JP2019052404A - フットカバー - Google Patents
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Description
そこで、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、着用時にパンプスから露出することのないよう履き口が大きくカットされた薄手のフットカバーが提案されている。このフットカバーを着用してパンプスを履けば、外観上、素足にパンプスを履いているように見え、足裏とパンプスとの間にはフットカバーが介しているため、汗によって靴の中が蒸れてしまうことを防止することができる。
このようなフットカバーはパンプスから露出しないよう履き口が大きくカットされているため、歩行中の摩擦等によって履き位置がずれたり、脱げたりすすることがある。一方、履き口を小さくしてしまうとパンプスから露出してしまう。このような問題点に鑑みて開発されたフットカバーが、以下の先行技術文献に開示されている。
実用新案登録第3165733号公報(特許文献2)は、特許文献1に開示されたフットカバーの開口部の周縁に沿ってゴム紐を設けたのでは、ゴム紐が足に食い込むため、足にゴム紐の型が付いてしまったり、痛みを感じたり、履き心地が良くないという問題があったことに鑑み、開口部の周縁に沿って平ゴムを設けて一面が足に接するようにした帯状伸縮部を形成したフットカバーを開示する。
履き位置がずれてしまったりする。特許文献2に開示された平ゴムでは、開口部の周縁の全体に亘って平ゴムを設けているため(平ゴムの伸縮性にもよるが)、フットカバーを履くときに開口部が十分に開かないで履きにくい場合があることに加えて、特許文献1に開示されたフットカバーと同じく、パンプスの脱ぎ履き時にフットカバーが脱げてしまったり履き位置がずれてしまったりする問題もある。
すなわち、本発明に係るフットカバーは、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足首を露出するフットカバーであって、足底部、側辺部、踵部および足甲側の爪先を覆う爪先部で形成され、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、前記フットカバーは、第1の伸縮性編地と第2の伸縮性編地とが接合されて形成され、前記第1の伸縮性編地は、前記爪先部と、爪先側の開口部と、を構成し、前記第2の伸縮性編地は、前記側辺部と、前記足底部と、前記踵部と、踵側の開口部と、を構成していることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記第1の伸縮性編地および前記第2の伸縮性編地は、それぞれ、所定の周縁形状を備えた平面状編地であって、前記第1の伸縮性編地の周縁の少なくとも一部と前記第2の伸縮性編地の周縁の少なくとも一部とを前記周縁どうしを重なり合わせることなく突き合わせて、前記突き合わせた部分を跨いだ接着テープにより前記第1の伸縮性編地と前記第2の伸縮性編地とを接合することにより、前記足底部、前記側辺部および前記爪先部が形成され、前記第2の伸縮性編地の一部の周縁どうしを重なり合わせることなく突き合わせて、前記突き合わせた部分を跨いだ接着テープにより前記第2の伸縮性編地を接合することにより、前記踵部が形成されているように構成することができる。
斜視図であって、図2は、図1に示すフットカバー100を裏返した全体斜視図である。これらの図1および図2に示す着用状態の三面図が図3(図1に対応する図)および図4(図2に対応する図であって図3を裏返した図)である。さらに、図5は、このフットカバー100の展開図であって、このフットカバー100を構成する伸縮性編地の型紙(第1の伸縮性編地104用の第1の型紙140および第2の伸縮性編地102用の第2の型紙120)を示す図でもある。ここで、図1〜図4は、着用者の足Fにこのフットカバー100を着用している状態を想定している。すなわち、本実施の形態に係るフットカバー100は、パンティストッキング等に用いられる薄手の伸縮性編地で形成されているために、このように想定して図示しない場合には縮んだ状態となり、形状を理解することが困難なため、上述のように想定している。特に、図3および図4においては、このフットカバー100の特徴を容易に理解できるように、実際に着用している状態よりも足底部102Bがよく見えるように描かれている。
載する場合がある)とを構成する。第2の伸縮性編地102は、側辺部102Aと、足底部102Bと、踵部102Cと、踵側の開口部106B(以下において踵側開口部106Bと記載する場合がある)とを構成する。
さらに好ましくは、第1の伸縮性編地104および第2の伸縮性編地102は、それぞれ図5の第1の型紙140および第2の型紙120に示すように、、所定の周縁形状を備えた平面状編地である。これらの第1の伸縮性編地104の周縁の少なくとも一部(ここでは図5に示すU字形状の周縁形状の上側接着線110U)と第2の伸縮性編地102の周縁の少なくとも一部(ここでは図5に示す逆U字形状の周縁形状の下側接着線110D)とを周縁どうしを重なり合わせることなく突き合わせて、突き合わせた部分を跨いだ接着テープ110により第1の伸縮性編地104と第2の伸縮性編地102とを接合することにより、足底部102B、側辺部102Aおよび爪先部104Aが形成されている。さらに、第2の伸縮性編地102の一部の周縁どうし(ここでは図5に示す右側接着線112Rおよび左側接着線112L)を重なり合わせることなく突き合わせて、突き合わせた部分を跨いだ踵接着テープ112により第2の伸縮性編地102を接合することにより、踵部102Cが形成されている。
上述したように、足底部102Bに対して上下反対側に足を出し入れするために設けられた開口部106の上縁の全周に亘って伸縮性細幅生地114が設けられている。このフットカバー100においては、限定されるものではないが、(たとえば本願出願人により出願され公開された特開2014−133952号公報に記載されたように)伸縮性細幅生地114を折り返して折り返した線が開口部106の上縁に略一致するように設けられている。その結果、伸縮性細幅生地114の幅の略半分がフットカバー100の内側(足Fが接する側である内側:肌当接面側)に、伸縮性細幅生地114の幅のもう一方の略半分がフットカバー100の外側(足Fが接する逆側である外側:肌当接面の反対面)に、跨がって伸縮性細幅生地114が設けられている。このフットカバー100を履くときに伸縮性細幅生地114を伸張させると開口部が大きく開くために履きやすく、かつ、このフットカバー100を履いた後は伸縮性細幅生地114を収縮して開口部が小さくなるために歩行時にフットカバー100が脱げることがない。なお、この開口部の上縁の全周に亘ってフットカバー100の外側のみ(足Fが接する側とは逆側:外側:靴側)または内側のみ(足Fが接する側:内側:肌側)に伸縮性細幅生地114を設けるようにしても構わない。なお、この伸縮性細幅生地114は、開口部の上縁の全周ではなく上縁の一部に設けるようにしても構わないし、連続的ではなく断続的に設けるようにしても構わない。
側開口部106A以外の周縁である上側接着線110Uと、第2の伸縮性編地102における踵側開口部106B以外ならびに右側接着線112R以外および左側接着線112L以外の下側接着線110Dとが、互いの編地が重なり合わないように突き合わせられてその周縁が当接され、1本の接着テープ110により接合されている。なお、接着テープ110は1本ではなく2本以上に分断されていても構わない。
これらの場合において、接着テープ110および踵接着テープ112はその一面(編地(第1の伸縮性編地104および第2の伸縮性編地102)側)に接着剤が塗布されており、加熱することにより接着テープ110および踵接着テープ112に塗布された接着剤が溶融して編地を熱接着して接合している。また、このフットカバー100においては、接着テープ110および踵接着テープ112は、フットカバー100の裏側(足Fが接する側:肌側)から熱接着されて編地を接合している。しかしながら、上述したように、接着テープ110および/または踵接着テープ112は、フットカバー100の表側(足Fが接する逆側:靴側)から熱接着されて編地を接合するようにしても構わない。このようにして、周縁どうしを突き合わせているので段差がなく、接合方法として接着テープを採用したので縫い目を備えないで、足底部102B、側辺部102A、踵部102Cおよび足甲側の爪先を覆う爪先部104Aで形成され、足底部102Bに対して上下反対側に足Fを出し入れするための開口部106(爪先側開口部106Aおよび踵側開口部106B)が設けられているフットカバー100が立体的に形成されている。
にくいために)、白抜き矢示で示す引き上げ力が発現する。このため、フットカバー100を着用して靴を着用して歩行した場合において、靴の動きに合わせてフットカバー100が脱げる方向に(斜め下方に)フットカバー100が引き下げられても、その引き下げ力に抗する白抜き矢示で示す引き上げ力によりフットカバー100が足Fからずれることを防止することができる。さらに、この白抜き矢示で示す方向が伸びにくい方向を備えた編地を採用することも好ましい。ここで、編地(経編みでも緯編みでも)は、一般的に、経方向と緯方向とで伸縮性が異なるので、伸縮性がより低い(伸びにくい)方向をこの白抜き矢示で示す方向として採用することが好ましい。ここで、この白抜き矢示で示す引き上げ力は、開口部106の上縁の全周に亘って設けられた伸縮性細幅生地114の伸縮力と相俟って、フットカバー100が足Fからずれることを防止することができる点で特に好ましい。
ていても構わない。なお、このフットカバー100において、伸縮性細幅生地114は、伸縮性編地に、熱プレス装置により加熱することにより伸縮性細幅生地114に塗布された接着剤が溶融して伸縮性編地と熱接着して接合されている。
以上のようにして、本実施の形態に係るフットカバー100によると、第1の伸縮性編地104と第2の伸縮性編地102とがそれぞれ1枚の編地で構成され、かつ、それらの周縁どうしが接着テープ110で接合されているとともに、第2の伸縮性編地102の周縁どうしが踵接着テープ112により接合され、足底部102B、側辺部102A、踵部102Cおよび足甲側の爪先を覆う爪先部104Aで形成され、足底部102Bに対して上下反対側に足Fを出し入れするための開口部106(爪先側開口部106Aおよび踵側開口部106B)が設けられているフットカバー100が立体的に形成されている。このため、従来のフットカバーのように足底部と踵部とが別々の編地で縫製されている場合に発生する問題である、縫い目が踵に引っ掛かって歩行時やパンプスの脱ぎ履き時にフットカバーが脱げてしまったり履き位置がずれてしまったりする問題、を回避することができる。さらに、このフットカバー100によると、段差も縫い目も全く存在しないので履き心地が極めて良いものとなる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
102 第2の伸縮性編地
102A 側辺部
102B 足底部
102C 踵部
104 第1の伸縮性編地
104A 爪先部
106 開口部
106A (第1の伸縮性編地104により構成される)爪先側の開口部
106B (第2の伸縮性編地102により構成される)踵側の開口部
110 接着テープ
112 踵接着テープ
114 (開口部106周縁に設けられた)伸縮性細幅生地
116 踵部滑り止め
120 第2の型紙(第2の伸縮性編地102用)
140 第1の型紙(第1の伸縮性編地104用)
F 足
Claims (3)
- 爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足首を露出するフットカバーであって、足底部、側辺部、踵部および足甲側の爪先を覆う爪先部で形成され、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、
前記フットカバーは、第1の伸縮性編地と第2の伸縮性編地とが接合されて形成され、
前記第1の伸縮性編地は、前記爪先部と、爪先側の開口部と、を構成し、
前記第2の伸縮性編地は、前記側辺部と、前記足底部と、前記踵部と、踵側の開口部と、を構成していることを特徴とするフットカバー。 - 前記第1の伸縮性編地と前記第2の伸縮性編地とは、前記第1の伸縮性編地と前記第2の伸縮性編地とを重なり合わせることなく伸縮性編地の周縁を突き合わせて、前記突き合わせた部分を跨いだ接着テープにより接合することにより縫い目を備えないで立体的な形状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフットカバー。
- 前記第1の伸縮性編地および前記第2の伸縮性編地は、それぞれ、所定の周縁形状を備えた平面状編地であって、
前記第1の伸縮性編地の周縁の少なくとも一部と前記第2の伸縮性編地の周縁の少なくとも一部とを前記周縁どうしを重なり合わせることなく突き合わせて、前記突き合わせた部分を跨いだ接着テープにより前記第1の伸縮性編地と前記第2の伸縮性編地とを接合することにより、前記足底部、前記側辺部および前記爪先部が形成され、
前記第2の伸縮性編地の一部の周縁どうしを重なり合わせることなく突き合わせて、前記突き合わせた部分を跨いだ接着テープにより前記第2の伸縮性編地を接合することにより、前記踵部が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のフットカバー。
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