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JP2019056229A - 排水栓装置 - Google Patents

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JP2019056229A
JP2019056229A JP2017180837A JP2017180837A JP2019056229A JP 2019056229 A JP2019056229 A JP 2019056229A JP 2017180837 A JP2017180837 A JP 2017180837A JP 2017180837 A JP2017180837 A JP 2017180837A JP 2019056229 A JP2019056229 A JP 2019056229A
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JP2017180837A
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太田 慎一
Shinichi Ota
慎一 太田
浩平 北川
Kohei Kitagawa
浩平 北川
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Japan Alpha Co Ltd
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Japan Alpha Co Ltd
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Abstract

【課題】配管の外部に対する水の漏出を極めて効果的に防止することができるとともに、衛生性や操作性などを向上させることができる排水栓装置を提供する。【解決手段】排水栓装置は、排水口を開閉するための栓蓋と、本体管31及び回動部収容部32を有してなる配管3と、回動部収容部32内にて回動部収容部32に対し相対回動可能な回動部42と、回動部収容部32に対する回動部42の相対回動に伴い上下動する上下動部43とを備える。回動部収容部32は、本体管31内に開口する流路側開口32Aを具備し、配管3は、回動部収容部32から斜め上方に延びる斜め筒部を具備する。回動部収容部32内には、本体管31側から回動部収容部32の内部空間のうち斜め筒部の内部空間と連通する空間に対する水の流入を防ぐためのシール部5が設けられ、シール部5の全体が、回動部収容部32内における流路側開口32Aの近傍位置に配置される。【選択図】 図3

Description

本発明は、槽体の排水口を開閉するための栓蓋を備えた排水栓装置に関する。
排水栓装置は、槽体(例えば、浴槽や洗面ボールなど)の排水口に設けられた栓蓋を備えており、栓蓋を上下動させることで排水口を開閉させるものである。
排水栓装置としては、排水を流すための上下方向に延びる本体管を有する配管と、前記本体管内に配置され、上端部に前記栓蓋の取付けられた支持軸と、当該支持軸を上下動可能な状態で保持する栓蓋側機構部(支持機構)と、所定の操作部(例えば、往復移動可能な操作ボタンや回動動作可能な操作ハンドルなど)の変位による駆動力を前記支持軸側へと伝達するための伝達体(例えば、ワイヤ等)とを備えたものが一般に知られている。この排水栓装置では、操作部を変位させることで支持軸及び栓蓋が上下動し、ひいては排水口が開閉されることになる。
また近年では、本体管から枝分かれした筒状の回動部収容部(取付管)に対し相対回動可能な状態で挿通された回動部と、当該回動部における本体管側の端面から本体管内へと突出する短い突起状の上下動部(支持突起)とを備え、前記上下動部によって栓蓋を間接的に支持してなる排水栓装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。当該排水栓装置では、前記操作部の変位に伴い前記回動部が回動することで、前記上下動部及び前記栓蓋が上下動し、その結果、排水口が開閉されるようになっている。
特開2012−36558号公報
ところで、回動部収容部の内部は本体管の内部と連通した状態となっているため、本体管内を流れる水(排水)が回動部収容部内に流入し得る。回動部収容部内に水が流入してしまうと、例えば回動部収容部における本体管とは反対側の開口を通って、配管の外部へと水が漏出してしまうといった事態が生じ得る。また、回動部収容部内に流入した水の影響により、回動部などの回動部収容部内に配置される部品や回動部収容部が汚損されて衛生性の低下を招いてしまったり、回動部に異物や汚れが付着(堆積)して回動部の円滑な回動に支障が生じ、ひいては操作性や利便性が損なわれてしまったりするおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、配管の外部に対する水の漏出を極めて効果的に防止することができるとともに、衛生性や操作性などを向上させることができる排水栓装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.槽体の排水口を開閉するための栓蓋と、
前記排水口を通る排水の流れる本体管、及び、当該本体管から水平方向に延びる筒状の回動部収容部を有してなる配管と、
前記回動部収容部内に配置され、前記回動部収容部に対し相対回動可能な回動部と、
前記回動部における前記本体管側の端面から前記本体管内へと突出するとともに、前記回動部収容部に対する前記回動部の相対回動に伴い上下動可能であり、かつ、自身の上下動により前記栓蓋を上下動させる上下動部とを備えた排水栓装置であって、
前記回動部収容部は、前記本体管内に向けて開口する流路側開口を具備し、
前記配管は、前記回動部収容部から斜め上方に向けて延びるとともに前記回動部収容部とは反対側の端部にて開口し、かつ、前記本体管に対し相対変位不能に構成された斜め筒部を具備し、
前記回動部収容部内には、前記本体管側から前記回動部収容部の内部空間のうち前記斜め筒部の内部空間と連通する空間に対する水の流入を防ぐためのシール部が設けられ、
前記シール部の全体が、前記回動部収容部内における前記流路側開口の近傍位置に配置されていることを特徴とする排水栓装置。
上記手段1によれば、回動部収容部内には、本体管側から回動部収容部の内部空間のうち斜め筒部の内部空間に連通する空間に対する水の流入を防ぐためのシール部が設けられている。従って、本体管を流れる排水などの水が回動部収容部内に流入したとしても、この水が回動部収容部におけるシール部よりも奥側(斜め筒部側)に浸入してしまうことをより確実に防止できる。
さらに、シール部が万が一損傷した場合などを考慮し、上記手段1によれば、回動部収容部から斜め上方に向けて延びる斜め筒部が設けられており、当該斜め筒部は、本体管に対し相対変位不能であり、容易に変形しないものとされている。従って、仮にシール部の損傷等によりシール部よりも奥側へと水が浸入してしまったとしても、斜め筒部によって水を堰き止めることができ、斜め筒部の端部開口から水が漏れ出さない状態とすることができる。その結果、配管の外部に対する水の漏出を極めて効果的に防止することができる。
さらに、上記手段1によれば、シール部の全体が、流路側開口(回動部収容部における本体管内に向けて開く開口)の近傍位置に配置されている。従って、回動部などの回動部収容部内に位置する部品や回動部収容部において、排水と接し得る範囲を非常に狭いものとすることができ、回動部収容部内に位置する部品や回動部収容部の広範囲において汚損や異物等の付着が生じてしまうことをより確実に防止できる。その結果、衛生性の向上を図ることができるとともに、回動部をより長期間に亘って円滑に回動させることが可能となり、利便性や操作性を高めることができる。
尚、「水平方向」とあるのは、厳密な水平方向のみならず、水平方向に対して若干(例えば、10°以下)傾斜した方向を含む。また、斜め筒部が「本体管に対し相対変位不能」であるとは、斜め筒部が、例えば、比較的硬質又は半硬質の樹脂や金属などにより形成された通常大きく変形しないものであり、比較的容易に変形可能なチューブなどではないことを意味する。さらに、「シール部の全体が、流路側開口の近傍位置に配置される」とあるのは、例えば、シール部の全体が、回動部収容部の軸方向に沿って、流路側開口から20mm以内の範囲に位置することをいう。尚、例えば本体管が円筒状をなし、流路側開口が本体管の内周面に対応するような湾曲形状をなす場合など、回動部収容部の軸方向に沿った流路側開口の位置が一定にならない場合、流路側開口のうち回動部収容部の軸方向に沿って最も斜め筒部寄り(回動部収容部における流路側開口とは反対側の端部寄り)の部位が、シール部の配置位置に関する基準となる。また、シール部の全体を流路側開口に極力近接した状態で配置することが好ましい。従って、シール部の全体を、流路側開口から15mm以内に配置することが好ましく、流路側開口から10mm以内に配置することより好ましく、流路側開口から8mm以内に配置することがより一層好ましい。
手段2.前記配管は、封水が貯留される封水部を具備し、
前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側の端部に端部開口を有し、
前記端部開口が、前記封水部における封水面よりも上方に位置するように構成されていることを特徴とする手段1に記載の排水栓装置。
尚、「封水面」とは、封水部にて最大の封水が貯留されたときにおける封水の水面をいう。
上記手段2によれば、斜め筒部における端部開口は、封水面よりも上方に位置するように構成されている。従って、シール部が封水に浸かるような構成において、仮にシール部に損傷が生じて斜め筒部に封水が流入したとしても、端部開口から封水が流出してしまうことをより確実に防止できる。その結果、配管の外部に対する水の漏出防止を一層確実に図ることができる。
手段3.前記槽体は、その底部分を構成する底面部を具備し、
前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側に位置する端部開口を有し、
前記端部開口が、前記底面部よりも上方に位置するように構成されていることを特徴とする手段1又は2に記載の排水栓装置。
尚、上記手段2及び上記手段3にて規定される端部開口はそれぞれ同じものを指しており、上記手段2に対し上記手段3が従属する場合に、端部開口が複数存在することを意図するものではない。この点は、上記手段2又は3に従属する下記の手段8も同様である。
上記手段3によれば、斜め筒部における端部開口は、槽体の底面部よりも上方に位置するように構成されている。従って、仮にシール部に損傷が生じて斜め筒部に水が流入し得る状態であるときに、万が一配管の詰まりなどにより排水口が開状態であるにも関わらず本体管内に水が溜まって斜め筒部内に浸水が生じたとしても、槽体にて底面部よりも上方位置まで水が溜まらない限り、端部開口から水が流出しないようにすることができる。そのため、配管の外部に対する水の漏出防止を非常に効果的に図ることができる。
手段4.前記回動部収容部の内周に配置された筒状部を備え、
前記回動部の少なくとも一部は、前記筒状部に挿通された状態とされており、
前記シール部は、
前記回動部収容部及び前記筒状部間において両者に接触した状態で配置された環状の固定シール部と、
前記筒状部及び前記回動部間において両者に接触した状態で配置された環状の可動シール部とを備え、
前記回動部収容部に対し前記回動部が相対回動するときに、前記固定シール部により前記回動部収容部に対する前記筒状部の相対回動が規制された状態で、前記筒状部に対し前記回動部が相対回動するように構成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の排水栓装置。
シール部を設けるにあたっては、回動部収容部の内周面に沿って回動部が回動するように構成し、回動部収容部の内周面と回動部の外周面との間にシール部として環状の可動シール部を設けることが考えられる。しかしながら、この場合には、回動シール部が比較的大径となってしまい、回動部が回動する際に生じる抵抗が比較的大きなものとなってしまうおそれがある。
この点、上記手段4によれば、回動部収容部の内周には筒状部が配置されており、筒状部及び回動部間に環状の可動シール部が設けられている。従って、可動シール部を比較的小径とすることができ、回動部が回動する際に生じる摩擦力を低減することができる。その結果、操作性を一層高めることができる。
また、可動シール部が比較的小径となることで、筒状部及び回動部間におけるシール安定性を向上させることが可能となる。さらに、回動部が回動する際に可動シール部から筒状部に加わる力が比較的小さなものとなるため、固定シール部により回動部収容部に対する筒状部の相対回動をより確実に規制することができ、ひいては回動部収容部及び筒状部間におけるシール安定性を向上させることができる。これらの結果、シール部によるシール性を効果的に高めることができ、配管から外部への漏水防止を一層確実に図ることができる。
尚、「回動部収容部に対する筒状部の相対回動が規制された状態」とあるのは、基本的には、筒状部に対し回動部が相対回動する際に、回動部収容部に対する筒状部の相対回動が生じない状態を意味するが、筒状部や回動部収容部における意図しない寸法ばらつきなどに伴い、筒状部に対し回動部が相対回動する際に、回動部収容部に対し筒状部が僅かに相対回動可能し得る状態も含む。
手段5.前記固定シール部の少なくとも一部は、前記回動部収容部の軸直交方向に沿って前記可動シール部とオーバーラップする位置に設けられていることを特徴とする手段4に記載の排水栓装置。
上記手段5によれば、固定シール部の少なくとも一部は、回動部収容部の軸直交方向に沿って可動シール部とオーバーラップする(重なる)位置に設けられている。従って、回動部の回動に伴い可動シール部から筒状部へと力が加わったときに、固定シール部によってこの力をより確実に受けることができ、回動部収容部に対する筒状部の相対回動を一層確実に規制することができる。その結果、回動部収容部及び筒状部間における良好なシール安定性をより確実に維持することができる。
また、回動部収容部の軸方向に沿って可動シール部と固定シール部とをそれぞれ異なる位置に配設した場合には、回動部収容部の軸方向に沿った回動部や筒状部の長さを比較的大きなものとする必要があるが、上記手段5によれば、その必要はなく、回動部収容部の軸方向に沿った回動部や筒状部の長さを十分に小さなものとすることができる。そのため、製造に係るコストの低減を図ることができる。また、装置の設置に必要なスペースの低減を図ることができ、装置の設置自由度を高めることができる。
手段6.前記固定シール部は、断面円形状のOリングからなり、
前記可動シール部は、断面X形状のXリングからなることを特徴とする手段4又は5に記載の排水栓装置。
上記手段6によれば、可動シール部はXリングからなるため、回動部が回動する際に生じる摩擦力をより低減することができる。その結果、操作性の更なる向上を図ることができる。一方、固定シール部はOリングからなるため、回動部収容部に対する筒状部の相対回動をより一層確実に規制することができ、回動部収容部及び筒状部間においてより良好なシール安定性を得ることができる。
手段7.前記回動部は、
前記筒状部に挿通される小径部と、
前記小径部よりも大径であるとともに、外周面が前記回動部収容部の内周面に近接した状態で配置された、前記本体管内に臨む円板状の大径部とを備え、
前記大径部の外周には、前記大径部の周方向に沿って延びる突状のリブ部が設けられていることを特徴とする手段4乃至6のいずれかに記載の排水栓装置。
上記手段7によれば、リブ部によって、大径部と回動部収容部との間の隙間をより小さくすることができる。従って、両者の間を通って異物や汚れなどが可動シール部や固定シール部へと至ってしまうことをより確実に防止できる。これにより、衛生性や操作性の向上をより効果的に図ることができる。
また、大径部の外周面全域を回動部収容部に接近させると、万が一大径部及び回動部収容部間に異物が挟まった場合に、回動部を回動させるために必要な力が極端に増大してしまうおそれがあるが、上記手段7によれば、大径部及び回動部収容部間に異物が挟まったときには、リブ部及び回動部収容部間に異物が挟まった状態となるため、回動部を回動させるために必要な力が極端に増大してしまうことをより確実に防止できる。その結果、異物の影響による操作性の低下を効果的に抑制することができる。
手段8.前記斜め筒部内に配置されるとともに、前記回動部に接続され、所定の動作部の変位による駆動力を前記回動部へと伝達する伝達部を備え、
前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側に位置する端部開口を有し、
前記伝達部は、前記端部開口を通して着脱可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の排水栓装置。
上記手段8によれば、伝達部は、端部開口を通して着脱可能とされている。そのため、装置の設置時やメンテナンス時などにおいて、伝達部を装着状態(つまり、伝達部を斜め筒部内に配置しつつ回動部に接続した状態)としたり、取外状態(つまり、伝達部を回動部から外しつつ斜め筒部から引抜いた状態)としたりすることが容易に可能となる。従って、装置の設置やメンテナンスに係る作業性を良好なものとすることができる。
手段9.前記回動部のうち前記シール部によって前記本体管側の水と接しないように構成された部位に対し、自身の変位による駆動力を付与する動作部を備え、
前記動作部は、通電により変位するように構成されていることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の排水栓装置。
尚、上記手段8及び上記手段9にて規定される動作部はそれぞれ同じものを指しており、上記手段8に対し上記手段9が従属する場合に、動作部が複数存在することを意図するものではない。
上記手段9によれば、回動部の動力源を構成する動作部は、通電により変位するものとされている。従って、動作部に対し水が付着してしまうと、動作部の動作不良や漏電などの不具合が発生してしまうおそれがある。しかしながら、上記手段9において、シール部の全体は、流路側開口の近傍位置に設けられている。すなわち、シール部の全体は、排水口の開閉時に動作する部位(例えば、回動部及び動作部、又は、回動部、動作部及びこれらの間に介在する部位)のうち、動作部とは反対側に位置し、動作部から極力離れた状態となる部位に対応して設けられている。従って、万が一シール部に損傷が生じて水の流入が生じたとしても、その水が動作部に至ってしまう確率を著しく低減させることができる。その結果、動作部の動作不良や漏電などの不具合が発生してしまうことを極めて効果的に防止できる。
本体管の中心軸を含む断面における排水栓装置などの断面図である。 斜め筒部の中心軸を含む断面における排水栓装置などの断面図である。 回動機構やシール部の構成を示すための回動機構などの拡大断面図である。 回動部の分解斜視図である。 別の実施形態において、斜め筒部を長尺とした場合の排水栓装置などの断面図である。 別の実施形態において、手動ユニットを用いた場合の排水栓装置などの断面図である。 別の実施形態において、斜め筒部を長尺としつつ、手動ユニットを用いた場合の排水栓装置などの断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。排水栓装置1は、図1及び図2に示すように、槽体としての浴槽100に取付けられている。尚、浴槽100は、その底部分を構成する水平板状の底面部101と、当該底面部101の外周に立設された周壁部102とを備えている。さらに、底面部101には、排水口103が貫通形成されている。
排水栓装置1は、排水口部材2と、配管3と、回動機構4と、シール部5(図3参照)と、伝達部6と、動作部としての電動ユニット7と、栓蓋ユニット8とを備えている。但し、図1では、電動ユニット7を模式的に示している。
排水口部材2は、円筒状に形成されており、自身の中心軸と排水口103の中心軸とがほぼ一致するように排水口103に挿設されている。また、排水口部材2は、その上端部において径方向外側に突出形成された鍔部21と、当該鍔部21よりも下側の外周に形成された雄ねじ部22とを備えている。
配管3は、上下方向に延びる円筒状の本体管31と、当該本体管31から枝分かれした円筒状の回動部収容部32とを備えている。
本体管31は、その一端部(上端部)内周に前記雄ねじ部22を螺合可能な雌ねじ部31Aを備えている。そして、底面部101の下方において排水口103とほぼ同軸の状態となるように本体管31を配置した上で、底面部101の上方から排水口103及び本体管31に対し排水口部材2を挿通しつつ雄ねじ部22を雌ねじ部31Aに螺合し、鍔部21及び本体管31の上端面により底面部101を挟み込むことで、排水口部材2及び配管3が接続されるとともに、両者が浴槽100に取付けられた状態となっている。
尚、本実施形態において、鍔部21と底面部101の表面(上面)との間には、弾性変形可能な材料により形成された環状のシール部材10が配置されており、また、本体管31の上端面と底面部101の裏面との間には、シール部材10と同様に弾性変形可能な材料により形成された環状のシール部材11が配置されている。これらシール部材10,11によって、排水口部材2及び配管3と浴槽100との間からの漏水防止が図られている。
回動部収容部32は、主に回動機構4の収容部として機能する部位である。回動部収容部32は、本体管31から水平方向に延びる形状をなしており、本体管31内に開口する流路側開口32Aを備えている(図3参照)。尚、ここでいう「水平方向」は、厳密な水平方向のみならず、水平方向に対して若干(例えば、10°以下)傾斜した方向を含む。本体管31を流れる排水は、流路側開口32Aを通って回動部収容部32内に流入可能となっている。一方、回動部収容部32における流路側開口32Aとは反対側に位置する端部は閉塞された状態となっている。
また、本実施形態において、流路側開口32Aの全体は、後述する封水面37よりも下方に位置するように構成されている。これにより、結果的に、後述する封水部36を排水口103に近接させることができ、配管3を上下方向に沿ってコンパクトなものとすることが可能となっている。
さらに、配管3は、回動部収容部32の外周から斜め上方に向けて延び、回動部収容部32に連通する斜め筒部33を備えている。斜め筒部33は、主として伝達部6の収容空間として機能するものであり、回動部収容部32とは反対側に位置する端部の開口である端部開口33Aを備えている。端部開口33Aは、斜め上方に向けて開口した状態とされている。そして、斜め筒部33は、端部開口33A(本実施形態では、端部開口33Aの全体)が後述する封水面37よりも上方に位置するように、その長さや角度が設定されている。
尚、本体管31、回動部収容部32及び斜め筒部33、並びに、それぞれ後述する折返部34及び直交部35は、比較的硬質な樹脂などにより一体形成されている。そのため、斜め筒部33は、本体管31に対し相対変位不能となっている。すなわち、斜め筒部33は、力が加えられた際に若干だけ撓み変形し得るものの、通常大きく変形しないものとされており、自立した状態となっている。また、斜め筒部33及び回動部収容部32からなる管部分は、流路側開口32A及び端部開口33Aを除いて密閉状態となっており、この管部分では、流路側開口32A及び端部開口33Aを通してのみ水が出入り可能となっている。
加えて、回動部収容部32内には前記シール部5が設けられており、当該シール部5によって、回動部収容部32の内部空間は、本体管31の内部空間に連通する空間と、斜め筒部33の内部空間とに分けられた状態とされている。そして、前記シール部5によって、本体管31側から、回動部収容部32の内部空間のうち斜め筒部33の内部空間に連通する空間に対する水の流入が防がれている(図3参照)。尚、シール部5の構成については後に詳述する。
さらに、配管3は、本体管31の下端部に連なるようにして直列的に設けられた折返部34及び直交部35を備えている。
折返部34は、本体管31の下端部から斜め上方に向けて延びる筒状をなしている。そして、排水口103を通って本体管31に流れ込んだ排水は、封水として、本体管31及び折返部34からなる屈曲部分の内部にて貯留可能となっている。すなわち、本実施形態では、本体管31及び折返部34により封水を貯留可能な封水部36が構成されている。
直交部35は、折返部34の上端部から本体管31と直交する方向(水平方向)に延びる筒状をなしている。本実施形態では、封水部36において、折返部34及び直交部35の境界部分と同じ高さの封水面37(図1等では、封水面37を二点鎖線で示す)まで封水を貯留可能となっている。
回動機構4は、栓蓋ユニット8を上下動させるための機構であり、図3に示すように、筒状部41、回動部42及び上下動部43を備えている。
筒状部41は、回動部42の回動時における抵抗低減などを図るべく、回動部収容部32の内周に挿通された部材である。筒状部41は、外周側に開口する環状の固定シール用溝部41Aを備えた円筒状をなしており、その内周に、回動部42の後述する小径部422が挿通された状態となっている。
回動部42は、回動動作することで上下動部43を上下動させるものである。回動部42は、回動部収容部32内に配置されており、回動部収容部32に対し相対回動可能とされている。また、回動部42は、自身の回動軸方向に沿って、伝達部連結部421と、小径部と、大径部423とがこの順序で並んで設けられた構造をなしている。
伝達部連結部421は、図4に示すように、2枚の円板状部分と、これら円板状部分の間において両者の中心部分同士を繋ぐようにして設けられた柱状部分とを備えてなり、両円板状部分のそれぞれには、円板状部分の外周にて開口する切欠き部分が相対向した状態で設けられている。この切欠き部分の開口幅は、円板状部分の弾性変形に伴い拡大可能となっている。尚、伝達部連結部421を構成する部材と、小径部422及び大径部423を構成する部材とは、それぞれ別部材により構成されているが、両者は、相対回動不能な状態で接続されている。従って、伝達部連結部421、小径部422及び大径部423は一体的に回動するようになっている。また、回動部42のうち伝達部連結部421の全体は、通常(前記シール部5において異常等が生じない限り)、前記シール部5によって本体管31側を流れる水と接触しないように構成されている。
図3に戻り、小径部422は、外周側に開口する環状の可動シール用溝部422Aを備えた円柱状をなしており、筒状部41の内周に挿通されている。
大径部423は、小径部422よりも大径の円板状をなしており、外周面が回動部収容部32の内周面に近接した状態で配置されている。また、大径部423の外周には、大径部423の周方向に沿って延びる突条のリブ部423Aが設けられている。本実施形態において、リブ部423Aは、大径部423の周方向全域に亘って設けられている。さらに、リブ部423Aは、大径部423の外周における最も一端側(本体管31側)に設けられており、リブ部423Aの一部が大径部423の一端面を構成している。大径部423の一端面は、本体管31内を臨むようにして設けられており、この一端面に対し上下動部43が設けられている。
上下動部43は、栓蓋ユニット8を支持するためのものである。上下動部43は、大径部423の一端面、すなわち、回動部42における本体管31側の端面における外周寄りから本体管31内に突出する短い円柱状をなしている。上下動部43は、回動部収容部32に対する回動部42の相対回動に伴い上下動し、この上下動により栓蓋ユニット8が上下動するようになっている。
図2に戻り、伝達部6は、電動ユニット7の後述する揺動部72の変位による駆動力を回動部42へと伝達するためのものである。伝達部6は、自身の一端部に外側に突出する一対の突起部を備え、自身の他端部に連結用の孔部分を備えた棒状をなしている。本実施形態において、伝達部6の一端部に設けられた前記突起部の外径は、伝達部連結部421における通常時(非弾性変形時)の前記切欠き部分の開口幅よりも小さなものとされている。そして、前記切欠き部分に対し前記一対の突起部が押し入れられることで、伝達部6の一端部と伝達部連結部421とが接続されている。また、伝達部6の他端部に設けられた孔部分に対し後述する揺動部72が挿通されることで、伝達部6の他端部と電動ユニット7とが接続されている。
また、伝達部6は、斜め筒部33内に配置されており、端部開口33Aを通して着脱可能とされている。尚、伝達部6の着脱に関しては、後述する排水栓装置1の取付手法及び取外手法においてより詳しく説明する。
電動ユニット7は、栓蓋ユニット8を上下動させるための駆動源であり、本実施形態では、斜め筒部33における回動部収容部32とは反対側に位置する端部に対し、所定のナット状部材15を用いて取付けられている。電動ユニット7は、図示しない電源から電力が供給されるように構成された、通電によりモータ軸が回動するモータ(図示せず)、前記モータ軸に固定された円板部71、及び、当該円板部71の端面の外周寄りから突出する揺動部72を備えており、前記モータに対する通電により前記モータ軸が回動することで、揺動部72が前記モータ軸の回動軸を中心として揺動(往復運動)するように構成されている。つまり、電動ユニット7は、通電により変位するように構成されている。そして、電動ユニット7に対する通電に伴い、揺動部72の変位(往復運動)による駆動力が伝達部6を介して間接的に伝達部連結部421へと付与されることで回動部42が回動し、ひいては上下動部43が上下動するようになっている。
図1に戻り、栓蓋ユニット8は、排水口103の開閉などを行うために、排水の流路に対応して設けられるものである。栓蓋ユニット8は、通水部材81と、支持軸82と、栓蓋83とを備えている。
通水部材81は、少なくとも上下動部43が上動したときに、上下動部43によって持ち上げられる部位である。通水部材81は、円環状をなすとともに、本体管31の内周面に沿って配置されている。また、通水部材81は、自身の径方向に沿って延びる複数の連結部(図示せず)を介して支持軸82の下端部に取付けられている。結果的に、通水部材81は、前記連結部及び支持軸82を介して栓蓋83に対し間接的に取付けられた状態となっている。
支持軸82は、排水口部材2及び本体管31(すなわち、排水が流れる円筒状部分)のほぼ中心に配置されており、鉛直方向に延びる棒状をなしている。また、支持軸82は、自身の上端部が栓蓋83の背面中心部に取付けられた状態とされている。
栓蓋83は、排水口103を開閉するための栓であり、樹脂等からなる円板状の栓蓋本体部831と、当該栓蓋本体部831の背面の外周側から下方に突出する円筒状のパッキン取付部832と、弾性変形可能な材料により形成された環状のパッキン部833とを備えている。パッキン取付部832は、外周に開口する環状の溝を備えており、当該溝に対しパッキン部833が嵌め込まれることで、栓蓋本体部831の背面の外周側にパッキン部833が取付けられた状態となっている。
本実施形態では、電動ユニット7に対する通電に伴い揺動部72が往動し、伝達部6が往動することで、回動部42が一方側に回動する。これにより、上下動部43が上動し栓蓋ユニット8が上動することで、パッキン部833が排水口部材2から離間し、その結果、排水口103が開放される。一方、電動ユニット7に対する通電に伴い揺動部72が復動し、伝達部6が復動することで、回動部42が他方側に回動する。これにより、上下動部43が下動し栓蓋ユニット8が下動することで、パッキン部833の外周部分全域が排水口部材2と接触し、その結果、排水口103が閉鎖される(図1参照)。
尚、本実施形態では、排水口103が開状態であるときに、上下動部43に対し通水部材81が載置された状態となる一方、上下動部43が最も下方に配置されているとき(排水口103が閉状態であるとき)に、上下動部43から通水部材81が離間した状態(浮いた状態)となるように構成されている。これにより、排水口103を閉状態としたときに、パッキン部833を排水口部材2へとより確実に接触させることができ、良好な水密性を得ることができるようになっている。
次いで、シール部5の構成について説明する。本実施形態において、シール部5は、図3に示すように、それぞれ回動部収容部32内に設けられるとともに、それぞれ環状をなす固定シール部51及び可動シール部52によって構成されている。
固定シール部51は、断面円形状のOリングからなり、前記固定シール用溝部41Aに配置されている。固定シール部51は、回動部収容部32及び筒状部41間において回動部収容部32及び筒状部41に接触した状態で設けられている。より詳しくは、固定シール部51は、回動部収容部32及び筒状部41により挟まれ、両者に圧接した状態で設けられている。
また、固定シール部51によって、回動部収容部32に対する筒状部41の相対回転は通常(固定シール部51の異常などが発生しない限り)生じないようになっている。そのため、回動部収容部32に対し回動部42が相対回動するときには、固定シール部51により回動部収容部32に対する筒状部41の相対回動が規制された状態で、筒状部41に対し回動部42が相対回動する。
可動シール部52は、断面X形状のXリングからなり、前記可動シール用溝部422Aに配置されている。可動シール部52は、筒状部41及び回動部42(小径部422)間において筒状部41及び回動部42(小径部422)に接触した状態で設けられている。より詳しくは、可動シール部52は、筒状部41及び回動部42(小径部422)に挟まれ、両者に圧接した状態で設けられている。
また、固定シール部51及び可動シール部52は、それぞれ回動部収容部32内における流路側開口32Aの近傍位置に配置されている。すなわち、シール部5の全体が、回動部収容部32内における流路側開口32Aの近傍位置に配置されている。尚、「シール部5の全体が、回動部収容部32内における流路側開口32Aの近傍位置に配置される」とは、シール部5の全体が、回動部収容部32の軸CL1方向に沿って、流路側開口32Aから20mm以内の範囲に位置することをいう。本実施形態において、シール部5の全体は、回動部収容部32の軸CL1方向に沿って、流路側開口32Aから8mm以内の範囲に位置するように構成されている。
さらに、固定シール部51の少なくとも一部は、回動部収容部32の軸CL1と直交する方向に沿って可動シール部52とオーバーラップする位置に設けられている。すなわち、固定シール部51の内側に可動シール部52が位置するように、両者の位置関係が設定されている。
次いで、浴槽100に対する排水栓装置1の取付手法及び取外手法について説明する。まず、浴槽100に対する排水栓装置1の取付手法について説明する。
排水栓装置1の取付にあたっては、まず、排水口部材2の雄ねじ部22を本体管31の雌ねじ部31Aに螺合し、鍔部21及び本体管31の上端面によって底面部101を挟み込んだ状態とすることにより、浴槽100に対し排水口部材2及び配管3を設ける。
次に、可動シール用溝部422Aに対し可動シール部52を配置するとともに、筒状部41に対し小径部422及び可動シール部52を挿通した上で、伝達部連結部421を構成する部材と小径部422及び大径部423を構成する部材とを接続し、さらに、固定シール用溝部41Aに対し固定シール部51を配置する。これにより、筒状部41、回動部42、固定シール部51及び可動シール部52が一体化されてなる回動シール部品を得る。その上で、本体管31内から回動部収容部32内へと前記回動シール部品を挿入する。
その後、端部開口33Aを通して斜め筒部33内に伝達部6を挿通しつつ、当該伝達部6の一端部に設けられた前記一対の突起部を伝達部連結部421に設けられた前記円板状部分における前記切欠き部分の開口に対応する部位へと接触させる。その上で、伝達部6を回動部42側へと押し込むことで、前記切欠き部分の開口が拡幅するようにして前記円板状部分を弾性変形させていく。そして、前記開口の幅が前記突起部の外径を超えると、前記切欠き部分に前記突起部が配置されるとともに、前記円板状部分の弾性変形が解除され、伝達部6の一端部が伝達部連結部421へと接続される。
その後、伝達部6の他端部に設けられた孔部分に対し揺動部72を挿通しつつ、ナット状部材15によって電動ユニット7を斜め筒部33へと取付ける。さらに、排水口部材2及び本体管31内へと栓蓋ユニット8を投入することで、排水栓装置1の取付が完了する。
次に、浴槽100からの排水栓装置1の取外手法について説明する。排水栓装置1の取外しは、上記取付手法と逆の手順で行うことができる。すなわち、ナット状部材15を緩めた上で、伝達部6の他端部に設けられた前記孔部分から揺動部72を引き抜きつつ、斜め筒部33から電動ユニット7を取外す。また、本体管31及び排水口部材2から、栓蓋ユニット8を引抜く。
さらに、回動部42から離間する方向に伝達部6を引く。これにより、前記切欠き部分の開口が拡幅するようにして伝達部連結部421が弾性変形し、前記切欠き部分の開口を通して伝達部6の一端部に設けられた前記突起部が前記切欠き部分から抜ける。すなわち、回動部42から伝達部6が外れた状態となる。そして、端部開口33Aを通して伝達部6を斜め筒部33から引き抜くことで、伝達部6を斜め筒部33内から取外す。このように本実施形態では、端部開口33Aを通して伝達部6が着脱可能とされており、また、伝達部連結部421の弾性変形を利用したスナップフィットにより、伝達部6の着脱が非常に容易となっている。
さらに、回動部収容部42から本体管31側へと前記回動シール部品を引抜くとともに、配管3(本体管31)及び排水口部材2の接続を解除し、両者を浴槽100から取外すことで、排水栓装置1の取外しが完了する。尚、回動機構4やシール部5、伝達部6等のメンテナンスなどを行う際には、排水口部材2及び配管3の取外しは不要である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、シール部5によって、本体管31を流れる排水などの水が回動部収容部32内に流入したとしても、この水が回動部収容部32におけるシール部5よりも奥側(斜め筒部33側)に浸入してしまうことをより確実に防止できる。
さらに、仮にシール部5の損傷等によりシール部5よりも奥側へと水が浸入してしまったとしても、斜め筒部33によって水を堰き止めることができ、斜め筒部33の端部開口33Aから水が漏れ出さない状態とすることができる。その結果、配管3の外部に対する水の漏出を極めて効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、シール部5の全体が、流路側開口32Aの近傍位置に配置されている。従って、回動機構4や回動部収容部32において、排水と接し得る範囲を非常に狭いものとすることができ、回動機構4や回動部収容部32の広範囲において汚損や異物等の付着が生じてしまうことをより確実に防止できる。その結果、衛生性の向上を図ることができるとともに、回動部42をより長期間に亘って円滑に回動させることが可能となり、利便性や操作性を高めることができる。
加えて、斜め筒部33における端部開口33Aは、封水面37よりも上方に位置している。従って、本実施形態のように、流路側開口32Aの全体が封水面37よりも下方に位置し、シール部5が封水に浸かるような構成において、仮にシール部5に損傷が生じて斜め筒部33に封水が流入したとしても、端部開口33Aから封水が流出してしまうことをより確実に防止できる。その結果、配管3の外部に対する水の漏出防止を一層確実に図ることができる。
また、回動部収容部32の内周には筒状部41が配置されており、筒状部41及び回動部42間に可動シール部52が設けられている。従って、可動シール部52を比較的小径とすることができ、回動部42が回動する際に生じる摩擦力を低減することができる。その結果、操作性を一層高めることができる。
さらに、可動シール部52が比較的小径となることで、筒状部41及び回動部42間におけるシール安定性を向上させることが可能となる。加えて、回動部42が回動する際に可動シール部52から筒状部41に加わる力が比較的小さなものとなるため、固定シール部51により回動部収容部32に対する筒状部41の相対回動をより確実に規制することができ、ひいては回動部収容部32及び筒状部41間におけるシール安定性を向上させることができる。これらの結果、シール部5によるシール性を効果的に高めることができ、配管3から外部への漏水防止を一層確実に図ることができる。
加えて、固定シール部51の少なくとも一部は、回動部収容部32の軸CL1と直交する方向に沿って可動シール部52とオーバーラップする(重なる)位置に設けられている。従って、回動部42の回動に伴い可動シール部52から筒状部41へと力が加わったときに、固定シール部51によってこの力をより確実に受けることができ、回動部収容部32に対する筒状部41の相対回動を一層確実に規制することができる。その結果、回動部収容部32及び筒状部41間における良好なシール安定性をより確実に維持することができる。
さらに、回動部収容部32の軸CL1方向に沿って可動シール部52と固定シール部51とをそれぞれ異なる位置に配設した場合には、回動部収容部32の軸CL1方向に沿った回動部42や筒状部41の長さを比較的大きなものとする必要があるが、本実施形態によれば、その必要はなく、回動部42や筒状部41の長さを十分に小さなものとすることができる。そのため、製造に係るコストの低減を図ることができる。また、装置の設置に必要なスペースの低減を図ることができ、装置の設置自由度を高めることができる。
加えて、可動シール部52はXリングからなるため、回動部42が回動する際に生じる摩擦力をより低減することができる。その結果、操作性の更なる向上を図ることができる。一方、固定シール部51はOリングからなるため、回動部収容部32に対する筒状部41の相対回動をより一層確実に規制することができ、回動部収容部32及び筒状部41間においてより良好なシール安定性を得ることができる。
また、リブ部423Aによって、大径部423と回動部収容部32との間の隙間をより小さくすることができる。従って、大径部423と回動部収容部32との間を通って異物や汚れなどが可動シール部52や固定シール部51へと至ってしまうことをより確実に防止できる。これにより、衛生性や操作性の向上をより効果的に図ることができる。
さらに、大径部423の外周面全域を回動部収容部32に接近させると、万が一大径部423及び回動部収容部32間に異物が挟まった場合に、回動部42を回動させるために必要な力が極端に増大してしまうおそれがあるが、本実施形態によれば、大径部423及び回動部収容部32間に異物が挟まったときには、リブ部423A及び回動部収容部32間に異物が挟まった状態となるため、回動部42を回動させるために必要な力が極端に増大してしまうことをより確実に防止できる。その結果、異物の影響による操作性の低下を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態において、伝達部6は、端部開口33Aを通して着脱可能とされている。そのため、装置の設置時やメンテナンス時などにおいて、伝達部6を装着状態(つまり、伝達部6を斜め筒部33内に配置しつつ伝達部連結部421に接続した状態)としたり、取外状態(つまり、伝達部6を伝達部連結部421から外しつつ斜め筒部33から引抜いた状態)としたりすることが容易に可能となる。従って、装置の設置やメンテナンスに係る作業性を良好なものとすることができる。
さらに、本実施形態において、シール部5の全体は、排水口103の開閉時に動作する部位(本実施形態では、回動部42、伝達部6及び電動ユニット7)のうち、電動ユニット7とは反対側に位置し、電動ユニット7から極力離れた状態となる部位に対応して設けられている。従って、万が一シール部5に損傷が生じて水の流入が生じたとしても、その水が電動ユニット7に至ってしまう確率を著しく低減させることができる。その結果、電動ユニット7の動作不良や漏電などの不具合が発生してしまうことを極めて効果的に防止できる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、端部開口33Aは、封水面37よりも上方に位置するように構成されているが、図5に示すように、斜め筒部38をより長尺とすることで、斜め筒部38の端部開口38Aが、底面部101よりも上方に位置するように構成してもよい。この場合には、仮にシール部5に損傷が生じて斜め筒部33に水が流入し得る状態であるときに、万が一配管3の詰まりなどにより排水口103が開状態であるにも関わらず本体管31内に水が溜まって斜め筒部33内に浸水が生じたとしても、浴槽100にて底面部101よりも上方位置まで水が溜まらない限り、端部開口33Aから水が流出しないようにすることができる。そのため、配管3の外部に対する水の漏出防止をより効果的に図ることができる。
さらに、図5に示すように、斜め筒部38を長尺とした場合には、伝達部9を、複数のリンクアーム91,92,93が相互に回動可能な状態で直列的に連結されてなる構造としてもよい。
尚、図5に示す例において、斜め筒部38は、回動部収容部32から斜め上方に延び、回動部収容部32と一体形成された第一筒部381と、当該第一筒部381に対し直列的に連結され、第一筒部381に対し水密にシールされた第二筒部382とによって構成されているが、斜め筒部38を、3つ以上の筒部を連結することで構成してもよい。また、例えば、第一筒部381をより長尺とすることで、複数の筒部を連結することなく、斜め筒部38を構成してもよい。
(b)上記実施形態では、通電により変位する電動ユニット7が動作部として用いられているが、手動操作により変位する動作部を用いてもよい。例えば、図6に示すように、動作部として、図示しない所定の操作部(例えば、操作ボタンや操作ハンドルなど)に対する手動操作により変位する往復移動部121を有し、当該往復移動部121が伝達部6に連結されるように構成された手動ユニット12を用いてもよい。勿論、図7に示すように、斜め筒部38を長尺とし、端部開口38Aが底面部101よりも上方に位置する構成において、動作部として手動ユニット12を用い、当該手動ユニット12の往復移動部121が伝達部9に連結されるようにしてもよい。
図6及び図7に示す例では、前記操作部の変位に伴い所定のインナーワイヤ13(例えば、コアコイル等)が往動(前記操作部側から手動ユニット12側へと移動)することで往復移動部121が往動し、ひいては上下動部43が上動して排水口103が開状態とされる。この開状態では、図示しないロック機構によってインナーワイヤ13が往動後の位置にて維持され、ひいては往復移動部121や上下動部43も移動後の位置にて維持される。一方、前記操作部を再度操作すると、前記ロック機構によるインナーワイヤ13のロックが解除され、ひいては手動ユニット12に設けられた戻りばね122からの付勢力によって、インナーワイヤ13及び伝達部6(9)が復動する。そして、上下動部43が下動することで排水口103が閉状態とされる。
尚、上記のように戻りばね122を用いることなく、前記操作部によってインナーワイヤ13が直接的に押し引きされることで、排水口103の開閉状態が切換えられるように構成してもよい。インナーワイヤ13を押し引き動作させる場合には、より線などの押し引き動作時に伸縮しにくいものをインナーワイヤ13として用いることが好ましい。
(c)上記実施形態において、シール部5は、固定シール部51及び可動シール部52を備えているが、例えば、大径部423の外周面と回動部収容部32との間に配置され、両者を水密にシールする可動シール部によってシール部を構成してもよい。勿論、この場合には、筒状部41は不要である。
(d)上記実施形態において、伝達部6は往復動作するように構成されているが、伝達部が回動動作するものであってもよい。
(e)上記実施形態において、リブ部423Aは、大径部423の外周における最も一端側に設けられているが、リブ部の配設位置を適宜変更してもよい。従って、例えば、リブ部を、大径部423の外周における最も他端側に設けてもよいし、大径部423の外周における中間位置に設けてもよい。
(f)上記実施形態において、斜め筒部33は、回動部収容部32の外周から斜め上方に向けて延びるように構成されているが、回動部収容部32における本体管31とは反対側の端部から斜め上方に向けて延びるように斜め筒部を構成してもよい。
(g)上記実施形態では、栓蓋83(パッキン部833)が排水口部材2に接触することで排水口103が閉鎖されるように構成されているが、栓蓋83(パッキン部833)が底面部101に接触することで排水口103が閉鎖されるように構成してもよい。
(h)上記実施形態では、槽体として浴槽100を例示しているが、本発明の技術思想を適用可能な槽体は浴槽に限定されるものではない。従って、例えば、洗面ボールやキッチンの流し台などの浴槽以外の槽体に対し本発明の技術思想を適用してもよい。
1…排水栓装置、3…配管、5…シール部、6,9…伝達部、7…電動ユニット(動作部)、12…手動ユニット(動作部)、31…本体管、32…回動部収容部、32A…流路側開口、33,38…斜め筒部、33A,38A…端部開口、36…封水部、37…封水面、41…筒状部、42…回動部、43…上下動部、51…固定シール部、52…可動シール部、83…栓蓋、100…浴槽(槽体)、101…底面部、103…排水口、422…小径部、423…大径部、423A…リブ部。

Claims (9)

  1. 槽体の排水口を開閉するための栓蓋と、
    前記排水口を通る排水の流れる本体管、及び、当該本体管から水平方向に延びる筒状の回動部収容部を有してなる配管と、
    前記回動部収容部内に配置され、前記回動部収容部に対し相対回動可能な回動部と、
    前記回動部における前記本体管側の端面から前記本体管内へと突出するとともに、前記回動部収容部に対する前記回動部の相対回動に伴い上下動可能であり、かつ、自身の上下動により前記栓蓋を上下動させる上下動部とを備えた排水栓装置であって、
    前記回動部収容部は、前記本体管内に向けて開口する流路側開口を具備し、
    前記配管は、前記回動部収容部から斜め上方に向けて延びるとともに前記回動部収容部とは反対側の端部にて開口し、かつ、前記本体管に対し相対変位不能に構成された斜め筒部を具備し、
    前記回動部収容部内には、前記本体管側から前記回動部収容部の内部空間のうち前記斜め筒部の内部空間と連通する空間に対する水の流入を防ぐためのシール部が設けられ、
    前記シール部の全体が、前記回動部収容部内における前記流路側開口の近傍位置に配置されていることを特徴とする排水栓装置。
  2. 前記配管は、封水が貯留される封水部を具備し、
    前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側の端部に端部開口を有し、
    前記端部開口が、前記封水部における封水面よりも上方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。
  3. 前記槽体は、その底部分を構成する底面部を具備し、
    前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側に位置する端部開口を有し、
    前記端部開口が、前記底面部よりも上方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水栓装置。
  4. 前記回動部収容部の内周に配置された筒状部を備え、
    前記回動部の少なくとも一部は、前記筒状部に挿通された状態とされており、
    前記シール部は、
    前記回動部収容部及び前記筒状部間において両者に接触した状態で配置された環状の固定シール部と、
    前記筒状部及び前記回動部間において両者に接触した状態で配置された環状の可動シール部とを備え、
    前記回動部収容部に対し前記回動部が相対回動するときに、前記固定シール部により前記回動部収容部に対する前記筒状部の相対回動が規制された状態で、前記筒状部に対し前記回動部が相対回動するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排水栓装置。
  5. 前記固定シール部の少なくとも一部は、前記回動部収容部の軸直交方向に沿って前記可動シール部とオーバーラップする位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の排水栓装置。
  6. 前記固定シール部は、断面円形状のOリングからなり、
    前記可動シール部は、断面X形状のXリングからなることを特徴とする請求項4又は5に記載の排水栓装置。
  7. 前記回動部は、
    前記筒状部に挿通される小径部と、
    前記小径部よりも大径であるとともに、外周面が前記回動部収容部の内周面に近接した状態で配置された、前記本体管内に臨む円板状の大径部とを備え、
    前記大径部の外周には、前記大径部の周方向に沿って延びる突状のリブ部が設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の排水栓装置。
  8. 前記斜め筒部内に配置されるとともに、前記回動部に接続され、所定の動作部の変位による駆動力を前記回動部へと伝達する伝達部を備え、
    前記斜め筒部は、前記回動部収容部とは反対側に位置する端部開口を有し、
    前記伝達部は、前記端部開口を通して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の排水栓装置。
  9. 前記回動部のうち前記シール部によって前記本体管側の水と接しないように構成された部位に対し、自身の変位による駆動力を付与する動作部を備え、
    前記動作部は、通電により変位するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の排水栓装置。
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