本開示は、コンクリート、木材、絨毯、タイル、段ボール、ドライウオール(石積みの壁)、石材などさまざまな荒い面の上に線や形を描くために大工鉛筆の代わりに使えるマーキング・デバイスのデザインに関するものである。本開示におけるマーキング・デバイスは鉛筆削りや研磨の要らないもので、細い線が書ける。従って、本マーキング・デバイスは鉛筆の芯が荒い面に書く際すぐに摩耗し、頻繁に削らなければならない従来の木製の大工鉛筆に比べて明確な利点を持っている。一方では、本マーキング・デバイスは荒い表面に書くのに使っても常に鋭い刃を提供する。また、本マーキング・デバイスは平坦なエッジを持っているため、作業面に対して垂直に合わせられ、荒い面でも直線で正確な線が書けるようにツールに接して配置できる。本マーキング・デバイスを使って描いた線または形が削ったり、彫ったりするための基準とすることができる。本マーキング・デバイスは作業ピースの上に寸法またはその他の指示を書くのにも使える。
本開示のマーキング・デバイスはマーキング・デバイスの少なくとも一部を保護するサポート・フレームとともに利用できる設計になっている。それは、使用中でないときマーキング・デバイスを破損から防ぐためである。サポート・フレームがデバイスを掴んで使うための取っ手の役割を果たす。このサポート・フレームは、ユーザー・フレンドリーなデザインで、マーキング・デバイスをフレームに迅速で簡単に着脱できる仕組みになっている。
本開示の最初の実施の形態はマーキング・ブレードである。このマーキング・ブレードに長手方向に延びるマーキング・エッジのある平面レーザー・ブレードが含まれている。マーキング・エッジの少なくとも一部がさまざまな表面に明確なマーキングを描けるマーキング材料から成っている。
本開示の二つ目の実施の形態はレーザー・ブレードとして構成されている薄いプレートを含むマーキング・ブレードである。薄いプレートは長手方向に延びるマーキング・エッジを含んでいて、マーキング・エッジの一部がマーキング先端を収納するポケットによって構成されている。マーキング先端がさまざまな面に鮮明なマークを付けるために利用されるマーキング材料によって構成されている。
本開示の三つ目の実施の形態は、レーザー・ブレードを構成する薄い平面プレートと近位端と遠位端から構成されるサポート・フレームから成るマーキング・デバイスである。サポート・フレームの近位端はサポート・フレームを掴むための取っ手から成り、遠位端は位置決め部材を有するケースから成る。マーキング・デバイスの薄い平面プレートは長手方向に延びるマーキング・エッジと少なくともその一部がさまざまな表面に鮮明なマーキングを行うためのマーキング材料から成る。薄い平面プレートの少なくとも一部がケーシングの位置決め部材に取り付けるために使われる一つまたはそれ以上のアラインメント構造から構成されている。
本仕様に含まれ、その一部となっている添付の図面は本発明の実施例を示し、説明とともに本発明の実施例と提示するさまざまな様相の原理を解説する。
上述の一般的な説明と、以下に述べる詳細な説明は具体例であって、例示だけを目的としており、特許請求されている本発明の範囲の限定を意図するものではない。
ここで、添付の図面に具体例を示す本開示の実施形態について説明する。可能な限りすべての図面において、同じものや部品の場合、同じ参照番号を使うことにした。
本出願において、特に記載のない限り、単数が複数も含むこととする。同様に、記載のない限り「または」は「および・または」の両方を指すものとする。また、「含む」とその他の形例えば、「含んでいる」や「含んだ」 は本発明の範囲の限定を意図するものではない。ここに使われているセクション見出しは内容の整理上使われたもので、内容を限定するものではない。
図1A及び1Bはさまざまな表面に書いたり描いたりするために使われるマーキング・デバイス10を示す。マーキング・デバイス10は薄いプレートの形をした本体12から構成されている。本体12は第1の長手方向(縦)のエッジ14と第2の縦のエッジ16によって構成されていて、後者は以下「マーキング・エッジ」と称す。いくつかの代表的な実施形態においてマーキング・デバイス10は四辺形のものである。四辺形は四方形、長方形、台形の形を含むことがあるが、それらに限るものではない。特定の実施形態において図2A−2Lに示すように、四辺形のマーキング・デバイス10の角が丸いまたは斜めの面を持っている。その他の代表的な実施形態においてマーキング・デバイス10は円形、長円形または半円形の形を取ることがある。図2G,2Jと2Lに示したように、いくつかの実施形態にマーキング・デバイス10は片方が四方形、反対側が長円形の組み合わせになることもあり得る。
図2A−2Lがマーキング・デバイス10の代表的な形を示す。図2A−2Lに示す形はあくまでも代表的なもので、それらに限定されるものではない。
一つの実施形態においてマーキング・デバイス10はレーザーブレードの形をしていて、標準的なユテイリテイ・ナイフならどれにでも取り付けることができる。このような実施形態だと、通常のレーザーブレードの代わりにマーキング・デバイス10をユテイテイ・ナイフに装着することができる。そうすれば、通常のユテイテイ・ナイフを可逆的に大工鉛筆に変えることができる。
もう一つの代表的な実施形態においてマーキング・デバイス10は本体12が一面全体にわたって同じ厚みになっている。それから、もう一つの代表的な実施形態においてマーキング・デバイス10の厚みが第1の縦のエッジからマーキング・エッジ16にかけて徐々に細くなる。マーキング・エッジ16が細くて正確な線を描くために非常に細くなっている。これらの代表的な実施形態においてマーキング・エッジ16の厚みの範囲が0.025”(0.025インチ、0.635ミリ)から0.035”(0.889ミリ)である。
マーキング・デバイス10の少なくとも一部がマーキング材料から成っている。マーキング材料が特定の表面にマーク、色付けまたは残留物を残す物質を含んでいる。黒鉛、白墨、粘土、染料または顔料、日輝きインキまたは蛍光インクをマーキング材料として使うことができるが、これらに限定するものではない。マーキング材料は上述のものを単一または二つやそれ以上の材料の組み合わせで使うことができる。代表的な実施形態において、マーキング材料の全体的な強度及び/または剛性を増加させるために一つまたはそれ以上のマーキング材料と補強材を配合させることがある。特定の実施形態において、マーキング材料は一つまたはそれ以上の美白剤、有機着色顔料、タルク充填材、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を含むことができる。
特定の実施形態においてマーキング・デバイス10が完全にマーキング材料でできている。他の実施形態においてマーキング・デバイスのマーキング部分18のみがマーキング材料を含んでいる。例えば、図3A−3Cに示すように、マーキング・エッジ16またはその一部がマーキング材料によって構成される。このような場合、マーキング・デバイスの全体的な強度、剛性や耐久性を増大させるために本体12の残りの部分が金属やプラスチックのようなより強度の高い材料を含むことができる。マーキング部18を接着剤などを使って本体12とつなぐことができる。特定の実施形態において、マーキング部18が二重成形によって構成されることがある。二重成形する前にマーキング部18をマーキング・デバイスの残りの部分より細くする。その後、マーキング・デバイスを金型に挿入し、マーキング部18をマーキング材料を使って二重成形する。
特定の実施形態においてマーキング・デバイス10を一つまたはそれ以上のオーバーレイ25で部分的にまとったり包んだりしてその強度と耐久性を増大させる。マーキング・デバイスの両方にオーバーレイを付けることができる。強化すると同時に、オーバーレイ25を使ってデバイスにブランド名を印刷または刻むことができる。特定の実施形態において強化用インサート26がマーキング・デバイス10に組み込むことがある。このような実施形態において強化用インサートにマーキング材料を被覆したり、包んだりして、マーキング・デバイス10を構成することができる。図4A−4Cはマーキング・デバイス10の上にオーバーレイ25や強化用インサート26を使ったさまざまな構造を示す。
図5A−5Bに示すように、いくつかの代表的な実施形態においてマーキング・デバイス10がマーキング部22を取り付けるためのポケット20から構成される。このような実施形態においてポケット20を含むマーキング・デバイス10の本体12がプラスチックや金属(例えば、ステンレス・スチール)からできており、マーキング部材22が前述のマーキング材料からできている。ポケット20をマーキング・デバイス10の一つまたはそれ以上の角にマーキング・エッジに沿って任意な位置に付けることができる。図5に示すこのような実施形態の一つにおいて、ポケット20がマーキング部材22をポケットに誘導するための拡張されたフラップ23が付いている。もう一つの実施形態において、ポケットにマーキング部材22をしっかり押さえるためにポケット20にバネ付きタブが付いている。図5Bがポケット20にマーキング部材22を取り付けたマーキング・デバイス10を示す。このような実施形態において摩耗したら、マーキング・デバイス10全体ではなく、マーキング部材22だけを交換すればいい。このような実施形態においてマーキング部材22が二つの刃を持っていて、一つが摩耗すれば、マーキング部材22を反転させてもう一つの刃を使い、マーキング部材を交換せずに長く使うことができる。
実施形態においてマーキング・デバイス10がサポート・フレーム30に取り付ける構造になっている。いくつかの実施形態において対応する構造に取り付けるためやサポート・フレーム30に部材を位置づけるために、マーキング・デバイスのエッジ14が一つまたはそれ以上の切り抜き、切り欠き,切れ込みまたはアラインメント用タブを持っている。図6A−6Dがサポート・フレーム30にマーキング・デバイスを取り付けるためのエッジ14に形成された切り抜き/切り欠き25を示す。図7A−7Cに示すように、特定の実施形態において切り抜き/切り欠き25をエッジ14とマーキング・エッジ16両方に形成する。他の実施形態において、図8A−8Cに示すように、切り抜き/切り欠き25やその他のアラインメント向け機構がマーキング・デバイス10の中央に施されている。
特定の実施形態においてサポート・フレーム30及びマーキング・デバイス10が使い捨て式である。他の実施形態においてサポート・フレーム30が再利用できる。このような実施形態においてマーキング・デバイス10が摩耗すれば、交換式マーキング・デバイスに変えればいい。
実施形態においてサポート・フレーム30が近位端32と遠位端34から構成されている。遠位端34はマーキング・デバイス10を取り付けるためのもので、近位端32はマーキング・デバイスを使うときユーザにとって取っ手の役割を果たす。一つの実施形態において遠位端34にマーキング・デバイス10を使用中でないとき保護するために安全カバーが付いている。表面に線を描いたり書いたりするとき、マーキング・デバイス10をケースから押し出して開くことができる。このような実施形態において、近位端32が安全カバーからマーキング・デバイス10を押し出すまたはスライドさせるための手動式スイッチ(例えば、親指で滑らせるためのスライダー)が付いていることがある。また、マーキング・デバイスを押し出すためのスイッチまたはトリガーをサポート・フレーム30のどこにでも位置することができる。使用中でないときにマーキング・デバイス10を安全ケースに収めることができる。例えば、近位端32のスイッチ/トリガーを解放すれば、マーキング・デバイス10が自動的にケースに入るようにできる。このような仕組みはマーキング・デバイス10を破損から守る。もう一つの実施形態において遠位端34が安全ケースなしでただ単にマーキング・デバイス10を固定する仕組みになっている。このような形態において使用中でないときマーキング・デバイス10を保護するための着脱式キャップを付けることができる。
これらの実施形態においてマーキング・デバイス10は従来のレーザー・ブレードと同じ寸法で、格納式または折りたたみ式のユテイリテイ・ナイフ(例えば、STANLEYナイフ)に取り付けられるようになっている。このような実施形態においてユテイリテイ・ナイフがサポート・フレーム30の役割を果たす。特定の実施形態において、マーキング・デバイス10は片方が削ったり彫ったりするための従来なレーザー・ブレードと反対側が描いたり書いたりするためのマーキング・ツールの組み合わせである。この組み合わせブレードをユテイリテイ・ナイフと一緒に使うことができる。
図9がサポート・フレーム/ユテイリテイ・ナイフ30に取り付けられたマーキング・デバイス10を示す。本実施形態においてレーザー・ブレードの形のマーキング・デバイス10の平均の厚みが0.025”から0.035”で、長さが2.425”(61.595ミリ)、そして高さが0.735”(18.669ミリ)から0.75”(19.05ミリ)である。本実施形態においてマーキング・エッジ16が非常にスリムで、どんな表面でも正確な線が書けます。このような一つの実施形態においてマーキング・デバイス10で描いた線の厚みが約0.025”から0.035”である。
特定の実施形態においてマーキング・デバイス10がスナップ・オフ・レーザー・ブレードの形で、スナップ・オフ・ユテイリテイ・ナイフ50に取り付けられるようになっている。図10Aがスナップオフ・マーキング・デバイス10、図10Bがスナップ・オフ・ユテイリテイ・ナイフ50に取り付けられるスナップオフ・マーキング・デバイス10を示す。スナップオフ・マーキング・デバイス10のブレードの部分を壊して新たな鋭いマーキング・エッジ16を出すことができる。ブレードが使用中でないときに安全に保管するために引っ込めることができる。いくつかの実施形態においてスナップオフ・マーキング・デバイス10は個体の平面ブレードつまり、スナップオフ部分がなく、スナップ・オフ・ユテイリテイ・ブレードに取り付けられるようになっている。
マーキング・デバイス10をレーザー・ブレードとして構成することによって、ユテイリテイ・ナイフを任意に大工鉛筆として使うことができる。このような仕組みは、標準的な大工鉛筆に比べ数多くのメリットがある。例えば、大工鉛筆に比べ、ユテイリテイ・ナイフが掴みやすい上、大工、建築者、コントラクター及び職人によって一般的なツールとして使われている。ユテイリテイ・ナイフのレーザー・ブレードをマーキング・デバイス10と取り替え、簡単に大工鉛筆にすることができる。ユテイリテイ・ナイフに取り付ければ、マーキング・デバイス10が破損しにくい。例えば、重いツールと一緒に鞄に入れても破損しない。
本発明の他のメリットは、当事者であれば、その仕様とここに示す実施例から理解するのであろう。仕様と実施例があくまでも参考として提示されたもので、本発明の真の適用範囲と要旨は以下に述べる請求に提示されている。