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JP2019082273A - 冷却システム - Google Patents

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JP2019082273A
JP2019082273A JP2017209025A JP2017209025A JP2019082273A JP 2019082273 A JP2019082273 A JP 2019082273A JP 2017209025 A JP2017209025 A JP 2017209025A JP 2017209025 A JP2017209025 A JP 2017209025A JP 2019082273 A JP2019082273 A JP 2019082273A
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refrigerant
circulation
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JP2017209025A
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下田 一喜
Kazuyoshi Shimoda
一喜 下田
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ADD Co Ltd
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Abstract

【課題】より確実に冷媒を自然循環させることができる冷却システムを提供する。【解決手段】冷却システム1は、冷媒が循環する循環流路3と、気泡溜まり部5とを有している。循環流路3は、外部の冷却対象流体L1から吸熱する吸熱部7、吸熱部7から上方へ延びる部分を含む第1流路9、第1流路9の吸熱部7とは反対側に接続されており、外部へ放熱を行う放熱部11、及び放熱部11から吸熱部7まで延びている第2流路13を順に含んでいる。気泡溜まり部5は、第1流路9から上方へ分岐する密閉空間を構成している。【選択図】図1

Description

本開示は、冷媒を自然循環させる冷却システムに関する。
循環流路に冷媒を循環させ、循環流路の一部である吸熱部において冷却対象物から吸熱を行い、循環流路の他の一部である放熱部において冷媒から放熱を行う冷却システムが知られている。また、このような冷却システムにおいて、ポンプ等の動力を用いずに冷媒を自然循環させるものも知られている(例えば特許文献1及び2)。特許文献1及び2では、冷媒に気泡を生じさせ、その気泡の浮力を利用して、冷媒を循環させている。
特開2015−129594号公報 特開2015−230907号公報
本願出願人の実験では、特許文献1及び2で開示されているような冷却システムを用いた場合、自然循環が停止してしまう場合があることが分かった。そこで、より確実に冷媒を自然循環させることができる冷却システムが望まれる。
本開示の一態様に係る冷却システムは、冷媒が循環する循環流路であって、外部の冷却対象物から吸熱する吸熱部、前記吸熱部から上方へ延びる部分を含む第1流路、前記第1流路の前記吸熱部とは反対側に接続されており、外部へ放熱を行う放熱部、及び前記放熱部から前記吸熱部まで延びている第2流路、を順に含んでいる循環流路と、前記第1流路から上方へ分岐する密閉空間を構成している気泡溜まり部と、を有している。
一例において、前記気泡溜まり部は、前記循環流路の最も高い位置から分岐している。
一例において、前記放熱部は、前記吸熱部よりも上方に位置している。
一例において、前記第2流路の断面積の平均値は、前記第1流路の断面積の平均値よりも大きい。
一例において、前記第2流路は、中途で断面積が局部的に大きくされてタンク部を有している。
一例において、前記冷媒は、沸点が30℃以上60℃以下である。
上記の構成によれば、より確実に自然循環を生じさせることができる。
第1実施形態に係る冷却システムの概略構成を示す模式図。 第2実施形態に係る冷却システムの概略構成を示す模式図。
<第1実施形態>
(全体構成)
図1は、第1実施形態に係る冷却システム1の概略構成を示す模式図である。
冷却システム1は、冷却対象物としての冷却対象流体L1を冷却するように構成されている。冷却対象流体L1は、気体であってもよいし、液体であってもよい。また、冷却対象流体L1の成分も任意である。また、冷却対象流体L1の冷却前の温度及び冷却後の温度(目標温度)も適宜に設定されてよい。
冷却対象流体L1は、冷却用容器15に貯留されている。例えば、冷却用容器15は、特に図示しないが、不図示の流入口及び流出口を有している。そして、冷却対象流体L1は、連続的又は間欠的に、流入口から冷却用容器15に供給され、一時的に冷却用容器15に滞留し、流出口から排出される。その過程において、冷却対象流体L1は冷却システム1によって冷却される。
なお、冷却用容器15の形状及び容積は適宜に設定されてよい。また、冷却用容器15は、密閉容器であってもよいし、大気開放された容器であってもよい。また、冷却用容器15は、冷却対象流体L1が一時的に滞留しないような形状(例えば一定の断面積の流路の一部)であってもよい。冷却用容器15は、冷却システム1の一部と捉えられてもよいし、冷却システム1とは別の部材と捉えられてもよい。
冷却システム1は、冷却対象流体L1から熱を奪う冷媒L3を循環させる循環流路3と、冷媒L3の自然循環をより確実に生じさせるための気泡溜まり部5とを有している。循環流路3及び気泡溜まり部5を構成する部材の材料及び寸法は適宜に設定されてよい。例えば、これらの部材は、金属によって構成されている。また、循環流路3及び気泡溜まり部5の径(例えば最小径、平均径又は最大径)は、例えば、10mm以上又は100mm以上である。
冷却システム1は、例えば、動力及び/又は信号入力(操作)が不要な構成とされている。例えば、冷媒L3を循環させるポンプ、冷媒L3の流れを制御する制御弁(制御装置によって制御されるもの)、及び/又は冷媒L3を(後述する放熱部11において)冷却するためのファン等は設けられていない。ただし、冷却システム1の用途及び/又は規模等によっては、そのような構成要素が設けられてもよい。
(循環流路)
循環流路3は、冷媒L3の流れ方向(図中、点線の矢印で示す。)において順に、吸熱部7、第1流路9、放熱部11及び第2流路13を有している。
吸熱部7は、冷媒L3によって冷却対象流体L1の吸熱を行う部分(流路)である。吸熱部7は、例えば、冷却対象流体L1内(及び/又は冷却用容器15内)に位置しており、その外面が冷却対象流体L1に接している。また、吸熱部7は、例えば、全体として、冷媒L3の上流側から下流側への方向が下方から上方への方向になるように延びている。換言すれば、吸熱部7の流出口は、吸熱部7の流入口の上方に位置している。なお、吸熱部7は、一部において、上流側から下流側への方向が、水平方向、又は上方から下方への方向になっていても構わない。
吸熱部7は、冷却対象流体L1との接触面積が大きくなるように適宜な形状とされてよい。例えば、吸熱部7は、コイル状(図示の例)又はミアンダ状等の形状で延びていてよい。すなわち、吸熱部7は、適宜に屈曲及び/又は湾曲して延びていてよい。また、例えば、吸熱部7は、複数の流路に分岐して、再度合流してもよいし、薄型幅広の流路を形成していてもよい。吸熱部7の断面積(横断面(流れに直交する断面)の面積。以下、特に断りがない限り、同様。)は、適宜に設定されてよい。例えば、吸熱部7の断面積は、循環流路3の他の部分の断面積よりも小さくされてよい。
第1流路9は、吸熱部7の下流側と放熱部11の上流側とを接続する部分である。第1流路9は、例えば、吸熱部7から上方へ延びる前段部9aと、前段部9aから延びて放熱部11に到達する後段部9bとを有している。
前段部9aは、例えば、鉛直方向に直線状に延びている。ただし、前段部9aは、全体として、吸熱部7から上方へ延びていればよく(前段部9aの流出口が前段部9aの流入口の上方に位置していればよく)、鉛直方向に傾斜していてもよいし、中途に屈曲又は湾曲する部分を含んでいてもよい。また、一部において、上流側から下流側への方向が、水平方向、又は上方から下方への方向になっていても構わない。前段部9aの断面積は、例えば、一定である。
後段部9bは、前段部9aから水平方向に直線状に延びている。ただし、後段部9bは、前段部9aから下方へ延びていてもよい。また、後段部9bは、中途に屈曲又は湾曲する部分を含んでいてもよい。また、一部において、上流側から下流側への方向が、水平方向、又は下方から上方への方向になっていても構わない。後段部9bの断面積は、例えば、一定である。
後段部9bは、例えば、その全体が、前段部9aの最も高い位置(後段部9bとの接続位置)と同一の高さ以下の範囲(図示の例では同一高さの位置)に位置している。ただし、後段部9bは、その一部を前段部9aの最も高い位置よりも高くに位置させることも可能である。前段部9a及び後段部9bは、互いに断面積が異なっていてもよいし、同一でもよい。
放熱部11は、冷媒L3の熱を循環流路3の外部へ放熱するための部分である。放熱部11は、例えば、大気によって冷却されてもよいし、気体状及び/又は液体状の冷媒によって冷却されてもよいし、地中に埋設されて冷却されてもよい。
図示の例では、放熱部11は、冷媒L5が満たされた放熱用容器17内に配置されており、これにより、冷却されている。冷媒L5は、例えば、沸点が比較的低いものであり、放熱用容器17内で沸騰する。特に図示しないが、放熱用容器17内では、液相の冷媒L5上に気相の冷媒L5が位置している。
放熱部11は、例えば、全体として、冷媒L3の上流側から下流側への方向が上方から下方への方向になるように延びている流路からなる。すなわち、放熱部11の流出口は、放熱部11の流入口の下方に位置している。ただし、放熱部11は、例えば、その全体が水平方向に延びていてもよいし、一部において、上流側から下流側への方向が、下方から上方への方向になっていても構わない。さらに、放熱部11は、その全体として、上流側から下流側への方向を下方から上方への方向にすることも可能である。
放熱部11は、冷媒L5(又は他の放熱部11を冷却するもの)との接触面積が大きくなるように適宜な形状とされてよい。例えば、放熱部11は、ミアンダ状(図示の例)又はコイル状等の形状で延びていてよい。すなわち、放熱部11は、適宜に屈曲及び/又は湾曲して延びていてよい。また、例えば、放熱部11は、複数の流路に分岐して、再度合流してもよいし、薄型幅広の流路を形成していてもよい。放熱部11の断面積は、適宜に設定されてよい。
放熱部11は、例えば、その全体が吸熱部7の全体よりも上方に位置している。ただし、放熱部11は、その一部が吸熱部7の最も高い位置よりも下方に位置したり、その全体が吸熱部7の最も高い位置よりも下方に位置したり、その一部が吸熱部7の全体よりも下方に位置したり、その全体が吸熱部7の全体よりも下方に位置したりしていてもよい。
第2流路13は、放熱部11の下流側と吸熱部7の上流側とを接続する部分である。第2流路13は、全体として、冷媒L3の上流側から下流側への方向が上方から下方への方向になるように延びている。すなわち、第2流路13の流出口は、第2流路13の流入口の下方に位置している。ただし、第2流路13は、一部において、上流側から下流側への方向が、水平方向、又は上方から下方への方向になっていても構わない。図示の例では、第2流路13は、放熱部11から水平方向に延びる部分(符号省略)と、当該部分から下方へ延びる垂下部13aとを有している。
垂下部13aは、例えば、鉛直方向に直線状に延びている。ただし、垂下部13aは、鉛直方向に傾斜していてもよいし、中途に屈曲又は湾曲する部分を含んでいてもよい。また、一部において、上流側から下流側への方向が、水平方向、又は上方から下方への方向になっていても構わない。
第2流路13の下流側部分(垂下部13a)は、冷却対象流体L1内(及び/又は冷却用容器15内)に位置しており、吸熱部7に接続されている。なお、第2流路13は、例えば、吸熱部7に比較して、冷却対象流体L1から冷媒L3へ熱が流れにくくなっている。例えば、既述のように吸熱部7は、冷却対象流体L1との接触面積が増加するような構成とされているのに対して、垂下部13aは、吸熱部7よりも大きい断面積で、直線状に延びている。すなわち、冷却対象流体L1内において、垂下部13aの容積に対する表面積の比は、吸熱部7の容積に対する表面積の比よりも十分に小さくされている。
循環流路3内の種々の部位同士において、断面積の大きさの相対関係は適宜に設定されてよい。例えば、既述のように、吸熱部7の断面積は、他の部分の断面積よりも小さくされてよい。第1流路9及び第2流路13の断面積は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい
(気泡溜まり部)
気泡溜まり部5は、密閉容器からなる。そして、気泡溜まり部5は、第1流路9に接続されて、第1流路9から上方に分岐する密閉空間を構成している。第1流路9と気泡溜まり部5とを接続する開口3a(分岐点において気泡溜まり部5側へ開口する開口)は、例えば、第1流路9から上方に開口している。このように、密閉空間が第1流路9から上方に分岐するとは、例えば、開口3aが第1流路9から上方に開口し、密閉空間の少なくとも一部が当該開口3aの上方に位置していることをいう。なお、開口3aは、第1流路9から気泡溜まり部5へ向かって上方に開口していれば、鉛直方向に平行に開口している必要は無く、鉛直方向に対して斜めに開口していてもよい。
より具体的には、図示の例では、開口3aは、第1流路9の前段部9aの端面に形成されている。別の観点では、前段部9aの延びる方向と、開口3aの気泡溜まり部5への開口方向とは一致している。かつ、その方向は、鉛直方向である(鉛直方向に傾斜していない。)。開口3aの位置は、図示の例では、第1流路9の最も高い位置であり、また、循環流路3の最も高い位置である。
気泡溜まり部5の形状は、適宜な形状とされてよい。図示の例では、気泡溜まり部5は、循環流路3の断面積(例えば最大の断面積)よりも大きい断面積で上方へ延びる柱状の空間を有する容器部5aを含んでいる。なお、容器部5aと開口3a(分岐点)との間の部分(符号省略)も、本実施形態の説明では、気泡溜まり部5の一部であるものとする。容器部5aは、下面において第1流路9と連通されている。
気泡溜まり部5の容積は適宜に設定されてよい。例えば、気泡溜まり部5又は容器部5aの容積は、循環流路3の容積の10%以上60%以下、又は30%以上50%以下である。
(冷媒)
冷媒L3の成分(別の観点では沸点)は、冷却システム1の用途(別の観点では、冷却対象流体L1の種類、冷却前の温度及び冷却後の温度)等に応じて適宜に設定されてよい。例えば、冷媒L3は、吸熱部7において冷却対象流体L1から熱を奪うことによって、沸騰可能なものから選択されている。また、例えば、冷媒L3は、沸点が30℃以上60℃以下のものである。このような沸点の冷媒としては、フッ素系の冷媒を挙げることができる。なお、冷却システム1の用途によっては、冷媒L3として水が用いられてもよい。
(冷却システムの作用)
吸熱部7における冷媒L3よりも高温の冷却対象流体L1が冷却用容器15内に供給されると、冷媒L3は冷却対象流体L1から熱を奪う。この際、冷媒L3の一部は、沸騰して気泡Bを形成しつつ、潜熱に相当する熱量を冷却対象流体L1から奪う。これにより、冷却対象流体L1が速やかに、及び/又は十分に冷却される。
上記の作用に伴い、循環流路3においては、第2流路13から吸熱部7を経由して第1流路9へ向かう流れが生じる。すなわち、冷媒L3の自然循環が生じる。その理由としては、例えば、第2流路13と吸熱部7とでは後者の方が冷媒L3の密度が低くなり、ひいては、後者の方が重力による圧力が低くなることが挙げられる。また、例えば、吸熱部7において生じた気泡Bが浮力によって液状の冷媒L3内を浮き上がることが挙げられる。
ここで、気泡溜まり部5が設けられていない場合においては、自然循環の流量が低減され、あるいは自然循環が停止してしまうことがある。本願発明者は、その要因の一つとして、気泡Bが前段部9aから後段部9b(さらには放熱部11)へ流れ込むことが挙げられることを発見した。自然循環が妨げられる理由としては、例えば、気泡Bによって第2流路13の上方(放熱部11及び/又は後段部9b)における冷媒L3の密度が低くなることから、第2流路13と吸熱部7との間の圧力差が減じられてしまうことが挙げられる。また、例えば、気泡Bの浮力が、後段部9b及び/又は放熱部11において循環を妨げる向きに作用してしまうことが挙げられる。
しかし、本実施形態では、気泡溜まり部5が第1流路9から上方へ分岐する密閉空間を構成していることから、そのような不都合が生じるおそれを低減して、より確実に自然循環を生じさせることができる。具体的には、気泡Bは、前段部9aから気泡溜まり部5へ入り込み、気泡溜まり部5に滞留する。すなわち、気泡Bは、後段部9b以降へ流れ込みにくい。その結果、気泡Bが自然循環を妨げてしまうおそれが低減される。
さらに、気泡溜まり部5を設けることによって、気泡Bの発生に起因する循環流路3内における圧力上昇を抑制することができる。圧力上昇の抑制により、例えば、まず、循環流路3内の耐圧性及び/又は耐久性を低くすることができる。ひいては、コスト削減を図ることができる。また、例えば、圧力上昇の抑制によって、循環流路3内の冷媒L3の沸点の上昇を抑えることができる。その結果、冷媒L3の気化による冷却能力が低下してしまうことを抑制できる。別の観点では、冷媒L3の材料選定(沸点調整)が容易化される。
このように、気泡溜まり部5を設けることによって、気泡Bに起因する自然循環の低下が抑制されるだけでなく、気泡B(圧力上昇)に起因する冷媒L3の沸点上昇も抑制される。両効果が奏されることによって、例えば、冷却対象流体L1の温度変化及び/又は冷却システム1の周囲の環境の温度変化によって冷却能力が低下(変動)してしまうおそれを飛躍的に低減することができる。換言すれば、冷却能力を十分に発揮することができる温度帯を飛躍的に広くすることができる。
また、本実施形態では、気泡溜まり部5は、循環流路3の最も高い位置から分岐している。従って、上記の、自然循環をより確実に生じさせる作用効果が増大する。例えば、気泡溜まり部5は、循環流路3の最も高い位置から分岐していない場合(この場合も本開示に係る技術に含まれる。)も、気泡Bを多少なりとも滞留させておくことができれば、気泡Bが自然循環を妨げるおそれを低減できる。ただし、この場合、気泡溜まり部5だけでなく、循環流路3の最も高い位置付近にも気泡Bが滞留したり、気泡Bが後段部9b以降へ流れ込んだりするおそれが生じる。その結果、気泡Bが自然循環を妨げるおそれを低減する効果が減じられてしまう。しかし、本実施形態では、そのようなおそれが低い。
また、本実施形態では、放熱部11は、吸熱部7よりも上方に位置している。従って、例えば、冷却されて相対的に密度が高くなった冷媒L3が、より多く、第2流路13と吸熱部7との境界の上方に位置することになる。その結果、吸熱部7及び第2流路13の間における重力による圧力差が拡大する。ひいては、自然循環をより確実に生じさせることができる、又は自然循環の流量を増加させることができる。
また、本実施形態では、冷媒L3は、沸点が30℃以上60℃以下である。従って、例えば、常温(例えば20℃±15℃)よりも少し温度が高い(換言すれば冷却対象物としては比較的温度が低い)冷却対象流体L1でも冷却することができる。また、例えば、冷媒L3を常温下で放熱することも容易化される。その結果、例えば、動力を用いずに、比較的低い温度の冷却対象流体L1の冷却を行うことができる。
<第2実施形態>
図2は、第2実施形態に係る冷却システム201の概略構成を示す模式図である。
なお、本実施形態の説明においては、第1実施形態の構成と同様の構成について、第1実施形態の構成に付された符号と同一の符号を付し、また、説明を省略することがある。第1実施形態の構成に対応する(類似する)構成に対して、第1実施形態の構成に付した符号とは異なる符号を付した場合においても、特に断りがない事項については、第1実施形態の構成と同様とされてよい。
冷却システム201は、第1実施形態の冷却システム1と同様に、循環流路203と、循環流路203の第1流路209から上方に分岐する気泡溜まり部5とを有している。ただし、冷却システム201は、第1実施形態の冷却システム1と、基本的に3つの点が相違する。一つは、気泡溜まり部5及び放熱部11の吸熱部7に対する高さである。他の一つは、第2流路の断面積である。残りの一つは、第2流路の形状(タンク部213a)である。具体的には、以下のとおりである。
冷却システム201は、第1実施形態の冷却システム1に比較して、気泡溜まり部5及び放熱部11の吸熱部7の高さが高くされている。別の観点では、第1流路209の前段部209a及び第2流路213は、第1実施形態の前段部9a及び第2流路13よりも上下に長くされている。なお、開口203a及び後段部209bは、第1実施形態の開口3a及び後段部9bと同様である。
本願発明者は、気泡溜まり部5及び放熱部11の吸熱部7からの高さを高くすることによって、循環流路203における流量を増加させることができることを見出した。その理由としては、例えば、放熱部11によって冷却されて密度が相対的に高くなった冷媒L3の量が吸熱部7上に多く位置することになり、その落下力を利用できること(吸熱部7と第2流路213との間の重力による圧力差を拡大できること)が挙げられる。また、気泡Bが第1流路209を浮き上がる距離が長くなり、ひいては、気泡Bの浮力による流れの付勢作用が大きくなることが挙げられる。
自然循環の流量を増加させることができることから、例えば、冷却システム1の冷却能力を挙げることができる。なお、別の観点では、気泡溜まり部5及び放熱部11の吸熱部7からの高さの調整によって、冷却対象流体L1の温度を調整することができる。この観点では、必ずしも気泡溜まり部5及び放熱部11の高さを高くすればよいというわけではない。このことは、第1実施形態と第2実施形態との他の2つの相違点についても同様である。
また、冷却システム201の第2流路213は、第1実施形態の冷却システム1の第2流路13に比較して、断面積(後述するタンク部213aを考慮に入れても、入れなくてもよい。以下、本段落において同様。)が大きくされている。また、別の観点では、第2流路213は、第1流路209に比較して断面積が大きくされている。より具体的には、例えば、第2流路213の断面積の平均値(断面積を流路の長さ方向に積分して流路の長さで割った値)は、第1流路209の断面積の平均値よりも大きい。また、例えば、第2流路213の長さの8割以上において、いずれの位置の断面積も、第1流路209の最大径よりも大きい。第1流路209と第2流路213との断面積の差の程度は、適宜に設定されてよい。
本願発明者は、このように第2流路213の断面積を大きくすることによって、循環流路203における流量を増加させることができることを見出した。その理由は、必ずしも明確ではない。ただし、例えば、放熱部11によって冷却された後の冷媒L3の質量が増加することによって、密度が相対的に高い冷媒L3が循環流路203に占める割合が大きくなり、密度が相対的に高い冷媒L3によって密度が相対的に低い冷媒L3を押し出しやすくなったと考えられる。
また、第1実施形態の第2流路13が、概ね一定の径で延びていたのに対して、冷却システム201の第2流路213は、中途で断面積が局部的に大きくされて、タンク部213aが形成されている。このようなタンク部213aを設けることによっても、上述した第2流路213の断面積を大きくすることによる効果を得ることができる。
さらに、タンク部213aを設ける場合においては、第2流路213の全体の断面積を大きくする必要がない。その結果、例えば、第2流路213の配置の自由度を向上させることができる。また、例えば、第2流路213を構成する部材の選択の自由度が向上する。また、例えば、第2流路213に冷媒L3の流れを制御するバルブを設ける場合において、バルブの取り付けが容易化される。また、例えば、吸熱部7及び放熱部11の配置に制約があり、第2流路213の長さを確保できないときにも、第2流路213の容積を大きくすることがでる。
<冷却システムの利用例>
冷却システム1又は201(以下、便宜上、冷却システム1の符号のみを参照する。)は、種々の用途に利用されてよい。
例えば、冷却システム1は、油圧シリンダ等の油圧機器において動力(油圧)を生じる油の冷却に利用されてよい。換言すれば、冷却対象流体L1は、油であってもよい。この場合、例えば、冷却対象流体L1としての油は、油圧機器から冷却用容器15に流入し、冷却システム1によって冷却された後、油圧機器に戻される。
また、例えば、冷却システム1は、他の冷却システムの冷媒を冷却することに利用されてもよい。例えば、室内の空気を冷却するエアーコンディショナーにおける、圧縮された冷媒が冷却用容器15に供給され、冷却システム1によって冷却されてもよい。
本開示に係る技術は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
冷却対象物は、流体に限定されない。例えば、冷却対象物は、吸熱部に当接される固体であってもよい。例えば、冷却対象物としての半導体装置が吸熱部に当接されてもよい。また、冷却対象物が流体である場合において、吸熱部は、冷却対象流体に浸される構成でなくてもよい。例えば、吸熱部は、冷却対象流体が流れる流路に対して近接又は当接する構成であってもよい。
気泡溜まり部には、いわゆるリリーフ弁が設けられてもよい。リリーフ弁は、例えば、気泡溜まり部内の圧力が所定の圧力を超えている間だけ開かれて、気泡溜まり部内の気体を外部へ排気する。これにより、気泡溜まり部内の圧力が前記所定の圧力以下に制限される。なお、このように、気泡溜まり部は、循環流路から上方へ分岐する密閉空間を構成するといっても、常に密閉されている必要は無い。また、気泡溜まり部は、例えば、ピストンの移動又はプラダの変形によって容積を変化させることができるものであってもよい。
放熱部は、実施形態の説明でも述べたように、種々の形式とされてよく、沸騰冷却材に浸される形式のものに限定されない。例えば、放熱部の外側に多数のフィンを設けて空冷がなされてもよい。
1…冷却システム、3…循環流路、5…気泡溜まり部、7…吸熱部、9…第1流路、11…放熱部11、13…第2流路。

Claims (6)

  1. 冷媒が循環する循環流路であって、
    外部の冷却対象物から吸熱する吸熱部、
    前記吸熱部から上方へ延びる部分を含む第1流路、
    前記第1流路の前記吸熱部とは反対側に接続されており、外部へ放熱を行う放熱部、及び
    前記放熱部から前記吸熱部まで延びている第2流路、を順に含んでいる循環流路と、
    前記第1流路から上方へ分岐する密閉空間を構成している気泡溜まり部と、
    を有している冷却システム。
  2. 前記気泡溜まり部は、前記循環流路の最も高い位置から分岐している
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記放熱部は、前記吸熱部よりも上方に位置している
    請求項1又は2に記載の冷却システム。
  4. 前記第2流路の断面積の平均値は、前記第1流路の断面積の平均値よりも大きい
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却システム。
  5. 前記第2流路は、中途で断面積が局部的に大きくされてタンク部を有している
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷却システム。
  6. 前記冷媒は、沸点が30℃以上60℃以下である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却システム。
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