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JP2019097314A - 着雪軽減装置 - Google Patents

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JP2019097314A
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徳保 石橋
Noriyasu Ishibashi
徳保 石橋
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】作業員にかかる負担を抑えて、架空線における着雪の軽減を図ること。【解決手段】一対の構造物102の間に架け渡された架空線101に沿って移動可能に設けられた可動体130と、一対の構造物102のそれぞれに設けられた一対の巻上機110と、一端が可動体130に連結され他端が一対の巻上機110のいずれかにそれぞれ連結された一対の係留線状体120と、を備え、一対の巻上機110のいずれか一方の巻上機(たとえば、第1の巻上機110a)が係留線状体120を巻き上げる方向に回転する間、他方の巻上機(たとえば、第2の巻上機110b)を巻き上げ方向とは逆方向に回転させる着雪軽減装置100を構成した。【選択図】図1

Description

この発明は、架空線における着雪の軽減を図る着雪軽減装置に関する。
降雪量の多い地域においては、送電線などの架空線への着雪が、断線やギャロッピング現象の発生原因となる。架空線の断線やギャロッピング現象は、架空線における着雪が多くなるほど発生しやすくなる。この対策として、従来、たとえば、架空線にスパイラルロッドなどと称される螺旋状の電線を取り付け、吹き付ける風を利用してスパイラルロッドを架空線周りに回転させることによって、架空線における着雪を抑制するようにした技術があった。
また、従来、たとえば、氷雪を砕く砕氷雪カッターに追従して、落氷雪用駒を備えた落氷雪クローラを架空線に沿って走行させることで、砕いた氷雪を架空線から落下させるようにした着氷雪落し装置に関する技術(たとえば、下記特許文献1を参照。)や、除雪歯を備えた本体部を、モータの動力を用いてガイドローラを回転させることによって架空線に沿って移動させることにより、架空線に付着した雪を容易に落下させるようにした除雪装置に関する技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。また、特許文献2に記載された除雪装置は、太陽電池を搭載し、太陽光によって生じた起電力を充電した二次電池を電源として用いることにより、電池交換などのために送電線からの電線用除雪装置の取り外しを不要としている。
特開平5−176441号公報 特開2016−54582号公報
しかしながら、上述したように、架空線にスパイラルロッドを取り付ける従来の技術は、無風状態ではスパイラルロッドが回転せず、架空線における着雪の成長を十分に抑制することが難しいという問題があった。また、上述した特許文献1に記載された従来の技術は、エンジンまたはそれと同等の出力のバッテリを動力源とするため重量が大きくなる。このため、着氷雪落し装置を常設しておくことが難しく、着氷雪を発見してから着氷雪落し装置を設置して除去することとなり、迅速な着氷雪の除去が難しく、また、作業が繁雑であるという問題があった。
また、上述した特許文献2に記載された従来の技術は、太陽電池などの電池を動力源とするモータの動力を用いて除雪装置を移動させるため、架空線への着雪が問題となるほどの降雪がある地域における十分な除雪をおこなうことは困難であるという問題があった。また、上述した特許文献2に記載された従来の技術は、架空線をはじめとする電気設備に支障をきたすほどの雪が降る天候では、太陽電池によって十分な起電力を得ることは困難であり、実用性に劣るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、作業員にかかる負担を抑えて、架空線における着雪の軽減を図ることができる着雪軽減装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる着雪軽減装置は、一対の構造物の間に架け渡された架空線に沿って移動可能に設けられた可動体と、前記一対の構造物のそれぞれに設けられた一対の巻上機と、一端が前記可動体に連結され他端が前記一対の巻上機のいずれかにそれぞれ連結された一対の係留線状体と、を備え、前記一対の巻上機のいずれか一方の巻上機が前記係留線状体を巻き上げる方向に回転する間、他方の巻上機を巻き上げ方向とは逆方向に回転させることを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記可動体が、前記架空線の周囲に巻回された螺旋形状をなす線状体であることを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記いずれか一方の巻上機を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、外部装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、前記制御手段が、前記通信手段による通信内容に基づいて前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の環境状態を検知する検知手段を備え、前記制御手段が、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記一対の巻上機のいずれか一方により前記係留線状体を巻き上げるように当該いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記検知手段が、前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の温度を検知し、前記制御手段が、前記検知手段により検知された温度が所定の条件に達した状態が所定時間継続した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記検知手段が、前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の温度および湿度を検知し、前記制御手段が、前記検知手段により検知された温度および湿度が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記可動体および前記架空線の少なくともいずれかの周囲を撮像する撮像装置を備え、前記検知手段が、前記撮像装置によって撮像された画像に基づいて着雪状態を検知し、前記制御手段が、前記検知手段によって検知された着雪状態が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記検知手段が、前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかにかかる負荷を検知し、前記制御手段が、前記検知手段によって検知された負荷が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる着雪軽減装置は、上記の発明において、前記検知手段によって検知された負荷が所定の閾値に達した場合に、所定の外部装置に対して、作業員の出動に関する出動要請を出力する出力手段を備えたことを特徴とする。
この発明にかかる着雪軽減装置によれば、作業員にかかる負担を抑えて、架空線における着雪の軽減を図ることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置の構成を示す説明図である。 可動体の一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置のハードウエア構成を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置の処理手順を示すフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置の別の処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる着雪軽減装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(着雪軽減装置の構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置の構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置の構成を示す説明図である。図1において、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、第1の巻上機110aおよび第2の巻上機110bによって構成される一対の巻上機110と、一対の係留線状体120と、可動体130と、を備えている。
一対の巻上機110は、それぞれ、着雪の軽減対象とする架空線101を支持する一対の構造物102に設けられている。一対の構造物102は、たとえば、200メートルから300メートル程度離れて設置された送電鉄塔によって実現することができる。着雪の軽減対象とする架空線101は、たとえば、送電鉄塔などの間に架け渡された送電線によって実現することができる。
第1の巻上機110aおよび第2の巻上機110bは、それぞれ、軸心周りに回転可能に設けられたドラムと、動力源となるモータと、モータの駆動軸とドラムの軸心とを連結するギア列と、を備えている(いずれも図示を省略する)。ギア列は、モータの駆動軸の回転速度を減じる減速ギア(ギア列)を備えている。これにより、モータの駆動軸の回転の減速に反比例したトルクを得ることができる。巻上機110は、人力による回転操作を受け付けるハンドルを備えていてもよい。
可動体130は、着雪の軽減対象とする架空線101に設けられている。可動体130は、一対の構造物102の間に架け渡された架空線101に沿って移動可能に設けられている。可動体130には、軸心方向における両端に、一対の係留線状体120の一端がそれぞれ連結されている。
係留線状体120は、たとえば、金属製のワイヤーによって実現することができる。係留線状体120の他端は、それぞれ、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bに連結されている。係留線状体120は、一対の構造物102の間の距離と同等以上の長さであって、可動体130が一対の構造物102の間において吊られた状態となるように、各巻上機のドラムに巻き付けられている。一対の構造物102の間において吊られた状態となるように可動体130を支持することにより、架空線101にかかる負荷を少なくすることができる。
(可動体130の一例)
つぎに、可動体130の一例について説明する。図2は、可動体130の一例を示す説明図である。図2において、可動体130は、螺旋形状をなす線状体130aによって実現することができる。図2に示す可動体130は、架空線101の周囲に巻回されることによって、架空線101に沿って移動可能に設けられている。具体的には、可動体130は、たとえば、スパイラルロッドによって実現することができる。
可動体130を螺旋形状をなす線状体130aによって実現することにより、可動体130の軽量化を図り、架空線101にかかる負荷を少なくすることができる。また、可動体130を螺旋形状をなす線状体130aによって実現することにより、ボルトやナットその他の固定用の部材を別途設けることなく、架空線101に巻き付けるように取り付けるだけで可動体130を架空線101に取り付けることができるので、これによっても可動体130の軽量化を図り、架空線101にかかる負荷を少なくすることができる。
可動体130は、薄く平たい扁平形状をなすスクレーパー201を備えていてもよい。可動体130は、スクレーパー201の少なくとも一部が架空線101に接触するようにして架空線101に取り付けられる。スクレーパー201は、たとえば、二股に分かれたツメを備えていてもよい。このような可動体130は、スクレーパー201における二股に分かれた股の部分に架空線101が位置するようにして架空線101に取り付けられる。
スクレーパー201は、可動体130の軸心方向における両端に設けることが好ましい。これにより、可動体130の移動方向にかかわらず、すなわち、可動体130が第1の巻上機110a側から第2の巻上機110b側へ向かって移動する際も、可動体130が第2の巻上機110b側から第1の巻上機110a側へ移動する際も、架空線101の着雪を確実に掻き取り、架空線101における着雪軽減を図ることができる。
(着雪軽減装置100のハードウエア構成)
つぎに、着雪軽減装置100のハードウエア構成について説明する。図3は、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100のハードウエア構成を示す説明図である。図3において、着雪軽減装置100のハードウエアは、一対の巻上機110、温度センサ301、湿度センサ302、テンションメータ303、制御部304を含んで構成されている。
温度センサ301は、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの温度を計測する。温度センサ301は、着雪軽減装置100の設置環境における温度を検出する。あるいは、温度センサ301は、着雪の軽減対象とする架空線101の表面温度を計測するものであってもよい。架空線101の表面温度を計測することにより、着雪の可能性の有無をより確実に判断することができる。
温度センサ301は、計測した温度に関する情報を、制御部304に出力する。温度センサ301は、たとえば、白銀測温抵抗体、サーミスタ、熱電対、IC化温度センサ、水晶温度計、水銀温度計、アルコール温度計などのように、可動体130および巻上機110および架空線101などの温度の計測対象に直接接触して温度を計測する。
温度センサ301は、たとえば、物体から放射される赤外線を計測し、その赤外線量から温度を測定する非接触式であってもよい。具体的には、たとえば、サーモパイルやサーミスタなどの熱型の温度センサや、フォトダイオードやフォトトランジスタなどの量子型の温度センサを用いることができる。
温度センサ301は、可動体130および巻上機110および架空線101の温度を直接計測するものに限らず、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の温度を計測するものであってもよい。このような温度センサ301は、たとえば、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの近傍に設置された白銀測温抵抗体、サーミスタ、熱電対、IC化温度センサ、水晶温度計、水銀温度計、アルコール温度計などによって実現することができる。
湿度センサ302は、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の湿度を計測する。湿度センサ302は、着雪軽減装置100の設置環境における湿度を検出する。湿度センサ302は、計測した湿度に関する情報を、制御部304に出力する。
具体的に、湿度センサ302は、たとえば、湿度の変化に対応してセンサ素子の抵抗値が変化し、その変化を電気信号として取り出す抵抗変化型の湿度センサによって実現することができる。あるいは、具体的に、湿度センサ302は、たとえば、感湿素子としての繊維が湿度により伸縮する特性を利用した湿度センサであってもよい。
テンションメータ303は、着雪の軽減対象とする架空線101のテンション(張力)を測定する。テンションメータ303は、計測したテンションに関する情報を、制御部304に出力する。テンションメータ303は、たとえば、複数のホイルを備え、当該複数のホイルの間に張り渡された架空線101のテンションを測定する。テンションメータ303は、公知の各種の技術を用いて容易に実現可能であるため説明を省略する。
着雪軽減装置100は、テンションメータ303に代えて、巻上機110にかかる負荷を検出する負荷検出器(荷重検出器)を備えていてもよい。負荷検出器は、たとえば、加えられた力に比例して変形する起歪体と、起歪体の変形量(ひずみ)を計測するひずみゲージと、を備えたロードセルによって実現することができる。
制御部304は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力I/F(InterFace)、通信I/F、などを備えている(いずれも図示を省略する)。CPUは、制御部304における演算やデータの入出力の制御をつかさどる。メモリは、CPUによる演算にかかる各種のデータを記憶する。具体的に、メモリは、たとえば、着雪軽減装置100の動作にかかる温度、湿度、負荷に関する閾値を記憶する。
この実施の形態においては、温度センサ301、湿度センサ302、テンションメータ303など、CPUに対して環境変化に応じて変動する信号を出力する各部、当該信号を受け付ける入出力I/F、および、入出力I/Fを介して入力された信号に基づいて着雪の状態を判断するCPUやメモリなどによって、この発明にかかる検知手段を実現することができる。また、この実施の形態においては、制御部304によって、この発明にかかる制御手段を実現することができる。
入出力I/Fは、CPUによって制御され、第1の巻上機110aや第2の巻上機110bに対して駆動信号を出力する。また、入出力I/Fは、温度センサ301、湿度センサ302、テンションメータ303からの出力信号を受け付けてCPUに出力する。これにより、CPUは、温度センサ301、湿度センサ302、テンションメータ303などからの出力信号に基づいて、第1の巻上機110aや第2の巻上機110bを駆動制御することができる。
通信I/Fは、CPUによって制御され、着雪軽減装置100とサーバコンピュータ310との間におけるデータの入出力をつかさどる。サーバコンピュータ310は、たとえば、鉄塔や送電線などの電気設備の保守をおこなう電力会社によって管理され、インターネットなどのネットワーク300を介して着雪軽減装置100と接続される。この実施の形態においては、ネットワーク300を介して接続される着雪軽減装置100とサーバコンピュータ310とによって着雪軽減システム311が構成されている。
サーバコンピュータ310は、バスを介して接続されたCPU、メモリ、通信I/Fなどを備えている(いずれも図示を省略する)。サーバコンピュータ310のCPUは、サーバコンピュータ310の全体の制御をつかさどる。サーバコンピュータ310のメモリは、ブートプログラムなどのプログラムや各種のデータベースを構成するデータなどを記憶している。具体的に、サーバコンピュータ310のメモリは、たとえば、発電や送配電にかかる各種の制御プログラムやデータベースを記憶している。
サーバコンピュータ310のメモリは、サーバコンピュータ310のCPUのワークエリアとして使用され、たとえば、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、NANDメモリとNANDメモリの制御をおこなうNANDメモリコントローラとによって構成されるSSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disc Drive)などによって実現することができる。サーバコンピュータ310の通信I/Fは、サーバコンピュータ310の内部と着雪軽減装置100とのインターフェイスをつかさどる。
(着雪軽減装置100の処理手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100の処理手順について説明する。図4は、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100の処理手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す処理手順は、着雪軽減装置100が備える制御部304によって実行される。
図4のフローチャートにおいて、まず、温度センサ301からの出力信号に基づいて、温度が所定の閾値を下回るまで待機する(ステップS401:No)。ステップS401における温度の判断基準となる所定の閾値は、降雪の目安となる地上の気温に基づいて設定することができ、具体的には、たとえば、3度などのように設定することができる。
降雪の目安となる地上の気温は地域によって異なるため、温度の判断基準となる所定の閾値は、地域ごとに設定されていてもよい。この場合、着雪軽減装置100は、ステップS401において、自装置に対応する所定の閾値に基づいて、温度が当該所定の閾値を下回るまで待機する。
ステップS401において、温度が所定の閾値を下回った場合(ステップS401:Yes)、温度が所定の閾値を下回ったと判断してからの経過時間の計時を開始する(ステップS402)。そして、ステップS401:Yesにおいて温度が所定の閾値を下回ったと判断してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS403)。所定時間は、たとえば、着雪軽減装置100の管理者などが任意に設定することができる。
ステップS403において、温度が所定の閾値を下回ったと判断してから所定時間が経過した場合(ステップS403:Yes)、湿度センサ302からの出力信号に基づいて、湿度が所定の閾値を下回っているか否かを判断する(ステップS404)。ステップS404における湿度の判断基準となる所定の閾値は、たとえば、相対湿度に基づいて設定することができる。
相対湿度は、ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量、すなわち飽和水蒸気量に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す。湿度の判断基準となる所定の閾値は、具体的には、たとえば、温度の判断基準となる所定の閾値が示す温度以下の各温度における相対湿度に基づいて設定することができる。
ステップS404において、湿度が所定の閾値を下回っていない場合(ステップS404:No)、ステップS401へ戻る。一方、ステップS404において、湿度が所定の閾値を下回っている場合(ステップS404:Yes)、可動体130を移動させる(ステップS405)。
ステップS405においては、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bに対して駆動信号を出力することによって、可動体130を移動させる。可動体130は、風騒音が発生しない速度で移動させることが好ましい。具体的には、ステップS405においては、たとえば、3分程度で、200メートルから300メートル程度の距離を移動する速度で可動体130を移動させる。
ステップS405においては、可動体130の実際の移動距離や移動時間ではなく、該当する巻上機110(第1の巻上機110aや第2の巻上機110b)への通電時間などによって、可動体130の移動を判断してもよい。このように、可動体130の実際の移動距離や移動時間とは別に、可動体130を移動させる巻上機110の駆動状況に基づいて可動体130の移動(移動させようとしたこと)を判断することにより、架空線101における着雪量が多いために、巻上機110を駆動制御したものの可動体130が実際には移動しなかった場合などに、無理に巻上機110の駆動を継続することによる巻上機110の焼損や線状係留体120の切断などの不具合の発生を回避することができる。
また、ステップS405においては、可動体130を所定時間継続して移動させる。具体的には、たとえば、可動体130が一対の鉄塔の間を一往復するために要する時間、可動体130を継続して移動させる。あるいは、具体的には、たとえば、可動体130が一方の鉄塔から他方の鉄塔まで移動するために要する時間、可動体130を継続して移動させる。
ステップS405において、可動体130の移動距離あるいは移動時間は、毎回一定である必要はなく、温度や湿度に基づいて、移動するごとに任意の距離あるいは時間、移動するものであってもよい。可動体130は、一対の鉄塔の間における任意の位置において移動を終了してもよい。この場合、次回の可動体130の移動開始位置は、一対の鉄塔の間における任意の位置となり、そして、任意の位置において移動を終了してもよい。
上記のステップS403において、温度が所定の閾値を下回ったと判断してから所定時間が経過していない場合(ステップS403:No)、再度、温度センサ301からの出力信号に基づいて、温度が所定の閾値を下回っているか否かを判断する(ステップS406)。これにより、温度が所定の閾値を下回っている状態が、所定時間継続したか否かを判断することができる。
ステップS406において、温度が所定の閾値を下回っていない場合(ステップS406:No)、降雪の条件が整っていないと判断して、一連の処理を終了する。一方、ステップS406において、温度が所定の閾値を下回っている場合(ステップS406:Yes)、ステップS403に戻り、温度が所定の閾値を下回っている状態が、所定時間継続したか否かを判断する。
上述した実施の形態においては、温度センサ301からの出力信号および湿度センサ302からの出力信号に基づいて、可動体130を移動させるようにしたが、可動体130を移動させる判断基準は、温度センサ301からの出力信号および湿度センサ302からの出力信号に基づくものに限らない。たとえば、温度センサ301からの出力信号のみに基づいて、可動体130を移動させるようにしてもよい。
具体的には、たとえば、温度センサ301からの出力信号に基づいて、温度が所定の閾値を下回った状態が所定時間継続した場合に、可動体130を移動させるようにしてもよい。これにより、温度センサ301からの出力信号のみに基づいて可動体130を移動させることができ、着雪軽減装置100の構成や制御の簡略化を図ることができる。
あるいは、温度センサ301からの出力信号および湿度センサ302からの出力信号に基づいて可動体130を移動させる構成に代えて、テンションメータ303からの出力信号に基づいて可動体130を移動させるようにしてもよい。具体的には、たとえば、テンションメータ303からの出力信号に基づいて、架空線101に所定以上の負荷がかかっている場合、当該負荷が雪によるものと判断して可動体130を移動させるようにしてもよい(図5を参照)。
(着雪軽減装置100の別の処理手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100の別の処理手順について説明する。図5は、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100の別の処理手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートに示す処理手順は、着雪軽減装置100が備える制御部304によって実行される。
図5のフローチャートにおいて、まず、テンションメータ303からの出力信号に基づいて、架空線101にかかる負荷が所定の閾値を上回ったと判断するまで待機する(ステップS501:No)。ステップS501における負荷の判断基準となる所定の閾値は、架空線101にかかることにより電気設備に悪影響を生じさせる可能性がある大きさの負荷に基づいて設定することができる。
具体的に、電気設備における悪影響は、たとえば、架空線101に積もった雪の塊が落下して電線に直撃することに起因して架空線101が大きく振動し、鉄塔部材や他の電線に触れることによって発生する停電が挙げられる。また、電気設備における悪影響は、たとえば、架空線101に積もった雪の重みで架空線101が垂れ下がり、他の架空線101と接触してショートすることによって発生する停電が挙げられる。
また、電気設備における悪影響は、たとえば、架空線101に雪や氷が付着した状態で吹き寄せた強風によって架空線101が上下に激しく振動し、通常の強風では起こりえないような大幅な振動が継続するギャロッピング現象が生じることによって架空線101どうしが接触してショートすることによって発生する電気設備の破損や停電が挙げられる。また、電気設備における悪影響は、たとえば、架空線101における着雪が成長して架空線101が重くなり鉄塔などの構造物102にかかる負荷が大きくなることによる当該構造物102の折損や変形あるいは倒壊が挙げられる。
また、ステップS501における負荷の判断基準となる所定の閾値は、着雪の軽減対象とする架空線101の径や径間の長さ、当該架空線101を支持する構造物102の強度などに基づいて設定することができる。
ステップS501において、架空線101にかかる負荷が所定の閾値を上回った場合(ステップS501:Yes)、可動体130を移動させる(ステップS502)。ステップS502においては、上記のステップS405と同様に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bに対して駆動信号を出力することによって、可動体130を移動させる。可動体130の移動速度、移動時間、移動距離などについては、適宜設定することができる。
そして、テンションメータ303からの出力信号に基づいて、架空線101にかかる負荷が所定の閾値を下回ったか否かを判断する(ステップS503)。ステップS503における負荷の判断基準となる所定の閾値は、ステップS501における負荷の判断基準となる所定の閾値と同じ値であってもよく、異なる値であってもよい。
ステップS503において、架空線101にかかる負荷が所定の閾値を下回った場合(ステップS503:Yes)、一連の処理を終了する。一方、ステップS503において、架空線101にかかる負荷が所定の閾値を下回っていない場合(ステップS503:No)、サーバコンピュータ310に対して、出動要請を出力する(ステップS504)。
出動要請は、作業員の出動を要求する情報であって、着雪軽減装置100の設置場所あるいは識別情報を含む。これにより、いずれの着雪軽減装置100から出力された出動要請であるかを認識することができる。また、出動要請は、ステップS503:Noにおいて所定の閾値を下回っていないと判断された負荷に関する情報を含んでいてもよい。具体的には、たとえば、テンションメータ303からの出力信号に基づく、架空線101にかかる負荷を示す情報を含んでいてもよい。
ステップS504において出力された出動要請を受信したサーバコンピュータ310は、たとえば、該当する着雪軽減装置100が設置された地域における電気設備の管理を担当する事業所のコンピュータ装置に対して、作業員の出動を指示する出動指令を出力する。あるいは、ステップS504において出力された出動要請を受信したサーバコンピュータ310は、たとえば、該当する着雪軽減装置100が設置された地域における電気設備の管理を担当する作業員が携帯する端末装置に対して出動指令を出力してもよい。
これにより、架空線101における着雪量が多く可動体130の移動による除雪では間に合わない場合に、迅速に作業員による除雪作業をおこなわせることができる。そして、これによって、架空線101を含む電気設備の損傷や、当該損傷に起因する停電の発生を防止することができる。
テンションメータ303に代えて、負荷検出器を備えた着雪軽減装置100においても同様に、巻上機110にかかる負荷を検出することによって、架空線101における着雪量を判断することができる。これにより、負荷検出器を備えた着雪軽減装置100においても、架空線101における着雪量が多く可動体130の移動による除雪では間に合わない場合に、迅速に作業員による除雪作業をおこなわせることができる。
上述した実施の形態の着雪軽減装置100においては、温度センサ301、湿度センサ302あるいはテンションメータ303からの出力信号に基づいて可動体130を移動させるようにしたが、これに限るものではない。たとえば、可動体130および架空線101の少なくともいずれかの周囲を撮像する撮像装置(図示を省略する)を設け、当該撮像装置によって撮像された画像に基づいて着雪状態を検知し、検知された着雪状態が所定の条件に達した場合に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御する着雪軽減装置であってもよい。
撮像装置は、たとえば、人間の目に見える光線(可視光)を撮像する可視光カメラによって実現することができる。撮像装置は、レンズや、レンズを通して入射した光が結像される撮像素子、撮像素子から出力される電気信号に基づく画像情報を生成して記憶する画像処理回路などを備えている。
撮像素子は、たとえば、入射した光に応じた明暗を電荷の量に光電変換した電気信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)などによって実現することができる。撮像素子をCCDによって実現する場合、画像処理回路は、CDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)回路、AGC(Automatic Gain Control)回路、ADC(Analog/Digital Converter)によって構成されるAFE(Analog Front End)や、DSP(Digital Signal Processor)などによって構成することができる。
AFEは、撮像素子(CCD)に結像された光信号に基づくアナログ信号をデジタル化したデジタル信号を生成する。DSPは、AFEが生成したデジタル信号に基づいてYUV信号を生成する。画像処理回路の構成および処理については、公知の技術を用いて容易に実現可能であるため、説明を省略する。
このような撮像装置を備えた着雪軽減装置は、たとえば、撮像した画像において明るさ(濃淡)あるいは色が急に変化しているエッジを検出することによって着雪の状態を判断することができる。具体的には、判断基準となる積雪がない状態の架空線の位置と、検出されたエッジの位置とを比較し、双方のエッジの位置が所定距離離隔している場合に一定量以上の着雪があると判断することができる。あるいは、周辺全域にわたる積雪により撮像画像全体におけるエッジ成分が所定の閾値以下になる場合に一定量以上の着雪があると判断してもよい。
この発明にかかる着雪軽減装置においては、温度センサ301、湿度センサ302、テンションメータ303および撮像装置をすべて備え、それぞれからの出力信号に基づいて、複数の判断基準に基づいて架空線における着雪量を判断し、可動体130を移動させるようにしてもよい。これにより、より精度よく、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、一対の構造物102の間に架け渡された架空線101に沿って移動可能に設けられた可動体130と、一対の構造物102のそれぞれに設けられた一対の巻上機110と、一端が可動体130に連結され他端が一対の巻上機110のいずれかにそれぞれ連結された一対の係留線状体120と、を備え、一対の巻上機110のいずれか一方の巻上機(たとえば、第1の巻上機110a)が係留線状体120を巻き上げる方向に回転する間、他方の巻上機(たとえば、第2の巻上機110b)を巻き上げ方向とは逆方向に回転させることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、一対の巻上機110のいずれか一方の巻上機(たとえば、第1の巻上機110a)が巻き上げる方向に回転する間、他方の巻上機(たとえば、第2の巻上機110b)を巻き上げ方向とは逆方向に回転させることにより、係留線状体120を介して、可動体130を架空線101に沿って一方の巻上機(たとえば、第1の巻上機110a)側に移動させることができる。そして、架空線101に沿って移動する可動体130により、架空線101に着雪した雪を架空線101から落とすことによって、架空線101に着雪した雪の成長を防止することができ、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、巻上機110により係留線状体120を巻き上げることによって可動体130を移動させるため、たとえば、風力を利用して回転させることによって着雪を防止するスパイラルロッドを単体で用いる場合のように環境に左右されることなく、架空線101に着雪した雪の成長を確実に防止することができ、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、可動体130を、一対の係留線状体120によって一対の構造物102の間に吊った状態で支持することにより、可動体130が架空線101上を自走する構造とする場合と比較して架空線101にかかる負荷を少なくすることができる。これにより、可動体130を架空線101に常設しておくことができるので、可動体130を架空線101に取り付けたり取り外したりする作業が不要になり、可動体130の移動を迅速に開始して架空線101に着雪した雪の成長を確実に防止するとともに、架空線101における着雪の軽減作業にかかる作業員の負担の軽減を図ることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、可動体130が、架空線101の周囲に巻回された螺旋形状をなす線状体であることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、螺旋形状をなす線状体130aによって可動体130を実現することにより、可動体130の軽量化を図り、架空線101にかかる負荷を少なくすることができる。また、可動体130の軽量化を図ることにより、可動体130のみを移動させるトルクを抑えることができ、巻上機のトルクを可動体130の移動に有効に活用することができる。これにより、架空線101における可動体130の常設を容易にし、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、いずれか一方の巻上機110を制御する制御手段を実現する制御部304を備えたことを特徴としている。制御部304は、一対の巻上機110のうちの第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を、可動体130の位置に応じて適宜巻き上げる。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、制御部304によって第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御することができる。これにより、作業員が除雪現場に赴くことなく可動体130を移動させることができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、外部装置であるサーバコンピュータ310との間で通信をおこなう通信手段を実現するCPUや通信I/Fを備え、制御部304が、CPUや通信I/Fを用いた通信内容に基づいて、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、遠隔地に設置されたサーバコンピュータ310や、リモコンなどのような利用者が操作する遠隔操作機器などの外部装置から制御部304に対して制御信号を出力することにより、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を動作させることができる。
これにより、作業員が除雪現場に赴かなくても、あるいは、除雪現場に赴いた作業員が鉄塔などの構造物102に昇ることなく、架空線101に着雪した雪を架空線101から落とすことができる。そして、これによって、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の環境状態を検知した検知結果に基づいて、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110により係留線状体120を巻き上げるようにしたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の環境状態に基づいて可動体130を移動させることにより、作業員の判断や操作を介することなく、可動体130を移動させることができる。これにより、作業員の判断や操作を待たずに可動体130の移動を早期に開始することができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、温度センサ301が検知した、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の温度が所定の条件に達した状態が所定時間継続した場合に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の温度が所定の条件に達した状態が所定時間継続した場合、作業員の判断や操作を介することなく、可動体130を移動させることができる。これにより、架空線101に着雪した雪が成長する可能性がある場合は、作業員の判断や操作を待たずに可動体130の移動を早期に開始することができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、温度センサ301および湿度センサ302によって検知された、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの周囲の温度および湿度が所定の条件に達した場合に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、可動体130および巻上機110および架空線101の少なくともいずれかの温度および湿度の両方が所定の条件に達した状態が所定時間継続した場合、作業員の判断や操作を介することなく、可動体130を移動させることができる。これにより、着雪の可能性が高い状況を精度よく判断し、必要時に、作業員の判断や操作を待たずに迅速に可動体130の移動を開始することができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、可動体130および架空線101の少なくともいずれかの周囲を撮像する撮像装置を備え、撮像装置によって撮像された画像に基づいて検知された着雪状態が所定の条件に達した場合に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御するようにしてもよい。
このような着雪軽減装置によれば、撮像装置によって撮像された画像に基づいて検知された着雪状態が所定の条件に達した場合、作業員の判断や操作を介することなく、可動体130を移動させることができる。これにより、着雪の状況を精度よく判断し、必要時に作業員の判断や操作を待たずに迅速に可動体130の移動を開始することができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、テンションメータ303によって検出される巻上機110または架空線101の少なくともいずれかにかかる負荷が所定の条件に達した場合に、第1の巻上機110aまたは第2の巻上機110bのいずれか一方の巻上機110を制御することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、巻上機110にかかる負荷が所定の条件に達した場合、作業員の判断や操作を介することなく、可動体130を移動させることができる。これにより、着雪の状況に応じて、作業員の判断や操作を待たずに迅速に可動体130の移動を開始することができるので、作業員にかかる負担を抑えて、架空線101における着雪の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、着雪にかかわらず、架空線101に異物が引っかかった場合などにおいても可動体130を移動させ、架空線101から撤去することができる。これにより、作業員に負担をかけることなく、架空線101の健全化に寄与することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100は、検知手段によって検知された負荷が所定の閾値に達した場合に、作業員の出動指令に関する情報を出力する出力手段を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の着雪軽減装置100によれば、架空線101における着雪量が多く可動体130の移動による除雪では間に合わない場合に、作業員の出動指令に関する情報を出力することができる。これにより、作業員は、出動指令に応じて除雪作業に赴く現場の優先順位を決定することができるので、作業員にかかる負担を抑えることができる。
以上のように、この発明にかかる着雪軽減装置は、架空線における着雪の軽減を図る着雪軽減装置に有用であり、特に、作業員が迅速に赴くことが困難な山間部などに架設された架空線における着雪の軽減を図る着雪軽減装置に適している。
100 着雪軽減装置
101 架空線
110 巻上機
110a 第1の巻上機
110b 第2の巻上機
120 係留線状体
130 可動体
201 スクレーパー
301 温度センサ
302 湿度センサ
303 テンションメータ
310 サーバコンピュータ

Claims (10)

  1. 一対の構造物の間に架け渡された架空線に沿って移動可能に設けられた可動体と、
    前記一対の構造物のそれぞれに設けられた一対の巻上機と、
    一端が前記可動体に連結され他端が前記一対の巻上機のいずれかにそれぞれ連結された一対の係留線状体と、
    を備え、
    前記一対の巻上機のいずれか一方の巻上機が前記係留線状体を巻き上げる方向に回転する間、他方の巻上機を巻き上げ方向とは逆方向に回転させることを特徴とする着雪軽減装置。
  2. 前記可動体は、前記架空線の周囲に巻回された螺旋形状をなす線状体であることを特徴とする請求項1に記載の着雪軽減装置。
  3. 前記いずれか一方の巻上機を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の着雪軽減装置。
  4. 外部装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記通信手段による通信内容に基づいて前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項3に記載の着雪軽減装置。
  5. 前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の環境状態を検知する検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記一対の巻上機のいずれか一方により前記係留線状体を巻き上げるように当該いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の着雪軽減装置。
  6. 前記検知手段は、前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の温度を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された温度が所定の条件に達した状態が所定時間継続した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項5に記載の着雪軽減装置。
  7. 前記検知手段は、前記可動体および前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかの周囲の温度および湿度を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された温度および湿度が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項5に記載の着雪軽減装置。
  8. 前記可動体および前記架空線の少なくともいずれかの周囲を撮像する撮像装置を備え、
    前記検知手段は、前記撮像装置によって撮像された画像に基づいて着雪状態を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段によって検知された着雪状態が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項5に記載の着雪軽減装置。
  9. 前記検知手段は、前記巻上機および前記架空線の少なくともいずれかにかかる負荷を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段によって検知された負荷が所定の条件に達した場合に、前記いずれか一方の巻上機を制御することを特徴とする請求項5に記載の着雪軽減装置。
  10. 前記検知手段によって検知された負荷が所定の閾値に達した場合に、所定の外部装置に対して、作業員の出動に関する出動要請を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の着雪軽減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021175205A (ja) * 2020-04-20 2021-11-01 中国電力株式会社 着雪軽減装置、制御装置、及びプログラム

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