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JP2019006985A - 苦味催吐性塗膜 - Google Patents

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Yoshihiro Imai
義浩 今井
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Abstract

【課題】誤飲する可能性のある包装体を、たとえ口の中に入れたとしても苦味を感じさせ、誤飲を効率よく防止することができる苦味催吐性塗膜を提供する。【解決手段】苦味催吐剤を吸着させた粉末3と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗膜2。前記合成樹脂が、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、湿気硬化型樹脂および紫外線・電子線硬化型樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂であり、前記苦味催吐剤が、サッカリンデナトリウム、安息香酸デナトニウム、ジメトキストリキーネ、タンニン、センブリエキスおよびメトロキシンからなる群より選択される少なくとも1種の成分である。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば薬、お菓子などの包装材料に含まれる苦味催吐性塗膜に関する。
錠剤、丸剤、カプセル剤などのような薬剤の包装手段、あるいはチョコレートのようなお菓子などの包装手段としては、例えば、プレススルーパック包装、ブリスターパック包装、小包装袋などが挙げられる。これらの包装手段の中でも、プレススルーパック包装は、小さくカットして使用される。すなわち、個別に包装されている薬剤やお菓子を取り出して摂取する。ところで、口に入るような小さい包装体の場合、内容物を取り出さずに誤ってそのまま口に入れる誤飲が生じている。包装体の形状によっては、例えば、誤飲によって食道など消化管が損傷したり、喉を詰まらせたりする事故が生じている。
このような誤飲を防止するために、例えば、プレススルーパック包装の場合、包装体を筒状に形成したり(特許文献1)、包装体のサイズを誤飲しにくいサイズにしか分離できない形状にしたりする(特許文献2)など、包装体のサイズや形態により誤飲しにくくされている。しかし、包装体のままでは口に入れにくいサイズまたは形状に加工しても、例えば、鋏やカッターナイフなどで1単位にカットしてしまうと、誤飲される可能性がある。
そこで、誤って口に入れた際に、苦味催吐剤によって誤飲を防止する方法が報告されている(例えば、特許文献3)。しかし、この方法は、苦味催吐剤をバインダーで保持させた皮膜を、対象物の表面に形成する。そのため、皮膜が2〜3μm程度の薄膜でなければ催吐剤がバインダーの中に沈殿してしまい、口に入れた際に苦味を感じなくなるという問題がある。
特開2014−94757号公報 特開2016−199286号公報 実用新案登録第3015632号公報
本発明の課題は、誤飲する可能性のある包装体を、たとえ口の中に入れたとしても苦味を感じさせ、誤飲を効率よく防止することができる苦味催吐性塗膜、およびこのような塗膜を形成するための苦味催吐性塗料組成物を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗膜。
(2)合成樹脂が、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、湿気硬化型樹脂および紫外線・電子線硬化型樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂である上記(1)に記載の苦味催吐性塗膜。
(3)苦味催吐剤が、サッカリンデナトリウム、安息香酸デナトニウム、ジメトキストリキーネ、タンニン、センブリエキスおよびメトロキシンからなる群より選択される少なくとも1種の成分である上記(1)または(2)に記載の苦味催吐性塗膜。
(4)粉末が多孔質粉末である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の苦味催吐性塗膜。
(5)多孔質粉末が、シリカ粉末、樹脂ビーズ粉末、フェライト粉末、ゼオライト粉末および活性炭粉末からなる群より選択される少なくとも1種の成分である上記(4)に記載の苦味催吐性塗膜。
(6)苦味催吐剤を吸着させた粉末が、塗膜の表面付近に少なくとも存在している上記(1)〜(5)のいずれかに記載の苦味催吐性塗膜。
(7)苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗料組成物。
(8)苦味催吐剤、溶剤および多孔質粉末を混合して、苦味催吐剤を多孔質粉末に吸着させる工程と、苦味催吐剤を吸着させた多孔質粉末および合成樹脂を混合する工程と、を含む苦味催吐性塗料組成物の製造方法。
本発明に係る苦味催吐性塗膜によれば、誤飲する可能性のある包装体を、たとえ口の中に入れたとしても苦味を感じさせ、誤飲を効率よく防止することができる。さらに、本発明に係る苦味催吐性塗料組成物によれば、このような苦味催吐性塗膜を形成することができる。
基材表面に形成された本発明に係る苦味催吐性塗膜の一実施形態を示す模式図である。
本発明の苦味催吐性塗膜は、苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む。本発明の苦味催吐性塗膜に含まれる苦味催吐剤は、口に入れた際に苦味を感じさせる成分であれば特に限定されない。このような苦味催吐剤としては、例えば、サッカリンデナトリウム、安息香酸デナトニウム、ジメトキストリキーネ、タンニン、センブリエキス、メトロキシンなどが挙げられる。これらの中でも口の中でより苦味を感じさせやすい点で、安息香酸デナトニウム、ジメトキストリキーネまたはセンブリエキスが好ましい。苦味催吐剤は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
苦味催吐剤は、粉末に吸着させて使用される。苦味催吐剤を吸着させる粉末としては特に限定されず、例えば多孔質粉末が挙げられる。このような多孔質粉末としては、例えば、シリカ粉末、ゼオライト粉末、活性炭粉末、樹脂ビーズ粉末、フェライト粉末などが挙げられる。これらの中でも塗膜の美観の点で、シリカ粉末、ゼオライト粉末または樹脂ビーズ粉末が好ましい。粉末(多孔質粉末)は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
粉末の平均粒子径は特に限定されず、所望の塗膜の厚みに応じて適宜設定される。塗膜の厚みが厚くなるほど包装体のコストが高くなるため、膜厚は比較的薄い方が好ましい。このような比較的薄い膜厚を考慮すると、粉末は、通常0.001〜50μm程度、好ましくは0.01〜30μm程度、より好ましくは0.1〜12μm程度の平均粒子径を有する。例えば塗膜の厚みの1/100〜3倍程度、好ましくは1/10〜1.5倍程度、より好ましくは1/5〜1.2倍程度の平均粒子径の粉末を用いる。
粉末の形状は特に限定されず、球状、不定形(鱗片状を含む)などの形状が挙げられる。これらの形状の中でも口の中でより苦味を感じさせやすい点で、球状を有する粉末が好ましい(表1参照)。さらに、粉末の表面は無処理であってもよく、炭化水素系化合物あるいは無機化合物で処理したものであってもよい。
苦味催吐剤を粉末に吸着させる方法は特に限定されない。例えば、苦味催吐剤、溶剤および粉末を混合して、苦味催吐剤を粉末に吸着させればよい。具体的には、まず、苦味催吐剤を溶剤に溶解する。溶剤としては、苦味催吐剤を溶解し得る溶剤であれば限定されず、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールなどのアルコール系溶剤が挙げられ、沸点の低いメタノール及びエタノールが苦味催吐剤をより塗膜表面付近に持ってきやすい為、最も好ましい。苦味催吐剤を溶解させた溶液に上記の粉末を添加して、例えば、撹拌しながら粉末に苦味催吐剤を吸着させればよい。苦味催吐剤と粉末との割合は、粉末に苦味催吐剤が十分に吸着すれば特に限定されず、適宜設定される。
本発明の苦味催吐性塗膜に含まれる合成樹脂は特に限定されず、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、湿気硬化型樹脂、紫外線・電子線硬化型樹脂などが挙げられる。合成樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂(例えば、t-ブチルアクリレート、グリシジルアクリレートなど)、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、アミノ樹脂(例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂など)、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、アルキド樹脂、フェノキシ樹脂などが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ビニル系樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなど)、ポリスチレン系樹脂(例えば、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体など)、ポリエチレン系樹脂(例えば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体など)、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、アクリル系樹脂(例えば、ポリメチル(メタ)アクリレートなどのようなポリアルキル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体などのようなアルキル(メタ)アクリレートとスチレン類との共重合体など)、酢酸セルロース樹脂、ニトロセルロース樹脂、セルロイド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
湿気硬化型樹脂としては、例えば、湿気硬化型シリコーン樹脂、湿気硬化型ポリウレタン樹脂、湿気硬化型アクリルシリコーン樹脂、湿気硬化型アクリルウレタン樹脂などが挙げられる。紫外線・電子線硬化型樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリエステル・アルキド樹脂、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテル・エポキシ樹脂、ウレタンビニルエーテル樹脂、ポリエステルビニルエーテル樹脂などが挙げられる。
本発明の苦味催吐性塗膜を形成するためには、苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗料組成物を調製する必要がある。苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂との混合割合は特に限定されず、苦味催吐剤は、苦味催吐性塗料組成物中において、固形分換算で通常0.02〜30質量%程度、好ましくは0.05〜15質量%程度、より好ましくは1〜6質量%程度の濃度となるように添加される。苦味催吐剤がこのような濃度の場合、粉末は、苦味催吐性塗料組成物中において、固形分換算で通常0.1〜50質量%程度、好ましくは1〜30質量%程度、より好ましくは5〜10質量%程度の濃度となる。これらの濃度は、固形分換算であり、苦味催吐性塗膜にも苦味催吐剤および粉末がこれらの濃度で含まれる。
苦味催吐性塗料組成物を調製する場合、必要に応じて溶剤が使用される。溶剤としては特に限定されず、例えば、トルエン、キシレンなどのような芳香族系炭化水素、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのようなケトン類、イソプロピルアルコール、ブタノールなどのようなアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのようなエステル類、シクロヘキサンなどのような脂肪族または脂環式炭化水素、エチレングリコールモノノルマルブチルエーテルなどのようなアルキレングリコールモノアルキルエーテル類などが挙げられる。溶剤は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
苦味催吐性塗料組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、さらに他の添加剤が含まれていてもよい。このような他の添加剤としては、例えば、滑剤、可塑剤、レベリング剤、充填剤、界面活性剤、分散剤、消泡剤、減粘剤、増粘剤、硬化促進剤、顔料などが挙げられる。
本発明の苦味催吐性塗膜は、上記の苦味催吐性塗料組成物を例えば基材の表面に塗布して乾燥させることによって形成される。このようにして形成された苦味催吐性塗膜の一実施形態を図1に示す。基材1としては特に限定されず、例えば、アルミニウム箔などのような金属箔、樹脂フィルム、紙、蒸着フィルムなどが挙げられる。さらに、これらを2種以上複合させた複合体、あるいは表面に文字、図、絵などが印刷された基材などであってもよい。
基材1の表面に苦味催吐性塗料組成物を塗布する方法は特に限定されず、例えば、苦味催吐性塗料組成物に基材1を浸漬させる方法、基材1の表面に苦味催吐性塗料組成物を刷毛などで塗布する方法、基材1の表面に苦味催吐性塗料組成物をグラビアコーター、バーコーター、ナイフコーターなどで塗布する方法、基材1の表面に苦味催吐性塗料組成物を噴霧する方法などが挙げられる。苦味催吐性塗料組成物の塗布量は特に限定されず、乾燥後の質量が好ましくは0.005〜45g/m程度、より好ましくは0.05〜18g/m程度となるように、苦味催吐性塗料組成物が塗布される。苦味催吐性塗料組成物の塗布量がこのような範囲であれば、例えば0.01〜30μm程度、好ましくは0.1〜12μm程度の厚みを有する苦味催吐性塗膜2が形成される。
図1に示すように、一実施形態に係る苦味催吐性塗膜2には、苦味催吐剤を吸着させた粉末3が分散している。苦味催吐剤を吸着させた粉末3は、苦味催吐性塗膜2に分散していれば、特に限定されない。好ましくは、苦味催吐剤を吸着させた粉末3は、図1に示すように苦味催吐性塗膜2の表面付近に少なくとも存在しているのが好ましい。このように、苦味催吐剤を吸着させた粉末3が、苦味催吐性塗膜2の表面付近に存在することによって、口の中でより苦味を感じさせやすくなる。苦味催吐剤を吸着させた粉末3の全てが、苦味催吐性塗膜2の表面付近に存在している必要はなく、少なくとも一部の苦味催吐剤を吸着させた粉末3が苦味催吐性塗膜2の表面付近に存在していればよい。
以上のように、本発明に係る苦味催吐性塗膜が形成された包装体であれば、たとえ口の中に入れたとしても苦味を感じさせ、誤飲を効率よく防止することができる。したがって、本発明に係る苦味催吐性塗膜は、例えば、錠剤、丸剤、カプセル剤などのような薬剤を包装するプレススルーパック包装、あるいはチョコレートのようなお菓子などの包装など、包装一般に好適に使用される。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、ニトロセルロース樹脂を40質量%、アクリル樹脂を35質量%、およびアミノ樹脂を25質量%の割合で混合して、樹脂混合物(合成樹脂混合物)を調製した。樹脂混合物とは別に、苦味催吐剤として安息香酸デナトニウムをエタノールに溶解して、安息香酸デナトニウムの0.3質量%溶液(苦味催吐剤溶液)を調製した。
次いで、富士シリシア化学(株)製のサイリシア730(シリカ、平均粒子径4.0μm、表面処理無し、不定形)と苦味催吐剤溶液とを、20:80の質量比で混合して混合液を得た。得られた混合液には、安息香酸デナトニウムが吸着したサイリシア730が含まれる。次いで、安息香酸デナトニウムの濃度が0.1質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加(混合)した。さらに、その他の添加剤として滑剤を1質量%の濃度となるように、樹脂混合物に添加して苦味催吐性塗料組成物を得た。次いで、20μmの厚みを有する包装材料用基材(アルミニウム箔)の片面に、得られた苦味催吐性塗料組成物を乾燥後に1〜1.5g/mとなるように苦味催吐剤を吸着させたシリカを含む苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例2)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイリシア710(シリカ、平均粒子径2.8μm、表面処理無し、不定形)を使用した以外は、実施例1と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例3)
安息香酸デナトニウムの0.3質量%溶液の代わりに安息香酸デナトニウムの10質量%溶液(苦味催吐剤溶液)を使用し、サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイリシア380(シリカ、平均粒子径9.0μm、表面処理無し、不定形)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例1と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例4)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイリシア780(シリカ、平均粒子径11.3μm、表面処理無し、不定形)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例3と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例5)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイリシア450(シリカ、平均粒子径8.0μm、表面処理無し、不定形)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例3と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例6)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイリシア456(シリカ、平均粒子径8.0μm、炭化水素系化合物で表面処理、不定形)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例3と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例7)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイロスフェアC−1510(シリカ、平均粒子径10.0μm、表面処理無し、球状)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例1と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(実施例8)
サイリシア730の代わりに、富士シリシア化学(株)製のサイロスフェアC−1504(シリカ、平均粒子径4.5μm、表面処理無し、球状)を使用し、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、得られた混合液を樹脂混合物に添加した以外は、実施例1と同様の手順で包装材料用基材の片面に苦味催吐性塗膜を形成した。
(比較例1)
サイリシア730および苦味催吐剤溶液を使用しなかった以外は、実施例1と同様の手順で包装材料用基材の片面に塗膜を形成した。
(比較例2)
サイリシア710と樹脂混合物とを10:80の質量比で混合し、さらにその他の添加剤として滑剤を1質量%の濃度となるように、樹脂混合物に添加した。次いで、安息香酸デナトニウムの濃度が3質量%となるように、苦味催吐剤溶液を樹脂混合物に添加して苦味催吐性塗料組成物を得た。得られた苦味催吐性塗料組成物を使用した以外は、実施例3と同様の手順で包装材料用基材の片面に塗膜を形成した。
上記の実施例1〜8ならびに比較例1および2で得られた苦味催吐性塗膜を舐めて、苦味の有無を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2019006985
表1に示すように、実施例1〜8で形成された苦味催吐性塗膜は、舐めた際に少なくとも苦味を感じさせていることがわかる。したがって、本開示の苦味催吐性塗膜が形成された包装材料は、誤って口に入れたとしても、苦味によって誤飲を防止することができる。実施例7および8に示すように、球状の粉末(シリカ)を使用した場合に、苦味を感じさせる効果が顕著に発揮されることがわかる。
一方、苦味催吐剤を粉末(シリカ)に吸着させずに使用した場合(比較例2)は、苦味催吐剤を使用しなかった場合(比較例1)と同様、塗膜を舐めても苦味を感じなかった。
1 基材
2 苦味催吐性塗膜
3 苦味催吐剤を吸着させた粉末

Claims (8)

  1. 苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗膜。
  2. 前記合成樹脂が、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、湿気硬化型樹脂および紫外線・電子線硬化型樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂である請求項1に記載の苦味催吐性塗膜。
  3. 前記苦味催吐剤が、サッカリンデナトリウム、安息香酸デナトニウム、ジメトキストリキーネ、タンニン、センブリエキスおよびメトロキシンからなる群より選択される少なくとも1種の成分である請求項1または2に記載の苦味催吐性塗膜。
  4. 前記粉末が多孔質粉末である請求項1〜3のいずれかに記載の苦味催吐性塗膜。
  5. 前記多孔質粉末が、シリカ粉末、樹脂ビーズ粉末、フェライト粉末、ゼオライト粉末および活性炭粉末からなる群より選択される少なくとも1種の成分である請求項4に記載の苦味催吐性塗膜。
  6. 前記苦味催吐剤を吸着させた粉末が、塗膜の表面付近に少なくとも存在している請求項1〜5のいずれかに記載の苦味催吐性塗膜。
  7. 苦味催吐剤を吸着させた粉末と合成樹脂とを含む苦味催吐性塗料組成物。
  8. 苦味催吐剤、溶剤および多孔質粉末を混合して、苦味催吐剤を多孔質粉末に吸着させる工程と、
    苦味催吐剤を吸着させた多孔質粉末および合成樹脂を混合する工程と、
    を含む苦味催吐性塗料組成物の製造方法。
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