第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
図21は、第4の実施形態における近似光パターン生成部431の構成例を示すブロック図であり、図4に示す近似光パターン生成部431に代えて用いられる。入力画像100は、空間ローパスフィルタ455で空間周波数が下げられるが、ここではサイズ情報300と、位置合わせ情報400に基づいたパラメータで、空間周波数を変更する。位置合わせ情報400は、画像投影装置111の設置条件、位置合わせマーカーの位置、位置合わせ性能を示す情報である。次に、ゲイン調整部156を経て、近似光パターン141が出力される。以下、位置合わせ情報400を用いる理由と、具体的な処理について説明する。
図22(a)は、第4の実施形態の画像投影装置111の設置条件における、投影画像410と空間周波数の面内分布を示す模式図である。印刷物102に対して、画像投影装置111を水平よりも上側に向けて設置した場合、台形411状に投影画像が広がる。この場合、台形411に対し、画像処理による台形歪み補正を行った上で、投影画像410を投影する。この場合、台形歪み補正された投影画像410では、上側(台形の長辺側)は台形歪みの変形量が大きく、補正量が大きいなるため、位置ずれしやすい領域となる。一方、下側(台形の短辺側)は台形歪みの補正量が小さく、位置ずれしにくい領域となる。このような設置条件においては、位置ずれしやすい上側領域については、空間周波数413を低くして、位置ずれが発生したときの表示誤差を抑える。一方、位置ずれしにくい下側領域については、空間周波数412を高くして、コントラスト比を高めることを優先する。
図22(b)は、第4の実施形態における画像投影装置111の自動位置合わせ用のマーカー位置と、空間周波数の面内分布を示す模式図である。印刷物102に対して、位置合わせ用のマーカー421を面内の一部に配置することが考えられる。マーカー421には、例えば非可視のインクが用いられ、面内の重要領域(顔、文字など)に配置される。この時、マーカー421付近は自動位置合わせによって、高精度に位置合わせが行われるので、空間周波数423を高くして、コントラスト比を高めることを優先する。一方、マーカー421から遠く、位置ずれしやすい領域については、空間周波数422を低くして、位置ずれが発生したときの表示誤差を抑える。
図23は、第4の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。まず、S431において、入力画像100を画像処理装置110に入力する。次に、S432において、画像処理装置110から投影画像120を仮出力する。なお、この際に仮出力された投影画像120は、第1の実施形態で説明したようにして生成されたものでも良いし、入力画像100に対して特別な画像処理を行わずに変換されたものでも構わない。そして、S433において、仮出力された投影画像120に基づいて、画像投影装置111が投影光122を仮投影する。
S434では、壁や白紙への仮投影を画像処理装置110内蔵のカメラで撮影し、CPUで解析することで、画像投影装置111の設置条件、位置合わせマーカーの位置等を把握する。そして、S435では、S434で把握した画像投影装置111の設置条件等から、位置合わせ情報400を生成する。次に、S436において、サイズ情報300と、位置合わせ情報400とに基づいたパラメータを用いて、入力画像100から近似光パターン生成部431により近似光パターン141を出力する。最後に、S437において、第1の実施形態で説明したようにして、画像処理装置110から投影画像120と印刷画像121を出力する。S438では、印刷物102の印刷、投影光122の投影を行って、終了となる。
上記の通り本第4の実施形態によれば、位置ずれ量が画像投影装置111の設置条件で変わり、また投影画像120の面内領域毎でも異なる場合においても、本発明を適用することができる。
なお、上述した第4の実施形態の例では、投影画像120の空間周波数の変更を画像処理装置110が自動処理で行っていたが、ユーザーの希望に応じて任意に設定する構成としても良い。図24は、ユーザーの希望に応じて空間周波数を決定する場合のGUIの一例である。投影画像120の空間周波数の設定440は、位置ずれによる表示誤差と、コントラスト比の改善のトレードオフであることを通知した上で、任意に設定できるようにする。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。上述した第3の実施形態および第4の実施形態とは異なり、第5の実施形態では、入力画像100のコンテンツに応じて、好適に処理できる構成について説明する。なお、第1の実施形態と比較して、図4を参照して説明した画像処理装置110における近似光パターン生成部531の構成及び処理が異なるため、以下、相違点について説明する。なお、それ以外の構成及び処理は第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
図25は、本第5の実施形態における近似光パターン生成部531及び周辺部の構成例を示すブロック図であり、図4に示す構成に代えて用いられる。入力画像100は、空間ローパスフィルタ555に加えてコンテンツ解析部500にも入力され、コンテンツ解析部500は、コンテンツ解析情報501を出力する。
入力画像100は、空間ローパスフィルタ555により空間周波数が下げられるが、ここではコンテンツ解析情報501に基づいたパラメータで、空間周波数を変更する。コンテンツ解析情報501は、画像のコンテンツを面内領域毎に解析した情報である。例えば、注目領域、背景領域、人の顔、文字情報などが検出され、解析情報に含まれる。次に、ゲイン調整部156を経て、近似光パターン141が出力される。コンテンツ解析情報501を用いる理由と、具体的な処理については、以降で説明する。
図26(a)は、第5の実施形態における入力画像100の一例を示す図である。入力画像100に対し、コンテンツ解析情報501は、注目領域511と背景領域512を検出する。注目領域511は、ここでは、煌めく花火の部分であり、鑑賞者が注目する重要領域であり、情報量が多い。一方、背景領域512は、情報量が少ない背景部分で、空などである。
図26(b)は、図26(a)に示す入力画像100の投影画像における空間周波数の面内分布を示す模式図である。空間ローパスフィルタ555は、入力されるコンテンツ解析情報に基づくパラメータを用いて、図26(a)で注目領域511として検出された花火の部分領域について、空間周波数521を高くして、コントラスト比を高めることを優先する。なお、位置合わせにおいても、注目領域511部分を優先して行うものとする。一方、図26(a)で背景領域512として検出された空の部分領域は、空間周波数522を低くして、位置ずれが発生したときの表示誤差を抑える。また、注目領域511と背景領域512を繋ぐ部分領域は、それぞれの空間周波数の中間となるように変更する。
上記の通り第5の実施形態によれば、入力画像100のコンテンツに応じて、好適に表示したい品質の画像を表示することができる。
<他の実施形態>
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:入力画像、101:画像印刷投影システム、102:印刷物、103:視環境光、104:視環境光センサ、110,210:画像処理装置、111:画像投影装置、112:印刷装置、120:投影画像、131,231,331,431,531:近似光パターン生成部、132:投影画像出力部、133 非近似光パターン生成部、134:合成パターン生成部、135:差分低減処理部、136:印刷画像出力部、155,355,455,555:空間ローパスフィルタ、156:ゲイン調整部、250:非近似光パターン変動補正部、500:コンテンツ解析部

Claims (29)

  1. 入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて投影画像を生成する第1の生成手段と、
    前記入力画像に基づいて、印刷画像を生成する第2の生成手段と、を有し、
    前記第2の生成手段は、前記印刷画像に基づいて印刷された印刷物に、前記投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる鑑賞用画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記印刷画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記近似光パターンと、前記鑑賞用画像を鑑賞する際の環境光に基づく非近似光パターンとを合成した合成パターンを生成する第3の生成手段を更に有し、
    前記第2の生成手段は、前記入力画像の画素値を、前記合成パターンの画素値で画素ごとに除算した結果に基づいて、前記印刷画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第3の生成手段は、前記近似光パターンの画素値に前記非近似光パターンの画素値を加算して、前記合成パターンを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の生成手段は、前記入力画像の空間周波数を調整したパターンから、前記非近似光パターンの変動分を相殺して、前記近似光パターンを生成することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の生成手段は、パラメータに基づいて前記入力画像の空間周波数を低くすることにより、前記近似光パターンを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の生成手段は、前記投影光により表示される画像の大きさ、または、前記印刷物の大きさに応じて前記パラメータを変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記投影光により表示される画像、または、前記印刷物が大きい場合に、前記空間周波数がより高くなるように前記パラメータを変更することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の生成手段は、前記鑑賞用画像を鑑賞する距離が長いほど、前記空間周波数がより高くなるように前記パラメータを変更することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の生成手段は、前記印刷物に前記投影光を重畳する時の位置合わせ情報に応じて前記パラメータを変更することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記位置合わせ情報は、前記投影光を投影する画像投影手段の設置条件を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の生成手段は、前記画像投影手段の設置条件に基づいて、投影光の台形歪みの変形量を求め、当該変形量が大きい場合に、前記空間周波数がより低くなるように前記パラメータを変更することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記位置合わせ情報は、前記印刷物に前記投影光を重畳する時の位置合わせマーカーの位置を示す情報を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1の生成手段は、前記位置合わせマーカーに近い領域で、前記空間周波数がより高くなるように前記パラメータを変更することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記第1の生成手段は、前記入力画像のコンテンツ解析情報に応じて前記パラメータを変更することを特徴とする請求項5乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記コンテンツ解析情報には、前記入力画像における注目領域、背景領域、人の顔、文字情報の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記パラメータは、前記入力画像の部分領域ごとに設定できることを特徴とする請求項5乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて第1の投影画像を生成する第1の生成手段と、
    前記入力画像に基づいて、第2の投影画像を生成する第2の生成手段と、を有し、
    前記第2の生成手段は、前記第2の投影画像に基づいて投影された投影光に、前記第1の投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記第2の投影画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置から出力される投影画像に基づいて投影する投影手段と
    を有することを特徴とする画像投影装置。
  19. 前記投影画像の空間周波数を低くする低減手段を更に有することを特徴とする請求項18に記載の画像投影装置。
  20. 前記低減手段は、前記投影光により表示される画像の大きさ、または、前記印刷物の大きさに応じて、前記投影画像の空間周波数を変更することを特徴とする請求項19に記載の画像投影装置。
  21. 前記低減手段は、前記投影光により表示される画像、または、前記印刷物が大きい場合に、前記投影画像の空間周波数をより高くすることを特徴とする請求項20に記載の画像投影装置。
  22. 前記低減手段は、前記鑑賞用画像を鑑賞する距離が長いほど、前記投影画像の空間周波数をより高くすることを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  23. 前記低減手段は、焦点調節手段、拡散フィルタ、振動素子の少なくともいいずれかを含むことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  24. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置から出力される印刷画像に基づいて印刷する印刷手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  25. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置から出力される投影画像に基づいて投影する画像投影装置と、
    前記画像処理装置から出力される印刷画像に基づいて印刷する印刷装置と
    を有することを特徴とする画像印刷投影システム。
  26. 第1の生成手段が、入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて投影画像を生成する第1の生成工程と、
    第2の生成手段が、前記入力画像に基づいて、印刷画像を生成する第2の生成工程と、を有し、
    前記第2の生成工程では、前記印刷画像に基づいて印刷された印刷物に、前記投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる鑑賞用画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記印刷画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  27. 第1の生成手段が、入力画像の空間周波数を調整して近似光パターンを生成し、当該近似光パターンに基づいて第1の投影画像を生成する第1の生成工程と、
    第2の生成手段が、前記入力画像に基づいて、第2の投影画像を生成する第2の生成工程と、を有し、
    前記第2の生成工程では、前記第2の投影画像に基づいて投影された投影光に、前記第1の投影画像に基づいて投影された投影光が重畳されて得られる画像と、前記入力画像との差分が小さくなるように、前記第2の投影画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  28. コンピュータを、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  29. 請求項28に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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