JP2019093600A - 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制する。【解決手段】液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップで吐出面を覆ってノズルから排出させた液体を吸収する第1吸収体と、キャップを吐出面から離間させてノズルから吐出させた液体を吸収する第2吸収体と、を具備し、第1吸収体と第2吸収体は、キャップに別々に配置され、キャップの所定の基準面からの第2吸収体の吐出面側の表面までの距離は、キャップの所定の基準面からの第1吸収体の吐出面側の表面までの距離より長い液体吐出装置。【選択図】図2
Description
本発明は、インク等の液体を吐出する技術に関する。
吐出面に形成されるノズルからインクなどの液体を吐出する液体吐出ヘッドでは、ノズルの吐出不良を抑制するためのメンテナンスが行われる。メンテナンスとしては、キャップで吐出面を覆って吸引動作を行うことによってノズルから液体を排出させるメンテナンスと、キャップを吐出面から離間させてフラッシング動作を行うことによってノズルから液体を吐出させるメンテナンスがある。例えば特許文献1では、吸引動作でノズルから排出される液体と、フラッシング動作でノズルから吐出される液体とを、同じキャップ(クリーニング用キャップ)で受けて、キャップ内の吸収体で吸収するようになっている。
しかしながら、特許文献1の構成では、吸収体の厚みを厚くするほど、吸収体と吐出面との距離が短くなるので、キャップと吐出面とを密着させた状態でキャップ内を負圧にしてノズルから液体を排出するメンテナンスでは、キャップを吐出面から外す前にキャップ内を大気に連通させて負圧を解除したときに吸収体から発生した気泡が吐出面に付着し易くなり、吐出不良などの不具合を引き起こす虞がある。これに対処するために、吸収体の厚みを薄くするほど、吸収体と吐出面との距離が長くなるので、吸収体からの気泡が吐出面に付着することは抑制できる。ところが、その反面、吸収体と吐出面との距離を長くすると、キャップを吐出面から離間させてノズルから液体を吐出するメンテナンスでは、自己噴流による浮遊ミストが増加し、その浮遊ミストが吐出面に付着したり装置内へ進入したりすることで、吐出不良や機能不全などの不具合を引き起こす虞がある。したがって、引用文献1の構成では、吸収体の厚みを変えて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しようとすれば、他方のメンテナンス時の不具合が発生し易くなってしまう。以上の事情を考慮して、本発明は、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップで吐出面を覆ってノズルから排出させた液体を吸収する第1吸収体と、キャップを吐出面から離間させてノズルから吐出させた液体を吸収する第2吸収体と、を具備し、第1吸収体と第2吸収体は、キャップに別々に配置され、キャップの所定の基準面からの第2吸収体の吐出面側の表面までの距離は、キャップの所定の基準面からの第1吸収体の吐出面側の表面までの距離より長い。以上の態様によれば、液体の吐出によるメンテナンス時に吐出面からキャップを離間させても、吐出面から第2吸収体までの距離を短くできると共に、液体の排出による液体吐出ヘッドのメンテナンス時に吐出面をキャップで覆っても吐出面から第1吸収体までの距離を長くできる。これにより、第2吸収体に液体を吐出する際の浮遊ミストの発生を抑えられるので、浮遊ミストの吐出面への付着による吐出不良や装置内への進入による機能不全などの不具合を抑制できると共に、キャップで吐出面を覆ってノズルから排出させた液体を第1吸収体に吸収させた後、吐出面からキャップを外す前にキャップ内を大気に連通した際に第1吸収体から気泡が発生しても、その気泡が吐出面に付着することを抑制できるので、気泡の吐出面への付着による吐出不良などの不具合を抑制できる。このように本態様によれば、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
以上の課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップで吐出面を覆ってノズルから排出させた液体を吸収する第1吸収体と、キャップを吐出面から離間させてノズルから吐出させた液体を吸収する第2吸収体と、を具備し、第1吸収体と第2吸収体は、キャップに別々に配置され、キャップと吐出面とが所定の相対位置にある場合に、第1吸収体の吐出面側の表面と吐出面との間の距離は、第2吸収体の吐出面側の表面と吐出面との間の距離より長い。以上の態様によれば、液体の吐出によるメンテナンス時に吐出面からキャップを離間させても、吐出面から第2吸収体までの距離を短くできると共に、液体の排出による液体吐出ヘッドのメンテナンス時に吐出面をキャップで覆っても吐出面から第1吸収体までの距離を長くできる。これにより、第2吸収体に液体を吐出する際の浮遊ミストの発生を抑えられるので、浮遊ミストの吐出面への付着による吐出不良や装置内への進入による機能不全などの不具合を抑制できると共に、キャップで吐出面を覆ってノズルから排出させた液体を第1吸収体に吸収させた後、吐出面からキャップを外す前にキャップ内を大気に連通した際に第1吸収体から気泡が発生しても、その気泡が吐出面に付着することを抑制できるので、気泡の吐出面への付着による吐出不良などの不具合を抑制できる。このように本態様によれば、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、液体吐出ヘッドを第1方向に移動するキャリッジを備え、第2吸収体は、第1吸収体に対して第1方向の少なくとも一方側に配置される。以上の態様によれば、第2吸収体は第1吸収体に対して、液体吐出ヘッドが移動する第1方向の少なくとも一方側に配置されるから、キャリッジによって液体吐出ヘッドを移動させることで、第1吸収体または第2吸収体に吐出面を対向させることができる。したがって、吐出面を対向する位置に第1吸収体または第2吸収体を移動させる構成を設けなくて済むので、キャップの構成を簡素化できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、第2吸収体は、第1吸収体よりも多孔質の材質から成る。以上の態様によれば、第2吸収体は、第1吸収体よりも多孔質の材質から成るから、第1吸収体よりも液体が吸収され易くなる。したがって、第2吸収体へ吸収されず乾燥が進んで増粘または固化した液体が、第2吸収体の表面に付着し難くなるので、第2吸収体の厚みを第1吸収体よりも厚くしても、キャップを吐出面に接触する際に、第2吸収体の表面に固着した液体で気密性が損なわれることを抑制できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、キャップは、第1吸収体が配置される第1凹部と、第2吸収体が配置される第2凹部と、第1凹部と第2凹部とを隔てる壁部と、を備える。以上の態様によれば、第1吸収体が配置される第1凹部と第2吸収体が配置される第2凹部とを隔てる壁部を備えるから、液体の排出によるメンテナンスにおいて、キャップ内を大気に連通した際に第1吸収体から気泡が発生しても、その気泡が第2吸収体に移動することを壁部によって妨げることができる。したがって、第1吸収体で発生した気泡が第2吸収体を通って吐出面に付着することを抑制できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、吐出面は、ノズルが複数形成されるノズル形成領域を有し、第2吸収体は、複数のノズルのうち少なくとも一部に対応する大きさである。以上の態様によれば、第2吸収体の大きさを最小限とし、装置の小型化を図ることができる。また、複数のノズルからの液体の吐出を複数回に分けて実施することで、全ノズルから液体を一斉に吐出して自己噴流が強まり浮遊ミストを増加させるリスクを回避することができる。また、第2吸収体の大きさを複数のノズルの全てに対応させた大きさとすることによって、液体吐出ヘッドとキャップとの相対位置を移動させることなく、複数のノズルから液体を吐出することができると共に、第2吸収体への液体の着弾箇所を分散させ、第2吸収体の液体の吸収力をより長期にわたって維持できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、キャップは、第1吸収体の位置と第2吸収体の位置を入れ替え可能な吸収体移動機構を備える。以上の態様によれば、吸収体移動機構によって、第1吸収体の位置と第2吸収体の位置を入れ替えることができる。これによれば、液体吐出ヘッドを動かすことなく、第1吸収体と第2吸収体を入れ替えて、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスを実行できる。
本発明の液体吐出装置の好適な態様において、第2吸収体は、交換可能である。以上の態様によれば、第2吸収体が増粘又は固化した液体により吸収性が低下した場合、第2吸収体のみ交換することが可能であるから、キャップの全体を交換しなくて済む。
以上の課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップ内に移動可能に保持される吸収体と、キャップに対する吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、吸収体移動機構は、キャップで吐出面を覆ってノズルから液体を排出させる際には、吸収体の吐出面側の面を第1位置に移動し、キャップを吐出面から離間させてノズルから液体を吐出させる際には、吸収体の吐出面側の面を第1位置よりも吐出面に近い第2位置に移動する。以上の態様によれば、吸収体移動機構によって吸収体の吐出面側の面を第1位置と、第1位置よりも吐出面に近い第2位置とに移動できるから、1つの吸収体であっても吐出面から吸収体までの距離を変えることができる。したがって、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
以上の課題を解決するために、本発明の方法は、液体吐出装置の駆動方法であって、液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップ内に移動可能に保持される第1吸収体および第2吸収体と、キャップに対する第1吸収体および第2吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、キャップで吐出面を覆ってノズルから液体を排出させる際には、吸収体移動機構によって第1吸収体の吐出面側の面を第1位置に移動させて、キャップを吐出面から離間させてノズルから液体を吐出させる際には、吸収体移動機構によって第2吸収体の吐出面側の面を第1位置よりも吐出面に近い第2位置に移動させる。以上の態様によれば、吸収体移動機構によって第1吸収体の吐出面側の面を第1位置に移動し、第2吸収体の吐出面側の面を第1位置よりも吐出面に近い第2位置に移動できるから、吐出面と各吸収体との距離を変えることができる。したがって、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
以上の課題を解決するために、本発明の方法は、液体吐出装置の駆動方法であって、液体吐出装置は、液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、キャップ内に移動可能に保持される吸収体と、キャップに対する吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、キャップで吐出面を覆ってノズルから液体を排出させる際には、吸収体移動機構によって吸収体の吐出面側の面を第1位置に移動させて、キャップを吐出面から離間させてノズルから液体を吐出させる際には、吸収体移動機構によって吸収体の吐出面側の面を第1位置よりも吐出面に近い第2位置に移動させる。以上の態様によれば、吸収体移動機構によって吸収体の吐出面側の面を第1位置と、第1位置よりも吐出面に近い第2位置とに移動できるから、1つの吸収体であっても吐出面から吸収体までの距離を変えることができる。したがって、液体の排出によるメンテナンスと液体の吐出によるメンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
本発明の液体吐出装置の駆動方法の好適な方法において、キャップを吐出面から離間させてノズルから液体を吐出させる際には、浸透性の低い液体を吐出させてから、浸透性の高い液体を吐出する。以上の態様によれば、浸透性の低い液体を吐出させてから、浸透性の高い液体を吐出するから、もし第2吸収体または吸収体に浸透性の低い液体が吸収され難くても、その後に吐出された浸透性の高い液体で洗い流すことができる。これにより、第2吸収体または吸収体に付着する浸透性の低い液体の量を低減できる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出装置10の部分的な構成図である。本実施形態の液体吐出装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体11に吐出するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示す液体吐出装置10は、制御ユニット12と搬送機構15と移動機構16とキャリッジ18と液体吐出ヘッド20とメンテナンスユニット19とを備える。液体吐出装置10にはインクを貯留する液体容器14が装着される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出装置10の部分的な構成図である。本実施形態の液体吐出装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体11に吐出するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示す液体吐出装置10は、制御ユニット12と搬送機構15と移動機構16とキャリッジ18と液体吐出ヘッド20とメンテナンスユニット19とを備える。液体吐出装置10にはインクを貯留する液体容器14が装着される。
液体容器14は、液体吐出装置10の本体に着脱可能な箱状の容器からなるインクタンクタイプのカートリッジである。なお、液体容器14は、箱状の容器に限られず、袋状の容器からなるインクパックタイプのカートリッジであってもよい。液体容器14には、複数種類のインクが貯留される。インクは、黒色インクであってもよく、カラーインクであってもよい。液体容器14に貯留されるインクは、ポンプ(図示略)によって液体吐出ヘッド20に供給(圧送)される。
制御ユニット12は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の制御装置122と半導体メモリー等の記憶装置124とを含んで構成され、記憶装置124に記憶された制御プログラムを制御装置122が実行することで液体吐出装置10の各要素を統括的に制御する。図1に示すように、媒体11に形成すべき画像を表す印刷データがホストコンピューター等の外部装置(図示略)から制御ユニット12に供給される。制御ユニット12は、印刷データで指定された画像が媒体11に形成されるように液体吐出装置10の各要素を制御する。
搬送機構15は、制御ユニット12による制御のもとで媒体11をY方向(第2方向)に搬送し、移動機構16は、制御ユニット12による制御のもとでキャリッジ18をY方向に交差するX方向(第1方向)に往復させる。なお、搬送機構15および移動機構16の構成は以上の例示に限定されない。液体吐出ヘッド20は、略箱状のキャリッジ18に搭載され、液体容器14ら供給されるインクを制御ユニット12による制御のもとで媒体11に吐出する。制御ユニット12は、X方向に沿ってキャリッジ18を往復させる。搬送機構15による媒体11の搬送とキャリッジ18の反復的な往復とに並行して液体吐出ヘッド20が媒体11にインクを吐出することで媒体11の表面に所望の画像が形成される。なお、X−Y平面(媒体11の表面に平行な平面)に垂直な方向をZ方向と表記する。
液体吐出ヘッド20の吐出面22(媒体11との対向面)のノズル形成領域Mには、複数のノズル列が配置される。図1では、吐出面22に4つのノズル列が配列される場合を例示している。各ノズル列は、Y方向に沿って直線状に配列された複数のノズルNの集合である。液体吐出ヘッド20は、4つの液体吐出部21を具備し、4つのノズル列はそれぞれ4つの液体吐出部21に対応して形成される。なお、図1では、4つの液体吐出部21にそれぞれノズル列を1つずつ対応させた場合を例示するが、液体吐出部21とノズル列の数や配列は、図示したものに限られない。各液体吐出部21には、液体容器14から供給される各インクが別々に供給され、各インクは各液体吐出部21に対応するノズル列から吐出される。各液体吐出部21は、相異なるノズルNに対応する圧力室および圧電素子の複数組(図示略)を備える。駆動信号の供給により圧電素子を振動させて圧力室内の圧力を変動させることで、圧力室内に充填されたインクが各ノズルNから吐出される。
図2は、第1実施形態に係るメンテナンスユニット19の構成を説明するための図であって、キャップ30をX−Z面で切断した断面図である。メンテナンスユニット19は、液体吐出ヘッド20のメンテナンスを行うための構造体である。本実施形態のメンテナンスには、吸引動作によってノズルNからインクを排出して行う第1メンテナンスと、フラッシング動作によってノズルNからインクを吐出して行う第2メンテナンスが含まれる。メンテナンスユニット19は、例えばX方向において液体吐出装置10内の非印刷領域H(媒体11が搬送される印刷領域以外の領域)に配置される。本実施形態の非印刷領域Hには、第1メンテナンスを行うための第1メンテナンス領域H1と第2メンテナンスを行うための第2メンテナンス領域H2が含まれる。
図1および図2に示すように、メンテナンスユニット19は、第1メンテナンスおよび第2メンテナンスに用いるキャップ30を備える。本実施形態のキャップ30は、Z方向の負側が開口する1つの第1凹部32と2つの第2凹部42とを有する略箱状のキャップである。第1凹部32は、第1メンテナンスでノズルNから排出されるインクを受けるために用いられ、第2凹部42は第2メンテナンスでノズルNから吐出されるインクを受けるために用いられる。2つの第2凹部42は、第1凹部32に対してX方向の両側にそれぞれ1つずつ配置される。第1凹部32は、第1メンテナンス領域H1に配置され、2つの第2凹部42はそれぞれ、第1メンテナンス領域H1の両側の第2メンテナンス領域H2に1つずつ配置される。第1凹部32と2つの第2凹部42との間には壁部35が設けられ、壁部35は第1凹部32と2つの第2凹部42との間を隔てる。
第1凹部32の開口縁部321が吐出面22のノズル形成領域Mを囲むように、キャップ30が液体吐出ヘッド20の吐出面22に接触することで吐出面22をキャッピング(封止)することができる。なお、第1凹部32の開口縁部321が吐出面22に接触すれば、第2凹部42の開口縁部421は吐出面22に接触してもよく、接触しなくてもよい。また、本実施形態の第2メンテナンスは、一度に1ノズル列ずつインクを吐出して実施する。これは、全ノズルを一斉に吐出させると自己噴流が強くなり浮遊ミストが増加することを回避するためである。従って、第2吸収体422(第2凹部42)の大きさを、一度に吐出するノズルNに対応したサイズ(本実施形態では1つのノズル列に対応したサイズ)とし、液体吐出ヘッド20とキャップ30との相対位置を移動させながら、全ノズルNの第2メンテナンスを実施することで、装置を小型化している。
他方、装置のサイズに余裕があれば、第2吸収体422(第2凹部42)の大きさを、2つ以上のノズル列に対応した大きさにすることできる。例えば、第2吸収体422の大きさを複数のノズルNのすべてに対応させた大きさとすることによって、液体吐出ヘッド20とキャップ30との相対位置を移動させることなく、複数のノズルNからインクを吐出できると共に、第2吸収体422へのインクの着弾箇所を分散させ、第2吸収体422のインクの吸収力をより長期にわたって維持できる。言い換えると、第2吸収体422(第2凹部42)は、少なくとも一部のノズルNに対応する大きさとすることができる。キャップ30は、制御ユニット12の制御のもとにモーター(図示略)によって、吐出面22に接触するZ方向の負側または吐出面22から離間するZ方向の正側に昇降(上下動)可能である。
第1メンテナンスは、液体の排出によるメンテナンスであり、具体的にはキャップ30の開口縁部321で吐出面22のノズル形成領域Mを囲むようにキャッピングし、吸引動作によってキャップ30の第1凹部32内を負圧にすることでノズルNからインクを排出させるメンテナンス(クリーニング)である。第2メンテナンスは、液体の吐出によるメンテナンスであり、具体的にはキャップ30を吐出面22から離間させて、フラッシング動作によってノズルNからインクをキャップ30の第2凹部42内に吐出させるメンテナンス(フラッシング)である。第1メンテナンスや第2メンテナンスによれば、ノズルNから気泡や増粘インクなどを排出させることで、吐出不良などの不具合を抑制できる。
第1凹部32内には、第1吸収体322が配置される。第1吸収体322は、第1メンテナンスでノズルNから排出させたインクを吸収する。他方、2つの第2凹部42内にはそれぞれ、第2吸収体422が配置される。第2吸収体422は、第2メンテナンスでノズルNから吐出させたインクを吸収する。
第1吸収体322と第2吸収体422は、同質の材質で構成してもよく、異質の材質で構成してもよい。ただし、第2吸収体422は、第1吸収体322よりも多孔質の材質で構成することで、第1吸収体322よりもインクが吸収され易くするようにしてもよい。これによれば、フラッシング動作による第2メンテナンスで吐出されたインクが第2吸収体422に吸収され易くなる。したがって、第2吸収体422へ吸収されずに乾燥が進み増粘または固化したインクが、第2吸収体422の表面に付着し難くなるので、第2吸収体422の厚みW2を第1吸収体322の厚みW1より厚くしても、キャップ30を吐出面22に接触する際に、第2吸収体422の表面に固着したインクで気密性が損なわれることを抑制できる。
第1凹部32は、排出管33を介して廃液部34(廃液タンク)に連通する。具体的には、第1凹部32にはその底壁を貫通する貫通孔323が形成され、貫通孔323には排出管33が接続されている。排出管33は、第1凹部32と廃液部34とを連通する。排出管33には、吸引ポンプPが設けられている。廃液部34は、第1凹部32から吸引されて排出管33に排出されるインクを収容する。
排出管33には、吸引ポンプPと第1凹部32との間に、第1凹部32を大気に連通するか廃液部34に連通するかを切り替える切替弁Vが設けられている。切替弁Vは、例えば三方弁で構成される。吸引ポンプPにより第1凹部32内を負圧にしてノズルNからインクを排出させる場合には、切替弁Vによって第1凹部32と排液部34とが排出管33により連通され、大気は遮断されている。その後、キャップ30を吐出面22に対して離間させる前に、切替弁Vによって第1凹部32を大気に連通することで、第1凹部32内の負圧状態を解除する。これにより、キャップ30を吐出面22から離間する際の第1凹部32内の負圧によるノズルN内のメニスカスの破壊を抑制できる。
ところで、本実施形態では、第1凹部32内に第1吸収体322を配置し、第2凹部42内に第2吸収体422を配置することで、キャップ30の底面Fに第1吸収体322と第2吸収体422とを別々に配置する。第1吸収体322と第2吸収体422との相対位置は、第1凹部32と第2凹部42の相対位置に対応するから、本実施形態の2つの第2吸収体422は、第1吸収体32に対してX方向の両側にそれぞれ1つずつ配置される。第2メンテナンスでは、2つの第2吸収体422のどちらを用いてもよい。
ただし、第2吸収体422は第1吸収体322に対して、X方向の少なくとも一方側に配置されていればよい。キャリッジ18によって液体吐出ヘッド20を移動させることで、第1吸収体322または第2吸収体422に吐出面22を対向させることができる。したがって、吐出面22を対向する位置に第1吸収体322または第2吸収体422を移動させる構成を設けなくて済むので、キャップ30の構成を簡素化できる。
このように本実施形態では、キャップ30の底面Fに第1吸収体322と第2吸収体422とが別々に配置されるから、第1吸収体322の厚みW1と第2吸収体422の厚みW2とが異なる厚みになるようにすることで、吐出面22から第1吸収体322までの距離と、吐出面22から第2吸収体422までの距離とを調整できる。本実施形態では、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2を、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1よりも厚くしている。
本実施形態では、第1吸収体322が設置される底面Fと第2吸収体422が設置される底面Fとは、Z方向の位置が一致している。なお、第1吸収体322が設置される底面Fと第2吸収体422が設置される底面Fとは、Z方向の位置が一致していなくてもよく、この場合は、例えば第1吸収体322が設置される底面を基準面として、当該基準面から第2吸収体422の吐出面22側の表面までの距離は、当該基準面から第1吸収体322の吐出面22側の表面までの距離より長ければよい。つまり、キャップ30と吐出面22とが所定の相対位置、例えば第2メンテナンス時の相対位置(図12)にある場合、第1吸収体322の吐出面22側の表面と吐出面22との間の距離が、第2吸収体422の吐出面22側の表面と吐出面22との間の距離より、長ければよい。これにより、インクの排出による第1メンテナンスとインクの吐出による第2メンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
以下、比較例に係るキャップ30’による第1メンテナンスの不具合と第2メンテナンスの不具合について具体的に説明する。図3および図4は、本実施形態の比較例に係るキャップ30’による第1メンテナンスの不具合を説明するための作用説明図である。図3は、第1メンテナンスでインクを排出する場合の作用説明図であり、図4は、図3に続く作用説明図であって、第1メンテナンスで気泡Buが発生する場合を説明するための図である。図5および図6は、本実施形態の比較例に係るキャップ30’による第2メンテナンスの不具合を説明するための作用説明図である。図5は、第2メンテナンスでインクを吐出する場合の作用説明図であり、図6は、図5に続く作用説明図であって、第2メンテナンスで浮遊ミストが発生する場合を説明するための図である。
図3乃至図6に示すように、比較例に係るキャップ30’は、液体吐出装置10内の非印刷領域Hに配置され、1つの凹部32’内に1つの吸収体322’を配置して成る。図3に示すように、このような比較例のキャップ30’を用いて第1メンテナンスを行う場合には、ノズル形成領域Mを覆うようにキャップ30’を吐出面22に接触させて、吐出面22をキャッピングする。そして、切替弁Vで凹部32’を廃液部34に連通して吸引ポンプPを駆動することによって、凹部32’内を吸引する。これにより、凹部32’内は負圧になり、ノズルNからインクが排出される。ノズルNから排出されたインクは、吸収体322’に吸収される。
第1メンテナンスが終了すると、キャップ30’を吐出面22から外す。このとき、凹部32’内は負圧なので、そのままキャップ30’を離間させると、ノズルN内のメニスカスが破壊される虞がある。このため、キャップ30’を吐出面22から外す前に、切替弁Vによって凹部32’を大気に連通し、凹部32‘内の負圧を解消することで、キャップ30’を外したときのノズルN内のメニスカスの破壊を防止できる。
ところが、図4に示すように、切替弁Vによって凹部32’を大気に連通すると、吸収体322’の表面に気泡Buが発生する。しかも、吸収体322’は、多くのインクを吸収するほど膨潤して、吸収体322’の表面が吐出面22側に盛り上がる。そのため、比較例のキャップ30’の構成では、吸収体322’の厚みW’を厚くするほど、吸収体322’と吐出面22との距離h’が短くなるので、凹部32’を大気に連通したときに吸収体322’から発生した気泡Buが吐出面22に付着し易くなり、その後の印刷において吐出不良などの不具合を引き起こす虞がある。
他方、図5に示すように、比較例のキャップ30’を用いて第2メンテナンスを行う場合には、キャップ30’を吐出面22から離間させて、フラッシング動作によってノズルNからインクを吐出する。フラッシング動作では、液体吐出部21の圧電素子を駆動させて圧力室内の圧力を変動させて各ノズルNからインクを吐出する。吐出されたインクは、吸収体322’に吸収される。
ところが、図6に示すように、ノズルNからインクを吐出すると、そのインクの自己噴流によって浮遊ミストが発生する。しかも、吸収体322’と吐出面22との距離h’が長いほど、浮遊ミストが増加してしまう。そのため、比較例のキャップ30’の構成では、吸収体322’の厚みW’を薄くするほど、吸収体322’と吐出面22との距離h’が長くなるので、ノズルNからインクを吐出したときに発生する浮遊ミストが増加して、その浮遊ミストが吐出面22に付着したり装置内へ侵入したりする可能性が高くなる。浮遊ミストが吐出面22に付着すると吐出不良などの不具合を引き起こし、浮遊ミストが装置内へ進入すると機能不全などの不具合を引き起こす虞がある。
以上のとおり、比較例のキャップ30’の構成では、第1メンテナンスで発生する気泡Buによる不具合を抑制するために、吸収体322’の厚みW’を薄くすれば、第2メンテナンスで浮遊ミストによる不具合が発生し易くなってしまう。逆に、第2メンテナンスで発生する浮遊ミストによる不具合を抑制するために、吸収体322’の厚みW’を厚くすれば、第1メンテナンスで気泡Buによる不具合が発生し易くなってしまう。このように、比較例のキャップ30’の構成では、吸収体322’の厚みW’を変えて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しようとすれば、他方のメンテナンス時の不具合が発生し易くなってしまう。
そこで、本実施形態では図2に示すように、キャップ30の底面Fに第1吸収体322と第2吸収体422を別々に配置し、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2は、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1よりも厚くする。この構成によれば、第1メンテナンスでノズルNから排出されたインクは、厚みW1の薄い第1吸収体322で吸収し、第2メンテナンスでノズルNから吐出されたインクは、厚みW2の厚い第2吸収体422で吸収することができる。これにより、第1メンテナンスでは、気泡Buによる不具合を抑制しながら、第2メンテナンスでは、浮遊ミストによる不具合も抑制できる。
以下、このような本実施形態に係るキャップ30を用いた液体吐出装置10の駆動方法について説明する。図7は、第1実施形態に係るキャップ30による第1メンテナンスの処理のフローチャートであり、図8は、第1実施形態に係るキャップ30による第2メンテナンスの処理のフローチャートである。本実施形態の第1メンテナンスと第2メンテナンスの処理は、記憶装置124に記憶される所定のプログラムに基づいて制御装置122によって実行される。
図9および図10は、本実施形態に係るキャップ30による第1メンテナンスを説明するための作用説明図である。図9は、第1メンテナンスでインクを排出する場合の作用説明図であり、図10は、図9に続く作用説明図であって、第1メンテナンスでの気泡Buによる不具合の抑制効果を説明するための図である。図11および図12は、本実施形態に係るキャップ30による第2メンテナンスを説明するための作用説明図である。図11は、第2メンテナンスでインクを吐出する場合の作用説明図であり、図12は、図11に続く作用説明図であって、第2メンテナンスでの浮遊ミストによる不具合の抑制効果を説明するための図である。
図7の第1メンテナンスの処理は、吐出面22のノズル形成領域Mが第1メンテナンス領域H1に対向する位置まで液体吐出ヘッド20をX方向に移動して実行される。図7に示すように、先ずステップS11にて制御装置122は、液体吐出ヘッド20の吐出面22をキャッピングする。具体的には、吐出面22のノズル形成領域Mを第1凹部32の開口縁部321で囲むように、キャップ30を吐出面22に接触させてキャッピングする(図9)。そして、ステップS12にて制御装置122は、ノズルNからインクを排出させる。具体的には、切替弁Vで第1凹部32を廃液部34に連通して吸引ポンプPを駆動することによって、第1凹部32内を吸引する。これにより、第1凹部32内は負圧になり、ノズルNからインクが排出される(図9)。ノズルNから排出されたインクは、第1吸収体322に吸収され排出管33を経て廃液部34に収容される。
第1メンテナンスが終了すると、ステップS13にて制御装置122は、切替弁Vによって第1凹部32を大気に連通する(図10)。図10に示すように、本実施形態では、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1は、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2よりも薄いから、吐出面22をキャップ30で覆っても吐出面22から第1吸収体322までの距離h1を長くできる。これにより、吐出面22からキャップ30を外す前に第1凹部32を大気に連通した際に第1吸収体322から気泡Buが発生しても、その気泡Buが吐出面22に付着することを抑制できるので、気泡Buの吐出面22への付着による吐出不良などの不具合を抑制できる。
続いて、ステップS14にて制御装置122は、キャップ30を吐出面22から外し、待機位置に移動させて、一連の処理を終了する。このとき、第1凹部32は大気に連通し、凹部32‘内の負圧を解消しているので、キャップ30を外したときにノズルN内のメニスカスが破壊されることを防止することができる。キャップ30の待機位置は、例えばキャリッジ18の移動に邪魔にならない程度に下降した位置である。
図8の第2メンテナンスの処理は、ノズル列ごとに2つの第2凹部42のいずれかを用いて行われる。第2メンテナンスの対象となるノズル列が第2メンテナンス領域H2に対向する位置まで液体吐出ヘッド20をX方向に移動して実行される。図11および図12では、X方向の最も負側にあるノズル列を対象とし、X方向の負側の第2凹部42を用いて第2メンテナンスを行う場合を例示する。
先ずステップS21にて制御装置122は、吐出面22とキャップ30とを離間配置させる。具体的には、キャップ30を待機位置から上昇し、吐出面22から所定距離だけ離間させた位置まで移動する(図11)。そして、ステップS22にて制御装置122は、フラッシング動作によってノズルNからインクを吐出する(図12)。フラッシング動作では、圧電素子74を駆動させて圧力室SC内の圧力を変動させて各ノズルNからインクを吐出する。吐出されたインクは、第2吸収体422に吸収される。このとき、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2は、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1よりも厚いから、吐出面22からキャップ30を離間配置させても、吐出面22から第2吸収体422までの距離h2を短くできる。これにより、第2吸収体422にインクを吐出する際の浮遊ミストの発生を抑えられるので、浮遊ミストの吐出面22への付着による吐出不良や装置内への進入による機能不全などの不具合を抑制できる。第2メンテナンスが終了すると、ステップS23にて制御装置122は、キャップ30を待機位置に移動させて、一連の処理を終了する。なお、本実施形態では、2つの第2吸収体422が設けられているので、ノズルN列や順番に応じて2つの第2吸収体422を使い分けることもできる。
このように本実施形態によれば、インクの排出による第1メンテナンスとインクの吐出による第2メンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。また、第1凹部32と2つの第2凹部42との間を壁部35によって隔てることで、インクの排出による第1メンテナンスにおいて、キャップ30内を大気に連通した際に第1吸収体322から気泡Buが発生しても、その気泡が第2吸収体422に移動することを壁部35によって妨げることができる。したがって、第1吸収体322で発生した気泡Buが第2吸収体422を通って吐出面22に付着することを抑制できる。
また、第1吸収体322は、第1凹部32内を吸引ポンプPで吸引することで、第1吸収体322からインクを排出できる。他方、第2吸収体422は、第1凹部32とは壁部35で隔たれた第2凹部42に配置されるので、第1凹部32内を吸引ポンプPで吸引しても第2凹部42内のインクを排出できない。このため、第1吸収体322よりも吸収するインク量が多くなる。そこで、第2吸収体422を交換可能に構成してもよい。第2吸収体422を交換可能にすることで、キャップ30の全体を交換しなくて済む。また、第2凹部42に別途吸引ポンプが設けられた排出管を接続することも可能であり、その場合、第2吸収体422の交換頻度を下げることができる。
ところで、インクの吐出による第2メンテナンスでは、インクの浸透性によっては、第2吸収体422にインクが吸収され難く、第2吸収体422へ吸収されずに乾燥が進んで増粘または固化したインクが、第2吸収体422の表面に付着してしまう場合も考えられる。インク成分のうち浸透剤や界面活性剤などの種類や量によってインクの浸透性が異なるから、複数のノズル列から浸透性が異なるインクを吐出する場合も考えられる。その場合には、各ノズル列の第2メンテナンスの順序によっては、第2吸収体422の表面に増粘または固化したインクが付着してしまう。ところが、浸透性の低いインクを第2吸収体422に向けて吐出しても、その後に浸透性の高いインクを吐出すれば、第2吸収体422に吸収されにくい浸透性の低いインクを、浸透性の高いインクで洗い流し第2吸収体422に付着する増粘または固化したインクを低減することができる。そこで、本実施形態では、インクの浸透性を加味して各ノズル列の第2メンテナンスを行うようにしてもよい。
以下、インクの浸透性を加味した第2メンテナンスについて説明する。図13および図14は、本実施形態の比較例としてインクの浸透性を加味しない第2メンテナンスを行った場合の作用説明図である。図15および図16は、本実施形態におけるインクの浸透性を加味した第2メンテナンスを行った場合の作用説明図である。ここでは、例えばX方向の最も正側のノズル列のノズルNの方が、X方向の最も負側のノズル列のノズルNよりも、浸透性が低いインクを吐出する場合を考える。
インクの浸透性を加味しない比較例の第2メンテナンスでは、図13に示すように浸透性の高いインクを吐出してから、図14に示すように浸透性の低いインクを吐出する。そうすると、図13に示すように浸透性の高いインクは第2吸収体422に素早く吸収されて表面で増粘または固化しなくても、図14に示すように、その後の浸透性の低いインクが、なかなか第2吸収体422に吸収されずに乾燥が進んで増粘または固化して、第2吸収体422の表面に付着してしまう。
これに対して、インクの浸透性を加味した本実施形態の第2メンテナンスでは、図15に示すように浸透性の低いインクを吐出してから、図16に示すように浸透性の高いインクを吐出する。そうすると、図15に示すように、もし浸透性の低いインクが第2吸収体422の表面に残ってしまったとしても、図16に示すように、その後の浸透性の高いインクで、浸透性の低いインクを洗い流すことができる。このように、インクの浸透性を加味して本実施形態の第2メンテナンスを実行することで、浸透性の低いインクが第2吸収体422に付着する量を低減することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。図17および図18は、第2実施形態に係るキャップ30の構成を示す図である。図17は、第2実施形態のキャップ30をZ方向から見た平面図であり、図18は、第2実施形態のキャップ30をX−Z面で切断した断面図である。
本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。図17および図18は、第2実施形態に係るキャップ30の構成を示す図である。図17は、第2実施形態のキャップ30をZ方向から見た平面図であり、図18は、第2実施形態のキャップ30をX−Z面で切断した断面図である。
第1実施形態では、1つの第1吸収体322(第1凹部32)に対して、X方向の両側にそれぞれ第2吸収体422(第2凹部42)を配置する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、1つの第1吸収体322(第1凹部32)に対して、X方向の少なくとも一方に第2吸収体422(第2凹部42)を配置するようにしてもよい。第2実施形態では、1つの第1吸収体322(第1凹部32)に対して、X方向の負側に第2吸収体422(第2凹部)を配置した場合を例示する。
図17および図18の第1吸収体322は第1メンテナンス領域H1に配置され、第2吸収体422は第1メンテナンス領域H1よりもX方向の負側の第2メンテナンス領域H2に配置される。第2実施形態の第2吸収体422は、吐出面22のノズル形成領域Mよりも大きな面積を有する。この構成によれば、第2メンテナンスにおいて、吐出面22に形成されるすべてのノズルNから一斉に第2吸収体422に向けてインクを吐出させることができる。
また、液体吐出ヘッド20を移動することなく、複数のノズル列からのインク吐出のタイミングをずらして複数のノズル列の一部ずつ順次吐出することで、自己噴流を抑えて浮遊ミストの増加を抑制できる。以上の構成によれば、インクの吐出による第2メンテナンスにかかる時間を短縮でき、浮遊ミストの発生を抑制しながら、効率のよい第2メンテナンスを実行できる。なお、第2メンテナンスにおいて、複数のノズルN列からのインク吐出のタイミングをずらして複数のノズル列の一部ずつ順次吐出する場合、第2凹部42および第2吸収体422の大きさは、1回に吐出するノズル列に対応する大きさであればよく、少なくとも1つのノズル列に対応する大きさであればよい。
また、第2実施形態の構成においても、第1吸収体322と第2吸収体422は、キャップ30の底面Fに別々に配置され、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2は、キャップ30の底面Fからの第1吸収体の厚みW1よりも厚い。したがって、インクの排出による第1メンテナンスとインクの吐出による第2メンテナンスにおいて、一方のメンテナンス時の不具合を抑制しながら、他方のメンテナンス時の不具合も抑制できる。
図19および図20は、第2実施形態に係るキャップ30の作用説明図である。図19は、第1メンテナンスでインクを排出する場合の作用説明図であり、図20は、第2メンテナンスでインクを吐出する場合の作用説明図である。図19に示すように第2実施形態においても、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1は、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2よりも薄いから、第1メンテナンスにおいて吐出面22をキャップ30で覆っても吐出面22から第1吸収体322までの距離h1を長くできる。他方、図20に示すように、キャップ30の底面Fからの第2吸収体422の厚みW2は、キャップ30の底面Fからの第1吸収体322の厚みW1よりも厚いから、吐出面22からキャップ30を離間させても、吐出面22から第2吸収体422までの距離h2を短くできる。したがって、第1メンテナンスにおいて気泡Buによる不具合を抑制しながら、第2メンテナンスでは浮遊ミストによる不具合を抑制できる。
なお、第2実施形態では、液体吐出ヘッド20をキャリッジ18で、第1メンテナンス領域H1に移動させて第1メンテナンスを行い、第2メンテナンス領域H2に移動させて第2メンテナンスを行う場合を例示したが、これに限られない。例えば1つのメンテナンス領域H’で第1吸収体322と第2吸収体422との位置を入れ替える吸収体移動機構36を設けることで、液体吐出ヘッド20をメンテナンス領域H’に移動させた状態のまま動かすことなく、第1メンテナンスと第2メンテナンスを行うことも可能となる。図21乃至図24の構成によれば、吸収体移動機構36で第1吸収体322と第2吸収体422とを入れ替えて、図7の第1メンテナンスと図8の第2メンテナンスを行うことができる。
図21乃至図24は、第1吸収体322と第2吸収体422との位置を入れ替え可能なキャップ30の構成例を示す図である。図21は、第2実施形態の第1変形例に係るキャップ30であり、第1吸収体322と第2吸収体422とをX方向の負側と正側にキャップ30をスライド可能な構成である。図21の吸収体移動機構36は、キャップ30をX方向にスライドさせるモーターなどの駆動機構である。第1メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によってキャップ30をX方向にスライドさせて、メンテナンス領域H’に第1吸収体322を配置する。第2メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によってキャップ30をX方向にスライドさせて、メンテナンス領域H’に第2吸収体422を配置する。
図22は、第2実施形態の第2変形例に係るキャップ30であり、第1吸収体322と第2吸収体422とをY方向の負側と正側にキャップ30をスライド可能な構成である。図22の吸収体移動機構36は、キャップ30をY方向にスライドさせるモーターなどの駆動機構である。第1メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によってキャップ30をY方向にスライドさせて、メンテナンス領域H’に第1吸収体322を配置する。第2メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によってキャップ30をY方向にスライドさせて、メンテナンス領域H’に第2吸収体422を配置する。
図23は、第2実施形態の第3変形例に係るキャップ30であり、第1吸収体322と第2吸収体422とをZ方向に沿った軸37を中心にキャップ30を回転可能な構成である。図23の吸収体移動機構36は、軸37を中心にキャップ30を回転させるモーターなどの駆動機構である。第1メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によって軸37を中心にキャップ30を回転させて、メンテナンス領域H’に第1吸収体322を配置する。第2メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によって軸37を中心にキャップ30を回転させて、メンテナンス領域H’に第2吸収体422を配置する。
なお、第2吸収体422の大きさがノズル形成領域M以下の場合は、第2メンテナンスにおいてノズル列の吐出タイミングにあわせて液体吐出ヘッド20を移動させてもよいし、吸収体移動機構36をさらにキャップ30をX方向にスライドさせるモーターなども備える駆動機構として、第2メンテナンスにおけるノズル列の吐出タイミングにあわせてキャップ30をX方向にスライドさせてもよい。
図24は、第2実施形態の第4変形例に係るキャップ30であり、第1吸収体322と第2吸収体422とをX方向に沿った軸38を中心にキャップ30を回転可能な構成である。図24の吸収体移動機構36は、軸38を中心にキャップ30を回転させるモーターなどの駆動機構である。図24のキャップ30の第1凹部32と第2凹部42は、軸38に対して対象の位置にある。第1メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によって軸38を中心にキャップ30を回転させて、メンテナンス領域H’において軸38の上側に第1吸収体322を配置する。第2メンテナンスを行う場合には、吸収体移動機構36によって軸38を中心にキャップ30を回転させて、メンテナンス領域H’において軸38の上側に第2吸収体422を配置する。なお、この構成では、第1凹部32または第2凹部42が軸38よりも下側にあるときには下方に開口するので、もし第1吸収体322または第2吸収体422からインクが垂れた場合にそのインクを受けるための受け皿をキャップ30の下方に配置してもよい。また、第1凹部32と第2凹部42を上側に向けたまま回転できるようにしてもよい。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について説明する。図25は、第3実施形態に係る液体吐出装置10の部分的な構成図である。図26は、第3実施形態に係るメンテナンスユニット19の構成を説明するための図であって、キャップ30をX−Z面で切断した断面図である。第1実施形態および第2実施形態のキャップ30では、第1吸収体322と第2吸収体422を別体で構成した場合を例示したが、第3実施形態のキャップ30では、1つの凹部52に第1吸収体322と第2吸収体422を一体にした吸収体522を配置する構成を例示する。
本発明の第3実施形態について説明する。図25は、第3実施形態に係る液体吐出装置10の部分的な構成図である。図26は、第3実施形態に係るメンテナンスユニット19の構成を説明するための図であって、キャップ30をX−Z面で切断した断面図である。第1実施形態および第2実施形態のキャップ30では、第1吸収体322と第2吸収体422を別体で構成した場合を例示したが、第3実施形態のキャップ30では、1つの凹部52に第1吸収体322と第2吸収体422を一体にした吸収体522を配置する構成を例示する。
図25および図26に示すように、第3実施形態の吸収体522は、第1吸収体322と第2吸収体422を互いに背面で貼り付けて構成したものである。第1吸収体322と第2吸収体422は同質の材料で構成してもよく、異質の材料で構成してもよい。異質の材料で構成する場合には第1実施形態と同様に、第2吸収体422は、第1吸収体322よりも多孔質の材質で構成してもよい。第1吸収体322と第2吸収体422の境界部分にX方向に沿った軸53を設けることで、軸53を中心に吸収体522が回転可能にする。図26の吸収体移動機構56は、軸53を中心に吸収体522を回転させるモーターなどの駆動機構である。
図27および図28は、第3実施形態に係るキャップ30の作用説明図である。図27は、第1メンテナンスでインクを排出する場合の作用説明図であり、図28は、第2メンテナンスでインクを吐出する場合の作用説明図である。図27に示すように、第1メンテナンスでは、吸収体移動機構36によって軸53を中心に吸収体522を回転させることによって、第1吸収体322の吐出面22側の面を第1位置に移動させて、図7の第1メンテナンスを行うことができる。第1位置は、第1メンテナンスでノズルNからインクを排出させる際、吐出面22から第1吸収体322の吐出面22側の面までの距離がh1となる位置である。
他方、第2メンテナンスでは、吸収体移動機構36によって軸53を中心に吸収体522を回転させることによって、第2吸収体422の吐出面22側の面を第2位置に移動させて、図8の第2メンテナンスを行うことができる。第2位置は、第2メンテナンスでノズルNからインクを吐出させる際、第1位置よりも吐出面22に近い位置であり、吐出面22から第1吸収体322の吐出面22側の面までの距離がh2となる位置である。したがって、第3実施形態においても、第1メンテナンスにおいて気泡Buによる不具合を抑制しながら、第2メンテナンスでは浮遊ミストによる不具合を抑制できる。
なお、第3実施形態では、軸53を中心に吸収体522を回転させる構成を例示したが、これに限られるものではない。例えば図29および図30に示す第3実施形態の変形例のように、軸53で吸収体522をZ方向にスライド可能に構成してもよい。図29および図30は、第3実施形態の変形例に係るキャップ30の作用説明図である。図29は、第1メンテナンスでインクを排出する場合の作用説明図であり、図30は、第2メンテナンスでインクを吐出する場合の作用説明図である。図29および図30の吸収体移動機構56は、軸53で吸収体522をZ方向にスライドするためのモーターなどの駆動機構である。本実施形態のキャップ30の底面Fと吸収体522との間には、吸収体522を上方(Z方向の負側)に付勢するバネSが設けられている。
図29に示すように、第1メンテナンスでは、吸収体移動機構56によって軸53をバネSの付勢力に抗してZ方向の正側にスライドさせることで、吸収体522の吐出面22側の面を第1位置に移動させて、図7の第1メンテナンスを行うことができる。第1位置は、第1メンテナンスでノズルNからインクを排出させる際、吐出面22から第1吸収体322の吐出面22側の面までの距離がh1となる位置である。
図30に示すように、第2メンテナンスでは、軸53をバネSの復元力でZ方向の負側にスライドさせることで、吸収体522の吐出面22側の面を第2位置に移動させて、図8の第2メンテナンスを行うことができる。第2位置は、第2メンテナンスでノズルNからインクを吐出させる際、第1位置よりも吐出面22に近い位置であり、吐出面22から第1吸収体322の吐出面22側の面までの距離がh2となる位置である。したがって、第3実施形態の変形例においても、第1メンテナンスにおいて気泡Buによる不具合を抑制しながら、第2メンテナンスでは浮遊ミストによる不具合を抑制できる。
なお、吸収体移動機構56は、バネSを備えずに、モーターなどの機構によって軸53をZ方向にスライドさせて吸収体522を移動させる構成にすることもできる。また、吸収体移動機構56は、モーターなどを備えずに、吐出面22とキャップ30とが接近するとバネSを押し縮めて吸収体522が第1位置に移動し、吐出面22とキャップ30とが離間するとバネSの弾性力により吸収体522が第2位置に移動する構成にすることもできる。例えば吸収体522を保持する保持部と、当該保持部から吐出面22に側に突出する突起部とを備えるようにしてもよい。この構成では、吐出面22とキャップ30とが離間している場合は、吸収体522の吐出面22側の面は第2位置に位置する。そして、吐出面22とキャップ30とが接近すると、吐出面22に当該突起部が接触しバネSの付勢力に抗して突起部を押し下げることによって、保持部と共に吸収体522の吐出面22側の面が第1位置に移動する。このような構成によっても、第1メンテナンスにおいて気泡Buによる不具合を抑制しながら、第2メンテナンスでは浮遊ミストによる不具合を抑制できる。
<変形例>
以上に例示した態様および実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示や上述の態様から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
以上に例示した態様および実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示や上述の態様から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)上述した実施形態では、第1凹部32(第1吸収体322)または凹部52(吸収体522)の大きさは、液体吐出ヘッド20の全ノズル列に対応する大きさである場合を例示したが、これに限られず、1つのノズル列または2つ以上のノズル列に対応する大きさにしてもよい。第1凹部32(第1吸収体322)または凹部52(吸収体522)の大きさを、液体吐出ヘッド20の全ノズル列に対応する大きさより小さくする場合は、液体吐出ヘッド20とキャップ30との相対位置を移動させながら、第1メンテナンスを複数のノズル列の一部ずつ実施することができる。
(2)上述した実施形態では、液体吐出ヘッド20を搭載したキャリッジ18をX方向に沿って反復的に往復させるシリアルヘッドを例示したが、液体吐出ヘッド20を媒体11の全幅にわたり配列したラインヘッドにも本発明を適用可能である。
(3)上述した実施形態では、圧力室に機械的な振動を付与する圧電素子を利用した圧電方式の液体吐出ヘッド20を例示したが、加熱により圧力室の内部に気泡を発生させる発熱素子を利用した熱方式の液体吐出ヘッドを採用することも可能である。
(4)上述した実施形態で例示した液体吐出装置10は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体吐出装置10の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を吐出する液体吐出装置は、液晶表示装置のカラーフィルターや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等を形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を吐出する液体吐出装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。また、液体の一種として生体有機物の溶液を吐出するチップ製造装置としても利用される。
10…液体吐出装置、11…媒体、12…制御ユニット、122…制御装置、124…記憶装置、14…液体容器、15…搬送機構、16…移動機構、18…キャリッジ、19…メンテナンスユニット、20…液体吐出ヘッド、21…液体吐出部、22…吐出面、30…キャップ、32…第1凹部、321…開口縁部、322…第1吸収体、323…貫通孔、33…排出管、34…廃液部、35…壁部、36…吸収体移動機構、37…軸、38…軸、42…第2凹部、421…開口縁部、422…第2吸収体、52…凹部、522…吸収体、53…軸、56…吸収体移動機構、h1…距離、h2…距離、Bu…気泡、F…底面、H…非印刷領域、H1…第1メンテナンス領域、H2…第2メンテナンス領域、H’…メンテナンス領域、M…ノズル形成領域、N…ノズル、P…吸引ポンプ、V…切替弁、W1…厚み、W2…厚み、S…バネ。
Claims (12)
- 液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、
前記キャップで前記吐出面を覆って前記ノズルから排出させた液体を吸収する第1吸収体と、
前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから吐出させた液体を吸収する第2吸収体と、を具備し、
前記第1吸収体と前記第2吸収体は、前記キャップに別々に配置され、
前記キャップの所定の基準面からの前記第2吸収体の前記吐出面側の表面までの距離は、前記キャップの前記所定の基準面からの前記第1吸収体の前記吐出面側の表面までの距離より長い
液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、
前記キャップで前記吐出面を覆って前記ノズルから排出させた液体を吸収する第1吸収体と、
前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから吐出させた液体を吸収する第2吸収体と、を具備し、
前記第1吸収体と前記第2吸収体は、前記キャップに別々に配置され、
前記キャップと前記吐出面とが所定の相対位置にある場合に、前記第1吸収体の前記吐出面側の表面と前記吐出面との間の距離は、前記第2吸収体の前記吐出面側の表面と前記吐出面との間の距離より長い
液体吐出装置。 - 前記液体吐出ヘッドを第1方向に移動するキャリッジを備え、
前記第2吸収体は、前記第1吸収体に対して前記第1方向の少なくとも一方側に配置される
請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置。 - 前記第2吸収体は、前記第1吸収体よりも多孔質の材質から成る
請求項1から請求項3の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記キャップは、
前記第1吸収体が配置される第1凹部と、
前記第2吸収体が配置される第2凹部と、
前記第1凹部と前記第2凹部とを隔てる壁部と、を備える
請求項1から請求項4の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記吐出面は、前記ノズルが複数形成されるノズル形成領域を有し、
前記第2吸収体は、前記複数のノズルのうち少なくとも一部に対応する大きさである
請求項1から請求項5の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記キャップは、前記第1吸収体の位置と前記第2吸収体の位置を入れ替え可能な吸収体移動機構を備える
請求項1から請求項6の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記第2吸収体は、交換可能である
請求項1から請求項7の何れかに記載の液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、
前記キャップ内に移動可能に保持される吸収体と、
前記キャップに対する前記吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、
前記吸収体移動機構は、
前記キャップで前記吐出面を覆って前記ノズルから液体を排出させる際には、前記吸収体の前記吐出面側の面を第1位置に移動し、
前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから液体を吐出させる際には、前記吸収体の前記吐出面側の面を前記第1位置よりも前記吐出面に近い第2位置に移動する
液体吐出装置。 - 液体吐出装置の駆動方法であって、
液体吐出装置は、
液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、
前記キャップ内に移動可能に保持される第1吸収体および第2吸収体と、
前記キャップに対する前記第1吸収体および前記第2吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、
前記キャップで前記吐出面を覆って前記ノズルから液体を排出させる際には、前記吸収体移動機構によって前記第1吸収体の前記吐出面側の面を第1位置に移動させて、
前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから液体を吐出させる際には、前記吸収体移動機構によって前記第2吸収体の前記吐出面側の面を前記第1位置よりも前記吐出面に近い第2位置に移動させる
液体吐出装置の駆動方法。 - 液体吐出装置の駆動方法であって、
液体吐出装置は、
液体を吐出するノズルが形成される吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドからの液体を受けるキャップと、
前記キャップ内に移動可能に保持される吸収体と、
前記キャップに対する前記吸収体の位置を移動させる吸収体移動機構と、を具備し、
前記キャップで前記吐出面を覆って前記ノズルから液体を排出させる際には、前記吸収体移動機構によって前記吸収体の前記吐出面側の面を第1位置に移動させて、
前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから液体を吐出させる際には、前記吸収体移動機構によって前記吸収体の前記吐出面側の面を前記第1位置よりも前記吐出面に近い第2位置に移動させる
液体吐出装置の駆動方法。 - 前記キャップを前記吐出面から離間させて前記ノズルから液体を吐出させる際には、浸透性の低い液体を吐出させてから、浸透性の高い液体を吐出する
請求項10または請求項11に記載の液体吐出装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017223701A JP2019093600A (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017223701A JP2019093600A (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019093600A true JP2019093600A (ja) | 2019-06-20 |
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ID=66970646
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017223701A Pending JP2019093600A (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019093600A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022079993A (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
-
2017
- 2017-11-21 JP JP2017223701A patent/JP2019093600A/ja active Pending
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