JP2019081851A - アクリル樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明性及び耐傷付き性(初期並びに耐熱後)に優れるアクリル樹脂組成物の提供。
【解決手段】成分(A)100質量部に対して、成分(B)を0.5〜5質量部含有するアクリル樹脂組成物。(A)アクリル樹脂(B)ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000であり、溶出開始点から屈折率強度最大点に対応する溶出時間までのピーク面積をS1とし、屈折率強度最大点に対応する溶出時間から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.3〜3.0であるポリエチレングリコール
【選択図】図1
【解決手段】成分(A)100質量部に対して、成分(B)を0.5〜5質量部含有するアクリル樹脂組成物。(A)アクリル樹脂(B)ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000であり、溶出開始点から屈折率強度最大点に対応する溶出時間までのピーク面積をS1とし、屈折率強度最大点に対応する溶出時間から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.3〜3.0であるポリエチレングリコール
【選択図】図1
Description
本発明は、透明性および耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れた成形品を製造しうるアクリル樹脂組成物に関する。
アクリル樹脂は、透明性に優れた樹脂であることから、自動車のグレージングやランプレンズ、テラスやガレージの屋根の部品に幅広く利用されている。しかし、アクリル樹脂は金属やガラスに比べ表面硬度が低いため、熱に晒された上に、飛び石や飛砂による摩擦を受けた場合、表面に傷が付き易いという欠点を有している。
アクリル樹脂の耐傷付き性を解決する方法として、アクリル樹脂製成形品表面へのハードコートや、ハードコートを施したフィルムのインサート成形が提案されている。しかし、複雑な形状の製品にコーティングを行うことは難しい、コーティング剤が高価、工程が煩雑であるという欠点を有している。
これに対して、例えば特許文献1においては、アクリル樹脂にエチレン・α−オレフィン共重合体ゴム、又はエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合体ゴムと、エチレン・ビニル共重合体と、脂肪酸アミドと、グラフト共重合体とを含む表面物性改良剤組成物を配合する方法が提案されている。
しかし、特許文献1記載の配合では、透明性が損なわれるという問題や、耐傷付き性発現の有効成分である脂肪酸アミドの揮発性が高く、耐熱後に耐傷付き性が低下するという問題があった。
本発明の課題は、透明性および耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れた成形品を製造しうるアクリル樹脂組成物を提供することである。
本発明は、下記成分(A)100質量部に対して、下記成分(B)を0.5〜5質量部含有することを特徴とする、アクリル樹脂組成物に係るものである。
(A)アクリル樹脂
(B)ポリエチレングリコールであって、ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて、屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000であり、溶出開始点から前記屈折率強度最大点に対応する溶出時点までのピーク面積をS1とし、前記屈折率強度最大点に対応する前記溶出時点から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.2〜3.0である。
(A)アクリル樹脂
(B)ポリエチレングリコールであって、ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて、屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000であり、溶出開始点から前記屈折率強度最大点に対応する溶出時点までのピーク面積をS1とし、前記屈折率強度最大点に対応する前記溶出時点から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.2〜3.0である。
本発明によれば、透明性および耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れた成形品を製造しうるアクリル樹脂組成物、特に耐熱性アクリル樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
<(A)アクリル樹脂>
アクリル系樹脂としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、メタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エチル共重合体などの(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキルエステル化合物の単独重合体あるいは共重合体などが挙げられる。これらのアクリル系樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその製造方法については特に制限されず、公知の懸濁重合法、乳化重合法、バルク重合法などで用いられる。
<(A)アクリル樹脂>
アクリル系樹脂としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、メタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エチル共重合体などの(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキルエステル化合物の単独重合体あるいは共重合体などが挙げられる。これらのアクリル系樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその製造方法については特に制限されず、公知の懸濁重合法、乳化重合法、バルク重合法などで用いられる。
本発明におけるアクリル樹脂の重量平均分子量は、50,000〜500,000であることが好ましい。
<(B)ポリエチレングリコール>
ポリエチレングリコール(B)は、ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000である。後述するピーク面積比率S2/S1が1.3〜3.0であっても、ポリエチレングリコールの分子量が5,001より小さいと、耐傷付き性(耐熱後)が低下する。こうした観点から、ポリエチレングリコールの分子量は、5,001以上とするが、5,100以上が好ましく、5,500以上がより好ましく、8,000以上であることが更に好ましい。また、分子量が25,000よりも大きいポリエチレングリコールを製造することは困難であり、またピーク面積比S2/S1が1.3〜3.0であっても、分子量が25,000より大きいと、透明性が低下する傾向にあるので、25,000以下とするが、23,000以下であることが好ましい。
ポリエチレングリコール(B)は、ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000である。後述するピーク面積比率S2/S1が1.3〜3.0であっても、ポリエチレングリコールの分子量が5,001より小さいと、耐傷付き性(耐熱後)が低下する。こうした観点から、ポリエチレングリコールの分子量は、5,001以上とするが、5,100以上が好ましく、5,500以上がより好ましく、8,000以上であることが更に好ましい。また、分子量が25,000よりも大きいポリエチレングリコールを製造することは困難であり、またピーク面積比S2/S1が1.3〜3.0であっても、分子量が25,000より大きいと、透明性が低下する傾向にあるので、25,000以下とするが、23,000以下であることが好ましい。
ポリエチレングリコール(B)は、更に、溶出開始点から屈折率強度最大点に対応する溶出時点までのピーク面積をS1とし、屈折率強度最大点に対応する溶出時点から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.3〜3.0である。
ポリエチレングリコール(B)の分子量が5,001〜25,000であっても、後述するピーク面積比率S2/S1が3.0よりも大きいと(分子量が5,001より小さいポリエチレングリコールの割合が高いと)、耐傷付き性(耐熱後)が低下する。この観点から、S2/S1は、3.0以下とするが、2.5以下であることが好ましい。また、ピーク面積比率S2/S1が1.3より小さいと(分子量が25,000より大きいポリエチレングリコールの割合が高いと)、耐傷付き性(初期)が低下する。
以下、この要件について更に説明する。
ピーク面積比(S2/S1)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)において、示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムによって規定される。このクロマトグラムとは、屈折率強度と溶出時間との関係を表すグラフである。
ピーク面積比(S2/S1)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)において、示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムによって規定される。このクロマトグラムとは、屈折率強度と溶出時間との関係を表すグラフである。
ここで、図1は、ポリエチレングリコールのゲル浸透クロマトグラフィーにより得られるクロマトグラムのモデル図であり、横軸は溶出時間を、縦軸は示差屈折率計を用いて得られた屈折率強度を示す。
ゲル浸透クロマトグラフに試料溶液を注入して展開すると、最も分子量の高い分子から溶出が始まり、屈折率強度の増加に伴い、溶出曲線が上昇していく。その後、屈折率強度が最大となる屈折率強度最大点Kを過ぎると、溶出曲線は下降していく。
ポリエチレングリコール(B)は、ゲル浸透クロマトグラフィーにおいて、クロマトグラムの屈折率最大点は通常は一つであり、単峰性のピークとなる。この際、ゲル浸透クロマトグラフィーに使用した展開溶媒などに起因するピークや、使用したカラムや装置に起因するベースラインの揺らぎによる疑似ピークは除く。
ここで、溶出開始点Oから屈折率強度最大点Kに対応する溶出時点Cまでのピーク面積をS1とする。なお、溶出時点Cは、屈折率強度最大点KからベースラインBへと引いた垂線Pと、ベースラインBとの交点にある。そして、溶出時点Cから溶出終了点Eまでのピーク面積をS2とする。ピーク面積S1は相対的に高分子量側の成分の量に対応し、ピーク面積S2は相対的に低分子量側の成分の量に対応する。そして、S2/S1が1.2〜3.0であるということは、低分子量側の成分が高分子量側の成分より、ある程度多いことを意味しており、この分子量バランスが、アクリル樹脂組成物の耐傷付き性(初期および耐熱後)に寄与している。
本発明において、前記ピーク面積比(S2/S1)を求めるためのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)は、GPCシステムとしてTOSOH HLC−8320GPCを用い、カラムとしてTOSOH TSKgel Super Multipore HZ−Mを2本とTOSOH TSKgel Super H−RCを1本連続装着する。そして、カラム温度を40℃とし、基準物質をポリスチレンとし、展開溶剤としてテトラヒドロフランを用いる。展開溶剤は、1ml/minの流速で流し、サンプル濃度0.1重量%のサンプル溶液0.1mlを注入した。分子量は、EcoSEC−Work Station GPC計算プログラムを用いて得られた屈折率強度と溶出時間で表されるクロマトグラムをもとに求めた、重量平均分子量である。
(各成分の比率)
本発明の組成物では、成分(A)の含有量を100質量部としたとき、成分(B)のポリエチレングリコールの含有量を0.5〜5質量部とする。これによって、アクリル樹脂組成物の透明性が維持され、耐傷付き性(初期および耐熱後)が向上する。ポリエチレングリコールの含有量が0.5質量部よりも少ないと、耐傷付き性(初期および耐熱後)が低下する傾向にあるので、0.5質量部以上とするが、1質量部以上とすることが更に好ましい。また、ポリエチレングリコールの含有量が5質量部を超えると、透明性が低下する傾向にあるので、5質量部以下とするが、4質量部以下とすることが更に好ましい。
本発明の組成物では、成分(A)の含有量を100質量部としたとき、成分(B)のポリエチレングリコールの含有量を0.5〜5質量部とする。これによって、アクリル樹脂組成物の透明性が維持され、耐傷付き性(初期および耐熱後)が向上する。ポリエチレングリコールの含有量が0.5質量部よりも少ないと、耐傷付き性(初期および耐熱後)が低下する傾向にあるので、0.5質量部以上とするが、1質量部以上とすることが更に好ましい。また、ポリエチレングリコールの含有量が5質量部を超えると、透明性が低下する傾向にあるので、5質量部以下とするが、4質量部以下とすることが更に好ましい。
<その他の添加剤>
本発明のアクリル樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、ゴム、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、加工助剤、難燃剤、紫外線吸収剤、着色剤等のその他の添加剤を添加することができる。
本発明のアクリル樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、ゴム、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、加工助剤、難燃剤、紫外線吸収剤、着色剤等のその他の添加剤を添加することができる。
本発明のアクリル樹脂組成物は、(A)アクリル樹脂と、(B)ポリエチレングリコールとを溶融混練することにより製造することができ、混練温度は、200〜300℃、好ましくは220〜280℃さらに好ましくは230〜260℃で行えばよい。
(A)アクリル樹脂と、(B)ポリエチレングリコールとの混練には、一軸押出機、二軸押出機、二軸ローター型押出機等の連続式押出機を使用することができる。得られたアクリル樹脂組成物は、押出成形法、射出成形法、ブロー成形法、圧縮成形法等、公知の成形方法により所定形状に成形加工することができる。
本発明のアクリル樹脂組成物は、透明性、耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れる。このため、自動車、電気・電子機器、建材等の光学部品や意匠部品の材質として利用することができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
<アクリル樹脂組成物>
各成分を表1、表2に示す各組成でドライブレンドし、二軸押出機にて230℃の設定温度で混練造粒することにより、アクリル樹脂組成物を得た。得られたアクリル樹脂組成物を射出成形機にてシリンダ温度230℃、金型温度80℃の設定で射出成形し、透明性、耐傷付き性(初期および耐熱後)を評価した。
<アクリル樹脂組成物>
各成分を表1、表2に示す各組成でドライブレンドし、二軸押出機にて230℃の設定温度で混練造粒することにより、アクリル樹脂組成物を得た。得られたアクリル樹脂組成物を射出成形機にてシリンダ温度230℃、金型温度80℃の設定で射出成形し、透明性、耐傷付き性(初期および耐熱後)を評価した。
各性能の評価方法は次の通りである。
<透明性>
日本電色工業製NDH5000にて、試験片(80mm×55mm×t2mm)のヘイズ(%)を測定した。
<透明性>
日本電色工業製NDH5000にて、試験片(80mm×55mm×t2mm)のヘイズ(%)を測定した。
<耐傷付き性(初期)>
試験片(80mm×55mm×t2mm)に、ERICHSEN製スクラッチテスター430Pにて、荷重8N、ピン形状1mmφ、引っかき速度1,000mm/minの条件で、1mm間隔で縦横30本ずつ碁盤目状に引っかき傷を付けた。日本電色工業製NDH5000にて、試験片の傷付き前後のヘイズをそれぞれ測定し、その差(ΔHaze)を算出した。
試験片(80mm×55mm×t2mm)に、ERICHSEN製スクラッチテスター430Pにて、荷重8N、ピン形状1mmφ、引っかき速度1,000mm/minの条件で、1mm間隔で縦横30本ずつ碁盤目状に引っかき傷を付けた。日本電色工業製NDH5000にて、試験片の傷付き前後のヘイズをそれぞれ測定し、その差(ΔHaze)を算出した。
<耐傷付き性(耐熱後)>
試験片(80mm×55mm×t2mm)を80℃に設定したギアオーブン中に、504時間放置した後、ERICHSEN製スクラッチテスター430Pにて、荷重8N、ピン形状1mmφ、引っかき速度1,000mm/minの条件で、1mm間隔で縦横30本ずつ碁盤目状に引っかき傷を付けた。日本電色工業製NDH5000にて、試験片の傷付き前後のヘイズをそれぞれ測定し、その差(ΔHaze)を算出した。
試験片(80mm×55mm×t2mm)を80℃に設定したギアオーブン中に、504時間放置した後、ERICHSEN製スクラッチテスター430Pにて、荷重8N、ピン形状1mmφ、引っかき速度1,000mm/minの条件で、1mm間隔で縦横30本ずつ碁盤目状に引っかき傷を付けた。日本電色工業製NDH5000にて、試験片の傷付き前後のヘイズをそれぞれ測定し、その差(ΔHaze)を算出した。
表1の結果から明らかなように、実施例1〜6は、いずれも透明性、耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れていた。
一方、比較例1〜7は、これらの性能バランスが不十分であった。
具体的には、比較例1は、ポリエチレングリコールの分子量が過小なため、耐傷付き性(耐熱後)に劣っていた。
具体的には、比較例1は、ポリエチレングリコールの分子量が過小なため、耐傷付き性(耐熱後)に劣っていた。
比較例2および比較例4は、ポリエチレングリコールのゲル浸透クロマトグラフィーにおけるピーク面積比率S2/S1が過小なため、耐傷付き性(初期)に劣っていた。
比較例3および比較例5は、ポリエチレングリコールのゲル浸透クロマトグラフィーにおけるピーク面積比率S2/S1が過大なため、耐傷付き性(耐熱後)に劣っていた。
比較例3および比較例5は、ポリエチレングリコールのゲル浸透クロマトグラフィーにおけるピーク面積比率S2/S1が過大なため、耐傷付き性(耐熱後)に劣っていた。
比較例6は、ポリエチレングリコールの配合量が過小なため、耐傷付き性(初期および耐熱後)に劣っていた。
比較例7は、ポリエチレングリコールの配合量が過大なため、透明性に劣っていた。
比較例7は、ポリエチレングリコールの配合量が過大なため、透明性に劣っていた。
以下、本発明のアクリル樹脂組成物の好適な配合例について説明する。配合例1〜3において、アクリル樹脂としては三菱レイヨン製アクリペットVH001を使用し、ポリエチレングリコールとしては、分子量23,000、S2/S1が2.2であるものを使用した。
<配合例1>
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナート]:
0.1質量部
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナート]:
0.1質量部
<配合例2>
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
2−[4,6−ジフェニル−1,3,6−トリアジン−2−イル]−5−(ヘキシルオキシ)フェノール:
0.2質量部
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
2−[4,6−ジフェニル−1,3,6−トリアジン−2−イル]−5−(ヘキシルオキシ)フェノール:
0.2質量部
<配合例3>
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
2,2’−メチレンビス[6−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−tert−オクチルフェノール]:
0.2質量部
アクリル樹脂(A): 100質量部
ポリエチレングリコール(B): 3質量部
2,2’−メチレンビス[6−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−tert−オクチルフェノール]:
0.2質量部
配合例1〜3で得られたアクリル樹脂組成物は、いずれも透明性および耐傷付き性(初期および耐熱後)に優れていた。
Claims (1)
- 下記成分(A)100質量部に対して、下記成分(B)を0.5〜5質量部含有することを特徴とするアクリル樹脂組成物。
(A)アクリル樹脂
(B)ポリエチレングリコールであって、ゲル浸透クロマトグラフィーによって示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムにおいて、屈折率強度最大点での分子量が5,001〜25,000であり、溶出開始点から前記屈折率強度最大点に対応する溶出時点までのピーク面積をS1とし、前記屈折率強度最大点に対応する前記溶出時点から溶出終了点までのピーク面積をS2としたとき、S2/S1が1.3〜3.0である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017209938A JP2019081851A (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | アクリル樹脂組成物 |
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| JP2017209938A JP2019081851A (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | アクリル樹脂組成物 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020084104A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | Dic株式会社 | アクリル樹脂改質剤及びアクリル樹脂組成物 |
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2017
- 2017-10-31 JP JP2017209938A patent/JP2019081851A/ja active Pending
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
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| JP7215113B2 (ja) | 2018-11-29 | 2023-01-31 | Dic株式会社 | アクリル樹脂改質剤及びアクリル樹脂組成物 |
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