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JP2019004266A - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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JP2019004266A
JP2019004266A JP2017116238A JP2017116238A JP2019004266A JP 2019004266 A JP2019004266 A JP 2019004266A JP 2017116238 A JP2017116238 A JP 2017116238A JP 2017116238 A JP2017116238 A JP 2017116238A JP 2019004266 A JP2019004266 A JP 2019004266A
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Abstract

【課題】小型で長いループ長を有し良好なアンテナ特性を容易に得ることができること。【解決手段】誘電体の基材101の表裏にそれぞれ導電パターン102が形成され、表面の第1導電パターン102aと第2導電パターン102bは、所定のギャップGを有して2分割され、ギャップGに給電点を有する。2分割された第1導電パターン102aと第2導電パターン102bは、一対の対角に設けられた所定長さX1の接続部102ac,102bcを介して、裏面の第3導電パターン102cに接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、ループアンテナを有するアンテナ装置および電子機器に関する。
ループアンテナを有するアンテナ装置として、例えば、RFIDタグがある。RFIDタグは、部品の製造工程時に部品に貼付され、部品管理に用いられている。部品の重量やサイズ増加を防ぐためRFIDタグは小型化され、また、部品が金属の場合、誘電体に金属パターンを巻き付けてアンテナを重ね合わせたオーバーラップ構造とされている。
従来のループアンテナとしては、例えば、2枚の導電板をコの字状に向かい合わせた構造のものがある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、樹脂等の基板に対し、基板の表裏でパターンが連続するように導体を折り畳んだ構造のものがある(例えば、下記特許文献2参照。)。また、コイルが形成された各層のカードを積層した構造のものがある(例えば、下記特許文献3参照。)。また、複数のセラミックス材料層の間にコイル状導体を設け、複数のコイル状導体が同じ中心軸で同方向に巻回された構造のものがある(例えば、下記特許文献4参照。)。
特開平06−244618号公報 特開2016−213812号公報 特表2004−530212号公報 特開2014−052756号公報
従来のオーバーラップ構造のアンテナでは、簡単に製造できず製造工数が増加した。例えば、基材のPET(ポリエチレンテレフタラート)上にアンテナの導体を形成し、誘電体等の芯材に貼り合わせる工程と、PETを複数の折り曲げ線部分で折り曲げ複数のアンテナ面をそれぞれ重ね合わせる工程が必要となった。
加えて、アンテナ面の折り曲げ箇所が正確に折り曲げることができないと、対向するアンテナ面同士に傾きが生じ、重ね合わせた後のアンテナ面同士にずれが生じ、アンテナ特性が劣化した。例えば、PETの場合、折り曲げ部分にふくらみが生じるほか、折り曲げ線に沿わずに曲がる場合がある。これにより、芯材と、アンテナ面(PET)との間の隙間や複数のアンテナ面同士にずれが生じ、正確に重ならない状態が生じた。アンテナ面同士の重ね合わせの精度を持たせるには、製造工程中で個別対応しなければならず、工数が増大することになる。
一つの側面では、本発明は、小型で長いループ長を有し良好なアンテナ特性を容易に得ることができることを目的とする。
一つの案では、アンテナ装置は、誘電体の表裏にそれぞれ導電パターンが形成され、表面の導電パターンは、所定のギャップを有して2分割され、前記ギャップ間に給電点を有し、前記2分割されたそれぞれの導電パターンは、一対の対角に設けられた所定長さの接続部を介して、裏面の導電パターンに接続されたことを要件とする。
一つの実施形態によれば、小型で長いループ長を有し良好なアンテナ特性を容易に得ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかるアンテナ装置を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。(その1) 図3Aは、実施の形態1にかかるアンテナ装置のギャップの傾斜角度を説明する図である。 図3Bは、実施の形態1にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。(その2) 図4は、実施の形態のアンテナ装置の小型化を説明するための図である。 図5は、実施の形態2にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。(その1) 図6は、実施の形態2にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。(その2) 図7は、実施の形態2にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。 図8は、実施の形態3にかかるアンテナ装置を示す斜視図である。 図9は、実施の形態3にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。(その1) 図10は、実施の形態3にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。(その2) 図11は、実施の形態3にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。 図12は、実施の形態4にかかるアンテナ装置を示す図である。 図13は、実施の形態4にかかるアンテナ装置の開口部を設ける位置を説明する図である。 図14は、実施の形態4にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。 図15Aは、既存のオーバーラップ構造によるアンテナ装置の製造過程を示す図である。(その1) 図15Bは、既存のオーバーラップ構造によるアンテナ装置の製造過程を示す図である。(その2)
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるアンテナ装置を示す図である。図1(a)は斜視図、図1(b)は断面図でありアンテナ装置100の長さ方向(X軸)の中央部分で裁断した図である。X軸方向はアンテナ装置100の長さ、Y軸方向は幅、Z軸方向は厚さとする。アンテナ装置100は、基材101と、導電パターン102と、IC105と、外装110と、を含む。
基材101は、PET等の材質によりなる。図1の例では、基材101は、アンテナ装置100を保持する所定厚さの芯材として用いられ、平板状(立方体)に形成される。図1の例では、基材101は、幅よりも長さがやや大きく、X軸の長さが長辺、Y軸の幅が短辺として形成されている。薄厚なPET等のフィルムの基材101を所定厚さの芯材に貼り付けて所定の強度(剛性)を得る構成とすることもできる。
基材101上には、ループアンテナとして機能する所定パターンの導電材からなる導電パターン102が形成されている。導電パターン102は、アンテナ装置100(基材101)の表面に2分割して形成された第1導電パターン102aと、第2導電パターン102bと、アンテナ装置100の裏面全面に形成された第3導電パターン102cと、を含む。
アンテナ装置100(基材101)の表面側において、第1導電パターン102aの端部102aaと、第2導電パターン102bの端部102baは、互いに所定の間隔を有するギャップ(溝)Gを隔てて対向して形成されている。このギャップGは、アンテナ装置100の表面側の略中央部分に長さ方向に連続して形成されている。そして、図1に示すように、ギャップGは、長さ方向(X軸)に対して所定の傾斜角度θ(例えば35°)を有して設けられる。
そして、第1導電パターン102aと、第2導電パターン102bは、基材101の対角位置の2点に設けられた接続部102ac,102bcで第3導電パターン102cに導通接続されている。接続部102ac,102bcは、いずれも基材101の長辺上でギャップGに最も近い箇所に設ける。
基材101の表面側の第1導電パターン102aは、ギャップGに最も近い位置(図1(a)の右上)の接続部102acを介して、基材101の裏面側の第3導電パターン102cに接続されている。また、基材101の表面側の第2導電パターン102bは、ギャップGに最も近い位置(図1(a)の左下)の接続部102bcを介して、基材101の裏面側の第3導電パターン102cに接続されている。
これらのように、接続部102ac,102bcを基材101の長辺上でギャップGに近い位置に配置することで、ループアンテナとして機能する際の導電パターン102のインダクタンス成分Lにかかるループ長を長くできる。加えて、接続部102ac,102bcは、基材101の長さ方向上(X軸)において導電可能な短い所定長さX1を有すればよい。これにより、全体を小型化してもアンテナ特性を維持および向上できるアンテナ装置100が得られるようになる。
図1(a)において、IC105は、配置箇所および正負極性を示すマーク(△)として示している。より詳細には、IC105は、第1導電パターン102aの端部102aaと、第2導電パターン102bの端部102ba間のギャップGの中央位置(給電点)に設けられる。
IC105は、チップ状に形成され、無線通信処理などのアンテナ装置100の各種処理を実行し、導電パターン102をアンテナとして外部装置(リーダライタ等)との間で無線通信を行う。
上記のアンテナ装置100は、例えば、製造された部品に貼付されるRFIDタグとして用いることができる。例えば、RFIDタグは、部品製造の各工程や検査に対応する外部装置を通過した際、外部装置から部品に対して所定の無線電波を受信する。この場合、IC105は、例えば、受信電力に基づき予め記憶した部品の情報(識別情報や製造情報等)を外部装置に向けて近距離無線等により送信する。これにより、RFIDタグは、貼りつけられた部品の情報を外部装置に無線で通知できる。
上記のアンテナ装置100は、給電点にIC105を搭載することで、例えばRFIDタグとして機能するが、実装したIC105の機能に応じてRFIDタグに限らず、外部機器との間で無線通信を行う各種電子機器に適用できる。また、給電点に必ずしもIC105を搭載する必要はなく、給電点を外部導出して無線通信部に接続可能なアンテナ装置100とすることもできる。
外装110は、誘電体等からなり、導電パターン102が形成された基材101の外径に対応して基材101全体を覆い、導電パターン102に対する外力から保護し、また、導電パターン102導電面を内部に位置させ表出させない。これにより、例えば、RFIDタグとして用いるアンテナ装置100は、外装110により全方向が保護され、金属等の部品にも貼付し使用できる。
上記構成のアンテナ装置100は、例えば、1枚の基材101の表面と裏面に導電パターン102をエッチングや3Dプリンタにより形成する。また、導電パターン102の接続部102ac,102bcは、はんだや、導電性を有し基材101をはさむ凹形状の導電キャップ、基材101を貫通するビア、等を用いて形成できる。このように、実施の形態1のアンテナ装置100は、導電パターンを折り畳むオーバーラップにより製造する既存の構造とは異なり、簡単に製造できる。
アンテナ装置100の各部の寸法は、例えば、導電パターン102を含む基材101の大きさは、長さが31mm、幅が23mm、厚さが1.2mmである。外装110による外装後のアンテナ装置100の大きさは、長さが35mm、幅が25mn、厚さが2mmである。
また、IC105は、例えば、インピーダンスが1700Ω,1.1pF、最小動作電力が−11dBmである。外部装置(リーダライタ)は、4Wの無線電力(EIRP:Equivalent Isotropically Radiated Power)、直線偏波により相互に無線通信を行う。
なお、第3導電パターン102cについても、表面同様に2分割してもよい。この場合、第3導電パターン102cに設けるギャップは任意の位置および傾斜角度を有してもよく、傾斜角度を有する場合、表面のギャップGの傾斜角度θが設けられた位置と同じ位置で設けてもよい。
図2は、実施の形態1にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は通信距離である。図1に示した実施の形態1のアンテナ装置100の特性Aと、既存技術によるオーバーラップで形成したアンテナ装置の特性Bを示している。
図2に示すように、EU(欧州)の通信周波数の上限(865〜868MHz)と、US(米国)の通信周波数の下限(902〜928MHz)との間においては、既存の技術および実施の形態1によるアンテナ装置100はいずれもほぼ同様の通信距離である。図2の中心周波数はいずれも885MHzであり、特性劣化は生じていない。
図3Aは、実施の形態1にかかるアンテナ装置のギャップの傾斜角度を説明する図である。図2のアンテナ装置100のギャップGの角度に対するアンテナ特性を説明する。図3AはギャップGの角度を説明するものであり、(a)はギャップGの傾斜角度θが0°(deg)であり、(b)はギャップGの傾斜角度が35°であることを示す。
図3Aの(a)に示すように、傾斜角度θが0°の場合、第1導電パターン102aの端部102aaと、第2導電パターン102bの端部102baは、水平な長さ方向(X軸)に位置する。また、図3Aの(b)に示すように、傾斜角度θが35°の場合、第1導電パターン102aの端部102aaと、第2導電パターン102bの端部102baは、水平な長さ方向(X軸)に対し、傾斜角度θで傾斜した方向となる。なお、アンテナ装置100(基材101)が上述した寸法例(長さが31mm、幅が23mm)の場合、ギャップGが基材101上で最も長くなる対角同士を結ぶとき35°となる。
図3Bは、実施の形態1にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。ギャップGの傾斜角度θを0°〜180°までの範囲で変更した場合のアンテナ特性を示すものであり、横軸が傾斜角度θを示す。そして、IC105のインピーダンス(1700Ω、1.1pF)のとき、(a)はSパラメータの|S11|(反射成分)が最小となる周波数(GHz)、(b)は周波数885MHzにおけるゲイン(dB)を示す。
図3Bの(a)では、ギャップGの傾斜角度θを0°から徐々に大きくしていくと、次第に周波数が低くなり、最小点Pfの傾斜角度θは35°である。この後、傾斜角度θを増加させるにしたがい周波数が増加していく。ただし、最小点Pfの傾斜角度θ35°に近い傾斜角度θの40°付近に特異点Xが生じている。ここで図3Bの(a)においては、周波数ができるだけ低いことが望ましい。
図3Bの(b)では、ギャップGの傾斜角度θを0°から徐々に大きくしていくと、次第にゲインが低くなり、特性が連続する最小点Pgの傾斜角度θは35°である。この後、傾斜角度θを増加させるにしたがいゲインが増加していく。ただし、傾斜角度θ35°に近い傾斜角度θの40°付近に特性が連続せず、極端にゲインが低い特異点Xが生じている。
図3Bに示すように、ギャップGの傾斜角度θは、(a)の|S11|が最小となる周波数と、(b)のゲインとの組み合わせにより最適角度を選択することが望ましい。また、特異点Xを除く傾斜角度θとする必要がある。アンテナ装置100(基材101)が上述した寸法例(長さが31mm、幅が23mm)の場合、図3Bによれば、ギャップGの傾斜角度θは、基材101上で最も長くなる対角同士を結ぶ35°が好ましい。
このように、ギャップGの傾斜角度θは、アンテナ装置100(基材101)の長さおよび幅に基づき、前記基材の表面側で導電パターン102のループ長が長くなる角度を選択する。
図4は、実施の形態のアンテナ装置の小型化を説明するための図である。図4(a)〜(d)は、いずれも実施の形態1で示したアンテナ装置100(中心周波数885MHz)と同様の特性を得るためのアンテナ装置の寸法を示す。図4におけるアンテナ装置は、単純に基材101の表裏に折り返す形(オーバーラップに相当)で導電パターン102を形成し、ギャップGに傾斜を持たせない(傾斜角度θ=0°)とした場合の各例を示す。
図4(a)のように、導電パターン102をアンテナ装置100の長手方向にループさせた場合(ギャップGがY軸方向)、長手方向(X軸)が62mm、短手方向(Y軸)が25mmとなる。また、図4(b)のように、導電パターン102をアンテナ装置100の長手方向にループさせ(ギャップGがY軸方向)、長手方向と短手方向の長さを近づけたとする。この場合、図4(a)に比して、長手方向(X軸)が35mm、短手方向(Y軸)が39.2mm(+14.2mm)となる。
また、図4(c)のように、導電パターン102をアンテナ装置100の短手方向にループさせた場合(ギャップGがX軸方向)、図4(b)に比して、長手方向(X軸)が41.7mm(+6.7mm)、短手方向(Y軸)が25mmとなる。また、図4(d)のように、導電パターン102をアンテナ装置100の短手方向にループさせ(ギャップGがX軸方向)、長手方向と短手方向の長さを近づけたとする。この場合、図4(c)に比して、長手方向(X軸)が35mm、短手方向(Y軸)が42.5mm(+17.5mm)となる。
これら図4(a)〜(d)に示すように、導電パターン102のギャップGに傾斜を持たせず、単にオーバーラップさせた場合は、いずれも上記のようにギャップGに傾斜角度θを持たせたアンテナ装置100よりも大型化することが示されている。
以上説明した実施の形態1によれば、芯材の表裏に導電パターンを設け、芯材の対角近傍同士を繋ぐ形で導電パターンを分割するギャップを設ける。そして、芯材の表面で分割した導電パターンは、対角近傍で裏面の導電パターンに接続する。これにより、寸法を小さくでき、かつ表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。
(実施の形態2)
図5,図6は、実施の形態2にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。上述した実施の形態1を基本構造とし、以下の各実施の形態ではアンテナ装置100の他の構造例について説明する。
実施の形態2では、主に、芯材と、導電パターンを形成した基材とを接着剤等で貼り付ける多層構造とした例である。図5,図6において、実施の形態1と同様の構成部には同一の符号を付してある。なお、以下の説明では、アンテナ装置100全体を覆う外装110の説明および図の表記を省略することがある。
図5(a)に示すアンテナ装置100は、所定の剛性(強度)を有する芯材501の表裏にそれぞれ導電パターン102を形成した基材101を貼り付ける3層構造である。芯材501の材質は例えば所定の厚さを有するゴム等の誘電体であり、基材101の材質は例えばPETのフィルム等である。これら芯材501と、導電パターン102が形成された基材101は、実施の形態1同様の寸法(外形寸法)で形成される。
アンテナ装置100の表面側では、芯材501に向けて(図5の基材101の裏面)に導電パターン102を配置する。表面側の導電パターン102は、実施の形態1(図1等参照)と同様に、2分割された第1導電パターン102aと、第2導電パターン102bとが、傾斜角度θのギャップGを有して設けられている。
また、アンテナ装置100の裏面側では、芯材501に向けて(図5の基材101の表面)に導電パターン102を配置する。裏面側の導電パターン102は、例えば、実施の形態1(図1等参照)と同様に、基材101の全面に形成される。
そして、実施の形態1同様に、表面側の導電パターン102(102a,102b)は、それぞれ対角位置で裏面側の導電パターン102(102c)に導通接続される。ここで、裏面側の導電パターン102cの対角位置には、導電パターン102cにそれぞれ導通する接続部502を設ける。
接続部502は、基材101とともに導電パターン102cの面に対して折り曲げて形成される。接続部502は、芯材501の厚さに対応した側面502aと、導電パターン102a,102bにそれぞれ面する接触面502bを有する。
この接続部502は、アンテナ装置100(基材101)の長手方向(X軸)に交差する方向(Y軸)に切り込みが設けられ、側面502aおよび接触面502bが折り曲げて形成される。接続部502を長手方向(X軸)に交差する方向に切り込みを設けることで、長手方向(X軸)と平行に切り込みを設けた場合に比してアンテナ長を長くとることができる。
芯材501には、導電パターン102の接続部502が位置する対角部分にそれぞれ切欠き部501aが設けられる。
そして、芯材501の表面に、表面側の導電パターン102a,102bが形成された基材101を貼り付ける。また、芯材501の裏面に、裏面側の導電パターン102cが形成された基材101を接着剤等で貼り付ける。
この際、裏面側の導電パターン102cの対角部分に形成された接続部502の接触面502bが表面側の導電パターン102a,102bの対角部分に接触し、導電性の接着剤等で貼り付ける。
また、図5(a)に示す501bは、芯材501の切欠き部501aに取り付けられる補充材である。補充材501bは、例えば、芯材501に切欠き部501aを形成したときに取り外された部材であり、切欠き部501aの外径に対応する大きさ(長さ、幅、厚さ)を有する。より正確には、補充材501bは、接続部502(502a,502b)に接触する部分を、接続部502(基材101と導電パターン102)の厚さ分だけ薄く形成する。
上記のように、芯材501の表裏に導電パターン102を取り付けた後、補充材501bを切欠き部501a部分に接着剤等で固定する。これにより、切欠き部501a部分に位置する接続部502を挟み安定して導電パターン102a,102bに接触させることができる。
図5(b)は、補充材501bがない点を除いて図5(a)と同様の構成である。補充材501bを設けない場合であっても、外装110の形成時や、他の補充材の充填等により切欠き部501a部分を埋める構成とすることができる。
図6に示すアンテナ装置100の例では、図5(a)に示した各部の構成に加えて、芯材501の表面に粘着層601を配置したものである。粘着層601は、両面テープ等の両面に粘着面を有し、例えば、0.1mmの厚さを有する。粘着層601は、導電性を有さない構成である。この粘着層601は、芯材501の外径に対応した大きさ(長さ、幅)を有し、切欠き部501a部分の上部にも設けられる。
図6の構成によれば、粘着層601により、芯材501と導電パターン102が形成された基材101との接着を容易に行うことができる。なお、図6の例では、粘着層601を芯材501の表面にのみ設けたが、芯材501の裏面に同様に設けることができる。
また、裏面の第3導電パターン102cの接続部502は、導電性を有さない粘着層601を介して表面の第1導電パターン102a、および第2導電パターン102bに接続されることになる。
粘着層601は、上記の薄厚(0.1mm)であり、接続部502が直接、第1導電パターン102aおよび第2導電パターン102bに接触せずとも、導電パターン102c同士を高周波結合させることができ、所定のアンテナ特性を得ることができる。また、粘着層601は、第1導電パターン102a、第2導電パターン102bのギャップGの位置に沿って2分割して形成してもよい。
図7は、実施の形態2にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は通信距離である。実施の形態2のアンテナ装置100の特性Aと、既存技術によるオーバーラップで形成したアンテナ装置の特性Bを示している。
図7に示すように、EUの通信周波数の上限(865〜868MHz)と、USの通信周波数の下限(902〜928MHz)との間においては、既存の技術および実施の形態2によるアンテナ装置100はいずれもほぼ同様の通信特性を有する。
以上説明した実施の形態2によれば、芯材と、導電パターンを形成した表裏の基材からなる3層構造とした場合であっても、実施の形態1同様の作用効果を有する。すなわち、表面側の導電パターンは、対角近傍同士を繋ぐ形で導電パターンをギャップで分割し、分割した導電パターンは、対角近傍で裏面の導電パターンに接続する。これにより、寸法を小さくでき、かつ表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。
そして、実施の形態2によれば、芯材の表裏に設ける導電パターンを異なる層として別工程で予め形成しておくことができ、導電パターンの基材を芯材の表裏に貼り付けるだけで簡単に製造することができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかるアンテナ装置を示す斜視図である。図8の(a)はアンテナ装置100を表面から見た斜視図、(b)は裏面から見た斜視図である。
図8(a)に示すように、アンテナ装置100の表面の導電パターン102は、長辺の中央で2分割して図示の上半部に第1導電パターン102aを設け、下半部に第2導電パターン102bを設ける。なお、これら第1導電パターン102a,第2導電パターン102bは、実施の形態2同様に、基材101上で芯材501側に向けて(図8(a)の裏面に)設けられている。
第1導電パターン102aと第2導電パターン102bは、櫛歯状で互いの領域に入り込んで形成され、対応して第1導電パターン102aと第2導電パターン102bとの間のギャップGは、図の上下方向に蛇行して形成されている。このようなインターデジタル構造により、アンテナ装置100は、限られたサイズの中でインダクタンスを大きくし、ループアンテナのループ長をできるだけ長くできる。なお、IC105が設けられる給電部等には所定容量のキャパシタンスを設ける。
図8(b)に示すように、アンテナ装置100の裏面の導電パターン102は、基材101の全面に第3導電パターン102cを設ける。この第3導電パターン102cについても、実施の形態2同様に、基材101上で芯材501側に向けて(図8(b)の裏面に)設けられている。
第3導電パターン102cには、実施の形態2同様に対角部分に接続部802が設けられている。一方の接続部802は、第3導電パターン102cを第1導電パターン102aに接続し、他方の接続部802は、第3導電パターン102cを第2導電パターン102bに接続する。
図9、図10は、実施の形態3にかかるアンテナ装置を示す分解斜視図である。図9の例では、第1導電パターン102aと第2導電パターン102bが裏面(芯材501側)に形成された基材101を芯材501の表面側に貼り付ける。また、第3導電パターン102cが表面(芯材501側)に形成された基材101を芯材501の裏面側に貼り付ける。
第3導電パターン102cには、基材101の対角部分に接続部802が形成されている。接続部802は、第3導電パターン102cの一方の対角から芯材501の厚さに対応した側面802aと、導電パターン102a,102bにそれぞれ面する接触面802bを有する。一方の接続部802の接触面802bは、第1導電パターン102aに接続され、他方の接続部802の接触面802bは、第2導電パターン102bに接続される。
図9の例では、芯材501上には、実施の形態2(図6)同様に粘着層601が設けられ、芯材501表面に第1導電パターン102aおよび第2導電パターン102bが形成された基材101を接着保持する。接続部802の接触面802bは、粘着層601を介して第1導電パターン102aおよび第2導電パターン102bに接続される。
また、501bは、芯材501の切欠き部501aに取り付けられる補充材である。補充材501bは、例えば、芯材501に切欠き部501aを形成したときに取り外された部材であり、切欠き部501aの外径に対応する大きさ(長さ、幅、厚さ)を有する。この補充材501bは、芯材501の全幅方向(Y軸)に延びる部材であるため、実施の形態2の如く長さ(X軸)および幅(Y軸)にそれぞれ切り欠く手間を省くことができ、また、所定の大きさがあるためハンドリングしやすく組み立ても容易に行える。
図10は、図9で説明した粘着層601を省いた構成である。この場合、接続部802の接触面802bは、第1導電パターン102aおよび第2導電パターン102bに直接接続される。
図11は、実施の形態3にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は通信距離である。図11に示すように、EUの通信周波数の上限(865〜868MHz)と、USの通信周波数の下限(902〜928MHz)との間において、既存の技術、および実施の形態3によるアンテナ装置100はいずれもほぼ同様の通信特性を有する。既存の技術は、例えば、上記特許文献2等のインターデジタル構造である。
以上説明した実施の形態3によれば、芯材と、インターデジタル構造の導電パターンを形成した表裏の基材からなる3層構造とした場合であっても、実施の形態1同様の作用効果を有する。すなわち、表面側の導電パターンは、ギャップで分割された導電パターンを対角近傍で裏面の導電パターンに接続する。これにより、寸法を小さくでき、かつ表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。
また、実施の形態3によれば、実施の形態2同様に、芯材の表裏に設ける導電パターンを異なる層として別工程で予め形成しておくことができ、導電パターンの基材を芯材の表裏に貼り付けるだけで簡単に製造することができる。
そして、実施の形態3に示したように、表面側の第1導電パターンと第2導電パターンは、既存のインターデジタル構造にも適用することができる。表面側の第1導電パターンと第2導電パターンを裏面側の第3導電パターンに対角位置で接続することで、小型化およびアンテナ特性が良好なアンテナ装置を簡単に製造できるようになる。
(実施の形態4)
図12は、実施の形態4にかかるアンテナ装置を示す図である。実施の形態4は、実施の形態1で説明したアンテナ装置100の変形例である。各部の構成や寸法は実施の形態1と同様であり、同一の構成部には同一の符号を付してある。
実施の形態4では、表裏に貫通する開口部1201を形成したものである。開口部1201は、表面側の導電パターン102および基材101と、芯材501と、裏面側の導電パターン102とを貫通する。
開口部1201は、図12に示すように、接続部102ac,102bcを設けた一対の対角位置以外の残る対角位置付近に2か所設けている。
図13は、実施の形態4にかかるアンテナ装置の開口部を設ける位置を説明する図である。図13には、実施の形態1のアンテナ装置100、すなわち開口部1201を設けない状態における電流分布(870MHz)を電磁界シミュレーションした図を示す。図13(a)はアンテナ装置100の表面側、図13(b)はアンテナ装置100の裏面側の電流分布を示している。
これらの図に示すように、電流分布が低い領域L部分は、アンテナ特性に影響を与えないため、開口部1201を設けることができる。図13に示す位置は、図12に示した接続部102ac,102bcを設けた一対の対角位置以外の残る対角位置付近の2か所に相当する。
図13に示す例では、基材101(および芯材501)の端面に連続する形で3角形状の切り込みを形成して開口部1201とした例である。このほか、開口部1201は、基材101(および芯材501)の端面から離れた位置に打ち抜き等で形成してもよい。
図14は、実施の形態4にかかるアンテナ装置の通信特性を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は通信距離である。実施の形態4のアンテナ装置100の特性Aは、実施の形態1の特性に対し下方にシフトした中心周波数(0.865MHz)となるが、ほぼ同様の通信距離を得ることができる。
実施の形態4によれば、実施の形態1同様の作用効果に加えて、開口部を形成することで、アンテナ装置に可撓性を持たせることができるようになり、アンテナ装置を曲げやすくできる。一方、アンテナ装置に対する曲げの力が加わっても破損を防ぐことができるようになる。
(既存技術との対比)
次に、既存技術によるアンテナ装置と、上述した実施の形態によるアンテナ装置と対比説明する。図15A、図15Bは、既存のオーバーラップ構造によるアンテナ装置の製造過程を示す図である。
図15Aの(a)に示すように、アンテナ装置1500は、3分割されたPET等の基材1501の中央部1501aの表面に、所定形状のギャップGを有してインターデジタル構造の第1導電パターン1502aと、第2導電パターン1502bが形成される。
基材1501は、中央部1501aに対し、曲げ部1503を介して左右に設けられる側部1501b,1501cが同じ外径(幅および長さ)を有し、中央部1501a部分にそれぞれ折り曲げ可能である。一方の側部1501bの表面には第1導電パターン1502aが連続して形成され、他方の側部1501cの表面には第2導電パターン1502bが連続して形成されている。
基材1501の中央部1501aの中心位置には、IC1505が設けられ、IC1505は、給電部を介して第1導電パターン1502aと、第2導電パターン1502bに接続される。
この後、図15Aの(b)に示すように、中央部1501aにゴム等の誘電体からなる芯材1506を貼りつける。例えば、中央部1501aの表面上に芯材1506を貼り付ける。
この後、図15Aの(c)に示すように、一方の側部1501bを曲げ部1503を中心として裏面側に折り曲げる。これにより、図15Bの(d)に示すように、一方の側部1501bは中央部1501aの裏面側に重なった状態となる。
この後、図15Bの(e)に示すように、他方の側部1501cを曲げ部1503を中心として裏面側に折り曲げる。これにより、図15Bの(f)に示すように、他方の側部1501cは中央部1501aの裏面側に重なった状態となる。
この際、一方の側部1501bの表面に形成された第1導電パターン1502aと、他方の側部1501cの表面に形成された第2導電パターン1502bは、基材1501である側部1501bおよび側部1501cを間に挟んで位置する。第1導電パターン1502aと第2導電パターン1502bは非接触(非導通)である。
このような既存のオーバーラップ構造の場合、アンテナ装置1500の製造に手間がかかった。ここで、図15Aの(c)と図15Bの(e)に示した基材1501の側部1501b,1501cの折り曲げを同時に行ったとする。この場合でも、図15Aの(b)の芯材1506を基材1501に貼る作業と、図15Aの(c)の一方の側部1501bを基材の中央部1501aに貼る作業が必要となる。さらに、図15Bの(e)の他方の側部1501cを基材の中央部1501aに貼る作業が必要となり、製造にかかる全体の工数が増加した。
さらに、一方および他方の側部1501b,1501cを折り曲げた時、例えば、基材1501がPETの場合、曲げ部1503にふくらみができて中央部1501aと、側部1501b、1501cとの間に隙間が生じる。また、側部1501b,1501cが曲げ部1503に沿って折り曲げ線に沿わずに曲がる場合がある。これらにより、中央部1501aに対し、重ねた側部1501b,1501cに傾きが生じると、アンテナ特性が劣化する。
これらを解消するために、アンテナ面同士の重ね合わせの精度を持たせるには、製造工程中で作業者が製品ごとに個別に確認および手作業する等、工数が増大することとなり容易に製造できなかった。
これに対し、実施の形態では、アンテナ面となる基材そのものを折り曲げることなく、アンテナを多層構造に形成するため、上記のような既存のオーバーラップで生じるアンテナ面同士の傾きや、曲げ箇所でのふくらみの発生等の不具合を生じることがない。これにより、既存のオーバーラップ構造による製造に比べてより簡単に、かつ精度よく製造でき、所定のアンテナ精度を得ることができるようになる。
以上説明した実施の形態によれば、芯材の表裏に導電パターンを設け、芯材の対角近傍同士を繋ぐ形で導電パターンを分割するギャップを設け、芯材の表面で分割した導電パターンは、対角近傍で裏面の導電パターンに接続する構造とした。これにより、アンテナ装置全体の寸法を小さくしつつ、表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。
また、アンテナ装置を芯材と、芯材に貼り付ける導電パターンとした多層構造とすることもできる。例えば、芯材の表裏に導電パターンを形成した基材を貼り付けた3層構造にできる。この多層構造においても、表面側の導電パターンは、対角近傍同士を繋ぐ形で導電パターンをギャップで分割し、分割した導電パターンは、対角近傍で裏面の導電パターンに接続する。これにより、アンテナ装置全体の寸法を小さくでき、かつ表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。また、芯材の表裏に設ける導電パターンは異なる層であり、別工程で予め形成しておくことができ、導電パターンの基材を芯材の表裏に貼り付けるだけで簡単に製造することができる。
さらに、芯材と、インターデジタル構造の導電パターンを形成した表裏の基材からなる多層構造にもできる。この場合、表面側の導電パターンは、ギャップで分割された導電パターンを対角近傍で裏面の導電パターンに接続する。これにより、インターデジタル構造の導電パターンにより、アンテナ装置全体の寸法を小さくでき、かつ表裏の導電パターンのループ長を長くとることができ、アンテナ特性を向上できるようになる。
さらに、アンテナ装置の表裏を貫通して電流分布が低い領域に開口部を形成することで、アンテナ装置に可撓性を持たせることができるようになり、アンテナ装置を曲げやすくできる。また、アンテナ装置に対する曲げの力が加わっても破損を防ぐことができるようになる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)誘電体の表裏にそれぞれ導電パターンが形成され、
表面の導電パターンは、所定のギャップを有して2分割され、前記ギャップ間に給電点を有し、
前記2分割されたそれぞれの導電パターンは、一対の対角に設けられた所定長さの接続部を介して、裏面の導電パターンに接続されたことを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)前記ギャップは、前記誘電体の長さおよび幅に基づき、2分割された前記導電パターンのループ長が長くなる、前記誘電体の辺に対する傾斜角度を有して設けられたことを特徴とする付記1に記載のアンテナ装置。
(付記3)前記ギャップの傾斜角度は、Sパラメータが最小となる周波数とゲインに基づき設定することを特徴とする付記2に記載のアンテナ装置。
(付記4)前記ギャップは、前記接続部が設けられた前記一対の対角近傍同士を繋ぐ所定角度(θ)を有して設けられたことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記5)前記接続部は、前記一対の対角において、表裏の導電パターンを導通接続する導電キャップ、ビア、またははんだ付け、のいずれかであることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記6)前記導電パターンは、前記誘電体の表面にエッチングまたは3Dプリンタにより形成されたことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記7)前記導電パターンは、誘電体のフィルム上に形成され、前記フィルムを所定厚さの芯材の表裏に貼り付けた多層構造であることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記8)前記表裏の導電パターンは、それぞれ誘電体側に面して当該誘電体に貼りつけられ、前記裏面の導電パターンを折り曲げて接触面が形成され、
前記芯材は、前記接続部の部分に切欠き部が設けられ、
前記切欠き部を介して裏面の前記導電パターンの前記接触面が、表面の前記導電パターンに導通接続されたことを特徴とする付記7に記載のアンテナ装置。
(付記9)前記切欠き部に、前記導電パターンの前記接触面を挟み保持する誘電体の補充材を設けたことを特徴とする付記8に記載のアンテナ装置。
(付記10)前記裏面の導電パターンは、ループ長が長くなる方向に対応した切込みにより、前記接触面が形成されたことを特徴とする付記8または9に記載のアンテナ装置。
(付記11)前記芯材と表裏の前記導電パターンとの間に薄厚の粘着層を設け、
前記接触面は、表面の前記導電パターンに高周波結合されたことを特徴とする付記8〜10のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記12)前記導電パターンおよび前記芯材には、前記導電パターン表面上の電流分布が低い領域に開口部を設けたことを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記13)表面の前記導電パターンは、インターデジタル構造でパターン形成されたことを特徴とする付記1〜12のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記14)前記芯材の表裏に形成された前記導電パターンを含む全体を覆う外装を有することを特徴とする付記1〜13のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(付記15)付記1〜14のいずれか一つに記載のアンテナ装置の前記給電点に無線通信用のICを備えたことを特徴とする電子機器。
(付記16)前記電子機器は、RFIDタグであることを特徴とする付記15に記載の電子機器。
100 アンテナ装置
101 基材
102 導電パターン
102a 第1導電パターン
102b 第2導電パターン
102c 第3導電パターン
102ac,102bc,502,802 接続部
105 IC
110 外装
501 芯材
501a 切欠き部
501b 補充材
502a 側面
502b 接触面
601 粘着層
802a 側面
802b 接触面
G ギャップ

Claims (14)

  1. 誘電体の表裏にそれぞれ導電パターンが形成され、
    表面の導電パターンは、所定のギャップを有して2分割され、前記ギャップ間に給電点を有し、
    前記2分割されたそれぞれの導電パターンは、一対の対角に設けられた所定長さの接続部を介して、裏面の導電パターンに接続されたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記ギャップは、前記誘電体の長さおよび幅に基づき、2分割された前記導電パターンのループ長が長くなる、前記誘電体の辺に対する傾斜角度を有して設けられたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記ギャップの傾斜角度は、Sパラメータが最小となる周波数とゲインに基づき設定することを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ギャップは、前記接続部が設けられた前記一対の対角付近同士を繋ぐ所定角度を有して設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  5. 前記接続部は、前記一対の対角において、表裏の導電パターンを導通接続する導電キャップ、ビア、またははんだ付け、のいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  6. 前記導電パターンは、前記誘電体の表面にエッチングまたは3Dプリンタにより形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  7. 前記導電パターンは、誘電体のフィルム上に形成され、前記フィルムを所定厚さの芯材の表裏に貼り付けた多層構造であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  8. 前記表裏の導電パターンは、それぞれ誘電体側に面して当該誘電体に貼りつけられ、前記裏面の導電パターンを折り曲げて接触面が形成され、
    前記芯材は、前記接続部の部分に切欠き部が設けられ、
    前記切欠き部を介して裏面の前記導電パターンの前記接触面が、表面の前記導電パターンに導通接続されたことを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記切欠き部に、前記導電パターンの前記接触面を挟み保持する誘電体の補充材を設けたことを特徴とする請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記裏面の導電パターンは、ループ長が長くなる方向に対応した切込みにより、前記接触面が形成されたことを特徴とする請求項8または9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記芯材と表裏の前記導電パターンとの間に薄厚の粘着層を設け、
    前記接触面は、表面の前記導電パターンに高周波結合されたことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  12. 前記導電パターンおよび前記芯材には、前記導電パターン表面上の電流分布が低い領域に開口部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  13. 表面の前記導電パターンは、インターデジタル構造でパターン形成されたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一つに記載のアンテナ装置の前記給電点に無線通信用のICを備えたことを特徴とする電子機器。
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