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JP2019085312A - 非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法 - Google Patents

非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法 Download PDF

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JP2019085312A JP2017216036A JP2017216036A JP2019085312A JP 2019085312 A JP2019085312 A JP 2019085312A JP 2017216036 A JP2017216036 A JP 2017216036A JP 2017216036 A JP2017216036 A JP 2017216036A JP 2019085312 A JP2019085312 A JP 2019085312A
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titanium oxide
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hydrogen peroxide
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JP2017216036A
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講二 坂根
Koji Sakane
講二 坂根
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Hirose Holdings and Co Ltd
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Hirose Holdings and Co Ltd
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Abstract

【課題】防爆性を有する大型の製造装置を使用することなく、結晶性の酸化チタン粒子をほとんど含まない非晶質酸化チタン微粒子分散液を廉価に製造することができる非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法を提供する。【解決手段】チタン濃度が3.22重量%、塩素濃度が6.46重量%の四塩化チタン水溶液1800gを50〜70℃に加温した状態で、攪拌しながら、30重量%の水酸化ナトリウム水溶液440gを添加して四塩化チタンを加水分解することで粒子を生成し、これを分離した後、得られた粒子に30%過酸化水素水を385g加え、ゆっくり攪拌しながら溶解させることで橙色のゲル状物質を生成し、このゲル状物質に30%過酸化水素水を4900g加え、静置状態で発熱による泡立ちが無くなるまで自己分解発熱反応させることで、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子を含有する分散液を得る。【選択図】 図2

Description

この発明は、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法に関する。
この種の酸化チタン微粒子分散液の製造方法は、例えば、下記特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された製造方法では、まず、チタンテトライソプロポキシドにイソプロピルアルコールと35質量%の過酸化水素水を加えて混合することにより、チタンテトライソプロポキシドを加水分解してペースト状のチタン水酸化物を生成し、このペースト状のチタン水酸化物に35質量%の過酸化水素水を加えて自己分解発熱反応させることで、チタン酸化物及びチタン水酸化物を含有するチタン化合物含有ゲルを生成した後、このチタン化合物含有ゲルに35質量%の過酸化水素水を加えて自己分解発熱反応させる工程を2回繰り返すことにより、酸化チタン微粒子分散液を製造するようになっている。
特許第5004087号公報
しかしながら、チタンアルコキシドであるチタンテトライソプロポキシドは加水分解反応性が高いため、上述した製造方法のように、チタンテトライソプロポキシドにイソプロピルアルコールと35質量%の過酸化水素水を加えて混合すると、チタンテトライソプロポキシドが激しく加水分解するので、大きな反応容器が必要となり、製造装置が大型化すると共に、反応中にイソプロピルアルコールの蒸気が発生するので、防爆性を有する反応設備が必要になるといった問題がある。
また、上述した製造方法により製造される分散液に含まれる酸化チタン粒子は、結晶(アナターゼ型結晶:61%、ルチル型結晶:8%)が70%弱の確率で含まれており、非晶質の酸化チタン微粒子は31%にすぎないので、上述した製造方法は、非晶質酸化チタン微粒子分散液を製造する方法として好ましいとは言えない。
さらに、上述した製造方法では、溶剤(イソプロピルアルコール)を使用しているため、廃液処理工程が必要となるだけでなく、過酸化水素水の使用量が多いことから、コスト高になるといった問題もある。
そこで、この発明の課題は、防爆性を有する大型の製造装置を使用することなく、結晶性の酸化チタン粒子をほとんど含まない非晶質酸化チタン微粒子分散液を廉価に製造することができる非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法であって、四塩化チタン水溶液と水酸化ナトリウム水溶液とを混合して四塩化チタンを加水分解することで粒子を生成し、これを分離する第1工程と、第1工程により得られた粒子に過酸化水素水を加えて自己分解発熱反応させることで、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子を生成する第2工程とを備えた非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法を提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法において、前記第2工程において、過酸化水素水を複数回に分けて加えるようにしたことを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る発明の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法は、第1工程において、過酸化水素水を加えていないので、四塩化チタンが激しく加水分解することがなく、小さな反応容器で緩やかに加水分解させることができ、製造装置が大型化することがない。また、イソプロピルアルコールを加えていないので、反応中にイソプロピルアルコールの蒸気が発生することがなく、防爆性を有する反応設備も不要である。
また、請求項1に係る発明の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法は、溶剤であるイソプロピルアルコールを使用していないため、廃液処理工程が不要になると共に、過酸化水素水の使用量も少ないことから、非晶質酸化チタン微粒子分散液を廉価に製造することができる。
また、請求項2に係る発明の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法では、第2工程において、過酸化水素水を複数回に分けて加えるようにしたので、自己分解発熱反応が穏やかに進行することになり、製造装置のさらなる小型化を図ることができるという利点がある。
この発明に係る非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法により製造された実施例1の分散液中の粒子を凝集させることによって得られたゲル状物質のX線結晶構造解析結果を示すX線回折チャートである。 同上のゲル状物質を焼成することによって得られた粉末のX線結晶構造解析結果を示すX線回折チャートである。 この発明に係る非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法により製造された実施例2の分散液中の粒子を凝集させることによって得られたゲル状物質のX線結晶構造解析結果を示すX線回折チャートである。 同上のゲル状物質を焼成することによって得られた粉末のX線結晶構造解析結果を示すX線回折チャートである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、本発明の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
<第1工程>
チタン濃度:16.1重量%、塩素濃度:32.3%の四塩化チタン水溶液(東邦チタニウム(株)製、Lot.T771042)をイオン交換水で5倍に希釈した、チタン濃度が3.22重量%、塩素濃度が6.46重量%の四塩化チタン水溶液1800gを50〜70℃に加温した状態で、攪拌しながら、30重量%の水酸化ナトリウム水溶液440gを添加して四塩化チタンを加水分解すると、pHが4程度の白色の懸濁液が得られたので、さらに少量の30重量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを5.7〜6.3に調整した。この液体をろ過した後、電気伝導度が50μS/cm以下になるように、イオン交換水で洗浄を繰り返し行うことにより白色粒子を得た。
<第2工程>
得られた白色粒子に、30%過酸化水素水を385g加え、ゆっくり攪拌しながら溶解させると、橙色のゲル状物質が得られた。このゲル状物質に30%過酸化水素水を4900g加え、静置状態で発熱による泡立ちが無くなるまで自己分解発熱反応させると、橙色の透明な液体が得られた。
この液体にイオン交換水を加えて液重量を9.5Kgにした状態で、3.5重量%アンモニア水を添加してpHを5.7〜6.3に調整し、最後にイオン交換水を加えて全体重量を10Kgとした。
実施例1で得られた液体に、その液体と同体積の塩化カリウム水溶液を加えると、液体中に存在していた粒子が凝集して橙色のゲル状物質が得られた。このゲル状物質をそのまま超音波洗浄器で洗浄した後、遠心分離して上澄み液を廃棄し、再度、蒸留水を添加してゲル状物質を超音波洗浄器にて洗浄した。その後、遠心分離し、上澄み液を除去して回収したゲル状物質をX線回折装置(MiniFlexII型 Rigaku社製)を用いてX線結晶構造解析を行ったところ、図1に示すX線回折チャートが得られた。このX線回折チャートは、シャープなピークを持たず、幅の広いハローパターンを有しており、得られた液体中に存在している粒子は結晶性の低い非晶質粒子であることが確認できた。
このようにして得られたゲル状物質を450℃で1時間焼成し、白色粉末を得た。この白色粉末を同上のX線回折装置(MiniFlexII型 Rigaku社製)を用いてX線結晶構造解析を行ったところ、図2に示すX線回折チャートが得られた。このX線回折チャートには、アナターゼ型酸化チタンについて、データベース化された入射角に対する回折強度がプロットされており、上記白色粒子のX線回折チャートのピークが、プロットされたアナターゼ型酸化チタンのデータベースと略一致していることから、実施例1で得られた液体中に存在している非晶質粒子は酸化チタンであることは明らかである。
また、実施例1で得られた液体中に存在している粒子の個数平均粒子径を粒子径分析装置(Malvem社製 ゼータサイザーナノZS)を用いて動的光散乱法(DLS)で測定したところ、0.7186±0.1799nmであった。
(実施例2)
第2工程において、第1工程で得られた白色粒子に30%過酸化水素水を385g加え、ゆっくり攪拌しながら溶解させることによって得られた橙色のゲル状物質に30%過酸化水素水を加えて自己分解発熱反応させる際、一度に4900gの30%過酸化水素水を加えるのではなく、30%過酸化水素水を2450gずつ2回に分けて加えた点を除いて、実施例1と同様の方法で、全体重量が10Kgの液体を生成した。
実施例2で得られた液体に、その液体と同体積の塩化カリウム水溶液を加えると、液体中に存在していた粒子が凝集して橙色のゲル状物質が得られた。このゲル状物質をそのまま超音波洗浄器で洗浄した後、遠心分離して上澄み液を廃棄し、再度、蒸留水を添加してゲル状物質を超音波洗浄器にて洗浄した。その後、遠心分離し、上澄み液を除去して回収したゲル状物質を同上のX線回折装置を用いてX線結晶構造解析を行ったところ、図3に示すX線回折チャートが得られた。このX線回折チャートは、シャープなピークを持たず、幅の広いハローパターンを有しており、得られた液体中に存在している粒子は結晶性の低い非晶質粒子であることが確認できた。
このようにして得られたゲル状物質を450℃で1時間焼成し、白色粉末を得た。この白色粉末を同上のX線回折装置を用いてX線結晶構造解析を行ったところ、図4に示すX線回折チャートが得られた。このX線回折チャートには、アナターゼ型酸化チタンについて、データベース化された入射角に対する回折強度がプロットされており、上記白色粒子のX線回折チャートのピークが、プロットされたアナターゼ型酸化チタンのデータベースと略一致していることから、実施例2で得られた液体中に存在している非晶質粒子は酸化チタンであることは明らかである。
また、実施例2で得られた液体中に存在している粒子の個数平均粒子径を同上の粒子径分析装置を用いて動的光散乱法(DLS)で測定したところ、1.356±0.368nmであった。
以上のように、上述した実施例1、2の製造方法では、第1工程において、過酸化水素水を加えていないので、四塩化チタンが激しく加水分解することがなく、大型の反応容器等を備えた製造装置を使用する必要がないと共に、イソプロピルアルコールを加えていないので、反応中にイソプロピルアルコールの蒸気が発生することがなく、防爆性を有する反応設備も不要であり、結晶性の酸化チタン粒子をほとんど含まない、シングルナノサイズの非晶質酸化チタン微粒子分散液を製造することができる。
また、溶剤であるイソプロピルアルコールを使用していないため、廃液処理工程が不要になると共に、過酸化水素水の使用量も少ないことから、非晶質酸化チタン微粒子分散液を廉価に製造することができる。
特に、実施例2の製造方法では、第2工程において、過酸化水素水を複数回に分けて加えるようにしたので、自己分解発熱反応が穏やかに進行することになり、製造装置のさらなる小型化を図ることができるという利点がある。
また、上述した実施例2では、第2工程において、過酸化水素水を2回に分けて加えているが、これに限定されるものではなく、3回以上に分けて加えることも可能である。
本発明は、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子分散液を製造する場合に利用することができる。

Claims (2)

  1. 平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法であって、
    四塩化チタン水溶液と水酸化ナトリウム水溶液とを混合して四塩化チタンを加水分解することで粒子を生成し、これを分離する第1工程と、
    第1工程により得られた粒子に過酸化水素水を加えて自己分解発熱反応させることで、平均粒子径が10nm以下の非晶質酸化チタン微粒子を生成する第2工程と
    を備えた非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  2. 前記第2工程において、過酸化水素水を複数回に分けて加えるようにした請求項1に記載の非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
JP2017216036A 2017-11-09 2017-11-09 非晶質酸化チタン微粒子分散液の製造方法 Pending JP2019085312A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020218508A1 (ja) 2019-04-26 2020-10-29 三井化学株式会社 光学材料用チオール含有組成物、光学材料用重合性組成物

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