JP2019099658A - 新規なピリジン化合物およびその応用 - Google Patents
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Abstract
Description
で表されるものである。
本発明のピリジン化合物の製造方法の一実施形態として説明する。本発明のピリジン化合物はJ.Am.Chem.Soc.,1952,74(1),200−202 などに記載の公知の方法で合成することができる。より詳しくはアンモニアまたはアンモニア発生剤の存在下、アセトフェノン誘導体とベンズアルデヒド誘導体を酢酸などの酸触媒下で加熱縮合し環化体を合成する環化体合成ステップと、得られた環化体をアミン化するアミン化ステップを経ることにより得ることができる。以下の反応ステップの説明において、一種のアセトフェノン誘導体を用いた合成方法を例示するが、これに限定されるわけではない。
前記製造方法の例として、下記(2)式で表されるアセトフェノン誘導体と、
酢酸アンモニウム存在下、酢酸中で反応することにより、下記式(4)で表される環化体を合成することができる:
得られた環化体(4)と下記式(5)で表されるアミン化合物とを、
有機溶媒中で触媒存在下反応させることにより、下記式(6)で表されるピリジン化合物を得ることができる。
本発明の着色剤は染料成分として本発明のピリジン化合物を含有する。さらに必要に応じて、公知の染料を含んでもよい。また、前記着色剤を有機溶媒からなる液媒体、水を主成分とする液媒体、水および水と親和性を有する親水性有機溶媒からなる液媒体、合成樹脂からなる樹脂媒体などの希釈媒体と混合して用いることができる。
本発明の筆記具用インキ組成物は、少なくとも本発明のピリジン化合物を含む着色剤と、液媒体と、この液媒体に溶解する樹脂とを含むものであり、ボールペン、マーキングペン、サインペンのような筆記具に充填されることにより好適に用いられる。着色剤の含有量は、筆記具用インキ組成物全量に対して、0.5〜35質量%であることが好ましく、2〜20質量%であることがより好ましい。含有量が0.5質量%未満であると、筆記具用インキ組成物の着色力、発色性が不十分となってしまう。一方35質量%を超えると筆跡にカスレが生じてしまう。
(合成例1:環化体1の合成)
50mlの三口フラスコに5−ブロモ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド(東京化成工業社製)1.00g(5.38mmol)と4’−メトキシアセトフェノン(東京化成工業社製)1.62g(10.8mmol)、酢酸アンモニウム7.17g(93.0mmol)酢酸6gを加え、120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水15mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液25ml、60℃の熱水25mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール10mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール10mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(7)で表される環化体1として白色固体0.92g(収率38.2%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
3.93(6H,s)、6.55(4H,d)、7.35(1H,dd)、7.66(1H,d)、8.03(4H,d)、8.38(2H,s)、8.43(1H,d)
500mlの三口フラスコに5−ブロモ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド(東京化成工業社製)10.0g(53.8mmol)と2’,4’−ジエトキシアセトフェノン(SIGMA−ALDRICH社製)23.9g(115mmol)、酢酸アンモニウム71.7g(930mmol)、酢酸60gを加え120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水150mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液250ml、60℃の熱水250mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール100mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール100mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(8)で表される環化体2として白色固体10.0g(収率32.9%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.49(12H,t)、4.09(8H,q)、6.55(2H,d)、6.61(2H,dd)、7.75(1H,d)、7.93(1H,d)、8.05(2H,d)、8.43(1H,d)、8.79(1H,d)
(1−クロロ−2,4−ジエトキシベンゼンの合成)
300mlフラスコに4−クロロレゾルシノール(東京化成工業社製)12.5g(86.5mmol)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル40gを加え、70℃まで加熱し、4−クロロレゾルシノールが完全に溶解するまで撹拌を行った。4−クロロレゾルシノールが完全に溶解したことを目視にて確認後、これにp−トルエンスルホン酸エチル45.1g(225mmol)を加え、その後20%水酸化ナトリウム水溶液48.5g(242mmol)を1時間かけてゆっくりと滴下した。滴下終了後、3時間撹拌を行い、さらに80℃まで昇温し、1時間撹拌を行った。室温まで放冷し、イオン交換水100mlを加え、しばらく撹拌を行った。冷蔵庫で一晩静置し、析出物を濾取し、イオン交換水200mlで洗浄し、40℃で乾燥を行い、黄白色固体15.5g(収率89.2%)を得た。
前記反応により得られた1−クロロ−2,4−ジエトキシベンゼン、15.5g(77.2mmol)を100mlのフラスコに加え、ジクロロメタン60mlを加え、完溶させた。これに硫酸マグネシウムを加え脱水した後、ろ過した。濾液を100mlのフラスコに加え、撹拌しながら塩化アルミニウム10.4g(78.0mmol)を加え、氷浴下10℃まで冷却後、塩化アセチル6.12g(78.0mmol)を30分かけてゆっくりと滴下した。滴下終了後1時間半撹拌し、次いで氷水100gへ投入し、これに濃塩酸50.0gを加えた。さらにジクロロメタン100mlを追加し、分液漏斗を用いて、ジクロロメタン相を回収し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液100mlで中和後、硫酸マグネシウムで脱水し、得られたジクロロメタン相をエバポレーターにて溶媒を減圧留去し、淡黄色の固体16.5g(収率88.1%)を得た。
50mlの三口フラスコに5−ブロモ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド(東京化成工業社製)1.00g(5.38mmol)と1−クロロ−2,4−ジエトキシアセトフェノン2.62g(10.8mmol)、酢酸アンモニウム7.17g(93mmol)、酢酸6gを加え、120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水15mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液25ml、60℃の熱水25mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール10mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール10mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(9)で表される環化体3として淡黄色固体1.06g(収率29.7%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.50(12H,t)、4.09(8H,q)、6.59(2H,s)、7.35(1H,d)、7.66(1H,d)、8.00(2H,s)、8.39(2H,s)、8.43(1H,s)
200mlの三口フラスコに5−ブロモ−2−チオフェンカルボキシアルデヒド(東京化成工業社製)5.0g(26.2mmol)と2’,4’−ジエトキシアセトフェノン(SIGMA−ALDRICH社製)11.9g(57.1mmol)、酢酸アンモニウム34.9g(453mmol)、酢酸30gを加え120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水75mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液75ml、60℃の熱水75mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール50mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール50mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(10)で表される環化体4として淡黄色固体5.93g(収率39.8%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.47(12H,t)、4.09(8H,q)、6.55(2H,d)、6.61(2H,dd)、7.08(1H,d)、7.25(1H,d)、8.01(2H,s)、8.06(2H,d)
200mlの三口フラスコに5−ブロモ−2−フランカルボキシアルデヒド(東京化成工業社製)5.1g(29.1mmol)と2’,4’−ジエトキシアセトフェノン(SIGMA−ALDRICH社製)13.0g(62.4mmol)、酢酸アンモニウム38.8g(503mmol)、酢酸30gを加え120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水75mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液75ml、60℃の熱水75mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール50mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール50mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(11)で表される環化体5として淡黄色固体6.01g(収率37.4%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.33(6H,t)、1.52(6H,t)、4.07(8H,q)、5.83(1H,d)、6.53(2H,d)、6.61(2H,dd)、6.79(1H,d)、8.01(2H,s)、8.38(2H,d)
300mlの三口フラスコに2−ブロモ−5−チアゾールカルボキシアルデヒド(SIGMA−ALDRICH社製)5.63g(29.3mmol)と2’,4’−ジエトキシアセトフェノン(SIGMA−ALDRICH社製)13.0g(62.4mmol)、酢酸アンモニウム39.1g(507mmol)、酢酸30gを加え120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水75mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液75ml、60℃の熱水75mlで順次洗浄を行った。回収したトルエン相にエタノール50mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール50mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(12)で表される環化体6として淡黄色固体5.37g(収率32.2%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.45(12H,t)、4.09(8H,q)、6.54(2H,d)、6.60(2H,dd)、7.67(1H,s)、7.95(2H,s)、8.09(2H,d)
50mlの三口フラスコに合成例1で得られた環化体1 3.61g(8.07mmol)、ジエチルアミン(東京化成工業社製)0.59g(8.07mmol)、トルエン17ml、トリ−t−ブチルホスフィン0.19g(0.94mmol)、酢酸パラジウム(II)0.07g(0.31mmol)、ナトリウム−t−ブトキシド1.09g(11.3mmol)を秤取り、窒素を充填した。100℃に加熱し、5時間撹拌したのち、室温まで放冷した。ジクロロメタン50mlを加え、濾過した。溶媒を減圧留去し、フラスコ内の残留物にメタノール10mlを加えてスラリー化した。濾過後、メタノール20mlで洗浄した。ウェットケーキにトルエン20mlを加え、100℃に加熱して完溶させ、熱時濾過した。濾液を冷蔵庫で一晩静置し、結晶を濾取した。メタノール10mlで洗浄し、60℃で一晩乾燥し、下記式(13)で表されるピリジン化合物1である黄色固体0.68g(収率19.2%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.12(6H,t)、2.99(4H,q)、3.93(6H,s)、6.55(4H,d)、7.35(1H,d)、7.66(1H,d)、8.03(4H,d)、8.38(2H,s)、8.43(1H,d)
得られたピリジン化合物1の吸収スペクトルを紫外可視分光光度計Pharma Spec UV−1700(株式会社島津製作所製)により、以下の測定条件にて測定を行い、極大吸収波長λmaxを測定した。
λmax=402.4nm
得られたピリジン化合物1の耐光性試験を耐光性試験機サンテストCPS+(アトラス・エレクトリック・デバイス社製)により光照射を行い、高速液体クロマトグラフィーProminenceLC−20AT(株式会社島津製作所製)にて、光照射前後のピーク面積より算出した。
カラム:化学物質評価機構製 L−COLUMNODS2(4.6×250mm、5μm)
移動相:テトラヒドロフラン(和光純薬製HPLCグレード):25mM酢酸アンモニウム水溶液(pH4)=70:30
流量:1.0ml/min
カラム温度:40℃
測定波長:365nm
50mlの三口フラスコに合成例2で得られた環化体2 4.56g(8.09mmol)、ジエチルアミン(東京化成工業社製)0.59g(8.09mmol)、トルエン17ml、トリ−t−ブチルホスフィン0.19g(0.94mmol)、酢酸パラジウム(II)0.07g(0.31mmol)、ナトリウム−t−ブトキシド1.09g(11.3mmol)を秤取り、窒素を充填した。100℃に加熱し、5時間撹拌したのち、室温まで放冷した。ジクロロメタン50mlを加え、濾過した。溶媒を減圧留去し、フラスコ内の残留物にメタノール10mlを加えてスラリー化した。濾過後、メタノール20mlで洗浄した。ウェットケーキにトルエン20mlを加え、100℃に加熱して完溶させ、熱時濾過した。濾液を冷蔵庫で一晩静置し、結晶を濾取した。メタノール10mlで洗浄し、60℃で一晩乾燥し、下記式(14)で表されるピリジン化合物2である黄色固体0.76g(収率21.4%)を得た。
1H NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm):
1.12(6H,t)、1.40(12H,t)、2.99(4H,q)、4.17(8H,q)、6.55(2H,d)、6.61(2H,dd)、7.35(1H,d)、7.66(1H,d)、8.01(2H,d)、8.38(2H,s)、8.43(1H,d)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。
λmax=409.7nm
得られたピリジン化合物2について実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
50mlの三口フラスコに合成例2で得られた環化体2 4.56g(8.09mmol)、p,p’−ジトリルアミン1.60g(8.11mmol)、トルエン17ml、トリ−t−ブチルホスフィン0.19g(0.94mmol)、酢酸パラジウム(II)0.07g(0.30mmol)、ナトリウム−t−ブトキシド1.09g(11.3mmol)を秤取り、窒素を充填した。100℃に加熱し、5時間撹拌したのち、室温まで放冷した。ジクロロメタン50mlを加え、濾過した。溶媒を減圧留去し、フラスコ内の残留物にメタノール10mlを加えてスラリー化した。濾過後、メタノール20mlで洗浄した。ウェットケーキにトルエン20mlを加え、100℃に加熱して完溶させ、熱時濾過した。濾液を冷蔵庫で一晩静置し、結晶を濾取した。メタノール10mlで洗浄し、60℃で一晩乾燥し、下記式(15)で表されるピリジン化合物3である黄色固体2.91g(収率52.9%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
1.44(12H,q)、2.34(6H,s)、4.09(8H,q)、6.55(2H,d)、6.61(2H,dd)、7.09(8H,m)、7.35(1H,d)、7.66(1H,d)、8.01(2H,d)、8.38(2H,S)、8.43(1H,d)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。結果を図1に示す。
λmax=410.3nm
得られたピリジン化合物3について実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
環化体2のかわりに環化体4 4.61g(8.10mmol)を用い、メタノール洗浄後の結晶の乾燥温度を30℃とした以外は実施例3と同様の操作を行い、下記式(16)で表されるピリジン化合物4である黄色固体2.71g(収率48.8%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
1.43(12H,q)、2.33(6H,s)、4.08(8H,q)、6.53(2H,d)、6.60(2H,dd)、7.10(8H,m)、7.19(1H,d)、7.27(1H,d)、7.96(2H,S)、8.03(2H,d)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。結果を図1に示す。
λmax=482.4nm
得られたピリジン化合物4について、実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
環化体2のかわりに環化体5 4.46g(8.07mmol)を用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、下記式(17)で表されるピリジン化合物5である淡黄色固体2.89g(収率53.5%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
1.29(6H,t)、1.48(6H,t)、2.31(6H,s)、4.05(8H,q)、5.85(1H,d)、6.51(2H,d)、6.59(2H,dd)、6.81(1H,d)、7.04(8H,m)、7.99(2H,s)、8.03(2H,d)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。結果を図1に示す。
λmax=479.2nm
得られたピリジン化合物5について、実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
環化体2のかわりに環化体6 4.61g(8.11mmol)を用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、下記式(18)で表されるピリジン化合物6である黄色固体2.55g(収率45.9%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
1.41(12H,q)、2.35(6H,s)、4.06(8H,q)、6.52(2H,d)、6.59(2H,dd)、7.24(8H,m)、7.69(1H,s)、7.89(2H,s)、8.06(2H,d)
λmax=413.3nm
得られたピリジン化合物6について,実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
環化体2のかわりに環化体3 5.14g(8.14mmol)を用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、下記式(18)で表されるピリジン化合物7である黄色固体2.49g(収率40.9%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
1.41(12H,q)、2.35(6H,s)、4.06(8H,q)、6.52(2H,s)、7.08(8H,m)、7.35(2H,dd)、7.69(1H,d)、8.00(2H,s)、8.39(2H,s)、8.43(1H,s)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。
λmax=416.8nm
得られたピリジン化合物7について,実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
100mlの三口フラスコにp−ブロモベンズアルデヒド2.00g(10.80mmol)、4’−メトキシアセトフェノン3.24g(21.6mmol)、酢酸アンモニウム14.4g(186mmol)を酢酸12gに加え、120℃で6時間撹拌した。室温まで放冷し、60℃の熱水30mlを加え、トルエンで抽出した。トルエン相を6%水酸化ナトリウム水溶液50ml、60℃の熱水50mlで順次洗浄した。回収したトルエン相にエタノール20mlを加え、一晩放冷し析出物を濾取した。析出物をエタノール20mlで洗浄後、60℃で乾燥して下記式(20)で表される比較環化体1として白色固体1.75g(収率36.4%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
3.93(6H,s)、6.55(4H,dd)、7.59(4H,q)、8.03(2H,s)、8.06(4H,d)
50mlの三口フラスコに比較合成例1で得られた比較環化体1 1.75g(3.92mmol)、ジフェニルアミン0.66g(3.92mmol)、トルエン10ml、トリ−t−ブチルホスフィン0.09g(0.45mmol)、酢酸パラジウム(II)0.03g(0.14mmol)、ナトリウム−t−ブトキシド0.52g(5.42mmol)を秤取り、窒素を充填した。100℃に加熱し、5時間撹拌したのち、室温まで放冷した。ジクロロメタン50mlを加え、濾過した。溶媒を減圧留去し、フラスコ内の残留物にメタノール10mlを加えてスラリー化した。濾過後、メタノール20mlで洗浄した。ウェットケーキにトルエン20mlを加え、100℃に加熱して完溶させ、熱時濾過した。濾液を冷蔵庫で一晩静置し、結晶を濾取した。メタノール10mlで洗浄し、60℃で一晩乾燥し、下記式(21)で表される比較ピリジン化合物1である黄色固体1.21g(収率57.5%)を得た。
1H NMR(CDCl3、300MHz)δ(ppm):
3.93(6H,s)、6.55(4H,dd)、7.26(12H,m)、7.57(2H,d)、8.01(2H,s)、8.06(4H,d)
極大吸収波長λmaxは以下の通りであった。
λmax=420.9nm
得られた比較ピリジン化合物1について実施例1と同様に、耐光性試験を行った。結果を表18に示す。
実施例1〜7のピリジン誘導体を用いて筆記具用インキ組成物1〜7を、比較例1の比較ピリジン化合物1を用いて比較筆記具用インキ組成物1を、それぞれ調製した。各インキ組成物の組成を表19に示す。表19中、組成物番号の欄以外の数字は、質量%を示す。
作製したマーキングペンのキャップを取り、25℃湿度65%下にて1分間放置した後、PPC用紙にフリーハンドで丸を筆記した。その筆跡のカスレについて下記の四段階で評価した。
カスレが生じ難かった:○
カスレがやや生じた:△
カスレが生じ易かった:×
マーキングペンインキ配合着色剤が溶解しなかったため評価できなかった:―
作製したマーキングペンでPPC用紙にフリーハンドで丸を筆記した。このPPC用紙を耐光性試験機サンテストCPS+(アトラス・エレクトリック・デバイス社製)内にて窓越しの光を想定した光強度(照射強度30w/m2、300−400nm)にて1時間照射した。目視により筆記の変化を評価した。
筆記された丸の変化がない:◎
筆記された丸の変化がほぼない:〇
筆記された丸の色がわずかに薄くなった:△
筆記された丸の色が薄くなったまたは部分的に消失している:▲
筆記された丸の色が変化し、丸が部分的に消失している:×
Claims (6)
- 前記式(1)におけるR1およびR2が、炭素数1〜6のアルキル基または置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリール基である請求項1記載のピリジン化合物。
- 前記式(1)におけるR1およびR2が、エチル基またはp−トリル基である請求項2記載のピリジン化合物。
- 前記式(1)におけるArがチエニル基、フリル基、チアゾリル基またはピリジニル基である請求項1記載のピリジン化合物。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のピリジン化合物を含む着色剤。
- 請求項5の記載の着色剤を含むインキ組成物。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019099628A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | パイロットインキ株式会社 | 可逆熱変色性組成物及びそれを内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料 |
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-
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| JP7011928B2 (ja) | 2017-11-30 | 2022-02-10 | パイロットインキ株式会社 | 可逆熱変色性組成物及びそれを内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料 |
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| JP7055335B2 (ja) | 2022-04-18 |
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