JP2019055494A - 綴じ部材、記録材処理装置、および、画像形成システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、記録材束に向かって進出する第1の進出部材、第2の進出部材を有し、金属針を用いずに記録材束を綴じる綴じ手段が開示されている。
本発明は、例えば2枚などの少数枚の記録材に対して綴じを施す歯型よりも大きな歯型を採用した際の、綴じ荷重の増大を軽減することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記溝の幅であって前記谷部の底における当該幅よりも、当該溝のうちの前記傾斜部に接続されている箇所の幅の方が大きい請求項1に記載の綴じ部材である。
請求項3に記載の発明は、前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方が、予め定められた進退方向に沿って移動することで、記録材束に対する綴じ処理が行われ、前記溝の両脇に位置し当該溝に臨む2つの側面の少なくとも一方の側面が、前記進退方向に対して角度を有し当該進退方向に対して傾斜していることで、前記底における幅よりも前記接続されている箇所における幅の方が大きくなっている請求項2に記載の綴じ部材である。
請求項4に記載の発明は、前記少なくとも一方の側面の前記進退方向に対する角度が、前記傾斜部の当該進退方向に対する角度よりも小さい請求項3に記載の綴じ部材である。
請求項5に記載の発明は、前記少なくとも一方の側面の前記進退方向に対する角度が、20度よりも大きい請求項3に記載の綴じ部材である。
請求項6に記載の発明は、前記溝は、多段で形成され、前記少なくとも一方の側面には、前記進退方向に対する角度が大きく前記溝に臨む第1の面と、当該第1の面よりも前記底に近い側に位置し当該進退方向に対する角度が当該第1の面よりも小さい第2の面とが少なくとも設けられている請求項3に記載の綴じ部材である。
請求項7に記載の発明は、記録材束を挟まずに前記上歯と前記下歯とを噛み合わせた際、前記凹部を形成する歯型の前記傾斜部と、当該凹部と対峙する凸部を形成する歯型の傾斜部とが接する領域を有することを特徴とする請求項1に記載の綴じ部材である。
請求項8に記載の発明は、前記凹部を形成する歯型の前記傾斜部と、前記凹部と対峙する前記凸部を形成する歯型の前記傾斜部とは、面状に接触する請求項7に記載の綴じ部材である。
請求項9に記載の発明は、前記上歯および前記下歯は、各々の歯型の凹部に前記溝が形成されることを特徴とする請求項7に記載の綴じ部材である。
請求項10に記載の発明は、前記谷部を切り欠いて前記溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の綴じ部材である。
請求項11に記載の発明は、記録材束に凹凸を形成するための歯型を有する上歯と、記録材束に凹凸を形成するための歯型であって前記上歯と対をなす下歯と、を有し、前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方が、予め定められた進退方向に沿って移動することで、記録材束に対する綴じ処理が行われ、歯型の断面形状において、前記進退方向に対して角度を有し当該進退方向に対して傾斜している複数の傾斜部があり、前記進退方向に対する角度が大きい方の傾斜部に前記記録材束が先に接触する綴じ部材である。
請求項12に記載の発明は、先に記録材束に接触する前記傾斜部の長さの方が短い請求項11に記載の綴じ部材である。
請求項13に記載の発明は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束の一方向から前記記録材束に接触し針無しで当該記録材束を綴じる上歯と、前記上歯に対峙し他方向から前記記録材束に接触して針無しで当該記録材束を綴じる下歯と、を有し、前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方は、歯型の断面形状において、歯型の凹部の谷部に溝を形成し、歯型の傾斜部が当該谷部の底まで至った場合に比べて記録材束が接触する傾斜部の長さを短くすることを特徴とする記録材処理装置である。
請求項14に記載の発明は、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束の一方向から前記記録材束に接触し針無しで当該記録材束を綴じる上歯と、前記上歯に対峙し他方向から前記記録材束に接触して針無しで当該記録材束を綴じる下歯と、を有し、前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方は、歯型の断面形状において、歯型の凹部の谷部に溝を形成し、歯型の傾斜部が当該谷部の底まで至った場合に比べて記録材束が接触する傾斜部の長さを短くすることを特徴とする画像形成システムである。
請求項2の発明によれば、溝の谷部の底における溝の幅と、溝のうちの傾斜部に接続されている箇所の幅とが等しい場合に比べ、綴じ処理を行った後の記録材束を、下歯や上歯から外しやすくなる。
請求項3の発明によれば、溝に臨む側面が進退方向に対して傾斜していない場合に比べ、綴じ処理を行った後の記録材束を、下歯や上歯から外しやすくなる。
請求項4の発明によれば、溝に臨む側面の進退方向に対する角度が、傾斜部の進退方向に対する角度よりも大きい場合に比べ、歯型の凹部の深さをより大きなものにできる。
請求項5の発明によれば、溝に臨む側面の進退方向に対する角度が20度以下の場合に比べ、綴じ処理を行った後の記録材束を、下歯や上歯から外しやすくなる。
請求項6の発明によれば、第1の面よりも溝の底に近い側に位置し進退方向に対する角度がこの第1面よりも小さい第2の面を設けない場合に比べ、溝の深さをより大きなものにできる。
請求項7の発明によれば、凹部を形成する歯型の傾斜部と、凹部と対峙する凸部を形成する歯型の傾斜部とが接する領域が無い場合に比べ、綴じ処理の際に記録材束に作用する圧力を高めることができる。
請求項8の発明によれば、凹部を形成する歯型の傾斜部と、凹部と対峙する凸部を形成する歯型の傾斜部とが面状に接触しない場合に比べ、用紙束のより広い範囲に亘って圧力を作用させることができる。
請求項9の発明によれば、上歯および下歯の何れか一方のみに溝が形成されている場合に比べ、綴じ荷重の増大を軽減することができる。
請求項10の発明によれば、凹部の谷部に溝を形成することができる。
請求項11の発明によれば、例えば2枚などの少数枚の記録材に対して綴じを施す歯型よりも大きな歯型を採用した際の、綴じ荷重の増大を軽減することができる。
請求項12の発明によれば、例えば2枚などの少数枚の記録材に対して綴じを施す歯型よりも大きな歯型を採用した際の、綴じ荷重の増大を軽減することができる。
請求項13の発明によれば、例えば2枚などの少数枚の記録材に対して綴じを施す歯型よりも大きな歯型を採用した際の、綴じ荷重の増大を軽減することができる。
請求項14の発明によれば、例えば2枚などの少数枚の記録材に対して綴じを施す歯型よりも大きな歯型を採用した際の、綴じ荷重の増大を軽減することができる。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム500の構成を示した図である。
図1に示す画像形成システム500は、記録材の一例としての用紙Pにカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1により画像形成が行われた複数枚の用紙P(記録材束)に対して綴じ処理等を行う後処理装置2とを備える。
また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光するレーザ露光装置101が設けられている。さらに、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト102が設けられている。
各画像形成ユニット100に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次静電転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104の設置位置へ搬送される。
そして、用紙Pへの画像形成時には、例えば、ピックアップロール111により用紙収容部110Aから用紙Pが取り出され、搬送ロール112によって1枚ずつレジストロール113の位置まで搬送される。
これにより、各色トナー像は、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
そして、定着装置105を通過した用紙Pは、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され後処理装置2へ供給される。
記録材処理装置の一例としての後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙Pに対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。
後処理装置2には、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21、トランスポートユニット21により搬送されてきた用紙Pに対して予め定められた処理を施すフィニッシャユニット22が設けられている。
また、後処理装置2には、プログラム制御されたCPUにより構成され、後処理装置2の各機構部を制御する用紙処理制御部23が設けられている。用紙処理制御部23は、不図示の信号ラインで本体制御部106(図1参照)と接続され、相互に制御信号等の送受信を行う。
また、トランスポートユニット21には、搬送部として機能する複数の搬送ロール211が設けられている。この複数の搬送ロール211は、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット22に向けて搬送する。
また、搬送ロール61および可動ロール62により搬送されてきた用紙束が積載されるスタッカー80が設けられている。スタッカー80は、保持する用紙束の量に応じて上下動する。
トランスポートユニット21では、パンチ機能部30による穴あけが行われた後、搬送ロール211によって用紙Pがフィニッシャユニット22に送られる。
なお、穴あけの指示が無い場合には、用紙Pは、パンチ機能部30による穴あけ処理は行われずに、そのままの状態でフィニッシャユニット22に送られる。
そして、この用紙Pは、用紙集積部60に設けられた支持板67によって下方から支持される。さらに、この用紙Pは、支持板67に付与された傾斜および回転するパドル69によって、支持板67の上をスライド移動する。
以後、用紙Pが上流側から搬送されてくる度にこの動作が行われ、用紙集積部60上には、用紙Pの後端部が揃えられた状態の用紙束(記録材束)が生成される。
揃え部材65は、2つ設けられ、一方の揃え部材65は、用紙束の幅方向における一方側に配置され、他方の揃え部材65は、用紙束の幅方向における他方側に配置されている。
そして、予め定められた枚数の用紙Pが支持板67上に積載され、支持板67上に用紙束が生成されると、綴じユニット51によって、用紙束の端部に対する綴じ処理が実行される。
さらに、本実施形態では、上歯および下歯の一方を他方に対して進退させる進退機構51Aが設けられている。
言い換えると、本実施形態では、ステープル針などの針を用いずに、用紙束に対する綴じ処理を行う。付言すると、本実施形態では、針無しでの綴じ処理を行う。
その後、搬送ロール61、可動ロール62が回転駆動を行い、綴じ処理が施された用紙束がスタッカー80へ搬送される。
本実施形態では、図3に示すように、用紙束の搬送方向に対して、綴じユニット51が傾斜した状態で配置されている。さらに、綴じユニット51には、綴じ部材81が設けられ、本実施形態では、この綴じ部材81で、用紙束を挟んで用紙束の綴じ処理を行う。
また、綴じユニット51は、用紙束の角部に対向するように配置され、用紙束の角部の綴じ処理を行う。
図4(a)に示すように、本実施形態では、進退機構51Aにより駆動されて用紙束を押圧する綴じ部材81が設けられている。
綴じ部材81は、上歯83Aと、この上歯83Aの対向位置に配置された下歯83Bとにより構成されている。本実施形態では、上歯83Aが上方に配置され、下歯83Bが下方に配置されている。
さらに、クランク部材513を下方に付勢するスプリング514が設けられている。また、クランク部材513の図中左端部に取り付けられ、上下方向に進退する進退部材515が設けられている。本実施形態では、この進退部材515の下端部に、上歯83Aが取り付けられている。
綴じ処理が行われる際には、ギア用モータGMが駆動され、図4(a)の矢印4Aで示す方向へ回転ギア511が回転し、回転ギア511等は、図4(b)に示す状態となる。
図4(b)に示す状態では、回転ギア511の突出部511Aが上方に位置し、クランク部材513の図中右端部側が上方へ持ち上げられている。
これにより、上歯83Aが、用紙束(図4では不図示)の一方側から用紙束に対して押し当てられる。また、下歯83Bが、用紙束の他方側から用紙束に対して押し当てられる。
このように、本実施形態では、上歯83Aを、予め定められた進退方向である上下方向に沿って移動することで、用紙束に対する綴じ処理が行われる。
また、本実施形態では、上歯83Aを下歯83Bに対して進退させたが、下歯83Bを進退させてもよいし、上歯83A、下歯83Bの両者を進退させてもよい。
言い換えると、図5(a)、(b)は、綴じ部材81の断面形状を示した図である。付言すると、図5(a)、(b)は、綴じ部材81に設けられた凸部91(詳細は後述)が延びる方向と直交する面における、綴じ部材81の断面形状を示した図である。
下歯83Bには、図中左右方向に沿って延びる基部41が設けられている。さらに、この基部41の一方面側には(基部41の上部側には)、用紙束に凹凸を形成するための凹凸部200が設けられている。言い換えると、基部41の一方面側は、用紙束に凹凸を形成するための歯型となっている。
また、凹部92は、互いに隣接する2つの凸部91の間に配置されている。言い換えると、本実施形態では、基部41の長手方向において(図中、左右方向において)、凸部91と凹部92とが交互に配置されている。
本実施形態では、上歯83A側でも、基部41の一方面側が、用紙束に凹凸を形成するための歯型となっている。
凸部91と凹部92は、図5(a)の紙面と直交する方向に沿って延びるように配置されている。また、凹部92は、互いに隣接する2つの凸部91の間に配置されている。また、上記と同様、凸部91と凹部92とが交互に配置されている。
傾斜部95は、上歯83Aおよび下歯83Bに設けられた各凸部91の両側(両側面)に設けられている。言い換えると、傾斜部95は、凸部91の頂部91Aから、この凸部91の両隣に位置する凹部92の谷部92Aに向かう部分に設けられている。
さらに説明すると、傾斜部95は、凸部91の外表面のうち、凸部91の頂部91Aから凹部92の谷部92Aに向かって斜めに下る部分に形成されている。また、この傾斜部95は、直線状に形成されている。
なお、本実施形態では、上歯83Aおよび下歯83Bの両者に溝96が形成されているが、上歯83Aおよび下歯83Bの一方にのみ溝96を形成し、他方については、溝96を省略してもよい。
また、上歯83Aおよび下歯83Bの少なくも一方の歯に溝96を形成するにあたり、全ての凹部92の各々に対応させて溝96を形成しないでもよく、一部の凹部92のみに対応させて溝96を形成してもよい。
これにより、用紙束の一方の面側に対して、上歯83A(に設けられた凹凸部200)が押し当てられ、また、用紙束の他方の面側に対して、下歯83B(に設けられた凹凸部200)が押し当てられる。
なお、この状態では、下歯83Bが有する凸部91の間に、上歯83Aが有する凸部91が入り込んだ状態となる。その後、本実施形態では、上歯83Aが用紙束Bから退避する。
用紙束Bに対する綴じ処理が完了すると、用紙束Bの上側の面および下側の面に、凹凸部200に倣った凹凸の形状が付与されるようになる。
また、用紙束Bに対する綴じ処理が完了すると、用紙束Bを構成する各用紙Pが互いに圧着した状態となる。
その後、用紙束Bに対する圧力が解かれる。これにより、一の用紙Pを構成する繊維と他の用紙Pを構成する繊維が絡まり、用紙束Bを構成する各用紙Pが互いに圧着する。
本実施形態の下歯83Bでは、上記のとおり、凹部92の谷部92Aを切り欠いて溝96を形成している。
本実施形態では、このように溝96を形成することで、傾斜部95がこの谷部92Aの底92Dまで至る場合に比べて(直線状の傾斜部95が、谷部92Aの底92Dまでそのまま達する場合に比べて(谷部92Aの底92Dまで直線状のまま達する場合に比べて))、傾斜部95の長さが短くなる。
本実施形態の構成では、このように、傾斜部95の長さが短くなっている。そして、本実施形態では、長さが短いこの傾斜部95の下端部95A(底92D側に位置する端部)よりも、底92D側に、溝96が設けられている。
これに対し、本実施形態では、上記のとおり、谷部92Aを切り欠くことで、この傾斜部95の一部を無くし(符号6Bで示す点線の部分を無くし)、傾斜部95の長さを短くしている。
より具体的には、谷部92Aを切り欠く前の傾斜部95の長さは長さL1であるが、本実施形態では、谷部92Aを切り欠き、溝96を形成することで、傾斜部95の長さを、この長さL1よりも小さい長さL2としている。
具体的には、本実施形態の溝96では、谷部92Aの底92Dにおける幅L3よりも、溝96のうちの傾斜部95に接続している箇所における幅L4の方が大きくなっている。
言い換えると、本実施形態では、谷部92Aの底92Dから傾斜部95が位置する側に向かうに従い、溝96の幅が拡がる。
これにより、溝96の幅が、溝96の深さに関わらず変化しない場合に比べ、綴じ処理を行った後の用紙束Bを、下歯83Bや上歯83Aから外しやすくなる。
この場合、綴じ処理を行った後の用紙束Bを、下歯83Bや上歯83Aから外しにくくなる。また、この場合、用紙束Bを取り外す際に、綴じ処理箇所における綴じを外そうとする力が大きくなり、綴じが外れやすくなる。
これにより、用紙束Bを、下歯83Bや上歯83Aから外しやすくなる。また、綴じを外そうとする力が小さくなり、綴じが外れにくくなる。
これにより、本実施形態では、上記のように、谷部92Aの底92Dから傾斜部95が位置する側に向かうに従い、溝96の幅が拡がるようになる。
より具体的には、溝96の中心から距離L5だけ離れた箇所は、底92Dからの高さがH1となっているが、溝96の中心から距離L6(>L5)だけ離れた箇所は、底92Dからの高さが、このH1よりも大きいH2となっている。
なお、本実施形態では、2つの側面97を進退方向6Aに対して傾斜させたが、何れか一方の側面97だけを傾斜させてもよく、この場合も、上記と同様、谷部92Aの底92Dから傾斜部95が位置する側に向かうに従い、溝96の幅が拡がるようになる。
進退方向6Aに対する側面97の角度を20度以下とした場合、綴じ処理後に、上歯83Aや下歯83Bから用紙束Bを外す際に、両者の摩擦力が大きくなりやすく、用紙束Bを上歯83Aや下歯83Bから外しにくくなる。
また、本実施形態では、側面97が設けられている部分も、進退方向6Aに対して角度を有しこの進退方向6Aに対して傾斜しており、この側面97が設けられている部分も、傾斜部として捉えることができる。そして、この場合、本実施形態では、傾斜部が複数設けられた形となる。具体的には、側面97により構成された傾斜部と、この傾斜部よりも図6(a)における上方に位置する傾斜部95とが設けられた形となる。
そして、本実施形態では、用紙束Bに対する綴じ処理を行うにあたっては、側面97により構成された傾斜部ではなく、傾斜部95の方が、用紙束Bに対して先に接触する。
付言すると、本実施形態では、進退方向6Aに対する角度を比べた場合に、傾斜部95の進退方向6Aに対する角度の方が、側面97により構成された傾斜部の進退方向6Aに対する角度よりも大きくなっている。そして、本実施形態では、用紙束Bに対する綴じ処理を行うにあたっては、進退方向6Aに対する角度が大きい方の傾斜部である傾斜部95が、側面97により構成された傾斜部よりも先に用紙束Bに接触する。
さらに、本実施形態では、図6(a)に示すように、傾斜部95の長さ(=L2)の方が、側面97により構成された傾斜部の長さよりも短くなっている。
図7にて示すこの構成例では、溝96を、多段で形成している。付言すると、図7にて示すこの構成例では、側面97が単一の面ではなく、側面97は、第1の面97Aと、第2の面97Bの2つの面により構成されている。
より具体的には、図7では、図6にて示した溝96よりも、溝96の深さを大きくし、これにより、溝96の両脇に、第2の面97Bがさらに設けられた構成となっている。この場合、図6にて示した構成例に比べ、溝96内の空間の容積が大きくなる。
なお、進退方向6Aに対する第1の面97Aの角度α1、進退方向6Aに対する第2の面97Bの角度α2は、いずれも、傾斜部95の進退方向6Aに対する角度βよりも小さくなっている。
本実施形態のように、進退方向6Aに対する角度が第1の面97Aよりも小さい第2の面97Bをさらに形成する場合は、上記のように、側面97を下方に延長する場合に比べ、底92Dにおける溝96の幅が拡がり、溝96の内部に用紙Pが入りやすくなる。
また、より好ましくは、進退方向6Aに対する第2の面97Bの角度を20度以上とし、進退方向6Aに対する第1の面97Aの角度を、進退方向6Aに対する第2の面97Bの角度よりも大きくすることが好ましい。
図8に示すように、本実施形態では、用紙束Bを挟まずに上歯83Aと下歯83Bとを噛み合わせると、凹部92を形成する歯型の傾斜部95(符号8Aで示す傾斜部95)と、この凹部92と対峙する凸部91を形成する歯型の傾斜部95(符号8Bで示す傾斜部95)とが接し、この2つの傾斜部95が互いに接触する領域が生じる。
より具体的には、上歯83Aおよび下歯83Bのうちの一方の歯が有する凸部91の傾斜部95と、この一方の歯が有するこの凸部91に接触する凸部91であって他方の歯側に設けられた凸部91の傾斜部95とが互いに接触する。
さらに、本実施形態では、図8に示すように、下歯83Bに形成された傾斜部95と、上歯83Aに形成された傾斜部95とが、面状に接触する。これにより、面状に接触しない場合に比べ、用紙束Bのより広い範囲に亘って圧力が作用するようになる。
用紙束Bに綴じを施す歯は、用紙束Bを構成する用紙Pに枚数に応じて(用紙束Bの厚さに応じて)、その大きさを変えること望ましく、小さい歯(小さい凸部91を有した歯)を用いて、厚い用紙束Bに対して綴じ処理を行うと、用紙Pの綴じ性能が低下しやすくなる。より具体的には、歯型ずれが起こりやすくなり、用紙束Bの圧縮不足が起こりやすくなる。
小さい歯を用いて、厚い用紙束Bに対して綴じ処理を行うと、図9(小さい凸部91を有した歯で、厚い用紙束Bに対する綴じ処理を行ったときの状態を示した図)に示すように、用紙束Bが平坦な状態で維持されやすくなり、歯を構成する凸部91の間に用紙束Bが入りにくくなる。
これに対し、本実施形態の構成では、上記のように、溝96が形成され、傾斜部95の長さが小さくなっている。これにより、本実施形態では、用紙束Bから歯(上歯83A、下歯83B)に作用する抗力が小さくなり、用紙束Bを綴じるのに必要な荷重が小さくなる。
そして、上歯83Aの進出量が大きくなると、用紙束Bに含まれる用紙Pのうちの、厚さ方向における中央部に位置する用紙P(以下、「中央用紙」と称する)でも伸長が起こるようになり、より多くの用紙Pに対して、綴じのための力を与えられる。
そして、この場合、この中央用紙と、この中央用紙の隣に位置する用紙Pとの間における結着力が生じにくくなる。
そして、この場合、中央用紙がより伸長しやすくなり、中央用紙とこの中央用紙の隣に位置する用紙Pとの間における結着力が生じやすくなる。
しかしながら、溝96に起因する用紙Pの伸長は、用紙Pが、上歯83Aの傾斜部95と下歯83Bの傾斜部95とにより強く挟まれ、用紙Pが高圧で挟まれている状態にて開始される。この場合、この高い圧力によって、用紙束Bを構成する繊維同士の絡みが維持され、用紙Pの破断は生じにくくなる。
Claims (14)
- 記録材束に凹凸を形成するための歯型を有する上歯と、
記録材束に凹凸を形成するための歯型であって前記上歯と対をなす下歯と、を有し、
前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方の歯は、
歯型の断面形状において、歯型の凹部の谷部に溝を形成し、歯型の傾斜部が当該谷部の底まで至った場合に比べて記録材束が接触する傾斜部の長さを短くすることを特徴とする綴じ部材。 - 前記溝の幅であって前記谷部の底における当該幅よりも、当該溝のうちの前記傾斜部に接続されている箇所の幅の方が大きい請求項1に記載の綴じ部材。
- 前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方が、予め定められた進退方向に沿って移動することで、記録材束に対する綴じ処理が行われ、
前記溝の両脇に位置し当該溝に臨む2つの側面の少なくとも一方の側面が、前記進退方向に対して角度を有し当該進退方向に対して傾斜していることで、前記底における幅よりも前記接続されている箇所における幅の方が大きくなっている請求項2に記載の綴じ部材。 - 前記少なくとも一方の側面の前記進退方向に対する角度が、前記傾斜部の当該進退方向に対する角度よりも小さい請求項3に記載の綴じ部材。
- 前記少なくとも一方の側面の前記進退方向に対する角度が、20度よりも大きい請求項3に記載の綴じ部材。
- 前記溝は、多段で形成され、
前記少なくとも一方の側面には、前記進退方向に対する角度が大きく前記溝に臨む第1の面と、当該第1の面よりも前記底に近い側に位置し当該進退方向に対する角度が当該第1の面よりも小さい第2の面とが少なくとも設けられている請求項3に記載の綴じ部材。 - 記録材束を挟まずに前記上歯と前記下歯とを噛み合わせた際、前記凹部を形成する歯型の前記傾斜部と、当該凹部と対峙する凸部を形成する歯型の傾斜部とが接する領域を有することを特徴とする請求項1に記載の綴じ部材。
- 前記凹部を形成する歯型の前記傾斜部と、前記凹部と対峙する前記凸部を形成する歯型の前記傾斜部とは、面状に接触する請求項7に記載の綴じ部材。
- 前記上歯および前記下歯は、各々の歯型の凹部に前記溝が形成されることを特徴とする請求項7に記載の綴じ部材。
- 前記谷部を切り欠いて前記溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の綴じ部材。
- 記録材束に凹凸を形成するための歯型を有する上歯と、
記録材束に凹凸を形成するための歯型であって前記上歯と対をなす下歯と、を有し、
前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方が、予め定められた進退方向に沿って移動することで、記録材束に対する綴じ処理が行われ、歯型の断面形状において、前記進退方向に対して角度を有し当該進退方向に対して傾斜している複数の傾斜部があり、
前記進退方向に対する角度が大きい方の傾斜部に前記記録材束が先に接触する綴じ部材。 - 先に記録材束に接触する前記傾斜部の長さの方が短い請求項11に記載の綴じ部材。
- 画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束の一方向から前記記録材束に接触し針無しで当該記録材束を綴じる上歯と、
前記上歯に対峙し他方向から前記記録材束に接触して針無しで当該記録材束を綴じる下歯と、を有し、
前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方は、
歯型の断面形状において、歯型の凹部の谷部に溝を形成し、歯型の傾斜部が当該谷部の底まで至った場合に比べて記録材束が接触する傾斜部の長さを短くすることを特徴とする記録材処理装置。 - 画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束の一方向から前記記録材束に接触し針無しで当該記録材束を綴じる上歯と、
前記上歯に対峙し他方向から前記記録材束に接触して針無しで当該記録材束を綴じる下歯と、を有し、
前記上歯および前記下歯の少なくとも何れか一方は、
歯型の断面形状において、歯型の凹部の谷部に溝を形成し、歯型の傾斜部が当該谷部の底まで至った場合に比べて記録材束が接触する傾斜部の長さを短くすることを特徴とする画像形成システム。
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