JP2019081894A - 希土類アルミン酸塩蛍光体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明の一態様は、飽和輝度を高くすることができる希土類アルミン酸塩蛍光体及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5と0.95以上1.05以下の変数kの積であり、Ceのモル比が、0.003以上0.017以下の変数nと3の積である希土類アルミン酸塩の組成を有し、
励起波長450nmにおける発光ピーク波長λp(nm)と、前記変数nが、関係式λp≧1590n+531を満たすことを特徴する希土類アルミン酸塩蛍光体である。
前記第一焼成物と、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第二の原料混合物を含む混合物を焼成して第二焼成物を得る第二焼成工程を少なくとも1回含む、希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法である。
第一の実施形態に係る希土類アルミン酸塩蛍光体は、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnと、Ceと、Alと、必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含み、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5と0.95以上1.05以下の変数kの積であり、Ceのモル比が、0.003以上0.017以下の変数nと3の積である希土類アルミン酸塩の組成を有し、励起波長450nmにおける発光ピーク波長λp(nm)と、前記変数nが、関係式λp≧1590n+531を満たすものである。
(Ln1−nCen)3(Al1−mM1m)5kO12 (I−1)
(式(I−1)中、Lnは、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素であり、M1は、Ga及びScから選択される少なくとも一種の元素であり、k、n、mは、それぞれ0.95≦k≦1.05、0.003≦n≦0.017、0≦m≦0.02を満たす数である。)
前記式(I−1)で表される組成を有する希土類アルミン酸塩蛍光体は、励起波長450nmにおける発光ピーク波長λp(nm)と、前記変数nが関係式λp≧1590n+531を満たすものであり、希土類アルミン酸塩蛍光体に照射される励起光の入力に対する発光強度の伸びが直線的に大きく、高い飽和輝度を有する。
前記希土類アルミン酸塩蛍光体のFSSS法により測定した平均粒径は、より好ましくは16μm以上、さらに好ましくは17μm以上、よりさらに好ましくは18μm以上である。前記希土類アルミン酸塩蛍光体の平均粒径は大きい方が好ましいが、希土類アルミン酸塩蛍光体に照射される励起光の入力に対する飽和輝度が高く、光密度が高いレーザー光の励起によっても均一な色調を得るためには、希土類アルミン酸塩蛍光体のFSSS法により測定した平均粒径が50μm以下であればよく、好ましくは40μm以下である。
第二の実施形態に係る希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法は、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第一の原料混合物を焼成して第一焼成物を得る第一焼成工程と、前記第一焼成物と、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第二の原料混合物を含む混合物を焼成して第二焼成物を得る第二焼成工程を少なくとも1回含む。
原料は、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を用いることができる。これらの化合物を用いて第一の原料混合物又は第二の原料混合物を準備する。本明細書において、第一の原料混合物は、第一の原料混合物を焼成することによって得られた後述する第一焼成物又は第二焼成物を含まない原料混合物をいう。また、本明細書において第二の原料混合物は、第一焼成物又は第二焼成物を含む原料混合物をいう。
希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、Ga及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物は、酸化物、金属塩が挙げられる。金属塩としては、例えば、シュウ酸塩、炭酸塩、塩化物、硝酸塩又は硫酸塩が挙げられる。原料として用いる化合物は、水和物の形態であってもよい。
酸化物としては、具体的には、Y2O3、La2O3、Lu2O3、Gd2O3、Tb4O7、CeO2、Al2O3、Ga2O3、Sc2O3が挙げられる。
金属塩としては、具体的には、YCl3、Y2(C2O4)3、Y2(CO3)3、Y(NO3)3、Y2(SO4)3、LaCl3、La2(C2O4)3、La2(CO3)3、La(NO3)3、La2(SO4)3、LuCl3、Lu2(C2O4)3、Lu(NO3)3、Lu2(SO4)3、GdCl3、TbCl3、CeCl3、Ce2(SO4)3、AlCl3、Al(NO3)3、Al2(SO4)3、GaCl3、Ga(NO3)3、ScCl3、Sc(NO3)3が挙げられる。
第一の原料混合物又は第二の原料混合物は、前記元素M1を含む化合物を用いる場合には、仕込み組成として、前記元素M1のモル比が0以上0.02以下の変数mと5の積となるように各原料を調節して混合することが好ましい。第一の原料混合物又は第二の原料混合物は、前記元素M1を含む化合物が含まれなくてもよい。
(Ln1−nCen)3(Al1−mM1m)5O12 (I−2)
(式(I−2)中、Lnは、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素であり、M1は、Ga及びScから選択される少なくとも一種の元素であり、n、mは、それぞれ0.003≦n≦0.017、0≦m≦0.02を満たす数である。)
第一の原料混合物又は第二の原料混合物は、仕込み組成が前記式(I−2)で表されるように、各原料が混合されていることによって、所望の発光輝度を有する希土類アルミン酸塩蛍光体を得ることができる。第一の原料混合物又は第二の原料混合物は、Yを含む化合物が含まれていることが好ましい。
第一焼成工程は、第一の原料混合物を焼成して、第一焼成物を得る工程である。本明細書において、第一焼成物は、焼成物を含んでいない第一の原料混合物を焼成して得られたものをいう。第一の焼成工程において、原料混合物は、黒鉛等の炭素材質、窒化ホウ素(BN)、酸化アルミニウム(アルミナ)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)の材質のルツボ、ボートに配置して第一焼成を行うことができる。第一焼成は、例えば、電気炉、ガス炉等を使用することができる。
得られた第一焼成物は、湿式分散し、湿式ふるい、及び沈降分級を含む分散処理工程を行なうことが好ましい。得られた第一焼成物は、具体的には、湿式分散し、湿式ふるいにより粗大粒子を除去した後、沈降分級を行なって微小粒子を除去することが好ましい。沈降分級は2回以上行なってもよく、沈降分級の回数は、生産性を向上する観点から20回以下であることが好ましい。分散処理によって、得られた第一焼成物の粒径を揃えることができる。湿式分散に用いる水性媒体としては水を用いることができる。湿式分散には、アルミナボールやジルコニアボール等の分散媒を用いてもよい。また、湿式分散する時間は、生産性を考慮して、好ましくは4時間以上50時間以下であり、さらに好ましくは5時間以上40時間以下である。
得られた第一焼成物は、酸洗浄処理を行うことが好ましい。第一焼成物は、分散処理後、酸洗浄処理を行うことがより好ましい。第一焼成物は酸洗浄処理によって、第一焼成物の表面に付着している不純物が除去される。酸洗浄には、入手しやすく安価であるため、塩酸水溶液を用いることが好ましい。塩酸水溶液中に含まれる塩酸の濃度は、表面の不純物を除去し、第一焼成物の結晶構造に影響を与えない濃度であることが好ましく、好ましくは1質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上18質量%以下である。
第二焼成工程は、第一焼成物と、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第二の原料混合物を含む混合物を焼成して第二焼成物を得る工程である。
第二焼成工程は、第一焼成物と原料混合物とを含む第二の原料混合物を焼成して第一焼成物をコアとして、第二焼成工程によって1層の層状の第二焼成物が形成されたものであってもよく、第二焼成工程を2回以上行って、第一焼成物をコアとして第二焼成工程ごとに2層以上の第二焼成物が形成されたものであってもよい。本明細書において、第二焼成物を2回以上繰り返して行なった場合、例えば2回目の第二焼成工程によって得られた焼成物であっても第二焼成物といい、例えば3回目の第二焼成工程によって得られた焼成物であっても第二焼成物という。
得られる希土類アルミン酸塩蛍光体は、第一焼成工程により得られる第一焼成物と、第一焼成物を用いた少なくとも1回の第二焼成工程によって蛍光体粒子の断面視において、希土類アルミン酸塩蛍光体の組成を含む複数の層を有することができる。
複数回の焼成を行って比較的大きな粒径の蛍光体を得ることにより、一回だけの焼成で比較的大きな粒径の蛍光体を得るよりも、蛍光体の結晶性を高くすることができると考えられるので、特に高い結晶性が求められるLD用の蛍光体として適したものが得られる。
得られた第二焼成物は、第一焼成物と同様に、湿式分散し、湿式ふるいにより粗大粒子を除去した後、沈降分級を行なって微小粒子を除去する分散処理を行うことが好ましい。沈降分級は複数回行なってもよく、沈降分級の回数は、得られる第二焼成物の粒径を揃えるために2回以上行ってもよく、生産性を向上する観点から、20回以下であることが好ましい。分散処理工程は、第一焼成工程後に行ってもよく、第二焼成工程後に行ってもよい。分散処理工程は、第一焼成工程後には行うことなく、第二焼成工程後のみに行ってもよい。第二焼成工程を2回以上行う場合には、2回以上行なう第二焼成工程ごとに第二焼成工後に分散処理を行ってもよく、複数回の第二焼成工程を続けて行ったのち、最後の第二焼成工程後に分散処理を行ってもよい。
得られた第二焼成物は、第一焼成物と同様に、酸洗浄処理を行うことが好ましい。第二焼成物は、分散処理工程後、酸洗浄処理工程を行うことがより好ましい。第二焼成物は酸洗浄処理によって、第二焼成物の表面に付着している不純物が除去される。酸洗浄工程は、第一焼成工程後に行ってもよく、第二焼成工程後に行ってもよい。酸洗浄処理工程は、第一焼成工程後には行うことなく、第二焼成工程後のみに行ってもよい。第二焼成工程を2回以上行う場合には、2回以上行なう第二焼成工程ごとに第二焼成工後に酸洗浄処理工程を行ってもよく、複数回の第二焼成工程を続けて行ったのち、最後の第二焼成工程後に酸洗浄処理工程を行ってもよい。
酸化イットリウム(Y2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ガリウム(Ga2O3)を、表1に示す仕込み組成となるように調節して秤量した。仕込み組成において、Ceのモル比が、変数nと3の積であり、変数nがそれぞれ0.003、0.008、0.015となるように原料を調節した。調節した各原料に、フラックスとしてフッ化バリウム(BaF2)を添加し、各原料とフラックスをボールミルで混合して第一の原料混合物を得た。第一の原料混合物中のBaF2の含有量は、第一の原料混合物100質量%に対して2.5質量%である。
得られた第一の原料混合物をアルミナルツボに入れ、還元性雰囲気において、1500℃で10時間焼成して第一焼成物を得た。
得られた第一焼成物と、前記仕込み組成と同じ仕込み組成となるように調節し、フラックスとしてフッ化バリウム(BaF2)を添加した第二の原料混合物とを、第一焼成物と第二の原料混合物とが質量比で1:1となるように等量混合し、この混合物をアルミナルツボに入れ、第一焼成工程と同じ還元性雰囲気、1500℃で10時間焼成して第二焼成物を得た。この第二焼成工程を2回繰り返した。2回目の第二焼成工程において、第二焼成物と第二の原料混合物とは質量比で1:1となるように等量混合し、2回目の第二焼成工程を行って、第二焼成物を得た。1回目の第二焼成工程によって得られた焼成物も第二焼成物であり、2回目の第二焼成工程によって得られた焼成物も第二焼成物である。
第二焼成工程を2回繰り返して得られた第二焼成物と、分散媒であるアルミナボールと、純水を容器に入れ、回転させながら30時間分散させた。その後湿式ふるいにより、粗大粒子を除去した。次いで、沈降分級を行なって微小粒子を除去した。
沈降分級により得られた第二焼成物を塩酸の濃度が17質量%の塩酸水溶液で酸洗浄し、その後水洗いして、分離乾燥し、酸洗浄処理後の第二焼成物を実施例1−1から1−3の希土類アルミン酸塩蛍光体として得た。
原料混合物の準備工程
酸化イットリウム(Y2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ガリウム(Ga2O3)を、表1に示す仕込み組成となるように調節して秤量した。仕込み組成において、Ceのモル比が、変数nと3の積で表される場合、変数nがそれぞれ0.005、0.01、0.017となるように原料を調節した。調節した各原料に、フラックスとしてフッ化バリウム(BaF2)を添加し、各原料とフラックスをボールミルで混合して第一の原料混合物を得た。第一の原料混合物中のBaF2の含有量は、第一の原料混合物100質量%に対して2.5質量%である。
得られた第一の原料混合物をアルミナルツボに入れ、還元性雰囲気において、1500℃で10時間焼成して第一焼成物を得た。
得られた第一焼成物と、分散媒であるアルミナボールと、純水を容器に入れ、回転させながら6時間分散させた。その後湿式ふるいにより、粗大粒子を除去した。次いで、沈降分級を行なって微小粒子を除去した。
沈降分級により得られた第一焼成物を塩酸の濃度が17質量%の塩酸水溶液で酸洗浄し、その後水洗いして、分離乾燥し、酸洗浄処理後の第一焼成物を比較例1−1から1−3の希土類アルミン酸塩蛍光体として得た。
焼成物について、Fisher Sub-Sieve Sizer Model 95(Fisher Scientific社製)を用いて、気温25℃、湿度70%RHの環境下において、1cm3分の試料を計り取り、専用の管状容器にパッキングした後、一定圧力の乾燥空気を流し、差圧から比表面積を読み取り、FSSS法による平均粒径を算出した。結果を表1に示す。
得られた蛍光体について、ICP−AES(誘導結合プラズマ発光分析装置)(製品名:Perkin Elmer(パーキンエルマー)社製)により、希土類アルミン酸塩蛍光体を構成する各元素(Y、Ce、Al、Ga、O)の質量百分率(質量%)を測定し、各元素の質量百分率の値から各元素のモル比を算出した。表1に示したY、Ce、Al、Ga、Oのモル比は、YとCeの合計のモル比である3を基準として算出した値である。Ceのモル比をYとCeの合計のモル比3で除した値を変数nとした。Gaのモル比をAlとGaの合計のモル比5と変数kの積で除した値を変数mとした。変数kは5の係数であり、変数kと5の積は、Alと元素M1の合計のモル比である。変数n、変数m、変数kを表1に記載した。また、変数nを1590n+531の式に当てはめて算出した計算値を表1に記載した。図1は、実施例1−1から1−3に係る希土類アルミン酸塩蛍光体の組成におけるCeのモル比をYとCeの合計のモル比3で除した変数nと発光ピーク波長λpとの関係をプロットしたグラフと、比較例1−1から1−3に係る希土類アルミン酸塩蛍光体の組成におけるCeのモル比をYとCeの合計のモル比3で除した変数nと発光ピーク波長(nm)との関係をプロットしたグラフである。
実施例1−1から1―3に係る希土類アルミン酸塩蛍光体、比較例1−1から1−3に係る希土類アルミン酸塩蛍光体について、量子効率測定装置(大塚電子株式会社製、QE−2000)を用いて、励起波長450nmの光を各蛍光体に照射し、室温(25℃±5℃)における発光スペクトルを測定し、発光スペクトルが最大となる波長を発光ピーク波長(nm)として測定した。結果を表1に示す。
実施例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体、比較例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体を含むサンプルに対して、レーザーダイオードから波長が455nmのレーザー光を、スポット径2.29×2.53mm2で照射し、サンプルから放出された光を、カットフィルターを通してフォトダイオードで検知し、フォトダイオードモニターユニットで各希土類アルミン酸塩蛍光体を含むサンプルの発光強度の測定を行った。結果を図2に示す。
実施例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体と、比較例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体とをエポキシ樹脂に包埋し、希土類アルミン酸塩蛍光体の断面がでるように切削し、表面を紙やすりで研磨した後、クロスセクションポリッシャー(CP)で表面を仕上げ、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)を用いて、各希土類アルミン酸塩蛍光体の断面SEM画像を得た。図3は、実施例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体の断面を示すSEM写真であり、図4は、比較例1−2に係る希土類アルミン酸塩蛍光体の断面を示すSEM写真である。
Claims (15)
- Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnと、Ceと、Alと、必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含み、
前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5と0.95以上1.05以下の変数kの積であり、Ceのモル比が、0.003以上0.017以下の変数nと3の積である希土類アルミン酸塩の組成を有し、
励起波長450nmにおける発光ピーク波長λp(nm)と、前記変数nが、関係式λp≧1590n+531を満たすことを特徴する希土類アルミン酸塩蛍光体。 - 前記組成が下記式(I−1)で表される、請求項1に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体。
(Ln1−nCen)3(Al1−mM1m)5kO12 (I−1)
(式(I−1)中、Lnは、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素であり、M1は、Ga及びScから選択される少なくとも一種の元素であり、k、n、mは、それぞれ0.95≦k≦1.05、0.003≦n≦0.017、0≦m≦0.02を満たす数である。) - 前記LnがYを含む、請求項1又は2に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体。
- 前記M1がGaを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体。
- FSSS法により測定した平均粒径が15μm以上である、請求項1から4のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体。
- 前記希土類アルミン酸塩蛍光体粒子の断面視において、前記組成を含む複数の層を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体を有する蛍光体ユニットと、光源とを備えた、プロジェクター用光源装置。
- 前記光源が半導体レーザーである、請求項7に記載のプロジェクター用光源装置。
- 請求項7又は8に記載の光源装置を用いたプロジェクター。
- Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第一の原料混合物を焼成して第一焼成物を得る第一焼成工程と、
前記第一焼成物と、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素Lnを含む化合物、Ceを含む化合物、Alを含む化合物、並びに必要に応じてGa及びScから選択される少なくとも一種の元素M1を含む化合物を、前記希土類元素LnとCeの合計のモル比が3であり、Alと前記元素M1の合計のモル比が5であり、Ceのモル比が0.003以上0.017以下の変数nと3の積となるように仕込み組成を調節して混合した第二の原料混合物とを含む混合物を焼成して第二焼成物を得る第二焼成工程を少なくとも1回含む、希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。 - 前記第一焼成物及び/又は前記第二焼成物を酸洗浄処理する工程を含む、請求項10に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。
- 前記第一焼成工程における第一の原料混合物及び/又は前記第二焼成工程における第二の原料混合物が、フラックスとしてBa、Sr、Ca、Mg及びMnからなる群から選択される少なくとも一種の元素を含む化合物を0.5質量%以上10質量%以下含む、請求項10又は11に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。
- 前記第一焼成工程及び/又は前記第二焼成工程における焼成温度が1400℃以上1800℃以下であり、焼成時間が5時間以上20時間以下である、請求項10から12のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。
- 前記第一焼成工程及び/又は前記第二焼成工程における雰囲気が、還元性雰囲気である、請求項10から13のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。
- 前記仕込み組成が下記式(I−2)で表される、請求項10から14のいずれか1項に記載の希土類アルミン酸塩蛍光体の製造方法。
(Ln1−nCen)3(Al1−mM1m)5O12 (I−2)
(式(I−2)中、Lnは、Y、La、Lu、Gd及びTbからなる群から選択される少なくとも一種の希土類元素であり、M1は、Ga及びScから選択される少なくとも一種の元素であり、n、mは、それぞれ0.003≦n≦0.017、0≦m≦0.02を満たす数である。)
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