JP2019000780A - インクジェット塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットヘッド部を傾斜させた場合であっても吐出検査に要する時間が増大するのを回避することができるインクジェット塗布装置を提供する。【解決手段】基材を載置するステージユニットと、ステージユニットを跨いで設けられ、ステージユニットと一方向に相対的に移動可能なガントリ部と、ガントリ部に回転可能に設けられ、基材上にインクPを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッド部と、ガントリ部に設けられ、インクジェットヘッド部から吐出された液滴を撮像するカメラ部と、を備えるインクジェット塗布装置であって、ステージユニットは、基材を載置するステージ本体部と、インクジェットヘッドからインクPを吐出して吐出位置を確認するためのテストステージ部とを有しており、少なくともテストステージ部は、インクジェットヘッド部の回転に応じて回転可能に形成されるように構成する。【選択図】図7
Description
本発明は、基材上に液滴を吐出して所定パターンの塗布膜を形成するインクジェット塗布装置に関するものである。
インクジェット塗布技術は、カラーフィルタ等のように基板上に格子状に形成された各画素(膜形成領域)にインク(液滴)を吐出してR,G,Bの塗布膜を形成するものに適用されている。近年では、有機EL、配向膜、回路配線パターンの製造にも適用されており、吐出位置の高精度化が求められている。
従来のインクジェット塗布装置は、図8に示すように、基材Wを載置するステージ100と、ステージ100を跨ぐように配置されたガントリ部101と、このガントリ部101に設けられたインクジェットヘッド部102とを有しており、インクジェットヘッド部102に設けられた多数のノズルからインクPを吐出して基材W上に塗布膜(膜パターン)を形成できるように構成されている。すなわち、ガントリ部101がステージ100に対して相対的に移動し(X軸方向に移動し)、インクジェットヘッド部102がガントリ部101に沿って移動することにより(Y軸方向に移動することにより)、設定された吐出位置に着弾させることができるようになっている。
また、ステージ100近くには、インクジェットヘッド部102から吐出されるインクPの吐出位置精度を確認する吐出検査を行うためのテストステージ部103が設けられている。すなわち、吐出検査では、テストステージ部103の検証基材Wt上にインクPを着弾させた後、ガントリ部101に設けられたカメラ部104(例えば、ラインスキャンカメラ)によりテストステージ部103に吐出されたインクPの位置を撮像することにより、各ノズルの吐出位置の確認が行われる。
具体的には、図9に示すように、インクジェットヘッド部102をテストステージ部103に移動させ、インクPを吐出させる(図9(a))。そして、図9(b)に示すように、カメラ部104をガントリ部101に沿って一方向(Y軸方向)に移動させて基材Wに着弾されたインクPを撮像し、吐出位置、ピッチの確認が行われる。その後、基材W上に膜パターンを形成するための吐出位置の補正が行われ、実際にステージ100上の基材WにインクPが吐出され膜パターンが形成される。
近年では、インクジェットヘッド部102を移動方向に対して傾斜させるように構成し、インクジェットヘッド部102を改造、交換することなく、ノズル間ピッチを小さくして高精度化への対応が行われている。このようなインクジェット塗布装置に吐出検査を行うと、図10(a)に記載されるように、テストステージ部103の検証基材Wt上には、それぞれのノズルから吐出される液滴が傾斜した状態で着弾される。この着弾された液滴をカメラ部104により撮像しようとすると、液滴が傾斜上に並んでいるため、図10(b)の矢印で示すように、ガントリ部101のX軸方向の移動とカメラ部104のY軸方向の移動とを交互に繰り返しながら撮像を行う必要があり、上述した従来のようにカメラ部104の一方向の走査によって連続して撮像することができず、吐出検査に要する時間が大幅に増大するという問題があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、インクジェットヘッド部を傾斜させた場合であっても吐出検査に要する時間が増大するのを回避することができるインクジェット塗布装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のインクジェット塗布装置は、基材を載置するステージユニットと、前記ステージユニットを跨いで設けられ、前記ステージユニットと一方向に相対的に移動可能なガントリ部と、前記ガントリ部に回転可能に設けられ、基材上に液滴を吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッド部と、前記ガントリ部に設けられ、前記インクジェットヘッド部から吐出された液滴を撮像するカメラ部と、を備えるインクジェット塗布装置であって、前記ステージユニットは、基材を載置するステージ本体部と、前記インクジェットヘッドから液滴を吐出して吐出位置を確認するためのテストステージ部とを有しており、少なくとも前記テストステージ部は、前記インクジェットヘッド部の回転に応じて回転可能に形成されていることを特徴としている。
上記インクジェット塗布装置によれば、テストステージ部がインクジェットヘッド部の回転に応じて回転可能に形成されているため、吐出検査では、カメラ部をガントリ部に沿って一方向に移動させることにより連続して撮像することができる。すなわち、吐出検査を行う際、テストステージ部をインクジェットヘッド部の傾斜に合わせて回転させる。すなわち、インクジェットヘッド部がZ軸方向回りに回転した角度と同じ角度だけテストステージ部を回転させる。そして、この状態でテストステージ部上の検証基材上にインクを吐出することにより、検証基材上には、インクジェットヘッド部の傾斜に沿って液滴が配列した状態で着弾する。予定されたすべてのインクが着弾されると、テストステージ部を元の状態に戻す。これにより、検証基材上に着弾したインクの配列方向がガントリ部に沿う方向と同じ方向に配列された状態になる。その後、カメラ部をガントリ部に沿って移動させることにより、一方向の走査で着弾したインクを撮像することができる。したがって、インクジェットヘッド部を傾斜させた場合であっても、傾斜させない場合と同様に一方向の走査によって連続して撮像し吐出検査を行うことができるため、傾斜させない場合に比べて吐出検査に要する時間が増大するのを回避することができる。
また、前記ステージ本体部と、前記テストステージ部とが共通の回転機構により、前記インクジェットヘッドの回転に応じて回転するように形成されている構成にしてもよい。
この構成によれば、テストステージ部のみ回転させる場合に比べて、テストステージ部のみが回転することによりステージ本体部と接触するのを回避するためのスペースを省くことができる。
本発明によれば、インクジェットヘッド部を傾斜させた場合であっても吐出検査に要する時間が増大するのを回避することができる。
本発明のインクジェット塗布装置に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、インクジェット塗布装置の一実施形態を示す側面図であり、図2は、インクジェット塗布装置の上面図である。
インクジェット塗布装置は、図1、図2に示すように、基材Wを載置するステージユニット10と、基材Wに液滴P(塗布材料)を塗布する液滴ユニット2とを有しており、液滴ユニット2がステージユニット10に載置された基材W上を移動しつつ、液滴P(インクPともいう)を所定の着弾位置に吐出することにより、基材W上に塗布膜が形成される。
なお、以下の説明では、この液滴ユニット2が移動する方向をX軸方向(主走査方向)、これと水平面上で直交する方向をY軸方向(副走査方向)、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることとする。
インクジェット塗布装置は、基台1を有しており、この基台1上にステージユニット10、液滴ユニット2が設けられている。具体的には、基台1上にステージユニット10が設けられており、このステージユニット10をY軸方向に跨ぐように液滴ユニット2が設けられている。
ステージユニット10は、基材Wを載置するものであり、基材Wを載置するステージ本体部11と、液滴ユニット2から吐出されるインクPの吐出位置を確認するためのテストステージ部12とを有している。本実施形態では、ステージ本体部11及びテストステージ部12は、長手方向を有する矩形状に形成されており、それぞれ長手方向がX軸方向に沿う方向に配置されている。また、テストステージ部12は、ステージ本体部11のY軸方向側面側に配置されている。
ステージ本体部11は、最終的に製品になる基材Wを載置するものであり、載置された基材Wが水平な姿勢を維持した状態で載置できるようになっている。具体的には、ステージ本体部11の表面は、平坦に形成されており、その表面には、吸引孔が複数形成されている。この吸引孔には真空ポンプが接続されており、ステージ本体部11の表面に基材Wを載置した状態で真空ポンプを作動させることにより、吸引孔に吸引力が発生し、基材Wが水平な姿勢でステージ本体部11の表面に吸着保持できるようになっている。
また、テストステージ部12は、吐出検査を行うためのものであり、インクジェットヘッド部21から吐出される液滴Pの吐出位置の精度を確認する。このテストステージ部12は、液滴Pを吐出するためのフィルム状の検証基材Wtが供給されるように構成されており、2つのローラ間に検証基材Wtが架け渡されて形成されている。すなわち、供給側ローラから巻取側ローラに検証基材Wtが供給され、吐出検査時には、各ローラ間の検証基材Wtに液滴Pが吐出される。そして、吐出検査が終了すると、液滴Pが吐出された検証基材Wtが巻き取られ、次回の吐出検査に備えて新たな検証基材Wtが供給されるようになっている。本実施形態では、検証基材WtがX軸方向に搬送されるように配置されており、検証基材Wtの長手方向がX軸方向と一致するように配置されている。
また、液滴ユニット2は、基材W上に塗布材料である液滴Pを着弾させて塗布するものであり、塗布材料を吐出するインクジェットヘッド部21と、このインクジェットヘッド部21を支持するガントリ部22とを有している。
このガントリ部22は、ステージ本体部11のY軸方向両外側に配置される脚部22aと、これらの脚部22aを連結しY軸方向に延びるビーム部材22bとを有する略門型形状に形成されている。そして、このビーム部材22bにインクジェットヘッド部21が取付けられており、ガントリ部22は、ステージ本体部11をY軸方向に跨いだ状態でX軸方向に移動可能に取り付けられている。本実施形態では、基台1のY軸方向両端部分にはそれぞれX軸方向に延びるレール(不図示)が設置されており、脚部22aがこのレールにスライド自在に取り付けられている。そして、脚部22aにはリニアモータが取り付けられており、このリニアモータを駆動制御することにより、ガントリ部22がX軸方向に移動し、任意の位置で停止できるようになっている。
また、ビーム部材22bは、両脚部22aを連結する柱状部材である。このビーム部材22bには、インクジェットヘッド部21が取付けられている。具体的には、ビーム部材22bのX軸方向一方側の側面に、インクジェットヘッド部21が取り付けられており、このインクジェットヘッド部21に設けられたノズル31a,41a(図3参照)がステージ本体部11の表面に向く姿勢で取付けられている。したがって、ガントリ部22がX軸方向に移動又は停止するにしたがって、インクジェットヘッド部21もそれに付随してX軸方向に移動又は停止を行うことができ、ガントリ部22の移動量を調節することにより、ステージ本体部11の表面に載置された基材W上にインクジェットヘッド部21を位置させて基材W上に塗布材料である液滴Pを吐出できるようになっている。
また、インクジェットヘッド部21は、複数のノズル31a,41aを一体化させたものである。本実施形態では、インクジェットヘッド部21は、複数のノズル31aを有する第1ノズルユニット30と、複数のノズル41aを有する第2ノズルユニット40とを有しており、第1ノズルユニット30と第2ノズルユニット40とがX軸方向に互いに隣接して配置された状態で固定されている。本実施形態では、ノズル31aとノズル41aは同じノズルが用いられており、同じ大きさの粒径を吐出できるようになっているが、ノズル31aとノズル41aとで異形ノズルを用いて粒径の異なるインクPを吐出できる構成にしてもよい。
このインクジェットヘッド部21は、ビーム部材22bに沿ってY軸方向に第1ノズルユニット30と第2ノズルユニット40とが一体となって移動できるようになっている。具体的には、ビーム部22b上にはY軸方向に延びるレール(不図示)が設けられており、このレールにインクジェットヘッド部21がスライド自在に取り付けられている。そして、リニアモータを駆動制御することにより任意の位置に移動、及び、停止できるようになっている。そして、インクジェットヘッド部21は、Y軸方向に微少移動できようになっており、基材Wに対してY軸方向の所定位置に塗布材料である液滴Pを精度よく着弾させることができる。すなわち、インクジェットヘッド部21がY軸方向に移動し、ステージ10がX軸方向に移動することにより、インクジェットヘッド部21とステージユニット10とが相対的に移動し、ステージユニット10上の基材Wの所定位置に精度よく液滴Pを着弾させることができるようになっている。
第1ノズルユニット30は、図3に示すように、ノズル31aを有する複数のヘッドモジュール31を備えている。本実施形態では、複数のヘッドモジュール31がY軸方向に沿って配列されており、塗布方向に対して直交する方向に配置されている。ヘッドモジュール31は、複数のノズル31aを有しており、ノズル31aが一方向に所定の配列ピッチで整列した状態で設けられている。このノズル31aは、汎用性のあるノズルが使用されており、ヘッドモジュール31に駆動電圧が印加されると、各ノズル31aに共通の駆動電圧が印加され、各ノズル31aから所定の液量の液滴Pが吐出されるようになっている。
また、ヘッドモジュール31は、それぞれが互いに重複する部分を有するようにずらして配置されている。図3の例では、隣接するヘッドモジュール31がX軸方向に交互にずらして配置されている。すなわち、これらのヘッドモジュール31は、ノズル31aの配置間隔とヘッドモジュール31の両端部分とでは寸法が異なっているため、この両端部分の寸法分を相殺できるようにX軸方向にずらしつつY軸方向に配列される。すなわち、第1ノズルユニット30は、X軸方向に見て通常ノズル31aがY軸方向に等間隔で配置されており、第1ノズルユニット30全体としてX軸方向に見て、すべての通常ノズル31aがY軸方向に沿って一定の配列ピッチで配列され、X軸方向から見てY軸方向に亘って等間隔で配置されている。
なお、第2ノズルユニット40は、第1ノズルユニット30と同じ構成であるため、説明を省略する。
また、本実施形態では、インクジェットヘッド部21がガントリ部22に対して回転可能に形成されている。具体的には、ガントリ部22のビーム部材22aに、インクジェットヘッド部21がZ軸回りに回転できるように取り付けられており、インクジェットヘッド部21は、ノズル31a,41aの配列方向がY軸方向に一致する初期状態から、X軸方向に対して任意の角度に傾斜した傾斜状態で固定されるように構成されている。これにより、インクジェットヘッド部21に配列されたノズルピッチよりも小さいピッチで基材上にインクPを着弾させることができる。
すなわち、図4に示すように、初期状態では、図4(a)に示すように、Y軸方向においてノズル間隔αに設定されているが、インクジェットヘッド部21を傾斜させて傾斜状態にすると図4(b)に示すように、すべてのノズル31a,41aの配列方向がX軸方向に対して所定の角度有する傾斜状態になり、Y軸方向において、ノズル間隔αよりも小さいノズル間隔β(<α)にすることができる。これにより、インクジェットノズル部21の第1ノズルユニット30及び第2ノズルユニット40自体をノズル間隔の小さいものに付け替えることなく、高解像度ディスプレイなど、高精細な吐出位置を要する製品にも対応することができる。なお、インクジェットヘッド21の角度は、要求される吐出位置の解像度によってノズルピッチが決まるため、インクジェットヘッド21は、そのノズルピッチに応じた角度に傾斜した状態に固定される。
また、ガントリ部22のビーム部材22bには、カメラ部5が取り付けられている。このカメラ部5は、テストステージ部12に着弾された液滴Pを撮像するものであり、レンズが下向きになるように取り付けられている。本実施形態では、ビーム部材22bのインクジェットヘッド21と同じ側に取り付けられている。このカメラ部5は、ビーム部材22bの長手方向(Y軸方向)に沿って移動できるようになっている。
具体的には、ビーム部22b上にはビーム部22bの長手方向に延びるレール(不図示)が設けられており、カメラ部5がこのレールにスライド自在に取り付けられている。そして、リニアモータを駆動制御することにより任意の位置に移動、及び、停止できるようになっている。また、本実施形態では、カメラ部5の撮像範囲51は、図5に示すように、ビーム部22bの長手方向と直交する方向(X軸方向)に延びる矩形状に設定されており、第1ノズルユニット30又は第2ノズルユニット40のX軸方向の幅寸法よりも少し大きい範囲に設定されている。これにより、テストステージ部12上でカメラ部5をビーム部22bの長手方向に移動させることにより、第1ノズルユニット30又は第2ノズルユニット40から吐出された液滴Pを撮像することができる。すなわち、カメラ部5は、一度目の一方向の走査(往路)で一方のノズルユニット(例えば第1ノズルユニット30)から吐出された液滴Pを連続的に撮像し、次の一方向の走査(復路)で、もう一方のノズルユニット(例えば第2ノズルユニット)から吐出された液滴Pを連続的に撮像することにより、インクジェットヘッド部21から吐出される実際の液滴Pすべての着弾位置を取得することができる。これにより、カメラ部5により撮像された液滴Pの位置から制御装置(不図示)により着弾位置精度、着弾ピッチが検出されることにより、ノズル31a,41aの実際の着弾位置を把握することができる。
また、本実施形態では、ステージユニット10が回転できるように形成されている。本実施形態では、ステージ本体部11とテストステージ部12とがZ軸回りに回転できるように構成されている。具体的には、基台1とステージ本体部11との間に回転機構が設けられ、ステージ本体部11が基台1に対してZ軸回りに回転できるようになっている。また、テストステージ部12はステージ本体部11と連結されて固定されている。したがって、ステージ本体部11がZ軸回りに回転すると、テストステージ部12はステージ本体部11を中心に回転するようになっている(図6(a)→図6(b))。本実施形態では、インクジェットヘッド部21の回転角度に応じて回転するように構成されており、ステージ本体部11及びテストステージ部12は、インクジェットヘッド部21の傾斜角度と同じ傾斜角度になるように回転できるように構成されている。このテストステージ部12が回転することにより、インクジェットヘッド部21が回転した場合でも、回転しない場合と同様に吐出検査することができる。
すなわち、通常の吐出検査では、インクジェットヘッド部21が回転しないため、ステージユニット10も回転させず、テストステージ部12は、テストステージ部12の長手方向がX軸方向に沿う方向に配置される通常状態に配置されている。そして、インクジェットヘッド部21をテストステージ部12まで移動させ、テストステージ部12上の検証基材Wt上に液滴Pを吐出する。検証基材Wt上には、図9(a)に示すように、初期状態のインクジェットヘッド部21では、ノズル31a,41aがY軸方向に配列されているため、着弾された液滴PはY軸方向に並んだ状態で配置されている。
次に、カメラ部5をテストステージ部12に移動させ、撮像範囲51がノズル31aから吐出された液滴P列の最端部であって撮像範囲51と液滴P列とが直交するように配置する(図5参照)。そして、カメラ部5をビーム部22bの長手方向(この場合、Y軸方向と一致)に移動させ(図9(b))、ノズル31aから吐出された液滴Pを連続的に撮像する。また、Y軸方向において、先とは逆方向に移動させてノズル41aから吐出された液滴Pを連続的に撮像する。撮像された液滴Pのデータは、制御装置により着弾位置精度、着弾ピッチが算出され、各ノズル31a,41a毎の着弾位置データが補正される。
次に、インクジェットヘッド部21を回転させた場合の吐出検査も同様に、傾斜状態のインクジェットヘッド部21からテストステージ部12に液滴Pを着弾させることによって行われる。具体的には、まず、通常状態のテストステージ部12を回転させる。すなわち、図6(a)に示すように、通常状態のテストステージ部12は、その長手方向がX軸方向になるように配置されているため、テストステージ部12を回転させてインクジェットヘッド部21と同じ回転角度sになるように傾斜させる(図6(b))。すなわち、テストステージ部12の長手方向がX軸方向に対して角度sになるように回転させる。この状態では、インクジェットヘッド部21のノズル31a、41aの配列方向がX軸方向に対して角度s有しているが、テストステージ部12の長手方向もX軸方向に対して角度sを有しているため、ノズル31a、41aとテストステージ部12との相対的な位置関係は、インクジェットヘッド部21が回転しない通常状態と同様である。
そして、インクジェットヘッド部21をテストステージ部12まで移動させ、テストステージ部12上の検証基材Wt上に液滴Pを吐出する。検証基材Wt上には、図7(a)に示すように、傾斜状態のインクジェットヘッド部21では、ノズル31a,41aの配列方向がX軸方向に対して角度s傾斜しているため、着弾された液滴PはX軸方向に対して角度s傾斜した方向に並んだ状態で配置されている。
次に、カメラ部5で着弾された液滴Pを撮像するが、図7(a)の状態では、カメラ部5の移動方向と液滴Pの配列方向が異なっているため、テストステージ部12を回転させて通常状態に戻す。すなわち、図7(b)に示すように、テストステージ部12の長手方向がX軸方向になるように回転させる。この状態では、検証基材Wt上に着弾された液滴Pの配列方向が初期状態と同様になる。そのため、通常状態と同様に、カメラ部5をテストステージ部12に移動させ、ノズル31a、41aから吐出された液滴Pを連続的に撮像する。撮像された液滴Pのデータは、制御装置により着弾位置精度、着弾ピッチが算出され、各ノズル31a,41a毎の着弾位置データが補正される。
このように、上述した実施形態におけるインクジェット塗布装置によれば、テストステージ部12がインクジェットヘッド部21の回転に応じて回転可能に形成されているため、吐出検査では、カメラ部5をガントリ部22に沿って一方向に移動させることにより連続して撮像することができる。すなわち、インクジェットヘッド部21を傾斜させた状態でテストステージ部12を回転させずに吐出検査を行うと、テストステージ部12には、図10(a)に示すように、着弾された液滴Pが傾斜した状態で配列される。この液滴Pをカメラ部5で撮像しようとすると、カメラ部5の移動方向がビーム部22bの長手方向であるため、液滴Pの傾斜方向に沿って一方向に移動させて撮像することができず、撮像中にガントリ部22の移動(X軸方向の移動)とカメラ部5の移動(Y軸方向の移動)との両方の移動を伴う必要があり(図10(b))、インクジェットヘッド部21を回転させない通常状態に比べて、着弾された液滴Pをすべて撮像するのに非常に時間がかかる。そこで、テストステージ部12を回転させることによりカメラ部5を一方向の走査によって連続して撮像し吐出検査を行うことができるため、テストステージ部12を傾斜させない場合に比べて吐出検査に要する時間が増大するのを回避することができる。
また、カメラ部5をテストステージ部12全体を撮像できるものを使用することにより、インクジェットヘッド部21の回転に影響を受けることなく、一度の撮像で吐出検査を行うことができる。ところが、撮像範囲51の広いカメラは非常に高価であるため、装置全体のコストアップを招く結果となる。その点、本発明では、従来のカメラ部5を使用することができるため、不必要なコストアップを回避することができる。
また、上記実施形態では、ステージ本体部11とテストステージ部12の両方が回転する例について説明したが、テストステージ部12のみがインクジェットヘッド部21の回転に応じて回転するように構成してもよい。この構成によれば、テストステージ部12のみ回転させればよいため、ステージ本体部11を共に回転させる構成に比べて回転機構を簡素化することができる。
なお、上記実施形態では、ステージユニット10に対してインクジェットヘッド部21が移動する構成について説明したが、インクジェットヘッド部21が固定され、ステージユニット10が移動する構成であってもよい。
2 液滴ユニット
5 カメラ部
10 ステージユニット
11 ステージ本体部
12 テストステージ部
21 インクジェットヘッド部
22 ガントリ部
22b ビーム部
30 第1ノズルユニット
40 第2ノズルユニット
W 基材
Wt 検証基材
5 カメラ部
10 ステージユニット
11 ステージ本体部
12 テストステージ部
21 インクジェットヘッド部
22 ガントリ部
22b ビーム部
30 第1ノズルユニット
40 第2ノズルユニット
W 基材
Wt 検証基材
Claims (2)
- 基材を載置するステージユニットと、
前記ステージユニットを跨いで設けられ、前記ステージユニットと一方向に相対的に移動可能なガントリ部と、
前記ガントリ部に回転可能に設けられ、基材上に液滴を吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッド部と、
前記ガントリ部に設けられ、前記インクジェットヘッド部から吐出された液滴を撮像するカメラ部と、
を備えるインクジェット塗布装置であって、
前記ステージユニットは、基材を載置するステージ本体部と、前記インクジェットヘッドから液滴を吐出して吐出位置を確認するためのテストステージ部とを有しており、
少なくとも前記テストステージ部は、前記インクジェットヘッド部の回転に応じて回転可能に形成されていることを特徴とするインクジェット塗布装置。 - 前記ステージ本体部と、前記テストステージ部とが共通の回転機構により、前記インクジェットヘッドの回転に応じて回転するように形成されていることを特徴とするインクジェット塗布装置。
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|---|---|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-06-14 JP JP2017116423A patent/JP2019000780A/ja active Pending
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