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JP2019048280A - 浄化方法 - Google Patents

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JP2019048280A JP2017174846A JP2017174846A JP2019048280A JP 2019048280 A JP2019048280 A JP 2019048280A JP 2017174846 A JP2017174846 A JP 2017174846A JP 2017174846 A JP2017174846 A JP 2017174846A JP 2019048280 A JP2019048280 A JP 2019048280A
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Abstract

【課題】異なる深度にある汚染土壌を1つのプラントで浄化可能とする。【解決手段】1つのプラントから、第1指標剤が添加された注入液を、第1エリアにある第1汚染土壌と、第2エリアにある第2汚染土壌とへ注入する工程と、1つの前記プラントから、第2指標剤が添加された注入液を、前記第2エリアの前記第2汚染土壌と異なる深度にある第3汚染土壌と、前記第1エリアの前記第1汚染土壌と異なる深度にある第4汚染土壌とへ、又は前記第3汚染土壌と、第3エリアにある第5汚染土壌とへ注入する工程と、を有する浄化方法。【選択図】図1

Description

本発明は、汚染土壌を浄化する浄化方法に関する。
特許文献1には、微生物を利用して汚染土壌の浄化を行う土壌浄化方法が示されている。この土壌浄化方法では、微生物の栄養となる硝酸塩溶液を汚染土壌に注入するとともに、汚染土壌の地下水における硝酸濃度を測定することにより硝酸塩溶液の過不足を判断し、この判断結果に基づいて硝酸塩溶液の注入量を制御して汚染土壌の浄化を行う。
一方、浄化剤や活性剤と、蛍光塗料などの指標剤とが添加された注入液を汚染土壌に注入することにより汚染土壌の浄化を行う土壌浄化方法がある。この土壌浄化方法においては、浄化剤や活性剤と、指標剤とが添加された注入液を汚染土壌に注入するとともに、地下土壌の地下水における指標剤の濃度を測定することによって汚染土壌の地下水における浄化剤や活性剤の濃度を推定し、この推定に基づいて注入液の注入量を制御して汚染土壌の浄化を行う。
しかし、この土壌浄化方法を用いて、異なる深度にある汚染土壌の浄化を行う場合、異なる深度にある汚染土壌毎に浄化剤や活性剤の濃度管理を行わなければならないので、異なる深度にある汚染土壌毎に異なる種類の指標剤を使用しなければならない。そして、使用する指標剤の種類毎に、注入液を生成するプラントが必要となるので、多くの設備費用が掛かってしまう。
特開2005−305282号公報
本発明は係る事実を考慮し、異なる深度にある汚染土壌を1つのプラントで浄化可能とすることを課題とする。
第1態様の発明は、1つのプラントから、第1指標剤が添加された注入液を、第1エリアにある第1汚染土壌と、第2エリアにある第2汚染土壌とへ注入する工程と、1つの前記プラントから、第2指標剤が添加された注入液を、前記第2エリアの前記第2汚染土壌と異なる深度にある第3汚染土壌と、前記第1エリアの前記第1汚染土壌と異なる深度にある第4汚染土壌とへ、又は前記第3汚染土壌と、第3エリアにある第5汚染土壌とへ注入する工程と、を有する浄化方法である。
第1態様の発明では、異なる深度にある汚染土壌(第1〜第5汚染土壌)を1つのプラントで浄化可能とすることができる。
第2態様の発明は、第1態様の浄化方法において、前記第1指標剤が添加された注入液を注入した前記第1汚染土壌と前記第2汚染土壌との注入液の漬け置き期間に、前記第3汚染土壌と前記第4汚染土壌とへ、又は前記第3汚染土壌と前記第5汚染土壌とへ前記第2指標剤が添加された注入液を注入する。
第2態様の発明では、第1注入液を注入した第1汚染土壌と第2汚染土壌との注入液の漬け置き期間に、第3汚染土壌と第4汚染土壌とへ、又は第3汚染土壌と第5汚染土壌とへ第2注入液を注入することにより、プラントを効率よく稼働させることができる。
第3態様の発明は、1つのプラントから、第1指標剤が添加された注入液を、第1エリアにある第1汚染土壌と、第2エリアにある第2汚染土壌とへ注入する第1工程と、1つの前記プラントから、第2指標剤が添加された注入液を、前記第2エリアの前記第2汚染土壌と異なる深度にある第3汚染土壌と、第3エリアにある第5汚染土壌とへ注入する第2工程と、1つの前記プラントから、第3指標剤が添加された注入液を、前記第3エリアの前記第5汚染土壌と異なる深度にある第6汚染土壌と、前記第1エリアの前記第1汚染土壌と異なる深度にある第4汚染土壌とへ注入する第3工程と、を有する浄化方法である。
第3態様の発明では、異なる深度にある汚染土壌(第1〜第6汚染土壌)を1つのプラントで浄化可能とすることができる。また、第2工程が行われる期間を、第1工程で注入液を注入した第1汚染土壌と第2汚染土壌との注入液の漬け置き期間とし、第3工程が行われる期間を、第2工程で注入液を注入した第3汚染土壌と第5汚染土壌との注入液の漬け置き期間とすることにより、プラントを効率よく稼働させることができる。
本発明は上記構成としたので、異なる深度にある汚染土壌を1つのプラントで浄化可能とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る遮水壁を示す平面図である。 図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1実施形態に係る第1エリアと第2エリアを模式的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遮水壁を示す平面図である。 図9(a)、図9(b)及び図9(c)は、本発明の第2実施形態に係る第1エリアと第2エリアと第3エリアとを模式的に示す正面図である。 図10(a)及び図10(b)は、本発明の第1及び第2実施形態に係る注水井戸と揚水井戸とのバリエーションを示す正面断面図である。 図11(a)及び図11(b)は、本発明の第1及び第2実施形態に係る注水井戸と揚水井戸とのバリエーションを示す正面断面図である。 図12(a)及び図12(b)は、本発明の第1及び第2実施形態に係る観測井戸のバリエーションを示す正面断面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態の浄化方法では、図1の正面断面図、及び図2の正面断面図に示す汚染土壌浄化システム10によって、地盤12を区画して形成された2つのエリア(第1エリア14、第2エリア16)のそれぞれに異なる高さで存在する2箇所の汚染土壌(第1エリア14の第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、第2エリア16の第2汚染土壌38と第3汚染土壌40)を浄化する。
[汚染土壌浄化システムの全体構成]
汚染土壌浄化システム10は、地盤12に構築された、揚水井戸18A、18B、18C、18D、注水井戸20A、20B、20C、20D、観測井戸22A、22B、22C、22D及び遮水壁24と、地盤12の地表面108上に構築された、プラント26及び測定装置28A、28Bと、を有して構成されている。
プラント26は、注水井戸20Aから地盤12を通って揚水井戸18Aへ、注水井戸20Bから地盤12を通って揚水井戸18Bへ、注水井戸20Cから地盤12を通って揚水井戸18Cへ、又は注水井戸20Dから地盤12を通って揚水井戸18Dへ、地下水を循環させる。また、測定装置28Aは、観測井戸22A、22Bから採取された地下水を分析し、測定装置28Bは、観測井戸22C、22Dから採取された地下水を分析する。
[遮水壁]
遮水壁24は、図3の平面図に示すように、平面視にて、地盤12の浄化対象領域となる、隣り合って配置された第1エリア14と第2エリア16とを取り囲むように配置された鋼製矢板(シートパイル)からなる遮水壁24A、24B、24C、24D、24E、24F、24Gを有して構成されている(図3において、揚水井戸18A〜18D、注水井戸20A〜20D、観測井戸22A〜22D、及び測定装置28A、28Bは、不図示)。すなわち、第1エリア14を取り囲むように遮水壁24A、24D、24F、24Cが配置され、第2エリア16を取り囲むように遮水壁24B、24E、24G、24Dが配置されている。これによって、第1エリア14の内外間、及び第2エリア16の内外間での地下水の流れが遮断されている。
[汚染土壌]
地盤12は、地下水が流れる帯水層30、32、及び地下水が流れない不透水層34を備えている。帯水層30は、不透水層34の上方に位置する地盤12の上層部に形成され、帯水層32は、不透水層34の下方に位置する地盤12の下層部に形成されている。
第1エリア14の地盤12の浅い深度(帯水層30)には、第1汚染土壌36が存在し、第2エリア16の地盤12の深い深度(帯水層32)には、第2汚染土壌38が存在し、第2エリア16の地盤12の浅い、第2汚染土壌38と異なる深度(帯水層30)には、第3汚染土壌40が存在し、第1エリア14の地盤12の深い、第1汚染土壌36と異なる深度(帯水層32)には、第4汚染土壌42が存在する。
第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40及び第4汚染土壌42は、遮水壁24によって取り囲まれていることにより、汚染物質が第1エリア14及び第2エリア16の外側へ流出することが抑制されている。
第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40及び第4汚染土壌42は、地盤12のうち、汚染物質が基準値(例えば、汚染物質の種類毎に定められた値)以上含まれている部分である。「汚染物質」とは、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、シス−1,2−ジクロロエチレン、塩化ビニルモノマー、ベンゼン、六価クロム等の有機物、シアン等の無機化合物、及びガソリンや軽油等の鉱油類を含む概念である。
図1及び図2では、地下水位44、46を一点鎖線で図示しており、地盤12内での地下水の流れの向きを破線の矢印で図示している。なお、この地下水の流れは注水井戸20A、20B、20C、20Dから地盤12へ、浄化剤を含む注入液を注入し、更に揚水井戸18A、18B、18C、18Dから地下水を揚水することで発生する流れである。
[揚水井戸]
揚水井戸18A、18B、18C、18Dは、地盤12から地下水を揚水する揚水手段であり、揚水ポンプPにより帯水層30、32の地下水を吸い上げて、プラント26へ送る。図1及び図2において、揚水ポンプPは揚水井戸18A、18B、18C、18Dの外部に設置されているように描かれているが、これは構成を説明するためであり、揚水ポンプPは揚水井戸18A、18B、18C、18Dの内部に設置されている。
また、揚水井戸18Aは、第1汚染土壌36と遮水壁24Dとの間に配置されるとともに下端の深度が第1汚染土壌36の深度以下となるように地盤12に埋設され、揚水井戸18Dは、第2汚染土壌38と遮水壁24Eとの間に配置されるとともに下端の深度が第2汚染土壌38の深度以下となるように地盤12に埋設され、揚水井戸18Cは、第3汚染土壌40と遮水壁24Eとの間に配置されるとともに下端の深度が第3汚染土壌40の深度以下となるように地盤12に埋設され、揚水井戸18Bは、第4汚染土壌42と遮水壁24Dとの間に配置されるとともに下端の深度が第4汚染土壌42の深度以下となるように地盤12に埋設されている。
図1及び図2において、図示の便宜上、揚水井戸18A、18B、18C、18Dをそれぞれ1つ示しているが、揚水井戸18A、18B、18C、18Dの数や配置は、適宜決めればよい。
なお、揚水井戸18Aは第1汚染土壌36に、揚水井戸18Dは第2汚染土壌38に、揚水井戸18Cは第3汚染土壌40に、及び揚水井戸18Bは第4汚染土壌42に配置されていてもよい。また、揚水井戸18A、18B、18C、18Dによる揚水の具体的な方法は、従来の方法を用いればよい。
[注水井戸]
注水井戸20A、20B、20C、20Dは、プラント26で生成された注入液を地盤12に注入する注入手段であり、図示しないポンプ等により注入液を地盤12内へ送る。
また、注水井戸20Aは、第1汚染土壌36と遮水壁24Cとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第1汚染土壌36の深度以下となるように地盤12に埋設され、注水井戸20Dは、第2汚染土壌38と遮水壁24Dとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第2汚染土壌38の深度以下となるように地盤12に埋設され、注水井戸20Cは、第3汚染土壌40と遮水壁24Dとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第3汚染土壌40の深度以下となるように地盤12に埋設され、注水井戸20Bは、第4汚染土壌42と遮水壁24Cとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第4汚染土壌42の深度以下となるように地盤12に埋設されている。
図1及び図2において、図示の便宜上、注水井戸20A、20B、20C、20Dをそれぞれ1つ示しているが、注水井戸20A、20B、20C、20Dの数や配置は、適宜決めればよい。
なお、注水井戸20Aは第1汚染土壌36に、注水井戸20Dは第2汚染土壌38に、注水井戸20Cは第3汚染土壌40に、注水井戸20Bは第4汚染土壌42に配置されていてもよい。また、注水井戸20A、20B、20C、20Dによる注入の具体的な方法は、従来の方法を用いればよい。
[観測井戸]
観測井戸22A、22B、22C、22Dには各種センサー(不図示)が設置されており、これらのセンサーによって、地下水における浄化剤の濃度などを測定し、この測定値を、プラント26に備えられた制御部48に電気信号で伝達する。
また、観測井戸22A、22B、22C、22Dの内部には揚水ポンプ(不図示)が設置され、観測井戸22A、22B、22C、22Dから採取した地下水を地上に設置した測定装置28A、28Bへ揚水する。
図1及び図2において、図示の便宜上、観測井戸22A、22B、22C、22Dをそれぞれ1つ示しているが、観測井戸22A、22B、22C、22Dの数や配置は、適宜決めればよい。
[プラント]
プラント26は、揚水井戸18A、18B、18C、18Dから揚水された地下水を浄化し、浄化剤及び指標剤を添加して地盤12へ戻すための設備であり、水処理装置50、加温装置52、添加槽54及び制御部48を有して構成されている。
[水処理装置]
水処理装置50は、揚水井戸18A、18B、18C、18Dから揚水された地下水に空気を送り込み、揮発性汚染物質を揮発させて地下水を浄化する。
[加温装置]
加温装置52は、制御部48により温調されるヒーター(不図示)により、水処理装置50で浄化された地下水を加温する。加温装置52によって地下水を加温することにより、地盤12内で汚染物質を生物分解する分解微生物の増殖を促進したり、分解微生物の活性を上げたりすることができる。
[添加槽]
添加槽54は、水処理装置50により浄化された地下水に、浄化剤と指標剤(以下、「第1指標剤」とする)とを添加して第1注入液を生成する、又は浄化剤と指標剤(以下、「第2指標剤」とする)とを添加して第2注入液を生成する。具体的には、制御部48により制御された投入装置(不図示)から、添加槽54に貯留された地下水に、浄化剤と、第1指標剤又は第2指標剤とを添加し攪拌して第1注入液又は第2注入液を生成し、この第1注入液又は第2注入液を注水井戸20A、20B、20C、20Dから地盤12へ注入する。
なお、「浄化剤」とは、地盤12内で汚染物質を分解する物質のことであり、例として、汚染物質を生物分解するデハロコッコイデス、デハロサルファイド等の「分解微生物」や、汚染物質を化学分解する「化学分解剤」がある。化学分解剤の具体例としては、鉄系スラリー等の「還元剤」や、過酸化水素、加硫酸塩、フェントン試薬、過マンガン酸、過炭酸塩などの「酸化剤」が挙げられる。
汚染物質としてのテトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、塩化ビニルモノマー等の高分子量の有機汚染物質の浄化には「分解微生物」が好適であり、汚染物質としてのシス−1、2−ジクロロエチレン、六価クロム等の低分子量の有機汚染物質の浄化には「化学分解剤」が好適である。第1実施形態においては、浄化剤として分解微生物(デハロコッコイデス)を用いている。
また、「指標剤」とは、地盤12内で浄化剤と同様の挙動を示す物質であり、低濃度状態でも、大規模な設備を用いることなく、原位置で濃度の測定が容易な物質である。例として蛍光染料(エオシン、ウラニン、ローダミンなど)、ハロゲンイオン、放射性同位体などが挙げられる。第1実施形態では、第1指標剤を蛍光染料のエオシンとし、第2指標剤を蛍光染料のウラニンとしている。
ここで、「浄化剤と同様の挙動を示す」とは具体的に、地下水に対する指標剤の密度、粘性、吸着・分解特性などが浄化剤と同程度であることを示す。この「同程度」とは、完全に一致している場合のほか、試験により測定可能な程度の僅かな差が生じる程度を含む。
このため、指標剤(第1指標剤、第2指標剤)は、地盤12の地下水における浄化剤の濃度を推定するための物質(トレーサー)として用いられる。すなわち、指標剤の濃度を測定することで、地盤12の地下水における浄化剤の濃度を推定することができる。
[測定器]
図1及び図2に示すように、測定装置28A、28Bは、ヘッダー56A、56Bと、蛍光測定器58A、58Bとを含んで構成されている。
観測井戸22A、22B、22C、22Dの内部の地下水は、各井戸内部に設置された図示しない揚水ポンプにより所定の深度の水が揚水され、測定装置28A、28Bのヘッダー56A、56Bを介して蛍光測定器58A、58Bへ送られる。
ヘッダー56A、56Bは、複数の配管を1つにまとめるための集合配管部材であり、図示しない電磁弁やバルブを開閉することで、観測井戸22A、22B、22C、22Dのそれぞれから揚水された地下水のうち、どの地下水を蛍光測定器58A、58Bへ送るかを選択することができる。
蛍光測定器58A、58Bは、ヘッダー56A、56Bから送られてきた地下水に含まれる指標剤としての蛍光染料が発する光の強度を測定する。具体的には、光源装置から地下水に励起光を照射したときに、地下水に含まれる蛍光染料が発生する蛍光の光強度Cを測定する。
そして、蛍光染料の濃度を光強度Cの関数としてF(C)とし、係数をαとして、浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを式(1)により求める。係数αは、浄化剤(分解微生物)及び蛍光染料の吸着・分解試験をそれぞれ実施することで測定される吸着・分解特性の違いから導出する。なお、地下水に対する指標剤の吸着・分解特性は浄化剤と同程度としているが、このように係数αを算出できる程度の差は有していてもよい。

[制御部]
制御部48は、観測井戸22A、22B、22C、22D、注水井戸20A、20B、20C、20D、及び揚水井戸18A、18B、18C、18Dのそれぞれに設置されたセンサーによって測定された地下水位、地盤内温度、地下水における浄化剤の濃度などの情報を、電気信号として受信する。そして受信した情報に応じて、水処理装置50、加温装置52、添加槽54、揚水ポンプPを駆動制御する。
[測定方法]
第1実施形態の汚染土壌浄化システム10では、図1及び図2に示すように、まず添加槽54で、水処理装置50により浄化された地下水に、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と、第1指標剤としての蛍光染料(エオシン)を添加して、第1注入液を生成する。又は、水処理装置50により浄化された地下水に、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と、第2指標剤としての蛍光染料(ウラニン)を添加して、第2注入液を生成する。
ここで、注入液(第1注入液、第2注入液)における分解微生物の濃度と、指標剤(第1指標剤、第2指標剤)の濃度とを等しくする。
次に、添加槽54から注水井戸20A、20B、20C、20Dへ、注入液(第1注入液、第2注入液)が注入される。注水井戸20A、20B、20C、20Dへ注入された注入液(第1注入液、第2注入液)は、図1及び図2に示す揚水ポンプPが揚水井戸18A、18B、18C、18Dから地下水を揚水して地下水の水勾配を生成することで、目標とする速度で注水井戸20A、20B、20C、20Dから地盤12へ注入されて拡散し、汚染土壌(第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40、第4汚染土壌42)へ拡散する。
このとき、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と指標剤(第1指標剤、第2指標剤)とは、地下水に対する密度、粘性、吸着・分解特性などが浄化剤と同程度であるため、ほぼ等しいスピードで拡散する。
但し、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と指標剤(第1指標剤、第2指標剤)とは、吸着・分解特性に僅かな差異があるため、地盤12に拡散する過程で、地下水中における濃度に差が生じる。このため、浄化剤(分解微生物)の濃度は、先に述べた式(1)により求めた推定濃度Xとする。
次に、図1及び図2に示すように注水井戸20A、20B、20C、20Dから離れた場所に設けられた観測井戸22A、22B、22C、22Dの内部に備えられた揚水ポンプ(不図示)から観測井戸22A、22B、22C、22Dの内部の地下水を採取して、地下水が蛍光測定器58A、58Bへ送られる。そして、この蛍光測定器58A、58Bにより、指標剤(第1指標剤、第2指標剤)を構成する蛍光染料(エオシン、ウラニン)の光強度Cが測定され、指標剤(第1指標剤、第2指標剤)の濃度F(C)が算出される。これにより、先に説明した式(1)によって、浄化剤(分解微生物)の濃度を推定濃度Xとして求める。
[浄化方法]
図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態の浄化方法において、どの汚染土壌が浄化処理されているかをわかり易くするために、模式的に第1エリア14と第2エリア16とを示したものである。第1実施形態の浄化方法では、まず、第1工程において、図1及び図4(a)に示すように、1つのプラント26から、第1指標剤が添加された第1注入液を、注水井戸20A、20Dに注入し(矢印60、62)、第1エリア14にある第1汚染土壌36と、第2エリア16にある第2汚染土壌38とへ注入し拡散させる。
また、第1工程では、観測井戸22A、22Dの内部の地下水を採取して、測定装置28A、28Bへ送り、蛍光測定器58A、58Bにより、第1指標剤を構成する蛍光染料(エオシン)の光強度Cを測定する。さらに、測定された光強度Cから第1指標剤の濃度F(C)を算出し、この第1指標剤の濃度F(C)から浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを求める。そして、この浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xに基づいて、第1注入液の注水井戸20A、20Dへの注入量を制御して第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との浄化を行う。
すなわち、第1工程では、図4(a)に示すように、1つのプラント26から、第1指標剤が添加された第1注入液を、第1汚染土壌36と第2汚染土壌38とへ注入する。
次に、第2工程において、図2及び図4(b)に示すように、1つのプラント26から、第2指標剤が添加された第2注入液を、注水井戸20C、20Bに注入し(矢印66、64)、第2エリア16にある第3汚染土壌40と、第1エリア14にある第4汚染土壌42とへ注入し拡散させる。
また、第2工程では、観測井戸22C、22Bの内部の地下水を採取して、測定装置28B、28Aへ送り、蛍光測定器58B、58Aにより、第2指標剤を構成する蛍光染料(ウラニン)の光強度Cを測定する。さらに、測定された光強度Cから第2指標剤の濃度F(C)を算出し、この第2指標剤の濃度F(C)から浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを求める。そして、この浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xに基づいて、第2注入液の注水井戸20C、20Bへの注入量を制御して第3汚染土壌40と第4汚染土壌42との浄化を行う。
さらに、この第2工程は、第1工程において第1注入液が注入された、第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との第1注入液の漬け置き期間に行われる。図2及び図4(b)では、第1注入液が注入された以降の状態の第1汚染土壌36と第2汚染土壌38を、第1汚染土壌(36)と第2汚染土壌(38)としている。
すなわち、第2工程では、図4(b)に示すように、1つのプラント26から、第2指標剤が添加された第2注入液を、第3汚染土壌40と第2汚染土壌42とへ注入する。
[作用・効果]
第1実施形態の浄化方法では、図1及び図2に示すように、第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、及び第2汚染土壌38と第3汚染土壌40のように、異なる深度にある汚染土壌を1つのプラント26で浄化可能とすることができる。
また、第1実施形態の浄化方法では、第1注入液を注入した第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との第1注入液の漬け置き期間に、第3汚染土壌40と第4汚染土壌42とへ第2注入液を注入することにより、プラントを効率よく稼働させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、図5の正面断面図、図6の正面断面図、及び図7の正面断面図に示すように、地盤12を区画して形成された3つのエリア(第1エリア14、第2エリア16、第3エリア68)のそれぞれに異なる高さで存在する2箇所の汚染土壌(第1エリア14の第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、第2エリア16の第2汚染土壌38と第3汚染土壌40、第3エリア68の第5汚染土壌70と第6汚染土壌72)を浄化する。以降の説明において、第1実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に説明を適宜省略する。
[汚染土壌浄化システムの全体構成]
汚染土壌浄化システム74は、地盤12に構築された、揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18F、注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20F、観測井戸22A、22B、22C、22D、22E、22F及び遮水壁76と、地盤12の地表面108上に構築された、プラント26及び測定装置28A、28B、28Cと、を有して構成されている。
プラント26は、注水井戸20Aから地盤12を通って揚水井戸18Aへ、注水井戸20Bから地盤12を通って揚水井戸18Bへ、注水井戸20Cから地盤12を通って揚水井戸18Cへ、注水井戸20Dから地盤12を通って揚水井戸18Dへ、注水井戸20Eから地盤12を通って揚水井戸18Eへ、又は注水井戸20Fから地盤12を通って揚水井戸18Fへ、地下水を循環させる。また、測定装置28Cは、観測井戸22E、22Fから採取された地下水を分析する。
[遮水壁]
遮水壁76は、図8の平面図に示すように、平面視にて、地盤12の浄化対象領域となる、隣り合って配置された第1エリア14と第2エリア16と第3エリア68を取り囲むように配置された鋼製矢板(シートパイル)からなる遮水壁24A、24B、24C、24D、24E、24F、24G、24H、24I、24Jを有して構成されている(図8において、揚水井戸18A〜18F、注水井戸20A〜20F、観測井戸22A〜22F、及び測定装置28A〜28Cは、不図示)。すなわち、第1エリア14を取り囲むように遮水壁24A、24D、24F、24Cが配置され、第2エリア16を取り囲むように遮水壁24B、24E、24G、24Dが配置され、第3エリア68を取り囲むように遮水壁24H、24I、24J、24Eが配置されている。これによって、第1エリア14の内外間、第2エリア16の内外間、及び第3エリア68の内外間での地下水の流れが遮断されている。
[汚染土壌]
第3エリア68の地盤12の深い深度(帯水層32)には、第5汚染土壌70が存在し、第3エリア68の地盤12の浅い、第5汚染土壌70と異なる深度(帯水層30)には、第6汚染土壌72が存在する。
第5汚染土壌70及び第6汚染土壌72は、遮水壁76によって取り囲まれていることにより、汚染物質が第3エリア68の外側へ流出することが抑制されている。
第5汚染土壌70及び第6汚染土壌72は、地盤12のうち、汚染物質が基準値(例えば、汚染物質の種類毎に定められた値)以上含まれている部分である。
図5、図6及び図7では、地下水位44、46を一点鎖線で図示しており、地盤12内での地下水の流れの向きを破線の矢印で図示している。なお、この地下水の流れは注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fから地盤12へ、浄化剤を含む注入液を注入し、更に揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fから地下水を揚水することで発生する流れである。
[揚水井戸]
揚水井戸18E、18Fは、地盤12から地下水を揚水する揚水手段であり、揚水ポンプPにより帯水層30、32の地下水を吸い上げて、プラント26へ送る。図6及び図7において、揚水ポンプPは揚水井戸18E、18Fの外部に設置されているように描かれているが、これは構成を説明するためであり、揚水ポンプPは揚水井戸18E、18Fの内部に設置されている。
また、揚水井戸18Eは、第6汚染土壌72と遮水壁24Iとの間に配置されるとともに下端の深度が第6汚染土壌72の深度以下となるように地盤12に埋設され、揚水井戸18Fは、第5汚染土壌70と遮水壁24Iとの間に配置されるとともに下端の深度が第5汚染土壌70の深度以下となるように地盤12に埋設されている。
図5、図6及び図7において、図示の便宜上、揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fをそれぞれ1つ示しているが、揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fの数や配置は、適宜決めればよい。
なお、揚水井戸18Eは第6汚染土壌72に、揚水井戸18Fは第5汚染土壌70に配置されていてもよい。また、揚水井戸18E、18Fによる揚水の具体的な方法は、従来の方法を用いればよい。
[注水井戸]
注水井戸20E、20Fは、プラント26で生成された注入液を地盤12に注入する注入手段であり、図示しないポンプ等により注入液を地盤12内に送ることができる。
また、注水井戸20Eは、第6汚染土壌72と遮水壁24Eとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第6汚染土壌72の深度以下となるように地盤12に埋設され、注水井戸20Fは、第5汚染土壌70と遮水壁24Eとの間に配置された井戸であり、下端の深度が第5汚染土壌70の深度以下となるように地盤12に埋設されている。
図5、図6及び図7において、図示の便宜上、注水井戸20E、20Fをそれぞれ1つ示しているが、注水井戸20E、20Fの数や配置は、適宜決めればよい。
なお、注水井戸20Eは第6汚染土壌72に、注水井戸20Fは第5汚染土壌70に配置されていてもよい。また、注水井戸20E、20Fによる注入の具体的な方法は、従来の方法を用いればよい。
[観測井戸]
観測井戸22E、22Fには各種センサー(不図示)が設置されており、これらのセンサーによって、地下水における浄化剤の濃度などを測定し、この測定値を、プラント26に備えられた制御部48に電気信号で伝達する。
また、観測井戸22E、22Fの内部には揚水ポンプ(不図示)が設置され、観測井戸22E、22Fから採取した地下水を地上に設置した測定装置28Cへ揚水する。
図5、図6及び図7において、図示の便宜上、観測井戸22E、22Fをそれぞれ1つ示しているが、観測井戸22E、22Fの数や配置は、適宜決めればよい。
[プラント]
プラント26は、揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fから揚水された地下水を浄化し、浄化剤及び指標剤を添加して地盤12へ戻すための設備であり、水処理装置50、加温装置52、添加槽54及び制御部48を有して構成されている。
[水処理装置]
水処理装置50は、揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fから揚水された地下水に空気を送り込み、揮発性汚染物質を揮発させて地下水を浄化する。
[添加槽]
添加槽54は、水処理装置50により浄化された地下水に、浄化剤と第1指標剤とを添加して第1注入液を生成する、浄化剤と第2指標剤とを添加して第2注入液を生成する、又は浄化剤と指標剤(以下、「第3指標剤」とする)とを添加して第3注入液を生成する。具体的には、制御部48により制御された投入装置(不図示)から、添加槽54に貯留された地下水に、浄化剤と、第1指標剤、第2指標剤又は第3指標剤とを添加し攪拌して第1注入液、第2注入液又は第3注入液を生成し、この第1注入液、第2注入液又は第3注入液を注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fから地盤12へ注入する。第2実施形態においては、第1指標剤を蛍光染料のエオシンとし、第2指標剤を蛍光染料のウラニンとし、第3指標剤を蛍光染料のローダミンとしている。ローダミンは、地盤12内で浄化剤と同様の挙動を示す物質である。
[測定器]
図5、図6及び図7に示すように、測定装置28Cは、ヘッダー56Cと、蛍光測定器58Cとを含んで構成されている。
観測井戸22E、22Fの内部の地下水は、各井戸内部に設置された図示しない揚水ポンプにより所定の深度の水が揚水され、測定装置28Cのヘッダー56Cを介して蛍光測定器58Cへ送られる。
ヘッダー56Cは、複数の配管を1つにまとめるための集合配管部材であり、図示しない電磁弁やバルブを開閉することで、観測井戸22E、22Fのそれぞれから揚水された地下水のうち、どの地下水を蛍光測定器58Cへ送るかを選択することができる。
蛍光測定器58Cは、ヘッダー56Cから送られてきた地下水に含まれる指標剤としての蛍光染料が発する光の強度を測定する。具体的には、光源装置から地下水に励起光を照射したときに、地下水に含まれる蛍光染料が発生する蛍光の光強度Cを測定する。
そして、蛍光染料の濃度を光強度Cの関数としてF(C)とし、係数をαとして、浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを式(1)により求める。
[制御部]
制御部48は、観測井戸22E、22F、注水井戸20E、20F、及び揚水井戸18E、18Fのそれぞれに設置されたセンサーによって測定された地下水位、地盤内温度、地下水における浄化剤の濃度などの情報を、電気信号として受信する。そして受信した情報に応じて、水処理装置50、加温装置52、添加槽54、揚水ポンプPを駆動制御する。
[測定方法]
第2実施形態の汚染土壌浄化システム74では、図5、図6及び図7に示すように、まず添加槽54で、水処理装置50により浄化された地下水に、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と、第1指標剤としての蛍光染料(エオシン)を添加して、第1注入液を生成する、第2指標剤としての蛍光染料(ウラニン)を添加して、第2注入液を生成する、又は第3指標剤としての蛍光染料(ローダミン)を添加して、第3注入液を生成する。
ここで、注入液(第1注入液、第2注入液、第3注入液)における分解微生物の濃度と、指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)の濃度とを等しくする。
次に、添加槽54から注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fへ、注入液(第1注入液、第2注入液、第3注入液)が注入される。注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fへ注入された注入液(第1注入液、第2注入液、第3注入液)は、図5、図6及び図7に示す揚水ポンプPが揚水井戸18A、18B、18C、18D、18E、18Fから地下水を揚水して地下水の水勾配を生成することで、目標とする速度で注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fから地盤12へ注入されて拡散し、汚染土壌(第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40、第4汚染土壌42、第5汚染土壌70、第6汚染土壌72)へ拡散する。
このとき、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)とは、地下水に対する密度、粘性、吸着・分解特性などが同程度であるため、ほぼ等しいスピードで拡散する。
但し、浄化剤としての分解微生物(デハロコッコイデス)と指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)とは、吸着・分解特性に僅かな差異があるため、地盤12に拡散する過程で、地下水中における濃度に差が生じる。このため、浄化剤(分解微生物)の濃度は、式(1)により求めた推定濃度Xとする。
次に、図5、図6及び図7に示すように、注水井戸20A、20B、20C、20D、20E、20Fから離れた場所に設けられた観測井戸22A、22B、22C、22D、22E、22Fの内部に備えられた揚水ポンプ(不図示)から観測井戸22A、22B、22C、22D、22E、22Fの内部の地下水を採取して、地下水が蛍光測定器58A、58B、58Cへ送られる。そして、この蛍光測定器58A、58B、58Cにより、指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)を構成する蛍光染料(エオシン、ウラニン、ローダミン)の光強度Cが測定され、指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)の濃度F(C)が算出される。これにより、式(1)によって、浄化剤(分解微生物)の濃度を推定濃度Xとして求める。
[浄化方法]
図9(a)、図9(b)及び図9(c)は、第2実施形態の浄化方法において、どの汚染土壌が浄化処理されているかをわかり易くするために、模式的に第1エリア14と第2エリア16と第3エリア68を示したものである。第2実施形態の浄化方法では、まず、第1工程において、図5及び図9(a)に示すように、1つのプラント26から、第1指標剤が添加された第1注入液を、注水井戸20A、20Dに注入し(矢印78、80)、第1エリア14にある第1汚染土壌36と、第2エリア16にある第2汚染土壌38とへ注入し拡散させる。
また、第1工程では、観測井戸22A、22Dの内部の地下水を採取して、測定装置28A、28Bへ送り、蛍光測定器58A、58Bにより、第1指標剤を構成する蛍光染料(エオシン)の光強度Cを測定する。さらに、測定された光強度Cから第1指標剤の濃度F(C)を算出し、この第1指標剤の濃度F(C)から浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを求める。そして、この浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xに基づいて、第1注入液の注水井戸20A、20Dへの注入量を制御して第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との浄化を行う。
すなわち、第1工程では、図9(a)に示すように、1つのプラント26から、第1指標剤が添加された第1注入液を、第1汚染土壌36と第2汚染土壌38とへ注入する。
次に、第2工程において、図6及び図9(b)に示すように、1つのプラント26から、第2指標剤が添加された第2注入液を、注水井戸20C、20Fに注入し(矢印82、84)、第2エリア16にある第3汚染土壌40と、第3エリア68にある第5汚染土壌70とへ注入し拡散させる。
また、第2工程では、観測井戸22C、22Fの内部の地下水を採取して、測定装置28B、28Cへ送り、蛍光測定器58B、58Cにより、第2指標剤を構成する蛍光染料(ウラニン)の光強度Cを測定する。さらに、測定された光強度Cから第2指標剤の濃度F(C)を算出し、この第2指標剤の濃度F(C)から浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを求める。そして、この浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xに基づいて、第2注入液の注水井戸20C、20Fへの注入量を制御して第3汚染土壌40と第5汚染土壌70との浄化を行う。
さらに、この第2工程は、第1工程において第1注入液が注入された、第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との第1注入液の漬け置き期間に行われる。図6、図7、図9(b)及び図9(c)では、第1注入液が注入された以降の状態の第1汚染土壌36と第2汚染土壌38を、第1汚染土壌(36)と第2汚染土壌(38)としている。
すなわち、第2工程では、図9(b)に示すように、1つのプラント26から、第2指標剤が添加された第2注入液を、第3汚染土壌40と第5汚染土壌70とへ注入する。
次に、第3工程において、図7及び図9(c)に示すように、1つのプラント26から、第3指標剤が添加された第3注入液を、注水井戸20E、20Bに注入し(矢印86、88)、第3エリア68にある第6汚染土壌72と、第1エリア14にある第4汚染土壌42とへ注入し拡散させる。
また、第3工程では、観測井戸22E、22Bの内部の地下水を採取して、測定装置28C、28Aへ送り、蛍光測定器58C、58Aにより、第3指標剤を構成する蛍光染料(ローダミン)の光強度Cを測定する。さらに、測定された光強度Cから第3指標剤の濃度F(C)を算出し、この第3指標剤の濃度F(C)から浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xを求める。そして、この浄化剤(分解微生物)の推定濃度Xに基づいて、第3注入液の注水井戸20E、20Bへの注入量を制御して第6汚染土壌72と第4汚染土壌42との浄化を行う。
さらに、この第3工程は、第2工程において第2注入液が注入された、第3汚染土壌40と第5汚染土壌70との第2注入液の漬け置き期間に行われる。図7及び図9(c)では、第2注入液が注入された以降の状態の第3汚染土壌40と第5汚染土壌70を、第3汚染土壌(40)と第5汚染土壌(70)としている。
すなわち、第3工程では、図9(c)に示すように、1つのプラント26から、第3指標剤が添加された第3注入液を、第6汚染土壌72と第4汚染土壌42とへ注入する。
[作用・効果]
第2実施形態の浄化方法では、図5、図6及び図7に示すように、第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、第3汚染土壌40と第2汚染土壌38、及び第6汚染土壌72と第5汚染土壌70のように、異なる深度にある汚染土壌を1つのプラント26で浄化可能とすることができる。
また、第2実施形態の浄化方法では、第2工程が行われる期間を、第1工程で第1注入液を注入した第1汚染土壌36と第2汚染土壌38との第1注入液の漬け置き期間とし、第3工程が行われる期間を、第2工程で第2注入液を注入した第3汚染土壌40と第5汚染土壌70との第2注入液の漬け置き期間とすることにより、プラント26を効率よく稼働させることができる。
<変形例>
第1及び第2実施形態のバリエーションについて説明する。
第1及び第2実施形態では、図1、図2、図5、図6及び図7に示すように、水処理装置50により浄化された地下水に浄化剤と指標剤(第1指標剤、第2指標剤、第3指標剤)とを添加して生成した注入液(第1注入液、第2注入液、第3注入液)を汚染土壌(第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40、第4汚染土壌42、第5汚染土壌70、第6汚染土壌72)へ注入した例を示したが、汚染土壌(第1汚染土壌36、第2汚染土壌38、第3汚染土壌40、第4汚染土壌42、第5汚染土壌70、第6汚染土壌72)へ注入する注入液は、水処理装置50により浄化された地下水に活性剤と指標剤とを添加して生成してもよいし、水処理装置50により浄化された地下水に浄化剤と活性剤と指標剤とを添加して生成してもよい。
水処理装置50により浄化された地下水に活性剤と指標剤とを添加して注入液を生成する場合には、活性剤の濃度を推定するための指標剤を添加するようにし、水処理装置50により浄化された地下水に浄化剤と活性剤と指標剤とを添加して注入液を生成する場合には、浄化剤の濃度を推定するための指標剤と、活性剤の濃度を推定するための指標剤とを添加するようにする。
なお、「活性剤」とは、分解微生物の生物分解を活性化させる物質のことであり、酵母抽出物質、水素徐放剤(ポリ乳酸エステル)、高脂肪酸エステル、ラクトースなどが挙げられる。そして、これらの活性剤も、地下水に対する密度、粘性、吸着・分解特性などが指標剤と同程度であるため、第1及び第2実施形態における浄化剤と同様、指標剤を用いて濃度を推定することができる。
また、第1及び第2実施形態では、指標剤を蛍光染料のエオシン、ウラニン又はローダミンとした例を示したが、指標剤として他の蛍光染料を用いてもよいし、また、ハロゲンイオン、放射性同位体等を用いてもよい。
さらに、第1及び第2の実施形態では、第1エリア14、第2エリア16及び第3エリア68において、それぞれ2つの注水井戸(注水井戸20Aと注水井戸20B、注水井戸20Cと注水井戸20D、注水井戸20Eと注水井戸20F)、揚水井戸(揚水井戸18Aと揚水井戸18B、揚水井戸18Cと揚水井戸18D、揚水井戸18Eと揚水井戸18F)及び観測井戸(観測井戸22Aと観測井戸22B、観測井戸22Cと観測井戸22D、観測井戸22Eと観測井戸22F)を設けて、2つの汚染土壌(第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、第3汚染土壌40と第2汚染土壌38、第6汚染土壌72と第5汚染土壌70)の浄化を行なった例を示したが、第1エリア14、第2エリア16及び第3エリア68において、それぞれ1つの注水井戸、揚水井戸及び観測井戸を設けて、2つの汚染土壌(第1汚染土壌36と第4汚染土壌42、第3汚染土壌40と第2汚染土壌38、第6汚染土壌72と第5汚染土壌70)の浄化を行うようにしてもよい。
例えば、図10(a)の正面断面図、及び図11(a)の正面断面図に示すように、第1エリア14、第2エリア16及び第3エリア68において、1つの注水井戸90を設け、この注水井戸90に2つの井戸鋼管92A、92Bを配設するようにしてもよい。
不透水層34の深度に位置する注水井戸90内には、止水材層94が設けられている。また、井戸鋼管92Aは、先端部が止水材層94の上方へ位置するように配設され、井戸鋼管92Bは、先端部が止水材層94の下方へ位置するように配設されている。さらに、井戸鋼管92A、92Bの端部は、注入液の地盤12への注入が可能な有孔管となっている。
また、例えば、図10(b)の正面断面図、及び図11(b)の正面断面図に示すように、第1エリア14、第2エリア16及び第3エリア68において、1つの揚水井戸96を設け、この揚水井戸96に2つの揚水鋼管98A、98Bを配設するようにしてもよい。
不透水層34の深度に位置する揚水井戸96内には、止水材層100が設けられている。また、揚水鋼管98Aは、先端部が止水材層100の上方へ位置するように配置され、揚水鋼管98Bは、先端部が止水材層100の下方へ位置するように配置されている。さらに、揚水鋼管98A、98Bの端部は、地盤12からの地下水の揚水が可能な有孔管となっている。
さらに、例えば、図12(a)の正面断面図、及び図12(b)の正面断面図に示すように、第1エリア14、第2エリア16及び第3エリア68において、1つの観測井戸102を設け、この観測井戸102に2つの揚水鋼管104A、104Bを配設するようにしてもよい。
不透水層34の深度に位置する観測井戸102内には、止水材層106が設けられている。また、揚水鋼管104Aは、先端部が止水材層106の上方へ位置するように配置され、揚水鋼管104Bは、先端部が止水材層106の下方へ位置するように配置されている。さらに、揚水鋼管104A、104Bの端部は、地盤12からの地下水の揚水が可能な有孔管となっている。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
14 第1エリア
16 第2エリア
26 プラント
36 第1汚染土壌
38 第2汚染土壌
40 第3汚染土壌
42 第4汚染土壌
68 第3エリア
70 第5汚染土壌
72 第6汚染土壌

Claims (3)

  1. 1つのプラントから、第1指標剤が添加された注入液を、第1エリアにある第1汚染土壌と、第2エリアにある第2汚染土壌とへ注入する工程と、
    1つの前記プラントから、第2指標剤が添加された注入液を、前記第2エリアの前記第2汚染土壌と異なる深度にある第3汚染土壌と、前記第1エリアの前記第1汚染土壌と異なる深度にある第4汚染土壌とへ、又は前記第3汚染土壌と、第3エリアにある第5汚染土壌とへ注入する工程と、
    を有する浄化方法。
  2. 前記第1指標剤が添加された注入液を注入した前記第1汚染土壌と前記第2汚染土壌との注入液の漬け置き期間に、前記第3汚染土壌と前記第4汚染土壌とへ、又は前記第3汚染土壌と前記第5汚染土壌とへ前記第2指標剤が添加された注入液を注入する請求項1に記載の浄化方法。
  3. 1つのプラントから、第1指標剤が添加された注入液を、第1エリアにある第1汚染土壌と、第2エリアにある第2汚染土壌とへ注入する第1工程と、
    1つの前記プラントから、第2指標剤が添加された注入液を、前記第2エリアの前記第2汚染土壌と異なる深度にある第3汚染土壌と、第3エリアにある第5汚染土壌とへ注入する第2工程と、
    1つの前記プラントから、第3指標剤が添加された注入液を、前記第3エリアの前記第5汚染土壌と異なる深度にある第6汚染土壌と、前記第1エリアの前記第1汚染土壌と異なる深度にある第4汚染土壌とへ注入する第3工程と、
    を有する浄化方法。
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