JP2019006682A - 口腔内崩壊錠 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに近年、調剤を行う際に患者が複数の薬を服用する場合には、一包化による服薬アドヒアランス改善の取り組みがしばしば行われている。このため、薬剤がパッケージやPTPシートから取り出されてから、患者が服用するまでの期間が長くなり、高温条件下などの薬剤の保存にとっては好ましくない条件下にさらされる可能性が高まっている。そのような条件下において、口腔内崩壊錠は、崩壊時間に変化が生じることで口腔内崩壊錠の特性が失われるおそれがあり、また錠剤表面に外観変化が生じることで錠剤表面に施した印字の識別性が低下するおそれがある。
また、近年、製品名をカタカナで錠剤に表示する製品が増加しており、医師、薬剤師など医療関係者の8割以上が鑑別・監査のしやすさ、製品名がひと目でわかる等の理由から錠剤への製品名や含量表示を希望しているとの報告もある。
従って、本発明の課題は、高温条件下又は加湿度条件下で保存しても、崩壊性が変化しないトラセミドを含有する口腔内崩壊錠、さらには、崩壊性が変化せず、かつ経時的な外観の変化がほとんど認められないトラセミドを含有する口腔内崩壊錠を提供することである。
〔2〕成分(a)を1〜10質量%、成分(b)を1〜20質量%、成分(c)を50〜95質量%含有する〔1〕記載の口腔内崩壊錠。
〔3〕(b)クロスポビドンの平均粒子径が5〜100μmである〔1〕又は〔2〕記載の口腔内崩壊錠。
〔4〕さらに(d)結晶セルロースを含有する〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の口腔内崩壊錠。
〔5〕さらに(e)滑沢剤を含有する〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔内崩壊錠。
〔6〕(e)滑沢剤がフマル酸ステアリルナトリウムである〔5〕記載の口腔内崩壊錠。
本発明で用いるクロスポビドンの平均粒子径の範囲は、加湿度条件下で保存した後の表面の荒れへの影響の観点から、好ましくは5〜200μmであり、より好ましくは5〜100μmであり、さらに好ましくは10〜50μmである。また、クロスポビドンの粒子径が小さすぎると流動性の悪化により混合均一性が低下するおそれがある。なお、本明細書中の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置を用いて乾式法によって測定されたメディアン径(累積50%粒子径)を表し,例えば、レーザー回折式粒度分布測定装置MT3200(日機装社製)を使用して測定することができる。
本発明で用いるD−マンニトールは平均粒子径が好ましくは10〜500μm以下であり、より好ましくは10〜200μm以下であり、さらに好ましくは40〜150μm以下である。D−マンニトールの粒子径が小さすぎると圧縮成形性は向上するものの崩壊性が著しく低下するおそれがあり、逆に粒子径が大きすぎると圧縮成形性が悪く、錠剤の強度が低くなるおそれがあり、かつ口腔内でざらつきを感じ、服用感が悪化するおそれがある。また、D−マンニトールはα、β、δ型の結晶多形が存在することが知られており、本発明においてはその結晶形は特に限定されないが、α及びδ型は、温度や湿度によって比較的容易に結晶形が変化することがあることから、最も安定形であるβ型を用いることが好ましい。
本発明の口腔内崩壊錠中においてD−マンニトールの含有量は特に限定されないが、成形性、崩壊性及び崩壊性の安定性の観点から、好ましくは50〜95質量%であり、より好ましくは60〜90質量%であり、更に好ましくは70〜90質量%である。
本発明で用いる結晶セルロースは、繊維性植物から得られたα−セルロースを酸で部分的に解重合して精製したものであり、経口投与が可能なものであれば特に限定されない。結晶セルロースの平均粒子径が大きいと口腔内で崩壊した後に、ざらつきを感じることがあるため、服用感の観点から、本発明に用いる結晶セルロースの平均粒子径は好ましくは200μm以下であり、より好ましくは150μm以下であり、さらに好ましくは100μm以下である。
本発明の口腔内崩壊錠中において結晶セルロースの含有量は特に限定されないが、硬度、崩壊時間及び打錠圧の許容幅の観点から、好ましくは5〜40質量%であり、より好ましくは5〜30質量%であり、さらに好ましくは5〜20質量%である。
使用する添加剤としては、医薬的に許容されるものであればよく、例えば、賦形剤、流動化剤、甘味剤、矯味剤、着香剤・香料、着色剤、安定化剤が挙げられる。流動化剤では、例えば、軽質無水ケイ酸、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムが挙げられる。甘味剤、矯味剤では、例えば、アスパルテーム、サッカリン、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、ステビア、タウマチン、スクラロース、アセスルファムK等の高甘味度甘味料が挙げられる。なかでも、好ましい高甘味度甘味料としては、アスパルテーム、タウマチン、及びスクラロースが挙げられる。着香剤、香料としては、例えば、ペパーミント、スペアミント、メントール、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、パイン、フルーツ、ヨーグルトが挙げられる。前述の甘味剤、矯味剤、着香剤、香料の配合によって、より好ましい服用感が得られる場合がある。これらの添加剤は、一種又は二種以上を組み合わせて適宜、適量添加することができる。
トラセミド15.3g、D−マンニトール(商品名:グラニュトールS、フロイント産業、平均粒子径:76μm)135g、フマル酸ステアリルナトリウム4.5gを混合し、原薬倍散混合品154.8gを得た。原薬倍散混合品にD−マンニトール(商品名:グラニュトールS、フロイント産業、平均粒子径:76μm)236.7g、結晶セルロース(商品名:セオラスPH−101、旭化成、平均粒子径:65μm)45g、クロスポビドン(商品名:Polyplasdone XL−10、ISP、平均粒子径:28μm)13.5gを加えて混合し、打錠用顆粒とした。得られた打錠用顆粒を、単発打錠機(RIVA社製)を用いて、約6kNの圧縮力で打錠し、直径7mm、重量120mgの口腔内崩壊錠を得た。なお、各添加剤の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置MT3200(日機装社製)を使用して乾式法により測定した。
実施例1に準じて表1の組成からなる5種の製剤を調製した。
なお、実施例2〜4、及び比較例1〜2においてクロスポビドンはPolyplasdone XL−10(ISP、平均粒子径:28μm)、Polyplasdone XL(ISP、平均粒子径:117μm)及びKollidon CL−F(BASF、平均粒子径:27μm)から選択される1種を、デンプングリコール酸ナトリウムはVIVASTAR(JRS PHARMA)を、クロスカルメロースナトリウムはAc−Di−Sol(FMC)を用い、それ以外の成分は実施例1と同じものを用いた。
実施例1〜3及び比較例1〜2により製造された錠剤について、保存前、60℃及び30℃相対湿度75%の雰囲気下で1箇月間保存後に、口腔内崩壊錠試験器(岡田精工、トリコープテスタ)を用いて、試験液:水、上メッシュ質量:20gの条件にて崩壊時間を測定した。また、それぞれ錠剤物性測定装置(TM3−3、菊水製作所)で硬度を測定した結果を表2及び表3に示す。
実施例1〜3について、30℃相対湿度75%の雰囲気下に1箇月間保存し、外観を肉眼観察することで「外観の変化」の程度を4段階で評価した。結果を表4に、外観を図1に示す。
本発明の「外観の変化」の程度は4段階で評価し、製造直後と比較して変化がない場合を1(変化なし)、製造直後と30℃相対湿度75%の雰囲気下に1箇月保存後の錠剤を並べて同時観察した時に、認識できる外観の変化があった場合を2(ごくわずかに変化あり)、製造直後と30℃相対湿度75%の雰囲気下に1箇月保存後の錠剤を個々に観察した時に、認識できる外観の変化があった場合を3(わずかに変化あり)、30℃相対湿度75%の雰囲気下に1箇月保存後の錠剤を単独で観察した時に、外観の変化が表面の荒れに限らず、亀裂など、認識できる変化があった場合を4(変化あり)とした。
Claims (6)
- (a)トラセミド又はその塩、(b)クロスポビドン及び(c)D−マンニトールを含有する口腔内崩壊錠。
- 成分(a)を1〜10質量%、成分(b)を1〜20質量%、成分(c)を50〜95質量%含有する請求項1記載の口腔内崩壊錠。
- (b)クロスポビドンの平均粒子径が5〜100μmである請求項1又は2記載の口腔内崩壊錠。
- さらに(d)結晶セルロースを含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔内崩壊錠。
- さらに(e)滑沢剤を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔内崩壊錠。
- (e)滑沢剤がフマル酸ステアリルナトリウムである請求項5記載の口腔内崩壊錠。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2024179911A (ja) * | 2023-06-16 | 2024-12-26 | 沢井製薬株式会社 | 印字を有する錠剤の製造方法 |
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